2009年5月17日日曜日

ラ・シニョーラ、完全に押されながらも勝ち点1を拾う

Serie A Matchday 36 Juventus 2-2 Atalanta @ Olimpico di Torino
Juventus:Iaquinta 26,Zanetti 36
Atalanta:Cigarini 2,Pellegrino 44

Juventus 1/4 draw 17/4 Atalanta 12/1(William Hill)

ユベントスはビアンコネーロのファーストジャージ。システムは4-4-2。

Juventus (Serie A Matchday 36)

IaquintaAmauri
NedvedCamoranesi
ZanettiPoulsen
De CeglieGrygera
MellbergLegrottaglie
 Buffon 



ベンチメンバーはGKマニンガー、ゼビナ、アリアウド、チアゴ、マルキオンニ、トレゼゲデル・ピエロ

アタランタはネッラズッリのファーストジャージ。システムは4-2-3-1。

Atalanta (Serie A Matchday 36)
 Plasmati 
 Doni 
CerciDefendi
Parravicini Cigarini
Bellini Garics
ManfrediniCapelli
 Consigli  


ベンチメンバーはGKコロンビ、ペルーゾ、ジラゾーレ、ザザ、ペジェグリーノ、ヴィリャノーヴァ、ゴッビアディーニ。

プリマ・テンポ。ユベントスのキックオフ。

1分、アタランタ先制。右サイドでボールを受けたディフェンディがガリクスに戻してのクロス。プラスマーティが落とし、ドーニが戻して、チガリーニが右足でミドル。レグロッターリェに当たってコースが変わる不運もあってGKブッフォンは止めることができず。そのままレッテ。0-1。

何でもないティーロのはずだったが、ブッフォンは動けずそのままレッテ。レグロッターリェに当たってコースが変わったのだが、それにしても簡単に先制点を許してしまった。

14分、アタランタ。左サイドのチェルチからのクロス。プラスマーティが落とし、チガリーニが前線に浮き球を出すとドーニが抜け出すがGKブッフォンがセーブ。こぼれ球にプラスマーティが飛びこむがグリゲラが体を張ってクリア。

チガリーニのワンタッチプレーで一気に決定機を作られた。どうなっているのかかと思うほど簡単に裏を取られている。

21分、アタランタ。ゴール正面左遠目からのプニツィオーネ。チガリーニが直接狙うがGKブッフォンの正面。

今日はチガリーニのよさだけが目立っている。アタランタのプレーのほとんどは彼を経由しているし、彼からは効果的なパスが出ている。プニツィオーネの精度も高い。

24分、ユーベ。カモラネージのアンゴロ。ファーでヘッドを合わせたレグロッターリェのティーロはクロスバー。ポウルセンが詰めたが押しこめずバーの上。

レグロッターリェはジャストミートしたが、クロスバー。こぼれ球をポウルセンは押し込むだけだったが、クロスバーの上に浮かしてしまう。

25分、ユーベ同点。ネドベドからのカウンター。パスを受けたアマウリのキープから左サイドを駆け上がったネドベドにパス。ネドベドが深くえぐってのクロスにファーでヤクインタがヘッドを合わせてレッテ。1-1。

アマウリがDFを引きつけながらネドベドにパス。ネドベドがえぐってのクロスにGKコンシッリは飛び出し、ヤクインタが無人のゴールに流しこんだ。

27分、ユーベ。ネドベドのパスを受けて左サイドを駆け上がったデ・チェリエからのクロス。中央でアマウリがヘッドを合わせるがこれもクロスバー直撃。

この試合2回目のクロスバー。無観客のプレッシャーなのか、突き刺せばいいところをクロスバーに嫌われている。

33分、ユーベ。左サイドを駆け上がったデ・チェリエからのクロス。GKコンシッリが弾いたところにアマウリが詰めるが、コンシッリに体ごとブロックされてティーロを撃てず。

リゴーレかと一瞬動きが止まったのだが。アイロルディさんの笛は鳴らず。

36分、ユーベ勝ち越し。右サイドを駆け上がったカモラネージのクロス。アタランタが跳ね返したボールを拾ったザネッティがそのまま右足でミドル。クロスバーの下に当たってそのままレッテ。GKコンシッリは反応していたがあれはノーチャンス。2-1。

ユベントスが左右をワイドに使ってのクロスを放り込み、中央での勝負に持ちこみ、アタランタを圧倒しはじめている。カモラネージのクロスは跳ね返されたものの、ザネッティのスーパーミドルが決まった。今日初めてのI will survive。関係者なのか、少しは入っているようだ。

41分、アタランタ。ガリクスに代えてペジェグリーノを投入。

ガリクスの負傷による交代。

41分、アタランタ。チェルチのアンゴロ。ユーベが跳ね返したボールをチェルチが拾ってクロス。こぼれたところをパッラヴィチーニがティーロ。クロスバーの上。

セットプレーで完全に跳ね返せないつらさ。クリアするだけということができていない。

42分、アタランタ同点。チガリーニのアンゴロ。プラスマーティがニアですらし、ペジェグリーノがヘッドで決めてレッテ。2-2。

またもや、マークのずれが出てブッフォンが反応できないゴールを決められてしまった。ブッフォンは怒っていたがセットプレーでここまで弱いとね。

アディショナルタイムは2分。

このままプリマ・テンポは終了。2-2で折り返し。

ボールポゼッションはユーベ53.5%、アタランタ46.5%、ショッツオンゴールはユーベ2、アタランタ3、ショッツワイドはユーベ1、アタランタ1、ブロックドショッツはユーベ1、アタランタ0。

セコンド・テンポ。アタランタのキックオフ。

47分、アタランタ。左サイド高い位置からのプニツィオーネ。チガリーニがゴール前にあげたボールにプラスマーティがニアでヘッドを合わせるがクロスバーに阻まれる。

今度はクロスバーが守ってくれた。プラスマーティは完全にフリーだっただけに助かった。

50分、アタランタ。チガリーニのパスにフォリジョーコぎりぎりで抜けだしたチェルチがGKブッフォンと1対1になるがGKブッフォンがセーブ。

フォリジョーコと信じてユーベはチェルチの独走を許してしまい、ブッフォンが詰めてティーロを防ぐことに。こういう一発のパスに弱い。開幕からだけれども。

52分、アタランタ。右サイドからドリブル突破を仕掛けて中に切れ込んだチガリーニが左足でミドル。GKブッフォンが伸ばした右手の上を越えたがクロスバーに嫌われる。

チガリーニに誰もプレスに行けず。そのままフリーでミドルを撃たれるがまたもやクロスバーに救われる。

60分、アタランタ。ドーニの浮き球のパスをポウルセンがヘッドでバックパス。それがプラスマーティへのプレゼントパスになるがGKブッフォンが体を張ってセーブ。

ポウルセンの軽率なプレーで勝ち越し点を奪われるところだった。ブッフォンの出来はプリマ・テンポよりよくなった。

60分、ユーベ。アマウリに代えてデル・ピエロを投入。

アマウリはいいプレーはあったものの決めきれなかった。FWはやっぱり決めてこそ。

65分、アタランタ。ゴール正面左遠目からのプニツィオーネ。チガリーニが直接狙うがゴール左に外れる。

今日のチガリーニは手がつけられない。コントロールしなければ主導権はアタランタのままだ。

68分、ユーベ。ポウルセンからのパスをヤクインタが落とし、デル・ピエロがエリア内でドリブルを仕掛けて左足でGKコンシッリの頭を越そうとするが枠をとらえられず。

デル・ピエロのキープはよかったがクロスでよかったのではないか。ヤクインタの決定力は上がっているのだから。

69分、アタランタ。チェルチに代えてペルーゾを投入。

チェルチにはかなり手を焼かされた。右サイドのアタックが活性化していたし。

71分、ユーベ。ザネッティに代えてトレゼゲを投入。

ザネッティはスーパーミドルがあった。あれがなければもっと苦しんでいた。

72分、ユーベ。カモラネージのアンゴロ。アタランタが跳ね返したボールをネドベドが直接狙うがGKコンシッリがセーブ。

ネドベドのミドルはコンシッリの守備範囲内。強さもそれほどはなかった。

74分、ユーベ。ゴール正面左からのプニツィオーネ。デル・ピエロは壁に当てるが右サイドでグリゲラが拾い、逆サイドのネドベドへのサイドチェンジ。ネドベドのクロスにポウルセンがヘッドを合わせるが、GKコンシッリがセーブ。

ネドベドのクロスにニアでポウルセンが合わせるがコンシッリの正面。

77分、ユーベ。デ・チェリエに代えてゼビナを投入。

デ・チェリエはいいクロスをあげて決定機も作ったが。クロスバーに阻まれるなど運もなかった。

80分、アタランタ。ドーニのパスに抜けだしたプラスマーティがティーロ。GKブッフォンも触れなかったがまたもクロスバー。

3回目のクロスバー。何度も助けられている。ゲーム内容はアタランタのほうが上。

86分、ユーベ。ネドベドからのパスをエリア内で受けたデル・ピエロがバイシクルで狙うが大きく枠の上。

デル・ピエロがDFを背負いながらもティーロを撃つが枠に飛ばない。

88分、ユーベ。右サイドのカモラネージからのクロス。ファーでヤクインタが落とし、デル・ピエロが押し込もうとするがGKコンシッリがセーブ。

デル・ピエロがコースを狙ったのだが、それが裏目に。弾き出されてしまう。

90分、アタランタ。カペッリに代えてジラゾーレを投入。

カペッリは怪我のようだったが。

アディショナルタイムは4分。

ユーベはチャンスがあったものの決めきれず。このままタイムアップ。2-2のドロー。

ボールポゼッションはユーベ57.9%、アタランタ42.1%、ショッツオンゴールはユーベ2、アタランタ5、ショッツワイドはユーベ1、アタランタ2、ブロックドショッツはユーベ1、アタランタ0。

ポゼッションはユーベだったけれども、どう見てもデルネーリのアタランタのほうがいいサッカーをしていた。決定機もアタランタのほうが上。ミラン戦で見せたガッツはなにひとつ見せられず、勝利への執念もなく、ゴール前の混戦であたふたするところだけが目立った。

これでカンピオナートで7試合連続で勝ち星がなし。公式戦では8試合連続。4位のフィオレンティーナに勝ち点差1まで迫られた。

あと2試合とはいえ、このままではじり貧でしかない。思いきったこともやらなければ最低のことしか待っていない。

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