2010年9月30日木曜日

UEFA Champions League Matchday 2 29th September 2010

UEFA Champions League Matchday 2

Group A

Tottenham 4-1 Twente @ White Hart Lane, London
Tottenham:Van Der Vaart 47,Pavlyuchenko 50(p),64(p),Bale 85
Twente:Chadli 56

Tottenham beat Twente with second-half surge(uefa.com)

トータルショッツはトゥエンテが上回ったが決定力の差でトッテナムに凱歌が上がった。後半に入り、ファン・デル・ファールトが決めるとパヴリュチェンコの2本のPKで突き放し、ベイルのゴールでトドメを刺した。トゥエンテはシャドリのゴールで追いすがったが、届かず。勝ち点を積み上げることができなかった。

Internazionale 4-0 Bremen @ Stadio Giuseppe Meazza, Milan
Internazionale:Eto'o 21,27,81,Sneijder 34

Eto'o hat-trick eases Inter past Bremen(uefa.com)

インテルは4点とも同じようなかたち。エトーが最終ラインの裏に抜け出し、決定的なチャンスを作ってゴール。エトーではなくスナイデルが抜け出したゴールもあったがブレーメンは最後まで修正ができず。ヨーロッパチャンピオンのかたちにはまって、思った以上の大差がついた。ブレーメンは攻撃のチームで守備はあまり強くはないのだけど、修正はしたほうがいいかもしれないね。

Group B

Hapoel Tel-Aviv 1-3 Lyon @ Bloomfield Stadium, Tel Aviv
Hapoel Tel-Aviv:Enyeama 79(p)
Lyon:Bastos 7(p),36,Pjanić 90+4

Lyon hold off Hapoel thanks to Bastos double(uefa.com)

リーグ戦ではあまり調子があがらないリヨンだが、チャンピオンズリーグでは強さを発揮。ハポエルを圧倒して2連勝。グループリーグ突破に向けて前進している。バストスはPKとセットプレーからのミドルで2ゴール。1点差に追いすがられたアディショナルタイムにはピアニッチがゴールとリヨンのペースでの完勝だった。ハポエルはGKエニェアマがゴールを決めたのだけどね。

Schalke 2-0 Benfica @ Arena AufSchalke, Gelsenkirchen
Schalke:Farfán 73,Huntelaar 85

Farfán sets Schalke on road to relief(uefa.com)

内田がデビューとなったベンフィカ戦。ほぼ互角のゲームでどちらにもチャンスがあった。均衡を破ったのはファルファン。さらには新天地で生き返ったフンテラールが追加点をあげて、シャルケが貴重な勝ち点3をあげた。ベンフィカは前半のチャンスを生かせなかったのが痛かった。

Group C

Valencia 0-1 Manchester United @ Estadi de Mestalla, Valencia
Manchester United:Hernández 85

Hernández steals the points for United(uefa.com)

拮抗したゲーム。マンチェスター・ユナイテッドは相変わらず勝ち味が遅く、ルーニー不在が響いているかたち。バレンシアはチャンスがあったが決めきれず。ポゼッションもバレンシアで、このままドローが見え始めたときに、ワールドカップでも活躍したハビエル・エルナンデスがゴールを決めてユナイテッドに勝ち点3をもたらした。

Rangers 1-0 Bursaspor @ Ibrox Stadium, Glasgow
Rangers:Naismith 18

Rangers down Bursaspor thanks to Naismith strike(uefa.com)

ポゼッションは圧倒的にブルサスポル。しかし、カウンターとセットプレーで決定機を何度も作ったレンジャーズがネイスミスがあげたゴールを守りきり貴重な勝ち点3をあげた。ユナイテッドとのドローが効いている感じでトップタイに並んでいる。ブルサスポルはもう少し枠内シュートの意識をもったほうがいいかもしれない。

Group D

Rubin 1-1 Barcelona @ Centralni, Kazan
Rubin:Noboa 30(p)
Barcelona:Villa 60(p)

Rubin keep Barcelona at bay again(uefa.com)

ポゼッション75%を誇りながらショッツオンゴールはビジャのPKを含めて3本というのはバルセロナにとったは失態だろう。ロシアはやはり鬼門なのかもしれない。前半にペナルティで先制され、追いかけてもまったくシュートが枠に飛ばない。なんとかビジャのペナルティで追いついたが最後には危うく勝ち越しゴールを許しかけ、なんとか引き分けというバルセロナらしからぬ戦いだった。

Panathinaikos 0-2 København @ OAKA Spiros Louis Stadium, Athens
København:N'Doye 28,Vingaard 37

København beat Panathinaikos to claim top spot(uefa.com)

ショッツオンゴール2がすべてゴール。という効率のいいゲームメイクでコペンハーゲンがパナシナイコスを叩き2連勝。バルセロナを押さえてトップに立った。カウンターを強いられたコペンハーゲンだがGKツォルヴァスの不用意な飛び出しを見極めたエンドイェが無人のゴールに蹴り込み先制すると、さらにFKから追加点。パナシナイコスはジウベルト・シウヴァが2枚目のイエローで退場になって力尽きた。

2010年9月29日水曜日

UEFA Champions League Matchday 2 28th September 2010

UEFA Champions League Matchday 2

Group E

Basel 1-2 Bayern @ St. Jakob-Park, Basel
Basel:A. Frei 18
Bayern:Schweinsteiger 56(p),89

Schweinsteiger turns tables on Basel(uefa.com)

バーゼルはフレイの芸術的なゴールで先制。ポゼッションこそバイエルンに譲ったものの互角の勝負で勝ち点奪取にモチベーションが高かったし。しかし、ペナルティで流れが変わる。シュバインシュタイガーがPKを沈めると右サイドからのクロスをシュバインシュタイガーが沈めてバイエルンが2連勝を飾った。

Roma 2-1 CFR Cluj @ Stadio Olimpico, Rome
Roma:Mexès 69,Borriello 71
Cluj:Rada 78

Roma hold off CFR to exact revenge(uefa.com)

ポゼッションはローマ。ショッツオンゴールもローマ。しかし、試合は僅差だった。セットプレーからメクセスが一発決めると、ボッリエッロが難しい後ろからのロングフィードをボレーで沈めて2ゴール差。しかし、クルージュもセットプレーで1点を返し、まだまだわからない勝負となったが、ローマがなんとか逃げ切りに成功した。

Group F

Spartak Moskva 3-0 Žilina @ Luzhniki Stadion, Moscow
Spartak Moskva:Ari 34,61,Ibson 89

Ari strikes twice in Spartak success(uefa.com)

スパルタク・モスクワがジリナを圧倒。ポゼッションで上回るスパルタク・モスクワはアリのヘッドで先制すると後半に入っても攻撃の手を緩めず、2ゴールを追加。2連勝でチェルシーとの決戦に臨むこととなった。ジリナは主導権を奪われショッツオンゴールが0では手の打ちようがなかった。

Chelsea 2-0 Marseille @ Stamford Bridge, London
Chelsea:Terry 7,Anelka 28(p)

Chelsea ease to victory against Marseille(uefa.com)

ポゼッションもトータルショッツも互角。しかし、決定力でチェルシーがマルセイユを上回った。CKからテリーが技ありのゴールを決めるとアネルカがPKを沈めてリード。後半に入っても攻勢を緩めなかったチェルシーがマルセイユの反撃を抑えて零封。2連勝でスパルタク・モスクワとの首位決戦に向かうことになった。

Group G

Auxerre 0-1 Real Madrid @ Stade Abbé-Deschamps, Auxerre
Real Madrid:Di María 81

Di María strikes for Madrid(uefa.com)

レアル・マドリーは決定力不足なのか。決定的なシュートはオセールの体を張った守りに弾かれ、危うく先制点を奪われかけた。ポゼッションは圧倒的ながら、ゴールだけが決まらない。マドリーを救ったのはディ・マリアで終了間際にゴール。マドリーに2連勝をもたらした。

Ajax 1-1 Milan @ Amsterdam ArenA, Amsterdam
Ajax:El Hamdaoui 23
Milan:Ibrahimović 37

Ibrahimović helps Milan hold Ajax(uefa.com)

ポゼッションはアヤックスが握ったもののチャンスはミランのほうが多かった。前半の決定機だけでも三度。ものにしたのはハムダウィに先制点を奪われてからのカウンターでセードルフからのパスを受けたイブラヒモビッチが豪快に決めた一発だけ。後半にもチャンスがあったがアヤックスと引き分けるのが精一杯だった。

Group H

Partizan 1-3 Arsenal @ FK Partizan, Belgrade
Partizan:Cléo 33(p)
Arsenal:Arshavin 15,Shamakh 71,Squillaci 82

Late goals earn Arsenal the points at Partizan(uefa.com)7

アーセナルがアルシャビンのゴールで先制したが、パルチザンもクレオのPKで追いつく。アーセナルは圧倒的なポゼッションで攻め立てペナルティを奪うがアルシャビンが失敗。しかし、シャマク、スキラッチのゴールで突き放して2連勝。パルチザンもPKのチャンスがあったがファビアンスキに阻まれ追いつけなかった。

Braga 0-3 Shakhtar Donetsk @ Estádio Municipal de Braga, Braga
Shakhtar Donetsk:Luiz Adriano 56,72,Douglas Costa 90+2(p)

Luiz Adriano shines as Shakhtar defeat Braga(uefa.com)

ポゼッションはシャフタール・ドネツクだったがトータルショッツではブラガが上回った。しかし、決定力ではドネツクがはるかに上。同じようなかたちからルイス・アドリアーノが2ゴール。さらにドウグラス・コスタがきっちりペナルティを沈めて2連勝でアーセナルに挑戦することとなった。

2010年9月28日火曜日

デル・ネーリは守備の改善を強調!!

Del Neri still concerned about Juventus' defence(ESPN)

Juventus coach Luigi Del Neri hailed his team's attacking prowess but called for defensive improvements after Sunday night's 4-2 Serie A win over Cagliari.

Milos Krasic was the hero for Juve with a hat-trick while Leonardo Bonucci was also on target for the hosts. But Alessandro Matri scored twice for the visitors, making the Juve defence look worryingly disorganised each time.

"We must think that we did not do anything special but play one match at a time while trying to make the most of our characteristics,'' Del Neri told Juve's website. "In defence we still made too many mistakes and we must improve.

"The team produced many goalscoring opportunities and therefore we must look at the glass as half full. We are still deficient in defence but perhaps we are the team that produces most in the whole championship.''

Del Neri spoke in his pre-match press conference about Krasic's importance to the side, but does not want Juve to become a one-man team.

"I said we depend on Krasic, but perhaps I did not explain myself well,'' he said. "We want to depend on Juve and not on a single player. In order to be ambitious we need to become a team. Milos fits in well and is very important for us, but we still have to work hard.''

The victory was Juve's second so far this season and moved the Old Lady up to ninth in the Serie A standings on seven points - one point and two places better off than opponents Cagliari.


ユベントスカッリャリ戦で4ゴールと素晴らしい攻撃力を見せつけたが、マトリに二度ネットを揺らされるなどまだまだディフェンス面で課題があることをデル・ネーリ監督は認めている。

攻撃に関してもクラシッチの重要性は認めているものの、ユーベは彼ひとりのワンマンチームでないと強調。クラシッチもユーベはひとりのチームではないとコメントしている。

守備に関してはまだまだミスが多く、単純にクリアすべきところでミスをして拾われるということも多い。守備態勢が整っていても浮き球を通されたり、スルーパスに反応できなかったりと、スピードに対応できていない。

オフサイドをとりに行くために裏を取られるのか、それとも単純にスピード不足なのか。グリゲラを左に回しても攻撃力は落ちなかったが、守備がこれだけ崩壊すると次節のインテル戦が少し心配だ。

ヨーロッパリーグマンチェスター・シティ戦、カンピオナートのインテル戦と重要な試合が続く。デル・ネーリの試練は続きそうだ。

2010年9月27日月曜日

ラ・シニョーラ、クラシッチのトリプレッタの活躍でカッリャリを一蹴!!

Serie A Matchday 5 Juventus 4-2 Cagliari @ Olimpico di Torino
Juventus:Krasic 13,34,70,Bonucci 57
Cagliari:Matri 20, 81

Juventus 8/13 draw 13/5 Cagliari 5/1(William Hill)



ユベントスはビアンコネーロのファーストジャージ。システムは4-4-2。



ベンチメンバーはGKマニンガー、レグロッターリェ、シソコ、マルキジオ、マルティネス、デル・ピエロ、クアリャレッラ。

カッリャリは赤一色のセカンドジャージ。システムは4-3-1-2。



ベンチメンバーはGKペリッツォーリ、アリアウド、ピザーノ、マッリョッケッティ、ラネル、ラガツ、ネネ。

プリマ・テンポ。ユベントスのキックオフ。

3分、ユーベ。左サイドからのアタック。ペペ、アマウリとつないで、アクイラーニを経てクラシッチに。イアクインタにあててペペがティーロ。クロスバーの上。

左サイドでボールをキープ。アクイラーニからクラシッチに振ってエリア内のイアクインタにあててのペペのティーロ。クロスバーを越える。

4分、ユーベ。ペペのアンゴロ。リフレクトを拾って左サイドのペペに戻してのクロス。アマウリのヘッドにイアクインタが飛びこむがクロスバーの上。

ペペのアンゴロ。リフレクトを組み立て直してペペのクロスにアマウリがヘッド。イアクインタがコースを変えるが枠の上。

10分、カッリャリ。コッスのアンゴロ。リフレクトをネンゴランが狙うがクロスバーの上。

コッスのアンゴロからネンゴランがミドルを放つが大きく枠の上。

12分、ユーベ先制。右サイドエリア角付近からのプニツィオーネ。リナウドが放り込んだボール。リフレクトをクラシッチが右足で蹴り込みレッテ。1-0。I will surviveがスタジアムに流れる。

右サイドからのプニツィオーネ。アクイラーニが放り込んだボール。リフレクトをクラシッチが右足で豪快に蹴り込み先制。

19分、カッリャリ同点。ビオンディーニから左サイドのラッツァーリに振ってのクロス。ニアにマトリが飛びこんで右足で押し込んでレッテ。1-1。

ビオンディーニから左サイドのラッツァーリに振ってのクロス。ニアで抜け出したマトリが右足で押し込んで同点。

21分、ユーベ。アクイラーニからのパスを受けたアマウリが振り向き様にティーロ。GKアガッツィがセーブ。

アクイラーニのパスをエリア内で受けたアマウリがティーロ。アガッツィがセーブ。

27分、ユーベ。左サイドからのプニツィオーネ。ペペが放り込んだボールのリフレクトをクラシッチが放り込み、さらに跳ね返されたところをアクイラーニが狙うがGKアガッツィがキャッチ。

左サイドからのプニツィオーネ。ペペのボールは跳ね返され、クラシッチの浮き球も跳ね返されるがリフレクトをアクイラーニがミドル。アガッツィがキャッチ。

28分、カッリャリ。コッスのアンゴロ。ビオンディーニに戻してのミドルはクロスバーの上。

コッスのアンゴロ。ビオンディーニに戻してのミドル。クロスバーの上。

32分、ユーベ勝ち越し。左サイドのスローインからアマウリがキープ。ペペに落としてのクロスにファーサイドからクラシッチが飛びこみ、右足で押し込んでレッテ。2-1。今日2回目のI will surviveがスタジアムに流れる。

グリゲラのスローインをアマウリがキープ。ペペに落としてのクロスにファーサイドからクラシッチが飛びこみ右足で押し込んで勝ち越し。

35分、ユーベ。コッスへのファールでリナウドにカルテリーノ・ジャッロ。

コッスへのファールでリナウドにジャッロ。

37分、ユーベ。右サイドからのプニツィオーネ。リナウドが放り込んだボール。アマウリのポストプレーからアクイラーニがミドル。ゴール左に外れる。

リナウドが放り込んだボール。アマウリのポストからアクイラーニのミドル。枠をとらえられず。

39分、ユーベ。キエッリーニからのロングフィードに抜け出したイアクインタがティーロ。GKアガッツィがビッグセーブ。リフレクトをもう一度イアクインタが狙うがGKアガッツィがセーブ。

キエッリーニの一発のパスにイアクインタが抜け出してティーロ。アガッツィのビッグセーブに防がれる。

42分、カッリャリ。ゴール正面遠目からのプニツィオーネ。ラッツァーリが狙うがクロスバーの上。

ラッツァーリのプニツィオーネは大きく枠の上。

アディショナルタイムは1分。

プリマ・テンポはこのまま終了。2-1とユーベリードで折り返し。

ボールポゼッションはユーベ51.8%、カッリャリ48.2%、ショッツオンゴールはユーベ5、カッリャリ2、ショッツワイドはユーベ4、カッリャリ4、ブロックドショッツはユーベ0、カッリャリ0。

セコンダ・テンポ。カッリャリのキックオフ。

46分、カッリャリ。右サイドエリア角付近のプニツィオーネ。コッスが放り込んだボール。いったんすらしてファーでアストーリがヘッドで狙うがクロスバーの上。

コッスの精度の高いキック。すらしてのアストーリのヘッドはわずかに枠の外。

48分、ユーベ。右サイドからクラシッチとリナウドの崩し。クロスにフェリペ・メロがニアに飛びこむがティーロはわずかにゴール右に外れる。

リナウドのクロスにフェリペ・メロがニアであわせるが枠をとらえられず。

51分、ユーベ。アクイラーニのパスを受けたグリゲラが左サイドを突破。イアクインタにスイッチしてのティーロ。ゴール左に外れる。

左サイドの狭い地域でアクイラーニからのパスを受けたグリゲラが突破。エリア内でイアクインタに渡してのティーロ。ジャストミートできず。

55分、ユーベ追加点。ペペのアンゴロ。中央でアマウリが競ってこぼれたところ。ボヌッチが右足で押し込んでレッテ。3-1。今日3回目のI will surviveがスタジアムに流れる。

ペペのアンゴロ。速いボールにアマウリが競り勝ち。ボヌッチが右足で押し込み勝ち越し。最後はイアクインタの駄目押しで押し込んだ。

60分、ユーベ。右サイドのリナウドのスローイン。跳ね返されたところ、リナウドのクロス。アマウリがヘッドで競るがわずかにゴール右に外れる。

リナウドのクロスにアマウリがヘッドで競り勝つが枠をとらえられず。

61分、カッリャリ。コッスに代えてネネを投入。

コッスは精度の高いプニツィオーネを供給した。

63分、カッリャリ。左サイドのマトリから右サイドのネネにサイドチェンジ。ネネのクロスにフリーで抜け出したマトリが狙うがゴール右に外れる。

マトリからのパスからネネのクロス。マトリが長距離を走ってのティーロだったが枠をとらえられず。

64分、カッリャリ。ペリコに代えてピザーノを投入。

ペリコは攻撃参加はほとんどなかったが無難なプレーだった。

69分、ユーベ追加点。ペペのアンゴロ。こぼれたところクラシッチが拾って右足でのティーロ。相手DFにあたりコースが変わってレッテ。4-1。今日4回目のI will surviveがスタジアムに流れる。

ペペのアンゴロ。クリアを拾ったクラシッチがドリブルで切れ込み右足のティーロ。コースが変わりそのまま追加点。

70分、ユーベ。ユニフォームを脱いだクラシッチにカルテリーノ・ジャッロ。

トリプレッタにユニフォームを脱いでサポーターに喜びを表現したクラシッチにジャッロ。

71分、カッリャリ。アクアフレスカに代えてラネルを投入。

アクアフレスカは存在感なし。

74分、ユーベ。リナウドに代えてレグロッターリェを投入。

リナウドは攻撃参加は少なかったが守備で貢献。

76分、カッリャリ。右サイドのスローインからラネルが粘ってクロス。ニアでネネがあわせるがクロスバーの上。

ラネルのクロスにネネが競り勝つが枠をとらえられず。

77分、ユーベ。アクイラーニに代えてシソコを投入。

アクイラーニは広い視野で展開力を存分に発揮。

79分、ユーベ。イアクインタに代えてデル・ピエロを投入。

イアクインタは前線の起点として十分に活躍。

80分、カッリャリ反撃。右サイドをドリブルで突破したラッツァーリからのパスにニアでマトリが左足をあわせてGKストラーリを破ってレッテ。4-2。

ラッツァーリとマトリのコンビで2ゴール目。右サイドからのスルーパスに抜け出したマトリが左足でストラーリを破って反撃。ユーベはスルーパスに弱いな。

84分、ユーベ。故意のハンドでシソコにカルテリーノ・ジャッロ。

カッリャリのパスに思わず手を出したシソコにジャッロ。プレーが軽いな。

85分、カッリャリ。ゴール正面遠目からのプニツィオーネ。ネネが直接狙うがGKストラーリがセーブ。

ネネの強烈なティーロをストラーリが弾き出す。

87分、ユーベ。右サイドからのプニツィオーネ。デル・ピエロが遠い距離を直接狙うがGKアガッツィがキャッチ。

デル・ピエロが狙ったのか。伸びたボールはアガッツィがキャッチ。

アディショナルタイムは5分。

91分、ユーベ。アマウリが接触プレーで右足を痛めてピッチの外に。ユーベは10人に。

アマウリへのコンタクトはファールに見えたが。右足を痛めてピッチの外に。

ゲームはこのままタイムアップ。4-2でユーベの勝利。

ボールポゼッションはユーベ53.1%、カッリャリ46.9%、ショッツオンゴールはユーベ6、カッリャリ4、ショッツワイドはユーベ8、カッリャリ8、ブロックドショッツはユーベ1、カッリャリ0。

2010年9月26日日曜日

小さななでしこの冒険はランナアップで終わる!!

FIFA U-17 Women's World Cup Torinidad and Tobago 2010 Final Korea Republic 3-3 a.e.t. 5-4 PSO Japan @ Hasely Crawford Stadium
Korea Republic:Lee Jungeun 6,Kim Areum 45+1,Lee So Dam 79
Japan:Hikaru Naomoto 11,Yoko Tanaka 17,Chika Kato 57





Taeguk Ladies strike Caribbean gold(FIFA.com)

ペナルティ・シュートアウトでの敗戦は誰も責められない。ロベルト・バッジオも言っていたがペナルティ・シュートアウトで勝者を決めるのはあまりにも残酷だ。できるなら、韓国にも日本にもウイナーとしての栄誉を与えたい。

小さななでしこの冒険はトリニダード・トバゴで終わってしまったが、彼女たちのサッカーライフはまだ始まったばかり。ランナアップという悔しさを晴らす機会はいくらでもある。二度のリードを守れなかったけれども、経験を積んでトランジションを覚えていくもの。まだまだ伸び盛りの彼女たちはこれからもっと活躍してくれるはずだ。

世界にマラドーナのようだと言われた横山久美はシルバーボールとブロンズブーツを手に入れた。ウイナーだったらMVPは彼女のものだっただろう。彼女には技をさらに磨いて、世界を驚かせるゴールを量産してほしい。

男子と女子のサッカーは基本的に違うものだと思っているが、女子のサッカーでも素晴らしい感動を与えてくれた。ちいさななでしこたちには本当にありがとうと言いたい。

涙とスマイルと勇気を持ったなでしこに、頑張れのエールを。

2010年9月25日土曜日

名古屋、玉田のハットトリック、ケネディの2ゴールで清水に逆転勝ち!!

J League Division 1 Matchday 24 Shimizu 1-5 Nagoya @ Outsourcing Stadium Nihondaira
Shimizu:Edamura 47
Nagoya Tamada 50,62,71,Kennedy 58,83

Shimizu 7/5 draw 9/4 Nagoya 17/10(William Hill)

清水はオレンジ一色のファーストジャージ。システムは4-1-2-3。



ベンチメンバーはGK武田、児玉、辻尾、伊東、山本、枝村、原。

名古屋は白一色のセカンドジャージ。システムは4-1-2-3。



ベンチメンバーはGK高木、竹内、三都主アレサンドロ、小川、福島、杉本

前半。清水のキックオフ。

3分、名古屋。右サイドのこぼれ球から抜け出した中村直志のクロス。ケネディがニアであわせるがブロックが入ってCKに。

右サイドのボールの競り合いから中村直志が抜けてのクロス。ケネディがしっかり待ちかまえていたがブロックされる。

7分、清水。金崎へのファールで太田にイエローカード。

金崎への危険なタックルで太田にイエロー。

11分、清水。左サイドから太田のクロス。ニアで岡崎がヘッドをあわせるがゴール右に外れる。

太田のクロスに岡崎がダイビングヘッドで飛びこむがシュートはわずかにゴール右に。

17分、清水。左サイドからの太田のクロス。ダニルソンに当たってコースが変わり、ヨンセンにこぼれたところ。思いきったミドルを放つがクロスバーの上。

左サイドにこぼれたボール。太田のクロスをダニルソンがブロック。中盤でヨンセンが拾ってのミドルだったが枠をとらえられず。

19分、清水。左サイドからボスナー、兵働とつないでのスルーパス。ニアで岡崎がコースを変えるがGK楢崎がセーブ。

清水の縦への速い攻撃。兵働からのパスに抜け出した岡崎がシュートを撃つが楢崎がキャッチ。

20分、名古屋。ボスナーへのファールでケネディにイエローカード。

ボスナーへのファールでケネディにイエロー。ケネディは抗議をするが西村主審は取りあわず。

21分、名古屋。左サイドの阿部からのクロス。ケネディがヘッドをあわせるがGK西部がキャッチ。

阿部からのアーリークロス。ケネディがヘッドをあわせるがジャストミートできず。

24分、清水。藤本に代えて枝村を投入。

藤本は筋肉系の怪我か。負傷による交代。

32分、清水。ヨンセンのキープから枝村にあてて右サイドの平岡に振ってのクロス。ファーサイドで兵働が狙うがゴール右に外れる。

ヨンセンからの流れるようなパスで平岡のクロス。兵働がフリーで狙うが枠をとらえられず。

38分、清水。ゴール正面からのFK。小野が直接狙うが壁直撃。

ボスナーが狙う姿勢を見せながら小野が撃つが壁直撃。

44分、名古屋。ゴール正面からのFK。金崎が動かしてマギヌンが止めてダニルソンが狙うが宇宙開発。

ボールのポイントを動かして狙うがダニルソンのシュートは大きく枠の上。

アディショナルタイムは1分。

前半はこのまま終了。0-0で折り返し。

トータルショッツは清水7、名古屋5。

後半。名古屋のキックオフ。

47分、清水先制。枝村から兵働につないで左サイドの岡崎に振ってのクロス。ニアに飛びこんだ枝村が右足で押し込んでゴール。1-0。

清水のカウンター。枝村、兵藤とつないで岡崎へ。岡崎がドリブルでえぐってのクロスに枝村が飛びこんで先制。

49分、名古屋同点。マギヌンのCK。ダニルソンが競ったこぼれ球。玉田が左足で叩き込んでゴール。1-1。

マギヌンのCKからのこぼれ球。玉田が左足で叩き込んで同点。

50分、名古屋。右サイドの田中隼磨からのクロス。ファーサイドで闘莉王がヘッドをあわせるがクロスバーの上。

右サイドの田中隼磨に振ってのクロス。闘莉王のヘッドは枠の上。

52分、清水。ゴール正面遠目からのFK。ボスナーが強烈なシュートで狙うがクロスバーの上。

ボスナーがしっかり狙うが枠をとらえられず。

57分、名古屋逆転。マギヌンから右サイドの田中隼磨へ振ってのクロス。ファーサイドでケネディがヘッドで突き刺してゴール。1-2。

マギヌンからのパスを受けた田中隼磨のクロス。ファーサイドで飛びこんだケネディがヘッドで西部を破って逆転。

59分、清水。小野から右サイドの平岡に振ってのクロス。ファーサイドでオーバーラップしていた岩下がヘッドをあわせるがGK楢崎がビッグセーブでCKに。

岩下がオーバーラップ。小野から右サイドの平岡に振ってのクロスに岩下が飛びこむが楢崎がセーブ。

62分、名古屋追加点。右サイドから田中隼磨がカットイン。マギヌンが流して左サイドから飛びこんだ玉田が左足で蹴り込んでゴール。1-3。

右サイドでボールを受けた田中隼磨がカットイン。マギヌンにあてて落としたボール。玉田がフリーで撃ち抜き追加点。

64分、清水。ゴール正面遠目からのFK。ボスナーが壁の下を通して狙うがGK楢崎がキャッチ。

ボスナーが壁の下を狙うが壁に当たって弱くなり楢崎がキャッチ。

67分、清水。小野に代えて山本、平岡に代えて辻尾を投入。

小野は効果的なパスはあったが決定機を演出するまでにはいかず。平岡は積極的にサイドを駆け上がりチャンスを演出。

68分、清水。名古屋のカウンターで抜け出した金崎をファールで止めた岩下にレッドカード。

得点機会の阻止ということで岩下にレッド。

70分、名古屋追加点。ゴール正面からのFK。ダニルソンがまたいで玉田が左足でシュート。GK西部の手を弾いてポストの内側に当たってゴール。1-4。

玉田が左足で直接シュート。西部の手を弾くがポストに当たってそのままゴール。玉田はハットトリック。

71分、名古屋。金崎に代えて小川を投入。

金崎は積極的なドリブルでチャンスを演出。

74分、清水。山本からのパスを左サイドで受けた兵働からのクロス。ニアにヨンセンが飛びこむがゴール左に外れる。

兵働からのクロス。ヨンセンがダイビングヘッドで飛びこむが枠をとらえられず。

76分、名古屋。マギヌンのCK。ニアでケネディがすらしてファーにこぼれたところ。闘莉王が狙うがクロスバーの上。

マギヌンのCKからケネディがすらし、闘莉王が狙うが枠の上。

78分、名古屋。左サイドの阿部のパスを受けた小川が抜け出してのシュート。GK西部が弾いたところ、マギヌンが狙うが枠の上。

阿部のパスに小川がするすると抜け出すがシュートは西部がビッグセーブで防ぐ。

80分、清水。兵働から左サイドの山本に振ってのクロス。ヨンセンがファーで落として岡崎が狙うがGK楢崎がキャッチ。

山本のクロスにヨンセンが落として岡崎がドリブルしながら狙うが楢崎がキャッチ。

81分、名古屋。玉田のポストプレーから小川に落としてのシュート。クロスバーの上。

玉田がきっちりポストプレー。落として小川が狙うがクロスバーを越えていく。

82分、名古屋追加点。左サイドをダニルソンが突破してのクロス。マギヌンがためてケネディに落とし、ケネディが右足で蹴り込んでゴール。1-5。

ダニルソンの左サイドからの突破。マギヌンがていねいにおとして、ケネディがきっちり決めて追加点。

83分、名古屋。中村直志に代えて三都主を投入。

中村直志はゲームメイクに専念。展開力を見せた。

89分、名古屋。ケネディに代えて福島を投入。

ケネディはドッピエッタの活躍。福島は今シーズン初出場。

アディショナルタイムは3分。

90分、名古屋。左サイドの福島から玉田へのパス。エリア内でマギヌンにつないでのシュート。GK西部がビッグセーブでCKに。

玉田からのパスにフリーで飛びこんだマギヌンのシュート。西部がビッグセーブ。

ゲームはこのままタイムアップ。1-5で名古屋の勝利。

トータルショッツは清水15、名古屋17。

2010年9月24日金曜日

ラ・シニョーラ、猛攻もゴールに結びつかずパレルモに完敗!!

Serie A Matchday 4 Juventus 1-3 Palermo @ Olimpico di Torino
Juventus Iaquinta 86
Palermo:Pastore 2, Ilicic 52,Bovo 85

Juventus 4/6 draw 11/4 Palermo 4/1(William Hill)

ユベントスはビアンコネーロのファーストジャージ。システムは4-4-2。



ベンチメンバーはGKマニンガー、リナウド、レグロッターリェ、シソコ、アクイラーニ、イアクインタ
、アマウリ。

パレルモはロザネーロのファーストジャージ。システムは4-3-2-1。



ベンチメンバーはGKベヌッシ、ダルミアン、リゴーニ、カサミ、エルナンデス、ミッコリ、リヴェラーニ。

プリマ・テンポ。ユベントスのキックオフ。

1分、パレルモ先制。パストーレからのパスに抜け出したピニージャがティーロ。GKストラーリが弾いたところをパストーレが右足で押し込んでレッテ。0-1。

パレルモの一発のパス。抜け出したピニージャがティーロ。ストラーリが弾いたところに詰めたパストーレが押し込んで先制。

8分、ユーベ。フェリペ・メロから左サイドのペペに振り、グリゲラに出してのティーロ。惜しくもサイドネット。

パレルモの猛攻を耐えて、ユーベがポゼッションできるようになってきた。ペペのドリブル突破からグリゲラのクロスはサイドネット。

14分、ユーベ。ペペから右サイドのモッタに振ってのクロス。ファーサイドでペペが叩くが枠をとらえられず。

左サイドでボールを奪って右サイドに振ってのクロス。前線に走り込んだペペがあわせるがゴール前を横切っていく。

15分、ユーベ。ボヌッチからのフィード。クアリャレッラが落としたところ、デル・ピエロが狙うがゴール右に外れる。

ボヌッチからのフィード。前線で競って落としたところ、デル・ピエロが狙うが枠をとらえられず。

17分、パレルモ。クラシッチへのファールでボーヴォにカルテリーノ・ジャッロ。

クラシッチの突破を止めたボーヴォにジャッロ。

19分、ユーベ。ピニージャへのファールでマルキジオにカルテリーノ・ジャッロ。

ピニージャの突破をファールで止めたマルキジオにジャッロ。

23分、ユーベ。クリアボールを受けたクラシッチがドリブル突破。ゴール前まで持っていってのティーロもGKシリグががっちりキャッチ。

ユーベのカウンター。クラシッチがひとりでドリブル突破からのティーロをしかけるがティーロは弱くシリグを破れず。

34分、パレルモ。左サイドのバルザレッティからのパスを受けたパストーレがミドル。ブロックが入ってGKストラーリが押さえる。

右サイドから左サイドに振って中央のパストーレに戻してのティーロ。ストラーリが押さえる。

36分、パレルモ。イリチッチのパスに右サイドを抜け出しピニージャが抜け出してのティーロ。ゴール左に外れる。

ピニージャが一気に抜け出してそのままティーロ。ストラーリも届かず、だが、ゴール左に。

38分、ユーベ。左サイド高い位置からのプニツィオーネ。デル・ピエロが直接狙うがGKシリグがビッグセーブでアンゴロに。

デル・ピエロが強烈なティーロ。シリグがビッグセーブで弾き出す。

40分、パレルモ。パストーレのパスをピニージャが落とし、パストーレがティーロ。GKストラーリが完全に振られていたがティーロはポストに嫌われる。

パストーレのパスでの崩し。ピニージャが落とし、パストーレのティーロ。ポストに嫌われる。

42分、ユーベ。右サイドのペペからのパスを受けたデル・ピエロがミドル。GKシリグがまたもやビッグセーブでクロスバーに弾かれ、アンゴロに。

ペペからのパスを受けたデル・ピエロが思いきったミドル。シリグがビッグセーブで弾き出す。

プリマ・テンポはこのまま終了。0-1とパレルモリードで折り返し。

ボールポゼッションはユーベ58.2%、パレルモ41.9%、ショッツオンゴールはユーベ3、パレルモ4、ショッツワイドはユーベ5、パレルモ1、ブロックドショッツはユーベ4、パレルモ0。

45分、ユーベ。ペペに代えてイアクインタ、クアリャレッラに代えてアマウリを投入。

ペペはチャンスを作ったものの決定力を欠き、クアリャレッラはポストプレーの収まりが悪かった。

セコンド・テンポ。パレルモのキックオフ。

51分、パレルモ。デル・ピエロへのファールでバチノヴィッチにカルテリーノ・ジャッロ。

デル・ピエロへのファールでバチノヴィッチにジャッロ。

57分、パレルモ。イリチッチのアンゴロからのこぼれ球。イリチッチがつないで左サイドからバルザレッティがカットインしてのティーロ。GKストラーリがセーブしてアンゴロに。

イリチッチのアンゴロのクリアがイリチッチにこぼれ、バルザレッティに落とし、そのままドリブルで切り裂いてのティーロ。ストラーリがセーブ。

59分、ユーベ。デル・ピエロに代えてアクイラーニを投入。

デル・ピエロはフィットが今ひとつ。チャンスに決めきれなかった。

61分、パレルモ追加点。左サイドでボールをキープしたパストーレがカットインしてティーロ。GKストラーリが弾いたところ、右サイドで拾ったイリチッチが右足で突き刺してレッテ。0-2。

またもやパストーレにしてやられた。パストーレの突破を止められず、ティーロ。リフレクトをイリチッチに沈められた。

67分、パレルモ。ピニージャに代えてエルナンデスを投入。

ピニージャの負傷による交代。

67分、ユーベ。フェリペ・メロから右サイドのモッタに振ってのフィード。アマウリがヘッドをあわせるがGKシリグがキャッチ。

モッタのフィードにアマウリがどんぴしゃりであわせるがシリグを破れず。

71分、ユーベ。パスカットしたフェリペ・メロからのパスのパスを受けたクラシッチがティーロ。ゴール左に外れる。

フェリペ・メロが高い位置でパスカット。クラシッチにつないでのティーロも枠をとらえられず。

72分、ユーベ。フェリペ・メロから右サイドのクラシッチに振ってのクロス。ニアでアマウリがヘッドをあわせるがゴール右に外れる。

クラシッチのクロスにアマウリがヘッドをあわせるが枠をとらえられず。

76分、パレルモ。バチノヴィッチに代えてリゴーニを投入。

バチノヴィッチはアンカーとして活躍。

78分、ユーベ。マルキジオのアンゴロ。ファーサイドでアマウリがヘッド。GKシリグが弾いたところフェリペ・メロが叩くがクロスバーの上。

アマウリのヘッドはシリグがビッグセーブ。リフレクトをフェリペ・メロが叩くが枠をとらえられず。

84分、パレルモ追加点。ゴール正面遠目からのプニツィオーネ。ボーヴォが右足で直接叩き込んでレッテ。0-3。

ボーヴォが強烈なティーロを直接叩き込んで追加点。

86分、ユーベ追撃。右サイドでクラシッチからのパスを受けたモッタのクロス。ニアでイアクインタがヘッドをあわせてレッテ。1-3。

右サイドのクラシッチとモッタのコンビでのクロス。イアクインタがヘッドで叩いて追撃。

88分、パレルモ。キエッリーニへのファールでイリチッチにカルテリーノ・ジャッロ。

キエッリーニへのファールでイリチッチにジャッロ。

アディショナルタイムは4分。

91分、ユーベ。アマウリのキープからグリゲラに落としてのクロス。ファーサイドでクラシッチがヘッドをあわせるがわずかにゴール右に外れる。

グリゲラのクロスにファーサイドからクラシッチが飛びこむが枠をとらえられず。

93分、パレルモ。パストーレに代えてダルミアンを投入。

パストーレは1ゴール、1アシストの活躍。

93分、ユーベ。右サイドエリア角付近からのプニツィオーネ。マルキジオが放り込んだボールにキエッリーニがあわせるがクロスバーの上。

マルキジオのボールにキエッリーニはフリーであわせるがクロスバーの上。

ゲームはこのままタイムアップ。1-3でパレルモの勝利。

ボールポゼッションはユーベ57.9%、パレルモ42.1%、ショッツオンゴールはユーベ9、パレルモ8、ショッツワイドはユーベ11、パレルモ2、ブロックドショッツはユーベ7、パレルモ0。

2010年9月23日木曜日

なでしこ、横山久美のアメージングなゴールでファイナルへ!!

FIFA U-17 Women's World Cup Torinidad and Tobago 2010 Semi-finals Korea DPR 1-2 Japan @ Ato Boldon Stadium
Korea DPR:Kim Kum Jong 59
Japan:Hikari Takagi 69,Kumi Yokoyama 70



FIFA U-17女子ワールドカップ トリニダード・トバゴ 2010
準決勝(vs朝鮮民主主義人民共和国)マッチレポート
(日本サッカー協会)

アメージングプレーとして海外でも紹介された横山久美のドリブルからの逆転シュート。北朝鮮の選手にあれだけ囲まれながらボールを失わず、フィニッシュまで結びつけたテクニックとフィジカルは脅威的だ。

男子と女子を単純に比較することはできないが、男子なら間違いなくワールドクラスのプレー。優勝候補筆頭の北朝鮮相手に決めたのだから素晴らしい以外の言葉がない。

横山は途中出場で前半から積極的にドリブルをしかけていた。吉田弘監督の方針もあるのだろうが、高い位置でのドリブルは容認というか、問題なしということなんだろう。

男子の試合でもバイタルエリアでのドリブルは多くみられるようになったが、ゴールに結びつくと世界中から喝采を送られるという事実は、サッカーは攻めてこそ、ゴールを決めてこそだなって思う。

年代別のなでしこの活躍だけれども、日本のサッカーも少しずつ変わっているのだろうなとそう感じた一戦だったね。

ファイナルも頑張れ!!

2010年9月22日水曜日

アレは40までプレーしてすべてを勝ち取りたいと宣言!!

I Want To Play Until I Am 40 & Win Everything With Juventus - Alessandro Del Piero(Goal.com)

Alessandro Del Piero has pledged his allegiance to Juventus, and strongly feels he can play until he is 40.

Del Piero has seen plenty of changes over 17 years at the club, and he is ready to apply himself more with his lengthy list of proposals to hand.

"I want to play until I am 40 and win here. We cannot set ourselves limits," he told Il Corriere dello Sport.

"We have changed 10 players this year and it's an important step. The reconstruction is long and difficult. We have good quality players who have a will to do well."

And the Italian wants to see a return to the glory days when Juventus were familiar with Champions League and Scudetto trophies.

"Winning now means going back to the old levels and old objectives. Everything can happen," added Del Piero.

Despite several sides improving over the summer, Del Piero is aware Inter are still the touchstone with which to be measured.

"The game against Inter will show us where we will get to," he said.


ユベントスのカピターノ、アレッサンドロ・デル・ピエロCorriere dello Sportのインタビューに答え、ユベントスは今季選手を10人も入れ替え、再建をしている。難しいことだが、やがて常勝のクラブになるだろうと語っている。

ひとつの試金石として、インテル戦をあげ、勝利をあげることができるならユベントスはチャンピオンズリーグでもカンピオナートでもタイトルに手が届くだろうとも。

デル・ピエロ自身は「40までプレーしたい、そしてすべてのタイトルを勝ち取りたいね」と語り、まだまだ現役への強い意欲を見せている。

40までプレーするというのはデル・ピエロ自身の希望で、ユベントスが必要としてくれる限りという条件がつくのだけれど。

アレがいないユベントスというのもいつかはくるわけで、今を本当に楽しんでほしいね。

2010年9月21日火曜日

ユベントスはクラシッチのアシスト量産でよみがえる!!



Juventus Director Giuseppe Marotta Admits Milos Krasic Deal Was 'A Bargain'(Goal.com)

Juventus sporting director Giuseppe Marotta says that for the price the side paid, winger Milos Krasic was "a bargain".

The 25-year-old came across to the Bianconeri from CSKA Moscow for approximately €15 million, and is seen as a player for the future.

"He [Krasic] was a bargain. For what we paid, Krasic is a person for the present and the future," Marotta said to SkySport.

Marotta explained that the process behind certain transfers this summer was to build a champion team, and not a team of individual stars.

"There are two roads that can be taken on the market: you can get one or two stars, or you can try to find a group of players who are less important, but can gel to form a strong team.

"The latter is what we aimed for, and we shall do the same in the future," he concluded.


ミロシュ・クラシッチの活躍を見れば、ジュゼッペ・マロッタに改めて言われなくても、ユベントスにとってどれだけお買い得だったかはわかる。ゴールこそないものの、鋭い突破でアシストを量産。右サイドの崩しとしてなくてはならない存在になっている。右サイドが主戦場のペペを完全に左サイドに追いやっているほどだ。

ネドベドの再来と言われているが、もともとトレクァレティスタのネドベドと生粋のウインガーのクラシッチは違う。しかし、レジェンドとなる可能性があることでは類似点は多いだろう。

まだ25歳で今後10年は活躍してくれるはず。

スピード溢れる突破を見るとこれまでゴールを決められなかったことがばからしくなってくる。簡単になったわけではないが、クラシッチのおかげでずいぶん決定機は増えた。チャンスがあるなら、あとは決めるだけ。

フィニッシャーはクアリャレッラ、イアクインタ、アマウリとそろっている。デル・ピエロもいるしね。

ようやくユベントスが正しい道を歩み始めた。時間がかかったけれど、ようやくね。

2010年9月20日月曜日

ザックへの期待と不安と望むこと

日本代表新監督のアルベルト・ザッケローニが精力的にJリーグのゲームを視察しているという。
クラブの監督ばかりの歴任でセレクターとなる代表監督は初のザックだが、選手の選択肢が広いだけでやるべき仕事は大きく変わるわけではない。問題はザックの目指すサッカーにあった選手をどれだけ的確に選べるかというところにある。

と同時に、まとまった練習時間がとれないことはザックにとって初の体験であることも心配の種となる。セリエAは世界で一番華やかなリーグではなくなったが、今でも世界で一番難しいリーグと言われる。スペースを消し、ひとりひとりポジション別に役割が違ってくる。チームをコンパクトに保つために全員が戦術理論を理解する必要がある。

あの中田英寿も最後にはプランデッリの戦術理論が理解できず、イタリアを離れた事実を思うと、練習でタクティクスの理論をたたき込めないことをどう解決していくのか。

オシムは教師だったが、ザックもある意味教師とならなければならない。日本のサッカーはヨーロッパの組織力ともブラジルの個人技とも違う有袋類のような特殊な進化をしたサッカーだ。特性を潰す必要はないが、新たにモダンサッカーを注入していき、日本代表だけのサッカーで世界と戦えるようになるか。楽しみでもあり、不安でもある。

スカパー!で日本代表への提言を募集しているが、おそらく、ヨーロッパや南米のサッカーには正解はない。結果を残せば、正解ではあるが、もっと強い日本になるには真似ではなく、オリジナルをザックがどう打ち出していくか。

アルゼンチン戦、韓国戦では大敗でもかまわない。ただ、方向性はしっかり見せてほしいと思う。

2010年9月19日日曜日

ラ・シニョーラ、攻守が噛み合い4ゴールでウディネーゼを粉砕!!

Serie A Matchday 3 Udinese 0-4 Juventus @ Friuli
Juventus:Bonucci 18,Quagliarella 24,Marchisio 43,Iaquinta 77

Udinese 17/10 draw 11/5 Juventus 13/8(William Hill)

ウディネーゼはビアンコネーロのファーストジャージ。システムは3-4-3。



ベンチメンバーはGKベラルディ、アルメロ、ベナティア、クアドラード、ピンツィ、アブディ、コッラーディ。

ユベントスは白にイタリア国旗のセカンドジャージ。システムは4-4-2。



ベンチメンバーはGKマニンガー、フェッレーロ、レグロッターリェ、シソコ、アクイラーニ、イアクインタ、アマウリ。

プリマ・プンタ。ウディネーゼのキックオフ。

2分、ユーベ。右サイドからクラシッチがドリブルでカットイン。ティーロを撃つがGKハンダノヴィッチがセーブしてアンゴロに。

17分、ユーベ先制。右サイドエリア角付近からのプニツィオーネ。デル・ピエロが放り込んだボールをGKハンダノヴィッチがこぼしたところ、ボヌッチが右足で押し込んでゴール。0-1。

20分、ユーベ。クラシッチからパスを受けたデル・ピエロがミドル。GKハンダノヴィッチがビッグセーブでアンゴロに。

23分、ユーベ追加点。素早いリスタートから右サイドのクラシッチに振ってのクロス。ニアでクアリャレッラが右足のヒールであわせてゴール。0-2。

27分、ユーベ。デル・ピエロのアンゴロ。キエッリーニが戻してのクロスにボヌッチが飛びこむがGKハンダノヴィッチがビッグセーブでクリア。

28分、ユーベ。サンチェスへのファールでペペにカルテリーノ・ジャッロ。

34分、ユーベ。サンチェスへのファールでマルキジオにカルテリーノ・ジャッロ。

38分、ユーベ。左サイドのグリゲラのスローインからデル・ピエロがリターン。グリゲラがマーカーを振り切ってクロス。ニアで受けたクアリャレッラがティーロを撃つがゴール右に外れる。

40分、ユーベ。インラーへのファールでフェリペ・メロにカルテリーノ・ジャッロ。

42分、ユーベ追加点。フェリペ・メロのボール奪取からデル・ピエロがドリブルで持ち上がり、右サイドのクラシッチに振ってのクロス。ファーサイドに飛びこんだマルキジオが左足でボレーを決めてゴール。0-3。

アディショナルタイムは1分。

このままプリマ・テンポは終了。0-3とユーベリードで折り返し。

ボールポゼッションはウディネーゼ43.3%、ユーベ56.7%、ショッツオンゴールはウディネーゼ1、ユーベ6、ショッツワイドはウディネーゼ2、ユーベ2、ブロックドショッツはウディネーゼ0、ユーベ3。

45分、ウディネーゼ。イスラに代えてピンツィを投入。

セコンド・テンポ。ユーベのキックオフ。

51分、ユーベ。デル・ピエロに代えてイアクインタを投入。

60分、ユーベ。キエッリーニのフィードに抜け出したイアクインタがGKハンダノヴィッチをかわそうとするが、ハンダノヴィッチが勇気ある飛び出しでビッグセーブ。

62分、ユーベ。左サイドのペペが深くえぐってのクロス。ファーサイドでクアリャレッラがあわせるがジャストミートできず。

63分、ユーベ。GKストラーリからのフィードを受けたマルキジオがそのままティーロ。GKハンダノヴィッチがセーブ。

65分、ウディネーゼ。パスクワーレに代えてアルメロを投入。

69分、ウディネーゼ。サンチェスに代えてアブディを投入。

70分、ユーベ。フェリペ・メロに代えてシソコを投入。

75分、ユーベ。モッタに代えてレグロッターリェを投入。

76分、ユーベ追加点。左サイドのペペの持ち上がりからグリゲラに戻し、マルキジオにつないでイアクインタに。イアクインタが右足でミドルを決めてゴール。0-4。

77分、ユーベ。ユニフォームを脱いだイアクインタにカルテリーノ・ジャッロ。

アディショナルタイムは2分。

91分、ユーベ。左サイドをドリブルで上がったクアリャレッラがクロス。フリーでボールを受けたイアクインタがティーロ。GKハンダノヴィッチがビッグセーブ。

ゲームはこのままタイムアップ。0-4でユーベの勝利。

ボールポゼッションはウディネーゼ48.1%、ユーベ51.9%、ショッツオンゴールはウディネーゼ2、ユーベ8、ショッツワイドはウディネーゼ4、ユーベ5、ブロックドショッツはウディネーゼ1、ユーベ3。

ユーベは今季初勝利。ようやく攻守が噛み合ったゲームができたね。

勝利のサイクルを失ったユーベ!! 巻き直しはなるか!!

Juventus' Winning Cycle Finished A Long Time Ago - Ciro Ferrara(Goal.com)

Former Juventus coach Ciro Ferrara believes the club are in for a traumatic future, and it will take a long time to rebuild.

The Bianconeri have started at a gradient this term, and the struggle will only get steeper, says Ferrara, who was ousted in January.

"is the winning cycle finished? Unfortunately yes. The team that used to win in Italy and abroad belongs to the past now," he told Il Corriere dello Sport.

"And the reconstruction will take a long time. There needs to be understanding and people have to bow down to the normality that Juventus are not used to."

Ferrara is still without a job, but admitted he is looking around Europe.

"I wait with trust. I would like an experience abroad. I have studied [Roberto] Mancini, [Carlo] Ancelotti, [Sir Alex] Ferguson and [Gianfranco] Zola," he said.


ユベントスはもっとも苦しい時期にあるといっていい。バーリに破れ、サンプドリアレフには逆転しながら3失点でドローと以前なら考えられなかったことが起きている。

チーロ・フェッラーラは「ユベントスの勝利のサイクルは終わった? 残念だが認めなければならないだろうね」と凋落からの再建には時間がかかるとコメントしている。

一方、デル・ネーリは最初につまずきにはたいしたことではないとデル・ネーリは主張。1ゴールも奪えなかったバーリ戦に比べると攻撃は活性化している。問題は攻撃から守備へのトランジションで、カウンターに弱いという体質は変わっていないまま。

だが、前輪駆動型のチームとなってしまった以上、失点は覚悟しなければならない。もう少しだけ、見守っていく必要があるとしか、ファンの立場では言えない。

2010年9月17日金曜日

ラ・シニョーラ、2点差を逆転もアディショナルタイムに追いつかれ、痛恨のドロー!!

UEFA Europa League Group A Matchday 1 Juventus 3-3 Lech @ Olimpico di Torino
Juventus:Chiellini 45+2,50,Del Piero 68
Lech:Rudņevs 13(P),30,90+2

ユベントスはビアンコネーロのファーストジャージ。システムは4-4-2。



ベンチメンバーはGKストラーリ、モッタ、マルキジオ、ボヌッチ、ペペ、リナウド、ジアンネッティ。

レフは青、青、白のファーストジャージ。システムは4-2-3-1。



ベンチメンバーはGKビエシュチャド、ガンツァルチク、ヴィルク、ドリガス、ヴィフニャレク、ボサツキ、ツィバンバ。

ファーストハーフ。ユベントスのキックオフ。

8分、ユーベ。左サイド高い位置からのFK。デル・ピエロが直接狙うがGKコトロフスキがパンチングでクリア。

10分、ユーベ。右サイドからのFK。イアクインタがファーサイドで競るがクリアされてCKに。

11分、ユーベ。左サイドからのデ・チェリエのクロス。ニアでデル・ピエロがあわせるがGKコトロフスキがビッグセーブでクリア。

12分、ユーベ。エリア内でペシュコをフェリペ・メロが倒してしまい、PK。

13分、レフ先制。PK。ルドネフスが右足でGKマニンガーを破ってゴール。0-1。

22分、ユーベ。左サイドのランツァファーメからイアクインタへのフィード。足元におさめたイアクインタがシュートを撃つがGKコトロフスキがセーブ。

24分、ユーベ。左サイド遠目からのFK。デル・ピエロが直接狙うがゴール左に外れる。

28分、レフ。クリヴェツからのパスを受けた右サイドのキクトがカットインしてシュートを撃つがGKマニンガーがキャッチ。

29分、レフ追加点。左サイドを抜けだしたシュティリッチがエリア内に侵入してクロス。ルドネフスが落としてクリヴェツのシュートがこぼれ、シュティリッチのシュートをGKマニンガーが弾いたところ、左足でルドネフスが左足で押し込んでゴール。0-2。

34分、ユーベ。デル・ピエロのパスを受けたイアクインタが落とし、ランツァファーメがシュート。こぼれ球をランツァファーメが拾ってクロスを送るがイアクインタにはあわず。

35分、ユーベ。イニャツへのファールでシソコにイエローカード。

38分、レフ。フェリペ・メロのカウンターをファールで止めたアルボレダにイエローカード。

42分、ユーベ。デ・チェリエのスローインに抜けだしたランツァファーメのクロス。リフレクトをデ・チェリエが拾ってのクロス。デル・ピエロが落としてシソコが狙うがゴール左に外れる。

44分、ユーベ。デ・チェリエに代えてモッタを投入。グリゲラを左サイドに。

アディショナルタイムは1分。

46分、ユーベ追撃。左サイドからのFK。デル・ピエロが放り込んだボール。GKコトロフスキがこぼしたところ、キエッリーニが頭で押し込んでゴール。1-2。スタジアムにI Will Surviveが流れる。

ファーストハーフはこのまま終了。1-2とレフがリードで折り返し。

ショッツオンゴールはユーベ4、レフ3、ショッツワイドはユーベ6、レフ11。

セカンドハーフ。レフのキックオフ。

49分、ユーベ同点。デル・ピエロのCK。GKコトロフスキが触ったこぼれ球をキエッリーニが左足で押し込みゴール。2-2。スタジアムに2回目のI Will Surviveが流れる。

52分、ユーベ。右サイドからのFK。デル・ピエロが放り込んだボール。ファーサイドでシソコがヘッドで叩くがクロスバーの上。

54分、ユーベ。ランツァファーメに代えてペペを投入。

60分、ユーベ。GKマニンガーのフィード。デル・ピエロが落としてイアクインタがつないで右サイドからクラシッチがカットイン。シュートを撃つがGKコトロフスキがセーブ。

61分、ユーベ。右サイドエリア角付近からのFK。デル・ピエロが放り込んだボールにファーサイドでイアクインタがあわせるがGKコトロフスキの正面。

64分、レフ。モッタへのファールでペシュコにイエローカード。

65分、ユーベ。ゴール正面やや右からのFK。デル・ピエロが直接狙うがGKコトロフスキが弾いてCKに。

66分、ユーベ。デル・ピエロのCK。中央でシソコがヘッドをあわせるがゴール右に外れる。

67分、ユーベ逆転。中盤でボールを持ったデル・ピエロが中央から持ちこみ左足でミドル。GKコトロフスキを破ってゴール。3-2。スタジアムに3回目のI Will Surviveが流れる。

71分、ユーベ。デル・ピエロのCK。左サイドまで抜けたところ、フェリペ・メロがグリゲラに落としてのクロス。ファーサイドでクラシッチが受けてシュートを撃つがGKコトロフスキがキャッチ。

72分、レフ。ペシュコに代えてヴィフニャレクを投入。

77分、レフ。デル・ピエロへのファールでクリヴェツにイエローカード。

78分、ユーベ。イアクインタに代えてマルキジオを投入。

79分、レフ。シュティリッチに代えてツィバンバを投入。

80分、レフ。キクトに代えてヴィルクを投入。

82分、レフ。左サイドを突破したツィバンバからのクロス。ファーサイドでルドネフスがヘッドで飛びこむがクロスバーの上。

88分、ユーベ。グリゲラのスローインからペペが抜けだしカットイン。シュートを撃つがGKコトロフスキがキャッチ。

アディショナルタイムは3分。

91分、ユーベ。カウンター。クラシッチからデル・ピエロ。さらにクラシッチとつないでフリーでシュート。GKコトロフスキがセーブ。

91分、レフ。右サイドからカットインしたルドネフスが左足でミドル。GKマニンガーを破ってゴール。3-3。

ゲームはこのままタイムアップ。3-3のドロー。

ショッツオンゴールはユーベ12、レフ4、ショッツオンゴールはユーベ10、レフ21。

2010年9月16日木曜日

UEFA Champions League Matchday 1 15th September 2010

UEFA Champions League Matchday 1

Group E

Bayern 2-0 Roma @ Fußball Arena München - Munich
Bayern:Müller 79,Klose 83

Klose and Müller get Bayern going(uefa.com)

バイエルンが圧倒的なポゼッションでローマを圧倒。ローマも固い守りとカウンターで対抗したものの、79分にゴールを割られると続けて失点。スペースを消しても簡単に入り込むバイエルンのサッカーは強烈だ。イタリアのサッカーは時代遅れになりつつあるのかもしれない。ローマはカンピオナートの大敗が響いていたこともあるのだろうが、この結果では望みが薄い。立て直しには時間がかかるかもしれない。

CFR Cluj 2-1 Basel @ Stadionul Dr Constantin Rădulescu - Cluj-Napoca
CFR Cluj:Rada 9,Traoré 12
Basel:Stocker 45+2'

Culio the secret to CFR's success(uefa.com)

バーゼルがクルージュをポゼッションで圧倒したが、クルージュはクリオのアシスト2発で奪ったゴールを守りきり、貴重な勝ち点3を手に入れた。バーゼルはセットプレーから1点を返したものの、最後までクルージュのゴールをこじあけることができず、同点への道は遠かった。

Group F

Marseille 0-1 Spartak Moskva @ Stade Vélodrome - Marseille
Spartak Moskva:Azpilicueta 81(o.g.)

Spartak sucker punch downs Marseille(uefa.com)

試合をずっと支配していたのはマルセイユ。しかし、スパルタク・モスクワのGKジカンがビッグセーブ連発でゴールを許さない。逆にスパルタク・モスクワの終盤の攻撃にアスピリクエタがバックパスでクリアしようとしてそのままゴールという悲劇でマルセイユはホームで星を落とすことになった。

Žilina 1-4 Chelsea @ Štadión MŠK Žilina - Zilina
Žilina:Oravec 55
Chelsea:Essien 13,Anelka 24,28,Sturridge 48

Anelka leads Chelsea procession in Zilina(uefa.com)

ジリナはチェルシーを相手に勇敢に攻撃的に戦ったが、ゴールを積み上げたのはチェルシーだった。エッシェンのゴールで口火を切るとアネルカが連続ゴール。スタリッジのゴールで駄目を押した。ジリナはチェルシーのクリアミスから1ゴールを返したものの、チェルシーを追いつめることはできなかった。

Group G

Real Madrid 2-0 Ajax @ Estadio Santiago Bernabéu - Madrid
Real Madrid:Anita 31(o.g.),Higuaín 73

Mourinho's Madrid make solid start with Ajax win(uefa.com)

モウリーニョが作り上げたレアル・マドリーはまだ発展途上。とはいえ、アヤックス相手にシュート33本は強力だった。アヤックスはバーに弾かれたシュートが入っていればまた別の展開だったのだろうが、アニータのオウンゴールとポジション取りのいいイグアインのゴールでアヤックスを突き放し、ベスト16の壁を破るべく好スタートを切った。

Milan 2-0 Auxerre @ Stadio Giuseppe Meazza - Milan
Milan:Ibrahimović 66,69

Ibrahimović helps Milan past Auxerre(uefa.com)

ポゼッションはミランだったもののオセールにもチャンスはあった。ミランはロナウジーニョのパスからイブラヒモビッチが2ゴールでリードを奪い、カンピオナートでの敗戦を振り切ったかたち。オセールはチャンスを生かせず、厳しいグループでの黒星スタートとなった。

Group H

Arsenal 6-0 Braga @ Arsenal Stadium - London
Arsenal:Fàbregas 9(p),53,Arshavin 30,Chamakh 34,Vela 69,84

Fàbregas lights up Arsenal's night(uefa.com)7

セスクがペナルティでゴールを奪ったのが、アーセナルのゴールショーの幕開けだった。ポゼッションではやや有利という程度だったが、8本のショッツオンゴールのうち6本をゴールに結びつける効率のよさでブラガを圧倒。悲願のビッグイヤーに向けて素晴らしいスタートを切った。

Shakhtar Donetsk 1-0 Partizan @ Donbass Arena - Donetsk
Shakhtar Donetsk:Srna 71

Nervy Shakhtar survive late onslaught(uefa.com)

猛攻を仕掛けたシャフタール・ドネツクがスルナのFK一閃でパルチザンを振り切り、勝ち点3をゲット。アーセナルに続く2位争いで有利なポジションをとった。パルチザンも何度か攻撃のチャンスはあったものの経験の差か、シャフタールのゴールを破ることはできなかった。

2010年9月15日水曜日

UEFA Champions League Matchday 1 14th September 2010

UEFA Champions League Matchday 1

Group A

Twente 2-2 Internazionale @ FC Twente Stadion - Enschede
Twente:Janssen 20,Milito 30(o.g.)
Internazionale:Sneijder 13,Eto'o 41

Twente push champions Inter to the limit(uefa.com)

オランダチャンピオンとイタリアチャンピオンの激突。インテルはディフェンディングチャンピオンでもある。しかし、追いつめられたのはインテルのほう。監督が代わって戦術の戸惑いがあるわけじゃないだろうけれども。後手に回る部分も多かった。トゥエンテはもう少しで金星だったのにね。ポゼッションこそインテルに譲ったけれど互角に戦えるということで厳しいグループを勝ち抜ける自信がついたかもしれないね。

Bremen 2-2 Tottenham @ Weserstadion - Bremen
Bremen:Hugo Almeida 43,Marin 47
Tottenham:Pasanen 12(o.g.),Crouch 18

Bremen bounce back to check Tottenham(uefa.com)

ポゼッションはほぼ互角。積極的にシュートを撃っていったのはブレーメン。だが、先制点はトッテナムに入り、追加点もトッテナム。ゲームをコントロールすればアウェイfで勝ち点3だったが、ブレーメンはあきらめておらず、前半終了間際に1点を返すと後半始まってすぐに同点として、勝ち点1を奪い取った。厳しいグループを象徴するかのような激しい試合だったね。

Group B

Lyon 1-0 Schalke @ Stade de Gerland - Lyon
Lyon:Bastos 21

Bastos goal helps Lyon past Schalke(uefa.com)

リヨンホームということもあってから、リヨンの一方的なペース。シャルケは抵抗しようとするが、ポゼッションを完全に握られ、攻撃のかたちを作ることができない。リヨンはバストスの幸運なゴールで先制すると一気に攻め立てたが追加点を奪えず。勝ち点3は確保したもののもっとゴールが奪えたはずのゲームで持ち足りない試合になってしまった。

Benfica 2-0 Hapoel Tel-Aviv FC @ Estádio do SL Benfica - Lisbon
SL Benfica:Luisão 21,Óscar Cardozo 68

Benfica break Hapoel resistance in Lisbon(uefa.com)

ポゼッションこそハポエルだったけれども、攻撃は圧倒的にベンフィカだった。合計19本のシュートを浴びせショッツオンゴールは11本。2ゴールを奪ってハポエルを沈めた。ハポエルはベンフィカのアタックの前になすすべもなく。ショッツオンゴールがわずかに1本ではどうしようもなかった。

Group C

Manchester United 0-0 Rangers @ Old Trafford - Manchester

Resolute Rangers keep United frustrated(uefa.com)

圧倒的なポゼッションを保ちながらもショッツオンゴールはわずかに4本、ワイドを含めても12本。レンジャーズの固い守りを崩しきれなかったマンチェスター・ユナイテッドは勝ち点3を奪えず痛い発進となった。なにしろゴールが奪えなかったのは失態だ。ホームで勝てなかったことはあとあと響くかもしれない。レンジャーズはしっかりと耐えきってユナイテッドの苛立ちも利用して勝ち点1をもぎとった。

Bursaspor 0-4 Valencia @ Atatürk Stadyumu - Bursa
Valencia:Costa 16,Aduriz 41,Pablo Hernández 68,Soldado 76

Emery enchanted by Valencia's tyros(uefa.com)

経験の差かもしれない。バレンシアはショッツオンゴール5本のうち4つをゴールに結びつけ、ブルサスポルを一蹴。効率のいい攻めで幸先よい白星を挙げた。ブルサスポルのサッカースタイルはポゼッションではないのかもしれないが、バレンシアに主導権を握られてはどうしようもなかった。

Group D

Barcelona 5-1 Panathinaikos @ Camp Nou - Barcelona
Barcelona Messi 22,45,Villa 33,Pedro Rodríguez 78,Daniel Alves 90+3
Panathinaikos:Govou 20

Guardiola dazzled by Barcelona brilliance(uefa.com)

ポゼッション74%の保持となればバルセロナのペースになる。シュート数は20本対1本。5-1という結果は妥当だろう。バルセロナの完勝といっていい。不満があるとすれば1点を許したことだろうが、カンプ・ノウの観客は5得点に満足したのではないか。先制されたといってもすぐに追いついたわけだし。パナシナイコスは唯一のシュートをゴールに結びつけたがあとが続かなかった。

København 1-0 Rubin @ Parken Stadion - Copenhagen
København:N'Doye 87

Solbakken delights at clinical København(uefa.com)

ポゼッションは互角、シュート数もほぼ互角。そのなかでコペンハーゲンが終了間際にゴールを奪って貴重な勝ち点3を獲得。バルセロナが頭ひとつ抜けているグループでコペンハーゲンは2位を争うことになるのだが、北欧の雄は今季もきっちりチームが仕上がっている。ルビンを完封して好スタートを切った。

2010年9月13日月曜日

デル・ネーリはドローもチームの成長に満足とコメント

Serie A Matchday 2 Juventus 3-3 Sampdoria @ Olimpico di Torino
Juventus:Marchisio 43,Pepe 49,Quagliarella 67
Sampdoria:Pozzi 36,73,Cassano 64



Juventus Coach Luigi Del Neri Satisfied With Progress Despite Sampdoria Draw(Goal.com)

After watching his Juventus outfit share the spoils following an entertaining 3-3 draw against Sampdoria, coach Gigi Del Neri described his team as a ‘work in progress’ during the post-match conference.

“I saw a good reaction from the side today,” he declared to SkySport. “This side is still in transition but I was pleased with the progress made.

“I was happy with the displays of both [Simone] Pepe and [Milos] Krasic down the flanks but as a side we still need to work more on our defensive phase.

“In the middle of the park my men need to be a little more aggressive. This will restrict the opposition when they are on the ball and if we manage to improve in this aspect it will make life easier for both the defence and attack.”


ユベントスの監督ルイジ・デル・ネーリはサンプドリアから二度リードを奪いながらもドローに終わったことについて、「ユベントスはまだ過渡期であり、フィットしつつあることに満足している」とコメント。

サイドアタックで機能したペペとクラシッチについては、攻撃面では満足を示しながらも、もう少し守備面で貢献する必要があると述べた。

また、チームとしてはよくなっているとして、勝てなかったまでも十分に立て直しができていると主張している。

ファンとしては逆転し、突き放しのゴールをあげるなど満足できる部分が多かったが、一発のパス、一発のクロスにゴールを決められるなど不満な部分も多々あった。

守備の部分については昨シーズンから変わっていないのだが、デル・ネーリは立て直しに十分な手応えを感じているようだ。

初戦のバーリ戦になにもできないで負けたことを思えば、サンプドリア戦は十分に可能性を感じさせてくれた試合だったが、やっぱり強いユーベを見たいというのが本音だよね。

2010年9月12日日曜日

ラ・シニョーラ、猛攻も守備陣が耐えきれず撃ち合いの末ドロー!!

Serie A Matchday 2 Juventus 3-3 Sampdoria @ Olimpico di Torino
Juventus:Marchisio 43,Pepe 49,Quagliarella 67
Sampdoria:Pozzi 36,73,Cassano 64

Juventus 4/5 draw 23/10 Sampdoria 19/5(William Hill)

ユベントスはビアンコネーロのファーストジャージ。システムは4-4-2。



ベンチメンバーはGKマニンガー、グリゲラ、リナウド、レグロッタリェ、アクイラーニ、ランツァファーメ、イアクインタ。

サンプドリアはブルチェルキアーティのファーストジャージ。システムは4-3-1-2。



ベンチメンバーはGKダ・コスタ、ヴォルタ、カッチャトーレ、パダリーノ、オビアング、マンニーニ、マリルンゴ。

プリマ・テンポ。ユベントスのキックオフ。

4分、サンプドリア。カッサーノのポストプレーから右サイドのセミオリに振ってのクロス。デッセーナが折り返してカッサーノが飛びこむがわずかにあわず。

サンプドリアの最終ラインからの攻撃。パロンボを起点にしてカッサーノが落としてセミオリのクロスからの折り返しに飛びこむがミートできず。

8分、ユーベ。フェリペ・メロからのパスに抜けだしたデル・ピエロが得意のゾーンからティーロ。ブロックが入ってアンゴロに。

デル・ピエロがいいかたちでボールを受けてエリア内に侵入するがティーロはブロックされる。

12分、ユーベ。フェリペ・メロからのパスを受けたクアリャレッラがドリブル。デル・ピエロが落としてペペのクロスにファーサイドからクラシッチが飛びこむが枠をとらえらえず。

クアリャレッラのドリブルからデル・ピエロへのパス。こぼれをペペがクロス、クラシッチが飛びこむがわずかにゴール左に外れる。

15分、サンプドリア。右サイド遠目からのプニツィオーネ。戻してパロンボが放り込んだボールのこぼれ球。カッサーノのクロスにポッツィがヘッドをあわせるがゴール左に外れる。

パロンボがゴール前に放り込んだボールのこぼれ球をカッサーノが右サイドからクロス。ポッツィがあわせるが枠をとらえられず。

20分、サンプドリア。フェリペ・メロがバランスを崩し、パロンボにボールを奪われて前線のポッツィに。抜けだしたポッツィがGKストラーリと1対1になるが、GKストラーリが体を張って止める。

フェリペ・メロが滑ってボールを失い、パロンボからの決定的なパスにポッツィが抜け出すが、ストラーリが体を張った守りでゴールを許さず。

28分、ユーベ。フェリペ・メロからのパスを右サイドで受けたマルキジオからのクロス。ファーサイドでクアリャレッラがボレーをあわせるが大きく枠の上。

クアリャレッラのクロスがクラシッチに当たってこぼれたところ、フェリペ・メロが拾ってマルキジオにつないでのクロス。クアリャレッラのティーロは宇宙開発。

34分、サンプドリア。フェリペ・メロのパスをカットしたパロンボからカッサーノへのパス。抜けだしたカッサーノがそのままティーロを撃つがGKストラーリがキャッチ。

またもやフェリペ・メロのミスからピンチ。パロンボのパスに抜けだしたカッサーノがティーロを撃つがストラーリがセーブ。

35分、サンプドリア先制。パロンボからのパスで左サイドに抜けだしたカッサーノからのクロス。コマンがスルーしてポッツィが右足でミドル。GKストラーリを破ってレッテ。0-1。

パロンボからのパスを左サイドで受けたカッサーノがキープ。マイナスにやわらかいパスを出すとコマンがまたいでポッツィが右足で蹴り込んで先制。ストラーリは一歩も動けず。

39分、ユーベ。ゴール正面やや左からのプニツィオーネ。デル・ピエロが狙うがわずかにゴール左に外れる。

デル・ピエロの得意のコースだったが、わずかに枠をとらえられず。

42分、ユーベ同点。右サイドのペペからエリア内のデル・ピエロに渡してのクロス。ファーサイドでクラシッチが落とし、マルキジオが飛びこんで右足でティーロ。GKクルチを破ってレッテ。1-1。

サイドからのアタックで振り回して中央で決めるという典型的なゴール。デル・ピエロのクロスをクラシッチが落とし、マルキジオが飛びこんで右足で強烈に決めた。スタジアムにI Will Surviveが流れる。

アディショナルタイムは1分。

プリマ・テンポはこのまま終了。1-1で折り返し。

ボールポゼッションはユーベ50.8%、サンプドリア49.2%、ショッツオンゴールはユーベ3、サンプドリア3、ショッツワイドはユーベ3、サンプドリア1、ブロックドショッツはユーベ1、サンプドリア0。

セコンド・テンポ。サンプドリアのキックオフ。

49分、ユーベ逆転。フェリペ・メロから右サイドのクラシッチに振ってのクロス。ガスタルデッロに当たりGKクルチが弾いたところ、ペペが左足で押し込んでレッテ。2-1。

クラシッチからの危険なクロス。ガスタルデッロのクリアがそのままゴールに向かうところ、クルチが弾くがペペの足元に。そのまま押し込んで逆転。フォリジョーコをアピールするが認められず。スタジアムに二度目のI Will Surviveが流れる。

54分、ユーベ。ボヌッチからのフィード。ペペが落とし、デル・ピエロがクアリャレッラに渡してのミドル。GKクルチがキャッチ。

デル・ピエロが落としてのゴーだったが、クアリャレッラがそのまま狙ってクルチが押さえる。

55分、ユーベ。右サイドからクラシッチのアタック。デル・ピエロにスイッチしてドリブルで切れ込んでのミドル。ゴール右に外れる。

クラシッチからのパスを受けたデル・ピエロが中央突破。ミドルを放つがわずかにゴール右に外れる。

57分、サンプドリア。コマンに代えてオビアングを投入。

コマンはポッツィの先制点でデコイになるという役割。デ・チェリエと激突して負傷していた影響か。

59分、ユーベ。ボヌッチのパスに抜けだしたクラシッチが右サイドからドリブルで独走。一気に抜けだしてティーロを撃つがGKクルチがセーブ。リフレクトをクアリャレッラが狙うがクロスバーの上。

クリアボールに反応したクラシッチが一気にドリブル突破。クルチと1対1になってティーロを撃つがクルチがビッグセーブ。クアリャレッラが狙うが宇宙開発。

61分、ユーベ。右サイドのモッタからのクロス。ファーサイドでペペがヘッドをあわせるがGKクルチがキャッチ。

右サイド高い位置でボールを受けたモッタのクロス。ペペがヘッドで狙うがクルチがキャッチ。

62分、ユーベ。ゴール正面遠目からのプニツィオーネ。デル・ピエロが直接狙うがゴール左に外れる。

デル・ピエロのプニツィオーネ。ゴール左に外れる。

63分、サンプドリア同点。アンゴロから戻したボール。カッサーノがパロンボに戻しての浮き球。抜けだしたカッサーノが右足でGKストラーリを撃ち抜いてレッテ。2-2。

アンゴロから細かくつないでカッサーノ、パロンボとつなぎ浮き球のパス。カッサーノが右足でストラーリを破って同点。

66分、ユーベ勝ち越し。。マルキジオから左サイドのペペに。ペペのカットインからのティーロ。GKクルチが弾いてポストで跳ね返ったところ、クアリャレッラが右足で押し込んでレッテ。3-2。

デル・ピエロからマルキジオにつなぎ、左サイドのマルキジオにパス。マルキジオからペペに振ってカットイン。ティーロがこぼれるところをクアリャレッラが落ち仕込んで勝ち越し。三度目のI Will Surviveがスタジアムに流れる。

67分、サンプドリア。セミオリに代えてマリルンゴを投入。

セミオリは効果的なサイドアタックでチャンスを演出。

68分、ユーベ。クラシッチのドリブル突破から左サイドのペペにパス。カットインして深くえぐってのティーロだったがGKクルチがセーブ。

クラシッチがドリブルで中央を破ってペペに。ペペがカットインして狙うがクルチがセーブ。

70分、サンプドリア。ゴール正面やや左からのプニツィオーネ。パロンボが狙うがクロスバーの上。

パロンボのプニツィオーネは大きく枠の上。

72分、サンプドリア同点。右サイドでボールを受けたマリルンゴからのクロス。中央でポッツィがヘッドで叩き込んでレッテ。3-3。

右サイドでボールを受けたマリルンゴからのクロス。ポッツィが豪快に叩き込んで同点。

75分、ユーベ。モッタに代えてグリゲラを投入。

モッタはチャンスメイクもあったが守備は軽かった。

77分、ユーベ。クラシッチに代えてイアクインタ、ペペに代えてアクイラーニを投入。

クラシッチは2アシストの活躍。ドリブルも魅力的だった。ペペもゴールで期待に応えた。

78分、サンプドリア。ルッキーニに代えてヴォルタを投入。

安定した守りだったが。怪我の影響か。

82分、ユーベ。アクイラーニからのパスを受けたイアクインタがティーロ。GKクルチがビッグセーブでアンゴロに。

アクイラーニからのパスをエリア内で受けたイアクインタがティーロ。クルチがビッグセーブで弾き出す。

83分、ユーベ。デル・ピエロのアンゴロ。ニアでフェリペ・メロがヘッドをあわせるがゴール右に外れる。

デル・ピエロのアンゴロ。フェリペ・メロがどんぴしゃりでヘッドを叩くが枠をとらえられず。

87分、ユーベ。マリルンゴへのファールでフェリペ・メロにカルテリーノ・ジャッロ。

マリルンゴをファールで止めたフェリペ・メロにジャッロ。

アディショナルタイムは4分。

93分、ユーベ。マルキジオから右サイドのグリゲラに振ってのクロス。フェリペ・メロがヘッドをあわせるがクロスバーの上。

グリゲラのクロスにフェリペ・メロがあわせるが決められず。

ゲームはこのままタイムアップ。3-3のドロー。

ボールポゼッションはユーベ54.3%、サンプドリア45.7%、ショッツオンゴールはユーベ10、サンプドリア5、ショッツワイドはユーベ7、サンプドリア3、ブロックドショッツはユーベ6、サンプドリア2。

名古屋、山形を圧倒しながら玉田のゴールで辛勝!!

J League Division 1 Matchday 22 Yamagata 0-1 Nagoya @ ND Soft Stadium Yamagata
Nagoya:Tamada 27

Yamagata 13/5 draw 12/5 Nagoya 17/20(William Hill)

山形は青一色のファーストジャージ。システムは4-2-3-1。



ベンチメンバーはGK植草、西河、山田、古橋、太田、廣瀬、長谷川。

名古屋は白一色のセカンドジャージ。システムは4-1-2-3。



ベンチメンバーはGK高木、竹内、ブルザノビッチ、小川、三都主アレサンドロ、杉本、橋本。

前半。名古屋のキックオフ。

11分、名古屋。闘莉王から左サイドの阿部にサイドチェンジ。阿部がマギヌンとのワンツーから前線へのフィード。玉田がボレーで狙うがGK清水がビッグセーブで防ぐ。

名古屋が右サイドからピッチをワイドに使ってのアタック。阿部からのフィードに玉田が背中からくるボールをボレーで叩くが清水がビッグセーブで防ぐ。

14分、山形。中盤でボールを持った下村がプレスがかからないのを見て、思いきったミドル。ゴール左に外れる。

下田がミドル。スリッピーなグラウンドでボールがすべるが枠をとらえられず。

16分、名古屋。佐藤へのファールで中村直志にイエローカード。

ボールを奪われて佐藤のユニフォームを引っ張り、中村直志にイエロー。

24分、名古屋。右サイドの金崎のポストプレーからつないだボール。ダニルソンから中央の中村直志に戻してのミドル。GK清水がセーブ。

闘莉王のフィードから始まった名古屋のポゼッション。ダニルソン、中村直志とつないでのミドル。清水が押さえる。

26分、名古屋先制。左サイドの阿部の突破からマギヌンにチェンジ。マギヌンがえぐってのクロスが山形DFに当たってこぼれたところ、玉田が左足で蹴り込みゴール。0-1。

阿部の強引な突破からマギヌンにつないでエリア内に侵入。クロスが山形の選手に当たってハンドをケネディがアピールするが、そのまま玉田が左足で蹴り込んで先制。

33分、山形。GK清水から前線へのフィードを田代がつなぎ、宮沢が落として増田のミドル。ゴール左に外れる。

一発のロングボールが田代、宮沢とつなぎ、増田の足元にこぼれたがミドルは枠をとらえられず。

34分、山形。ゴール正面左からのFK。石川が動かして宮沢が止め、増田が狙うがGK楢崎がセーブ。

山形が工夫をしたFK。石川、宮沢、増田の3人でトリッキーなFKを蹴るが楢崎がセーブ。

36分、名古屋。山形のバックパスを奪った中村直志がケネディにつないでのシュート。GK清水ががっちりキャッチ。

山形の不用意な後ろへのパスを中村直志が奪い、ケネディにスイッチしてのシュート。清水がキャッチ。

38分、名古屋。田代へのファールでダニルソンにイエローカード。

田代への激しいタックルでダニルソンにイエロー。

アディショナルタイムは1分。

46分、山形。石川のCK。リフレクトを石川に戻してのクロス。誰も触れず、ゴール左に抜けていく。

石川のCKからのリフレクトをもう一度つなぎ、石川のクロス。触ればチャンスだったが触れず、そのまま抜けていく。

前半はここで終了。0-1と名古屋リードで折り返し。

トータルショッツは山形4、名古屋6。

45分、山形。宮沢に代えて古橋を投入。

宮沢は左サイドで張ってチャンスに絡んでいた。

後半。山形のキックオフ。

50分、名古屋。右サイドエリア角付近からのFK。玉田が放り込んだボール。中央で増川が膝であわせるがクロスバーの上。

玉田が放り込んだボールはちょうど増川のところにこぼれるが、膝に当たったボールはバーを越えていく。

57分、名古屋。左サイドの阿部のボールカットから金崎が独走。カットインしてのシュートはGK清水がセーブ。こぼれ球につめられず。

金崎が一瞬のスピードで左サイドを突破。カットインしてシュートを撃つが清水がセーブ。

61分、名古屋。増田のバックパスをケネディが奪い、マギヌンへのパス。さらに左サイドの玉田に流してのループ。完全にフリーだったがシュートはゴール左に外れる。

ケネディが高い位置で奪ってのカウンター。マギヌン、玉田とつないでのループは枠をとらえられず。

62分、山形。右サイドの小林がオーバーラップして深くえぐってのクロス。中央で北村がヘッドを叩きつけるがゴール左に外れる。

ライトバックの小林が一気に突破。深くえぐってのクロスに北村がヘッドをあわせるが決めきれず。

63分、名古屋。中村直志に代えて小川を投入。

中村直志は運動量多く、チャンスに絡んでいたが、イエローは余計だった。

66分、山形。佐藤から右サイドの北村に振ってのクロス。ニアで田代があわせるがブロックにあってCKに。

佐藤から右サイドの北村に振って、深くえぐってのクロス。田代のシュートはブロックされる。

67分、山形。北村に代えて長谷川を投入。

北村は決定的なチャンスがあったが決めきれなかった。

69分、名古屋。玉田のCK。山形のDFに当たって方向が変わるがGK清水がビッグセーブでCKに。

山形のクリアが味方に当たってゴールに向かうが清水が弾き出す。

72分、名古屋。右サイドの田中隼磨からのパスを受けた小川のミドル。GK清水が弾き、ケネディが詰めるがGK清水が押さえる。

小川のミドルを清水がジャックルしてこぼすがケネディが詰める前に押さえる。

75分、名古屋。左サイドで阿部がボールカット。玉田につないで左サイドを駆け上がってのクロス。ニアで金崎がヘッドをあわせるがポストに嫌われる。

玉田が左サイドを独走。クロスに金崎が飛びこむがポスト直撃。

78分、名古屋。金崎に代えてブルザノビッチを投入。

金崎はドリブルとシュートで存在感を見せた。

81分、山形。古橋に代えて太田を投入。

後半から投入の古橋だったがいいところはなし。

86分、山形。左サイドの石川からのクロス。田代が落としたところ、園田がボレーを撃つがクロスバーの上。

CKからのリフレクトを左サイドの石川に振ってのクロス。田代のポストから園田が狙うが大きく枠の上。

90分、名古屋。玉田に代えて三都主を投入。

玉田は先制点。決定的なクロスも演出した。

アディショナルタイムは3分。

93分、名古屋。カウンター。マギヌンがドリブルで持ち上がりながらもフリーのブルザノビッチへ。ブルザノビッチがミドルを放つがゴール右に外れる。

山形のロングフィードを跳ね返した名古屋。マギヌンにつないでのカウンターからブルザノビッチにつないでのシュートはゴール右に外れる。

このままタイムアップ。0-1で名古屋の勝利。

2010年9月11日土曜日

マロッタはベンゼマの獲得を画策!!



Juventus Set Sights On Real Madrid Striker Karim Benzema - Report(Goal.com)

Italian giants Juventus are plotting a move to sign striker Karim Benzema from Real Madrid in January, according to a report.

La Gazzetta dello Sport claims that the Bianconeri have identified the Frenchman as their ideal striker and will make a move when the transfer window reopens in just under four months' time.

The 22-year-old struggled to adapt in his first season in La Liga and is not assured of a starting place in Jose Mourinho's line-up this term.

Juventus sporting director Beppe Marotta is said to be a key player in the transfer as he signed Antonio Cassano from Real Madrid in a similar situation when the Italy international was struggling at the Bernabeu.

However, Madrid have just two out-and-out strikers in their squad and might not be keen in letting the French hitman leave in the winter.


ユベントスのGMジュゼッペ・マロッタは冬のメルカートでレアル・マドリーカリム・ベンゼマの獲得を計画しているという。

ベンゼマはリヨンからレアル・マドリーに移籍したがリーガ・エスパニョーラに上手く適応できず昨シーズンは苦しんだ。現在もモウリーニョの戦力構想から外れていると言われ、去就が注目されている。

一方のユベントスはイアクインタとアマウリが怪我、トレゼゲを放出し、プリマプンタがいない状態。4カ月もあればイアクインタもアマウリも戻ってくるのだが、昨シーズンからの怪我人の多さを考えるといくら揃えていても足りないということはないということだろう。

現在、マドリーが放出した選手は活躍しており、ペレス会長がそのことを懸念する可能性はあるが、実際問題としてスターを集めすぎたマドリーは選手がだぶついているのも事実。

借入金も大きいため、冬にはバーゲンセールが行われる可能性はある。ということではあるね。

2010年9月10日金曜日

マロッタはあきらめずに冬のメルカートでゼコを狙う!!

Juventus To Offer €20 Million Plus Mohammed Sissoko For Wolfsburg's Edin Dzeko - Report(Goal.com)

Edin Dzeko is etched in the Juventus mindset as the club revises their plans to sign him from Wolfsburg, according to Tuttomercatoweb.com.

The Bianconeri missed out on the chance to sign the Bosnian hitman during the summer after the Germans resisted offers.

Old Lady director general Giuseppe Marotta admitted he regretted not being able to sign the striker, recently claiming: "We did all we could for Dzeko."

But hopes are not dashed. Wolfsburg are keen on Mohammed Sissoko and thus Juventus will offer them the Malian midfielder, who no longer seems part of Luigi Del Neri's plans, and €20million, in exchange for Dzeko.

Juventus have eyed Real Madrid's Lassana Diarra and Fiorentina ace Riccardo Montolivo if Sissoko leaves the club. Such a move could develop in January, according to Tuttosport.

However, Juve face competition from Inter, who also want Montolivo, but the midfielder is pondering a five-year extension with the Viola.


ユベントスのGMジュゼッペ・マロッタは、今年の夏のメルカートで信頼できるストライカーを獲得できなかったことを認めている。イアクインタもアマウリの怪我で離脱、復調していたトレゼゲは同意のうえ契約解除と純粋なプリマプンタがいなくなったユーベ。

ヴォルフスブルクのゼコを狙っていたが、セリエAの規定により、クラシッチを獲得したユーベにはEU圏外選手の獲得枠が残っていなかった。という事情もあるのだが。

1月のメルカートでデル・ネーリのプランから外れていると見られているモハメド・シソコをヴォルフスブルクに譲渡してさらに2000万ユーロでゼコを獲得、シソコの代わりとしてレアル・マドリーのラス・ディアッラかフィオレンティーナのモントリーボを獲得というプランを考えているとのこと。

ラス・ディアッラは純粋なインコントリスタでモントリーボはレジスタタイプとまったくタイプが違うのだが。レジスタはサンプドリア戦でデビューが有力とされるアクイラーニが使えれば十分だし、ユベントスでは機能しなかったアルミロンがバーリで大活躍しているのをみるとね。システム自体に問題があるのではと思えてくる。ジエゴの件にしても同じでね。

補強によってというのもいいけど、きちんとプランをもってチームを再建してもらいたいね。

2010年9月9日木曜日

アクイラーニがユベントスデビューに向けて心境を語る

Liverpool midfielder Aquilani already settled at Juventus(Tribalfootball)

Alberto Aquilani admits he's settled quickly at Juventus.

His past with Roma has often come up in recent weeks, but Aquilani isn't ashamed to say that he is having no problem settling in at Juventus.

“Turin has made a beautiful impact on me,” he told Tuttosport. “I also like the climate because with respect to Liverpool…

“It's a beautiful city. I didn't expect it to be like this. It has been a positive surprise.

“Juventus on the other hand aren't a surprise. I knew the city, but Juventus is Juventus just like you see on the outside. It's one of the most important clubs in the world.”


リバプールからユベントスにローンで移籍してきたアルベルト・アクイラーニは驚くほど早くユベントスというチームに溶け込んだ。かつてはローマの生え抜きで、ユベントスにとってはライバルチームに在籍していたが、ユベントスにフィットすることは何も問題はないという。

トリノは素晴らしい衝撃だったよ。こういう気候はリバプールと似ていて好きだよと。

しかし、観光に来たわけじゃないことは十分に理解している。ユベントスへの移籍はポジティブな驚きであるると。驚くべきことではないのかもしれないけれども、ユベントスはユベントスで、外側からだけみていた。間違いなく世界でもっとも重要なクラブのひとつだよと。

アクイラーニはこれからレジスタとしてマルキジオを追い落とすか、マルキジオを相棒としてレジスタの役割を果たすことになるだろう。ガラス細工のようなひ弱さを克服して、彼はユベントスの司令塔として輝けるだろうか。

2010年9月8日水曜日

パラグアイ戦のハイパフォーマンスの反動か、グアテマラに苦戦の日本!!

International Friendly Match Kirin challenge Cup 2010 Japan 2-1 Guatemala @ Nagai Stadium
Japan:Morimoto 12,20
Guatemala:Mario Rodríguez 22

グアテマラ戦後 原監督代行会見 (1/2)
キリンチャレンジカップ2010
(スポーツナビ)

今日の試合は立ち上がり、ボールも動いていい形だったと思うんですけど、2点目を取って、そのあと3点目を取るチャンスが何度かあったと思うんですが、そこで決め切れず、そのあとからちょっとずつ(プレーが)甘くなっているところで、相手が長いボールを蹴ってきて、そこから決められてしまった。それによってリズムが悪くなったかなと思っています。パラグアイ戦から、けが人があったり、センターバックについていうと中澤や闘莉王が今までやってきた、そこをなかなか出場機会がなかった選手を思い切って試そうと思っていました。あるいは乾のような選手を試しながら、また刺激になってやってくれればと思ってゲームに臨んだんですけど。まあ、それぞれうまくいったところ、うまくいかなかったところがあったと思いますが、そういうところはしっかり自分なりに判断してもらって、今後に生かしてもらいたいと思います。

個人的には、この1週間なりの代行ということで、ザッケローニ監督と一緒に過ごして、彼も合宿を一緒に過ごしたことによって、日本の選手の特徴、日本代表チームの練習の仕方とか、スケジュールの立て方、あるいはコーチングスタッフ、メディカルスタッフとの関係、いろんなことを見ることできたと思うんですね。そういうことを、次のアルゼンチン戦(※公式未発表)、韓国戦に向けて、本当にいい準備ができた、橋渡しができたんじゃないかなと思っています。


ほぼ完璧だったパラグアイ戦に比べて、グアテマラ戦は2点取るまでと中村憲剛が入ってからの時間帯だけがよかったという極端なゲームになった。前半はレジスタ不在。橋本は安定感がなく、ボールキープも素早い判断で安全地帯にパスすることもできずにボールを奪われて失点といいところがなく、細貝はたまにいいパスがあったもののパスの散らし役としては力不足ではあった。

レジスタは通常3列目からゲームを組み立てるのが仕事で、本田圭佑を前目のポジションで使う以上、絶対におかなければならないプレーヤー。日本には遠藤と中村憲剛しかおらず、後継者を育てるのが急務になっている。疲れということだったが、W杯本戦ではタイトなスケジュールは当たり前。ヨーロッパ組のほうがタフでJリーグ組がばてているというのはあまりにもひどかったというべきではないか。

――今日、2点取った森本に関して、良かった部分、課題の部分、両方あったと思うが(田村修一/フリーランス)

みなさんご存じのように、パラグアイ戦を見ても実戦が不足していると思いました。なので、岡崎はある程度計算できるし、コンディションをワールドカップ(W杯)の後に落としているという情報もあったので、あえて森本をまた先発で使って、試合をなるべく多くやらせることで、彼の持っている良さ――。彼には攻撃だけでなくて、守備に関しても、まだまだ関係していない時間が多いので、できるだけプレーする機会であったり、いろんなことに絡む起点を作ってほしい。ゴール前で点を取ってこいと言って出したので、特に1点目はきれいだったと思いますし、何度かトラップでくるっと抜け出したりできたと思うので。まあ、2点取って少しは良かったかなと。所属チームでまずはポジションを取ることが大事かなと思っています。

■本田は自分自身納得いっていないと感じた

――本田は点が取れず、焦ってシュートもパスも一発狙いだったように見えたが、近くでどう感じていたか(後藤健生/フリーランス)

いろんな面でのコンディション、W杯であれだけやって、ロシアはJと同じシーズンが進んでいく。彼のコンディションを見て、パラグアイ戦を見てもやはり体が重いなと感じました。本人も、この暑さも含めて、自分自身納得いっていないと感じました。ただ彼の持っている個人的な体の強さであったりキープ力、パスを展開する力、そのへんを何とかチームの中に機能させて、自信を持ってロシアに帰ってくれればいいかなと使い続けました。疲れているというのは分かりましたし、(所属)チームでも出場機会が少なくなっていたりするので、むしろ辛抱して彼を使い切りました。

ほかの選手で言うと、長友とかまだ(欧州に)行ったばかりですから。内田もこの前の試合で最後に足をちょと踏まれて、内出血が軽いけれどありました。無理させない方がいいだろうということで。香川も、ずっと出ていますから、フルに使うかどうか、いろいろ考えたんですけど、けがをさせる前にあのへんで止めさせようかなと思って。そういうことも含めて、監督なんだか、強化部長なんだか、技術委員長なんだかというところも含めて(苦笑)試しながら。

例えば永田も、もともと試すことがなかなかできなかったんですけど、彼のフィードのうまさや高さが後半は使えたし。今回で言えば細貝ですね。長谷部、遠藤、今野、阿部もこういう事情でいない中で、彼を思い切って使って、Jリーグを見ていたときは体の元気さ、強さがあると思ったんですが、彼がパラグアイ戦も今日もそうですけど、あそこでやれるということを証明してくれたことは、すごく良かったんじゃないかと思います。

――槙野を後半に左サイドで使ったが、どんな指示をしたか(大住良之/フリーランス)

槙野に関しては、広島では3バックの左、それで広島のサッカーはちょっと変則的で、攻撃では彼はかなり高い位置に出てきますよね。そういう面で、ストッパーが本職ですけど、前半はストッパーをやらせて、長友がいろんなことがあって半分で止めさせようと思ったので。彼(槙野)は攻撃になると(前に)出て周りを生かして、そこからフィードであったり起点になるということを要求して、守備のときはしっかり後ろでカバーするということを言いました。紅白戦でも、短かったですけど左サイドバック、左とストッパー両方やる準備をしてくれと言ってあったので、(左は)本職ではないと思うんですけど、違和感なくやってくれたんじゃないかと思います。


森本は試合後のインタビューで答えていたようにまずはカターニアでポジションを取ることが重要だろう。もっとも難しいリーグであるSerie Aでレギュラーを張れるならザッケローニの戦術も理解できるだろうから。もっとも点をとるべき選手が戦術を理解しているというのは大きな強みになる。

逆に本田圭佑はCSKAモスクワで監督との確執が報道されているように、本人が考えているサッカーと監督の考えるサッカーとの乖離があると上手くいかないのではないか。VVVフェンロでは王様で自由にやらせてもらえたが、CSKAモスクワではそうではない。日本代表でも役割が違う。その違いにイライラがあって壁に当たっている状態ではないだろうか。

槙野については広島は後方からしっかり組み立てるサッカーをやっている。その意味では最終ラインにもフィード力が要求されるし、レベルの高いことををやっているのは間違いない。槙野もその戦術を叩き込まれているわけで、理解は思った以上に早いのではないか。

長友がチェゼーナで信頼を勝ち取れば、CBでとなるだろうが、レフトバックのバックアッパーができたということではいいことなのだろう。

――監督の人選とかいろいろ

それは本来の仕事ですから。いろいろあったんですけど、結果オーライではないんですけど、さっき言ったように、もし1週間前か2週間前に決まったとしても、新しい監督が選手を選ぶことは不可能に近かった。その時に、W杯である程度中心だったメンバーと、コンディションのフレッシュな選手を選んだことによって、ザッケローニ監督にもいろんな選手を見てもらった。それは結果的にいい流れで引き継ぎすることはできたんじゃないかと思います。

――もちろん2つ勝ったことは素晴らしいと思うが、今回、代行とはいえ代表監督だったわけで、代表監督は魅力ある仕事だったか

今回は(欧州から)帰って来て、すぐ記者会見をして、その段階で誰も間に合わない、ちょうどスタッフも変わるときだったので間に合わないということで、自分がやりました。その中で、まあ1年半以上、技術委員長という立場で(代表チームを)見てきて、日本のサッカーの流れは分かったので、これを生かしながら次の新しい段階に行くということで、人選も今のコーチ陣としましたし、一番の仕事はそれをうまく引き継ぐことだと思っていましたので。選手たちも、ザッケローニ監督が実際にそばにいてくれることによって、厳しいコンディションだったとは思いますけど、モチベーション高くやってくれた。いろいろあった割には、いい流れで引き継げたんじゃないかと思います。

(プレッシャーは)僕は選手に伸び伸びやらせること、怖がらずに自分のいいところであったり、日本の良さを出そうと。それを出すことがまず大事なんじゃないかと。コンディションはいろいろあったとしても、それは代表選手としてやるべきことだと。それだけですね、言ったのは。今回、選手は僕とかコーチングスタッフが選んだので、いちおう言っておきました。今日で終わりですと、選手には言っておきました。


スペイン人監督じゃなければ辞任するという報道がなされていたにもかかわらず、そこを突っ込まないのは日本のメディアの優しさなのか。それとも日本サッカー協会から釘をさされていたのか。絶対に聞かなければならない質問だったのは、なぜスペインからイタリアへ方向転換をしたのか。噂だけで攻撃的と判断したのかということ。

パラグアイ戦でモチベーションが高い試合をしながら格下のグアテマラによくない試合をしたことで、原さんの限界が出てしまったわけだが(勝敗は関係なく)、この部分をどうやって高く保っていくかというところにザッケローニの課題になるだろう。日本はモチベーションが高ければいいプレーが続くが、相手によってぐだぐだな試合をしてしまうことがよくある。

アジアカップで戦う相手は格下もあり、足を掬われるということのないようにきっちり方向性を決めなければ南アフリカでの感動がやっぱり監督を代えたら駄目だったということになりかねない。

試合後 グアテマラ代表アルメイダ監督会見
キリンチャレンジカップ2010
(スポーツナビ)

今日の試合はいくつか分割して分析することができるのではないか。最初の20分は、日本がどういう出方をするか、猶予を与えてしまい、相手に支配されてしまった。最初の20分、日本は自由に、自分たちがしたいように試合を運ぶことができた。そしてゴールを決められたことによって、試合の流れも変わった。その後、われわれはプレスを掛けるようになり、試合の均衡を保つことができた。後半は、われわれはより多くゴール決められるチャンスがあった。日本もそうだったと思うが。

――当初、日本におけるグアテマラの評価が低かったようだが、試合全体で見たら、かなり日本を苦しめていた。引き分けで終わる可能性もあったと思うがどうか(グアテマラ記者)

今日の試合内容だが、われわれはハッピーではなかったが満足はしている。選手は非常に頑張ってくれた。局面によっては、日本が勝る部分もあったが、われわれも日本を苦しめて難しい状況に持ち込めることができたと思う。試合の展開の中で、日本がしたいようなプレーをさせなかったし、日本のボール保持のチャンスを与えないことにも成功したと思う。今日の試合は、負けるとしても大量失点で負ける可能性もあったし、引き分けの可能性もあった。その意味で、われわれは途中から非常に動きが良くなったし、ダイナミックなプレーができていた。ただし今回の暑さはひどかった。36度から37度という気温は、われわれにとって非常にプレーしにくかった。

――日本の印象、特に印象に残った選手は

日本の印象だが、非常にいいチームだったと思う。われわれとの違いは、われわれは10回しか練習していない。しかし日本は過去4年間、チームとして練習を重ねてきた。そこで差が出たと思う。日本の選手だが、非常に良いプレーヤーは多く、スピード溢れるプレーをしていた。特に5番(長友)の選手が目に付いた。それから本田。今日プレーしてなかったが、22番(中澤)も良かった。今回、われわれは日本ほどチームとしての準備ができていなかったので、そのためフィジカルで差が出たと思う。

――準備が悪い割には良いゲームができた、その理由は何か(宇都宮徹壱/フリーランス)

今日の内容が良かったのは、おそらく選手たちの努力と将来へのモチベーションが高かったことが挙げられる。グアテマラは残念ながらワールドカップには一度も出場できていないが、希望は保ち続けている。一昨日、米国でも試合があり、水曜日には(米国で)エルサルバドルとの試合がある。そういったところで選手が頑張ってくれればいいと思う。今日の試合には非常に満足しているし、自分たちにとって良いスタートを切れたと思っている。


グアテマラの監督にも日本はプレスをかけると弱いということがわかったわけだ。この弱点は相変わらずで、プレスをかけられても平然とプレーを続けるヨーロッパ列強とは大きな差がある。

フィジカルの部分では負けていなかったが、ボールホルダーへの適度なプレス(決して飛びこむわけではなく)があれば日本にとってもっと楽な試合になっていたはずだが、連戦ということもあり、パラグアイ戦のような試合ができなかったのは残念だった。

グアテマラに関しては消えている選手が多く、またポジショニングのミスもあり、まだ世界で戦えるレベルにはない。W杯に出場しても今のままだと選手個人の能力で戦うしかないだろう。ただ、思いきったミドルは脅威であり、大きな武器でもあることから、磨いていくことで本戦出場に近づくことができるかもしれない。

原博実からザッケローニへ (1/2)
日本代表 2-1 グアテマラ代表
(スポーツナビ)

グアテマラという中米の小国について、私たち日本人が知っていることはあまりにも少ない。ヨーロッパ人がやって来るまではマヤ文明が栄え、国民の過半数はマヤ系のインディオであること。つい最近(1996年)まで内戦があったこと。決して豊かな国ではないこと(貧困層は全人口の半数以上を占めるといわれる)。むしろグアテマラ代表が来日した直後に発生した、豪雨による土砂災害の方がわれわれの注目を集めた感がある。6日の時点で死者は44人、被災者数は4万人を超えると報じられた。

「よく分からない」グアテマラは、サッカーに関しても同様である。ワールドカップ(W杯)の出場は皆無。CONCACAF(北中米カリブ海サッカー連盟)が主催するゴールドカップでも、96年のベスト4がこれまでの最高成績である。別格の存在であるメキシコを除けば、コスタリカ、ホンジュラスに続く中米の第3勢力と見てよいだろう。最新のFIFA(国際サッカー連盟)ランキングは119位。すなわち、フェロー諸島とシンガポールの間と考えれば、その実力はおのずと理解できるだろう(ちなみに日本は32位)。

そんなグアテマラと対戦することが、果たして日本の強化にどれだけつながるのか。いささか疑問の残る今回のマッチメークについては、2022年のW杯招致活動の一環と見るのが一般的だ。グアテマラはパラグアイと同様、FIFAに理事を送り出している。「あまりに政治的だ」という意見もあるかもしれないが、個人的には「日本もこういうマッチメークができるようになったのか」と、むしろ深い感慨を覚える。2018年と22年のW杯開催国が決まるのは、12月2日。残り3カ月を切った今見せる、W杯招致をめぐる水面下の戦いは、間もなく佳境に入る。

さて、今回来日したグアテマラ代表のメンバーは、全員が国内組。国際的に有名な選手はひとりもいない。むしろ注目すべきは、監督のエベル・ウーゴ・アルメイダ・アルマガであろう。アルメイダの名で知られるこのパラグアイ人指揮官は、少なからず日本と縁がある。現役時代の90年、南米王者オリンピア(パラグアイ)の正GKとしてトヨタカップで来日(オランダトリオを擁したミランに0-3で敗れた)。それから9年後には、パラグアイ代表監督としてコパ・アメリカに出場し、当時のトルシエ監督が率いる日本代表に4-0と完勝している。グアテマラ代表監督に就任後、最初の国際試合の相手が日本となったことに、おそらく当人も何かしら期するものを感じているのかもしれない。


グアテマラとの対戦に疑問はあったがW杯招致活動の一環だと聞かされれば納得がいく。政治的判断だろうと、中米のサッカーを経験しておくのは悪くはないし、決して本戦で当たらないというわけではない。パッシングサッカーをやるなら慣れておく必要があるだろうという期待だった。実際にはフィジカルを活かした前へのサッカーだったわけだけれども。

試合序盤は、日本がグアテマラを圧倒。12分には早々と先制する。左サイドでの乾と香川のパス交換から長友が抜け出し、ドリブルを挟んで正確なクロスを放つと、これを森本が頭で合わせてネットを揺らす。森本の代表でのゴールは、昨年10月の対トーゴ戦以来、これで2点目。だが、この日はこれで終わらなかった。20分には本田からのスルーパスを受けた香川が、今度は右サイドを駆け抜けてシュート。ボールはいったんは相手GKにはじかれるも、走り込んでいた森本が反射的に左足で押し込み、うまくゴール左隅に流し込む。これで2-0、スタンドは一気に楽勝モードに包まれた。しかし敵将アルメイダは、序盤の2失点について、次のように語っている。

「最初の20分は、日本がどういう出方をするか、猶予を与えてしまい、相手に支配されてしまった。日本は自由に、自分たちがしたいように試合を運ぶことができた。その後、われわれはプレスを掛けるようになり、試合の均衡を保つことができた」

歓喜から2分後、グアテマラが反撃に出る。日本の自陣でのパス回しをインターセプトすると、すかさず前線にボールが渡り、これをFWマリオ・ロドリゲスが右足でシュート。岩政の寄せは遅く、弾道は楢崎の指先をすり抜けてゴールに吸い込まれる。その後もグアテマラは、素早いプレスと思い切りのよいミドルシュートで、臆することなく日本に挑んでくる。やはりFIFAランキングはあてにならない。前半は2-1で終了。

後半、日本ベンチは日本は長友と乾を下げて、永田と藤本淳吾を投入。さらに後半20分には香川に代えて岡崎慎司を送り込むも、なかなか3点目を奪うことができない。逆にグアテマラはポゼッションを高めて、際どいシュートを放っては日本の守備陣を慌てさせた。ここは中盤でゲームを落ち着かせ、交通整理ができる人材が必要である。そう、中村憲剛だ。だが彼が所属する川崎フロンターレは、8日にナビスコカップ準々決勝第2戦を控えている。原監督代行も技術委員長としての立場から、なかなか最後の切り札を投入する踏ん切りがつかない様子。結局、中村憲がピッチに立ったのは後半38分のことであった。ここから日本は見違えるように攻撃のリズムを取り戻し、何度も相手ゴール前まで殺到するものの、放たれるシュートはいずれも歓喜を呼び起こすことなく、そのまま終了のホイッスル。勝つには勝ったが、何とも歯切れの悪いエンディングであった。


ゲームの流れとしては森本が2点目をとる20分までは日本ペース。そして、中村憲剛が入る83分までは拮抗したゲームということになるだろう。日本はきちんとゲームを落ち着かせる選手がいなければ(日本に限らずだが)、攻め急ぐ傾向がある。本田圭佑、乾、香川、森本、藤本、岡崎といった前線の選手たちはゴールがほしくて前へ前へと前輪駆動のようなサッカーをしていた。個人プレーに走りすぎていては流れも相手にわたしてしまう。ということがわかっていればいいが、選手たちは理解していないかもしれない。

海外のクラブに戻って、あの試合はひどかったね。といわれて素直に受け入れられれば成長するだろうし、できなければそこで泊まってしまうだろう。

その意味では大勝できなかったことは日本にとってよかったかもしれない。

あらためて、この9月シリーズで明らかになった成果と課題についてまとめておく。

まず成果。W杯以後の日本が目指す方向性というものを、この2試合を通じて示すことができた。現状では「守備はW杯仕様、攻撃はよりワイドに展開してバリエーションのあるクロスからチャンスを作る」といったところか。この方向性に対し、ザッケローニ監督がどのように肉付けし、独自のカラーを出していくかが注目される。幸い、中盤と両サイドのタレントは、ある程度はそろっている。香川や長友など、欧州移籍によってさらなる成長が期待できる若い選手の存在も心強い。果たして新監督は、今回の2試合を通じて何を感じ、どんなプランを思い描いているのだろうか。

課題については、その多くがこの日のグアテマラ戦で顕著に表れていた。すなわちそれは、選手層の薄さである。中盤では遠藤保仁と長谷部誠。ディフェンスラインでは中澤佑二と田中マルクス闘莉王。彼ら「代えの利かない」選手の不在を埋めることが、決して容易でないことは、今回の2試合で明確になった。特に中村憲が投入されるまでの中盤は、連動性がほとんど感じられず、やみくもにゴールを目指しては空回りするばかり。いくら即席チームであっても、アピールしようとするあまり連動性が失われてしまうのでは本末転倒である。こういう場面でゲームを落ち着かせ、リズムを作ることができるのが中村憲だけであったのは、いささか残念に思えてならない。

ともあれ、こうした成果と課題は、そのまま原監督代行からザッケローニ監督へと、引き継がれることとなった。その初陣は、1カ月後の来月8日である。新たな代表の姿をあれこれ想像しつつ、まずは原監督代行には「お疲れさまでした」と申し上げたい。


ザッケローニの味付けはかなり難しいことになるだろう。日本の選手はイタリア仕様の守備のセオリーをしらない。前を向いたボールホルダーに飛びこんだり、ディアゴナーレという斜め後方にポジションをとる守備理論をザックがどういうふうに植え付けていくか。優柔不断さはあるが、戦術理論だけはしっかりしているだけにきちんと植え付けてもらいたい。

選手層の薄さについては経験を積んでいくしかない。とくにレジスタとCBについては間違いなく育てていかなければならないポジション。ゲームメイカーではなく、チームのオーガナイザーとしての選手をどう見つけていくかというのは課題になっていくだろう。

もうひとり「お疲れさまでした」と申し上げたいのが、GKの楢崎である。長年、日本のゴールを守り続けてきたベテランは、この試合をもって代表からの引退を表明した。

W杯直前に、守護神の座を川島永嗣に奪われた経緯を思えば、いつかはこういう日が訪れるだろうと思っていた。だが、それがまさかこのタイミングになるとは予想もしていなかった、というのが正直なところである。結果として、日本代表での楢崎の最後の雄姿を現場で目撃できたのは、幸運だったと思う。彼と川口能活が代表で切磋琢磨(せっさたくま)した時代――それこそ97年のW杯フランス大会予選から、2010年のW杯に至るまでの14年間は、われわれサッカーファンにとって一言で語り尽くせぬほど濃密な思い出が詰まっている。南アフリカの地で、川口がチームキャプテンとしての役割を全うし、そして今回、楢崎が代表引退を宣言したことで、間違いなくひとつの時代は終わりを告げることとなった。

試合後のミックスゾーンでは「4回W杯に出て、20歳から代表に選ばれて、いろんな経験をさせてもらった。感謝しているし、何かこれから返していかないといけないなと思っている」と語っていたという。一方で「GKが全員いなくなったら(引退撤回を)考えようかな」と冗談も言っていたようだが、そうした困った事態になることはなさそうだ。今後は川島を筆頭に、西川周作(広島)、権田修一(FC東京)といった新世代のGKたちがしのぎを削ることになるだろう。

実は私自身、会見後に遅れてミックスゾーンに入ったので、楢崎本人の肉声を聞くことはできなかった。その代わり、サンダル姿でリラックスしている表情を遠めから確認することはできた。その表情はいかにも自然体で、感極まったものは微塵(みじん)も感じられない。ひとつの仕事を終えて、淡々としているプロフェッショナルの姿が、そこにはあった。あらためて「動の川口、静の楢崎」という表現を想起する。楢崎の代表引退は「77」というキャップ数には似合わないくらい、実に静かで穏やかなものであった。

かくして、中村俊輔に続いて楢崎も代表から去った。パラグアイ戦で素晴らしい働きを見せた中澤も、練習中のけがが全治6週間と診断された。10月の代表戦に選出されることはないだろうから、このままフェードアウトする可能性は十分に考えられる。2014年のブラジル大会に向けて、日本代表は今後、世代交代を加速させていくことだろう。残念ながらこの日のグアテマラ戦は、試合内容自体は決して面白いものでも、素晴らしいものでもなかった。むしろ地味で、得るものが少ない試合だったのかもしれない。それでも「ひとつの時代が終わった」という意味で、強く印象付けられる試合となりそうな気がする。


中村俊輔楢崎正剛の代表引退はひとつの時代の終わりということだろう。中澤佑二も年齢と怪我を考えればこのまま引退という可能性が高い。3人にはお疲れさまという言葉しかみつからない。

中村俊輔は主力で戦ったW杯ドイツ大会では不完全燃焼、W杯南アフリカ大会ではほとんどプレーできなかった。楢崎は主力を川島に譲ったものの最後まで高いパフォーマンスを見せた。名古屋で圧倒的な力で川島の壁となったことを思えば、乗りこえられたことに誇りすら覚えているのではないか。

中澤は引退を表明したわけではないが、しっかり怪我を治してほしいと思う。

グアテマラ戦後 選手コメント (1/2)
キリンチャレンジカップ2010
(スポーツナビ)

■楢崎正剛(名古屋グランパス)

「リストから外してくださいと合宿の最初に伝えた」

代表の競争ですか? いや、僕はあれですよ。リストから外してくださいと、この合宿の最初に原さんに伝えました。意見を尊重してくれたんですけど、ちょっと待ってくれよ的なニュアンスはありましたね。ワールドカップ(W杯)が終わってからずっと考えていましたし、ただ、監督も決まっていなかったのであまり迷惑はかけられないなと思ったので、こっちに来てからになったんですけど。4回W杯に出て、幸運なことに20歳から代表に選ばれて、いろんな経験をさせてもらって、感謝しているし、何かこれから返していかないといけないなと思っています。今回の試合は試合でそういう気持ちもあるけど、原さんにはこの合宿は頑張ってくれと言われていたし、代表としての責任感をしっかり持って最後までやろうと。闘莉王とは最後に一緒にできると思っていたんですけど、逃げられちゃったので(笑)。

代表での試合も時間は長いですけど、そんなに多くないですし、だいたいの試合は思い出そうと思えば思い出せるので。いい思い出もありますけど、悔しい思いもして、それも全部実になったので、そういう経験をいろんな選手に還元するべきだと思う。帰ってきてからいろいろ相談したり、GM(ゼネラルマネジャー)とも相談したり、監督に相談したり。ピクシー(ストイコビッチ監督)はそれを理解してくれたかなと。みんなはもっとできると思っているから。代表がいなくちゃいけないといって。とにかくW杯でやり切ろうと思ってやれたので、まずはそれが一番です。W杯の前は先のことは全然分からなかったです。(サポーターには)ありがとうございましたと。ただ、引退という形で伝えた訳ではないし、GKが全員いなくなったら考えようかなと(笑)。そういう非常事態があれば別ですけど、そんなことはないでしょうから。


楢崎正剛ほど安定度が高いGKは日本では多くない。世界基準でいえば、フィジカルで劣るし、判断ミスもあるけれども、上をみればキリがないし、世界に挑戦できるだけの技術があったGKだった。本人は海外移籍を含めた契約を名古屋と結んでいたはずだが、それが履行されることはなかった。

77試合というのは思ったよりもすくないような気がするけれども、濃密な時間だったことは間違いない。GKというたったひとつしかないポジションを争い、そして勝ち取ってきた楢崎。まだまだ名古屋でのプレーが残っており、これで終わりというわけではないけれども。お疲れさまといいたい。