2009年3月31日火曜日

ブラッター会長は6月から招致合戦の受け入れを承認

2018年と2022年のW杯開催立候補地の招致合戦が今年6月から受け入れられることとなった。ブラッター会長が明らかにしたという。

W杯招致合戦、前倒し認める FIFA会長(朝日新聞)

6月の総会やコンフェデレーションズ杯(南アフリカ)などに、招致に名乗りを上げた組織からの代表者3人を受け入れるという。ただ、大がかりな展示は認めない方針。

日本は4月にも招致委員会を発足させる予定だが、日本協会の犬飼会長が委員長の人選について「これから政財界に広く意見を聞きたい」と話すなど、組織作りは緒に就いたばかり。開催地が決まる来年12月を見すえ「後半戦にじっくり」と招致戦略を描く。

他協会では、イングランドがウィリアム王子や代表MFベッカムといった「顔」を招致メンバーに入れている。実際にイベントで活動すればインパクトは大きそうだ。カタールは王族が招致委員長を務め、16日には招致登録書をFIFA本部に持参し、ブラッター会長と会見した。


犬飼会長は政財界に意見をということだが、ファンの意向はどうなっているのだろう。まずファンありきではないのだろうか。

スタジアムを建設するにも、交通インフラの充実にも政財界の協力は不可欠だが、どのようなスタジアムがあって、交通機関の利用ができればいいかというのはファンの視線があったのこと。

無駄なスタジアムを造ってあとは壊すしかないということがあってもならない。日本は700兆円からの借金があり、無駄なものを造るお金はないのだ。

この前の日韓大会を見ていれば、アジアでやる必要はないとは思うけれども。

マナーの劣化は日本だけじゃなく、世界中で起こっており、あるいは貧困は拍車をかけている。W杯自体は楽しみなイベントではあるのだが、度を越したマナー違反があるかぎり、やめた方がいいと思っている。

日本での開催はファンが成熟してからでいいのではないか。世界中で日本人は川に飛びこむパフォーマンスをすると思われているかぎり、恥ずかしいことの繰り返しなのだから。

2009年3月30日月曜日

コートジボワールでスタジアムの事故!!

サッカー場で事故 19人死亡(NHK)

コートジボワールの港町、アビジャンにあるサッカー競技場で29日、ワールドカップのアフリカ最終予選、コートジボワール対マラウイの試合を見るため詰めかけた観客が入り口に殺到しました。その際、壁が突然倒れて、観客がピッチに向かって次々と折り重なるように倒れたということです。この事故で、少なくとも19人が死亡、130人以上がけがをしました。このあと試合は予定どおり行われ、5対0でコートジボワールが勝ちましたが、競技場周辺は、混乱を防ぐため警官隊が催涙弾を撃つなど、一時騒然となりました。アフリカではサッカーの人気が非常に高く、会場の収容人数を上回る観客が詰めかけることも少なくありませんが、競技場の老朽化が目立ち、これまでも同様の事故がたびたび起きています。


公式戦の日程は消化しなければならないし、試合を延期すると選手の招集ができないというのもわかるのだが。

19人も死んでいるのに、試合が行われてしまうなんて。

ヘイゼルの悲劇のときにも試合は行われたわけだけれども、きちんと気をつけていれば起こらなかったという教訓にはなったはず。

サッカーを見に行って死んでしまったり、怪我をしたりしたのではつまらない。こういう事故は本当にいたましい。アフリカは貧困だから、スタジアムの老朽化はどうしようもないという問題でもないだろうし。

とはいえ、スタジアムを造るということもできそうにない。まずはインフラという考えでおかしくなったのは資本主義の国なのだしね。

どうすればいいのか。サッカーは取りあげるわけにはいかない。生活も向上したほうがいい。そして、アフリカが搾取されてはならない。

しかし、豊かになったからといって幸せとは限らない。

難しい問題ではあるね。

2009年3月29日日曜日

日本はあと勝ち点3でW杯本戦出場へ

2010 FIFA World Cup South Africa Asian Qualification Round 4 Matchday 6 Japan 1-0 Bahrain @ Saitama Stadium 2002
Japan:Shunsuke Nakamura 47

俊輔がW杯に連れて行く!王手FK弾決めた(スポーツニッポン)

日本代表は28日、W杯アジア最終予選第5戦でバーレーンと対戦し、1―0で勝った。後半2分にMF中村俊輔(30)が国際Aマッチ通算23点目となるFKからのゴールを決め、チームを最終予選ホーム初勝利に導いた。日本は3勝2分けとなり、試合のなかったオーストラリアを抜き暫定ながらA組首位。6月6日の次戦アウェー・ウズベキスタン戦に勝てば4大会連続のW杯本大会出場が決まる。


カタールウズベキスタンに破れたため、日本は残り3試合で勝ち点3を取れば2位以内が確定し、本戦出場が決まる。

だからこそ、試合後も課題を口にすることを忘れなかった。例えば、後半19分にDF内田のシュートがニアのクロスバーに阻まれた場面。ファーサイドに誰も詰めていなかったことを指摘して「ファーにFWが走っていれば、シュートがはじかれても詰めて点が入る」と説明。「個人的にもそうだけど1プレー、1プレーをもっと大事にしないと」とさらなるレベルアップの必要性を説いた。

「布陣でも、見ないでパス回しができるぐらいにもっと(連係を)詰めていかないと」と中村。WBC決勝で決勝打を放ったイチロー同様、サッカー界のリーダーである中村が、岡田監督も掲げるW杯4強入りに向け、さらにチームを押し上げていく。


中村俊輔をここまで持ちあげなければならない理由は何だろう。素晴らしい選手であることは間違いないが、世界のベスト100に入るくらいの選手であって、唯一無二の選手ではない。移籍で100億を超えるような市場価値がある選手でもないし、ビッグクラブが奪い合いをするような選手でもない。日本サッカー界にとっては至宝だが、世界の中ではFKが上手く、ゲームにためが作れるレベルが高い選手という評価だ。メジャーリーグで次々と記録を塗り替えるイチローとは市場価値がまったく違う。

いや、そういう問題ではなく、中村俊輔とイチローを同列で扱うこと自体が違う。サッカーと野球は同じカテゴリでくくれるスポーツではないのだ。

中村俊輔は内田がシュートを撃ったときにFWが詰めていればと言っていたがあの場所になぜ中村俊輔がいかないという問題にもなる。彼はゲームメイカーだからエリア内に詰めなくてもいいという理屈にはならないからだ。バランサーは遠藤で中村俊輔は攻撃的MFだった。あそこに飛びこむのが仕事だろう。なぜ君が行かないのと言えないところに日本のマスコミの弱さがある。

そして、いざ本戦で惨敗するとこれだけ持ちあげておいても叩き落とすのだ。

こういうことが許される世界ではないことはわかっていないのだろう。自国の士気を落とすようなことを書いてファンがついてくると考えているのだろうか。

まずは現実を見せることではないのか。

バーレーン戦後 岡田監督会見 (1/2)
2010FIFAワールドカップ・アジア最終予選
(スポーツナビ)

試合前から今日はタフで激しい試合になるだろうと。ワールドカップ(W杯)予選で勝ち点3を取ることは、そんなに簡単なことではないよ、と思っていたが予想通りでした。そんな中で選手たちは、今日の試合前のミーティングではほとんど何も言わなかったです。今回のキャンプを見ていて、何も言う必要はないと。それとともに、余計なことは言わない方がいいだろうと思って(試合に)送り出しました。選手たちが自分たちで今の状況、相手の戦い方、そして自分たちの強みは何かということを自覚して戦ってくれました。素晴らしい試合をしてくれたと思っています。このチームは時々しか集まれないにもかかわらず、集まるたびに少しずつチームになってきていると感じています。ただ、われわれはまだ何も得ていないわけで、またわれわれはもっともっと質を高め、より強くなっていかなければならないと思っています。ただ最後まで頑張ってくれた選手たちには感謝したいと思います。


余裕が出てきたためか、就任当時の悲壮感というものはこの会見では見られない。優等生といってもいいようなコメントで、突っ込みどころは満載なのだけど、レベルの低い日本のサッカー番記者では何もできないコメントを出した。

――中に起点を作って裏を狙うという発言があったが、今日の試合では浮き球で狙うボールが多くて相手DFに引っかかることが多かった。もっと足元のパスを狙うとか、いろいろ変えていくべきだったのではないか。それから後半始まって10分くらいに、相手選手が倒れているタイミングで何か指示をしていたようだが、何を言っていたのか

グラウンダーのパスでのワンツーで裏を狙うのは何度か出ていたと思っています。ハーフタイムで指示したことのひとつに、アーリークロスを中央の選手に引っかけるなと。アーリークロスを入れるのであれば、その裏まで入れるかニアゾーンに流し込め、ということは言ったんですけど。中央から外へ逃げるように流すグラウンダーというのは、後半に2、3回ありました。ワンツーで抜け出たのも2回くらいあったので、選手は意識してくれていると思っています。

後半10分くらいに話したのは、確かボールサイドで相手がかなりリスクを負って縦パスを狙ってきていて、自陣あるいはMFゾーンにかなり来ていたので、そこは慌てずにしっかりボールを動かせと。そしてもう20メートル上がったところから縦に(ボールを)入れるようにと言いました。


日本の記者は世界の戦い方というのを知らないか、あるいは戦術論を考えたこともないのだろう。質問がおかしい。

なぜ中央突破にこだわったか、高さ勝負になるアーリークロスではなく、ディープクロスまでの押し上げをしなかったか、両サイドのフルバックではなく、両サイドハーフによるクロスは考えていないのか。あるいは、ファーストトップという高さで勝負できるストライカーを置かないのはなぜか。

岡田の戦術にはおかしなところは多い。そのことを突っ込めず、言いたいままにインタビューを続けるなら大本営発表と変わらない。

岡田はどんな質問にも今なら答えてくれるはずだ。それを利用しないというのはファンへの裏切りではないか。

試合後 バーレーン代表マチャラ監督会見
2010FIFAワールドカップ・アジア最終予選
(スポーツナビ)

――日本のことを高く評価しているが、それは具体的に何がいいと思うのか?

11ポイント取っているではないか。やはりこの予選で大事なことは本大会に行くことだ。もちろんこれからオーストラリアに挑戦するという大事な試合があるし、南アフリカでも大変な試合もあるわけだが、やはり11ポイントを獲得したことは何より大事だと思う。今までの試合で(日本は)ホームゲームでは勝っていなかったので、強いプレッシャーの中にいたと思う。それでも最後まで何とかこらえて、われわれにチャンスを与えずに勝つことができている。


これは日本のマスコミの嫌らしさだ。サッカーに限らず、あらゆるスポーツで相手チームから日本がよかったというコメントを引き出そうとする。リップサービスがあることも忘れて。そんなことをしても意味がないのだ。相手が本当のことをいうとは限らない。バカじゃないのか。

――結果は残念だろうが、内容的には負けた気がしないのでは?

やはりここで国の問題が出てくる。(日本は)東京だけで人口が約1300万人。バーレーン一国の人口が約70万人だ。われわれは本当に小さな国だが、その規模を考えると才能を持った選手がたくさんいる。この小さな国の代表が最終予選に残れたことをわたしは誇りに思う。前回(のW杯予選で)は、トリニダード・トバゴに(プレーオフで)いい試合ができたと思う。今日の試合も多少のミスはあったが、最後の最後まで選手たちはあきらめずに戦い、日本という相手に恐れずに立ち向かっていった。負けはしたが、精いっぱい頑張ったと思う。そういう選手をわたしは誇りに思うし、支えていきたいと思う。それは監督として、大事なことだと思う。ここでは話せないが、代表には多くの問題がある。それでも選手は頑張ったと思う。


すごいなあ、マチャラ。この切り返しは素晴らしい。意味が分かっている記者はいるのだろうか。日本代表は人口70万人ほどの岡山市から選抜した代表チーム相手に1-0という試合しかできなかったということを言っている。分母の数が170倍も違う国でこれだけいいゲームができたというのは嫌味でしかないだろう。

サッカーは物量作戦はとれないにしろ、質の高さはどうしても選択の分母の大きさからということになる。日本はJリーグというプロがあるにしろ、こんなものかといわれたに等しい。

カタルシスなき前進 (1/2)
W杯アジア最終予選 日本代表対バーレーン代表
(スポーツナビ)

私が問題視しているのは、WBC優勝の余韻をバーレーン戦まで引っ張ろうとする、この奇妙な風潮である。例えば、昨年以来これで5度目の対戦となるバーレーンを韓国に例えてみたり、あるいは中村俊輔の存在感をイチローと比べてみたり、その揚げ句に「サッカーも野球に続け」と言わんばかりの押し付けがましい論調。もしかして報道する側は、WBCを持ち出さないと注目されないくらい、日本代表のニュースバリューは低下していると考えているのであろうか。だとしたら、大きなお世話である。

確かに、代表人気に凋落(ちょうらく)傾向があるのは紛れもない事実だ。観客動員数も明らかに減少しているし、かつてほどメディアの露出があるわけでもなく、グッズの売れゆきも芳しくないと聞いている。それでもW杯予選となれば、今でもチケットはすぐさま完売して、スタジアムは相変わらず超満員だ。こと代表人気に関して言えば、すべての親善試合が満員になるというバブル状態が沈静化しただけの話であって、それを「野球との人気逆転」と絡めて語るのは、明らかにお門違いであろう。

サッカーの問題は、あくまでサッカー界で決着を付けるべきである。代表人気が凋落傾向にあるのなら、見る者の魂を揺さぶるような試合を見せるのが一番だ。W杯アジア最終予選も、残り4試合。果たして私たちは「サッカーファンでよかった」と思える瞬間に、どれだけ立ち会うことができるだろうか。もちろん結果も大事だが、そろそろ体の芯から痺れるようなカタルシスを味わいたい。今の日本代表の実力を考慮するなら、決して贅沢(ぜいたく)な要求ではないように思うのだが、いかがであろうか。


たしかに野球は野球、サッカーはサッカーの問題だ。例えばサッカー名門校が高校野球で甲子園に出てきたときにサッカー部に負けないようにという言葉はよく聞かれるのだが、それは同じ高校に所属する生徒のライバル心から出てくるものであって、日本というくくりにしては意味がない。

スペインのようにバスケットボールで世界一になれるほど結束したのにサッカーでは無理なのはどうなのかという議論がなされたのとも次元が違う。

野球は優勝したから、サッカーでも頑張ってほしいですねというのはただの挨拶であって、議論ですらないのだ。

議論であればもちろん歓迎しよう。野球にあってサッカーに足りないものを示してくれるなら喜んで受け入れよう。だけど、野球は勝ったからサッカーも頑張ってではただの言葉でしかない。何の意味もないのだ。

サッカーの議論に戻ろう。

ところがこの日の日本は、どうにもゴールへの意識が希薄に感じられて仕方がなかった。ペナルティーエリアに持ち込んでおきながら、無意識にパスの受け手を探してしまう。あるいは、遠めから相手の意表を突くようなミドルシュートを打とうとしない。58分に田中達が見せた、右サイドから切れ込んでのシュート(GKにはじかれる)。そして65分と74分、内田が放った2本のミドルシュート(特に65分、バーに阻まれたシュートは本当に悔やまれる)。追加点のにおいが感じられたのは、その3つのシーンくらいであった。日本の攻撃は、確かに正確で小気味よいのだが、どうにも野性味と貪欲さに欠けるのが歯がゆい限り。昨今はやりの“草食系”という言葉が脳裏をよぎる。


強引にシュートという場面は見られなかった。それは事実。フリーで入れなければならないシュートを決めきれなかったのも事実。こういう圧倒的にゲームを支配しながらそれでも追加点を奪えない状況では後半の逆転を許すことにもなりかねない。W杯ベスト4と大言壮語をしてしまった岡田はまず勝てる試合をきっちり勝つというゲームをするようなチームにしなければならなかった。このゲームはあまりにもひどすぎた。点をとるチャンスがたくさんありながら、1-0の緊張感を楽しんでいるのかというくらい、追加点をとるというどん欲さはなかった。

だが正直なところ、この「カタルシスなき前進」に対して、私は少なからずの不満を抱いている。この試合のテーマは、そもそも何だったのか。「多少のリスクを懸けてでも点を取りにいく」ことではなかったか? 確かに指揮官は「リスクをかけて」と言いながらも、同時に「蛮勇」を戒めていた。だが、本当はもっと「蛮勇」があってもよかったのではないか。「蛮勇」が行き過ぎであるなら、もう少し「勇気」があってしかるべきだったと思う。どんなに相手DFに囲まれても、自ら切り込んでいく勇気。多少は無理な体勢であっても、わずかな可能性を信じてシュートを打つ勇気。そして一度や二度の失敗に臆することなく、三度目以降もチャレンジする勇気。それらは、日本がアジアを飛び出して世界と対峙(たいじ)する際には、必ず求められる重要なファクターではないだろうか。

この勝利で、予選突破は見えた。しかし私には、本大会での日本の勝利が、どうにもイメージできなかった。今の日本代表のサッカーは、プレーの緻密さと正確さを追求するがゆえに、ゴールに最低限必要な勇気を排除する傾向が強まっているように思えてならない。指揮官の言葉通り、日本が「このグループで一番点を取っている」のは紛れもない事実である。では、このカタルシスの欠如は、いったい何に起因するのだろう? 結果の大切さは認めつつも、いちサッカーファンとして、そのことが非常に気になるのである。


そう、試合のテーマが「多少のリスクを懸けてでも点を取りにいく」ことなら、中村俊輔のFK一発ではそのタスクを達成したとはとてもいえないだろう。失点は覚悟の上で3点、4点を取りにいくだけの積極性はほしかった。それだけの余裕はあったし、前半を終わった段階でバーレーンはカウンターに構えていることはわかったからだ。あのゲームプランはただバランスをとりながら安全に戦ったに過ぎない。ゴールも奪えれば奪おうというレベルだった。

W杯グループステージでシード国相手に勝ち点3がどうしても必要という第3戦目にあんな戦いをしていたのではベスト4というのは妄想に過ぎない。ポゼッションも高くは保てないし、攻撃の質も相手が上。その中で点を取られることなく、相手のミスに乗じて1点というゲームで世界を驚かせることはできない。

結局のところ、岡田はW杯フランス大会から少しも進歩はしていないのだ。3戦3敗。ゴール1。まだ1勝もしたことがない監督に指揮を任さなければならないほど、人材は不足しているわけではない。170億とも言われる日本サッカー協会の予算を考えれば、そして監督の国籍は問われないことを含めれば、人材はいくらでもいる。それこそ、何度もラブレターを送ったベンゲルに大会中だけの指揮を執ってもらえばいいだけの話しなのだ。

2009年3月28日土曜日

日本、中村俊輔のゴールでバーレーンを下す

2010 FIFA World Cup South Africa Asian Qualification Round 4 Matchday 6 Japan 1-0 Bahrain @ Saitama Stadium 2002
Japan:Shunsuke Nakamura 47

両国国旗、フェアプレー旗に続き、FIFA Anthemにのって両国選手の入場。バーレーン国歌「我等のバーレーン」の演奏、さいたま市立海老沼小学校合唱部による日本国歌「君が代」の合唱。

日本は青、白、青のファーストジャージ。システムは4-2-2-2。

Japan (2010 FIFA World Cup South Africa Asian Qualification Round 4 Matchday 6)
TamadaTatsuya Tanaka
OkuboShunsuke Nakamura
EndoHasebe
NagatomoUchida
Tulio TanakaNakazawa
 Narazaki 


バーレーンは赤一色のファーストジャージ。システムは4-2-3-1。

Bahrain (2010 FIFA World Cup South Africa Asian Qualification Round 4 Matchday 6)
 Jaycee John 
 Fatadi 
Salman IsaMohamed Hubail
AbdulrahmanSalmeen
AyeshMohamed Hubail
MarzooqiSayed Mohamed
 Sayed Jaafar 


前半。バーレーンのキックオフ。

56秒、日本。玉田、大久保とつないでエリア内へ浮き球のパス。田中達也が飛びこむがDFが入ってGKサイド・ジャファルがキャッチ。

日本、バーレーンともに激しいプレッシングで相手ボールを潰しにかかる。その中で細かいパスをつないだ日本がチャンスを作るがシュートまでいけず。

3分、日本。中村俊輔からのパス。大久保がくさびに入って、右サイドから飛びこんだ田中達也がシュートを撃つがサイドネット。

大久保のポストプレーに反応した田中達也が飛びこむがシュートは精度を欠く。

14分、バーレーン。モハメド・フバイルのボール奪取からファタディがそのままミドル。ゴール左に外れる。

バーレーンもプレスからのショートカウンターを狙っている。長谷部からボールを奪い、ファタディにつないでそのままミドル。GK楢崎も反応するが枠の外。

15分、日本。左サイドエリア角付近からのFK。遠藤が直接狙うが大きく枠の上。

遠藤のシュートは壁を超えて落ちきらず。

24分、日本。内田のボールカットからのカウンター。前線の玉田につなぐがバーレーンDFがCKに逃れる。

バーレーンが左サイドから攻め立てていたところからボールを奪ってのカウンター。内田、玉田とつなげてビッグチャンスになるが、カットが入ってCKに。

24分、日本。遠藤のCK。ファーで中澤がヘッドで叩くがバーレーンDFが枠内でクリア。

遠藤のインスイングのCK。中澤がヘッドを当てるがマウス内に入っていたモハメド・フバイルがクリア。

34分、バーレーン。右サイドでサルミーンとモハメド・フバイルのパス交換からサルミーンがエリア内へのパス。ファタディは触れず。GK楢崎がキャッチ。

バーレーンのチャンス。サイドで起点を作ってエリア内にも人数をかけるアタック。

41分、日本。闘莉王のボール奪取から中村俊輔の浮き球のパス。玉田が抜け出すがバーレーンDFがボールをカット。

闘莉王がボールを奪ってのショートカウンター。玉田が抜け出すがシュートまでは撃てず。

44分、バーレーン。審判への異議でジェイシー・ジョンにイエローカード。

中澤への競り合いをファールと判定されたジェイシー・ジョンが審判に抗議。異議と見なされてイエロー。

アディショナルタイムはなく、前半終了。0-0で折り返し。

後半。日本のキックオフ。

46分、日本先制。ゴール正面左からのFK。中村俊輔がボールを動かし遠藤が止めて、中村俊輔が左足で狙う。バーレーンDFに当たってコースが変わり、そのままゴールマウスに吸いこまれてゴール。1-0。

ボールを動かしてからのシュート。マルズークに当たったボールは変化してゴール右隅に吸いこまれた。

52分、バーレーン。右サイドのオマルからのクロスを中澤がクリアミス。ファタディがプレゼントボールを叩くが中澤がシュートブロック。

中澤のクリアボールはファタディへのプレゼントボール。ファタディがそのままミドルを撃つが中澤がブロック。

57分、日本。中村俊輔のボール奪取から右サイドの田中達也へのパス。フリーで受けた田中達也がそのままドリブルで持ちこみシュート。GKサイド・ジャファルがセーブしてCKに。

バーレーンのトラップが浮いたところを中村俊輔がカット。田中達也に振ってのシュートだったがサイド・ジャファルがきっちりセーブ。

61分、バーレーン。大久保へのファールでオマルにイエローカード。

完全に抜けた大久保への後ろからのチャージでイエロー。

64分、日本。バーレーンのCKからのカウンター。玉田がドリブルで仕掛け、右サイドの内田へのパス。内田がミドルを狙うがクロスバーに嫌われる。

玉田の仕掛けからフリーの内田へ。内田は思いきって撃つがクロスバー直撃。

73分、日本。左サイドから玉田、中村俊輔、大久保とつないで右サイドの内田へ。内田のミドルはゴール左に外れる。

左サイドのオーバーロードから右サイドに振ってのミドル。ゴール左に外れる。

74分、バーレーン。オマルに代えてアブディを投入。

オマルは右サイドからの突破はあったが存在感はそれほどなかった。

75分、日本。長谷部に代えて橋本を投入。

長谷部はフリーになる場面も多かったが、バランサーとして機能。

78分、日本。玉田に代えて松井を投入。

大久保が前線に。松井は左サイドに。

85分、日本。遅延行為で田中達也にイエローカード。

交代を急がなかったということでイエロー。

85分、日本。田中達也に代えて岡崎を投入。

岡崎は大久保とともにトップに。

アディショナルタイムは3分。

90分、バーレーン。アーイシュに代えてイスマイル・ハサンを投入。

DFを1枚削って1点を取りにきた。

日本がボールをキープして、このままタイムアップ。1-0で日本の勝利。

日本は暫定でグループAの首位となった。

2009年3月27日金曜日

愛媛の快進撃を分析すると

4節を終わって3勝1分、勝ち点10で3位につける愛媛FC。開幕戦は見に行ったのだが、実は好調の原因はわからない。このコラムにも書いているのだが、昨シーズン終盤のほうがいいサッカーはしていた。展開力も去年のほうが上だし、今季はミスも多い。それでも上位にいるというのはいったいなぜなのか。

愛媛FC、躍進の秘密 (1/2)(スポーツナビ)

例えば、昨シーズン終了から今季開幕までをざっと振り返ってみても、主力はほぼ残留したとはいえ、期限付き移籍を含めて大量14名がチームを去った。それに対し、獲得できた選手はわずか8名。集客面も含めた目玉として、クラブが獲得を目指していた愛媛県新居浜市出身のMF福西崇史(元東京V)は、本人の引退という決断によって交渉は幕引きとなった。

2度にわたりGM(ゼネラル・マネジャー)の佐伯真道がブラジルに渡って獲得を目指した外国人FWも、決定寸前で破談している。何より、一連の不況により「スポンサー収入は昨シーズンの1割から2割減になりそう」(佐伯GM)という地方クラブの現実において、年間約4億9000万円しかない予算をかんがみても、「ない袖は振れない」というのが本音。一見すると、やはりプラスの要素を探す方が難しいのである。


選手の質ではおそらく下から数えたほうがいいだろう。J2ということを考えてもリーグ戦を戦うだけの戦力ギリギリというところ。選手層もそれほど厚くないし、主力の故障があればバックアッパーにも苦慮する陣容だ。お金があるからいい選手が集まるというわけではないが、資金がないというのはやはり大きな弱点になる。


確かに、今季になってトレーニング内容が一変したのかと言われれば、そのようなことは全くない。通常トレーニングの大半は、4分の1コートでの5対5やハーフコートでの8対8など、プレッシャーをかけ合う中での攻守にわたった正確なボールコントロールを求める作業が中心。大山俊輔や横谷繁の両サイドハーフ、高杉亮太、三上卓哉の両サイドバックをストロングポイントとしつつ、「仕掛けながらつなぐ」というチームコンセプトは実はこの5年間、タレントの違いはあれ一貫したものなのである。

その一方で、明らかに昨年と変わった、というよりは増えたトレーニング風景が1つある。それは素走りの量。シーズン前は8キロインターバル走や10分間走といったさまざまな素走りメニューがキャンプ前半まで続き、現在も週明け最初のメニューは4キロ程度のインターバル走が中心。「今年は走ることをベースにしたい」と指揮官が始動日に明言した通り、この地獄のトレーニングは夏まで続くという。

そして、この素走りの効果は早くもさまざまなところに表れている。今季ここまで3得点で、内村圭宏と並びJ2得点ランキングトップにつけているFWの田中俊也はこう語る。「昨年よりも長い距離を走れているし、奪ってから速い攻撃やゴール前に入る人数も増えている」。また、DFの金守智哉も「集中力が切れると頭の回転が遅くなるが、走れていることで判断にも余裕ができている」と試合運びにおける変化を話す。

例をあげれば、劣勢の中で自陣ゴール前からの1本のロングパスで内村が独走して奪った第2節・富山戦の2点目。相手が前掛かりに来るところを利用して、カウンターからFWジョジマールが後半ロスタイムにゲットした第3節・岐阜戦の3点目などはまさに、「切り替えの速さ」という判断が存分に発揮されたものだ。チームコンセプトをより生かすために始めたスタミナ強化はここまで、昨季42試合で39得点とJ2・15チーム中最下位に終わった得点力を着実に押し上げる効果を生み出している。


サッカーというのは走力とボールコントロールの力があれば、なんとかなるものだ。ロングカウンター1本でもきっちりトラップできれば相手DFを置き去りにしてゴールに向かうことができる。急に足が速くなることはないにしても、90分通して走れれば相手を振りきることもできるようになる。

走力とボールコントロールで相手を凌駕すれば、判断力にも余裕が出てくる。そうなれば展開も楽になり、そして攻撃に幅が出てくる。愛媛の望月監督はそういう好転を目指しているのかもしれない。タレントの質はそれほど高くなくてもインテリジェンスが高ければ十分に戦える。ヨーロッパのトップリーグでは選手の質も力も違う選手がインテリジェンスを身につけているが、日本の場合はインテリジェンスにそれほどの差はない。その部分を高めていけば、相手を思い通りにコントロールすることも可能だ。

となれば、愛媛は走力で両サイドからえぐり、そしてゴールを奪うというスタイルを磨くことで相手のDFを外に開かせることができる。

今はまだ押し込まれたり、ポゼッションで圧倒されたりすることもあるが、そういう部分だけではサッカーの勝ち負けは決まらないということがわかれば、慌てることもなくなる。落ち着けば勝機も増えてくるのだ。

もう1つ、普段の練習を見ていて大きな変化を感じるのは、チーム内における競争意識、かつ戦術共有意識の向上である。最大で31名を抱えていた昨シーズンは、試合に出場できる選手とできない選手のモチベーションの差が大きく、練習中にも緊張感を欠く場面が目立った。だが、J1・J2含めて最小の登録23名でスタートした今シーズンは、「今は目が行き届いているので、みんなチャンスだと思っている」と望月監督も認めるように、ともすると削り合いに近いような激しいバトルがトレーニング中から展開されている。さらに、紅白戦の合間や練習後にも、選手間で修正点を確認する姿が多く見られるようになった。

となると不思議なもので、選手たちの発言も自然と前向きになってきている。昨シーズンは途中でサイドハーフからボランチにコンバートされ、その難しさを口にしていた赤井秀一が、「ボランチは展開とかを考えながらやるので難しいが、難しいだけにやりがいがある。ボランチが楽しくなったら成長できるし、課題をクリアしたい」と、今季は強い意欲を語る。

攻守にわたる天性のスピードを持ちながら、メンタルコントロールに問題を抱えていた内村も、「昨年はコーチングがなかった部分もあったが、今年は奪ったときに相手が整っていない場合は、スピードに乗って仕掛けていこうとみんな言ってくれている」と、今季3ゴール、1アシストの好調が周囲とのコミュニケーションの改善によるものであることを明かす。


さらにコミュニケーション能力が高くなれば、サッカーの質は上がっていく。やりたいことができるサッカーというのは強い。

相手がある以上、自分たちのサッカーは簡単にはやらせてもらえないのだが、それでもまったくなにもできないわけではない。そのなかで特徴を出せれば自信につながる。自信がつけば、さらにプレーの精度も高まっていく。好循環がサッカーのレベルをあげていく。

今の愛媛はこの流れで上位を窺い、3位につけている。サッカーとしてはまだ攻撃の幅がナローでオーバーロードを作っても活かせないもどかしさはある。

だが、成長の余地があるということは上位とも互角に戦える力をつける可能性があるということだ。その意味は楽しみでもある。

お金がないクラブでも工夫次第で勝てるということが証明できれば。それは日本のサッカーに影響することもあるのではないか。

2009年3月26日木曜日

マスコミはサッカースタイルをフォーメーションで理解するのか

2010 FIFA World Cup South Africa Asian Qualification Round 4 Matchday 6 Japan vs. Bahrain @ Saitama Stadium 2002 28th March 2009 19:20 kick-off

岡ちゃん、対バーレーン超攻撃的布陣テスト(デイリースポーツ)

必勝の超攻撃的布陣だ。午後の非公開練習で行われた紅白戦。「積極的に何かを変えるわけじゃない。意識の違いで、特別なことはしてない」と煙幕を張った岡田監督だが、手は打っていた。

前半にテストしたのは1ボランチの超攻撃的な4-3-3システム。前線に人数をかけ、ロングボールの供給源となる相手3バックに3トップがプレスをかける攻守両面に積極的な布陣だ。中村俊は「最後はサイドバックが上がってもいい」と話し、展開によっては前代未聞の2-5-3布陣で波状攻撃を仕掛ける可能性も浮上した。

後半は中盤をダイヤ型に変えた4-4-2を試した。両サイドへのロングボールに対処しやすく、1月のバーレーン戦でも試合途中から採用した布陣を再確認。水も漏らさぬバーレーン対策だ。


この記事を書いた記者はサッカーを知らないのではなかろうか。3バックには1トップというのはセオリーだが、それはマークのギャップが生まれるからであって、3FWがプレスをかけるためではない。両サイドのウイングが外に開けば開くほど3バックの間が広がり、センターから飛びこめるという利点がある。ただし、このシステムが超攻撃的かというとそうでもない。

システムは丈の短い毛布のようなもので、どこかが絶対に足りず、使い方によって守備的にも攻撃的にも変わる。

実際同じシステムを使ったモウリーニョ時代のチェルシーはカウンター主体の守備的なチームだった。

4-3-3フォアボランチや4-3-1-2がサイドを制するためのタクティクスというのなら理解できる。世界の潮流はサイドを制するものが有利という動きを見せている。だからと言って超攻撃的ではないのだ。

マスコミがこういう勘違いをしているから日本代表のサッカーもレベルが低くなり、そしてファンの成長を妨げている。一部のファンの声をマスコミはまったく取りあげないし、その閉鎖的なシステムは日本サッカー協会も同じだ。

自分たちは批判を表現の自由としてするくせに、批判されるのを極端に嫌う。

それは民主主義とは言わないのではないか。日本のサッカーの議論はまだ活発ではないのだろう。

2009年3月25日水曜日

ユーロ2016の立候補は5カ国・4地域に

コペンハーゲンで行われたUEFA

Green light for club financial control panel(uefa.com)

First concrete measures
"This is the first step to have concrete measures to promote what we call financial fair play," UEFA General Secretary David Taylor told uefa.com. "We already have a club licensing system across Europe – a system based on national licensing by national associations or leagues. We feel that it is important to have something at European level, and [the panel] will look specifically at the finances of clubs and how they are structured. As from next season, this panel will be doing continuous monitoring."

Protection of young players
With regard to the protection of youngsters, a resolution was adopted at the Professional Football Strategy Council meeting in Nyon earlier this month, in which all four groups present (associations, clubs, leagues and players) agreed on the principle that there should be no international transfers of minors – players aged under 18 – either into Europe or within Europe. Click here for further details.

Moral campaign
The Executive Committee agreed that further discussions with FIFA, the Professional Football Strategy Council, the European Union authorities and others should continue on this subject. "This is very much a moral campaign," said Mr Taylor. "UEFA and FIFA are in entire agreement [on the issue] – what we have to do is to talk once more to the European Union about football's unanimous desire [on this]. We want everything to be on the basis of 18 [years of age], and we want to stop the trafficking of young people between countries and particularly between continents."

2016 bidders confirmed
The Executive Committee also approved a request by the UEFA administration to appoint two additional disciplinary inspectors, in a move that will reinforce the UEFA unit in charge of detecting betting fraud activities. The committee also confirmed the list of bidders for hosting UEFA EURO 2016™. The four bidders – France, Italy, Norway/Sweden and Turkey – will now receive official bid requirements on 3 April, and have to complete their bid dossiers for presentation to UEFA by 15 February 2010. The tournament in 2016 will be the first to feature 24 teams.


メインで話し合われたのはEURO 2016の開催地としてフランスイタリアノルウェイスウェーデンの共催、トルコの5カ国・4地域の立候補を認めること、未成年のプレーヤーの保護の問題、財政問題についてのことが話し合われた。

未成年の移籍に関してはFIFAと見解を同じにすること、同調してことにあたることが話し合われた。

財政問題に関してはライセンスのハードルが高くして健全な運営を求めることなど。このライセンスの徹底はプレミアで大きな借財があるビッグ4やセリエAでオーナーに依存している赤字のクラブが降格という可能性もある。

2009/10 Competition format(uefa.com)

2009/10 UEFA Champions League match calendar

First qualifying round, 1st leg 30.06/01.07.2009
First qualifying round, 2nd leg 07/08.07.2009
Second qualifying round, 1st leg 14/15.07.2009
Second qualifying round, 2nd leg 21/22.07.2009
Third qualifying round, 1st leg 28/29.07.2009
Third qualifying round, 2nd leg 04/05.08.2009
Play-off round, 1st leg 18/19.08.2009
Play-off round, 2nd leg 25/26.08.2009
Group stage, Matchday 1 15/16.09.2009
Group stage, Matchday 2 29/30.09.2009
Group stage, Matchday 3 20/21.10.2009
Group stage, Matchday 4 03/04.11.2009
Group stage, Matchday 5 24/25.11.2009
Group stage, Matchday 6 08/09.12.2009
First knockout round, first leg 16/17/23/24.02.2010
First knockout round, second leg 09/10/16/17.03.2010
Quarter-finals, first leg 30/31.03.2010
Quarter-finals, second leg 06/07.04.2010
Semi-finals, first leg 20/21.04.2010
Semi-finals, second leg 27/28.04.2010
Final (Santiago Bernabéu, Madrid) 22.05.2010


UEFA Champions Legueに関しては09/10シーズンのカレンダーとレギュレーションが発表された。決勝の地はレアル・マドリーの本拠地サンチャゴ・ベルナベウ。財政問題との関係があるために、上位チームとは限らない可能性はある。

UEFA理事会、ユーロ2016開催候補地に5カ国4地域を正式承認(スポーツナビ)

UEFA(欧州サッカー連盟)の理事会は、2016年のユーロ(欧州選手権)の誘致に名乗りを上げたフランス、イタリア、トルコおよび、共同開催を目指すノルウェーとスウェーデンの5カ国4地域を、立候補地として正式に承認した。また、来シーズンのチャンピオンズリーグ、ヨーロッパリーグ、欧州スーパーカップなどの開催要項についても併せて発表した。

デンマークのコペンハーゲンで行われた理事会では、各クラブへのライセンス交付をより厳しく管理するために、クラブの財務状態を審査する機関が創設されることも承認された。新設機関は交付されたライセンスが的確であるかをチェックするため、クラブの会計監査を行うと同時に、クラブが規程を順守しているかどうかの審査も担当する。


こちらは日本語版。詳細は英語で読んでもらったほうがいいだろうが、日本語でも十分にわかるということだが。ヨーロッパリーグって何だろう。ドメスティックリーグのことかな。

2009年3月24日火曜日

ネドベドに最後のタイトルを切に願う!!

ユベントスの監督だったとして、現在のタクティクスでレフトサイドの選手のファーストチョイスは誰にするか。

ユーベの左サイドができる選手はネドベド、ジョビンコ、マルキオンニ、デ・チェリエ、サリハミジッチ、デル・ピエロがいる。守備力を問うならデ・チェリエとサリハミジッチ、突破力を考えればジョビンコ、マルキオンニ、ボールの収まりを考えるならデル・ピエロということになる。

しかし、どう考えてもファーストチョイスはネドベドだろう。彼はレフトサイドだけではなく、攻撃的なピッチのほぼ全面をカバーする運動量がある。そして、強烈な左右のミドル。36歳になっても一流の選手として名前があがる。ネドベドを重洗車だとすると、ジョビンコ、マルキオンニは軽量級、デル・ピエロはセコンダ・プンタに特化し、デ・チェリエは経験不足、サリハミジッチは安定志向に尽きる。

ネドベド、かなわなかったCL決勝への思い (1/3)(スポーツナビ)

「試合後のロッカールームで僕らは皆、失望で沈み、誰も口を開こうとはしなかった。でも、中でも最も悲しみに打ちひしがれていたのは、間違いなくネドベドだった。自分の中に閉じこもってしまっていた。彼は、もっといい状態でこの試合に臨み、チャンピオンズリーグ(CL)でもっと輝かしい終えんを迎えるに値する選手だった……。もし彼が、故障で交代せずにピッチに残っていたら、試合の結果はまったく違ったものになっていたはずだ」

2-2で第2戦が終わり、2試合合計2-3でユベントスの敗退が決まったCLの対チェルシー戦の後、チアゴはひっそりとこう明かした。


あれは故障というよりも、チェルシーのネドベド潰しだった。ユベントスで一番危険な選手はネドベドで、ヒディンクは攻撃の芽を潰すためにネドベドに危険なタックルを仕掛けた。二度の負傷でネドベドはピッチから去らなければならなかった。わずか13分の間に治療を要する負傷を二度もしなければならないというのはよほど悪質なタックルを仕掛けたということだろう。それだけヒディンクはネドベドが怖かったのだ。

02-03シーズンのレアル・マドリーとの準決勝第2戦、ネドベドは自らのゴールと並外れたパフォーマンスによって、CL決勝行きの切符をもぎ取った。しかし、3-1でリードしていたこの試合の終了間際、彼はまったく不必要だったファウルを犯し、累積警告のため決勝の出場資格を失ってしまう。

「チェコに住んでいたころ、テレビでCLを見て、いつの日かそこでプレーしたいと思った。子供のときから、僕はあの“ビッグイヤー(優勝トロフィー)”を勝ち取ることを、ずっと夢見ていたんだよ」

いつもこう語っていたネドベドは、レアル・マドリー戦が終わると勝利を喜ぶ仲間の間を縫って、涙にくれながらピッチを去った。そしてマンチェスターでの決勝で、ユベントスはネドベドの不在を痛感させられることになる。攻撃面での牙を失ったユベントスは、スコアレスで120分を終えた後、結局PK戦の末、ミランに敗れた。

その年の終わりに受賞したバロンドール(欧州最優秀選手賞/当時)も、ネドベドのトラウマを癒すことはなかった。受賞に先立ち、彼は「個人的な賞に興味はない。僕は、チームとともに勝ちたいんだ。驚かれるかもしれないけど、僕の夢はCLであって、バロンドールではないんだ」と漏らしていた。

バロンドールを主催する『フランス・フットボール』誌の関係者たちが聞いたら気分を害しそうだが、受賞した後でさえ、ネドベドは「僕はこの賞を、喜んでCLのタイトルと取り替える」とはばかりなく言っている。あの優勝カップはもはや、彼の執念の権化となっていた。だからこそ、その6年後にチェルシー戦を前にして、また同じ言葉を繰り返したのだ。「この大会に優勝するためだったら、僕はすべてを投げ出す」と。


レアル・マドリーとのセミファイナルセカンドレグで勝利を確定させたあとのジャッロでネドベドはファイナルのサスペンションが決まった。喜びをあらわにするユーベの選手たちの中でピッチに蹲り、泣きながら「死にたい」と言った彼のことを絶対に忘れない。

できることなら、もう一度だけでも彼のためにファイナルの地に連れていってあげたかった。彼は鉄人でいつまででも現役でいると思ってしまうけれども、彼も来シーズンは37歳。いつまででも高いレベルを保っていられるわけでもない。

モッジが余計なことをしなければ、2回チャンスはあったはずだが、それでもネドベドはユーベを躊躇なく選んだ。移籍しようと思えばどこにでも行ける状態だったのだけど。

しかし、シーシュポスの勇気と執念をあざ笑うような残酷ないたずらは、その後も続いた。ユベントスは03-04シーズンは決勝トーナメント1回戦、続く2シーズンは準々決勝で欧州の舞台から敗退。それから06年夏、不正スキャンダルによるセリエB降格事件が起きる。「ユベントスとの契約は06年夏に切れる。その時に引退するという意思をすでに表明しているし、考えを変えるつもりはない」。こう明言していたネドベドが残留を決めた理由の1つには、煉獄に落ちたユベントスを見捨ててはいけない、という忠義の念があった。

CL優勝だけを望むなら、降格が決まるや四散したイブラヒモビッチ、ビエイラ、カンナバーロ、テュラムらほかのスターたちのように、ほかのビッグクラブに移ることもできたはずだ。しかし、これまでいつも身につけるユニホームに忠義を尽くしてきたネドベドは、デルピエロらと並んで、ほぼ迷わず残留した数少ない選手であり、またクラブがぜひキープしたいと望んだ選手の1人でもあった。

おかげで今、彼がユベントスファンから受ける敬意は限りないものだ。クラブに残った選手の中にも不平を漏らす者は少なくなかったが、ネドベドは黙々とセリエBを戦った。そして、そこでもいくつもの勝負を分けるゴールを挙げ、デルピエロらと手を取り合ってチームをセリエAに引き上げた。


純粋な意味ではネドベドは生え抜きではない。それをいうならデル・ピエロも生え抜きではないが、彼はパドバでデビューしてすぐにユベントスに移籍してスターとしての道を歩んできた。ネドベドはあのジダンの後継者として選ばれた選手だった。バッジョがいたときのデル・ピエロとは立場が違う。デル・ピエロもバッジョと比べられるのを嫌っていたが、まったくプレースタイルが違うジダンと比べられるのは相当なプレッシャーだっただろう。しかし、彼はそのプレースタイルでユベンティーノを納得させ、そして愛される選手となった。

もちろん、彼の人柄もあるだろうが、やはり大きいのはユベントスを愛しているという事実、そのためにはどんな汚れ役でもきちんとこなすという彼の精神が大きい。カルチョポリで残留に向けて選手を説得して回り、昇格に向けて全力を尽くしたという事実はネドベドを神聖化したといっても過言ではないだろう。

ユベンティーノはネドベドが望むなら、たとえ、トップフォームからおちてしまっても彼をチャンピオンズリーグのファイナルの地に立たせたいと思うのだ。

もっとも謙虚なネドベドは、自分が現在の地位に至った理由を“努力する能力”のおかげだと見なしている。02-03シーズンのCLで夢の舞台を踏む権利をはく奪された後、立ち直るにはかなりの時間がかかった。そして彼が悪夢から気持ちをそらすためにやったのは……猛練習だったのだ。

「僕は練習し、練習し、練習した。休暇で海に行っていた間でさえ、毎日のランニングの量を決して減らすことはなかった。僕の強さの秘密は、まさにこれなんだ――努力すること。僕は技術的に、特に並外れているわけではない。もし細心の注意を払ってコンディション作りをしていなかったら、決して今のレベルに至ることはなかっただろう」

しかし、時間とともに痛みは薄れても、CL決勝への妄念を消すことは容易ではなかった。「あの警告のことは、いまだ頻繁に考える。あのシーンが、昼夜問わず繰り返し頭によみがえってくるんだ。この夏の休暇の間もそうだった。この嫌な思い出のために、眠れないこともよくあった。僕は、何としてでもマンチェスターでの決勝に出たいと思っていた。あれは僕のキャリアの頂点となるはずの試合だったんだ。あのことを記憶から消し去るのは難しいだろう」。ネドベドはユーロ04の前に、こう心境を明かしている。

「試合はすでに決まっていたのだから、彼がすでに警告を受けていたことを考慮し、交代させるべきだった」と、リッピ監督を非難する者も出て、この一件はイタリアで大きな論議を醸した。しかしネドベドは、「同意できない。監督が僕を残したのは良いことだ。なぜって、僕は常にプレーしたいと思っているからね」と反論した。

また、警告をもたらした不要なタックルを後悔しているかと聞かれた時には、きっぱりとこう答えた。

「いや、あのようなタックルを再びやるだろう。僕は計算して後ろに引くようなタイプではないし、ピッチ上の選手は本能を決して制御できないものなんだ。僕はあれを、運命の仕掛けた不実ないたずらだったと思っている。最も大切に思っていた試合を僕から取り上げた、残酷なジョークだったと」


ネドベドは運命のジョークとして最後のチャンスを失ってしまったことを振り返っている。彼は同じようにプレーし、そしてファイナルに立てない結末になった。

ぼくは根っからのユベンティーノであるが、この数年はネドベドをファイナルの地に立たせるだけのためにユーベを応援していたと思う。優先順位はそれが一番だった。モチベーションはいつでも高かった。

そのネドベドも今シーズン限りでスパイクを脱ぐ。まだ信じられないがこれは事実だ。彼の性格からしてユベントスが来季もチャンピオンズリーグに出られるからといって前言を翻すことはないだろう。だからこそ、悪質なタックルを仕掛けたチェルシーとヒディンクを許すことは絶対にできないのだが。

彼は引退後のことは考えていないと言っているが、B落ちしたときにはプリマヴェーラで指導をするというようなことを言っていた。それが叶うといいと思う。

2009年3月23日月曜日

FIFAはオリンピックトーナメントに新ルールを提案

FIFAでは様々なことが話し合われていて、その内容についてもサイトでアップされているのだが、今回はかなり時間をかけて探したのだけれども結論を見つけることはできなかった。ただ、日本の新聞が速報で伝えていることから大筋は決まり、記者発表はしているのだろう。

FIFA competitions, 6+5 on agenda(FIFA)

The FIFA Executive Committee, chaired by President Joseph S. Blatter, will convene in Zurich on Thursday and Friday, 19-20 March 2009, for its first meeting of the year. The agenda features a wide range of topics, including discussions on the FIFA competitions that will take place in 2009, and other important issues such as the protection of minors or the 6+5 resolution.
Less than three months before the FIFA Confederations Cup 2009, the FIFA executive will be given an update on the current status of preparations for the "championship of champions", as well as for the 2010 FIFA World Cup™ in South Africa.

Other topics on the committee's agenda include:
- preparations for the other world football competitions of the year: the FIFA U-17 World Cup Nigeria 2009, the FIFA U-20 World Cup Egypt 2009, the FIFA Club World Cup Abu Dhabi 2009 and the FIFA Beach Soccer World Cup Dubai 2009
- the Olympic Football Tournaments
- presentation of the 2008 FIFA Financial Report
- an update on the legal study conducted by the Institute for European Affairs (INEA) on the 6+5 resolution and its compatibility with European Community Law
- a discussion of the measures adopted to protect minors in football
- a review of pending cases related to member associations
Finally, the executive will receive reports on the various committee meetings that will be held during the week of 16-20 March, as well as those that have taken place since the last FIFA Executive Committee meeting held in Tokyo in December 2008.


以上のことが現在話し合われている議題。

ヨーロッパ国内リーグの6+5問題、南アフリカで開かれるコンフェデレーションズカップについてもW杯南アフリカ大会と同じように世界チャンピオンの称号を与える準備をすること、年代別ワールドカップの準備、オリンピックの問題、2008年の金融危機、6+5問題はEU lawに抵触するかどうか、未成年の移籍問題について、その他のこと。

五輪は21歳以下へ、改正案まとまる(日刊スポーツ)

国際サッカー連盟(FIFA)は19日に始まった理事会で、2012年のロンドン五輪から男子の参加規定を21歳以下とする改正案をまとめた。6月の総会に諮る。

最終的には国際オリンピック委員会(IOC)の承認が必要で、受け入れられた場合には11年のU-20(20歳以下)W杯がロンドン五輪の予選を兼ねるという。


その結果、五輪に関しては男子の参加規定をU-21にすること、そして大陸予選は行われず、エジプトで2011年に行われるU-21 World Cupが予選を兼ねるということが確認されたようだ。

つまり、この結果によっては南米とヨーロッパとアフリカだけの出場になっても止むなしということらしい。

たしかにオリンピック予選に関してはアジアの枠は広すぎたからね。

ということで、アジアを勝ち抜くだけではオリンピックに出られなくなるこのシステムに日本はどう反応するだろうね。

うまくいけば、W杯本戦も同じようなシステムになるかもしれないからね。

2009年3月22日日曜日

ラ・シニョーラ、ヤクインタのドッピエッタでローマに圧勝!!

Serie A Matchday 29 Roma 1-4 Juventus @ Olimpico
Roma:Roria 48
Juventus:Iaquinta 34,55,Mellberg 69,Nedved 74

ローマはジャッロロッソのファーストジャージ。システムは4-2-3-1。

Roma (Serie A Matchday 29)
 Vucinic 
 Baptista 
MenezTonetto
FilipeBrighi
RiisePanucci
LoriaMexes
 Doni 


ユベントスはビアンコネーロのファーストジャージ。システムは4-4-2。

Juventus (Serie A Matchday 29)
Del PieroIaquinta
GiovincoSalihamidzic
PoulsenTiago
MolinaroGrygera
ChielliniMellberg
 Buffon 


ローマはベンチにGKアルトゥール、マローモ、ブロスコ、クレッシェンツィ、ダレッサンドロ、ストーヤン、モンテッラ。モンテッラ以外はほとんどがプリマヴェーラの選手なのか。怪我人ばかりのローマは苦しいベンチ。

ユベントスはベンチにGKキメンティ、ゼビナ、アリアウド、クネゼビッチ、マルキオンニ、ネドベドトレゼゲと入った。クネゼビッチ、マルキオンニ、ネドベド、トレゼゲは全員故障明け。フル出場は難しいかもしれないが、戦況が硬直した中での切り札として使える。

プリマ・テンポ。ユベントスのキックオフ。

キエッリーニは前節鼻血を出していたときの怪我がひどいのか顔面にフェイスガードをつけての登場。

ポゼッションはややローマ。ユーベはミスパスが多く、受けに回ることが多い。前線でボールが収まらないのも厳しい。

17分、ローマ。フィリペの左サイドのスペースへのフィードに抜けだしたリーセが深くえぐってのクロス。ジュリオ・バチスタがあわせるがキエッリーニのブロックが入る。

完全に左サイドを抜かれてしまったが、最後のジュリオ・バチスタのティーロはなんとかブロック。キエッリーニのスーパープレー。

23分、ローマ。ジョビンコのカウンターを止めたロリアにカルテリーノ・ジャッロ。

ユーベ陣内でのファールだったが、持ち上がりでチャンスになりそうなところへのファール。

ローマはティーロを撃ったヴチニッチが負傷。ピッチの外に。

28分、ユーベ。ジュリオ・バチスタへのファールでチアゴにカルテリーノ・ジャッロ。

モリナーロのミスパスで奪われたボールを取り返そうとしてのジャッロ。やはり、ユーベはミスパスが多い。

ヴチニッチは戻ってきている。

33分、ユーベ先制。ジョビンコとポウルセンのウーノ・ドゥーエから抜けだしたジョビンコから前線のヤクインタへのパス。左サイドエリア角付近で受けたヤクインタがそのまま右足でティーロ。GKドニを破ってレッテ。0-1。

ジョビンコが突破した時点でヤクインタはフリー。あとは落ち着いて決めるだけ。右足を振り抜いたヤクインタはドニが届かない右隅にきれいに流しこんだ。

38分、ローマ。右サイドのパヌッチからのアーリークロスにヴチニッチがあわせるが、DFに当たってゴール右に外れる。

強烈なティーロだったがブッフォンは見切っていたのか動かず。

39分、ローマ。デル・ピエロへのファールでメクセスにカルテリーノ・ジャッロ。

メクセスはハンドだと抗議していたが認められず。

43分、ユーベ。チアゴからのカウンター。サリハミジッチが右サイドのヤクインタに振ってループ気味のティーロ。GKドニが落ち着いてキャッチ。

浮き球でヤクインタが狙ったがドニは落ち着いてボールを抑えた。こういうボールにもきちんと反応している。

アディショナルタイムは2分。

このままプリマ・テンポは終了。0-1とユーベのリードで折り返し。

ボールポゼッションはローマ48.8%、ユーベ51.2%、ショッツオンゴールはローマ1、ユーベ1、ショッツワイドはローマ2、ユーベ3、ブロックされたシュートはローマ3、ユーベ4。

セコンド・テンポ。ローマのキックオフ。

47分、ローマ同点。メネズのアンゴロ。ニアでロリアが左足をあわせてレッテ。GKブッフォンも反応していたが届かなかった。1-1。

続けてのアンゴロ。マークがずれたわけではないだろうが、ロリアが引っかけるように撃ったティーロがゴールに吸いこまれて同点に。

54分、ユーベ勝ち越し。右サイドのグリゲラからのクロス。リーセの頭に当たってゴール前に上がったボールをヤクインタがヘッドで叩きつけてレッテ。1-2。

グリゲラのボールはリーセに当たって跳ねたが飛んだコースがゴール前。ヤクインタがヘッドでドニを破ってレッテ。ヤクインタはドッピエッタ。

58分、ユーベ。ポウルセンからのボールをポストプレーでデル・ピエロが落とし、ジョビンコがティーロ。GKドニがセーブ。

ティーロ自体に力がなかった。というか、正直すぎた。

60分、ローマ。右サイドエリア角付近からのプニツィオーネ。メネズがゴール前にあげてファーでメクセスがあわせるが、メルベリがクリア。

メクセスのヘッドは力がなかったがメルベリと重なってアンゴロに。

61分、ユーベ。ローマのアンゴロからのカウンター。デル・ピエロが持ち上がりヤクインタにパス。ローマのDFに絡まれてこぼれたところを拾ってデル・ピエロに流してのティーロ。GKドニが飛び出していたがリーセがアンゴロにクリア。

完全な決定機。リーセが右足でなんとか弾き出した。

61分、ローマ。ロリアに代えてモンテッラを投入。

リーセがCBでトネットがレフトバックのかたち。メネズが右サイドに。ジュリオ・バチスタが左サイドに。

66分、ローマ。ヤクインタへのファールでリーセにカルテリーノ・ジャッロ。

ユーベのチャンスでアドバンテージをとっていたが、危険なタックルでジャッロ。

67分、ユーベ追加点。デル・ピエロのアンゴロ。ニアでメルベリがヘッドをあわせてGKドニを破ってレッテ。1-3。

メルベリは完全にフリーでジャストミート。ゴール左隅に突き刺さった。

68分、ユーベ。モンテッラへのファールでモリナーロにカルテリーノ・ジャッロ。

モンテッラと競り合ってのボール奪取に見えたけれども。

69分、ユーベ。チアゴに代えてネドベドを投入。

怪我で戦列を離れていたネドベドが復帰。セントラルMFの位置。

72分、ユーベ。ジョビンコに代えてマルキオンニを投入。

マルキオンニも復帰。そのまま左サイドか。

73分、ユーベ追加点。右サイドからグリゲラのスローイン。サリハミジッチのクロスをローマのDFがクリア。こぼれ球を拾ったネドベドが左足でミドル。そのままゴールに突き刺さってレッテ。1-4。

入ってすぐのミドル。画面表示は80km/h。強烈なティーロがドニを破ってレッテ。

77分、ローマ。ネドベドへのファールでメネズにカルテリーノ・ジャッロ。

蟹ばさみのような危険なファール。ジャッロのやむなし。

ローマはカードが多い。怪我人ばかりで交代枠も効果的に使えず。

80分、ローマ。ジュリオ・バチスタが中央で持ってティーロ。キエッリーニに当たってコースが変わるがGKブッフォンが反応してアンゴロに。

コースが変わる難しいティーロだったがブッフォンは反応。アンゴロに弾き出した。

81分、ローマ。メネズに代えてダレッサンドロを投入。

どうやらプリマヴェーラの選手らしい。メネズは効いていたのだが。

86分、ローマ。ダレッサンドロとフィリペのウーノ・ドゥーエからダレッサンドロがティーロ。GKブッフォンがセーブしてアンゴロに。

ゴール前の混戦から一気に抜けだしてきた。ゴールへの嗅覚はあるようだ。

ユーベはゆっくりとパスを回している。攻める気はほとんどないようだ。

アディショナルタイムは2分。

91分、ローマ。ヴチニッチに代えてストーヤンを投入。

この選手もプリマヴェーラの選手か。

ゲームはこのまま終了。1-4でユーベの勝利。勝ち点3を積み重ねて2位の座を守った。

ボールポゼッションはローマ46.7%、ユーベ53.3%、ショッツオンゴールはローマ6、ユーベ5、ショッツワイドはローマ4、ユーベ5、ブロックされたシュートはローマ7、ユーベ6。

2009年3月21日土曜日

6+5ルールはEUルールに抵触しないというブラッターの見解

6+5ルールというのは、2012-13シーズンから国内選手6名+外国籍5名でスタメンを組むというFIFAが推し進めているもの。

途中、2010-11シーズンまで国内選手4名+外国籍7名、2011-12シーズンから国内選手5名+外国籍6名というステップを踏むことになる。

この件に関しては、EU lawに抵触するのではないかということで採用されない可能性が高かったのだが、今回ブラッターが抵触しないという見解を示したことで一気に法令化が進む可能性がでてきた。

FIFA competitions, 6+5 on agenda(FIFA)

- an update on the legal study conducted by the Institute for European Affairs (INEA) on the 6+5 resolution and its compatibility with European Community Law


問題は労働者はEU圏内で自由に働くことができる権利があり、サッカーのクラブでボスマン判決以降認められてきたEU圏内の選手は外国人と見なさないという流れに大きく反するのではないかということ。

外国人枠は確かに存在するが、しかし、それはEU圏外選手を含むものではなかった。

このルールが成立すると外国人に対して制約がまったくなかったイングランドはかなり困ったことになるだろう。イングランドにいわゆるブリティッシュ圏が含まれるのかどうかは別問題として、6人の自国選手だけで組むのは難しいのではないか。

スペイン、イタリアのクラブはクラブによってということになる。何の問題もないところもあれば、大幅にチームを改革しなければならないところもある。

ということでこの議論は賛否両論あるのだが。

外国人が存在しないクラブとなると70年代くらいまでさかのぼる必要があるし、そうなると国内での選手の取り合いが過熱する。お金を持っているクラブが有利になっていくわけだ。いや、育成がきちんとしているところも有利か。

いずれにしても、この結論がでてしまえば、困るクラブがでてくるのも事実。サッカークラブという抵抗勢力がこの問題にどういう答を要求するのか。

UEFA Champions League quarter-finals draw

UEFAチャンピオンズリーグのクォーターファイナルのドローが、スイス・ニヨンのUEFA本部で抽選が行われた。

Porto placed in United's path(uefa.com)

UEFA Champions League quarter-finals
1st leg: 07/08 April; 2nd leg: 14/15 April

1
Villarreal CF (ESP) v Arsenal FC (ENG)

2
Manchester United FC (ENG, holders) v FC Porto (POR)

3
Liverpool FC (ENG) v Chelsea FC (ENG)

4
FC Barcelona (ESP) v FC Bayern München (GER)

UEFA Champions League semi-finals
1st leg: 28/29 April; 2nd leg: 5/6 May

1 Winner quarter-final 2 v Winner quarter-final 1

2 Winner quarter-final 4 v Winner quarter-final 3

UEFA Champions League final
Stadio Olimpico, Rome
Wednesday 27 May, 20.45CET

Winner semi-final 2 v Winner semi-final 1


ファイナルまでの道が決まったわけだが、チャンピオンズリーグになってから初めての連覇を狙うマンチェスター・ユナイテッドは八百長疑惑を抱えるポルトと対戦。その後はビジャレアルとアーセナルとの対決。uefa.comの記事ではユナイテッドの道があるというタイトルで楽なカードを引き当てたと書いている。

リバプールが一番キツイのではないか。プレミア同士の戦いでここで消耗してしまうと、このあと待ちかまえているバルセロナとバイエルンの勝者との激突がかなりきつくなる。

とはいえ、プレミア勢は借財問題が報じられ、ポルトは国内リーグでの八百長事件で黒が確定しており来季は出場できない可能性があり、バイエルンもUEFA CUPの八百長疑惑の中にある。バルセロナもフィーゴのときのホームスタジアム使用禁止2試合を永遠に先延ばしするというズルをしている。

なぜ、こういう困ったチームばかり残ってしまったのだろうね。借財はともかくとして、ルール違反は駄目だと思うのだけど。

というわけで、ビッグイヤーにはビジャレアルを推すかな。

2009年3月20日金曜日

ユベントスはダビド・シルバ獲得へオファー準備完了!!

今シーズン限りでのネドベドの引退を受けて、ユベントスバレンシアダビド・シルバ獲得に動き始めている。

ユベントス、バレンシアのシルバに20億円以上のオファーを準備か(スポーツナビ)

ユベントスが今シーズン限りで引退するパベル・ネドベドの後釜として、バレンシアのダビド・シルバに1600万~1800万ユーロ(約20億6400万円~23億2200万円)のオファーを準備していると、『ラ・スタンパ』紙が報じた。


ユベントスがネドベド獲得のためにラツィオに支払った金額は4100万ユーロ。レアル・マドリージダンを売却した利益を当てている。その金額に比べれば半分以下で、両サイドができるダビド・シルバを手に出きるというのは経済的とも言える。

同紙はまた、「ユベントスのオファー準備の姿勢を受け、バレンシアも“2000万ユーロ(約25億8000万円)前後の、現金による即時払い”という、これまでよりも金額を下げた条件でオファーを検討する構えのようだ」と、両者の間にはそれほど大きな条件の差がないことを指摘。さらに、「ユベントスの提示する1600万~1800万ユーロで決着が付いたとしても、両クラブともに満足の行く結果となるだろう」と、双方にとって有意義な移籍であると結論付けている。


もちろん、スペインの選手がイタリアで活躍した例はすくなく、バルセロナの現監督のグアルディオラでさえインパクトを残せなかった。リーガからプレミアに行って成功する例は多いが、その逆はなく。リーガからセリエAにやってきて活躍した例も少ない。イタリアからスペインに行って成功した例はたくさんあるが、フィーゴでさえインテルでそれほどのインパクトは残せなかった。

もちろん年齢という面もある。23歳と若いダビド・シルバなら適応する可能性は高い。言葉はラテン系で似ているだけに苦労することもないだろう。

Offerta speciale per David Silva(La Stampa)

Non si farà razzia a prezzi proprio stracciati, al supermarket Valencia, ma neppure si pagheranno le cifre folli sparate l’estate scorsa per i due David, Villa, attaccante, e Silva, esterno sinistro di centrocampo, allora appena lucidati dal trionfo spagnolo all’Europeo: non, almeno, i 50 milioni di euro che s’abbinavano al bomber o i 30 richiesti per il mancino. Quotazioni in linea con le Borse mondiali, in netto ribasso. Nonostante i tentativi di risanamento scattati da dicembre, infatti, il club spagnolo continua a essere in gravissima crisi finanziaria, tanto da viaggiare verso una brutale alternativa: o vendere qualche piede pregiato per ripianare il bilancio, oppure rischiare di perdere tutti per cessata attività. Davanti alla vetrina, non è una novità, s’è da tempo piazzata la Juve, che però s’appresta al passo dell’offerta: robusto sconto sul prezzo del cartellino, ora sui venti milioni di euro, e pagamento istantaneo, cash. Si tratta tra i 16 e i 18 milioni di euro. Una proposta che, per il club bianconero, potrebbe soddisfare entrambi i contraenti.


こちらがネタ元。イタリア語だが、内容はほぼ同じ。

記事の中で、ダビド・シルバはユベントスの4-4-2に問題なくフィットするだろうと書かれている。

2009年3月19日木曜日

バーレーン戦に向けて、日本代表24人を招集!!

2010 FIFA World Cup South Africa Asian Qualification Round 4 Matchday 6 Japan vs. Bahrain @ Saitama Stadium 2002 28th March 2009 19:20 kick-off

2010FIFAワールドカップ南アフリカ アジア最終予選
(3/28vsバーレーン代表@埼玉スタジアム2002) 日本代表メンバー
(日本サッカー協会)

GK
楢崎 正剛 NARAZAKI  Seigo 
1976.04.15 187cm 80kg 
名古屋グランパス 63 / 64

都築 龍太 TSUZUKI Ryota 
1978.04.18 185cm 81kg 
浦和レッズ 5 / 3

川島 永嗣 KAWASHIMA Eiji
  1983.03.20 185cm 80kg 
川崎フロンターレ 3 / 3

DF
寺田 周平 TERADA Shuhei 
1975.06.23 189cm 80kg 
川崎フロンターレ 6 / 0

中澤 佑二 NAKAZAWA Yuji 
1978.02.25 187cm 78kg 
横浜F・マリノス 85 / 16

田中 マルクス 闘莉王 TANAKA Marcus Tulio  
1981.04.24 185cm 82kg 
浦和レッズ 21 / 4

駒野 友一 KOMANO Yuichi 
1981.07.25 172cm 76kg 
ジュビロ磐田 42 / 0

阿部 勇樹 ABE Yuki 
1981.09.06 177cm 77kg 
浦和レッズ 33 / 2

長友 佑都 NAGATOMO Yuto 
1986.09.12 170cm 65kg 
FC東京 10 / 1

内田 篤人 UCHIDA Atsuto 
1988.03.27 176cm 62kg 
鹿島アントラーズ 18 / 1

MF
中村 俊輔 NAKAMURA Shunsuke 
1978.06.24 178cm 70kg 
セルティック(スコットランド) 83 / 22

橋本 英郎 HASHIMOTO Hideo 
1979.05.21 173cm 68kg 
ガンバ大阪 7 / 0

遠藤 保仁 ENDO Yasuhito 
1980.01.28 178cm 75kg 
ガンバ大阪 75 / 7

中村 憲剛 NAKAMURA Kengo 
1980.10.31 175cm 67kg 
川崎フロンターレ 32 / 3

松井 大輔 MATSUI Daisuke 
1981.05.11 175cm 64kg 
サンティティエンヌ(フランス) 14 / 1

今野 泰幸 KONNO Yasuyuki 
1983.01.25 178cm 73kg 
FC東京 27 / 0

長谷部 誠 HASEBE Makoto 
1984.01.18 179cm 72kg 
VfLヴォルフスブルグ(ドイツ) 17 / 0

金崎 夢生 KANAZAKI Mu 
1989.02.16 180cm 70kg 
大分トリニータ 1 / 0

香川 真司 KAGAWA Shinji 
1989.03.17 172cm 63kg 
セレッソ大阪 9 / 2

FW
玉田 圭司 TAMADA Keiji 
1980.04.11 173cm 67kg 
名古屋グランパス 56 / 13

大久保 嘉人 OKUBO Yoshito 
1982.06.09 170cm 73kg 
VfLヴォルフスブルグ(ドイツ) 34 / 5

田中 達也 TANAKA Tatsuya 
1982.11.27 167cm 63kg 
浦和レッズ 15 / 3

矢野 貴章 YANO Kisho 
1984.04.05 185cm 76kg 
アルビレックス新潟 12 / 1

岡崎 慎司 OKAZAKI Shinji 
1986.04.16 173cm 70kg 
清水エスパルス 8 / 3


金崎が選出されたことでカウンターで使える駒が増えたという以外には変わり映えがしないメンバー。岡田がやりたいサッカーはどうしてもピッチの幅が狭いサッカーなのだろう。世界はもっと広くピッチを使う。

もちろん、バーレーンが中央突破を目指してくるサッカーだから、それに対抗してというのはあるのだろうけれども。もっとピッチを広く使えば日本のチャンスは何倍にも増える。チャンスを増やさなければ得点は生まれない。というサッカー理論に基づけば、岡田は理論の逆を行っている。

中村俊輔も怪我で万全ではない。日本まで呼んで使えないということだってある。岡田はただでさえ、呼んだ選手に怪我ばかりさせている。浦和とも揉めたし、名古屋も岡田に壊された選手はいる。

そういうリスクを背負うべきなのか。もちろん、サッカーだから怪我はつきものだ。しかし、それがあまりにも多いと練習法やフィジオの問題が上がってくるのではないか。

勝敗とは別に選手が無事でと思っているクラブもあるはずだ。

2009年3月18日水曜日

W杯立候補国が出そろう

2018年と2022年のW杯ホストカントリーの申し込みが16日に締め切られ、17日にFIFAのサイト上で公開された。

Confirmation of bids received(FIFA)

The member associations that have sent the Bid Registration forms for both competitions are, in alphabetical order: Australia, Belgium and the Netherlands, England, Indonesia, Japan, Mexico, Russia, Spain and Portugal, and the USA. Meanwhile, Korea Republic and Qatar have sent a Bid Registration form for the 2022 FIFA World Cup only.


2018年と2022年W杯の両方に立候補したのが、オーストラリアベルギーオランダの共催、イングランドインドネシア日本メキシコロシアスペインポルトガルの共催、アメリカの9カ国。さらに韓国カタールが2022年のワールドカップだけにエントリーを出している。

開催できないアフリカと南アメリカ以外の大陸から立候補が集まった。共催(ベルギー&オランダ、スペイン&ポルトガル)がふたつ、W杯に出場したことがない国(カタール)がひとつ(インドネシアは1938年W杯フランス大会にオランダ領東インドとして出場)。

と様々だが。

一気に決まるだけに開催国の決定には注目が集まる。予想としてはオーストラリアのあとヨーロッパという流れではないかなとは思うけれども、どうだろうか。

2009年3月17日火曜日

AFC Champions League 第2戦放送予定

AFC Champions Leagueの第2戦も日本勢はすべて生放送される。

AFCチャンピオンズリーグ2009 グループリーグ放送予定(日本サッカー協会)

【第2戦 (試合日:3月17日、18日)】
3/17(火) 19:00 名古屋グランパス vs 北京国安 名古屋(瑞穂陸)
<BS朝日>
3/17(火) 22:00~24:00(録画)
<テレ朝チャンネル>
3/17(火) 18:55~21:00(生)
3/21(土) 15:00~17:00(録画)

3/17(火) 20:00 FCソウル vs ガンバ大阪 ソウル/韓国
<BS朝日>
3/17(火) 19:55~22:00(生)
<テレ朝チャンネル>
3/17(火) 22:55~24:55(録画)
3/21(土) 13:00~15:00(録画)

3/18(水) 19:00 鹿島アントラーズ vs 上海申花 鹿嶋(カシマ)
<BS朝日>
3/18(水) 18:55~21:00(生)
<テレ朝チャンネル>
3/18(水) 21:30~23:30(録画)
3/22(日) 15:00~17:00(録画)

3/18(水) 19:30 浦項スティーラーズ vs 川崎フロンターレ 浦項/韓国
<BS朝日>
3/18(水) 21:30~23:30(録画)
<テレ朝チャンネル>
3/18(水) 19:25~21:30(生)
3/22(日) 13:00~15:00(録画)


地上波で見られないのは残念だけれども、世界のサッカー中継の主流は有料放送になりつつある。日本もそういう土壌になっていくのかもしれないね。悲しいことだけれども、日本の地上波はタレントばかりよんで無駄なお金を遣いまくる番組を作るから。シンプルなほうがいいのにね。

2009年3月16日月曜日

平山相太は復活できるのか

怪物ストライカーと言われながらも伸び悩み、FC東京でもレギュラーをとれない平山相太がサテライトリーグで2得点と気を吐いた。Jリーグの注目は平山から鹿島の大迫勇也に移っている。忘れられた存在とならないためにも、平山は巻き返しが必要だ。

東京平山2発で先発アピール/サテライト(日刊スポーツ)

東京FW平山相太(23)が豪快ヘッド2発で先発出場を猛烈アピールした。千葉戦にスタメン出場し、前半23分にMF石川の右CKを高い打点の頭で合わせると、後半26分にもMFブルーノ・クアドロスの左クロスをヘッドで押し込み、2-1の勝利に貢献。「ドンピシャのボールだった。迷わず、自分を信じてやりたい」と復活への決意をみせた。


高校サッカーの記録も大迫に塗り替えられ、怪物の名前は忘れ去られた。北京五輪のエースと期待されながら、メンバーにも入れなかった。FC東京ではスタメンどころかベンチにも入れないことが多い。そんな中でサテライトリーグで活躍して好調ぶりをアピールしている。

サテライトでいくら結果を残してもリーグ戦で結果を残さなければ意味はない。ナビスコには呼んでもらえるかもしれない。そこをラストチャンスと考えなければ、平山はこのまま埋もれていくだろう。J2へのローンすらありえる。

遊びたくて東京を選んだわけではないだろうが、今のままでは遊んでいたと思われても仕方がない。

結果はトップチームで。ということを大事に思ってほしい。

2009年3月15日日曜日

ラ・シニョーラ、セコンド・テンポの猛攻でボローニャを撃破!!

Serie A Matchday 28 Juventus 4-1 Bologna @ Olimpico di Torino
Juventus:Salihamidzic 49,Giovinco 71,Del Piero 75,87
Bologna:Mutarelli 24

ユベントスはビアンコネーロのファーストジャージ。システムは4-4-2。

Juventus (Serie A Matchday 28)
Del PieroIaquinta
GiovincoSalihamidzic
TiagoMarchisio
MolinaroGrygera
ChielliniMellberg
 Buffon 


ボローニャはロッソブルのファーストジャージ。システムは4-1-4-1。

Bologna (Serie A Matchday 28)
 Di Vaio 
ValianiBombardini
MudingayiMutarelli
 Volpi 
LannaZenoni
TerziBritos
 Antonioli 


ユベントスはチャンピオンズリーグ・ファーストレグのカモラネージに続いてセカンドレグでネドベドが負傷。トレゼゲ、アマウリも負傷。さらにシソコ、マルキオンニ、レグロッターリェ、GKマニンガーの離脱で満身創痍。

ベンチメンバーはGKキメンティ、アリアウド、ゼビナ、ポウルセン、エスポージト、ダウド、インモビレ。GKキメンティ、アリアウド、ゼビナ、ポウルセンを除いてトップチームでのプレーはないのではないか。いや、エスポージトがチャンピオンズリーグとコッパ・イタリアを合わせて21分間出場していた。ダウドとインモビレは出場なし。

プリマ・テンポ。ボローニャのキックオフ。

6分、ボローニャ。ムディンガイから左サイドのバリアーニ、ランナとつないでDFをかわしたランナがティーロ。GKブッフォンがパンチングで逃れる。

グリゲラが完全に翻弄された。ユベントスの右サイドのギャップを上手く突かれてランナがクロス。ブッフォンが弾き出した。

ユベントスはマルキジオがボールを奪ったときに足を捻った模様。ポウルセンが準備中。最近怪我が多いなあ。

17分、ボローニャ。ゴール正面右遠目からのプニツィオーネ。ボルピが直接狙うがGKブッフォンの正面。

低い弾道が壁の間を抜けてきたがブッフォンががっちりキャッチ。

19分、ユーベ。ボンバルディーニをファールで止めたチアゴにカルテリーノ・ジャッロ。

突きとばして止まらなかったから引っかけているからね。ジャッロもやむなし。

23分、ボローニャ先制。左サイドのスローインを受けたディ・バイオからのスルーパスに抜けだしたムタレッリが左足で流しこんでレッテ。0-1。

きれいに揃ったラインの間をディ・バイオに通された。ムタレッリはブッフォンを破るだけ。こういうシーンでブッフォンはゴールを決められることが多くなった。

キエッリーニがムディンガイと激突して鼻血を出している。出血が止まるまではピッチに戻れない。

キエッリーニは戻ってきたがユーベはアリアウドが準備中。

36分、ユーベ。右サイドのグリゲラからのクロスが左サイドに抜けたこぼれ球を拾ったジョビンコが中に切れ込んでティーロ。GKアントニオーリがセーブ。リフレクトをチアゴが叩くが大きく浮いてしまう。

完全にフリーでコースを狙って撃ったが、アントニオーリがセーブ。こぼれ球に詰めたチアゴのティーロは浮いてしまった。

38分、ユーベ。左サイドでボールをキープしたジョビンコがクロス。ニアでヤクインタがヘッドをあわせるがゴール左に外れる。

ジョビンコのクロスにヤクインタはフリーだったがジャストミートできず。

40分、ボローニャ。ジョビンコをファールで止めたムディンガイにカルテリーノ・ジャッロ。

決定機の阻止でジャッロ。

41分、ユーベ。ゴール正面右からのプニツィオーネ。デル・ピエロが直接狙うがクロスバーの上。

距離が近すぎて落としきれなかった。低い弾道でもよかったのでは。

アディショナルタイムは1分。

ユーベはアタックをかけたものの実らず。プリマ・テンポはこのまま終了。0-1で折り返し。

ボールポゼッションはユーベ50.8%、ボローニャ49.2%、ショッツオンゴールはユーベ1、ボローニャ2、ショッツワイドはユーベ5、ボローニャ2、ブロックされたシュートはユーベ3、ボローニャ0。

45分、ユーベ。チアゴに代えてポウルセンを投入。

チアゴはジャッロをもらっていたからね。その関係だろうか。

セコンド・テンポ。ユーベのキックオフ。

48分、ユーベ同点。ジョビンコのアンゴロ。ニアに飛びこんだサリハミジッチがすらしたボールはそのまま逆サイドのサイドネットに突き刺さってレッテ。1-1。

キエッリーニのオーバーラップから作ったチャンス。ジョビンコのボールにサリハミジッチが上手く合わせてレッテ。1回目のI will survive。

50分、ユーベ。右サイドのサリハミジッチからのパスをゴール前で受けたジョビンコがティーロ。至近距離からのティーロをGKアントニオーリがセーブ。

ジョビンコが抜けだしてビッグチャンスだったがジョビンコが決めきれず。アントニオーリが足で止めた。

51分、ボローニャ。ムタレッリに代えてアモローゾを投入。

先制点のムタレッリに代えてアモローゾを投入。

51分、ユーベ。左サイドのモリナーロからのクロス。ファーでデル・ピエロがあわせるがGKアントニオーリがセーブ。

モリナーロからのクロスにファーに飛びこんだデル・ピエロが合わせたがアントニオーリが立ちはだかる。

52分、ボローニャ。ボルピのアンゴロ。中央でディ・バイオがヘッドをあわせるがGKブッフォンがセーブ。

アンゴロからの一発。ブッフォンがビッグセーブ。

55分、ボローニャ。ジョビンコをファールで止めたテルツィにカルテリーノ・ジャッロ。

左サイドからの突破。角度のないところでのファール。

56分、ユーベ。左サイド高い位置からのプニツィオーネ。マイナスに戻したボールにデル・ピエロが合わせるがブロック。リフレクトをジョビンコがクロス、メルベリがアクロバティックに流しこもうとするがGKアントニオーリがセーブ。

デル・ピエロのティーロはDFに当たり、メルベリのヒールはアントニオーリを破れず。

61分、ボローニャ。バリアーニに代えてアダイウトンを投入。

バリアーニはプリマ・テンポに左サイドを活性化したのだが、セコンド・テンポは消えていた。

63分、ボローニャ。ジョビンコへのファールでゼノーニにカルテリーノ・ジャッロ。

完全に足がかかってのファール。

63分、ユーベ。左サイドエリア角付近からのプニツィオーネ。ジョビンコのボールにデル・ピエロがあわせるがクロスバーに嫌われる。

ジョビンコのボールにデル・ピエロが肩であわせるが枠をとらえられず。

70分、ユーベ勝ち越し。右サイドのサリハミジッチからのクロス。ヤクインタが落として走り込んできたジョビンコがティーロ。右足のアウトにかかったボールにGKアントニオーリも反応できず、レッテ。2-1。

ヤクインタはフリーでボールを受けたが自分では撃たず、ジョビンコに戻してレッテ。今日2回目のI will surviveが流れる。

73分、ボローニャ。ボンバルディーニに代えてオスバルドを投入。

ボンバルディーニは今日は豊富な運動量で掻き回していたのだが。スタミナ切れかな。

74分、ユーベ追加点。サリハミジッチのスルーパスに抜けだしたデル・ピエロが左足でティーロ。GKアントニオーリの逆を突いてレッテ。3-1。

サリハミジッチからのパスに今日ミスが多かったデル・ピエロが抜けだし、完璧なコースでティーロ。ボローニャを突き放した。今日3回目のI will survive。

78分、ユーベ。マルキジオのパスを受けたヤクインタが振り向きざまにティーロ。デル・ピエロに当たってコースが変わるがゴール左に外れる。

デル・ピエロの位置はフォリジョーコだったかもしれない。ユーベのチャンスが増えてきた。

ボローニャはブリトスが怪我でピッチの外に。3人交代してしまっているのでひとり少ない状態に。

84分、ユーベ。ボローニャのアンゴロからのカウンター。クリアボールを拾ったジョビンコが中央のサリハミジッチに戻して前線のヤクインタへフィード。ヤクインタがそのままティーロ。クロスバーの上に外れる。

ヤクインタは今日ピントがあっていない。わずかずつだが枠を外している。

86分、ユーベ追加点。右サイドのグリゲラ、サリハミジッチとつないでの浮き球のパス。エリア内に走り込んだデル・ピエロが左足をあわせる。GKアントニオーリが弾いたところをデル・ピエロが左足で押し込みレッテ。4-1。

サリハミジッチのパスに抜けだしたデル・ピエロに誰もついていけず。こぼれ球にも反応できず。サリハミジッチは1ゴール、2アシストの活躍。今日4回目のI will surviveがオリンピコに。

87分、ユーベ。ジョビンコに代えてダウドを投入。

ジョビンコは1ゴール1アシスト。ダウドは初めて見る選手。プリマヴェーラの選手なのだろうなあ。

89分、ユーベ。右サイドからドリブルで突っかけていったデル・ピエロがそのままティーロ。ポストに嫌われる。

ドッピエッタのデル・ピエロがどん欲にゴールを狙いに行く。ポストに嫌われたがプリマ・テンポの出来の悪さを払拭。

90分、ユーベ。デル・ピエロに代えてインモビレを投入。

デル・ピエロはドッピエッタ。オリンピコはスタンディング・オベーション。インモビレもプリマの選手かな。それほどユーベは怪我人が多い。

アディショナルタイムは3分。

ゲームはこのままタイムアップ。4-1でユーベの勝利。2位を死守した。

ボールポゼッションはユーベ48.1%、ボローニャ51.9%、ショッツオンゴールはユーベ10、ボローニャ3、ショッツワイドはユーベ9、ボローニャ4、ブロックされたシュートはユーベ7、ボローニャ1。

2009年3月14日土曜日

名古屋、圧倒的に攻めながらも山形をこじ開けられずゴールレスドロー

J League Division 1 Matchday 2 Yamagata 0-0 Nagoya @ NDSOFT Stadium Yamagata

山形は青白のストライプのファーストジャージ。システムは4-4-2。

Montedio Yamagata (J League Division 1 Matchday 2)
HasegawaFuruhashi
MiyazawaByung-Suk Kim
Kentaro SatoAkiba
IshikawaMiyamoto
IshiiLeonardo
 Shimizu 


名古屋は白一色のセカンドジャージ。システムは4-4-2。

Nagoya Grampus (J League Division 1 Matchday 2)
DaviTamada
MagnumOgawa
YoshimuraNaoshi Nakamura
AbeHayuma Tanaka
MasukawaYoshida
 Narazaki 


前半。名古屋のキックオフ。

4分、山形。右サイドの細かいパス交換から秋葉が抜けてのクロス。左サイドから飛びこんできた石川がミドルを狙うがGK楢崎がファインセーブでCKに。

右サイドで山形が名古屋の守備網をかいくぐって秋葉のクロス。左サイドまで抜けたところを石川がミドルを撃つが楢崎がセーブ。

6分、山形。左サイドエリア角付近からのFK。石川がまたいで古橋が直接狙うがGK楢崎が横っ飛びでセーブ。

壁を超えてくる古橋のシュート。見えないところから飛んでくるボールに楢崎がきっちり反応。

8分、山形。ゴール前でボールを受けた秋葉がシュート。リフレクトを拾って中央に流れながら狙うがゴール右に外れる。

秋葉がゴール前で受け、名古屋の壁のギャップを探しながら撃つが枠をとらえられず。

ピッチには小雪が舞い始める。3月中旬なのに雪。秋春制は無理だなあ。

23分、名古屋。金秉析へのファールで吉村にイエローカード。

軽いファールに見えたのだけど。イエローなのか。

25分、山形。ダビへのファールで石井にイエローカード。

ダビに対するタイトなマークがようやくファールになった。

30分、山形。古橋のポストプレーから長谷川が抜けだしてゴールを決めるが、オフサイドの判定でノーゴール。

左サイドから抜けた時点で長谷川がオフサイドポジション。ゴールは決まったがフラッグは上がっていた。

37分、名古屋。中村直志から右サイドのスペースに。田中隼磨が追いついてのクロス。GK清水が弾いたところをダビが押し込もうとするがゴール右に外れる。

GK清水がキャッチしたかに見えたが、弾いていてそこにダビが飛びこんだがゴールならず。

39分、山形。田中隼磨へのファールで金秉析にイエローカード。

サイドを変えての守備で田中隼磨へのファール。イエローかな。

42分、名古屋。GK楢崎からのフィード。ダビがヘッドで落とし、玉田が抜け出すがシュートが弱くGK清水がキャッチ。

名古屋はこぼれたところで一瞬動きが止まってしまった。オフサイドは笛を吹かれるまではないということをきちんと認識しないと。

アディショナルタイムは1分。

ゲームはこのまま前半終了。序盤は山形の攻勢があったものの0-0で折り返し。

天候はすごい雪に。画面を通してもピッチが霞んで見える。

後半からオレンジの蛍光色のボールが使用されることに。

後半。山形のキックオフ。

54分、名古屋。右サイドの田中隼磨から中村直志へ出してのクロス。ダビが落として小川がシュートを撃つがGK清水が横っ飛びでセーブ。

完全にダビの足元に入ってフリーだったが、落としての小川のシュート。若干シュートが弱く清水に止められる。

57分、山形。宮沢に代えて北村を投入。

キャプテンマークは宮沢から石川へ。

64分、名古屋。玉田のキープから右サイドの田中隼磨に振ってのクロス。小川がヘッドでつないでダビの胸に入るが、トラップをGK清水がキャッチ。

ダビがいいかたちでボールを受けたがシュートまでもっていけず。

67分、名古屋。阿部に代えて杉本を投入。

小川がレフトバックに。杉本は右サイドのハーフに。

69分、山形。金秉析に代えて財前を投入。

前半はかなりの突破を見せた金秉析も後半は守備に追われた。財前のプレーでボールを落ちつける狙いか。古橋が右サイドに、財前はトップに。

73分、名古屋。杉本が右サイドからドリブル突破。クロスが左サイドに抜けたところをマギヌンが拾ってクロス。ダビが飛びこむがGK清水がキャッチ。

杉本がドリブルで仕掛けての突破。玉田にはわずかにあわなかったが、マギヌンが拾っての折り返し。ダビは浮かせたが清水がキャッチ。

74分、名古屋。中村直志に代えて山口を投入。

山口はそのまま中村直志のポジションに。

78分、山形。古橋に代えて渡辺を投入。

守備的な選手の投入。秋葉が右サイドに。

81分、山形。田中隼磨をファールで止めた財前にイエローカード。

入れ替わられてつかんで止めた。イエローで住んでよかったということか。

82分、名古屋。マギヌンに代えて巻を投入。

名古屋は巻を入れてパワープレーに。

83分、名古屋。右サイドの田中隼磨からのアーリークロス。玉田がヘッドでとらえるがGK清水がスーパーセーブ。

田中隼磨からのクロスに玉田が完全に抜けだしたが清水がビッグセーブ。

アディショナルタイムは3分。

名古屋が圧倒的に攻めるものの山形が体を張って守り、このまま試合終了。0-0のゴールレスドロー。

2009年3月13日金曜日

ユベントスはネドベドの後継者としてダビド・シルバを狙う

ネドベドの後継者は誰かということはユベントスにとって長年の課題だった。36歳になっても豊富な運動量と両足から繰り出される強烈なシュートは衰えず、引退宣言をしても来年もできるのではないかという感覚を抱かせるほど元気に走りまわっている。しかし、引退は現実に近づいてきているわけで、後継者の名前は挙がっては消えていった。ユーベ生え抜きのパッラディーノ(現ジェノア)、ジョビンコという話もあり、ナポリのハムシクの名前もずっと取りざたされてきた。

そしてここにきてバレンシアダビド・シルバの名前が挙がっている。

Progetto Juve: Silva è il futuro(Corriere dello Sport)

Silva guida la hit para­de dei centrocampisti, nella quale entra ovviamente anche Frank Ribe­ry, trascinatore transalpino apparte­nente ad un segmento assai elevato, quasi innavicinabile. Ma il mercato è scandagliato senza frontiere e c’è dell’altro in Germania ma anche al­trove: al Werder Brema c’è Diego, ma ha un prezzo; e invece in Inghil­terra, sponda blues del Tamigi, c’è Deco, abbordabile intorno ai sei mi­lioni. Il Nedved dell’Est che sa già tutto dell’Italia è Marek Hamsik, di­chiarato incedibile da De Laurentiis & Marino, però sistematicamente te­nuto sotto osservazione da Madame, che guarda tutti da Silva in giù.


Corriere dello Sportはダビド・シルバが最適とした上で、バイエルンフランク・リベリブレーメンヂエゴチェルシーのデコ、ナポリのハムシクの名前を挙げている。

ユベントス、ネドベドの後継者にダビド・シルバ獲得か(スポーツナビ)

ユベントスは、今シーズン限りで引退を表明しているパベル・ネドベドの後継者候補の一番手として、バレンシアのMFダビド・シルバに注目しているようだ。『コリエーレ・デッロ・スポルト』紙が報じたところによると、同クラブはシルバ獲得に向け、約3000万ユーロ(約37億8000万円)のオファーの用意があるという。

同紙は、バレンシアが現在深刻な財政難に陥っている現状から、負債返済のためには主力選手の放出も止むを得ないとの考えでいることを指摘し、「ユベントスがバレンシア選手の“競売”に参加すれば、適度な価格で有力選手を獲得できると予想される。クラウディオ・ラニエリ監督率いる“ベッキア・シニョーラ”(ユベントスの愛称)にとって、シルバは最適な選手だ」との見方を示している。


ユベントスのピースは創造性があるレジスタと左サイドが埋まればほぼ完成する。デル・ピエロの後継者としてジョビンコがおり、パッラディーノの買い取りオプションがある。レジスタはマルキジオが及第点以上の働きをしており、チアゴの成長もあって急務ではないが、タイトル獲得のためには必要なポジションであることは間違いない。

ダビド・シルバはマーケットの人気銘柄でバレンシアも安売りはしないだろうが、財政危機にある彼らは残留という道を選ばないのではないかというのが一致した見方。

23歳の彼が加入すれば10年は左サイドが安定するだけに、是非とも手にいれたいところだが。

夏のマーケットでどうなることだろうか。そういえば、レアル・マドリーからスナイデルを獲得するという話しもあったよね。

2009年3月12日木曜日

UEFA Champions League First knockout round Second leg 11th March 2009

UEFA Champions League First knockout round Second leg 11th March 2009

Porto 0-0(2-2.ag) Atlético @ Estádio do Dragão - Porto - Portugal

ボールポゼッションはポルト46%、アトレティコ・マドリー54%、ショッツオンゴールはポルト9、アトレティコ・マドリー2、ショッツワイドはポルト5、アトレティコ・マドリー3、ブロックされたシュートはポルト3、アトレティコ・マドリー4。

Porto prove too strong for Atlético(uefa.com)

なんだろうね。この居心地の悪さは。不正問題で出場停止になったはずのポルトが問題の先送りで出場して勝ちあがり。クラブには利益が入る。存在が許されないクラブの再現のようだ。試合の内容ではなく、ポルトが出ていることがおかしいのではないか。そんな気がする。

Barcelona 5-2(6-3) Lyon @ Camp Nou - Barcelona - Spain
Barcelona:Henry 25,27,Messi 40,Eto'o 43,Keita 90+ 5
Lyon:Makoun 44,Juninho 48

ボールポゼッションはバルセロナ63%、リヨン37%、ショッツオンゴールはバルセロナ9、リヨン2、ショッツワイドはバルセロナ5、リヨン4、ブロックされたシュートはバルセロナ6、リヨン1。

First-half flurry takes Barça through(uefa.com)

リヨンは精一杯戦って、そして力尽きた。守りから入ればとか、そういう問題ではなかったはず。バルセロナが圧倒し、そしてリヨンは決定機を生かしたものの力及ばなかった。そういえば、バルセロナもカンプノウ使用禁止2試合のペナルティを守っていないよね。

Roma 1-0(1-1.6-7p) Arsenal @ Stadio Olimpico - Rome - Italy

ボールポゼッションはローマ47%、アーセナル53%、ショッツオンゴールはローマ6、アーセナル5、ショッツワイドはローマ6、アーセナル6、ブロックされたシュートはローマ3、アーセナル1。

Arsenal advance after epic Rome shoot-out(uefa.com)

ローマはペナルティ・シュートアウトで力尽きた。ともに1本ずつセーブして、トネットがミス。ファイナルの地でホームチームがノックアウトラウンドに残っていたのに消えていくのは寂しいね。プレミアと互角に戦いながらというところは評価したいけれども。

Man. United 2-0(2-0) Internazionale @ Old Trafford - Manchester - England
Man. United:Vidić 4,Cristiano Ronaldo 49

ボールポゼッションはマンチェスター・ユナイテッド56%、インテル44%、ショッツオンゴールはマンチェスター・ユナイテッド8、インテル5、ショッツワイドはマンチェスター・ユナイテッド7、インテル9、ブロックされたシュートはマンチェスター・ユナイテッド2、インテル0。

Holders United head through to quarter-finals(uefa.com)

インテルよ、お前もかという感じ。モウリーニョの力でもユナイテッドの牙城を崩すことができなかった。タレントの質では負けていないはずなのに。ビエラが出ていたからまたミスをしたのかと言いたくなるけれども。借財を積み上げた砂上の楼閣の上に立っているプレミアに負けていくのは悔しいね。

クォーターファイナルに残ったのはプレミア4、リーガ・エスパニョーラ2、ブンデスリーガ1、ポルトガル・スーペルリーガ1。

イタリアとフランスは残れず。ギリシャも。

寂しいのは勝ちあがりの席に残れず、去らなければならないこと。ペナルティを受けたクラブがふたつも残っていること。そして疑惑があるクラブもある。勝てばなんでもありなのかというのはサッカーではないような気がする。

というかさ、ポルトとバイエルンは不正問題、バルセロナはカンプノウ2試合使用禁止の永遠に先延ばし、マンチェスター・ユナイテッド、リバプール、チェルシー、アーセナルはプレミアでも突出した借財で一歩間違えれば破産という状態。

消去法でビジャレアルを応援するしかないかなあ。