途中、2010-11シーズンまで国内選手4名+外国籍7名、2011-12シーズンから国内選手5名+外国籍6名というステップを踏むことになる。
この件に関しては、EU lawに抵触するのではないかということで採用されない可能性が高かったのだが、今回ブラッターが抵触しないという見解を示したことで一気に法令化が進む可能性がでてきた。
FIFA competitions, 6+5 on agenda(FIFA)
- an update on the legal study conducted by the Institute for European Affairs (INEA) on the 6+5 resolution and its compatibility with European Community Law
問題は労働者はEU圏内で自由に働くことができる権利があり、サッカーのクラブでボスマン判決以降認められてきたEU圏内の選手は外国人と見なさないという流れに大きく反するのではないかということ。
外国人枠は確かに存在するが、しかし、それはEU圏外選手を含むものではなかった。
このルールが成立すると外国人に対して制約がまったくなかったイングランドはかなり困ったことになるだろう。イングランドにいわゆるブリティッシュ圏が含まれるのかどうかは別問題として、6人の自国選手だけで組むのは難しいのではないか。
スペイン、イタリアのクラブはクラブによってということになる。何の問題もないところもあれば、大幅にチームを改革しなければならないところもある。
ということでこの議論は賛否両論あるのだが。
外国人が存在しないクラブとなると70年代くらいまでさかのぼる必要があるし、そうなると国内での選手の取り合いが過熱する。お金を持っているクラブが有利になっていくわけだ。いや、育成がきちんとしているところも有利か。
いずれにしても、この結論がでてしまえば、困るクラブがでてくるのも事実。サッカークラブという抵抗勢力がこの問題にどういう答を要求するのか。
2 件のコメント:
この「6+5ルール」は賛否両論ですが、今後どうなりますかね。
反対するクラブは当然あるのでしょうが、
サポーターはどう考えているのか、気になります。
ある程度チームが弱体化しても、自国の選手がたくさんいた方が良いのか、
それとも、現状のままが良いのか・・・。
>どらぐらさん
外国人選手が主力のチームは当然反対でしょうね。
どこにでも勝てばいいというサポーターはいるものですが。
彼らは弱体化することは許せないでしょうね。
そうなると、スペイン化しているリバプールやイタリア人がほとんどいないインテルは困ったことになりそうです。
声が大きいクラブが勝つということだけはしてほしくないですね。
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