2009年5月19日火曜日

ファビオ・カンナバーロが1年契約でユベントスに復帰!!

ユベントスファビオ・カンナバーロとの1年契約をオフィシャルで発表した。カンナバーロはW杯ドイツ大会アッズーリのカピターノとして出場し、優勝に貢献。カルチョポリでキャリアを優先してレアル・マドリーへと移籍。今回、W杯南アフリカ大会に向けて安定したプレーを続けるために、会長選挙の後に契約交渉をするというレアル・マドリーの話を蹴り、慣れ親しんだユベントスへの復帰となった。ユベンティーノは強い抵抗を示しているが、本人はプレーで納得させると自信たっぷりだ。

Cannavaro back with Juventus(Juventus Official Website)

Fabio Cannavaro, who was in Turin yesterday to take part in the Partita del Cuore, expressed his satisfaction with regards to the agreement reached: «I am happy to have returned to Turin and to have the opportunity to wear the black and white jersey again. I am sorry that for a section of the fans the anger for having been transferred is greater then the appreciation for the glorious seasons which we lived together. I am sure that I can convince the most sceptical through my work, professionalism and the passion with which I will face this new adventure».


カンナバーロはユベントスのユニフォームを再び着ることができることに満足しており、移籍したことに怒りを感じている一部のファンに対してすまないと思うとともに、これから素晴らしいシーズンをともに送ることに感謝するとコメント。新しいシーズンに向けてきちんと仕事ができると自信を見せている。

カンナバーロの復帰についてはいろいろな味方がある。カルチョポリのときに移籍を選んだ選手には今でも裏切り者と呼ぶファンも多いし、逆に彼らのおかげで経済的危機に陥らなかったという見方もある。

ただ、独立採算性をとるユーベは十分な資金力はなく、他のビッグクラブのように赤字になってもということは許されない。

その意味では、モッジが犯した罪は大きいし、あの出来事がなければ十分にヨーロッパで戦える戦力があったとも言えるのだ。結果至上主義のイタリアといえども、やってはならないことをやったユベントスには試練は当然のことだった。

その中で裏切り者とブーイングされることを覚悟の上で戻ってきてくれたカンナバーロには最大の感謝を贈りたい。

3年も離れていたのだから、その経験を十分に若手に示し、復活できる手助けをしてもらえれば十分でもある。たとえ、1年後にリタイアが待っていたとしても。

2 件のコメント:

どらぐら さんのコメント...

カンナバーロが復帰ですか!
確かに、彼に対して良く思っていないファンも多いでしょうが、
それを承知で戻ってくることは、なかなかできることじゃないですよね。
カンナバーロと同時期にユベントスを離れ、今季はユベントスのライバルチームに移籍してきた選手もいるだけに・・・。

kiri220 さんのコメント...

>どらぐらさん

基本的にはキャリアを重視して移籍したことに対しては怒りはないのですよね。
ザンブロッタもBにいたらヨーロッパでは戦えなかったわけだし。
必要ならユベントスが獲得をしているでしょうし。
イブラヒモビッチのように、キャリアを重視したいといいながら、ユベントスに残るつもりだったけれども嘘をつかれたと後から言い訳するよりはましだったかと。

カンナバーロはギャンブルでもあるのですが、チーロ・フェラーラがベンチを受け入れてキャプテンの役割を果たしたように、経験を生かしてユーベの力になってもらいたいです。