2009年5月13日水曜日

プレミアは30億ポンドの借金体質!! 改善の目処は立つのか?

マンチェスター・ユナイテッドリバプールチェルシーアーセナルのトップ4の巨額の借金をはじめとして、驚くべき額の借財が発覚したプレミアリーグの各クラブに対し、財政上のルールが提案されている。

English Premier League plans tougher finance rules(Reuters)

The proposals announced by Premier League chief executive Richard Scudamore on Monday, include:

- an independent audit of club accounts to determine whether a club is a "going concern", in other words financially viable.

- an annual requirement to demonstrate that the club does not have outstanding debts to other clubs, in income tax or National Insurance payments.

- improve ownership rules such as requiring disclosure of any interest in a club above 10 percent and an extension of the rule whereby conviction for certain offences leads to ineligibility for directorship.

- the range of these offences will be widened and would exclude persons who have been sentenced to at least a year in prison or convicted of a so-called dishonesty such as fraud, ticket touting or hooliganism.

"These regulations go above and beyond the laws of the land," Scudamore told a panel of reporters.


この提案では、財政上の資格がないクラブでも保険をかけることで救済策がとられるようになっており、下部リーグへの降格ということにはならないらしい。

ルールはあってもビッグクラブへの適用はされないセリエAの運用もひどいものだが、プレミアもトップ4を降格させて人気が落ちるのは怖いのだろう。クラブに比較的甘い提案がされている。

ただ、クラブへの投資や買収に関することはかなり厳しくなる模様で、財政の透明化は図られているようだ。

しかし、一度サイクルが狂うと破産まで一気に突き進みそうな借金をしているクラブが平然とマーケットで買い物ができるというのはおかしいシステムではある。信用の問題もあるだろうが、ビッグクラブは借金ができ、身の丈経営のクラブはいつまで経っても強くなれないのであれば、サッカーの公平性はなくなってしまう。

もともとないと言えばないものではあるが、乱脈経営の責任は誰かが取らなければならず、サッカーバブルがはじけた今、適正な経営が求められるのではないだろうか。

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