Bahrain:Salman Isa 24
日本代表の監督は岡田でいいのか。韓国がヒディンクで結果を出しただけに、負けられないという気持ちはマスコミも強いのだろう。
岡ちゃん進退問題再燃も/アジア杯予選(日刊スポーツ)
土気色の顔が岡田監督の精神的ダメージを物語っていた。試合後の会見でうつろな視線で敗因を分析した。「前半は選手同士の距離が遠くボールが回らなかった。後半は修正して流れが出たが、最後の工夫が足りない。あれだけ中盤でミスパスが多くては…」。相手のマチャラ監督にも「日本の出来が悪かった」と酷評される屈辱的な敗戦。現地の報道陣に「恥か?」と問われ「恥かどうかは別として、ショックというか…、非常に残念」と返した。
ここでスポーツナビ)に掲載されていたインタビューと文言が違うことに気がつく。選手の距離の問題だ。
バーレーン戦後 岡田監督会見
AFCアジアカップ2011カタール予選(スポーツナビ)
前半、なかなかボールを引き出すことができず、選手間の距離が近くてボールが回らなくて、どうしても一発裏狙いという形が多かったです。しかし後半になって選手間の引き出し(の動き)も早くなって、後半の途中からようやく流れが出始めたんですが、最後のところでの工夫がいまひとつ足りなかった。
それと中盤でミスパスが多くて、どうしてもそこからカウンターを受けるという形がありました。後半は(ミスを)抑えていましたが、あれだけミスが出るとなかなか最後までいかない。しかし後半途中からの流れ、われわれがやらねばならないことは明確になったし、今度の(ワールドカップ=W杯予選の)オーストラリア戦に向けて教訓になることもあったと思っています。今日の負けは残念で悔しいですが、これを生かしていかないといけない。
岡田はインタビューで選手の距離が近いと答えている。日刊スポーツは選手の距離が遠くてと書いているのだが、これはミックスゾーンでのインタビューと違うところで岡田に聞いたものなのだろうか。それとも、スポーツナビの記事が間違っているのか。
岡田監督に聞く…バーレーン戦完敗(スポーツ報知)
―試合の分析を。
「前半はなかなかボールを引き出せず、選手間の距離も遠くてボールが回らず、どうしても裏1発狙いになった。後半はボールの引き出しが良くなったが、最後のところで工夫が足りなかった。中盤もミスパスが多く、カウンターを受けてしまった」
―攻撃不全はフィットネスのせい?
「フィットネスというより、イエメン戦を戦っていないメンバーは、久々の試合で判断の遅さがあった。プレッシャーによるミスがあった」
【岡田監督トーク】勝てなかったことは残念(サンケイスポーツ)
「前半は選手間の距離が遠くボールが回らなくて、どうしても一発裏狙いが多かった。とにかく中盤でパスミスが多くて、カウンターを受けた。後半はそれを抑えられたけど、ミスがあれだけあるとうまくいかない」
選手間の距離についてはスポーツ報知もサンケイスポーツも遠くてと書いている。一般にパスの精度は選手間の距離が遠いほど落ちる。しかも、スポーツナビ以外の3社が遠いと書いていることから、岡田は遠かったと答えたのだと思われる。
スポーツナビは最近ミスが多いから、聞き間違いがあったのかもしれない。多数派だから正解だとは限らないのだが。
どちらにしてもマスコミが突っ込めなかったことが問題ではある。なぜパスがつながらないような事態になったのか、プレッシャーが強いとなせミスをするのか。
ヨーロッパ列強は50メートルくらいのサイドチェンジをぴたりと決めるし、プレスがかかったからといって中盤でボールを簡単に失うことはほとんどない。W杯でベスト4を狙うということはそれくらいのレベルにならないければお話にならないということだ。
岡田を本当に代表監督から解任したいのなら、そこを突っ込んで答えられないなら監督の資格なしと報道すべきだろう。岡田ならある程度はマスコミに答えてくれる、叩いても負けたときなら文句を言われない、くらいのなあなあな気分でいるからみずからのサッカー音痴ぶりが記事に現れるのだ。
基本的なことも書けないで、勝てばいけいけどんどん、負ければ解任では極端すぎる。
まずは隗よりはじめよ。を心に刻み、サッカー記事を書くことを心がけるべきだろう。
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