ウズベキスタンに苦戦したのはプレスが激しかったからという理由に反論しなかった。あの程度のプレスではヨーロッパの列強は苦戦しないということを知らないという赤っ恥をさらすのが嫌だったのだろう。
「ワンパターン」岡田ジャパン酷評された(スポーツニッポン)
日本代表の練習試合の相手となった鹿屋体大の井上監督が、岡田ジャパンの攻撃陣を酷評した。「若いし技術もあるけど攻撃はワンパターン。中盤にタメがつくれていない」とバッサリだった。
たとえ、ワンパターンでもゴールさえ奪えれば文句は言われないはずなのだが。この試合は8得点もしたはずで、相手に隙があれば中盤にタメを作る必要もない。遅攻にしたほうが駄目なときもあるのだ。そういうことはなぜか書かない。
通常4バックの守備陣も代表のリクエストに応じる形で初めて3バックを敷くなど、大きすぎる“ハンデ”を抱えていた。
ただし、3バックを相手に強要した理由は何だろうと考えてみる。サイドのスペースを作るためだろうか。ニュース映像を見た限りでは個人技で中央突破を仕掛けていたようだが。
両サイドに人数をかけるという世界の流れの中で仮想敵のサイドを開けるというのは自分たちに都合のよい解釈でしかない。いったいどこを相手にしていたのか。オーストラリアは4バックからふたりでサイドを崩すアタックも、3バックで中盤を厚くしてのショートカウンターもできる。相手によって戦術が変えられるという懐の深さがある。ということは、この練習試合は仮想オーストラリアではなく、3バックを敷いてくることが多い中東対策なのか。
こういうところで突っ込んだ取材をするべきだろう。岡田にインタビューするなり、自分で考えてみるなり。それができないのは見たまま、聞いたままをレコーダのように再生しているだけだからに過ぎない。
岡ちゃん本気“ナベアツ式”シュート練習(デイリースポーツ)
中央にいるポスト役とパス交換からシュートを打つ練習で「1(パスを出す)、2(ポスト役がリターン)、3(シュート)で数えながらやってみろ。ぴったりのタイミングになれば、結構入るから」と、独自の理論を自信満々に展開した。
しかし、この「1、2、さぁ~ん!」の“ナベアツ”シュートに戸惑う選手が続出。リズムを取りきれず、逆に空砲を連発した。DFのいないGKと1対1にもかかわらず、シュート183本に対し決まったのはわずか38本。ゴール率は20・8%と、3割以上あった直前の練習よりも低下した。
FW巻は「感覚でプレーするやつが多いから、新鮮というより変な感じだった」と苦笑い。ほかにも「“イチ、ニ、サン”って掛け声を掛けながらやったけど、なかなか合わない」と話す選手もいるなど、特効薬とはならなかった。
ナベアツシュートとは岡田は言っていない。それよりもこういう中学生や高校生がやるような練習をやることとか、それでもゴール率があまりにも低いことを嘆くべきではないのか。
気分転換で軽いシュート練習もある。ただし、練習で入らないものが試合になると突然入るとは限らない。本当に決定力をあげるためには実戦になるだけ近い練習をすること。ゴールキックから、スローインからとシチュエーションを変えて、そこから攻めのかたちを作る。攻撃側、守備側と分けていては話にならない。ボールを奪ったほうが攻める。そういう練習をしてこそ、体が攻撃のかたちを覚えていく。
マスコミは茶化したような記事を書くのではなく、どうしておかしいのかを説明する必要がある。
それができないのなら、取材はバイトにでも丸投げしてしまえ。それとも、既にバイトに丸投げしているのか。
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