2009年1月5日月曜日

オシムは日本へエールを残して帰国!!

日本代表監督のイビチャ・オシム氏が、日本代表に言葉を贈り、オーストリアのグラーツに帰国した。

さよならオシム氏 サポーター300人が見送り(スポーツニッポン)

「日本とやって必ず負ける相手はいないが、必ず勝てる相手もいない。どんな結果が出てもそれは悲劇ではない。サッカーは楽しむものだから」とオシム氏。最後は「日本代表の成功を祈っています」とエールを送っていた。


日本はそれなりに強くなったし、運動量も判断力も上がっている。しかし、モダンサッカーの主流であるサイドアタックとプレッシングでは世界に大きく遅れをとっている。そのことがわかっているかどうかということを岡田に言えるのはオシムだけだっただけに、帰国は残念でしかない。Jリーグのクラブの監督として残ってほしかったが、体のこともあり無理は言えない。

オシム氏倒れた「死んだと報道しないよう」(デイリースポーツ)

出発直前には貧血を起こして倒れ込むハプニングが発生。関係者や見送りに来た主治医を慌てさせたが、「早まって私が死んだと報道しないように」と笑って機中に乗り込んだ。


相変わらず、オシムのジョークは冴え渡っていた。こういうシニカルな物言いは日本人にはできないだろうね。ただの貧血でよかったが、記者たちには鉄分のサプリメントを差し入れする機転がほしかったところ。

成田空港にはかつて指揮したJ1千葉のサポーター約300人が集結。代表時代にコーチとして支えた反町康治現湘南監督や小倉勉代表コーチ、J1浦和DF阿部勇樹、千葉MF坂本将貴らも見送りに駆けつけた。


クラブワールドカップにはかけつけ、テレビで抜かれても英語放送ではスルーされた岡田は顔を見せなかったようだ。前任の日本代表監督を見送ることもできないくらい器量が小さい男なのか。ワールドカップベスト4という大言壮語だけが一人歩き、世界標準に近い相手にあわてふためく岡田では見送りという気配りはできないのだろう。

見送りに来なくても、その分、代表を強くすることをずっと考えていたのなら十分なのだが、正月のテレビを見ていたのでは笑えない。いったい何をしていたのだろう。

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