2008年9月25日木曜日

ラ・シニョーラ、再三のチャンスを生かせず痛恨のドロー!!

Serie A Matchday 4 Juventus vs. Catania @ Olimpico di Torino
Juventus:Amauri 16
Catania:Plasmati 68



ユベントスはビアンコネーロのファーストジャージ。システムは4-4-2。

Juventus (Serie A Matchday 4)
Del PieroAmauri
GiovincoMarchionni
MarchisioPoulsen
De CeglieGrygera
ChielliniLegrottaglie
 Manninger 


カターニアはロッソズロのファーストジャージ。システムは4-1-4-1。

Catania (Serie A Matchday 4)
 Morimoto 
IzcoLlama
TedescoLedesma
 Biagianti 
SilvestriSardo
TerlizziSilvestre
 Bizzarri 


プリマテンポ。ユベントスのキックオフ。

カターニアはユーベのホームでも臆することなく、がんがんプレスをかけてくる。ユーベは主力メンバーの多くを怪我で欠いているために連携が今ひとつで、ミスパスも多い。トレーニングで連携は高めているのだろうけれども、中盤が作れないのはつらい。だからこそ、レグロッターリェとキエッリーニという信頼度の高いCBコンビなのだろうけれども。

ユーベのユニフォームを着たジョビンコはBのときに少し見て、北京五輪で見たくらいだけれども、やっぱり小さい。デルピエロも小さいけれども、左サイドで並ぶと大人と子供に思えるね。デルピエロもアマウリと比べると子供みたいだからさ。ちょっとアンバランスな感じで。

相変わらずユベントスはこぼれ球が拾えない。ポジショニングの悪さなのか、それとも空中戦で競り負けているからなのか、それとも他に原因があるのかわからないけれども。プレーエリアの理解がしっかりしていないのかなあ。

このところずっとカターニアがサイドアタックを仕掛けて、ユーベが跳ね返すという繰り返し。8分にはクロスバーに当たる危険なクロスをあげられたし。ユーベの攻撃の幅が狭いから、どうしても止められることが多くてカウンターを食らっている。

15分、ユーベ先制。左サイドのデ・チェリエのスローインからジョビンコがクロス。アマウリが中央で競り勝ちヘッドでゴール左隅に決めてレッテ。1-0。ウノゼロ。GKビサーリも届かない絶妙なところに決まった。

アマウリのティーロもどんどん精度が上がっているね。トレゼゲが4カ月も離脱だから、彼には働いてもらわなければ困るけれども。それにしてもジョビンコのクロスは絶妙だったね。アマウリの高さもあるのだけれどさ。

カターニアのウイングは森本が出場している。北京五輪では不完全燃焼だった彼も右に左にポジションを変えながらユーベの守備陣を掻き回している。彼は純粋なストライカーではなくてサイドアタッカーで使ったほうが有効なのかもしれないね。このレベルだとドリブルよりもパスで攻めるというかたちだし。

23分には、ジョビンコ、アマウリ、デルピエロとつないでのレッテだったけれども。デルピエロがフォリジョーコ。ティーロの前にはホイッスルは鳴っていたから仕方がないといえば仕方がないのだけどさ。

カターニアのバイタルエリアはスペースがたくさんあるのか、デルピエロやジョビンコがしょっちゅうドリブルを仕掛けている。それでプニツィオーネをとることもあるからいいのだけど、持ちすぎてパスのチャンスを逃していることもある。そこまで完璧にできたらいつも大勝ではあるのだけどさ。

36分にはビアジャンティが思いきったミドル。GKマニンガーが横っ飛びでセーブ。こういうときにブッフォンがいてくれると安心なのだけど、マニンガーも安定している。任せられるという感じで。10日くらいの離脱と書かれていたけれども、この分なら大丈夫かもしれない。あとは攻撃陣がどれだけマニンガーを楽にさせられるかだけど。

アディショナルタイムはなく、プリマテンポ終了。1-0とユーベリードで折り返し。

45分、カターニア。ジャマに代えてプラズマーティを投入。

セコンダテンポ。カターニアのキックオフ。

イタリア語で森本、森本と言っていたから、いい動きをしていたのにもう代えられたのかと思ったよ。代えらたのは右サイドにいたジャマ。

48分、カリアリ。ジョビンコのドリブルをファールで止めたレデズマにカルテリーノ・ジャッロ。

ゴール正面左かなり近い位置からのプニツィオーネだったのだけど。デルピエロは壁の間を抜こうとしてぶつけてしまってアンゴロに。アンゴロもチャンスだったけれども、ユーベのファールでレッテにはつながらず。

マルキオンニの強烈なタックルから始まった50分のカウンター。デルピエロのドリブルから右サイドのマルキオンニに振ってのディープクロスにデルピエロ、アマウリが飛びこんだけれどもティーロは右に。逆だったらアマウリが頭で決めるか、デルピエロが右足で押し込んでいたなあ。これはファーとニアとのミスマッチ。

こぼれ球を拾えないのは前がかりになりすぎているからなのか。ゴール前に5人くらい入っていれば確かに中盤は薄くなるけれども。ティーロで終わらないとカウンターを食らって危ないということだね。クロスの精度をもっと高めて、ミスパスは減らさないとね。

59分、カターニア。森本に代えてホルヘ・マルティネスを投入。

アンゴロのときにはスコーピオン気味に積極的にティーロを狙っていたけれども、代えられてしまったね。これくらいが活動限界なのかも。ということを考えてみたり。

ユーベはグリゲラがクリアのときに捻ったのかピッチの外へ。たいしたことがなければいいのだけど。彼は攻守に高いレベルでムラがなく安定しているライトバックだからね。

61分、ユーベ。ジョビンコのドリブルからデルピエロ、アマウリとつないでの浮き球が落ちてきたところにジョビンコが飛びこんでティーロ。GKビサーリに止められてしまったけれどもいい動きだった。グレートというか。子供のような体でも体幹は強い。当たられても上手くかわしてドリブルで突き進んでいくのは見事。

レグロッターリェも経験を積んだからかずいぶん安定したCBになった。昨シーズン、アンドラーデの代役で入った頃はリゴーレプレゼンターで金のバケツをたくさんあげたい気分だったけれども、今は本当に最終ラインをきちんと引き締めている。ラニエリが信頼を寄せるのもわかるね。

67分、カターニア同点。マルキオンニのミスパスを奪ったイスコが右サイドを突破。クロスをキエッリーニがクリアし損なって抜けたところを、プラズマーティがヘッドで押し込んでレッテ。1-1。ウノウノ。

68分、ユーベ。マルキオンニに代えてサリハミジッチを投入。マルキオンニはミスパスも多かったし、同点ゴールまで献上するひどい出来だったからね。この交代は仕方がない。リゴーレのはずのプレーも倒れないで我慢してしまってとれなかったしね。

70分のユーベは勝ち越しのチャンスをふいにする。左サイドのジョビンコのクロスをニアであわせたデルピエロのヘッドはクロスバーに嫌われ、跳ね返りを叩いたアマウリのヘッドもクロスバーに嫌われる。

ユーベはずっと猛攻を仕掛けているけれども、アマウリもデルピエロもGKビサーリの神がかったセーブに止められている。あの壁はプリマテンポのうちに破っておくべきだった。

デルピエロはゴール前のプニツィオーネをことごとく壁に当てて外しているし。精度はやっぱり落ちているのではと思ってしまう。ヤクインタのほうがプニツィオーネに限ってはいいのでは。彼も精度には問題があるのだけれども。

82分、ユーベ。マルキジオに代えてチアゴを投入。マルキジオはよくやっていた。ポウルセンのボール狩りをよくフォローしていたし、パスの精度も高かった。

83分、カターニア。ホルヘ・マルティネスに代えてバイオッコを投入。

83分、ユーベ。ジョビンコに代えてネドベドを投入。ジョビンコのドリブルはよく効いていた。彼が作ったチャンスは数知れない。というくらいチャンスを作っていたのだけれども決めきれなかった。リードしていたらフル出場だったんだろうね。

89分、カターニア。遅延行為でGKビサーリにカルテリーノ・ジャッロ。

アディショナルタイムは5分。

91分、カターニア。アマウリをファールで止めたシルベストレにカルテリーノ・ジャッロ。

デルピエロが壁に当てたのはこれで4回目か。いい加減ピントがあってもよさそうなのだけど。全然あってこない。

ユーベはキエッリーニをあげてのパワープレー。それも活かせずこのままタイムアップ。

得点の匂いはたくさんあったし、チャンスを生かし切れなければこうなるとわかっている結果でのドロー。
イカンねといしかいいようがないけれども。

やっぱりちゃんと決めるところは決めようというゲームだった。アマウリのゴールが決まったときには楽勝かと思うくらい攻めていていたのにね。もう残念としかいいようがないよ。

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