2008年9月7日日曜日

バーレーン戦勝利後、岡田監督とマチャラのインタビュー

2010 FIFA World Cup South Africa Asian Qualification Round 4 Matchday 1 Bahrain 2-3 Japan @ Bahrain National Stadium
Bahrain:Salman Isa 87,own goal(Marcus Tulio Tanaka) 88
Japan:Shunsuke Nakamura 18,Endo 44(r),Kengo Nakamura 85

バーレーン戦後 岡田監督会見
2010FIFAワールドカップ・アジア最終予選
(スポーツナビ)

――戦略を変えて2ゴールを与えてしまったのでは?(バーレーン記者)

 戦略を変えたのでなく、メンバーを代えただけです。特に戦略の問題ではなく、先ほど言いましたようにメンタルな面、それから交代選手の役割、そういったものが問題だったと思っています。


これは交代して入ったメンバーが駄目だったと言っているようなものだけど。1点目は確かに今野のミスだけど。つまりは今野は次から呼ばれないということだろうか。

バーレーン戦後 選手コメント (1/2)
2010FIFAワールドカップ・アジア最終予選
(スポーツナビ)

中村俊輔セルティック/スコットランド)

今日も(中村)憲剛が中に中に入ってきたけど、オレは外に出ろって。ウッチーにわたって取られたときは、シュートを打ったやつは右サイドに開いていた。でも、憲剛はそのとき中にいて、ヤット(遠藤)がつり出されてしまった。そういう小さなところ。憲剛はいつもはボランチだから、その感覚で中に戻ってきたと思うんだけどね。だから、そのポジションに入った人が何をしないといけないのかというのを考えないといけない。


これはずっと中村俊輔が言われていたこと。トルシエに落とされたのもプレーエリアを守るということができていなかったから。そのことがセルティックで理解したのは大きな進歩。あと4年早ければ、ドイツでの惨敗もなかったかもしれないけど。それは済んだこととして、自分の経験として日本代表にフィードバックしてほしい。ブラジル流ではもう駄目だよと。

遠藤保仁(ガンバ大阪

1人で行けるといっても、後ろが付いてきていない時がある。流経大にやられた時もそうだった。後ろが来られない場合は行かない。そこのバランスとタイミングをもっと考えて、声を出していかないといけない。


遠藤は病み上がりにしてはよくやっていた。彼はサイドではもう無理だろう。レジスタとしてボールキープと効果的なパスでいいのではないかな。

ヒリヒリした焦燥感 (1/2)
日々是最終予選2008-09
(スポーツナビ)

これまで岡田監督は「われわれのコンセプト」を金科玉条とし、会見で何度も繰り返してきた。だが、その実体は「攻守の切り替えを素早く」とか「ボールを奪われたらチェイスして奪い返す」といった基本的なものばかり。攻撃のバリエーションに関しては、中村俊の頭脳とイマジネーションに依拠することで、何とかチームとしての体(てい)を成してきたのが実情である。ところが今回、図らずも守備面での応用力が試され、かなり深刻な問題を抱えていることが明らかになった。これらの課題に対する明確な回答を、指揮官が持ち得ていないとしたら、その任は選手一人一人が担うしかないだろう。


おそらくはファンが岡田について不信感を持っているのはこのことだと思う。

はっきり言って少年サッカーで教わることがフル代表の約束事で、それができなければメンバーから外すという。これだけの約束事でメンバーから外されるほうもひどいが、攻撃は選手に丸投げというのでは意味がない。サッカーはたったひとりでは何もできないのだし、例えば前線の5人が中村俊輔だったとしてもうまくいかないだろう。サッカーは違った個性の組み合わせがあるからこそゴールが生まれる。

その組み合わせを作るのは監督であり、最低限のリスクチャレンジは考えておかなければならない。FKとペナルティ。相手がファールを犯さなければゴールにつながっていないという状況で勝ったと素直には喜べない。本来なら圧倒すべき相手なのだから。

Fuming Macala slams players(AFC Official Website)

“I’m not happy about this result,” said Macala.

“Japan didn’t create one opportunity at all but we helped them with mistakes.

“We lost the game because we didn’t play well in the first half. This is our problem. We came on to the field with a big respect for Japan. I don’t know why.

“You know our experience from the last time when we beat Japan. We said we were changing. Our spirit was out there.

“But what I saw was different people and different reaction from my players. Once it was 1-0, they controlled the game better and this created psychological problems for us.”


マチャラの気持ちはわからないではないけどね。たしかにハッピーではないだろうし、日本は決定機をほとんど作っていなかったのにミスで助けてしまったというのも事実だろう。

だからといって選手ばかりに当たってもね。試合は取り返しがつかない。

悔しいのはわかる。だったら、日本に来たときに強敵となって現れてほしいね。そうしないとアジアのレベルが低下するだけだからさ。

4 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

勝ち点3を重視する人の気持ちも、
やっぱり、ワールドカップは出なきゃって気持ちも、
もちろん、わかるんです。
ただ、それ以上に、宿題があまりにも多くなってしまい、
マチャラが話すようにバーレーンの自滅がなかったら、
0-0だったかもしれないとも思うわけで。

次はホームのウズベキスタンなので、
おそらく、勝てるのでしょうが、
その後、どうなるのかなー、と。

匿名 さんのコメント...

正直なところ、流通経済大学に負けた時点で岡田を更迭してほしかった。不安の中バーレーン戦を迎えましたが、予想以上に楽勝ムード・・・・
と思った所に最後にドタバタして、冷や冷やものの勝利を修めるあたりは駄目ですよね。

福田総理が辞任しましたが、彼はトップに立つ器ではありませんでした。岡田もコーチとしては良いのかもしれませんが、監督になる器ではないと思います。レッズのエンゲルスもそうなのですが・・・・。

kiri220 さんのコメント...

>yoshiさん

ぼくも日本がワールドカップに出ないのは寂しいとは思います。

ずっと昔、オグリキャップが活躍していた頃に菊花賞になぜオグリキャップが出ないの?と聞く女の子に来週は出てくるよと一緒に来ていた男の子が言っていたのを聞いて、競馬もスターシステムなのだなって思ったものですが。

今のサッカーファンも同じではないかと思いますね。フランスに初出場したときからずっと続いているスターシステムはマスコミを中心に踊っています。新聞やテレビを見る人たちはそのことだけを信じて、報道しないことは海外で報道されていても嘘だと言いはるのですね。

サッカーに詳しくない友人はなぜEURO 2008に日本は出ていないのと聞いていましたし。

これほど問題があるのにレーザーのこととか、2失点があってよかったということになってうやむやになっていくのはよくないとは思います。

ウズベキスタンに勝ったとしても、カタールが失格したとしても、結果的に南アフリカで惨敗したら同じだと思うのですけどね。

kiri220 さんのコメント...

>King-Yさん

練習試合では首を切れないというのは、岡田のプライドを大事にするあまりなのか、後任がいないためなのかわかりません。
結局、背水の陣といい、あれだけひどい試合をして、それでも留任みたいですからね。

福田さんは無責任にも投げ出してしまいましたが、岡田もどこかで負けたら放り出すのかもしれません。講演で稼げるみたいですし。

浦和のことについてはサポーターではないのでなんとも言えませんが、岡田で本当に大丈夫かという気持ちがありますね。