2008年9月24日水曜日

アンデルソン、ロナウジーニョが麻薬密売に関係という疑惑

マンチェスター・ユナイテッドのアンデルソンとミランロナウジーニョがリオ・グランデ・ド・スル州で活動している麻薬密売組織と関係がある可能性が報じられている。ふたりともブラジル・ポルト・アレグレ出身でグレミオでキャリアをスタートしている。

アンデルソンとロナウジーニョが麻薬密売人と関係か?(スポーツナビ)

ブラジルのリオ・グランデ・ド・スル州地方自治省によると、同州地方警察が首都ポルト・アレグレ市で逮捕した麻薬密売人が捕まったマンションの所有者名が、マンチェスター・ユナイテッドのアンデルソン名義であったことを公表した。逮捕されたのは、リカルド・アレックス・ダ・シウバ容疑者(通称“ジジ”)で、リオ・グランデ・ド・スル州最大の麻薬売買組織グループのリーダーと目されている。

アンデルソンの代理人、リカルド・エルブストリッチ氏によれば、同選手とこの麻薬密売人との関係については捜査対象になっていないとのことだ。だが、容疑者が6月に刑務所から脱走した際に使われた車、ポルシェ・カイエンもアンデルソンの名義のものであることが分かっている。


このニュースだけではアンデルソンのマンションを勝手に使われていたのか、車は盗まれていたものかはわからない。そういう可能性はあるということを頭に入れておく必要がある。アンデルソンはユナイテッドでプレーしていて、ブラジルではW杯南アフリカ大会南米予選のときに帰るくらい。頻繁には連絡を取り合っているとは考えにくい。サイドビジネスとしても彼はかなりの高給取りで犯罪とわかっていることに手を出すリスクをとる必要はない。しかし、ファミリーが手を出した可能性は否定できない。捜査を待たなければならないが、最悪、アンデルソンは刑事罰でユナイテッドから退団ということも考えられる。

また、地方省が入手した録音テープの会話から、捜査線上に、やはり同市出身であるミランのロナウジーニョの名前も浮かんでいるという。この会話の中で、アンデルソンとロナウジーニョは、この麻薬密売人が主催するパーティについて話しているというが、“麻薬”にかかわる会話は一切ないことも判明している。


ロナウジーニョの名前も挙がっているようだ。麻薬密売人が主催するパーティについて話しているということは、本人がなんらかのつながりがあるということだろう。日本でもご近所の腰の低い老人が暴力団幹部だったりするから油断はできないのだが。そういう関係なのか、それとももっとディープな関係なのか。麻薬取引に絡んでいるとするとロナウジーニョもミランを退団することになるかもしれない。

Vinculan a Ronaldinho y Anderson con un 'narco' detenido(MARCA)

スポーツナビの記事はMARCAの記事を訳したもの。マンションというのは英語の意味ではなく、アパートメントという意味で使われている。英語では豪邸という意味だから、そのまま使っていたら本当に家族ごと巻き込んでいたことになる。

いずれにしても捜査は始まったばかり。麻薬に手を染めているのか、それとも名前を利用されただけなのか。本人も代理人も否定するだろうから、しっかりと捜査をして関係あるなら関係ある証拠を、無関係なら無関係であるという証拠をきちんと出してほしいね。

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