2008年9月30日火曜日

龍時の世界はなぜ失われたのか

野沢尚さんはアテネ五輪を見られなくて幸いだったかもしれない。もちろん、自殺という事実は悲劇ではあるけれども、日本代表サッカーの崩壊を見なくて済んだというのはある意味、よかったのではないかと思うのだ。

もし、NHK司馬遼太郎さんの遺志を汲んで「坂の上の雲」を映像化することがなければ、彼も「坂の上の雲」の脚本で悩むこともなく、自殺することもなかったかもしれない。もちろんこの脚本のみが原因とは言い切れないし、他に原因があったかもしれない。どんな状況でも野沢さんが自殺という結果は変わらなかったかもしれない。悲しいことではあるけれど。

ただ、この自殺によって「龍時」はモダンサッカーとの決定的齟齬をきたすことなく未完のまま終わったことも事実。「龍時01-02」の出版は2002/04。執筆はW杯日韓大会に向けて盛り上がっている最中に書きはじめられたものだろう。日本はトルシエが監督だった時代で、スペインサッカーの情報は玉乃淳に取材し、監修は中西哲生が行っている。3-4-1-2というトルシエの持ちこんだシステムをベースにして、サイドアタッカーの視点からサッカーを見せている。スペイン編では4-4-2のシステムも出てくるが、2トップ下というあってもなくてもいいポジションでありながら、日本では絶大な人気を誇るポジションをかなり多くの場面で書いている。アテネ五輪での日本代表も同じシステムだった。

2002年から現在まで続く急激なモダンサッカーの変化に日本はついていくことができなかった。シドニー五輪、W杯日韓大会で上昇気流を見せたはずだが、アテネ五輪、W杯ドイツ大会北京五輪では惨敗。アテネでは1勝をあげたものの、ドイツでは1勝もできず、北京では3連敗だった。

もし、「龍時」が続いていればアテネで成功を収めたという作中結果と日本代表の現状で大きな齟齬ができることになり、本格サッカー小説という看板も下ろさなくてはならなくなっていたかもしれない。

中田英寿小野伸二もアテネの時期を境にして輝きを失っていく。それはヨーロッパのサッカー理論の変化についていけなくなったからではないかと考える。中田英寿は最後までプランデッリの戦術が理解できず、イタリアからイングランドへと渡り、ポジションを失ってドイツを最後に引退。小野伸二もオランダから日本に帰国する。

中村俊輔松井大輔はモダンサッカーに馴染んではいるが、ステップアップという点では不満がある。セルティックで活躍する中村俊輔もFK一閃で沈めたマンチェスター・ユナイテッドミランからオファーは来なかった。昨シーズン善戦したバルセロナからも。

以前から言われてきたことではあるけれども、五輪代表でも優勝争いをする列強は、UEFA Champions Leagueでもノックアウトラウンドで優勝を争うクラブでレギュラーを張っている選手がポジションを占めていたし、ヨーロッパトップリーグのレギュラーを含めるとほぼ全員というレベルだった。それに引き替え、日本代表はJリーグでレギュラーという選手は多かったが、ヨーロッパトップリーグのレギュラーはいなかった。

フル代表でも同じこと。ヨーロッパ列強の高いレベルの中でプレーをし、なおかつ週2回の過密日程をもこなせる選手でレギュラーなのは中村俊輔と松井大輔、長谷部誠くらい。そして、重要なポジションに怪我人が出ても代役の選手がいないという選手層の薄さもある。

明るい未来に輝いていた龍時の世界とは違い、現在の日本代表はレギュラーメンバーの高齢化もあって暗いと言わざるをえない。これでは野沢さんが生きていたとしても筆を振るいにくいだろう。

龍時 01-02 文春文庫
龍時 01-02 文春文庫野沢 尚

文芸春秋 2004-07
売り上げランキング : 66337

おすすめ平均 star
starサッカーをきちんと描写している青春小説
star今まで出会った最高の小説
starサッカーを介しての少年の成長物語

Amazonで詳しく見る
by G-Tools


龍時02‐03 (文春文庫)
龍時02‐03 (文春文庫)野沢 尚

文藝春秋 2005-05
売り上げランキング : 15487

おすすめ平均 star
starインサイドとインフロントとインステップって???
starシリーズ第二作
star最高のサッカー小説

Amazonで詳しく見る
by G-Tools


龍時 03‐04 (文春文庫)
龍時 03‐04 (文春文庫)野沢 尚

文藝春秋 2006-05
売り上げランキング : 36469

おすすめ平均 star
star監督と選手の心理戦に注目!
star一気に読んだ(シリーズ絶筆...。)
star続きが読みたい・・・。

Amazonで詳しく見る
by G-Tools


続きを書ける力量がある作家はいるはず。しかし、この作品の続きは誰も書けない。書いたとすれば現実とは乖離したファンタジーになってしまうから。それはサッカー漫画がありえない設定で描かれるのと同じことで、もう龍時の世界ではないのだ。

坂の上の雲〈1〉 (文春文庫)
坂の上の雲〈1〉 (文春文庫)司馬 遼太郎

文藝春秋 1999-01
売り上げランキング : 767

おすすめ平均 star
starほのぼのとした幼少時代
star乾坤一擲の勝負
star問答無用で。

Amazonで詳しく見る
by G-Tools


「坂の上の雲」は司馬遼太郎さんが最期まで映像化を拒んだ作品。それを強引に映像化するNHKはこの点について遺族である福田みどりさんの承諾を得たとして故人の遺志は無視されることとなっている。舞台となる松山市も坂の上の雲まちづくりを推進し、坂の上の雲ミュージアムを遺族と揉めながらも立ち上げ、ロケを歓迎するというひどさ。本当に作品を読んだことがあるのかと思うくらい。

司馬遼太郎さんが映像化を拒み、野沢尚さんが自殺するほど悩んだとしても、お金のためには過去を振り返らないとすればそれはひどいこと。松山市は「松山」という言葉がひとつも出てこない上に田舎だと散々松山を馬鹿にしている「坊ちゃん」を素晴らしいと褒めちぎるくらいだからね。内容は考えていないのだろうね。

2008年9月29日月曜日

U.A.E.、ウズベキスタン戦に向けて日本代表メンバーを発表!!

Friendly Match Kirin Challenge Cup 2008 Japan vs. United Arab Emirates @ Tohoku Denryoku Big Swan Stadium

2010 FIFA World Cup South Africa Asian Qualification Round 4 Matchday 3 Japan vs. Uzbekistan @ Saitama Stadium 2002

キリンチャレンジカップ2008~ALL FOR 2010!(10/9vsUAE代表@新潟)
2010FIFAワールドカップ南アフリカ アジア最終予選 (10/15vsウズベキスタン代表@埼玉)
日本代表 メンバー
(日本サッカー協会)

GK
 
川口 能活 KAWAGUCHI Yoshikatsu
 1975.08.15 180 cm  77 kg  
ジュビロ磐田  114 / -103
 
楢﨑 正剛  NARAZAKI Seigo
 1976.04.15 187 cm 80 kg 
名古屋グランパス 60 / -60
 
川島 永嗣 KAWASHIMA Eiji
 1983.03.20 185cm 80kg 
川崎フロンターレ  1/-1

DF
 中澤 佑二  NAKAZAWA Yuji
 1978.02.25 187 cm  78 kg 
横浜F・マリノス  79 / 15
 高木 和道  TAKAGI Kazumichi
 1980.11.21 188 cm 75 kg 
清水エスパルス 1 / 0
 田中 マルクス 闘莉王 TANAKA Marcus Tulio
 1981.04.24 185 cm 82 kg 
浦和レッズ 15 / 3
 駒野 友一 KOMANO Yuichi
 1981.07.25 172 cm 76 kg 
ジュビロ磐田 39 / 0
 阿部 勇樹 ABE Yuki
 1981.09.06 177 cm 77 kg 
浦和レッズ 30 / 2
 長友 佑都 NAGATOMO Yuto
 1986.09.12 170 cm 65 kg 
FC東京  4 / 0
 森重 真人 MORISHIGE Masato
 1987.05.21 179cm 72kg 
大分トリニータ  0 / 0
 内田 篤人 UCHIDA Atsuto
 1988.03.27 176cm 62kg 
鹿島アントラーズ  10 / 1

MF
 
中村 俊輔 NAKAMURA Shunsuke
 1978.06.24 178 cm 70 kg 
セルティック(スコットランド)  78 / 21
 
稲本 潤一 INAMOTO Junichi
 1979.09.18 181 cm 75 kg 
アイントラハト・フランクフルト(ドイツ) 68 / 4
 遠藤 保仁 ENDO Yasuhito
 1980.01.28 178 cm 75 kg 
ガンバ大阪 70 / 6
 
中村 憲剛 NAKAMURA Kengo
 1980.10.31 175 cm 67 kg 
川崎フロンターレ 26 / 2
 青木 剛 AOKI Takeshi
 1982.9.28 183 cm 75 kg 
鹿島アントラーズ  1 / 0
 今野 泰幸 KONNO Yasuyuki
 1983.01.25 178 cm 73 kg 
FC東京 24 / 0
 長谷部 誠 HASEBE Makoto
 1984.01.18 179 cm 72 kg 
VfLヴォルフスブルク(ドイツ) 12 / 0
 香川 真司 KAGAWA Shinji
 1989.03.17 172 cm 63 kg 
セレッソ大阪 3 / 0

FW
 
玉田 圭司 TAMADA Keiji
 1980.04.11 173 cm 67 kg 
名古屋グランパス 48 / 10
 
巻 誠一郎 MAKI Seiichiro
 1980.08.07 184 cm 81 kg 
ジェフユナイテッド千葉 33 / 8
 
佐藤 寿人 SATO Hisato
 1982.03.12 170 cm 68 kg 
サンフレッチェ広島  21 / 3
 
大久保 嘉人 OKUBO Yoshito
 1982.06.09 170 cm 73 kg 
ヴィッセル神戸  29 / 4
 岡崎 慎司 OKAZAKI Shinji
 1986.04.16 173 cm 70 kg 
清水エスパルス  0 / 0
 興梠 慎三 KOROKI Shinzo
 1986.7.31 175 cm 67 kg 
鹿島アントラーズ  0 / 0
 森島 康仁 MORISHIMA Yasuhito
 1987.9.18 186 cm 80 kg 
大分トリニータ  0 / 0

※ACL準決勝出場クラブ所属選手は、10月10日(金)合流


26名の招集はAFC Champions Leagueとの関係か。

怪我の田中達也はメンバーから外れたが、満身創痍ながらも名古屋戦でフル出場をした闘莉王は招集された。巻誠一郎も調子を落としているのだがやっぱり招集されている。そして、サイドの選手は相変わらず少ない。サンテティエンヌに移籍し、故障で戦列から離れている松井大輔もサスペンションのため呼ばれなかったためにサイドの弱さはさらに浮き上がってくる。

そういえば、今回からメンバー招集に当たって理由を説明するということだったが。岡田はどう言っているのだろう。

日本代表メンバー発表 岡田監督会見 (1/2)
キリンチャレンジカップ UAE戦、W杯・アジア最終予選 ウズベキスタン戦
(スポーツナビ)

――森重、森島、岡崎、興梠ら新しい選手をどういう目的で呼んだのか? 彼らをどう起用していくのか?

岡田 ウズベキスタン戦に勝つためのメンバーです。ただ今まで呼んだことがないので、実際に呼んでみて、例えば20名の中で1人、2人ちょっとイメージと違うなとなったときに(人数が少ないと)リスクが大きいので、多めに呼んでいます。この中からフェアにいいメンバーを選んでいくことになります。

新しいメンバーに関して、森島、興梠、岡崎は攻撃の選手ですが、それぞれ、森島はパワーといいますか、大きな体でそこそこスピードもあり高さもあります。それぞれ個性があり、興梠はスピードがあって、キレのあるドリブルがある。岡崎は、運動量、ボール際の頑張り。そういうそれぞれの個性を持った選手をこのチームでどういう形で融合できるかをぜひ試してみたい。

森重に関しては、以前から大枠のDFの(メンバーの)中に入れていましたが、今回は呼んでみようと。彼はDFでありながら、球出しのセンスがあって、ボール際もかなり戦えるんじゃないかと。ただ、ポジショニングは、大分が3バックなので呼んでみないと分からないなということがあります。しかし、いろいろ情報を集めた中では4バックでも十分対応する能力があると聞いています。


岡田は戦術に合った選手ということではなく、結果を出している選手ということで新しい選手を呼んだようだ。クラブにはそれぞれの戦術があり、その戦術があって結果が出ていることを理解していないらしい。

――UAE戦ではどういうところを試したいと思っているか?

岡田 だいぶ気候も涼しくなりましたし、もう少しアグレッシブな守備ができればなと考えています。

――攻撃面で新しくチャレンジすることは?

岡田 UAE戦でパワープレーやサインプレーをするつもりはないです。ただ進歩していく上で、攻撃の狙い目でもうちょっと的を絞りたいと思っています。試合前にそのポイントをしゃべる監督は世界中にいないと思うので具体的に話せませんが、みんなの共通意識をある一つのことにもう少し集中させてみようかと思っています。

――今回、巻選手、森島選手という高さのある選手を入れた理由は?

岡田 巻はバーレーン戦にもいたと思います。森島に関しては、高さがマイナスになることはないので。それ以外の能力が同じであれば、当然高い方が有利です。一つのストロングポイントでもあると思っています。森島を入れたのは高さだけではなくて、総合的に見て、まだ表現し切れていないですが、ポテンシャルを持っていると感じたので、ぜひチームの中で試したということで入れました。


結局のところ、詳しいことは言わないということか。ただ、U.A.E.戦ではやりたいことをやるつもりではあるらしい。ウズベキスタンのスカウティングは確実にあるけれども、それでも平気なのかな。

まあ、背水の陣と毎回言っていたのではという気もするのだけどね。

2008年9月27日土曜日

ラ・シニョーラ、攻め手がなくアウェイでゴールレス!!

Serie A Matchday 5 Sampdoria vs. Juventus @ Luigi Ferraris

サンプドリアは青、白、青のファーストジャージ。システムは3-5-1-1。

Sampdoria (Serie A Matchday 5)
Cassano
PieriStankevicius
Delvecchio
FranceschiniSammarco
Palombo
AccardiLucchini
Gastaldello
Mirante


ユベントスは金、黒、金のセカンドジャージ。システムは4-4-2。

Juventus (Serie A Matchday 5)
Del PieroAmauri
NedvedCamoranesi
SissokoPoulsen
MolinaroGrygera
ChielliniMellberg
 Manninger 


プリマテンポ。ユベントスのキックオフ。

いきなりサンプドリアの攻勢で始まったゲームだが、ユーベは凌いでのカウンター。2分には左サイドのモリナーロの突破を止めたガスタルデッロにカルテリーノ・ジャッロ。そのあとのデルピエロのプニツィオーネは跳ね返されるのだけど。

相変わらずのサンプドリアの猛攻。それに耐えてのユーベのカウンターという図式。

ユーベは今日もミスパスが多く。17分には自陣バイタルエリアからのパスをカットされてフランチェスキーニにエリア内に入れられてサンマルコに決定的なティーロを撃たれる始末。モリナーロが体を入れて何とか防いだけれども。

二度のアンゴロを凌いでのカウンター。シソコのドリブルから右サイドのデルピエロに出してのティーロ。GKミランテの手は届かなかったが、ボールはポスト直撃。18分のチャンスは生かすことができず。

20分にはネドベドへのファールでルッキーニにカルテリーノ・ジャッロ。

いかんなあ。スカパー!の放送がないから海外のサイトで見ているけれど、回線は不安定。今は切れて、ユーベのオフィシャルでテキストデータを読んでいる。イタリア語でいいから情報がほしい。

30分になってようやく復活。やっぱり映像と音声があると違うね。

いきなりデルベッキオがキエッリーニに肘打ちのファール。それで、そのあとのプレーも揉めているけれども、ジャッロは出ない。

ユーベはこぼれ球も拾えず、ボールもキープできずの悪い流れ。アマウリが前線でキープできればいいのだけど、ことごとく競り負けている。あれだけの体があってなぜだろう。

40分には右サイドのキエッリーニのロングスローからアマウリが落としてデルピエロがティーロという決定機があったものの枠をとらえられず。デルピエロも精度が戻っていない。

プリマテンポはユーベのプニツィオーネがあったのだが、アディショナルタイムがないままに終了。0-0で折り返し。

ユーベはデルピエロの2回の決定機で決められなかったのが痛い。サンプドリアが押していて、ロングボールに相当苦しんでいたからね。できるだけ点差を広げて楽にしなければならないのに。

今シーズンのユーベは決定力のなさに苦しんでいる。やっぱりトレゼゲの離脱は痛い。

セコンド・テンポ。サンプドリアのキックオフ。

開始早々、シソコのパロンボへの跳び蹴りのようなファールでゴール前のプニツィオーネがサンプドリアに。カッサーノのティーロがゴール左に外れてくれて助かったというくらいのレベル。あのファールはロッソかと思ったけれどもジャッロも出ず。

デルピエロはこの前のカターニア戦からまったくプニツィオーネのピントがあっていない。せっかくのチャンスも宇宙開発では味方の士気が落ちる。カモラネージかネドベドのほうがいいのでは。

52分、サンプドリアのアンゴロ。パロンボのキックにアマウリが被ってサンマルコにヘッドを当てられてしまう。ポウルセンがついていたでヘッドは枠の上に外れたが、GKマニンガーは反応できなかったからね。危なかった。

サンプドリアの攻勢を何とか止めないとね。

54分にはユーベのアンゴロ崩れからメルベリがパロンボへのファールでカルテリーノ・ジャッロをとられてしまう。パロンボを経由して球を散らされているから彼へのファールは多くなる。

また海外のサイトからの映像が消えた。チャットでいろいろ言っているのだけど。2つのサイトで見ているけれども映像も音声も復活せず。いかんなあ。知らないうちにカモラネージにカルテリーノ・ジャッロが出ているし。70分のこと。

73分、ユーベ。デルピエロに代えてヤクインタ。やっぱりアレの調子は今ひとつ。精度も駄目駄目だったし。ヤクインタなら決めてもおかしくないプニツィオーネもあった。

74分、サンプドリア。パロンボに代えてデッセーナを投入。レジスタのパロンボは負傷退場。

サイトは映像だけ復活。というか映像だけのサイトしかなく。音声は復活しないまま。

79分、サンプドリア。ルッキーニに代えてボッティネリを投入。

87分、サンプドリア。デルベッキオに代えてボナッツォーリを投入。

ユーベは代える手がなく、というかサイトもベリファイばかりで光りにした意味がなく。

アディショナルタイムは4分。

結局、攻撃がナローになりすぎたユーベは攻め手がなく、サンプドリアの中央を固めた守りを崩しきれず。サンプドリアもユーベのディフェンシブなスタイルを崩しきれず。ゴールレスでドロー。

チャットではあまりにも守備的でつまらないと言われる始末。英語だったからイギリスで見ていたのかなあ。

サンプドリアとは相性が悪いのか、それとも攻撃が本当に噛み合わないのか。

デルピエロの決定機だけという悲しさで、ラニエリのきっちりとした立て直しが必要になってきた。

ミッドウィークはチャンピオンズリーグなのに大丈夫なのかなあ。

スター獲得のためには何でもありのカタールリーグ!!

オイルマネーにものを言わせるカタール・スターズ・リーグJリーグのブラジル人選手にターゲットを定め、定められた移籍機関を変更してまで獲得に躍起になっている。

カタールリーグ、Jブラジル人FW総獲りか…今夏複数オファー(スポーツ報知)

浦和幹部によると、9月5日、カタール五輪協会からエジミウソン獲得を申し出るファクスが届いたが、「エジミウソンのために移籍可能期限を延ばすと言っていたが、書面で金額など具体的な条件はなかったので無視した」と説明。リーグ王座奪還とアジア連覇のために残留させたが、アラビア語を操るフランス人代理人が日本国内で暗躍。ダヴィ、エジミウソンのみならず、鹿島・マルキーニョス、川崎・ジュニーニョ、F東京・カボレ、新潟・アレッサンドロにも同様の書面を出しており、今冬高額移籍金で電撃移籍する可能性はある。

カタールの外国人移籍は極めて特殊だ。リーグごとに移籍期間が設定されているが、スター獲得のためなら、自由自在に変更。冬季の移籍市場は通常の1月ではなく、12月に前倒しにする計画も存在するため、今年の天皇杯期間中にも引き抜かれる可能性もある。


浦和がオファーを無視したというのはさすがにまずい。具体的な条件がなければ何も答えなければいいのかというとそれは違う。サッカーの世界でも返事をしないということは信頼関係を気付くことができないという悪い方向に向かう可能性が高くなる。浦和のフロントが返事をしなかったために、軽く見られていると考えたカタールや中東のクラブが契約切れやボスマンルールをついて直接選手と交渉することもありうるのだ。サポーターにさえ無能扱いされる浦和フロント陣がJリーグのシステムをおかしくするということもありうる。

それはともかく、ブラジル人はもともとヨーロッパ志向が強く、外国人扱いされないポルトガルを中心にその力を見せつけてきた。ポルトガル経由がいつしか西ヨーロッパのクラブからビッグクラブへという流れとなり、今はエネルギーで莫大な利益を得ているロシアや東ヨーロッパ、中東のクラブからビッグクラブへと言う流れになっている。

Jリーグもブラジルとは深い関わりがあり、それほど数は多くないが、Jリーグ経由でヨーロッパのクラブに渡ったブラジル人もいる。そういう中でお金のために中東のリーグへと転出する選手も出てきたということか。エメルソンが浦和からカタールに渡ったように、彼に続くブラジル人がいるということ。

日本はバブルがはじけてもう20年、サッカーバブルも開幕直後のようにはいかず、年俸制限がかかっている。

ウズベキスタンのクラブのように年俸70億という金額を払えるクラブはひとつもなく、お金のためにという選手はロシアへ中東へと移籍していく。それを止める手段がないのが現状でもある。

スター選手獲得のために移籍機関を変更するというおかしな手法を使う中東もおかしいのだが、Jリーグのクラブも移籍に関してはきちんとしたルールを作る必要がある。ヨーロッパには移籍に関して明確なルールがあり、その弱点も今見えてきている。それを参考にして、日本独自のそして、ヨーロッパへの移籍にも対応できるシステムを考えたらどうか。

動かないことは美徳ではないということは身をもって知る必要があるだろうね。

2008年9月26日金曜日

日本サッカー協会の五輪代表惨敗総括!!

日本サッカー協会北京五輪で3戦全敗だったU-23 日本代表について、の総括を行った。結局は世界に通じるレベルの選手がいなかったということ。技術的にも足りなかったと。そんなことは北京五輪で初めてわかったことじゃない。W杯ドイツ大会の惨敗後も同じような総括をして誰も責任をとらなかったのではなかったか。負けるたびに責任をとっていたのでは人材がいなくなってしまうが、それでもここまでひどい結果と総括だと今までやってきた強化そのものを見直す必要がでてくる。日本はいったいどこを目標にして強化を行っているのか。

タフな選手の育成を…サッカー協会、惨敗の五輪男子に改善策(読売新聞)

3戦全敗と惨敗した男子については、〈1〉厳しい環境で力を出せる選手の育成〈2〉核となる選手の早い段階での固定〈3〉24歳以上のオーバーエージ枠を採用するかどうかに関しての早い時期での方針決定――などが必要だとした。技術的には、荒れた芝に負けない速くて強いパスの徹底や相手の反則を期待して倒れこまないなど、本番で明らかになった具体的な改善策を示した。


五輪男子の惨敗の理由は“何事も遅かった”(サンケイスポーツ)

1次リーグ3戦全敗の男子については「核になる選手は固定すべき。最終メンバーの決定時期も考えないと」とし、オーバーエージ枠問題にも「早い方がよかった」と、ともに遅れの影響を指摘。また犬飼会長は「日本選手はボールを受けてシュートまで0.7秒。(五輪出場国で)一番遅かったというデータがある」とプレーの遅さも指摘した。


この総括は岡田批判かと思う部分もある。中村俊輔のFKを期待して倒れこむ選手が多いフル代表への皮肉かと。五輪代表だけの問題ととらえるから不可思議なことになる。この総括はフル代表にも当てはまる。試合がアウェイで行われるたびにピッチの様子を気にして、プレッシャーに弱い。バイタルエリアで積極的にドリブルを仕掛ける選手も少ない。

五輪代表の反町監督に駄目だしをするなら、同じことをしている岡田も責められるべきだと思うのだが。

岡田は対岸の火事と考え、自分の仕事に忙しいようだ。

森重、UAE戦で岡田ジャパン初招集へ(スポーツニッポン)

浦和とG大阪がACL準決勝進出を決め、DF闘莉王らを招集できない事情もあり、岡田監督は29日に発表するメンバーに4人程度の新戦力を招集する意向。関係者によると、リーグ26試合で最少の18失点を支える若きセンターバックに注目しているという。日本代表のセンターバックは中沢と闘莉王以外は人材難。身体能力を生かした空中戦の強さと両サイドバックやボランチもこなす器用さは岡田監督好みだ。


森重は今回の総括で世界のレベルにないと切って捨てられた選手。中澤、闘莉王のほかに五輪代表の選手しか呼べないところに日本の弱点がある。そこから総括していかなければならないのではないか。ということを考えているのだけれども。どうだろう。

2008年9月25日木曜日

ラ・シニョーラ、再三のチャンスを生かせず痛恨のドロー!!

Serie A Matchday 4 Juventus vs. Catania @ Olimpico di Torino
Juventus:Amauri 16
Catania:Plasmati 68



ユベントスはビアンコネーロのファーストジャージ。システムは4-4-2。

Juventus (Serie A Matchday 4)
Del PieroAmauri
GiovincoMarchionni
MarchisioPoulsen
De CeglieGrygera
ChielliniLegrottaglie
 Manninger 


カターニアはロッソズロのファーストジャージ。システムは4-1-4-1。

Catania (Serie A Matchday 4)
 Morimoto 
IzcoLlama
TedescoLedesma
 Biagianti 
SilvestriSardo
TerlizziSilvestre
 Bizzarri 


プリマテンポ。ユベントスのキックオフ。

カターニアはユーベのホームでも臆することなく、がんがんプレスをかけてくる。ユーベは主力メンバーの多くを怪我で欠いているために連携が今ひとつで、ミスパスも多い。トレーニングで連携は高めているのだろうけれども、中盤が作れないのはつらい。だからこそ、レグロッターリェとキエッリーニという信頼度の高いCBコンビなのだろうけれども。

ユーベのユニフォームを着たジョビンコはBのときに少し見て、北京五輪で見たくらいだけれども、やっぱり小さい。デルピエロも小さいけれども、左サイドで並ぶと大人と子供に思えるね。デルピエロもアマウリと比べると子供みたいだからさ。ちょっとアンバランスな感じで。

相変わらずユベントスはこぼれ球が拾えない。ポジショニングの悪さなのか、それとも空中戦で競り負けているからなのか、それとも他に原因があるのかわからないけれども。プレーエリアの理解がしっかりしていないのかなあ。

このところずっとカターニアがサイドアタックを仕掛けて、ユーベが跳ね返すという繰り返し。8分にはクロスバーに当たる危険なクロスをあげられたし。ユーベの攻撃の幅が狭いから、どうしても止められることが多くてカウンターを食らっている。

15分、ユーベ先制。左サイドのデ・チェリエのスローインからジョビンコがクロス。アマウリが中央で競り勝ちヘッドでゴール左隅に決めてレッテ。1-0。ウノゼロ。GKビサーリも届かない絶妙なところに決まった。

アマウリのティーロもどんどん精度が上がっているね。トレゼゲが4カ月も離脱だから、彼には働いてもらわなければ困るけれども。それにしてもジョビンコのクロスは絶妙だったね。アマウリの高さもあるのだけれどさ。

カターニアのウイングは森本が出場している。北京五輪では不完全燃焼だった彼も右に左にポジションを変えながらユーベの守備陣を掻き回している。彼は純粋なストライカーではなくてサイドアタッカーで使ったほうが有効なのかもしれないね。このレベルだとドリブルよりもパスで攻めるというかたちだし。

23分には、ジョビンコ、アマウリ、デルピエロとつないでのレッテだったけれども。デルピエロがフォリジョーコ。ティーロの前にはホイッスルは鳴っていたから仕方がないといえば仕方がないのだけどさ。

カターニアのバイタルエリアはスペースがたくさんあるのか、デルピエロやジョビンコがしょっちゅうドリブルを仕掛けている。それでプニツィオーネをとることもあるからいいのだけど、持ちすぎてパスのチャンスを逃していることもある。そこまで完璧にできたらいつも大勝ではあるのだけどさ。

36分にはビアジャンティが思いきったミドル。GKマニンガーが横っ飛びでセーブ。こういうときにブッフォンがいてくれると安心なのだけど、マニンガーも安定している。任せられるという感じで。10日くらいの離脱と書かれていたけれども、この分なら大丈夫かもしれない。あとは攻撃陣がどれだけマニンガーを楽にさせられるかだけど。

アディショナルタイムはなく、プリマテンポ終了。1-0とユーベリードで折り返し。

45分、カターニア。ジャマに代えてプラズマーティを投入。

セコンダテンポ。カターニアのキックオフ。

イタリア語で森本、森本と言っていたから、いい動きをしていたのにもう代えられたのかと思ったよ。代えらたのは右サイドにいたジャマ。

48分、カリアリ。ジョビンコのドリブルをファールで止めたレデズマにカルテリーノ・ジャッロ。

ゴール正面左かなり近い位置からのプニツィオーネだったのだけど。デルピエロは壁の間を抜こうとしてぶつけてしまってアンゴロに。アンゴロもチャンスだったけれども、ユーベのファールでレッテにはつながらず。

マルキオンニの強烈なタックルから始まった50分のカウンター。デルピエロのドリブルから右サイドのマルキオンニに振ってのディープクロスにデルピエロ、アマウリが飛びこんだけれどもティーロは右に。逆だったらアマウリが頭で決めるか、デルピエロが右足で押し込んでいたなあ。これはファーとニアとのミスマッチ。

こぼれ球を拾えないのは前がかりになりすぎているからなのか。ゴール前に5人くらい入っていれば確かに中盤は薄くなるけれども。ティーロで終わらないとカウンターを食らって危ないということだね。クロスの精度をもっと高めて、ミスパスは減らさないとね。

59分、カターニア。森本に代えてホルヘ・マルティネスを投入。

アンゴロのときにはスコーピオン気味に積極的にティーロを狙っていたけれども、代えられてしまったね。これくらいが活動限界なのかも。ということを考えてみたり。

ユーベはグリゲラがクリアのときに捻ったのかピッチの外へ。たいしたことがなければいいのだけど。彼は攻守に高いレベルでムラがなく安定しているライトバックだからね。

61分、ユーベ。ジョビンコのドリブルからデルピエロ、アマウリとつないでの浮き球が落ちてきたところにジョビンコが飛びこんでティーロ。GKビサーリに止められてしまったけれどもいい動きだった。グレートというか。子供のような体でも体幹は強い。当たられても上手くかわしてドリブルで突き進んでいくのは見事。

レグロッターリェも経験を積んだからかずいぶん安定したCBになった。昨シーズン、アンドラーデの代役で入った頃はリゴーレプレゼンターで金のバケツをたくさんあげたい気分だったけれども、今は本当に最終ラインをきちんと引き締めている。ラニエリが信頼を寄せるのもわかるね。

67分、カターニア同点。マルキオンニのミスパスを奪ったイスコが右サイドを突破。クロスをキエッリーニがクリアし損なって抜けたところを、プラズマーティがヘッドで押し込んでレッテ。1-1。ウノウノ。

68分、ユーベ。マルキオンニに代えてサリハミジッチを投入。マルキオンニはミスパスも多かったし、同点ゴールまで献上するひどい出来だったからね。この交代は仕方がない。リゴーレのはずのプレーも倒れないで我慢してしまってとれなかったしね。

70分のユーベは勝ち越しのチャンスをふいにする。左サイドのジョビンコのクロスをニアであわせたデルピエロのヘッドはクロスバーに嫌われ、跳ね返りを叩いたアマウリのヘッドもクロスバーに嫌われる。

ユーベはずっと猛攻を仕掛けているけれども、アマウリもデルピエロもGKビサーリの神がかったセーブに止められている。あの壁はプリマテンポのうちに破っておくべきだった。

デルピエロはゴール前のプニツィオーネをことごとく壁に当てて外しているし。精度はやっぱり落ちているのではと思ってしまう。ヤクインタのほうがプニツィオーネに限ってはいいのでは。彼も精度には問題があるのだけれども。

82分、ユーベ。マルキジオに代えてチアゴを投入。マルキジオはよくやっていた。ポウルセンのボール狩りをよくフォローしていたし、パスの精度も高かった。

83分、カターニア。ホルヘ・マルティネスに代えてバイオッコを投入。

83分、ユーベ。ジョビンコに代えてネドベドを投入。ジョビンコのドリブルはよく効いていた。彼が作ったチャンスは数知れない。というくらいチャンスを作っていたのだけれども決めきれなかった。リードしていたらフル出場だったんだろうね。

89分、カターニア。遅延行為でGKビサーリにカルテリーノ・ジャッロ。

アディショナルタイムは5分。

91分、カターニア。アマウリをファールで止めたシルベストレにカルテリーノ・ジャッロ。

デルピエロが壁に当てたのはこれで4回目か。いい加減ピントがあってもよさそうなのだけど。全然あってこない。

ユーベはキエッリーニをあげてのパワープレー。それも活かせずこのままタイムアップ。

得点の匂いはたくさんあったし、チャンスを生かし切れなければこうなるとわかっている結果でのドロー。
イカンねといしかいいようがないけれども。

やっぱりちゃんと決めるところは決めようというゲームだった。アマウリのゴールが決まったときには楽勝かと思うくらい攻めていていたのにね。もう残念としかいいようがないよ。

2008年9月24日水曜日

アンデルソン、ロナウジーニョが麻薬密売に関係という疑惑

マンチェスター・ユナイテッドのアンデルソンとミランロナウジーニョがリオ・グランデ・ド・スル州で活動している麻薬密売組織と関係がある可能性が報じられている。ふたりともブラジル・ポルト・アレグレ出身でグレミオでキャリアをスタートしている。

アンデルソンとロナウジーニョが麻薬密売人と関係か?(スポーツナビ)

ブラジルのリオ・グランデ・ド・スル州地方自治省によると、同州地方警察が首都ポルト・アレグレ市で逮捕した麻薬密売人が捕まったマンションの所有者名が、マンチェスター・ユナイテッドのアンデルソン名義であったことを公表した。逮捕されたのは、リカルド・アレックス・ダ・シウバ容疑者(通称“ジジ”)で、リオ・グランデ・ド・スル州最大の麻薬売買組織グループのリーダーと目されている。

アンデルソンの代理人、リカルド・エルブストリッチ氏によれば、同選手とこの麻薬密売人との関係については捜査対象になっていないとのことだ。だが、容疑者が6月に刑務所から脱走した際に使われた車、ポルシェ・カイエンもアンデルソンの名義のものであることが分かっている。


このニュースだけではアンデルソンのマンションを勝手に使われていたのか、車は盗まれていたものかはわからない。そういう可能性はあるということを頭に入れておく必要がある。アンデルソンはユナイテッドでプレーしていて、ブラジルではW杯南アフリカ大会南米予選のときに帰るくらい。頻繁には連絡を取り合っているとは考えにくい。サイドビジネスとしても彼はかなりの高給取りで犯罪とわかっていることに手を出すリスクをとる必要はない。しかし、ファミリーが手を出した可能性は否定できない。捜査を待たなければならないが、最悪、アンデルソンは刑事罰でユナイテッドから退団ということも考えられる。

また、地方省が入手した録音テープの会話から、捜査線上に、やはり同市出身であるミランのロナウジーニョの名前も浮かんでいるという。この会話の中で、アンデルソンとロナウジーニョは、この麻薬密売人が主催するパーティについて話しているというが、“麻薬”にかかわる会話は一切ないことも判明している。


ロナウジーニョの名前も挙がっているようだ。麻薬密売人が主催するパーティについて話しているということは、本人がなんらかのつながりがあるということだろう。日本でもご近所の腰の低い老人が暴力団幹部だったりするから油断はできないのだが。そういう関係なのか、それとももっとディープな関係なのか。麻薬取引に絡んでいるとするとロナウジーニョもミランを退団することになるかもしれない。

Vinculan a Ronaldinho y Anderson con un 'narco' detenido(MARCA)

スポーツナビの記事はMARCAの記事を訳したもの。マンションというのは英語の意味ではなく、アパートメントという意味で使われている。英語では豪邸という意味だから、そのまま使っていたら本当に家族ごと巻き込んでいたことになる。

いずれにしても捜査は始まったばかり。麻薬に手を染めているのか、それとも名前を利用されただけなのか。本人も代理人も否定するだろうから、しっかりと捜査をして関係あるなら関係ある証拠を、無関係なら無関係であるという証拠をきちんと出してほしいね。

2008年9月23日火曜日

トレゼゲ、ブッフォン、カモラネージの怪我について、オフィシャルから

ユベントスのオフィシャルがようやく見られるようになったから、トレゼゲブッフォン、カモラネージの詳細を。

Trezeguet pronto per l’operazione(Juventus Official Website)

I tempi di recupero vanno da un minimo di tre mesi e mezzo, a un massimo di quattro, cinque mesi.

トレゼゲが手術をするのは間違いないようで、最低3カ月半、4,5カ月はかかるだろうということ。チャンピオンズリーグのノックアウトラウンドに残ったとしてぎりぎりで間に合うか間に合わないかの日程。アマウリとヤクインタにはそれだけチャンスが与えられるわけだけれども、彼らはゴールを量産できるかどうか。チャンスは今のところそれほど多くはないけれども、デルピエロとトレゼゲのコンビは得点王と2位の得点をとった。それだけの結果を残すというのがふたりに並び越えるということ。

Salterà quindi il turno infrasettimanale ed è anche difficile che possa recuperare per sabato, in quanto la prognosi per questo tipo di infortuni è di circa 10 giorni.


ブッフォンの怪我は筋肉系のもので、10日くらいかかるかもという見解。水曜日のカターニア戦に出られるかもしれないが、カターニア戦、サンプドリア戦ともに欠場という可能性もあると。マニンガーのセービングは安定していたので、彼に任せても大丈夫かもしれないけれども。最近のブッフォンは豪快なミドルを決められることも多くて、それは怪我の影響かなと思っていたのだけど。

Le condizioni di Camoranesi verranno ancora valutate domani, mentre Alessandro Del Piero tornerà a disposizione per la partita di mercoledì contro il Catania. Della sfida con i siciliani parlerà mister Ranieri durante la consueta conferenza stampa di vigilia che si terrà domani presso il Media Center di Vinovo alle 12.30.


カモラネージは先週のゲームを休んだことで大きな問題はなさそう。痛みさえひけばミッドウィークのカターニア戦に出られるということか。ラニエリと話し合いをするようだけれども。デルピエロも戻ってくるというし、このところウノゼロという試合ばかりなのでもう安心して観られる試合をとか思ってしまうのだけどね。

好きなクラブの選手の怪我はいつでも凹むね。それで即戦力が落ちるわけじゃないとはわかっていてもね。

2008年9月22日月曜日

トレゼゲ、右膝手術へ!! 4カ月の離脱か!! 怪我人続出のユベントス!!

ユベントスに怪我人が相次いでいる。しかも主力に。カリアリ戦はメンバーを落としたわけじゃなかった。出したくても出せない状態だったのだ。トレゼゲデルピエロ、カモラネージが怪我で離脱。ブッフォンもカリアリ戦の途中で右足の腿を痛めて途中交代していた。

ユベントスのオフィシャルにはつながらない状況なので、詳細はLa Gazzetta dello Sportの記事をもとに推測するしかないけれども。

Trezeguet: "Non voglio
finire come Ronaldo"
(La Gazzetta dello Sport)

PARIGI, 20 settembre 2008 - Un intervento per evitare la rottura del tendine del ginocchio destro. Vale a dire quattro mesi di stop. "Questa operazione è la cosa migliore da fare, avrei potuto ancora aspettare ma c'era il rischio di subire la rottura del tendine rotuleo, lo stesso infortunio che ha subito Ronaldo. Non avevo voglia di finire allo stesso modo". David Trezeguet, attaccante della Juventus, lo ha confessato in un'intervista al quotidiano francese L'Equipe.


トレゼゲがL'Equipeに語ったところによると、右膝の腱は限界でこのままプレーするとロナウドのようになるという。それを避けて、さらに選手寿命を長くするための手術で、シーズン終わりに帰ってきてスクデット、ビックイヤー、コッパイタリアのために尽くしたいという。4カ月の離脱が言われているが、もしかしたら、それでは済まないかもしれない。それくらいデリケートな手術なのだ。それでもプレーをするという彼の意思は素晴らしく強い。

Non convocati Camoranesi e Del Piero(La Gazzetta dello Sport)

20 settembre 2008 - Ranieri non ha convocato Camoranesi, Del Piero e Trezeguet oltre ai convalescenti Zebina e Zanetti. In difesa Chiellini potrebbe partire dalla panchina, al suo posto Mellberg. Poulsen non è al meglio e accanto a Sissoko ci sarà Marchisio, Marchionni (in vantaggio su Salihamidzic) e Nedved esterni. In attacco pochi dubbi con la coppia Iaquinta - Amauri. Ecco i convocati: Buffon, Chiellini, Mellberg, Salihamidzic, Amauri, Iaquinta, Nedved, Chimenti, Manninger, Knezevic, Poulsen, Marchisio, Giovinco, Grygera, Sissoko, Molinaro, De Ceglie, Tiago, Marchionni, Legrottaglie, Rossi. (a.m.)


ゼニト戦で足首を痛めたカモラネージは遠征には帯同せず、デルピエロ、ゼビナ、ザネッティ、ポウルセンはいい状態ではないというのでオフとなった。ということで予想されているカリアリ戦のメンバー。この中からさらにグリゲラが離脱という満身創痍の状態となった。救いは10月21日のチャンピオンズリーグ第3節レアル・マドリー戦までビッグクラブとの対戦がないこと。カターニャサンプドリアボリソフパレルモナポリと厳しい相手が続くのは間違いないが、それまでにはトレゼゲ以外のメンバーは戻ってくるだろうという望みはある。

Buffon esce dopo un tempo
"Una settimana e recupero"
(La Gazzetta dello Sport)

SOLLIEVO - Ma come spesso gli capita in campo, ci ha pensato anche questa volta Gigi a togliere le castagne dal fuoco, rasserenando l'ambiente: "Ho sentito una fitta all'adduttore della coscia. Al primo rinvio, quello che ho svirgolato. Aspettiamo che domani ci dica tutto l'ecografia. Ma credo che ci vorrà una settimana per recuperare. Manninger è stato strepitoso e quindi sono tranquillo".


ブッフォンはカリアリ戦でマトリのシュートを受けたあとで右足の腿をずっと抑えていた。腿の筋肉系のところで痛みが走ったということは肉離れなのか、負荷がかかったための痛みなのか。精密な結果が出るまで安心はできないが、La Gazzetta dello Sportは1週間であることを祈るよというラニエリのコメントを載せている。

このキツイ状況は長いシーズンで一度はある。それを乗りこえてこそ、強いチームといえるのだよね。

2008年9月21日日曜日

ラ・シニョーラ、アマウリの一発を守りきって勝利!!

Serie A Matchday 3 Cagliari 0-1 Juventus @ Stadio Sant'Elia
Juventus:Amauri 39



カリアリはロッソブルのファーストジャージ。システムは4-1-2-3。

Cagliari (Serie A Matchday 3)
 Larrivey 
MatriFini
ParolaBiondini
 Cossu 
AgostiniPisano
LopezBianco
 Marchetti 


ユベントスはビアンコネーロのファーストジャージ。システムは4-4-2。

Juventus (Serie A Matchday 3)
IaquintaAmauri
NedvedMarchionni
MarchisioSissoko
MolinaroSalihamidzic
ChielliniMellberg
 Buffon 


プリマテンポ。カリアリのキックオフ。

開始早々の2分。右サイドでネドベドがキープ。サリハミジッチに戻してのクロスにアマウリが潰れ、ヤクインタが左足で押し込むが、これはアマウリのファール。粘ったように見えたのに残念。アマウリは足下がそれほど上手くないからね。よくキープしたと思ったのだけど。このゲームも彼のポスト次第だと思う。

ラニエリはベンチにカモラネージもデルピエロトレゼゲも入れていない。デ・チェリエとクネジェヴィッチとレグロッターリェの3枚のディフェンシブな選手、チアゴ、ロッシという中盤の選手、そしてジョビンコ。

どうしても右サイドのマルキオンニをカモラネージと比べてしまう。ボールを持ったらもっと縦に勝負しろとか、クロスの精度が低いとか。怪我ばかりしていた彼にそこまで要求するのは酷かもしれないけれども、ユーベにいる以上、高いレベルは要求される。これなら右にネドベド、左にジョビンコでもよかったのでは。とかね。そういうことを考えてしまう。

ポゼッションは高いし、セカンドボールもずいぶん拾えるのだけど、やっぱり連携の悪さというか。マルキオンニがもう少し試合に出ていれば、ブッフォンとの連携ミスでバックパスをアンゴロにするようなこともないのだろうけど。

ユーベのゴール前のミスが多くなってきた。マルキオンニの慌てたバックパスしかり、モリナーロのプレゼントパスのようなバックパスしかり、サリハミジッチの軽いファールしかり。

アウェイのカリアリ戦で簡単じゃないのはわかってはいるけれど。サンテリアだしね。

28分にようやくユーベらしい手数をかけない攻め。マルキジオからアマウリのポストで落とし、ヤクインタのティーロ。惜しくもゴール左。この精度があがればもっといいのだけど。ヤクインタもなかなか精度があがってこない。

29分には絶体絶命のピンチ。ピザーノのクリアボールがエリア左に走り込んだマトリに。サリハミジッチがかわされてのティーロだったが、GKブッフォンが体を張ってセーブ。完全に1点ものだった。やばい。勝ち点0だからと言って侮れない。

さらに33分、ブッフォンのフィードのミスからスローインに。右サイドのスローインを受けたビオンディーニがティーロ。わずかにゴール左。ユーベのミスパスが目立ち、カリアリのチャンスが増える。

38分、ユーベ先制。マルキジオ、モリナーロ、ネドベド、マルキオンニと左から右につないでマルキオンニが左足のクロス。ヤクインタが右足で落として、アマウリが右足でジャンピングボレー。GKマルケッティも届かずレッテ。0-1。ゼロウノ。

これは素晴らしいゴール。ボールをしっかりつないで完全に中央を開けた。こういう攻めができるならちゃんとすればいいのに。といいつつ、メルベリがバイタルエリアでタックルにいって簡単に抜かれたりするとそこで滑っちゃ駄目だろうって思うのだけど。

アディショナルタイムはまったくなくプリマテンポは終了。

ブッフォンがどこか痛めたのか、ストレッチを頻繁に行っていたのと、マニンガーが様子を聞きにいったこと、それからハーフタイムに練習を始めたことが気になるけれど。

45分、カリアリ。ラリベイに代えてアクアフレスカを投入。

45分、ユーベ。ブッフォンに代えてマニンガーを投入。。

セコンダテンポ。ユーベのキックオフ。

やっぱり不安は的中。ブッフォンはどこか痛めたようだ。あのミスキックもそうだったのか。これは早めに追加点をとるしかないかな。マニンガーのファーストタッチは安定はしていたのだけど。

始まってそうそうにカリアリのビアンコがカルテリーノ・ジャッロ。このビアンコはユーベの下部組織にいた選手ではないのかなあ。

51分にはユーベに決定的なチャンス。シソコからマルキオンニ、サリハミジッチと右サイドに振り、マルキオンニに戻してのクロスにヤクインタがボレーをあわせるが、DFが気になったのかゴールの上。ティーロの精度はアマウリ、ヤクインタともに課題。

今日はネドベドもミスティーロで決定機を逃しているし。なかなか強くは撃てない。

59分、ユーベは熱くなっていたシソコに代えてチアゴを投入。顔を蹴られて熱くなっていたとはいえ、ボール狩りで力を発揮していたシソコを下げても大丈夫なのか。クリエイティブな面では間違いなくあがるけれども。

セカンドボールもなかなか拾えなくなった。ユーベがボール際に弱くなったのはいつからだろう。もっと強かった気がするのはダービッツとかタッキナルディがいたからか。

61分、カリアリ。フィーニに代えてジェダを投入。フィーニはそれほど目立っていなかったからね。モリナーロにも抑えられていたし。

ユーベはスローインからチャンスを作る。左サイドからネドベドのクロスにヤクインタがバイシクルであわせたけれどもゴール右。やっぱり、得点能力という点ではデルピエロ、トレゼゲのほうが上のような気も。

65分、ユーベはビアンコのユニフォームをつかんで倒したマルキジオにカルテリーノ・ジャッロ。これは完全につかんでいたし仕方がない。ああいうことをカリアリのゴール前でしなくてもとは思うけれども。

ユーベは直後にチャンス。66分に左サイドでネドベドのクロス。ファーでアマウリがヘッドであわせるがGKマルケッティがセーブ。アンゴロもチャンスだったが、ティーロは跳ね返された。

73分、ユーベ。マルキジオに代えてデ・チェリエを投入。マルキジオは2枚めのジャッロをもらいそうだったから交代はやむなしとして、ネドベドをセンター、モリナーロを1枚あげて、デ・チェリエをレフトバックに入れるかたちかなあ。いや、デ・チェリエはそのまま左サイドハーフに。

76分にはデ・チェリエのボールカットからドリブル突破。ヤクインタに渡す決定機だったのだけど、またまたヤクインタが外す。大事な試合で決めてくれることもあるけど、もっと精度を増さないといつまでたってもデルピエロがファーストチョイスになってしまうよ。

78分、カリアリ。パローラに代えてラッツァーリを投入。

82分にはネドベドが右サイドのサリハミジッチに振ってのクロス。アマウリがファーで落としてヤクインタがボレーを撃つがビアンコがブロック。アンゴロではユーベのファール。ヤクインタの戸kろおで何点取り損なっているだろう。ってくらい、ミスティーロが目立つ。ブロックもあるけど。ちゃんと枠に飛ばせって。

GKがマニンガーになってからユーベの守備意識は高まった気がする。簡単なミスパスはなくなったし、少なくともバイタルエリアで軽いファールをすることはなくなった。カリアリはロングボールで攻めているのだけど。

86分、マルキオンニが前線のヤクインタにパス。ヤクインタはフォリジョーコでプレーをせず、そのままマルキオンニがティーロ。でも、フォリジョーコ。ラニエリの横でラインズマンは苦笑いしていた。あれが決まっているのといないのとでは違うというのに。

直後にはネドベドが左サイドから切り込んでのミドル。GKマルケッティがファインセーブ。

マニンガーは落ち着いているね。89分にはマトリの強烈なボレーを弾き出したし。恐ろしいところはほとんどない。カリアリのチャンスも少ないのだけど。

アディショナルタイムは3分。

ジェダのプニツィオーネを壁に当てて防ぐとカウンターを仕掛けるけれどもアマウリのティーロは宇宙開発。

ユーベはボールをコントロールして時間を潰してしまえばいいのだけど。ロングボールを蹴っているうちにタイムアップ。0-1。ゼロウノで勝利。インテルと並んで暫定首位タイに。次はホームでカターニア戦。これもしっかり結果を残してほしいね。ブッフォン、カモラネージ、デルピエロ、トレゼゲと元気な姿を見せてほしい。

プレミアは監督受難の時代!! ファーガソンとベンゲルが同じ見解を見せる

ライバルクラブであるマンチェスター・ユナイテッドのファーガソン監督とアーセナルのベンゲル監督がともにSky Sportsのインタビューに答え、最近のプレミアリーグのことについて語っている。

Ferguson and Wenger united in support of former managers(Reuters UK)

"I admire Kevin Keegan and I admire Alan Curbishley because they went on a matter of principle and the principle being I am not in control of my team any longer," Manchester United manager Ferguson told Sky Sports News at a League Managers Association dinner at Wembley Stadium.

"Players were being sold over their heads without even acknowledging them. That is not acceptable. It is not why you set out to be a manager, on the whims of a chairman.

Arsenal manager Wenger said: "If you have no control, but are responsible for success or for failure, that is terrible.

"The manager is the most important man at the club, if not why do you sack the manager if it isn't going well?"


ファーガソンもベンゲルも、フロント主導で行われた移籍で作られたチームで結果が出ないからといって、簡単に監督の首が切られるのではあまりにもひどいという見解を示している。

ファーガソンは選手たちが監督の頭ごしに勝手に売られるのはよくないといい、ベンゲルは監督はクラブでもっとも重要なポジションであり、その監督が簡単に首を切られるはいいことではないということ。

Wenger said he thought big investment could destabilise the league.

"New people are coming in for different reasons now," he said. "In England we had a generation of fans whose ambition was to buy the club of their dreams. Those days are gone. Now people are coming in for different reasons, maybe money or glory.

"To have more money in the League is a good thing, but the inflationary pressure of having too much money is destabilising for other clubs, it puts a huge pressure on their resources."


マンチェスター・シティについて、ベンゲルは彼らは我々とは違う理由でプレミアにやってきている。それはたぶん、お金とか栄光とかだろうと。

より多くのお金を持っているのはリーグにとってはいいことだけれども、他のクラブより多くのお金を持っていることはインフレを起こしかねない。それは大きな重圧になるだろうとも。

Wenger and Fergie(Sky Sports)



これはプレミアで監督を長く続ける秘訣とでもいうことなのか。Sky Sportsのインタビューはこれだけ。カペッロが出ているので、Reuters UKが報じたそのままかというと違うかもしれないけれども。

もう少しリスニングの力をあげなければ。

2008年9月20日土曜日

説明責任は重要だが、、、ウズベキスタン戦では裏目に出る可能性も

Friendly Match Kirin Challenge Cup 2008 Japan vs. United Arab Emirates @ Tohoku Denryoku Big Swan Stadium

岡ちゃん代表発表会見で選考理由自ら説明(日刊スポーツ)

各クラブにとっては代表選手を輩出することは名誉なこと。だが、一方でリーグ戦も終盤を迎え、主力選手の動向は、優勝、残留、昇格争いに大きな影響を与えることも事実だ。サポーターに理解を求めるためにも、指揮官の肉声で説明する。


日本代表の選考理由を監督みずからが説明する。紙面を見る限り国内の理解を求めるもののようだが、代表発表会見で行うということは世界に対して発信することと同じ。

岡田がこういうサッカーをしたいために、彼らを選んだと一人ひとりについて説明すれば、相手のスカウティングは非常に楽になる。両サイドの突破力ということでライトバック、レフトバックの選出理由をあげれば、なるほど両サイドのフルバックで攻撃することを目的にするのだなと。中盤のボールカット率の高さをあげればショートカウンター狙いかと、ある程度戦術もシステムも絞ることができる。

ヨーロッパでもたまにミックスゾーンのシーンが伝わってくることがあるが、はぐらかしたり、冗談を言ったりして、具体的な戦略、戦術についてはほとんど口にしない。戦いの前に相手に手の内をさらす馬鹿はいない。いくら、国内のクラブ向けであっても。

それに岡田はきちんと説明したとしても、怪我人を平気で使うし、フレンドリーマッチだから45分限定でといっても守るとは限らない。謝罪して、なかったことにすることにすると思う。彼にとって日本代表監督という地位は錦の御旗であり、代表に協力するものだという意識があるように思える。

田中達也の怪我を慮るという配慮に欠けていたのもそのため。彼以外に前線から積極的に守備をする決定力もあるFWがいないのも問題だが、それでもアジアレベルで故障に不安がある選手に頼らなければならないというところにも問題がある。

そして、岡田が詳細に代表選考理由を説明すればするほど、手の内がウズベキスタンにばれて、苦戦するということにもなりかねない。

まあ、そういう危険性はあるけれども。実際のところは岡田は自分の戦術を説明できないし、この選手は守備と攻撃のバランスがいいというくらいで、あとは感覚的な言葉での説明になるとは思うけれど。それなら、スカウティングは公開される練習と試合でということで、終わるのか。

彼はかなり神経質だそうだから、このエントリーを読んでいて、当てつけのように詳細に説明されるとそれはそれで嫌な気がする。

2008年9月19日金曜日

カモラネージ、ユーベとの契約を1年延長!!

CalciopoliでB降格となったときには、クラブのエゴでキャリアが台無しになると不満分子になっていたマウロ・カモラネージ。移籍は必然とみられていたが、ブランの力で昇格したときに契約更新に成功し、さらに契約延長にも成功した。今のユベントスのトップチームでゲームメイクの力がある選手をあげるとカモラネージ、デルピエロ、チアゴ、マルキジオとなるが、アレは得点感覚こそ衰えていないが、味方を生かすというところではカモラネージより落ち、チアゴは守備の課題とドリブルの鋭さがないこともあってサイドにはコンバートできず、マルキジオは経験が足りない。そんな中でチームの柱となるカモラネージが契約を延長したことはユベンティーノにとって本当に素晴らしい話だと思う。

Camoranesi bianconero sino al 2011(Juventus Official Website)

All’uscita dalla sede bianconera Mauro Camoranesi si è detto felice per l’esito dell’incontro: «Quello di oggi – ha dichiarato – è un giorno importante sotto il punto di vista umano e professionale. Sono arrivato a Torino nell’estate del 2002 e sono onorato di avere la possibilità di indossare questa maglia per nove stagioni. Non è facile giocare ad altissimi livelli così a lungo e sono certo che presto ci toglieremo altre grandi soddisfazioni».


カモラネージがユーベとの契約を2011年まで延長(スポーツナビ)

2002年にベローナからユベントスに移籍してきたカモラネージは現在31歳。“ビアンコネロ”(イタリア語で白と黒の意)のユニホームをもう1年長く着続けることができることを「幸せに感じている」と述べ、「長年にわたり、高いレベルにあるクラブの一員であることは大きな意味がある」と自身を評した。


彼はむらっ気があって、途中出場から2枚のジャッロで退場となったこともあるくらい、ノリが悪いときにはプレーが切れないし、ラフになりやすい。しかし、キレキレのときには手がつけられないし、チャンスも多く演出する。FKもアレよりもカモラネージのほうが精度が高かったりもするのだ。

不満分子だったり、悪童だったり、気分屋だったりする彼がユーベというチームを大事に思ってくれていたのがなによりも嬉しい。

結局のところ、移籍をしなかったのはユーベに対する愛情があったからではないかと思うのだ。

彼をほしいというクラブはたくさんあったのだから。

その意味では本当に感謝したい。愛情を示してくれ、一緒に戦ってくれる選手として、そしてジョカトーレとして最大のリスペクトを捧げたい。

2008年9月17日水曜日

UEFA Champions League Group stage Matchday 1 16th September 2008

UEFA Champions League Group stage Matchday 1



Group A

Chelsea 4-0 Bordeaux @ Stamford Bridge - London
Chelsea:Lampard 14,J.Cole 30,Malouda 82,Anelka 90+ 2

Bordeaux founder against Chelsea class(uefa.com)

Roma 1-2 CFR @ Stadio Olimpico - Rome
Roma:Panucci 17
CFR:Juan Culio 27,49

Newcomers CFR catch Roma cold(uefa.com)

Group B

Panathinaikos 0-2 Internazionale @ OACA Spiro Louis - Athens
Internazionale:Mancini 27,Adriano 85

Inter give Mourinho a winning return(uefa.com)

Bremen 0-0 Anorthosis @ Weserstadion - Bremen

Determined Anorthosis hold Bremen at bay(uefa.com)

Group C

Basel 1-2 Shakhtar @ St. Jakob-Park - Basel
Basel:Abraham 90+ 3
Shakhter:Fernandinho 25,Jadson 45+ 1

Slick Shakhtar see off Basel(uefa.com)

Barcelona 3-1 Sporting @ Camp Nou - Barcelona
Barcelona:Márquez 21,Eto'o 60(pen),Xavi Hernández 87
Sporting:Tonel 72

Bullish Barça make winning start(uefa.com)

Group D

PSV 0-3 Atlético @ PSV Stadion - Eindhoven
Atlético:Agüero 9,36,Maniche 54

Atlético back with a bang at PSV(uefa.com)

Marseille 1-2 Liverpool @ Vélodrome - Marseille
Marseille:Cana 23
Liverpool:Gerrard 26,32(pen)

Gerrard pulls strings as Liverpool beat OM(uefa.com)

ローマ負けたのか。カンピオナートでも調子がでなかったし、トッティがいないのとマンシーニが抜けた穴は大きいのかなと。

これでチェルシーが本当に楽になった。というかクルージュがチェルシーを食ってしまったらびっくり。オシムの予想どころではなくなってしまう。

ブレーメンがゴールレスも意外。こういっては失礼だけどキプロスからのニューカマー、アノルソシスがここまで抵抗するとは思わなかった。

こちらもインテルが楽になったけれど。アノルソシスが旋風を巻き起こすと面白いね。

どちらも録画の順番上まだ見ていないのだけどね。

バーゼル vs.シャフタール、PSV vs. アトレティコ・マドリーのゲームは見た。シャフタールもアトレティコ・マドリーもアウェイは関係ないね。それだけ強いということなんだろうけど。徐々に力をつけてきたシャフタールと復活組のアトレティコ・マドリー。失速しなければいいところまで行きそう。

UEFA Champions League Group stage Matchday 1 17th September 2008

UEFA Champions League Group stage Matchday 1



Group E

Man. United 0-0 Villarreal @ Old Trafford - Manchester

Villarreal return to frustrate United(uefa.com)

Celtic 0-0 AaB @ Celtic Park - Glasgow

Zaza keeps Celtic at bay(uefa.com)

Group F

FC Steaua Bucureşti 0-1 Bayern @ Steaua Stadium - Bucharest
Bayern:Van Buyten 15

Bayern back as Van Buyten sinks Steaua(uefa.com)

Lyon 2-2 Fiorentina @ Stade de Gerland - Lyon
Lyon:Piquionne 73,Benzema 86
Fiorentina:Gilardino 12,42

Lyon fightback denies Fiorentina(uefa.com)

Group G

Porto 3-1 Fenerbahçe @ Estádio do Dragão - Porto
Porto:Lisandro 10,Lucho 13,Lino 90+ 2
Fenerbahçe:Güiza 29

Impressive Porto see off Fenerbahçe(uefa.com)

Dynamo Kyiv 1-1 Arsenal @ Valeri Lobanovskiy - Kiev
Dynamo Kyiv:Bangoura 64(pen)
Arsenal:Gallas 88

Gallas strikes late to save Arsenal(uefa.com)

Group H

Juventus 1-0 Zenit @ Stadio Olimpico - Turin
Juventus:Del Piero 76

Del Piero propels Juve to victory(uefa.com)

Real Madrid 2-0 BATE @ Santiago Bernabéu Stadium - Madrid
Real Madrid:Sergio Ramos 11,Van Nistelrooy 57

Madrid saunter past ten-man BATE(uefa.com)

まずはユーベが勝ってよかった。デルピエロのFKは本当に美しかった。ゼニトは強敵だったし、アウェイで勝てるとは限らない。とにかく最終節までに決めておかなければ駄目だというのはわかった。

マンチェスター・ユナイテッドはどうしたのかなという印象。ビジャレアルもいいチームだけど、オールドトラフォードでゴールレスとは。それはセルティックも同じ。セルティックパークでゴールレスは厳しい。

途中経過を見たときにはフィオレンティーナはジラルディーノの2ゴールで圧勝かと思ったのだけど、しっかり追いついたリヨンもさすが。アーセナルもドローに持ちこんだ。このレベルになると簡単には勝てない。

バイエルンもアウェイでなんとか勝ったけれども、ステアウアは去年よりずっと強くなっている。勝ち点を稼ぐためのゲームにはならなそう。それともバイエルンの調子が悪いのか。

ポルトとレアル・マドリーは順当に強さを見せつけた感じ。これで勢いづくのか、それとも強い相手にはどうなるのか。というのは疑問だけれど。

まだ1試合しか見ていない中での雑感。

ラ・シニョーラ、苦しみながらもデルピエロの一発で白星発進!!

UEFA Champions League Group stage Matchday 1 Juventus 1-0 Zenit Sankt Petersburg @ Olimpico di Torino
Juventus:Del Piero 76



ユベントスはビアンコネーロのファーストジャージ。システムは4-4-2。

Juventus (UEFA Champions League Group H Matchday 1)
Del PieroTrezeguet
NedvedCamoranesi
PoulsenZanetti
MolinaroGrygera
ChielliniLegrottaglie
 Buffon 


ゼニトは水色一色のファーストジャージ。システムは4-1-2-3。

Zenit (UEFA Champions League Group H Matchday 1)
 Pogrebnyak 
ArshavinDanny
ZyryanovDenisov
 Tymoshchuk 
ŠírlAnyukov
KrižanacPuygrenier
 Malafeev 


Calciopoliのペナルティからようやくヨーロッパに戻ってこられたのだなあ。この2年間はユベントスにとって短いようで長かった。ミランポルトのようにペナルティを受けながらも政治力で出てくるというクラブがいる中で、やはり悪いことは悪い、ペナルティをきちんと受けて禊ぎを済ませてから出てくることがあったからこそ、ファンの気持ちも離れなかったのだと思う。インチキをしたままだったら、勝っても嬉しくないし、威風堂々という気持ちにはなれないから。

ユーベはウディネーゼ戦からメルベリ、デ・チェリエ、ヤクインタ、アマウリを外し、レグロッターリェ、モリナーロ、デルピエロトレゼゲを入れてのベストメンバー。ホームだし、しっかりとアタックをかけてまずはゴールがほしいね。

プリマテンポ。ゼニトのキックオフ。

ユベントスは久しぶりのヨーロッパだからか、ちょっと硬い。ミスパスも目立つし、サイドアタックを警戒しているようにも見える。

ゼニトは思ったよりもテクニック系ではなくてがつがつやってくるなあ。レグロッターリェもアンゴロでがっつりやられて治療中。メルベリがアップ開始。

10分にはいきなりピンチ。ゼニトはダニから左サイドに開いたポグレブニアクにボールが出てクロス、逆サイドで折り返し、ダニが飛びこんできてゴール左サイドに外れるティーロ。どうやらフォリジョーコだったみたいだけど、テクニック系もかなりある。やっかいな相手。

17分にはポグレブニアクがカモラネージへのファールでカルテリーノ・ジャッロ。トップの選手へのジャッロでおとなしくなるようなチームではないか。ロングボールを当てても競り勝つし、ショートでも崩してくる。

ユーベはこの時間帯からようやく、前線でかき回せるようになってきた。デルピエロ、カモラネージのドリブルは結構効いている。カモラネージはとられないけれども、デルピエロは持ちすぎて奪われるというところもあるのだけど。

25分、ユーベ。右サイド高い位置からのプニツィオーネ。デルピエロのボールにカモラネージがニアでヘッドであわせたがポストに嫌われる。これが入っていたら楽だったのに。と思うユーベの決定機。このゲームで得点の匂いがする初めてのプレーだったかも。

ゼニトのファールはさらにラフになり、ジャッロがでてもおかしくないファールがカモラネージに。

30分、ユーベは負傷のカモラネージに代えてサリハミジッチを投入。ユーベはゲームメイカーを失うことに。ジャッロもなくピッチの外に危険なプレーヤーを追いやるのはゼニトのフィジカルがそれだけ強いのか。

ゼニトがサイドを使うロングボールなのに対し、ユーベはカモラネージを失い、サイドに開けない。中盤のフィルターのポウルセンとシソコが効いているから、ここでボールを奪ってのショートカウンターに構えたい。

それにしてもボールホルダーに体ごとぶつかってくるゼニトのタックルはボール奪取を目的としていないだけに相当に危険。あれでは背中を向けてボールをキープできない。ファールは吹いてもらえても、消耗していく。

アディショナルタイムは1分。

ゼニトのフィジカルにものを言わせる寄せはイタリアではあれほどきつくない。スペース理論があるから自由に動けなくするという意味では同じだが、あれはきつすぎる。あのプレッシャーをなくさないとユーベは有効な攻撃を組み立てられない。ラニエリがどう手を打ってくるか。サイドにボールを散らせとぼくなら指示するけれども、カモラネージがいなくなったのは痛い。

ボールポゼッションはユーベ45%、ゼニト55%。ショッツオンゴールはともに0、ショッツワイドはユーベ4、ゼニト2。

セコンダテンポ。ユーベのキックオフ。

相変わらずこぼれ球への寄せはゼニトのほうが早い。ユーベの選手は孤立していることが多いし。ゼニトのファールがラフなので、レフェリーがユーベ寄りなのが救いか。ホームジャッジというだけなのかもしれないけれど。

ゼニトはビッグチャンス。アルシャーフィンから左サイドのシルルにパス。GKブッフォンと1対1になるがブッフォンが完璧にセーブ。ここは完全に1点を覚悟しただけに素晴らしいビッグセーブ。さすがに頼りになる。

55分、ユーベ。モリナーロに代えてデ・チェリエを投入。テクニックではモリナーロのほうが上でもフィジカルで負けていたという判断かなあ。それとも体力の問題か。

これは本当に心が折れそうになるくらいのサイドアタック。そしてセカンドボールも拾えない。

67分にはサリハミジッチへのファールでシルルにカルテリーノ・ジャッロ。ようやく出たかというくらい、ゼニトの危険なファールは放置されていた。

リッピが見ているけれども、浮かない顔。ユーベのタクティクスが通じないのはやはり苦しい。

73分、左サイドエリア角付近からのプニツィオーネ。ネドベドが放り込んだボールにポウルセンがヘッドをあわせるがGKマラフェエフがビッグセーブ。またも決定機を逃してしまう。これは本当に惜しいシュートであれが入らなければ苦しい。

ユーベ待望の先制点。76分、ゴール正面左遠目からのプニツィオーネ。デルピエロが右足で蹴ったシュートは飛び出したGKマラフェエフの頭上を越えてレッテ。ゴール右隅に突き刺さった。1-0。ウノゼロ。

これでゼニトは前がかりになってユーベのショートカウンターが仕掛けやすくなるはず。と思ってもやはりゼニトのポゼッションは高い。

79分、ゼニト。ズリアノフに代えてドミンゲスを投入。ゼニトはポジショニングがよくて、誰が入ってもいい距離感を持っている。ユーベがよく重なっているのとは違う。サッカーの洗練度ではゼニトのほうが高い。

80分にはまたゼニトにユーベは混乱に陥れられる。アニュコフの右サイドからのクロスをダニが落としてデニソフがティーロ。GKブッフォンも届かなかったがわずかにゴール左に外れてくれた。ブッフォンの偉大さというか、枠にいっていたら触っていたんだろうな。ポジショニングがいいのはブッフォンだけかも。

83分にはダニへのファールでサリハミジッチにカルテリーノ・ジャッロ。ちょっとしたファールでゼニトボールになってもつないでティーロまで持っていく。ゼニトの圧力は本物。本当に厄介。

ユーベはカモラネージの負傷退場で純粋なドリブラーがデルピエロだけになったのは痛い。効果的に攻撃を仕掛けられない。

アルシャーフィンにはドリブルでエリア内に侵入されて、キエッリーニが何とかクリアする。あそこで仕掛けられたら本当に止めるのが怖い。

88分、ユーベ。トレゼゲに代えてアマウリを投入。今日のトレゼゲはよかった。ポストはちゃんとこなしていたし。ティーロが枠に飛んでいたらよかったのだけど。

アディショナルタイムは3分。

91分にはユーベにビッグチャンス。ブッフォンからのフィードをアマウリがキープ。左サイドを駆け上がってティーロと見せかけてデルピエロへのパス。デルピエロが触ればレッテだったが、触ることができず。そのこぼれ球をシソコ、ネドベドが拾ってチャンスに結びつけようとするがゼニトは固く守る。

ブッフォンがゴールキックを大きく蹴ったところでタイムアップ。ウノゼロでユーベが勝利。難敵を相手に貴重な勝ち点3をゲット。

ボールポゼッションはユーベ46%、ゼニト54%。ショッツオンゴールはユーベ3、ゼニト2。ショッツワイドはユーベ7、ゼニト3。

勝ってよかったというのが正直な感想。決定機はゼニトのほうが多かったし、ユーベは孤立しているところが多かった。これは修正していかなければならないこと。勝って反省できるというのはよいことではあるのだけど。連携をもっと上手くしないとね。

2008年9月16日火曜日

中村俊輔は1月に移籍発言!! 

セルティックに所属する中村俊輔がクラブとの契約延長をせず、今シーズン限りでセルティックから去ることになった。セルティックは置き土産としてリーグ4連覇とチャンピオンズリーグでの活躍、そしてできるだけ長くプレーすることを望んでいるが、中村は家族のため、代表のためと理由を明らかにしている。

スコットランドの新聞The Daily Recordは中村はスペインへの憧憬ではなく、日本に帰ることを望んでいるようだというクラブのコメントを載せている。ペルージャのMF(中田英寿のこと)にヒントを得たのかなあと。

Celtic will allow Shunsuke Nakamura to go.. once SPL title is won(The Daily Record)

Naka said: "I'd love to play here forever but when I take everything into consideration it makes me think I might have to go back to Japan."


中村は、「できるならずっとここでプレーをしていたいけれども、個人的なすべてのことを考えると、日本に帰るべきなのかなと思う」とコメントしている。

Naka ready to Shun Celts(News of the World)



He said: “A move in January might be possible. My agent will take care of everything for me with regards to that happening. Don’t get me wrong, if I was Scottish I’d love play at Celtic forever but I’m Japanese and I’ve also got a family and kids.

“I’ve also got to think about the national team as well and I’m finding it quite hard travelling back and forward all the time.

“I would really love to play here forever but when I take everything into consideration it makes me think that I might need to go back to Japan.

“My agent has already spoken to a few teams in Japan but there’s probably time if that’s needed because of the option. But I could decide to stay in Scotland for a little bit longer, you never know.”


家族のこと、代表チームのことを理由にセルティックを離れることになるということ。もうちょっとだけはここにいるかもしれないねとは言っているのだけど。

He added: “I always wanted to experience Spanish football but I’m really enjoying Scotland and I feel it would be the same, plus Peter Lawwell wouldn’t sell me.

“Peter hasn’t told me that he doesn’t need me yet so I do not know what is going to happen.”


中村はスペインでプレーしたいと思っていたけれど、スコットランドでのプレーを本当に楽しんでいる。ピーター・ローウェルも僕を売らないだろうしね。と言いながら、僕にも何が起こるかはわからないよと言っている。そのあとはチャンピオンズリーグのこと。

ちょっと横浜FMのことも書いている。

俊輔、1月に横浜M復帰も「家族もいるし」 (1/3ページ)(サンケイスポーツ)

サンケイスポーツは1月移籍=Jリーグ復帰ということを書いているけれども、中村はそこまでコメントしたわけではない。ただ、日本に帰る可能性もあるかもねというところ。代理人に任せているらしいし。

家族のことは仕方がないとしても、代表の移動のことでヨーロッパでプレーできないと思うようになるのはもったいないと思う。もう少し移動が楽になるといいのだけれどね。どこでもドアがあれば便利かなとはおもうけど、あれはどうやっても作れないか。

2008年9月15日月曜日

ラ・シニョーラ、アマウリの執念のゴールで勝ち点3を獲得!!

Serie A Matchday 2 Juventus vs. Udinese @ Olimpico di Torino
Juventus:Amauri 67



フィオレンティーナとの開幕戦を一発のロングパスから同点にされて勝ち点3を取り損なったユベントス。ホーム開幕戦はぜひとも勝っておきたいところ。それでもミッドウィークにチャンピオンズリーグゼニト戦があるためか、デルピエロトレゼゲ、モリナーロを休ませるという布陣で臨んできた。

ブッフォンが散髪をして短髪になっていたのが好印象。やっぱりあの長髪は鬱陶しかったのかな。

ユベントスはビアンコネーロのファーストジャージ。システムは4-4-2。

Juventus (Serie A Matchday 2)
IaquintaAmauri
NedvedCamoranesi
PoulsenSissoko
De CeglieGrygera
ChielliniMellberg
 Buffon 


ウディネーゼは青一色のセカンドジャージ。システムは3-4-3。

Udinese (Serie A Matchday 2)
 Quagliarella 
Di NatalePepe
PasqualeMotta
D'agostinoInler
LukovicFerronetti
 Coda 
 Handanovic 


プリマテンポはユベントスがボールポゼッションで圧倒。3分にはボールカットからネドベド、ヤクインタとつないでゴールを決めるがフォリジョーコでノーゴール。

13分にはアマウリのポストプレーからヤクインタが強烈なシュートを放つがDFふたりがブロックに入ってGKハンダノビッチが掻き出す。15分にはカモラネージが左サイドから崩してのクロスにアマウリがヘッドをあわせるがこれはポストに嫌われる。こぼれ球をヤクインタが詰めるがこれも掻き出されてしまう。

29分にはグリゲラからカモラネージにつないでヤクインタのヘッドはわずかに右にそれた。

守備ではシソコとポウルセンがよく効いている。メルベリもジラルディーノに翻弄された借りを返すかのように頑張っているし。プレゼントパスをするような危ない場面もあったのだけど、ウディネーゼの攻撃はそれほどでもなく。

ただ、アマウリはそれほどよくないかな。ポストでボールはおさまらないし、セルフジャッジでファールと判断して動かないし。ヤクインタのシュートが目立つのだが、彼のように積極的でもいいのじゃないかな。

あとは左サイドのカモラネージと右サイドのネドベドがサイドに中央にと交互にアタックを繰り返して得点の匂いがよくしている。このアタックを何とか生かしたいね。

プリマテンポのアディショナルタイムは2分。ユーベはチャンスはあったけれども生かせなかった。

セコンダテンポに入ってもユーベペースは変わらない。54分には右サイドのデ・チェリエのスローインからパスを受けたポウルセンがミドルを打つがこれはクロスバーに嫌われる。

最初の交代はウディネーゼ。ディ・ナターレに代えてサンチェス。

その後も攻め続けたユーベ。66分に待望の先制点。カモラネージからのパスをヤクインタがポスト、シソコがエリア内で潰れてこぼれたところをアマウリが右足でゴール左隅に流しこんでレッテ。1-0とリード。ウノゼロ。

さらに70分には中場案でボールを持ったシソコがドリブルで上がって思いきったミドル。GKハンダノビッチがスーパーセーブで防いだが、強烈なシュートでウディネーゼを追いつめる。

ここでウディネーゼはさらに交代のカードを切る。モッタに代えてイスラ。

3枚目のカードもウディネーゼ。ペペに代えてフローロ・フローレス。

このあたりではイタリア語の放送でチャンピオンズリーグのことを話している。ゼニト、レアル・マドリーの名前が出ている。

ユーベはここで1枚目のカード。ヤクインタに代えてマルキオンニ。マルキオンニは怪我でずっと本領を発揮できなかったからね。なんとかアピールしたいところ。カモラネージとアマウリの変則2トップ。

もう1点ほしいところだけど、ユーベはゲームをクローズさせようとしている。ボールを落ち着かせてセーフティファーストに。守らせたら固いのだけど、ゼニト戦を意識してのことか。ウディネーゼはあれほどサイドアタックが効いているわけじゃない。

トレゼゲが出たそうにしているのだけどね。出してあげればいいのにって思っていたら、ラニエリは交代枠を使う。残り4分だけど。

ユーベの2枚目のカードはカモラネージに代えてデルピエロ。さらに3枚目、アマウリに代えてトレゼゲ。アマウリにはスタンディングオベーション。

87分にはユーベがロングボール1本で大ピンチに。メルベリのクリアミスにフローロ・フローレスが抜けだしGKブッフォンと1対1になったけれどもブッフォンが体で止めた。最後までキエッリーニがついていて満足なシュートは撃たしてないのだけどね。

セコンダテンポのアディショナルタイムは4分。ユーベは一方的に攻められるピンチ。なんとか凌いで92分はネドベドのボールカットからデルピエロにつないで深くえぐるがゴールラインを割ったという判定。

最後はブッフォンがデルピエロに向かって大きく蹴り出し、タイムアップ。

ユーベは攻撃面の決定力不足に悩みながらも勝ち点3を積み上げて3位タイグループに浮上。

よく頑張ったね。