2009年6月12日金曜日

ユナイテッドはクリスティアーノ・ロナウドの移籍に同意

マンチェスター・ユナイテッドレアル・マドリーも多額の負債を抱えている。発表された時点でユナイテッドは6億6600万ポンド(約1078億円)、マドリーは5億6300万ユーロ(約767億円)があり、負債が好転したという話は聞かない。

にも関わらず、マドリーはユナイテッドが提示したクリスティアーノ・ロナウドの移籍金8000万ポンド(約129億円)を飲んだ。

今回の移籍が成立すれば、ユナイテッドは負債の10分の1を圧縮することになり、マドリーはカカの移籍金6500万ユーロ(約89億円)を払っており、クリスティアーノ・ロナウドの移籍金である8000万ポンド(約129億円)と合わせると、今季の補強費の予算と言われている2億ユーロ(約280億円)の大半を使ってしまったことになる。

負債に純粋にプラスされたとするなら7億2565万ユーロ(約1000億円)を突破してしまったわけだが。

Record Ronaldo bid accepted(Manchester United Official Website)

Manchester United have received a world-record, unconditional offer of £80million for Cristiano Ronaldo from Real Madrid.

At the request of Cristiano - who has again expressed his desire to leave - and after discussion with the player's representatives, United have agreed to give Real Madrid permission to talk to the player.

Matters are expected to be concluded by 30 June. The club will not comment until further notice.


ユナイテッドはクリスティアーノ・ロナウドの移籍について、6月30日までに契約をまとめることという条件をつけている。相思相愛と言われるマドリーとクリスティアーノ・ロナウドの関係から言って、このビッグディールは成立したも同然だが、詰めの問題は出てくるだろう。メディカルチェックの問題もある。

Bargain! Kaka could net Madrid $100m per season(FourFourTwo.com)

Kaka's transfer to Real Madrid may have carried the second highest pricetag in football history – but it could be worth up to $100 million a season in revenue.

Business experts Weber Shandwick Sport predict that the Brazilian playmaker's arrival will drive a sharp increase in shirt sales, sponsorship revenue, ticket sales and global fan base.

Kaka will also increase Real Madrid's opportunities for tour games to lucrative markets such as the United States and Southeastern Asia.

If Kaka is joined at the Bernabeu by World Player of The Year Cristiano Ronaldo, Professor Simon Chadwick suggests that an extra $75 million a year could be raised. Florentino Perez will be hoping that Kaka and Ronaldo will have a similar effect to that of David Beckham.


マドリーへのカカの入団で1億ドル(約97億円)、クリスティアーノ・ロナウドの入団でさらに7500万ドル(約73億円)の追加収入が見込まれ、これはデイビッド・ベッカムが入団したときと同じような効果があるとしている。

つまり、ふたりの入団でマドリーの負債は6年以内に完済されるということで、そのための6年契約だったのかとも思う。

しかし、それは勝ち続けてのこと。ファビオ・カンナバーロが抜け、メツェルダーも移籍確実。エインセに引き抜きの噂があり、ペペも好不調の波が大きく、最終ラインは不安が残るまま。ラシン・サンタンデールからガライが加入するとはいえ、セルヒオ・ラモスも守備は上手い方ではなく、どうするのかという疑問は残る。

これだけの補強をして、もしリーガ・エスパニョーラチャンピオンズリーグも獲れなかった場合、マドリーは瓦解してしまうのではないか。

そのときにペレス会長はどうするつもりなのか。ガラクティコが崩壊したときのようになる可能性もあるだけに今季のぺジェグリーニの手腕には注目したい。

2 件のコメント:

どらぐら さんのコメント...

カカとロナウドが機能して、マドリーがかつての強さを取り戻したのなら、負債も完済できそうですが、
果たしてうまくいきますでしょうか・・・。

これからの補強次第ですが、守備陣の負担は軽くなりそうもありませんね(苦笑)

リーガはバルセロナとの一騎討ちですから、可能性はありますが、
CLの方は久しく良い成績を挙げてませんからね。
おまけにライバルも多いですし。
このクラブの監督を任された人は大変ですよ(苦笑)

kiri220 さんのコメント...

>どらぐらさん

マドリーが狙っているリベリ、マイコンを獲得したとしてもレフトバックは弱いという弱点は残るし、スナイデルやファン・デル・ファールトが余剰戦力になるということは避けられないわけで。

ガラクティコの宿命とはいえ、先行きは厳しいですね。

守備陣はガライとペペのコンビでしょうけど、大丈夫かなって思います。

ペジェグリーニはビジャレアルをソリッドな組織にしたいい監督ですが、個性の強いスターばかりをまとめるのはかなり大変でしょうね。

ケイロスが失敗したようなことを繰り返すとそのまま崩壊しかねませんし。