2009年6月10日水曜日

日本はカタールのプレスに苦しみ、ドロー。

2010 FIFA World Cup South Africa Asian Qualification Round 4 Matchday 9 Japan 1-1 Qatar @ Yokohama International Stadium
Japan:Own goal(Al-Binali) 2
Qatar:Yahaya 53(r)

Japan 1.30 draw 4.50 Qatar 9.00(bwin)

両国国旗、フェアプレー旗に続いて、FIFA Anthemにのって両国選手の入場。カタール国歌「As Salam al Amiri」の演奏、石井竜也さんによる日本国歌「君が代」の独唱。

日本は青、白、青のファーストジャージ。システムは4-2-1-3。

Japan (2010 FIFA World Cup South Africa Asian Qualification Round 4 Matchday 9)
 Tamada 
OkazakiShunsuke Nakamura
 Kengo Nakamura 
AbeHashimoto
KonnoUchida
Tulio TanakaNakazawa
 Narazaki 


ベンチメンバーはGK都築、駒野、山口、松井大輔本田圭佑矢野、興梠。

カタールは白一色のファーストジャージ。システムは4-4-2。

Qatar (2010 FIFA World Cup South Africa Asian Qualification Round 4 Matchday 9)
MontesinMagid Hassan
SiddiqYahaya
AbdulraabMohamady
Zaher Al-Binali
AbdullmajedRajab
 Burhan  


ベンチメンバーはGKサレ、アルハイドス、ジャマ、ヌジャイド、ユセフ・アリ、アルハマド、ワヒード・モハメド。

前半。日本のキックオフ。

1分、日本先制。カウンター。岡崎から中央の中村俊輔へ。中村俊輔から右サイドの内田にパス、深くえぐってのクロス。ニアに飛びこんできた岡崎についていたアルビナリの右足に当たってそのままゴール。1-0。

中村俊輔のパスに抜けだした内田が素晴らしいクロス。岡崎の飛び出しにアルビナリがついていくがそのまま味方のゴールに蹴り込んでしまった。

8分、日本。闘莉王からのパスに左サイドで抜けだした玉田が深くえぐってのクロス。GKブルハンが弾いたところに岡崎が詰めるが決めきれず。

オフサイドラインギリギリで玉田が抜けだしてのクロス。ファーで中村俊輔が待っていたがブルハンがセーブ。岡崎のシュートはゴール右に外れる。

9分、カタール。右サイドに開いたマジド・ハサンが高い位置でキープ。切り返してのクロスにファーサイドでシディクがヘッドで合わせるがゴール左に外れる。

高い位置でマジド・ハサンがキープ。DFを外してのクロスに左サイドから飛びこんだシディクがフリーでヘッドを合わせるが枠にはいかず。

10分、日本。遅延行為で中澤にイエロー・カード。

こんなに早い時間から遅延行為なのか。結構厳しいなあ。

18分、日本。左サイドからのスローイン。岡崎が落とし、中村憲剛が持ちこんでのシュート。GKブルハンがセーブ。

素早い反転からのシュート。角度のないところからだったが、中村憲剛のシュートは枠をとらえるようになってきた。

23分、カタール。左サイドをシディクがドリブルで駆け上がり、中央のマジド・ハサンへ。マジド・ハサンがモンテシンに戻してのミドル。大きく枠の上。

シディクのドリブル突破はよかったが、カタールの前線の動きは連動しておらず。エリア内でマジド・ハサン張られたほうが怖かった。

29分、日本。左サイドで中村憲剛のパスを受けて抜けだした今野のクロス。ニアで橋本がヒールで流しこもうとするがわずかにゴール右に外れる。

今野のオーバーラップからのクロス。前線に飛びこんだ橋本が難しい態勢から流しこもうとするがゴール右に外れる。

39分、カタール。右サイドのスローインからアブドゥルラーブからマジド・ハサンがキープ。上がってきたヤハヤがシュートを撃つがゴールの上。

マジド・ハサンのキープからヤハヤに戻してのシュート。枠をとらえられず。

41分、カタール。中村俊輔から阿部への無理めのパスをモンテシンがカット。マジド・ハサンが持ち上がって左サイドのアブドゥルラーブにパス。そのままシュートを撃つがゴール右に外れる。

阿部が囲まれてボールを奪われてのショートカウンター。数的有利を保ったカタールがアブドゥルラーブに渡すがシュートの精度を欠いた。

43分、日本。中村俊輔のCK。ニアで岡崎がヘッドで飛びこみ、GKブルハンがセーブ。玉田が戻して闘莉王がゴールを決めるが、玉田のハンドをとられてノーゴール。

リプレイで見ると確かに玉田が手で触っている。ちゃんと見ているなあ。

アディショナルタイムは2分。

前半はこのまま終了。1-0と日本リードで折り返し。

ショッツオンゴールは日本1、カタール2、ショッツワイドは日本2、カタール4。

後半。カタールのキックオフ。

中村憲剛を左サイドに、岡崎が真ん中にポジションチェンジ。

46分、カタール。中村俊輔へのファールでザヘルにイエローカード。

後ろから引っ張ったというファール。チャンスだったからイエローもやむなしか。

50分、カタール。モンテシンからマジド・ハサンへのパス。中澤と競り合ったマジド・ハサンがエリア内で倒れてPKの判定。

ファールがあったところはエリアの外だけどなあ。主審の技術不足か。

52分、カタール。PK。ヤハヤが左足でゴール左隅に決めてゴール。GK楢崎の反応とは逆だった。

PKを止めることの多い楢崎もじっくりと見られてはどうしようもなかった。

54分、カタール。マジド・ハサンに代えてユセフ・アリを投入。

マジド・ハサンの負傷による交代。

57分、日本。阿部に代えて松井大輔を投入。

中村憲剛を守備的MFの位置に下げて、松井が左サイドに。

61分、日本。右サイドで松井からのパスを受けた玉田のクロス。中村憲剛、闘莉王と立て続けにシュートを撃つがブロックされる。

日本が猛攻を仕掛ける時間帯。カタールはしっかりと守っている。

66分、日本。玉田に代えて興梠を投入。

玉田はタッチ数は多かったが。やはり負傷明けではきつかったか。

68分、日本。中盤でボールを持った中村俊輔のパスに興梠が飛びこむがGKブルハンがセーブ。

中村俊輔の浮き球のパスに興梠が飛びこむがブルハンに防がれる。

69分、カタール。モンテシンに代えてアルハマドを投入。

セットプレーのキッカーだったモンテシンを下げてきた。勝たなければ3位になれないカタールはもう1点をとりにきている。

72分、カタール。モハマディからのフィードにユセフ・アリが追いついて、ヤハヤに戻してのミドル。大きく枠の上。

ユセフ・アリのスピードに日本はついていけず。ゴールのカバーに入ったのを見て、ヤハヤに戻してのミドルだったが枠の上。

今日の中澤は精彩がない。遅延行為でイエローをもらったのが響いているのか、PK献上に、バックパスのミス。バックパスのミスは相手のビッグチャンスになるところだった。

80分、日本。中村俊輔に代えて本田圭佑を投入。

中村俊輔はボールキープ、パスはさすがだったがエリア内で勝負というシーンは見られなかった。

81分、日本。右サイドをドリブルで突破した本田圭佑からのクロス。戻りながらニアでヘッドを合わせた岡崎だが枠をとらえることはできず。

本田圭佑からのクロス、岡崎のシュートまでは完璧。精度だけを欠いた。

85分、日本。左サイドのスローインから中村憲剛が受けて岡崎へのパス。岡崎から右サイドの本田圭佑に出るがシュートは力なくGKブルハンがキャッチ。

絶好のチャンスだったが。本田は思いきったシュートを撃つことができず。

86分、カタール。ヤハヤに代えてアルハイドスを投入。

PKを決めたヤハヤだが、フリーのシュートでは精度を欠いた。

アディショナルタイムは4分。

93分、日本。右サイドを本田圭佑がドリブルで駆け上がってのクロス。ニアで松井が合わせるがシュートは力なくGKブルハンがセーブ。

松井は強く叩くことができず。

ゲームはこのままタイムアップ。1-1のドロー。

このゲームの結果、カタールはバーレーンに勝ち点で届かずプレイオフ進出はならなかった。チャンスがあるのはバーレーンとウズベキスタン。バーレーンは勝つか引き分けでプレイオフ進出決定。ウズベキスタンは1-0の勝利か2点差以上の勝利で決定。

NHKの曽根アナウンサーと木村和司は雑談のしすぎ。カタールがボールを持っているときには日本の話ばかりだったし。ラジオだったら試合内容は全然わからないゲームだった。

主審がファールをとってくれないと言っていたが、完全な技術不足だろう。日本に不利だからカタールよりとは限らないのだけど。カタールに有利な判定はPKくらいだっただろう。あれはエリアの外だったわけだし。

ただ、プレスをかけられただけでこんなにパニックになっていたのでは話にならない。パスを戻してミスになってはね。パスコースを確保していないからこんなことになる。

ベスト4と言いながら、これだけプレスに弱いところを見せたらね。南アフリカに向けて不安しか見えないのだけど。どうするつもりなのだろう。

岡田監督は「申し訳ございません」と言っていたが、戦術も残念だが国語も残念なのか。申し訳は言い訳の謙譲語、ございませんという丁寧語をつけると二重敬語になる。それに、申し訳ないという言葉はあるが、それだけで言い訳はないというだけの意味なので謝罪にはならない。根本的なことを言えば、申し訳ございますという存在しない言葉の否定形なので文法的にはありえない言葉になる。ということはわかっていないのだろうなあ。

これだけ残念なことばかりだと、これだけで解任と言いたくなるね。170億円の予算は何とか上手く使えないものかなあ。

2 件のコメント:

どらぐら さんのコメント...

今回の試合は、消化不良でしたね。
日本にとっては残念な内容でしたが、
カタールにとってはもっと残念な結果でした(苦笑)

個人的には普段、控えの選手の活躍を期待しましたが、
なかなか結果を残すまでには至りませんでしたね。

主審の判定がまたしても不可解でしたが、
アジアの審判はこんなものだと諦めるしかないのでしょうか・・・。

二重敬語については、私も気をつけます(苦笑)

kiri220 さんのコメント...

>どらぐらさん

メツ監督のインタビューを読むと、残念な結果とは思っていないみたいですね。
4年サイクルでの強化というよりも、自国開催のアジアカップ、そしてW杯ブラジル大会への課題が見えたという感じに見えます。

日本だけが急いでいるような感覚です。

中村憲剛が阿部と橋本を信頼せず、ポジションを下げてばかりだったのが気になります。

あれで攻撃のダイナミズムは狂いましたね。

主審はアジアレベルとしかいいようがないですね。
カタールが勝つように何かしたとは思えないですし。
ああいう審判は日本にもいるので、一概には主審がおかしいとは言えないです。