2009年6月2日火曜日

勝ち点3獲得に向けて、岡田はどんな戦術を用意しているのか

2010 FIFA World Cup South Africa Asian Qualification Round 4 Matchday 8 Uzbekistan vs. Japan @ Pakhtakor Stadium 6th June 2009

岡田ジャパン万全!いざウズベク戦!(デイリースポーツ)

31日のベルギー戦の疲れを取るため練習は行わず、夕方、千葉県内のホテルに入った指揮官は「大久保の状態?ドクターからは重傷ではないという報告を受けた」と、ベルギー戦で左ひざを痛めて退いた大久保が軽傷だったことを明かした。大久保も「足は昨日よりも全然良くなったよ。ウズベキスタン戦?大丈夫っしょ」と明るい表情だ。

さらに、指揮官を笑顔にさせたのは、5月27日のチリ戦で右足首を痛めた玉田の状態だ。「現地入り後の最初の練習から合流できそうだ」(代表関係者)と、こちらも復帰の見通しが立った。W杯最終予選のすべての試合に1トップで先発出場している玉田は「今日はジム系のトレーニングをやった。あんまり日にちがないから少しでもコンディションをよくしたい」と語った。

大黒柱の中村俊も上り調子だ。5月26日の帰国以来、痛めている右こ関節の細心ケアに努めてきたが「状態は良くなっている。トレーナーもずっと一緒だし、監督も気を使ってくれる。あとは自分でもブレーキをかけているしね」。時間を見つけては治療、マッサージ、ストレッチを繰り返してきたことで、状態は上向きだ。


大久保玉田の復帰で、ベルギー戦で活躍した中村憲剛と岡崎のどちらかが弾き出される可能性は高い。

決定機に絡んでいた選手を外し、ゴールを決めていない選手を戻すのは”よい状態のときはいじらない”という鉄則から外れることになるのだが。

Japan (2010 FIFA World Cup South Africa Asian Qualification Round 4 Matchday 8 Preview)
 Tamada 
MatsuiShunsuke Nakamura
 Kengo Nakamura 
EndoHasebe
NagatomoUchida
Tulio TanakaNakazawa
 Narazaki 


ベルギー戦で上手く機能した中村憲剛をフォアボランチに置くシステムを使うか。

Japan (2010 FIFA World Cup South Africa Asian Qualification Round 4 Matchday 8 Preview)
 Tamada 
 Okazaki 
MatsuiShunsuke Nakamura
EndoHasebe
NagatomoUchida
Tulio TanakaNakazawa
 Narazaki 


それとも玉田と岡崎を2トップ気味に使うシステムを使うか。

どちらにしてもどちらかひとりは外れることになる。玉田はパス回しには向いている選手だが、決定的なストライカーがいてこそ生きるチャンスメイカータイプ。強引にシュートを撃つタイプとはちょっと違う。パス回しをすることが目的ならともかく、ゴールを奪うことが目的なら、岡崎と中村憲剛を同時併用したほうがいいだろう。

Japan (2010 FIFA World Cup South Africa Asian Qualification Round 4 Matchday 8 Preview)
 Okazaki 
MatsuiShunsuke Nakamura
 Kengo Nakamura 
EndoHasebe
NagatomoUchida
Tulio TanakaNakazawa
 Narazaki 


もちろん、このシステムなら確実にウズベキスタンに勝てるというわけではないが、ベルギー戦でいい感触を持ったまま入れることは確かだ。

松井大輔も調子が悪いなら、大久保でもかまわない。ヨーロッパ組だから使わなければならないというルールはない。選手起用を決めるのは岡田監督で、その結果の責任を負うのも彼だ。

本戦に出場して目標通りベスト4になったとしても、グループステージ敗退となったとしても、責任をとるという自覚があるなら文句は言わない。

しかし、その前にどういうサッカーをしたいのか、はっきりとわかる言葉で説明してもらいたい。

今の岡田さんのサッカーは外から見ると、「ゴール前でショートパスをつないで相手CBを動かして、ギャップに飛び込める選手にパスを出して決める」という確率の低いものになる。それでも、ショートパスをつないで相手を真ん中から崩すサッカーと言えばいい。

何も言わないのは責任のありかを曖昧にするように見えてならない。

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