2009年2月13日金曜日

totoの美麗字句に騙されてはならない

ポスターにオシム氏起用(デイリースポーツ)

昨季のサッカーくじの総売上額は過去最高の約949億円だったが、運営する日本スポーツ振興センターは今季はそれを上回ることを目標に掲げる。同センターの石野利和理事は「Jリーグや代表の監督として発信力があった。理念訴求の大きな力になってくれる」と、「オシム効果」に期待を寄せた。


日本スポーツ振興センターが運営するtoto

Wikipediaによると

日本スポーツ振興センターの設立時には、日本政府から1,953億5,600万円余りが出資されている(現在は2,039億5,400万円)。また、役員には文部省(現文部科学省)、大蔵省(現財務省)といった中央省庁からの天下り官僚が含まれる。毎年多額の赤字を計上しているが、日本政府は「運営費交付金」などといった名目で年間百億円前後の補助金を支払っており、赤字を税金で賄っている状態である。


とのことだが、常勤の理事には約520万円から約1540万円、法人の長には約720万円から約940万円の年俸が支払われ、退職金も約2900万円から約4600万円も受けとっている。そして、3人を除いて天下りであり、11人いる役員のうち4人が渡りであるという事実。

totoを買うということは彼らの懐を潤すことに他ならない。ということがわかっているだろうか。

マスコミは公務員の天下りや渡りを批判する一方でtoto BIGの当選金をあおり立てたりもする。こういう矛盾は彼らのなかでは相反することはないのだろう。

それでも、おかしいことはおかしい。運営に責任者が必要にしても11人もいる必要はない。なによりこの団体は赤字なのだ。ちょっと売り上げが上がったといって報酬までアップしていいはずがない。

さらにオシムを使うことでクリーンなイメージを強調しようとしている。

お上は国民を騙すことにかけては天才的だ。こうしてお金を巻きあげていく。

いくら慈善事業に使われるといっても、役員の報酬はかわらない。彼らの懐を潤すだけのこのシステムに協力する義理はない。

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