2009年2月24日火曜日

サッカーにもドラスティックな改革の波が訪れるか

ころころと変わるオフサイドのルールよりも、もっと大きなルール改正がサッカーの世界に入ろうとしている。ビデオ判定にも拒否反応を示す関係者がどう受け止めるか微妙だが、選手交代の変更や副審の増員などドラスティックな改革になりそうだ。

国際サッカー評議会が「オレンジカード」導入を協議(スポーツ報知)

国際サッカー連盟(FIFA)関係者によると、警告では処分が軽く、退場では重いと判断した反則に適用する。処分する選手に対しては「オレンジカード」を提示する。

年次総会では、ほかにも選手交代の人数増やハーフタイムの5分延長、副審を4人以上にすることなどが議題になる予定。


改革の目玉はラグビーやアイスホッケーでおなじみの一時的な退場。おそらくは10分くらいの退場で再びピッチに戻ってこられるようなルールが導入されるのだろう。

ネットでオレンジカードについて調べてたが、FIFAのサイトでも詳細はわからなかった。まだ決まっていないということなのだろう。

その他、選手交代の人数を3人から増やすということ、ハーフタイムの延長、副審を4人以上にするということも話し合うようだ。

もともとサッカーは選手交代は認められていなかった。ローカルルールでGKが負傷した場合のみ認められ、そしてハーフタイムより前なら怪我をしたフィールドプレーヤーがひとりまで交代が認められた。

公式に選手交代が認められたのは1970年のW杯メキシコ大会でふたりまでの交代が認められた。さらに交代枠は3人となり、現行に至る。

フレンドリーマッチで11人交代するという暗黙のルールが6人になったこともあり、選手交代には今でも拒否反応があるのかもしれない。

あらゆるスポーツのなかでベンチ入りの選手が全員試合に出ることができないのはおそらくサッカーだけだろうし。

ハーフタイムの延長は商業主義でCMを多く入れるためと言われている。選手の休養もあるだろうが、それだけなら現行のままでもかまわない。

副審の増員はビデオ判定に変わるものなのだろう。やはりビデオ判定やボールにチップをつけるという方法には抵抗があったようだ。

いずれにしてもFIFA内に吸収されたIFABの評議会で決定することだろう。見送られるか、それともドラスティックな改革がなされるか。

サッカーのルールが変わると面白くなるかもしれないが、試合時間は長くなるかもしれないね。

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