ピクシー好感触 「昨年よりチーム強くなった」(中日スポーツ)
充実したキャンプを終えた選手たちの輪の中心で、ストイコビッチ監督は自信たっぷりに告げた。「以前より強いチームになったと確信している」
3月に入ると、7日にリーグ戦が開幕、直後の10日に初出場するアジアチャンピオンズリーグ(ACL)グループリーグ第1戦が控える過密日程が待ち受ける。しかし、ピクシー監督はその対策に手応えを感じている。
「どの試合も非常に楽しみ。それに備えて鍛えてきた。ほかのチームに脅威を与えるプレーを仕掛けていく。その準備ができた」
今年のキャンプはその過密日程に備えて、フィジカル担当のコーチを増員し、徹底的に鍛えた。雨や寒さに悩まされた例年に比べて、暖かい晴天続きの気候も後押しした。
「選手たちは一生懸命、楽しんで練習してくれた。この12日間で自信を持ったと思う。すばらしい天候に恵まれて、私も最後まで楽しむことができた」
名古屋に帰ったあとは、戦術を中心とした練習が本格化する。「これで美しいサッカーができる準備ができた。これからは戦術、技術を高める。特に攻撃をね」とピクシー監督はニヤリ。
昨シーズン、もっとも美しいサッカーをピッチに描いたのがドラガン・ストイコビッチの名古屋。失点も多かったが、サイドアタックからのゴールは非常にエキサイティングで、この数年の中でもっとも愉しいサッカーだった。
ただ、ミスパスも多く、判断の遅さもあり、アタックに時間がかかりすぎたという欠点もあった。
そのことはもちろんストイコビッチも考えていただろう。シーズン中には修正が難しかった課題もシーズンオフなら修正が効く。指宿できっちり基礎を固め、そして名古屋の戦術練習で精度を上げていく。戦術そのものもサイドに振ってのクロスでダビに合わせるというものだけに、選手にも戸惑いはないだろう。
2年目に入って熟成路線を歩み始めた名古屋。シーズンに入るのがこれほど楽しみだったのはベンゲル時代以来かもしれない。
2 件のコメント:
今年は相手からのマークも厳しくなるでしょうが、
それでもなお、期待感を抱かずにはいられませんね。
ACLという新たな「挑戦」もありますし。
後は、昨年末に手術した楢崎が復帰してくれれば、とりあえず言うことありません。
開幕戦は厳しそうですが、なんとか来月中には復帰して欲しいですね。
>どらぐらさん
昨シーズンの躍進でマークも厳しくなるでしょうが、まだ名古屋が描くピッチの幅はJリーグのほとんどのクラブより広く、ストロングポイントを鍛えておけば期待できるでしょうね。
新たなる挑戦も楽しみですし。
楢崎が復帰すれば最終ラインは安定するし、思いきった攻めもできますね。
頑張ってほしいものです。
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