2008年12月28日日曜日

ガッサはもう終わってしまうのか

ポール・ガスコインとは年齢も近く、バッジョと並んでアイドルのひとりだった。彼のニュースはよく耳にしたし、海外の情報があまり入らなくても、イングランドにすごい選手がいるというのは知っていた。W杯イタリア大会で4位に入ったときのメンバーで、将来を嘱望された選手だった。

ガスコインの息子が父親に絶望「もはや彼を助けることはできない」(スポーツナビ)

「おそらく彼は間もなく死ぬだろう。彼を助けようとするのはもはや無駄なことだ。時間の浪費でしかない。もし、ひとつかなえてほしい願いがあるとしたら、それは『僕たちをそっとしておいてほしい』ということだけだ。彼は偉大な選手だったかもしれないが、いい父親だったとは言えない」


ガッサの人生を変えたのは怪我かもしれない。あの大怪我がなければ飲酒に走ることもなかったかもしれない。あるいは代表を外されたことか。

それでも飲酒のトラブルを起こした可能性もあるけれども、サッカー選手にとって怪我で出られないということは大変なプレッシャーであり、ストレスなのだ。その逃避でガッサが飲酒に走ったことは間違いない。

彼にとって不幸だったのは、サッカーセンスが有り余るほどあり、そして自由に世界中に行くことができて、誰も止められなかったことだろう。ジョージ・ベストでさえ飲酒をやめられなかったということも手伝っただろう。

偉大なプレーヤーが偉大な人物ではないけれども、このままお別れが近づいていくのかと思うと悲しいね。

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