2008年12月23日火曜日

岡ちゃん、本気で狙っていたのですか?

日本代表監督の岡田武史氏が『アディダス・パフォーマンスセンター渋谷』の開店記念イベントに映像でコメントを発表。ベスト4宣言がマスコミが作り上げた虚像ではなく、本気の発言であったことが判明した。

本気だったのですか、岡ちゃん。てっきり、モチベーションをあげるための手段だと思っていましたよ。

岡田監督、W杯4強宣言…「本気で目指す」(サンケイスポーツ)

「09年は非常に大事な年。強豪を次々と倒し、W杯でベスト4を本気で目指そうと思っています。笑う方もいるかもしれないが、可能だと思っています」とのメッセージを寄せた。選手とのミーティングで発した「4強宣言」だが、公の場では初。力強い言葉に会場は拍手に包まれた。


ベスト4を狙うのはいい。それは素晴らしいことだ。ただ、そのために何をやっているのだろうか。ヨーロッパのようにフレンドリーマッチで高いレベルの戦いをしているわけではなく、南アフリカにいって気候やピッチを体験するわけでもなく。

列強と力試しをして日本の実力を試したトルシエとは違う。今はアジアレベルで勝っているだけ、あるいは日本に観光気分でやってきた中堅国と試合をやっているだけだ。

ヨーロッパまで出かけていって試合をするというプランすら出てきていない。

トルシエはコパ・アメリカに出場して、日本選手の経験値を上げた。そういうことを岡ちゃんは一切していない。オシムがオーストリアスイスが共催したミニカップに出たことすら、やろうとしていないのだ。

トレーニングだけで勝てるなら、机上の空論を建てることが上手い人間は負けることがない。うまくいかないことがたくさんあるから、実地で経験を積ませることに意味がある。

口で言うだけなら何でもできる。それを実行して始めて、評価の対象になるのだ。それがわかっているのだろうか。

冗談だと思っていましたというのはそういうことだ。

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