2008年12月15日月曜日

ラ・シニョーラ、アマウリのドッピエッタを含む4ゴールで存在が許されないクラブを撃沈!!

Serie A Matchday 16 Juventus 4-2 Milan @ Olimpico di Torino
Juventus:Del Piero 16(r),Chiellini 34,Amauri 41,69
Milan:Pato 31,Ambrosini 52

ユベントスはビアンコネーロのファーストジャージ。システムは4-4-2。

Juventus (Serie A Matchday 16)
Del PieroAmauri
NedvedMarchionni
MarchisioSissoko
MolinaroGrygera
ChielliniMellberg
 Manninger 


ミランはロッソネーロのファーストジャージ。システムは4-3-2-1。

Milan (Serie A Matchday 16)
 Pato 
RonaldinhoSeedorf
EmersonAmbrosini
Pirlo
JankulovskiZambrotta
KaladzeMaldini
Abbiati


ユベントスはレグロッターリェがサスペンション、アンドラーデ、ゼビナ、トレゼゲブッフォン、サリハミジッチ、クネゼビッチ、ポウルセン、チアゴ、カモラネージが怪我で離脱。

ミランはガットゥーゾがサスペンション、ボネーラ、ボリエッロ、ネスタ、ガットゥーゾ、フラミニが怪我で離脱。

プリマ・テンポ。ミランのキックオフ。

今日も雨。北イタリアの冬の雨は冷たそう。今日も雪に変わるのだろうか。

序盤はミランのペース。こぼれ球はほとんどミラン。前線でスピード勝負ができるパトにボールを集めている。

ユーベはボールが収まらず、ミスパスも多い。ティーロへの思い切りも足りない。

9分、ユーベ。シソコのボール奪取から右サイドのマルキオンニに振ってのクロス。ファーでアマウリがバイシクルであわせるが大きく枠の上。

クロスの精度はよかったが、アマウリも落としてデルピエロというかたちでもよかった。アマウリがゴールにこだわりすぎたか。

徐々にユーベのペースに。シソコのボール狩りから右サイドのマルキオンニ、グリゲラのクロスからチャンスを作れるようになってきた。

14分、ユーベ。左サイドのモリナーロのクロスを受けたデルピエロがエリア内でヤンクロフスキに倒されてリゴーレ。

ミランの猛抗議も実らず。たぶん、フォリジョーコを主張したのだろうけれども認められなかった。ヤンクロフスキのうしろにもミランの選手が残っていたし。

15分、ユーベ先制。リゴーレ。デルピエロがゆったりとした助走から右足でゴール右隅に豪快に決めてレッテ。1-0。

今日初めてのHermes House BandのI will surviveが流れる。

17分、ミラン。ロナウジーニョのアンゴロ崩れ。左サイドからセードルフがクロス、アンブロジーニがフリーでヘッドをあわせるが枠をとらえられず。

ロナウジーニョのアンゴロは跳ね返したものの、こぼれ球を拾われてセードルフにかたちを作られた。アンブロジーニのヘッドの精度が高ければ同点だった。

20分、ミラン。ゴール正面左やや遠目からのプニツィオーネ。ピルロが蹴ったボールは壁に当たってコースが変わったがGKマニンガーがセーブ。リフレクトを叩くがマニンガーがキャッチ。

ピルロのプニツィオーネは危険。コースが変わったこともあり、危なかった。GKマニンガーが鋭い反応でセーブ。

29分、ユベントス。ネドベドに代えてデ・チェリエを投入。

怪我なのか。それとも守備の強化なのか。今日のネドベドはあまり機能していなかったけれども。

30分、ミラン同点。ボールを奪ったカラーゼの持ち上がりから左サイドのロナウジーニョに振ってのクロス。飛びこんだパトが右足で押し込んでレッテ。1-1。

モリナーロはフォリジョーコを主張したが認められず。一瞬の隙を突かれたかたち。簡単にカラーゼにボールを奪われてどうする。

33分、ユーベ勝ち越し。デルピエロのアンゴロ。センターでキエッリーニがヘッドをあわせてゴール右隅に流しこんでレッテ。2-1。

セットプレー2発で2得点。キエッリーニはフリーで叩き、飛んだコースもよかった。GKアッビアーティも届かず。今日2回目のI will survive。

34分、ミラン。メルベリへのファールでエメルソンにカルテリーノ・ジャッロ。

エメルソンは目立たないと思っていたら、名前が出たのがジャッロ。

36分、ミラン。デ・チェリエへのファールでザンブロッタにカルテリーノ・ジャッロ。

ミランは荒っぽくなってきた。ザンブロッタが止めなければ一気にカウンターが決まっていたけれども。ミランは元ユーベのふたりがともにジャッロ。アッビアーティがもらえば元ユーベのスタメンが全員もらうことになる。

37分、ユーベ。メルベリにカルテリーノ・ジャッロ。

リプレイが流れず、ファールがわからない。プレーはかなり速い。

40分、ユーベ追加点。左サイドのデ・チェリエが駆け上がってのクロス。ファーでアマウリがヘッドを叩きつけてレッテ。3-1。

今日3回目のI will survive。アマウリのヘッドは基本通りに叩きつけるかたちでGKアッビアーティはどうしようもなかった。

45分、ユーベ。デ・チェリエ、マルキオンニとサイドを変えてマルキジオへ。マルキジオがドリブルで切り込んでティーロ。ミランDFに当たってアンゴロに。

マルキジオのドリブル突破で中央をこじ開けてのティーロ。ブロックが入ったが素晴らしいアタック。

アディショナルタイムは2分。

ゲームはユーベ優勢のままでプリマ・テンポ終了。3-1とユーベリードで折り返し。

ボールポゼッションはユーベ36.6%、ミラン63.4%、ショッツオンゴールはユーベ4、ミラン2、ショッツワイドはユーベ4、ミラン2、ブロックされたシュートはユーベ2、ミラン1。

45分、ミラン。エメルソンに代えてシェフチェンコを投入。

ミランは4-2-2-2にシステム変更か。

セコンド・テンポ。ユベントスのキックオフ。

ユーベがボールをキープ。2点のリードを生かして、ゆったりと回している。逆にミランは急いでボールをカットされる場面が目立つ。

50分、ユーベ。デルピエロのアンゴロ。こぼれ球をシソコがミドル。GKアッビアーティがかろうじてアンゴロにクリア。

ミランのクリアをシソコが強烈な一撃。GKアッビアーティが横っ飛びでセーブ。

55分、ミラン追撃。ゴール前のボール回しから、セードルフがアンブロジーニに。アンブロジーニのミドルはキエッリーニに当たってコースが変わりレッテ。3-2。

GKマニンガーはきっちり反応していたが、キエッリーニに当たってコースが変わっては致し方なし。逆方向にボールは転がってレッテ。

ミランの猛攻が実を結んだかたち。ユーベはちょっとDFが引きすぎてしまった。

ミランのファール気味のプレーが続けてノーファールとなり、オリンピコはブーイング。

64分、ミラン。デ・チェリエへのファールでザンブロッタにカルテリーノ・ジャッロ。2枚目のジャッロでカルテリーノ・ロッソでエスプルソ。

完璧に抜かれていただけに仕方がないか。これでミランはひとり少ない10人に。

リプレイではデルピエロのプニツィオーネにセードルフがハンドで止めたのではないかということを繰り返している。たしかにハンドに見えるけれど。

68分、ユーベ追加点。左サイドでデルピエロ、マルキジオとパス交換して前線のアマウリへ。アマウリが胸で落としてシソコとのウーノ、ドゥーエで抜け出すと左足で押し込んでレッテ。4-2。

左サイドで時間をかけての崩し。マルキオンニが左サイドに回って掻き回し、中央を手薄にしてアマウリ、シソコでGKアッビアーティを破った。I will surviveは今日4回目。

70分、ユーベ。アマウリが右サイドを駆け上がり、マイナスのクロス。デルピエロが切り返してフリー。左足でティーロを撃つがポストに嫌われる。

右サイドのスペースへのパスをアマウリが追いついてのクロス。デルピエロは完璧なかたちを作ったがポストに阻まれる。

72分、ミラン。デ・チェリエへのファールでアンブロジーニにカルテリーノ・ジャッロ。

デ・チェリエはかなりファールを受けている。体も大きいだけあってファールには強そうだけど。

73分、ミラン。アンブロジーニに代えてアントニーニを投入。

アンチェロッティはようやくザンブロッタの穴を埋めた。

74分、ユーベ。ロナウジーニョへのファールでシソコにカルテリーノ・ジャッロ。

このファールは何でもないところだった。もったいない。

75分、ミラン。パトに代えてインザーギを投入。

ベンチに入っていた元ユーベの選手が全員出場。今日は戦犯になっているだけにインザーギはどうなのか。

81分、ミラン。左サイドでのパス交換から最後はロナウジーニョからのクロスにインザーギがヘッドをあわせるがGKマニンガーの正面。

マニンガーは安定している。今日の2失点はどうしようもないかたち。1点目はブッフォンなら違ったかたちで止めたかもしれないが、それは言っても仕方がないこと。

87分、ユーベ。シソコに代えてザネッティを投入。

シソコはジャッロをもらっているからね。ザネッティが戻ってきたのも大きい。

88分、ユーベ。アマウリに代えてヤクインタを投入。

モドリッチとのトレードの噂があるヤクインタ。ドッピエッタのアマウリを越えるには結果を残すしかない。彼が一所懸命走る姿は大好きなのだが。

ユーベはゲームをクローズさせるためにポゼッションを高めてきた。

アディショナルタイムは3分。

ロナウジーニョはフラストレーションが溜まっているのか競り合ったマルキジオに対して言いがかり。

92分、ユーベ。左サイドのモリナーロ、デ・チェリエとつないでデルピエロが持ちあがりヤクインタに放してヤクインタが左足でティーロ。しかしジャストミートせず。

あそこで枠に飛ばさないとやっぱり信頼は得られないね。

ゲームはこのままタイムアップ。4-2でユーベの勝利。ユーベは勝ち点33まで伸ばして単独2位に上がった。

ボールポゼッションはユーベ43.1%、ミラン56.9%、ショッツオンゴールはユーベ7、ミラン4、ショッツワイドはユーベ9、ミラン2、ブロックされたシュートはユーベ3、ミラン1。

ミランは直前でカカを怪我で欠いたのが痛かったとはいえ、ロナウジーニョも存在感を見せたのは同点ゴールのアシストだけ。あとは動けず、守れずでユーベに好きなようにサイドを使われてしまった。

存在してはならないクラブに勝ったということで、ユーベはウインターブレイク前のもう1試合に勢いをもって望めるね。

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