2008年12月25日木曜日

G大阪が前半の2ゴールで天皇杯セミファイナルの切符をもぎとる

Emperor’s Cup Quarter-finals Gamba Osaka vs. Nagoya Grampus @ Kobe Universiade Memorial Stadium
Gamba Osaka:Lucas 13,Nakazawa 22

G大阪は青黒のファーストジャージ。システムは4-2-2-2。

Gamba Osaka (Emperor’s Cup Quarter-finals)
BandoYamazaki
LucasHashimoto
EndoMyojin
YasudaKaji
YamaguchiNakazawa
 Fujigaya 


名古屋は赤、黒、赤のファーストジャージ。システムは4-4-2。

Nagoya Grampus (Emperor’s Cup Quarter-finals)
TamadaJohnsen
MagnumOgawa
YoshimuraNaoshi Nakamura
AbeTakeuchi
MasukawaYoshida
 Nishimura 


前半。名古屋のキックオフ。

序盤はG大阪がポゼッション。左サイドから突破をしてアタックをかけている。名古屋は受けている感じでサイドをワイドに使うという攻撃ができていない。

G大阪は積極的にプレスをかけて先制点を奪い、ポゼッションで時間を潰そうという戦術。

名古屋はそれに対して、G大阪の足が止まるのを待つ作戦か。それとも3週間空いたことで試合勘が鈍っているのか。

10分、名古屋。山崎をファールで止めた中村直志にイエローカード。

山崎を自由に突破させると危険になるという判断からか。


名古屋はミスパスが目立ち、簡単なプレーでボールを失うことが多い。高い位置で奪ってもパスコースを読まれている。

13分、G大阪先制。橋本がポストプレーで落とし、山崎が拾って橋本にスイッチ。横に流したボールをルーカスが右足を振り切ってのミドル。GK西村を破ってゴール。1-0。

ルーカスに対してプレスがかからなかった。受けすぎてプレスがかからないままに自由にシュートを撃たれてしまった。

16分、G大阪。橋本のCKからこぼれたところを拾った山崎が思いきってミドル。サイドネットを叩くが外れる。

体が動く内にリードをしてしまおうというG大阪の積極性が見える。名古屋は感覚がありすぎてサッカーができていない。

22分、G大阪追加点。橋本のショートコーナーから遠藤が戻して橋本のクロス。ファーで中澤がヘッドで叩いてゴール。2-0。

名古屋のチャンスからルーカス、播戸で作ったカウンターのかたち。そこから奪ったCKで名古屋を突き放した。

33分、名古屋。山崎へのファールで増川にイエローカード。

増川は天皇杯で2枚目。セミファイナルがあってもサスペンションで出場できない。

名古屋は少しずつ運動量が増えてパス回しがよくなってきた。

34分、G大阪。播戸のインターセプトから前線の橋本へのパス。ビッグチャンスに橋本がシュートを撃ってGK西村が止めるが、ボールはころころとゴールマウスへ。ギリギリで増川がCKにクリア。

守備ラインを簡単に破られることが多い。プレスに行ってそのギャップを突かれるとか。中盤がプレスに行くべきだが、中村直志はイエローをもらっている。

アディショナルタイムは2分。

46分、名古屋。小川の高い位置でのインターセプトから玉田に流してのシュート。わずかにクロスバーの上を越える。

玉田にしては珍しいシュートミス。枠に飛んでいればゴールという状況だけに試合勘がないというのは痛い。利き足じゃない右足だからだったからか。インサイドで流しこむだけでよさそうだったようにも見える。

ショッツオンゴールはG大阪5、名古屋1、ショッツワイドはG大阪4、名古屋3。

45分、名古屋。竹内に代えて杉本を投入。

小川がライトバックの位置に。杉本が右サイドに。

後半。G大阪のキックオフ。

48分、G大阪。ゴール正面左からのFK。ルーカスが直接狙うが壁。橋本がリフレクトを叩くがこれも壁。

遠藤は狙わなかった。疲れはあるのかもしれない。

50分、名古屋。吉田にイエローカード。

今日の吉田さんは画面上でファールに見えるプレーでもG大阪のプレーは流し、名古屋は確実に取っているように見える。応援しているチームだからそう見えるのかもしれないが、明神が小川を引き倒してもファールにはならなかった。

54分、名古屋。玉田のインターセプトから左サイドの阿部に振ってのアーリークロス。ファーでマギヌンがヘッドをあわせるが枠の上。

ヨンセンがデコイで跳んだ裏でマギヌンのヘッド。しかし、枠をとらえられず。

58分、G大阪。ルーカスのインターセプトから前線の播戸へのパス。オフサイドラインを破って抜けた播戸がシュートを撃つがGK西村がセーブ。

G大阪に決定的な3点目というシーンだったが西村が足でセーブ。

59分、名古屋。吉村に代えて山口を投入。

山口がライトバックに。小川はセントラルMFに。

65分、名古屋。中村直志から右サイドの杉本へ。杉本が切り返しで安田をかわし、クロス。マギヌンがシュートを撃つが中澤がブロック。

クロスがマギヌンに入ってビッグチャンスだったが、中澤がコースに入ってブロック。

68分、名古屋。玉田に代えて巻を投入。

玉田はほとんど仕事ができず。名古屋はツインタワーで2列目が拾うかたちを作るか。

69分、名古屋。山口のカットから左サイドの杉本へのサイドチェンジ。杉本のクロスをヨンセンが落とすが巻は詰めきれず。

G大阪のDFがブロックに入ってシュートを撃たせず。

71分、名古屋追撃。最終ラインの吉田からのロングフィード。スピードで抜けだした杉本が左足でGK藤ヶ谷を抜いてゴール。2-1。

杉本のスピードでG大阪の最終ラインをぬいて左足を振り抜いてゴール。

73分、名古屋。杉本の粘りから中村直志がエリア内へ。ヨンセンがトラップして振り向きざまのシュートを撃つがGK藤ヶ谷がセーブ。

ヨンセンのやわらかいトラップからのシュート。GK藤ヶ谷がビッグセーブで防ぐ。

74分、名古屋。右サイドの山口からのアーリークロス。ヨンセンが落として杉本のシュートだったがGK藤ヶ谷がセーブ。

ヨンセンが落としてダイレクトで杉本が狙うがGK藤ヶ谷がCKに逃れる。

76分、名古屋。中村直志から右サイドのマギヌンへ。マギヌンがエリア内に突っかけて左足でシュートを撃つがGK藤ヶ谷がこれもセーブ。

マギヌンのシュートはゴール左隅を狙った精度の高いものだったが、GK藤ヶ谷のセーブは神がかっている。

79分、名古屋。播戸と小競り合いを起こしたマギヌンにイエローカード。

マギヌンは播戸を倒して、いらいらをぶつけてしまった。もらわなくていいイエローではあったけれども。

G大阪の運動量はかなり落ちてきた。名古屋の猛攻で気持ちが引くなら名古屋はチャンス。

81分、G大阪。小川をファールで止めた播戸にイエローカード。

名古屋はバイタルエリアでもらったファールは久しぶり。

82分、G大阪。播戸に代えて武井を投入。

播戸は最終ラインまで下がっての守備でG大阪のプレスに貢献。

86分、G大阪。橋本のキープから山崎、ルーカスとつないでDFラインを破ったがルーカスのシュートは大きく右に外れる。

ゴール前の細かいパスからルーカスのビッグチャンス。力が入ったか、シュートはゴール右に。

アディショナルタイムは3分。

最後は名古屋の猛攻も実らず。2-1のままタイムアップ。

名古屋は入り方を間違えた印象。前半勝負をかけてきたG大阪に対して、受けてたってしまった。前半を0-0なら後半落ちるというセルフジャッジをしたのかもしれないが、プレスをかけ続ければ前半途中でG大阪は足が止まったかもしれない。

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