2008年11月15日土曜日

犬飼発言からの処罰は認められず!! 規定にないものは処分できず!!

大山鳴動して鼠一匹とはこのことか。日本サッカー協会の犬飼会長が名指しで最強メンバー規定に違反していると、天皇杯4回戦でメンバーを落として敗れた大分千葉への処分は「罰則規定がない」という法治国家として当たり前の理由で行われないこととなった。ただの会長ご乱心でひとり暴走したかたちとなった。

主力抜き大分処分なし、千葉批判は間違い(日刊スポーツ)

大分と千葉への「処分」はなかった。日本協会は14日、東京・文京区のJFAハウスで理事会を開催。天皇杯4回戦で主力を欠いて敗れたとされる大分と千葉に対する処分を下すはずだったが「規定がない」(田嶋専務理事)という理由で犬飼基昭会長(66)の「厳罰を下す」という発言は撤回されることになった。


これは当然の話。会長の感情論だけで規則にないペナルティが課せられるなら日本サッカー協会は独裁国家ということになる。田嶋専務理事らによって一応民主主義が働いていることは証明されたかたちとなった。

犬飼会長は、大分と千葉を問題視し、10日の常務理事会後には「県予選1回戦から出場という処分も考えられる」と厳しい表情で話していた。天皇杯に罰則規定がないために処分は断念したが、Jリーグの優勝、残留争いと時期が重なる現状には意見が噴出。結局、天皇杯実施委員会とJリーグ将来構想委員会で大会の抜本的な改革を検討していくという結論に達した。


15日の天皇杯5回戦は日本代表の試合とも重なっており、今日ドーハへ出発した日本代表に選手を招集されたクラブは主力抜きで戦わなければならない。さらにJリーグの優勝、残留争いの最中にいるクラブは主力を休ませたいという事情もあり、若手を育てたいということもある。そのことについて理解ある意見が出たことは会長がおかしくても昨日するという現実があるということなのだろう。川淵時代のワンマンよりはましなのか。

処分がなかった上に、この日は千葉への批判が間違いだったことも分かった。犬飼会長は「データがそろっていない段階で、千葉と大分という話がきた」と弁明し、Jリーグが定めるベストメンバー規定(天皇杯は対象外)を照らし合わせると磐田と仙台も違反していると指摘。はからずも、情報の集約のお粗末さを露呈することとなった。


これはありえない話。結局は目についただけの情報で大分と千葉を責めたことになる。弁明よりも大分と千葉に全面謝罪するべきだろう。間違っていないと言い訳する理由もないのだ。特に大分は溝畑宏社長が電話で謝罪までしている。無罪であれば、力で従わせたと言われても仕方がない。

J1:天皇杯主力温存問題でチェアマンが注意(毎日新聞)

会議後、大分の溝畑宏球団社長は「試合内容は申し訳なかった」と、犬飼会長に3日前に電話で謝罪していたことを明らかにした。


謝罪までさせておいて、みずからの非は認めないというのは傲慢でしかない。

日本サッカー協会は11月14日の理事会の議事録に天皇杯についての犬飼発言について触れてもいない。

平成20年度 第8回理事会 協議事項 (2008.11.14)(日本サッカー協会)

1 懲罰の件
2 レフェリーカレッジ2009(6期生)入学生選考の件
3 公認S級コーチ養成講習会 受講資格変更の件
4 「早寝早起き朝ごはん」国民運動 協力の件
5 プレジデンツ・ミッション(PHQ) 関連事項の件


平成20年度 第8回理事会 報告事項 (2008.11.14)(日本サッカー協会)

1 FIFAクラブワールドカップの件 関連資料No.1
2 AFCプロリーグプロジェクトの件
3 FIFA理事会 報告の件
4 大会役員・審判員 国際試合派遣の件
5 日本サッカーミュージアムの件
6 名義使用申請の件
7 JFAロングパイル人工芝ピッチ公認(更新)の件
8 日本サッカー協会認定選手エージェント 新規認定者の件
9 競技会開催申請・名義使用申請の件
10 海外遠征申請の件
11 平成20 年度公認指導者養成講習会受講者の件
12 JFA・J リーグ特別指定選手制度の件
13 日本代表 キリンチャレンジカップの件
14 2010FIFAワールドカップアジア最終予選の件
15 U-19(FIFA U-20 ワールドカップ2009)日本代表候補 トレーニングキャンプの件
16 U-16(FIFA U-17 ワールドカップ2009)日本代表
AFC U-16 選手権ウズベキスタン2008 直前キャンプの件
17 U-16(FIFA U-17 ワールドカップ2009)日本代表
AFC U-16 選手権ウズベキスタン2008 の件
18 U-20 日本女子代表(FIFA U-20 女子ワールドカップ2008 チリ)海外遠征の件
19 U-17 日本女子代表 事前合宿・U-17 女子ワールドカップ2008 の件
20 北京オリンピックテクニカルレポートの件
21 その他


協議事項の懲罰のところは天皇杯の犬飼発言とはまったく違った議題。

あれだけ高く拳を振りあげておいて、あれは間違いでしたということも認められないのでは大人とは言えない。謝らなければならないことをしたという自覚を持ってほしいものだ。

2 件のコメント:

yoshi さんのコメント...

今のところ、謝ってませんねー。
面子でしょうか、プライドでしょうか。

現実的には、大分、千葉はこれを貸しにしておけば、
何かの役に立つのかもしれませんが、
しかし、外野から見ているとどうにも釈然としません。

ただ、田嶋さんの反対で流れるあたりは
川淵時代よりはマシかなー、と思ったりもします。
川淵時代も制裁までは出来なかったと思いますが、
いいところ、ウヤムヤくらいだったはずなので、
こうやって反対意見が言える空気は決して悪いモノじゃないのかもしれませんね。

kiri220 さんのコメント...

>yoshiさん

面子かもしれませんね。
謝罪をすると天皇杯の最強メンバー規定作りにも影響があるでしょうし。
ナビスコカップの新規定作りで鬼武チェアマンともぶつかっていますし。

たしかに川淵さんの時代は振りあげたままの拳を振りおろさないまでもうやむやにしてしまう雰囲気はありましたね。
選挙のことは報道されるまで、誰にもわからなかったわけですから。
反対意見が出たということがすぐに報道されるのはいいことでしょうね。

ただ、大分の社長に謝罪までさせて、黙ったままというのは納得がいかないですね。