2008年11月13日木曜日

闘莉王、中村憲剛強行出場へ!! 寺田、高木のコンビでは駄目なのか?

Friendly Match Kirin Challenge Cup 2008 Japan vs. Syria @ Home's Stadium Kobe 13th November 2008

怪我人続出の日本代表。こういうときに、天皇杯の日程と重ねてまで無理矢理作ったフレンドリーマッチだというのに岡田は新しい選手を試すこともなく、闘莉王と中村憲剛を強行出場させるようだ。

闘莉王&憲剛、シリア戦強行出場へ(日刊スポーツ)

前日11日の練習を途中で切り上げたDF闘莉王(27=浦和)とMF中村憲剛(28=川崎F)が、シリア戦に出場できる見込みとなった。闘莉王は打撲した右ひざに痛みがあり、検査を受けたところ水がたまっていたが「痛いけど大丈夫」と話した。古傷の右足首をひねった中村憲も「痛みはプレーできる程度。よかった」。岡田監督も「2人は全然問題ない」と起用をほのめかしていた。


CBは闘莉王も怪我をしている。中澤、闘莉王のコンビがふたりとも使えない場面もある。日本人CBの層はそれほど薄くはなく、足りないのは国際経験だけ。AFC Champions Leagueで優勝したG大阪の中澤聡太と山口のコンビなど試すべき人材も多いはず(彼らは今回招集はできないが)。今回も寺田と追加招集された高木がいる。彼らふたりのコンビを試すことはフレンドリーマッチでも許されないのか。

レジスタにしてもそう。フレンドリーマッチがあること、怪我人が多いことで25人の招集となったが、遠藤がAFC Champions Leagueで不在となると代役がもう中村憲剛しかいない。こんなことで大丈夫なのかという気がする。

中村憲剛にしても、アジア最終予選になり、遠藤、中村俊輔、長谷部、松井大輔が合流すると出番がなくなってしまう。捻挫くらいの怪我なら出るというだろう。

若い選手を試すという意味で谷口(川崎)、細貝(浦和)らを試すことは出来なかったのか。あるいは阿部にレジスタを任せるという意思はないのか。

この怪我人続出という事態に乗っかったのがテレビ朝日

最終予選カタール戦まであと6日!守備の要・中澤、守護神・楢崎が戦線離脱!さらにエース中村俊輔も負傷。最終予選アウェーのドーハ決戦直前、絶体絶命のピンチを迎えた日本。闘莉王、大久保らが試練の一戦に挑む!


楢崎と中澤が怪我で出られないのは事実、中村俊輔の負傷というのも事実だが、日本代表は限られたスカッドではない。日本人であれば、Jリーグや海外クラブから自由に招集することができる(もちろん本人が辞退することも自由)。彼ら3人が出られないというだけで絶体絶命となるチームはどうなのか。まるで破産寸前でぎりぎりの人数でやっている極貧クラブのようではないか。

テレビ朝日は「絶対に負けられない戦い」など選手を追い込むキャッチコピーを作るのは得意で、絶体絶命というネガティブな言葉で煽るのもその流れだろうが、実はシリア戦は勝っても負けてもかまわないフレンドリーマッチだ。もっとポジティブなコピーを使えなかったのだろうか。

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