2008年11月11日火曜日

日本サッカー協会への公開質問状

日本サッカー協会

〒113-8311
東京都文京区サッカー通り(本郷3丁目10番15号)JFAハウス
電話 03-3830-2004(代表) FAX 03-3830-2005



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うちのブログは表向きには国盗りカウンターβ版を載せているが、裏ではGoogle推奨の解析カウンターを積んでいる。裏のカウンターは当然管理人であるぼくしか見ることができない。

詳細は言えないが、どこの都市からアクセスしているかくらいは簡単にわかるようになっている。

そして、日本サッカー協会がある文京区からはアクセスがかならずある。

だからといって、日本サッカー協会からアクセスがあるとは言えないが(そこまでは解析では出てこない)、可能性はある。このブログはランキングにも参加していないし、読みに来るとしたらブックマークするか、リンクを辿ってくるか、意識的に探さなければならない。Googleのブログはランダムに飛んできましたということにはならない。

と解析カウンターの話はそこまでにして。

日本サッカー協会の犬飼基昭会長にいくつか質問したいことがある。今話題になっていることが中心なので、回答はニュースというかたちになることは十分にわかっている(この質問を読むにせよ、読まないにせよ、自動的に回答が出るという意味で)。それでも、聞かずにいられないことが3つ。

1.天皇杯でメンバーを落として戦い敗れた大分千葉に制裁を科すという報道があったが、いかなる法的根拠によるものか。

天皇杯主力温存の大分、千葉に処分検討(日刊スポーツ)

日本サッカー協会の犬飼基昭会長は10日、天皇杯全日本選手権4回戦(5日)で主力選手を温存して敗退したJ1大分、千葉に対し、処分を検討する方針を示した。14日の理事会で議論される。

大分は優勝した1日のナビスコ杯決勝から10人、千葉も直近のリーグ戦から7人を入れ替えた。公式試合にベストメンバーで臨むことを定めるJリーグの「最強メンバー規定」は天皇杯には適用されないが、犬飼会長は「規則があるかどうかの話ではない」と厳しい立場で臨む姿勢を示した。処分案として来年の大会出場権や、J1クラブに与えられるシード権のはく奪などを挙げた。


日本は法治国家で、すべてのペナルティは規則に基づいて課せられるものだ。

不敬罪、姦通罪は現在の法律では罰則規定がなく、天皇機関説を読んでいても、不倫をしても法的な刑罰を受けることはない(報道などにより社会的な地位を失うことはある)。世界のサッカーでも何の法的根拠もなくペナルティを課せられたということは近代になってからはないはずだ。電話の盗聴という違法な捜査により発覚したCalciopoliも裁判所で裁かれた。

今回、犬飼会長は天皇杯に「最強メンバー規定」は適用されないにも関わらず、「規則があるかどうかの話ではない」と法的根拠もなく、大分と千葉にペナルティを課そうとしている。このペナルティが課せられたことを不服として大分、千葉が裁判所に処分取り消しを求めて訴訟を起こせば、ほぼ確実に処分取り消しになるはずなのだが、それでも強行する理由は何か。

ルールを守らないという建前すら当てはまらない。ルールそのものがないのだから。それでもペナルティを課すということは、ジャイアンの論理と同じことになる。のび太の癖に生意気だという理由でぶん殴られるほうはたまらない。

それに犬飼会長の出身母体である浦和は昨シーズンにメンバーを落として、愛媛に完敗している。

浦和がJ2愛媛に完敗/天皇杯(日刊スポーツ)

主力メンバー数選手がピッチにいなかった。J連覇をかけた来月1日の横浜FC戦を控え、エースのワシントン、司令塔のポンテ、守護神の都築らを温存。阿部も先発から外れたが、守備陣には闘莉王、坪井、鈴木ら日本代表勢がそろっていた。後半27分からは鈴木に代わって阿部も途中出場。1年間、オシムジャパンの守備を支えた4選手がJ2の攻撃陣に崩された。永井、岡野、山岸ら元代表を含めて代表経験者8人が、J2下位チームになすすべがなかった。

今季の浦和は日本勢初のアジア・チャンピオンズリーグ(ACL)制覇を達成したが、その代償はリーグ終盤になって悪影響を及ぼしている。主力選手に疲労がたまり、負傷者が続出してきた。故障を抱える平川、小野、田中達はベンチにも入れなかった。1失点後に反撃に出ようとしたが、中2日で迎える横浜FC戦を考えれば延長戦も避けたかった。闘莉王は「ACLもあったし(愛媛FCとは)試合数が違う。延長で疲れるのも心配だし、中途半端になるとこうなる。でもJ2に負けは許されない。つらいっすね」と苦渋の表情を浮かべた。


大分、千葉にペナルティを課すなら浦和にもペナルティを課さなければ不公平ということになる。そのことはどう考えているのか。今シーズンから会長職だから、以前のことは関係ないと突っぱねるつもりだろうか。

2.秋春シーズン制を急ぐ理由はなにか。雪国の状況をしっかりと考えているのか。

J秋春制移行へ「札幌ドームは人工芝OK」(スポーツニッポン)

日本サッカー協会の北海道地域訪問会議が9日、札幌市内のホテルで開かれ、同協会の犬飼基昭会長(66)は自らが提唱する2010年からのJリーグの秋春シーズン制への移行問題に関し、降雪地対策として人工芝のピッチを認めることや練習場に屋根を設置する際に金銭的援助をする私案を示した。

この日の会議でも、犬飼会長は「サッカーはもともとが冬のスポーツ。興行価値を高めるためには寒い時季に試合をするのが一番」と、欧州同様の秋春制への変更を強調した。この背景には春開幕、年内閉幕の現行日程が日本代表の活動の障害になっていることがある。近年はオフの1、2月にW杯予選などアジアの国際試合が増加。リーグ戦で疲弊したまま、試合に臨む現状があった。


Jリーグ開幕のときを思い出す。ナイターの試合はちょっと風が吹くだけで、スタジアムは恐ろしいほど寒かった。関東でも冬は寒い。一部のサポーターが裸で応援しているから大丈夫というわけではない。

ヨーロッパでも降雪量が多いスカンジナビアはシーズン春秋制を取っている。シーズン秋春制の北限はスコティッシュプレミアくらいか。スコットランドも死ぬほど寒いが、日本サッカー協会は視察をきちんと行っているのだろうか。中村俊輔は寒さが辛いということをコメントしていたのだが。

その中、犬飼会長は「札幌ドームで人工芝の使用を認めればいい」と、ピッチは天然芝でなければならないと定めている現行のJリーグ規約を変更する発言。続いて「練習場に屋根をつければいい。(財源として)totoの助成金を優先的に回すことも検討している」と話した。その上で、犬飼会長は秋春制にした場合に7、8月に涼しい道内で合宿を行うJチームが増加し、経済効果が見込めるとした。さらには2010年からの導入についても「そう言わないと取り組みが具体的にならないからであって、時期にこだわりはない」と柔軟な姿勢も示した。

北海道サッカー協会の出口明副会長(66)は「合宿はメリットと考えていない。サポーターが満足するのがメリット」と慎重論を展開。その一方で「人工芝も進化しているし、前向きなとらえ方をしていきたい」と話した。


人工芝の使用を認めるというのは解決になるだろうか。サッカーをするというだけなら、融雪施設を作るだけでも出来る可能性はある。

しかし、雪が降るとサポーターがスタジアムに来られないという事態が発生する。

東京で10センチの積雪があると、とたんに公共交通網は麻痺してしまう。電車が動かなければ駐車場のキャパに限界があるスタジアムに行くのは難しい。前売りでチケットを買っていたけれども、降雪のためにスタジアムまで行けなかったサポーターに試合は無観客でも開催されたから払い戻しはしないとなると気持ちが離れていかないか。

それに日本はまだスコットランドのように感覚がなくなるような寒さの中でもサッカーを見に行くという宗教的なものには成長していない。

スタジアムまで行くのが大変、見ている間も寒くてたまらない、帰るのも大変。それなら炬燵でみかんを食べながらテレビでという人を連れ出すことも考えるべきではないか。

シーズンをヨーロッパにあわせることは基本的には賛成の立場ではある。しかし、現実的に冬には見に行けないというサポーターがいる。地元密着を謳うJリーグが積雪が少ない地域で開催するというのも理念に反することだろう。

8月開催として12月中旬にいったんウインターブレイク。降雪時期は雪国地方のクラブはアウェイになるように日程調整。2月下旬から再開して6月上旬には閉幕。実質8カ月で日程をどこまで詰め込めるか。

実際に行うとしたらという現地説明会をきちんと開いて、サポーターと意見交換をするべきだと思うがどうだろうか。

3.日本サッカー協会はオシム路線継続ということで岡田武史氏を日本代表監督に招聘したが、彼が脱オシム宣言をしたことに対する責任はどうなっているのか。

オシム監督の後任、岡田氏に要請(日刊スポーツ)

日本協会はこの日、田嶋専務理事、小野技術委員長が会見。同委員長は「(後任には)何人かの名前が挙がったが『岡田さんしかいないだろう』ということで、元監督に託すことにしました」と、岡田氏と正式交渉すると発表した。

当初、後任の候補には浦和オジェック監督らも挙げられていたが、最終的に岡田氏に絞り込まれた。小野委員長は、その理由について(1)オシム監督が築いてきた土台の上に新しい色、個性を積み上げられる(2)強烈なリーダーシップ、求心力を持っている(3)(来年)2月6日(の予選まで)与えられた時間が少ない中でコミュニケーション能力がある、の3点を挙げた。


田嶋専務理事、小野技術委員長はオシム路線を継続することを前提として岡田氏しかいないと判断して交渉を開始している。しかし、岡田氏は3次予選でバーレーンに敗れた直後に脱オシム宣言をして、公約は破られた。

だが、その責任をとった人間は誰ひとりとしていない。川淵会長は名誉会長として残り、田嶋専務理事も小野技術委員長もそのままだ。

日本サッカー協会は一度口にしたことを簡単に破ってもペナルティを課せられないのか。最強メンバー規定のルール内になくてもメンバーを落とした大分、千葉にペナルティを課そうとする強気の姿勢は、なぜファンへの公約を破った身内へと発揮されないのか。

以上、3点。きっちりと明らかにしてもらいたい。

4 件のコメント:

isabelle さんのコメント...

はじめまして。
いつもは読ませて頂くだけなのですが、今回私の愛するジェフ千葉の話題でしたので書き込みをさせて頂きます。
今回の犬飼会長の失言には非常に憤りを感じています。今回のメンバー編成はベストメンバー規定には抵触しておらず、かつサポとしては非常に魅力的なメンバー構成でした。
平日夜だった為、日本平に応援に行くことが出来ませんでしたが、あのメンバー表を見た時はジェフサポ誰しもが見たいと思うような
またこういう組合せも出来るんだ、という新鮮さもありました。
ベンチ入りしていても、なかなか今のジェフの状況では試合に出ることが少ない若手、怪我から復帰した選手、私はこういうカップ戦で彼らのプレーを見られることは非常に嬉しいです。
今回の犬飼失言は日頃努力しているプロの選手達、監督、クラブ、サポーター、ファンを侮辱する行為です。
このような会長を生み出してしまう自分の国が非常に恥ずかしいです。

Soccer-kyo さんのコメント...

ベストメンバーの話はもういい加減にしてくれという話ですね。浦和は選手層が厚いから普段は控えの選手を使っても、ベストメンバーという考えに適合するんでしょうかねぇ。

カップ戦だからこそ、挑戦的で野心的な大抜擢や選手起用のある布陣というのは、そのクラブの大ファンであればあるほどとても魅力的なものだと思います。それだけに、トップのこういう発言はわかってないんだなぁといった感じで。

そして、秋春制について。

北国生まれ育ちの人間として、課題は大きいと思っています。ただ、欧州にあわせるのは賛成ですが。それにしても、寒ければ家を出るのすら億劫になるのに、その寒い時期に試合は出来るといって、ただ行うだけではとてもじゃないですが観客は減少するでしょうね。熱狂的なファンのみが支えるものでもないと思うんですが。

kiri220 さんのコメント...

>isabelleさん

はじめまして。いつも読んでいただきありがとうございます。
拙いサイトですが、贔屓にしてくださいませ。

犬飼会長の発言は一時的な感情にまかせての失言かと思っていたのですが、どうにも収まらず本気で考えているのかということでこのエントリーを書きました。

日本サッカー協会にも電話で質問をしたのですが、上に伝えますというだけの返事で現場も混乱はしているようです。

天皇杯のゲームは見ていないのですが、ぼくも地元にJ2のチームがあり、ユベントスのプリマヴェーラの情報もカタコトのイタリア語で集めていますから、若手や普段出られない選手がピッチで活躍するという姿はファンとしてワクワクする気持ちはよくわかります。

今回は残念ながら敗れてしまいましたが、新しい組み合わせで動きがよくなり、リーグ戦にフィードバックできることもあると思いますし、それがチームの底上げ、Jリーグのレベルアップにつながると思うのですが。
犬飼さんはそのあたりがわかっていらっしゃらないようです。

実際にこの質問状の3番目は企画書を作ってあちこちのマスコミにインタビュー掲載を申し込んだのですが(ぼくはフリーランスのライターです)、日本サッカー協会と喧嘩をしたくないということで知り合いは断ってきました。

サッカー協会の会長がサッカーの現場を知らず、メディアがファンの声を取りあげないとなると、こうやって地道に書いていくしかないのですよね。

そのことは非常に残念です。
犬飼会長はいうだけではなく、大分、千葉のサポーターと話し合ってほしいと思っています。

このところよくなってきた千葉の残留を心からお祈りしております。

kiri220 さんのコメント...

>soccer-kyoさん

浦和はこのベストメンバーにこだわったために自滅して昨シーズンのタイトルをとれなかったということもわかっていないのかもしれません。

日本の中で一番のビッグクラブを基準にされても困りますよね。
他のクラブはそれほど余裕がなくて、育成の現場は経験をどうやって積ませるかを考えているというのに。

カップ戦で若い選手が出てきて、溌剌とプレーするのを見るとワクワクしますよね。
ヨーロッパを普段見ているとリーグ戦とヨーロッパ中心で、たまにみるカーリングカップやF.A.カップ、コパ・デル・レイで知らない若手が出てくると新鮮な気持ちになるのと同じです。
ユーベはコッパ・イタリアの放送がないのでネットTVでしか見られないのですが。。。

秋春制は全部が駄目というわけではなくて、雪国について大方のサポーターが満足する案が出来ればいいとは思うのですよね。

寒い中出ていってそれでサッカーを見て得することがあればいいし、楽しかったと思えればいいのですが。
現実には通勤ラッシュを体験するくらい辛そうで、それはサポーターに強いてはならないと思うのですよ。

だから、時間を区切らず、徹底的に話し合って今のままでいいというのならそれでもいいとは思っています。