2008年11月2日日曜日

ラ・シニョーラ、アレの芸術的なプニツィオーネとマルキオンニのレッテでローマを一蹴!!

Serie A Matchday 10 Juventus 2-0 Roma @ Olimpico di Torino
Juventus:Del Piero 38 Marchionni 48



ユベントスはビアンコネーロのファーストジャージ。システムは4-4-2。

Juventus (Serie A Matchday 10)
Del PieroAmauri
NedvedMarchionni
TiagoSissoko
MolinaroGrygera
ChielliniLegrottaglie
 Manninger 


ローマはジャッロロッソのファーストジャージ。システムは4-2-3-1。

Roma (Serie A Matchday 10)
 Baptista 
 Perrotta 
VucinicTaddei
PizarroDe Rossi
RiisePanucci
JuanMexes
 Doni 


プリマ・テンポ。ユベントスのキックオフ。

まずはユーベのゆったりとしたボール回しから。サイドに振ってのアタックを試みるがローマの守備が比較的ひいていて前線にはスペースがない。

ネドベドのクロス、デルピエロのスルーパスにはわずかにアマウリが届かずで、得点の匂いはあるのだけどまだちょっと遠い。
ピントは徐々にあっているようだけれども。

6分、ローマ。故意のハンドでピサーロにカルテリーノ・ジャッロ。

チアゴのティーロに対してのハンド。手を頭の上に挙げて明らかに故意に止めていた。

7分、ユーベ。ゴール正面左からのプニツィオーネ。デルピエロが直接狙うが壁にぶつけてしまう。

デルピエロのティーロはそのまま壁へ。壁の間を抜くつもりだったか。

12分、ローマ。スローインからバチスタ、タッデイのコンビで右サイドを抜けだしクロス。ユーベがなんとかヴチニッチの前でカット。

危険なプレーだった。直前でカットしなければヴチニッチにフリーで決められるところ。ローマの攻勢が強くなっていく。

14分、ローマ。ネドベドへのファールでパヌッチにカルテリーノ・ジャッロ。

危険なプレー。ローマの当たりが徐々にきつくなっていく。

19分、ローマ。右サイドのパヌッチからのアーリークロスにジュリオ・バチスタが飛びこみティーロ。ユーベはポストに助けられ、何とかアンゴロにクリア。

何でもないはずのパヌッチの前線へのフィードにジュリオ・バチスタが反応。GKマニンガーも反応できないティーロが。ポストが味方でなんとかクリア。

このところずっとローマの攻勢が続く。ユーベは効果的なパスをつなげず、攻撃も単発。

ユーベは少しパスの精度が落ちてきたか。受け手となったシソコのミスも多いし。上手くつながって決定機に近いかたちを作ることもできるのだけど。

32分、ユーベ。左サイドエリア角付近からのプニツィオーネ。デルピエロがゴール前に上げたボールにキエッリーニがどんぴしゃりでヘッドを叩きつけたもののGKドニの正面。こぼれ球を拾い直して作り直したが最後のキエッリーニのティーロは枠の上。

ユーベは初めてゴールを割る寸前までいったプレー。GKドニを褒めるべきか。地面に叩きつけるヘッドによく反応した。

ユーベの攻勢が戻ってきた。パスはつながり、ゴール前のチャンスも増えていく。

37分、ユーベ先制。ゴール正面左からのプニツィオーネ。デルピエロが右足で美しい軌道のティーロを左隅に突き刺してレッテ。GKドニも届かず。1-0。

ようやくローマゴールに突き刺した。本当に美しい軌道で精一杯ジャンプしたドニの右手もまったく届かない位置に突き刺した。

39分、ユーベ。左サイドのモリナーロに振ってのクロスにデルピエロが左足で会わせるが、わずかにゴール左に外れる。

これも決定機。GKドニも反応していたがダイレクトプレーで枠にいっていたらわからなかった。

ユーベはかさに掛かって攻めたいところだが、ローマの守備陣もスペースがありそうできっちり固めている。

44分、ユーベ。カウンター。チアゴのボール奪取からシソコ、マルキオンニ、グリゲラと右サイドに振って、グリゲラが深くえぐってのクロス。アマウリがデ・ロッシと絡んで倒れるが笛はなし。

デ・ロッシが相当に興奮していてレフェリーに慰められていたが、怒りは収まらない感じ。

アディショナルタイムはほどんどなく、プリマ・テンポ終了。1-0とユーベリードで折り返し。

ボールポゼッションはユーベ49.9%、ローマ50.1%、ショッツオンゴールはユーベ2、ローマ0、ショッツワイドはユーベ6、ローマ3。

45分、ローマ。タッデイに代えてメネズを投入。

セコンド・テンポ。ローマのキックオフ。

46分、ユーベ。デルピエロから右サイドのグリゲラに振ってのクロス。アマウリがバイシクルであわせるがGKドニがスーパーセーブ。

シンプルに右サイドに振ってのクロス。アマウリのアクロバティックなティーロによくドニが反応した。

47分、ユーベ追加点。ネドベドからのパスを受けたデルピエロがドリブルで仕掛けながら右サイドから飛びこんできたマルキオンニに放し、マルキオンニがワンタッチでDFをかわすと飛び出してきたGKドニを右足で軽く浮かしてレッテ。2-0。

アマウリのティーロからの作り直し。ネドベドからのボールを受けたデルピエロがアマウリをデコイに使ってマルキオンニに放してのティーロでゴールに突き刺した。

ユーベの攻勢はさらに続く。左サイドのモリナーロのボール奪取が効き、そこから効果的なクロスが入る。前線にはアマウリだけでも彼がきっちり仕事をしてくれる。右サイドへのサイドチェンジも多く、ローマは対応するのに精一杯。

さらにこぼれ球も拾う確率が高くなり、ローマは最終ラインにデ・ロッシが入っているかたちが多くなっている。

57分、ローマ。ピサーロから右サイドのブチニッチに振ってのクロス。ニアでペッロッタがあわせるがジャストミートはできず。デ・ロッシが追うがタッチを割る。

ピサーロのパスで一瞬にしてヴチニッチのサイドが空いたが、クロスに上手くあわず。ユーベはピンチを脱する。

57分、ローマ。パヌッチに代えてシシーニョを投入。

ローマは早くも2枚目の交代。カピターノのマークはパヌッチからデ・ロッシへ。

ローマは前線にロングボールを放り込んでという単調な攻撃。プリマ・テンポはジュリオ・バチスタがキープできていたが今は跳ね返される。

ユーベは効果的なサイドアタックでローマゴールを脅かすがローマも体を張って守り続ける。

ローマはヴチニッチをトップにジュリオ・バチスタを2列目にした模様。あるいは頻繁にポジションチェンジをしているか。

67分、ユーベ。ネドベドのボール奪取からデルピエロがドリブリング。前線のアマウリに渡して反転してのティーロ。GKドニが右手1本で弾き出す。

アマウリの強烈なティーロをよくセーブ。GKドニは神がかっているが、それでも雨霰とユーベが攻撃の手を弛めない。

69分、ローマ。ピサーロに代えてオカカを投入。

ローマは3枚目のカードも切る。ピサーロのパスを捨ててアタックに賭けるか。

73分、ユーベ。アマウリに代えてヤクインタを投入。

ユーベの1枚目のカードはヤクインタ。アマウリは出来がよかったがことごとくGKドニに阻まれた。相性の問題かもしれない。それか、デルピエロは積極的に守備をするけれどもアマウリはそのあたりが足りないか。

ローマはかなりバランスを崩しているので、スペースはかなりある。シシーニョが上がりっぱなしに近い状態なので右サイドは常にカバーが入っている状態。

76分、ユーベ。グリゲラに代えてメルベリを投入。

グリゲラは右サイドの守備だけじゃなく、攻撃参加もあり、最終局面でのティーロもありで大活躍。交代後に左足の太ももの裏を気にしていたのは心配だが。

ユーベは徐々にゲームをクローズさせつつある。残り10分、守りだけでは厳しいのだけれども、ローマの攻撃が前線へのロングボールという単調なものなので対応はやりやすい。

80分、ユーベ。ネドベドに代えてデ・チェリエを投入。

2点のリードがあり、ミッドウィークにあるチャンピオンズリーグアウェイのレアル・マドリー戦に選手を休ませることもできる。アウェイでも勝ち点は獲りたいからね。勝ち抜けが決まるチャンスなのだし。

ローマの今季の低迷は根が深い。昨シーズンまでの魅力的なムービングサッカーは見られなく、前線に放り込むだけ。前線ではことごとく跳ね返されるか、フォリジョーコの網にかかるか。パスをつないで前線にあててキープして2列目以降がゴール前に殺到というかたちは見られない。

やはりトッティがいない関係なのか。

アディショナルタイムは3分。

ユーベは完全にゲームをクローズさせるべくゆったりとしたパス回し。ローマは焦りがあるが、効果的なボールを前線に供給できず。

ゲームはこのままタイムアップ。2-0でユーベの勝利。これで暫定5位までジャンプアップ。

ボールポゼッションはユーベ49.1%、ローマ50.9%、ショッツオンゴールはユーベ6、ローマ0、ショッツワイドはユーベ11、ローマ6。

0 件のコメント: