2008年11月30日日曜日

ラ・シニョーラ、4ゴールでレッジーナを粉砕!! アレはユーベでの250ゴールを達成!!

Serie A Matchday 14 Juventus 4-0 Reggina @ Olimpico di Torino
Juventus:Camoranesi 28,Amauri 44, Chiellini 62,Del Piero 74(r)

ユベントスはビアンコネーロのファーストジャージ。システムは4-4-2。

Juventus (Serie A Matchday 14)
Del PieroAmauri
NedvedCamoranesi
MarchisioSissoko
MolinaroGrygera
ChielliniLegrottaglie
 Manninger 




レッジーナはアマラントのファーストジャージ。システムは4-4-1-1。

Reggina (Serie A Matchday 14)
BrienzaCozza
BarillàAlvarez
BarretoCarmona
CostaCirillo
SantosValdez
 Campagnolo 


オリンピコは霧雨が降っている。雪に変わるかもしれないね。デルピエロの250ゴールがかかっているゲーム。もちろん、アレはスタメン。

プリマ・テンポ。レッジーナのキックオフ。

序盤はボールが落ち着かない。雨でピッチがスリッピーになっているからなのか。それともレッジーナが守備的に来ているからか。

4分のモリナーロのクロスにファーで競ったカモラネージがバリッラと激突して変な着地。肩を痛めたようにみえたけれども。ピッチの外で治療中。ようやく怪我から復帰してきたのに。

カモラネージは治療の後でピッチに戻ってきた。

ユーベはミスパスが多く、中盤でレッジーナの守備網によく引っかかっている。精度の問題なのか、それとも技術の問題なのかはわからないけれども。

雨はさらに強くなり、ロシアの極寒より辛そう。

さっきから準備をしていたマルキオンニを投入の準備。カモラネージの具合はそれほど悪いのか。

15分、ユーベ。左サイドからのネドベドのクロスがこぼれたところをシソコが奪い、デルピエロとのウーノ、ドゥーエでティーロ。ゴール右に外れる。

ネドベドが左サイドで粘ってクロス。こぼれたところを奪って、一気にゴールに迫るが枠には飛ばず。

17分、ユーベ。カモラネージのアンゴロ。キエッリーニがフリーでヘッドを合わせるがコースを狙いすぎてゴール右に外れる。

カモラネージは大丈夫のようだ。ボードまで用意されていたが、元気にプレーしている。彼のアンゴロからキエッリーニが決定機を迎えたがヘッドはあまりにもコースを狙いすぎて右に外れた。

23分、ユーベ。審判への異議でカモラネージにカルテリーノ・ジャッロ。

レッジーナの選手がカモラネージの体重が乗ったところを外しただけに見えたけれども。今日のレフェリーはユーベにかなり厳しい。ゴール前で後ろからタックルが入った場面でもリゴーレをとらなかったし。

24分、レッジーナ。デルピエロの突破を体で止めたバルデスにカルテリーノ・ジャッロ。

この場面もシソコがこぼれ球を拾ってチャンスだった。流してくれれば決定機だったのに。

25分、ユーベ。ゴール正面左遠目からのプニツィオーネ。デルピエロが直接狙うがGKカンパニョーロがセーブ。

ビッグチャンスが遠いプニツィオーネに。それでも枠ギリギリに落としてくるところは素晴らしい。

27分、ユーベ先制。左サイドエリア角付近でスローインを受けたデルピエロがボールキープ。ヒールで流したボールをネドベドがクロス。カモラネージが右足で合わせてレッテ。GKカンパニョーロはネドベドに釣られていて、無人のゴールだった。1-0。

デルピエロのボールキープからのヒールに反応したネドベドがいた時点で勝負あり。クロスはカモラネージに入れてくださいと丁寧に差し出された。カモラネージは無人のゴールに入れるだけという素晴らしい流れ。

32分、レッジーナ。右サイドからバリッラのプニツィオーネ。ゴール前に放り込んできたクロスにサントスが合わせるがクロスバーに嫌われる。

ユーベは肝を冷やした場面。バリッラがGKマニンガーが反応できないところに入れてきて、ゴール前になだれ込まれた。

雨はかなり大粒になってきた。白いものも見えるから雪かも。イタリア語の実況はずっとゲームのことばかりだけど。

40分、ユーベ。アマウリからデルピエロへのパスのこぼれをカモラネージが拾ってクロス。ファーからフリーで飛びこんだネドベドがティーロ。GKカンパニョーロがビッグセーブ。

完全に1点ものの決定機。ネドベドのティーロはカンパニョーロがすごい反応で止めた。コースが甘かったと言えば甘いのだろうけれども。

43分、ユーベ追加点。右サイド高い位置でデルピエロがキープ。グリゲラ、カモラネージと戻してのクロスがこぼれたところ、アマウリが倒れこみながらも右足で押し込みレッテ。2-0。

デルピエロの粘りからグリゲラ、カモラネージと右サイドから攻略。アマウリのポジショニングも完璧で上手く流しこんだ。

アディショナルタイムは1分。

45分、レッジーナ。審判への異議でコッツァにカルテリーノ・ジャッロ。

コッツァが熱くなるのは相変わらず。

デルピエロがプニツィオーネを外したところでプリマ・テンポ終了。2-0とユーベリードで折り返し。

本当に雪になっていたようだけれども大丈夫なのだろうか。

45分、ユーベ。カモラネージに代えてマルキオンニを投入。

やっぱり負傷の影響かなあ。あれはリプレイでみてもリゴーレになってもおかしくないボールにいかないチャージだったからなあ。カルテリーノ・ジャッロの影響かも。それとも負傷明けで雪の中のプレーはキツイと感じたのかもしれない。

セコンド・テンポ。ユベントスのキックオフ。

完全に雪。ピッチも白くなってきた。

50分、レッジーナ。アルバレスに代えてコッラーディを投入。

54分、レッジーナ。右サイドからボールを持ちあがったコッラーディからのクロス。コッツァがバイシクルで狙うがGKマニンガーがキャッチ。

コッラーディに完全に右サイドを破られてのクロス。コッツァのティーロには力がなく助かった。

ユーベはジョビンコが準備中。

57分、レッジーナ。カルモーナに代えてトニョッツィを投入。

60分、レッジーナ。デルピエロの突破を止めたサントスにカルテリーノ・ジャッロ。

これもユーベにアドバンテージがあったのにファールで止められてしまった。流れが読めないレフェリーというか。

61分、ユーベ追加点。ゴール正面右からのプニツィオーネ。マルキオンニがゴール前に放り込んだボールにファーから飛びこんだキエッリーニが頭で合わせてレッテ。3-0。

結果的にはプニツィオーネで正解。マルキオンニのボールはキエッリーニにどんぴしゃり。GKカンパニョーロを破ってのレッテで突き放した。

雪は完全に本降りに。画面も真っ白になってきた。

一瞬の隙を突いてレッジーナがゴールを決めたのだが、また笛が鳴っていないというこでノーゴールに。レッジーナは猛抗議をしたが認められず。

69分、レッジーナ。ゴール正面右からのプニツィオーネ。ブリエンツァが狙うが枠の上。

GKマニンガーが壁の指示をしている間に放り込んだティーロのことで揉めていたのだが、結局認められず。やり直しは枠に飛ばなかった。

69分、ユーベ。マルキジオに代えてジョビンコを投入。

ネドベドが中央でジョビンコが左サイドかな。

72分、レッジーナ。ネドベドとのウーノ、ドゥーエで抜けだしたジョビンコをチリッロが倒してリゴーレ。

ジョビンコの速さにチリッロがついていけなかった。

73分、ユーベ追加点。リゴーレ。デルピエロが右足で思いきって左隅に蹴り込んでレッテ。4-0。

デルピエロのユーベ250ゴールはリゴーレから。思いきってゴールに蹴り込んだ。カンピオナートでは173ゴール目。

75分、ユーベ。アマウリに代えてヤクインタを投入。

アマウリも今日は1ゴール。気持ちよく代われるのでは。

雪でボールが止まるひどい状態で、ユーベはゲームをクローズさせようとしている。

81分、レッジーナ。コッツァに代えてディ・ジェンナーロを投入。

アシスタントレフェリーがタッチラインを走っているところはわかるけれどもあとは真っ白でセンターサークルもわからない状態。リゴーレの範囲もわかりにくい。黄色のT90 Omni Hi-Visすら雪に隠れて見える。蛍光塗料のボールを入れたほうがいいのでは。

アディショナルタイムはなくタイムアップ。4-0でユベントスの勝利。暫定で2位タイまでジャンプアップした。



今日は4回のゴールで4度Hermes House BandのI will surviveが流れた。オリジナルはGloria Gaynorだけど、たぶん、Hermes House Bandのアレンジだと思う。

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フランス代表やトルシエ時代の日本代表がよく歌っていたものだね。

2008年11月29日土曜日

犬飼会長、朝令暮改という言葉をご存知ですか?

天皇杯4回戦でメンバーを大幅に入れ替えて敗退した大分千葉に対し、「ルールに書いていないのは当たり前だから」という理屈で処分を下そうとした日本サッカー協会の犬飼会長。しかし、11月14日の理事会で田嶋専務理事から「規定がない」という理由で処分は撤回されていたのだが。天皇杯に関するベストメンバー規定を作るという段階になってみずからの発言を全面否定する言葉が本人の口から飛び出した。

ベストメンバー規定に反対 サッカー天皇杯で犬飼会長(共同通信)

日本サッカー協会の犬飼基昭会長は28日、来年度から天皇杯全日本選手権の出場チームにベストメンバーでの参加を義務付ける規定をつくることについて「個人的には反対。各クラブの良識でやってほしい」と否定的な見解を示した。

天皇杯をめぐっては、リーグ戦を重視したJリーグ1部(J1)の大分などが主力を温存して敗れたことを犬飼会長が問題視。これを発端に、同協会の天皇杯実施委員会は来年度からベストメンバー規定を設ける方針を固めていたが、会長の発言で方針に大きな影響が出そうだ。


犬飼発言はこれまでの方向から180度転換したものと言っていい。磐田のオフト監督は残留のためにJリーグを優先するとして、天皇杯G大阪戦で10人を入れ替えて戦った。

磐田 天皇杯で先発10人入れ替え(スポーツニッポン)

J1残留争いが続く磐田のオフト監督は「ジュビロを代表してくれる選手をしっかり選び、選手は限界までプレーした。もちろん勝ちたかったが、J1残留を優先しなければならない」と説明し、さらに「この日程を決めたのはわれわれではない」と過密な試合日程にも不満を漏らした。


オフト監督の言い分は十分に理解できる。天皇杯で勝っても残留できなければ意味がない。そういうシステムにJリーグはなっている。

犬飼会長また磐田叩き…でも「規定は反対」(スポーツニッポン)

26日の天皇杯5回戦で先発を10人入れ替えた磐田に対し、日本協会の犬飼会長が再び怒りをあらわにした。「残留争いで選手を休ませたいというのは分かる」と理解を示した上で「あれでベストメンバーだとかバカなことを言うな。こういうふうにやらざるを得ないとクラブのトップが言えばいい」と吐き捨てた。


このことについても犬飼会長は噛みついていた。同じ記事でベストメンバー規定には反対ということを言っているのだが、まったく説得力はない。何を起こっているのかすら不明だ。

ピッチに送り出す選手については監督に全責任がある。クラブのトップが選手の出場にまで口を出すクラブがどうなったか、ヨーロッパではいくらでも例があるから調べてみるといいと思う。

強豪チームがぼろぼろになっていく。ほとんどの場合そういう流れで降格争いをしている。

Jリーグは100年構想を掲げている。にも関わらず、日本サッカー協会主催の大会だからといってトップが口を出してばかりいると天皇杯辞退ということにもなりかねない。


そんななかで出された犬飼会長の天皇杯ベストメンバー規定への反対表明。これは朝令暮改といわれても仕方がない。

2008年11月28日金曜日

デルピエロがメッシを押さえてチャンピオンズリーグナンバー1プレーヤーレースを独走中!!

La Gazzetta dello SportMARCAが共同で行っているUEFA Champions Leagueのナンバー1プレーヤーを選ぶ投票でデルピエロメッシに大差をつけている。

Messi si avvicina a Del Piero
Ma Ale resta il "numero 1"
(La Gazzetta dello Sport)

GUIDA SEMPRE ALE - Ecco la nuova classifica al termine della quinta giornata:
1. Del Piero 196.133
2. Messi 93.927
3. Aguero 50.549
4. Van Nistelrooy 38.631
5. Llorente 31.650
6. Gerrard 28.502
7. Bojan Krkic 27.493
8. Gago 24.947
9. Benzema 22.296
10. Ibrahimovic 17.495


この投票サイトを探しているのだが、ロゴしか見つかっていない。イタリア語とスペイン語の語学力に問題があるというのは間違いないけれども。投票サイトは不明。

読者はクリックで投票できると書いてあるからどこかにあるのだろうけれども。

登録していないと駄目なのかもしれない。

アレが受賞なら嬉しいことだけどね。彼は最近思いきってプレーできているしね。

欧州サッカーを沸かす“挑戦者”ユベントス (1/2)
ホンマヨシカの「セリエA・未来派宣言」
(スポーツナビ)

ユベントスは挑戦者の気持ちを持って強くなったとホンマヨシカ氏は書いている。

たしかにスカッドの質ではセリエAのトップクラスではない。怪我人も多いが、それを戦術とひたむきさで補っている。アレはレギュラーが保証され、カピターノとしてチームを引っ張っているのが大きい。

ちなみにメッシは日本語のブログがある。

Lionel Andres Messi Official Blog

メッシがメッセージを送って、日本語に訳して載せているのだろうか。不思議だ。

2008年11月27日木曜日

UEFA Champions League Group stage Matchday 5 26th November 2008

UEFA Champions League Group stage Matchday 5

Group A

Bordeaux 1-1 Chelsea @ Stade Chaban-Delmas - Bordeaux - France
Bordeaux:Diarra 83
Chelsea:Anelka 60

Diarra keeps Bordeaux in contention(uefa.com)

CFR Cluj 1-3 Roma @ CFR - Cluj-Napoca - Romania
CFR Cluj:Y. Koné 30
Roma:Brighi 11,64,Totti 23

Brighi double puts Roma in command(uefa.com)

Group B

Internazionale 0-1 Panathinaikos @ Stadio Giuseppe Meazza - Milan - Italy
Panathinaikos:José Sarriegi 69

Inter progress despite Panathinaikos loss(uefa.com)

Anorthosis 2-2 Bremen @ GSP - Nicosia - Cyprus
Anorthosis:Nikolaou 62,Sávio 68
Bremen:Diego 72(pen),Hugo Almeida 87

Almeida brings Anorthosis back to earth(uefa.com)

Group C

FC Shakhtar Donetsk 5-0 Basel @ RSC Olympiyskiy Stadium - Donetsk - Ukraine
FC Shakhtar Donetsk:Jadson 32,65,72,Willian 50,Seleznov 75

Jadson treble seals Shakhtar consolation(uefa.com)

Sporting 2-5 Barcelona @ José Alvalade - Lisbon - Portugal
Sporting:Miguel Veloso 65,Liedson 66
Barcelona:Henry 14,Piqué 17,Messi 49,Marco Caneira(o.g.) 67,Krkić 73(pen)

Breathtaking Barça continue goal glut(uefa.com)

Group D

Atlético 2-1 PSV @ Vicente Calderón - Madrid - Spain
Atlético:Simão 14,Maxi Rodríguez 28
PSV:Koevermans 47

Atlético ease through to last 16(uefa.com)

Liverpool 1-0 Marseille @ Anfield - Liverpool - England
Liverpool:Gerrard 23

Gerrard delivers knockout blow to OM(uefa.com)

Group Aは混戦。ローマ、チェルシー、ボルドーにノックアウトラウンド進出のチャンスがある。ローマは最終節にボルドーと、チェルシーはクルージュと対戦。クルージュはグループ最下位が決定したため、ホームで戦うチェルシーは勝ち点3でノックアウトラウンド進出を決める可能性が高い。しかし、チェルシーがドローだとボルドー勝利でチェルシーはUEFA CUPに回ることになる。ローマはドロー以上で確定。ホームの利が活かせれば不調を吹き払うきっかけになるかも。

Group Bはインテルが敗れたもののアノルソシスとブレーメンが引き分けたため2位以上が確定、ノックアウトラウンドになんとか進んだ。Derby D'Italiaのときにも怖さは感じなかったが、インテルの問題は思ったよりもひどいのかもしれない。パナシナイコスは最終節ホームにアノルソシスを迎え撃ち、ドロー以上なら勝ち抜けが決まる。ブレーメンは1勝もないままだが、最終節のインテル戦に勝てばUEFA CUPの望みがある。

Group Cはバルセロナとスポルティングが前節でノックアウトラウンド進出決定。あとはUEFA CUP争いだったのだけど、シャフタールが圧勝で決めた。歯車が噛み合ってきたバルセロナとは当たりたくないところ。

Group Dはほぼ無風のままでリバプールとアトレティコ・マドリーがノックアウトラウンドへ。マルセイユとPSVは勝てばまだチャンスがあったのだが、2強2弱の構図は変わらなかった。

これでノックアウトラウンドの椅子が13まで埋まった。残りはあと3つ。ローマ、チェルシー、ボルドーでふたつ、パナシナイコスとアノルソシスでひとつ。どのチームがチケットを手にするのだろうね。

2008年11月26日水曜日

UEFA Champions League Group stage Matchday 5 25th November 2008

UEFA Champions League Group stage Matchday 5

Group E

Villarreal 0-0 Man. United @ El Madrigal - Villarreal - Spain

Villarreal resist Ronaldo onslaught(uefa.com)

AaB 2-1 Celtic @ Aalborg - Aalborg - Denmark
AaB:Caca 73,G. Caldwell(o.g.) 87
Celtic:Robson 53

AaB beat Celtic to UEFA Cup bonus(uefa.com)

Group F

Bayern 3-0 Steaua @ Fußball Arena München - Munich - Germany
Bayern:Klose 57,71,Toni 61

Brilliant Bayern breeze into last 16(uefa.com)

Fiorentina 1-2 Lyon @ Artemio Franchi - Florence - Italy
Fiorentina:Gilardino 45
Lyon:Makoun 15,Benzema 27

Benzema leads Lyon onwards(uefa.com)

Group G

Fenerbahçe 1-2 Porto @ Sükrü Saraçoglu - Istanbul - Turkey
Fenerbahçe:Kazım Kazım 63
Porto:Lisandro 19,28

Porto through as frustrated Fenerbahçe fall(uefa.com)

Arsenal 1-0 Dynamo Kyiv @ Arsenal Stadium - London - England
Arsenal:Bendtner 87

Bendtner redeems Arsenal at the death(uefa.com)

Group H

Zenit 0-0 Juventus @ Petrovsky - St Petrovsky - Russia

Juve stand firm to snuff out Zenit(uefa.com)

BATE 0-1 Real Madrid @ Dinamo - Minsk - Belarus
Real Madrid:Raúl 7

Raúl strike seals Madrid's progress(uefa.com)

ゲームを見たのはGroup Hの2試合だけ。ユベントスは決定機を三度も外し、ゼニトの猛攻に耐えて勝ち点1。ボリソフ戦で勝ち点1ならレアル・マドリーの結果に関係なく首位突破が決定。

レアル・マドリーはポゼッションでは上回りながらも実質の決定機はラウールのゴールの1点だけ。これを守りきって勝ち点3を奪ってノックアウトラウンド進出を決めた。

この結果ゼニトが昨シーズン、優勝カップを掲げたUEFA CUPへ。あの八百長騒動はどうなったのだろう。

Group Eはマンチェスター・ユナイテッドとビジャレアルが揃ってノックアウトラウンドへ。オールボーはセルティックを破ってUEFA CUPのチケットを手にした。

セルティックは3年連続のノックアウトラウンド進出はならず、UEFA CUPもなくなった。

Group Fはバイエルン・ミュンヘンとオリンピック・リヨンがノックアウトラウンド進出を決めた。

フィオレンティーナはどうにも勝ちきれず、ステアウア・ブカレストとの直接対決でUEFA CUPの権利を争うことに。

Group Gはアーセナルとポルトがノックアウトラウンドへ。アーセナルはドローでもアウェイゴールでひっくり返されないのだけど、uefa.comの見出しはベントナーがアーセナルを死地から救うになっていた。

ディナモ・キエフは最終節フェネルバフチェとUEFA CUPのチケットを争うことに。

こちらの組はノックアウトラウンド進出チームは8つとも決まり、あとは首位争いだけとなったね。

2008年11月25日火曜日

ラ・シニョーラ、雪のサンクトペテルブルクで貴重な勝ち点1!!

UEFA Champions League Group stage Matchday 5 Zenit 0-0 Juventus @ Petrovsky - St Petersburg

ゼニトは白一色のファーストジャージ。システムは4-3-1-2。

Zenit (UEFA Champions League Group H Matchday 5)

 Pogrebnyak 
ArshavinDanny
ZyryanovDenisov
 Tymoshchuk 
ŠírlAnyukov
LombaertsKrižanac
 Malafeev 



ユベントスは黄金、黒、黄金のセカンドジャージ。システムは4-4-2。

Juventus (UEFA Champions League Group H Matchday 5)

Del PieroIaquinta
NedvedCamoranesi
MarchisioSissoko
MolinaroGrygera
ChielliniMellberg
 Manninger 



サンクトペテルブルクは雪。陸上トラックには白い固まりがあるし、ピッチにもうっすらと白いものが。本当に寒そうで観客はみんな厚着ををしている。

プリマ・テンポ。ゼニトのキックオフ。

ラニエリはメンバーを落とす可能性を語っていたのだが、ヤクインタ、マルキジオ、メルベリがスタメンになった以外はインテル戦と同じメンバー。休ませる可能性が高いといわれていたデルピエロもスタメン。

ユーベの選手は人工芝に戸惑っているのか、それとも寒さで体が動かないのか、ゼニトが押し込む場面が目立つ。ユーベはただ跳ね返しているだけ。攻撃はヤクインタとデルピエロの前線2枚。

8分、ゼニト。ヤクインタをファールで止めたロンベルツにカルテリーノ・ジャッロ。

カモラネージのパスで抜けだしたヤクインタを引っ張って止めてしまい、カード。

9分、ユーベ。右サイドエリア角付近からのプニツィオーネ。カモラネージが放り込んだボールにメルベリがファーサイドでヘッドを合わせたが、ポストに嫌われる。

きっちりコースを狙ったヘッドだったがポスト直撃。惜しい場面だった。カモラネージのセットプレーは期待が持てる。

ユーベは寒さのため黒タイツを穿いている選手もいる。さすがにロシアは極寒だし。GKマニンガー、メルベリ、シソコ、カモラネージ、デルピエロ、ヤクインタは確認できた。

17分、ゼニト。ゴール正面右遠目からのプニツィオーネ。ポグレブニャクが思いきって狙うが枠の上。

壁の上ぎりぎりから落とそうとしたのか。直線的なティーロはそのままゴールの上に。

21分、ユーベ。左サイドでネドベド、モリナーロ、デルピエロとつないで、さらにネドベド、モリナーロのウーノ、ドゥーエからのクロス。ヤクインタが左足で合わせるがポスト直撃。さらにこぼれ球をカモラネージにつなぐがティーロは枠に飛ばず。

左サイドで流動的な動き。効果的にサイドを崩してのクロスは決定的でGKマラフェエフは反応できなかった。カモラネージのティーロはコースが空いていたのだが、あさっての方向に跳んでしまった。

ポゼッションは完全にゼニトでユーベは完全なカウンター狙い。ハーフでのプレッシングでドローでもいいという戦いかたか。決定機を二度も決め損ねているのだけど。

32分、ユーベ。モリナーロから前線のデルピエロにつなぎ、ためを作ってゴール前に放り込むとカモラネージが上がってのティーロ。ゴール右に外れる。

かたちを作ってカモラネージが飛びこんだ。ヤクインタは完全にマークされているのだが、その分カモラネージはフリーになることが多い。

34分、ユーベ。カモラネージのアンゴロ。ヤクインタが競ったこぼれ球を拾ったネドベドが角度の亡いところから狙うがブロックされてアンゴロに。

カモラネージのボールはかなり精度が高い。ヤクインタにはふたりのマークがついていて、彼は自由に跳ばせてもらえない。こぼれからのネドベドの狙いは強烈で

38分、ゼニト。ゴール正面遠目からのプニツィオーネ。ティモシチュクが右足で壁の間を通すがGKマニンガーがファインセーブ。

ティモシチュクの強烈なティーロ。GKマニンガーがよく弾いてアンゴロに。その後のアンゴロからゼニトはシルルがミドル。こぼれ球を拾ったポグレブニャクがネットをゆらすがフォリジョーコの判定でノーゴール。

42分、ユーベ。フォリジョーコの笛が鳴ったあとにティーロを撃ったヤクインタに遅延行為でカルテリーノ・ジャッロ。

完全に笛がなってプレーが止まってからのティーロ。もらわなくてもいいカードだった。

44分、ユーベ。シルルに後ろからタックルを仕掛けたカモラネージにカルテリーノ・ジャッロ。

バイタルエリアからクリアをしようとしたところでタックルが後ろから入ったかたち。

アディショナルタイムは1分。

ゼニトの攻勢のままプリマ・テンポは終了。0-0で折り返し。

ボールポゼッションはゼニト64%、ユーベ36%、ショッツオンゴールはゼニト3、ユーベ3、ショッツワイドはゼニト1、ユーベ3、ブロックされたシュートはゼニト2、ユーベ2。

ゼニトのサポーターはライオンがシマウマを殴っている大きなフラッグを掲げたが、ユーベは牛だからね。あんまり痛くない。

セコンド・テンポ。ユベントスのキックオフ。

46分、ユーベ。右サイドでカモラネージのパスに抜けだしたグリゲラが深くえぐってのクロス。デルピエロのティーロはGKマラフェエフがセーブ。リフレクトをシソコらが次々と叩き、最後はネドベドが狙うがGKマラフェエフがセーブ。

ユーベの波状攻撃。ゼニトはブロックするしかなく。雨霰とティーロを撃ったがゼニトのゴールを割ることはできず。

49分、ゼニト。アルシャフィンのドリブルから左サイドのダニーに離してのティーロ。GKマニンガーが左手1本でセーブしてアンゴロに。

コースがぽっかり空いたところを狙われた。GKマニンガーのスーパーセーブ。

ユーベはプリマ・テンポからミスパスが多い。パスの成功率はゼニトがかなり高い数字を示しているのに対し、ユーベは60%前後。無理なパスも多い。

52分、ユーベ。左サイドエリア角付近からのプニツィオーネ。デルピエロが直接狙うがGKマラフェエフががっちりキャッチ。

このあたりから慣れてきたのかユーベが攻勢に出ている。

フォリジョーコのラインを破って抜けだしたヤクインタからデルピエロへのラストパス。ゼニトの選手がクリアしたように見えたがゴールキックの判定。

ペースはゼニトに戻り、ポゼッションは完全にゼニト。ユーベはパスカットからカウンターを狙うが難易度の低いパスをつなぐゼニトからはボールをなかなか奪えない。最終ラインでは上手く奪うのだけど。そこからゴールは遠い。

65分、ゼニト。モリナーロのミスパスをカットしてのカウンター。アルシャフィンが右サイドをドリブルで駆け上がり、3対2のかたちを作るが、アルシャフィンの折り返しをダニーがブロックにあって決めきれず。

ユーベの戻りは速かった。ダニーにボールが渡ったときにはダニーの前に壁ができていた。モリナーロのミスパスは前がかりになっていただけに頂けない。

66分、ゼニト。ゴール前でボールを受けたポグレブニャクが左に流れながらティーロ。カーブを描いて枠へと向かうボールはポストに嫌われる。

ポグレブニャクがドリブルで横に流れながら左足のティーロ。GKマニンガーが届かない絶妙の位置だったがポストに阻まれる。

69分、ゼニト。アルシャフィンに代えてファイズリンを投入。

ティーロは撃たないけれどもチャンスメイクに走りまわっていたアルシャフィンを下げてファイズリンを投入。

75分、ゼニト。ボールを奪ったネドベドを後ろからつかんだティモシチュクにカルテリーノ・ジャッロ。

76分、ユーベ。ゴール正面左からのプニツィオーネ。デルピエロが直接狙うがGKマラフェエフががっちりキャッチ。

デルピエロのティーロも寒さからか、人工芝が原因か威力がない。

77分、ユーベ。デルピエロに代えてジョビンコを投入。

デルピエロは輝きを見せたが決定機に決められなかった。グリゲラのクロスはフリーだったのだし、突き刺さなくては。

81分、ゼニト。右サイドでボールを受けたシルルからのクロス。ニアで受けたダニーが流しこもうとするがボールはGKマニンガーの指の先をかすめるようにゴール右に外れていく。

ダニーのティーロが外れる場面も何度も見た。ユーベも決定機を外しているが、ダニーが決めていればユーベは攻めざるを得なかった。

83分、ユーベ。カモラネージに代えてマルキオンニ。

カモラネージはよく頑張っていた。これならフルで動けるのではないか。守備にも貢献していたし。フォアチェックもかけていた。

84分、ゼニト。スローインからのボールをシルルがクロス。そのままゴールに向かうがGKマニンガーがセーブしてアンゴロに。

マニンガーの活躍が目立つ。彼のおかげで3点くらい助かっている。

86分、ユーベ。ヤクインタに代えてアマウリを投入。

ヤクインタは縦への動きがよかった。前線でよくボールをキープしたが、決定力だけが足りなかった。

アディショナルタイムは3分。

92分、ユーベ。故意のハンドでシソコにカルテリーノ・ジャッロ。

あと1枚でサスペンションなのに。わざともらってクリアした可能性もあるのだが。

ゲームはこのままタイムアップ。0-0のゴールレス。

ボールポゼッションはゼニト67%、ユーベ33%、ショッツオンゴールはゼニト6、ユーベ7、ショッツワイドはゼニト3、ユーベ5、ブロックされたシュートはゼニト6、ユーベ4。

ユーベは勝ち点を11まで伸ばし、最終節ホームのボリソフ戦で勝ち点1を奪えばグループ1位抜けが確定することになった。

ラ・シニョーラ、グループリーグ1位抜けをかけて

UEFA Champions League Group stage Matchday 5 Zenit vs. Juventus @ Petrovsky - St Petersburg

Attentato a San Pietroburgo
nel giorno di Zenit-Juve
(La Gazzetta dello Sport)

ユベントスの行くところにいきなりの暗雲。今朝San Pietroburgo駅の近くで車の爆発事故があり3人が亡くなったという。

不幸な事件は偶然なのか、それとも運命の輪に取り込まれて起こっているものか。

ブックメイカーではゼニトが圧倒的に有利な中で、ユベントスはこのゲームを戦うのだが。

日本時間の午前2時15分からの放送。

黙祷とともに戦うゲームはユーベにとってやりにくいことは間違いないだろう。勝てば1位確定なのだけど。

2008年11月24日月曜日

犬飼会長またも暴言!! 全否定は批判を浴びて当たり前のこと

日本サッカー協会の犬飼会長による「素人」発言が波紋を投げかけている。本当のところ、どちらも素人だと思うのだが、マスコミは例によって大本営発表で無責任な垂れ流し。マスコミも意見を言って初めて議論が発生すると思うのだが。

犬飼会長、猛口撃 秋春制に反対クラブ社長は「素人」(スポーツ報知)

犬飼会長の舌鋒(ぽう)は、いつもに増して鋭かった。この日、埼玉県議12人に講演を行うため、さいたま市内のレッズランドを訪れた協会トップは、持論の「Jリーグ秋―春制シーズン移行」を強く主張した。

「(日本代表)岡田監督、(日本代表前監督)オシムさんとも話したが、サッカー関係者は、みんながシーズン移行をした方がいいと考えている。寒いから観客が来ないと考えるのはサッカーの素人。その素人が社長をしているクラブもあるから困る。暑い中より寒い中でプレーした方がサッカーの質は上がるから、工夫をすれば観客を呼び込むことはできる」

10年シーズンからの移行を目標としている犬飼会長に対し、Jリーグ・鬼武健二チェアマン(69)は否定的。しかし、犬飼会長は「10年が無理というなら11年、11年が無理というなら12年を目標にすべき」と不退転の決意を明かした。


シーズンはヨーロッパに合わせたほうがいい。その意図はわかる。国際大会はヨーロッパのシーズン終了後に行われるし、インターナショナルAマッチデイにもあわせやすい。移籍もスムースになり、チーム作りも移籍から始められる。

しかし、積雪の問題で秋春シーズンが難しいと考えるクラブがあることも事実。積雪があれば融雪施設がないスタジアムではサッカーは出来ないし、練習も難しい。選手が怪我をする怖れもあるし、それに観客の足に影響する。そのことを主張すると「素人」と切って捨てるのは某巨大掲示板で匿名発言をする人間たちと変わらない。犬飼発言は実名だが、日本サッカー協会に抗議をしても取り次いではもらえないのだから。

彼と会って話をしようとしてもネガティブな取材は断られる。それでは独裁者と変わらないのではないか。

秋春シーズンにするということにしてもビジョンははっきりしない。わかっているのはシーズンを変更するということ、積雪地帯は人工芝の導入も認めるということくらいだ。

ヨーロッパに合わせるというのなら、移籍マーケットも夏、冬の2回に限定すること。ボスマンルールの完全導入。カップ戦の整備。ウインターブレイクなどの議論。などなど話し合うことはたくさんあるだろう。そのことは一言も出ていない。その意見が出てこず、相手ばかりを素人呼ばわりするというのは、とんだ知ったかぶりというものだ。

ご自分が一番サッカーに詳しいと思っているのだろうか。

一方のJリーグは、あくまで慎重だ。J1の10クラブ、J2の5クラブの代表者が集結する「プロジェクトチーム」の初会合が12月2日に行われる。札幌、新潟、山形、仙台と、特に寒さと降雪の問題を抱える4クラブも出席する。減少することが予想される観客動員、練習場などについて議論する。

鬼武チェアマンは、J2山形の本拠地で、20日に約20センチの積雪があった写真7枚が送られてきたことを明かした。「現状をお教えします、ということだった」と説明。冬季の試合開催に支障があることをあらためて訴えた。両トップは28日に会談を行う予定。日本サッカー界の将来を左右する“直接対決”の結果が注目される。


Jリーグの鬼武チェアマンは犬飼発言に対して慎重な態度をとっている。ナビスコカップのU-23大会への以降について、若手中心の大会だからと反論している。

ナビスコ杯を五輪方式に?=会長とチェアマン、海を越え舌戦-サッカー(時事通信)

犬飼会長は離日前の17日、Jリーグナビスコカップを男子五輪と同様に原則23歳以下の選手で行うとする私案を明らかにした。これを受けた鬼武チェアマンは18日、「五輪方式にする気は毛頭ない」と反論。自らの改革案を否定された犬飼会長は同日、「いろいろと改善して、日本のサッカーを世界と戦えるようにしようとしている」と持論を曲げなかった。

同会長は、北京五輪で3戦全敗に終わった男子の反町康治監督が「若手の実戦経験の少なさ」を敗因の一つに挙げたことを理由に、年齢制限の必要性を訴えている。しかし鬼武チェアマンは「ナビスコ杯はもともと、若い選手にチャンスのある大会。(日本協会から)とやかく言われる必要はない」と強い口調だ。


もともと、若い選手にチャンスのある大会なら若手を起用したチームに最強メンバー規定に違反したといってペナルティを課す必要がないと思うのだが、それは別の問題なのだろうか。

犬飼会長も鬼武チェアマンも最強メンバーという文言にはかなりこだわるのに、この場面で最強メンバーのことは抜け落ちているように見える。まるで反対のために反対して墓穴を掘っているというようなものだ。

その鬼武チェアマンはシーズン秋春制に向けて違う意見を持っているようだが、現実には検討プロジェクトチームが発足し、報告を上げるかたちになっている。結論が出る前にあれこれ言うのはふたりとも議論というものがわかっていないということになる。

「サッカーの素人」札幌・矢萩社長が犬飼会長を批判(スポーツ報知)

「寒いから観客が来ないと考えるのはサッカーの素人。素人が社長をしているクラブもあるから困る」21日の協会トップの発言を受け、札幌・矢萩竹美社長(58)は「わたしは素人です。素人を怒らせると怖いですよ。(素人である)サポーターの怒りも買うことになる」と皮肉交じりに反論した。

さらに「検討プロジェクトチームが発足したのだから犬飼さんや鬼武(チェアマン)さんは話し合いを見守る立場。自分の意見を押し通すのはどうかと思う」と努めて冷静に続けた。

リーグ最北クラブである札幌は、当初から練習場確保や芝の問題から移行は難しいとの立場をとっている。12月2日に初会合が開かれるJ15クラブの実行委員によるプロジェクトチームでも春秋制続行を訴える予定だ。


札幌の矢萩社長の言うことももっとも。トップダウンだけではそのトップが間違ったときに、どうするのかという問題が起こる。修正ができないのなら、独裁国家と変わらない。皇帝批判ができない帝国と同じことだ。

今でも日本サッカー協会の風通しはそれほどよいとは言えないのだが、もっとサポーターと話し合う余地があってもいいのではないか。

大本営発表か理事しか会えないというのではれば、イエスマンだけで固めているということになる。

指導者ライセンスを持てば会議に出席できるのかもしれないが、反対意見をいうとライセンスを停止するというのなら本末転倒ではあるし。

その点、素人は失うものはなにもない。正論を言ってスタジアム出入り禁止に出来るわけもない。川淵会長解任デモを起こしたファンには何のおとがめもなかったはず。

日本のサッカーは過渡期にあることは間違いない。百家争鳴を期待したいが、そういう状況になるかどうか。

2008年11月23日日曜日

ラ・シニョーラ、一瞬の隙を突かれてDerby d'Italiaを落とす

Serie A Matchday 13 Internazionale Milano 1-0 Juventus @ Stadio Giuseppe Meazza
Internazionale Milano:Muntari 72

インテルはネッラズーロのファーストジャージ。システムは4-3-1-2。

Internazionale Minan (Serie A Matchday 13)
AdrianoIbrahimovic
 Stankovic 
MuntariZanetti
 Cambiasso 
MaxwellMaicon
SamuelMaterazzi
 Julio Cesar 


ユベントスはビアンコネーロのファーストジャージ。システムは4-4-2。

Juventus (Serie A Matchday 13)
Del PieroAmauri
NedvedMarchionni
SissokoTiago
MolinaroGrygera
ChielliniLegrottaglie
 Manninger 


プリマ・テンポ。ユベントスのキックオフ。

ユーベはいきなりキエッリーニのハンドがあったけれども故意ではないということで見逃してもらう。ラッキーといえばラッキー。

このハンドの場面が繰り返し流れている。疑惑のシーンということだね。

しかし、ユーベはチアゴがスタンコビッチと絡んで負傷。

3分、ユーベ。チアゴに代えてマルキジオを投入。

結局、チアゴは負傷退場。マルキジオが久々に登場。

今度はデルピエロがマテラッツィに後ろからチャージされて倒れている。今日のインテルはかなり激しい。

ユーベは高いディフェンスラインを保ち、フォリジョーコをとってイブラヒモビッチ、アドリアーノの2トップの抜け出しを押さえる作戦か。今のところポゼッションはユーベでインテルは前線へのフィードが多い。

11分、インテル。マクスウェルのロングフィードにスタンコビッチが抜け出すが、キエッリーニが何とかアンゴロに逃れる。

フォリジョーコのラインを完全に破られた。スタンコビッチがダイレクトで撃っていたら危険な状態だった。

インテルはデルピエロにマテラッツィがマンマークでついてユーベのチャンスメイクを潰している。身長の差がかなりあるのだが、デルピエロはフィジカルで負けていない。

完全にポゼッションはインテルに。

今度はマルキオンニがエリア内でムンタリに倒されるがリゴーレの笛はなし。

こちらも何度もリプレイ。キエッリーニのハンドといってこいかなあ。

24分、ユーベ。アマウリにカルテリーノ・ジャッロ。

カンビアッソと揉めていたようだけれども、ボールのないところでのファールかな。

26分、インテル。右サイドのプニツィオーネ。アドリアーノのボールにファーでムンタリがヘッドを合わせるがGKマニンガーがセーブ。

アドリアーノが放り込んだボールはそのままファーのムンタリのところへ。フリーでヘッドを撃たれるがコースは完全にGKマニンガーが防いでいた。

28分、ユーベ。イブラヒモビッチへのファールでレグロッターリェにカルテリーノ・ジャッロ。

執拗にイブラヒモビッチのキープに絡んで倒したことへのカード。

29分、インテル。左サイド高い位置からのプニツィオーネ。マイコンが直接狙ってくるがGKマニンガーが弾き出してアンゴロ。

マイコンが右足で強烈なティーロ。GKマニンガーが何とか弾き出す。

32分、インテル。マルキジオからレグロッターリェのミスパスをかっさらったイブラヒモビッチが抜けだし、完全にGKマニンガーと1対1になるが左足のティーロはわずかに右に外れる。

ミスパスというかレグロッターリェのトラップミスというか。バイタルエリアでのミスは失点につながる。集中力が途切れていたのか。

34分、インテル。イブラヒモビッチのポストプレーから抜けだしたアドリアーノが確度のないところから強烈に狙うがGKマニンガーのスーパーセーブ。

たしかにマニンガーが触っていたのだけれどアンゴロはなし。それにしてもイブラヒモビッチが潰れたところにアドリアーノが走り込んでいてビッグチャンスに。皇帝陛下は復活なのか。

39分、ユーベ。自陣からネドベド、シソコ、グリゲラとつないで前線のアマウリのポストプレー。マルキオンニに預けて右に開いたアマウリに戻してのクロスにマルキオンニが左足を合わせるがGKジュリオ・セーザルの正面。

素早くつないでのカウンター。アマウリとマルキオンニが逆なら決まっていたかもしれない。

43分、ユーベ。グリゲラからのフィードをアマウリが落とし、中央のネドベドに。ネドベドが戻したところにマルキジオが強烈なティーロ。GKジュリオ・セーザルが弾き出してアンゴロ。

このところアマウリのポストが上手く機能している。アマウリにボールが収まればユーベもビッグチャンスを作って相手ゴールを脅かすことができる。

アディショナルタイムは2分。

45分、インテル。イブラヒモビッチの左サイドでのキープから中に戻してのムンタリの強烈なティーロ。GKマニンガーがビッグセーブでアンゴロに。

中に飛びこんだムンタリはフリー。強烈なティーロによくマニンガーが反応した。

プリマ・テンポはここで終了。0-0で折り返し。

ボールポゼッションはインテル47.5%、ユーベ52.5%、ショッツオンゴールはインテル7、ユーベ1、ショッツワイドはインテル2、ユーベ3、ブロックされたシュートはインテル3、ユーベ1。

セコンド・テンポ。インテルのキックオフ。

発煙筒が投げこまれていてちょっとだけ中断。緑色の煙がもくもくと。

49分、インテル。デルピエロへのファールでマテラッツィにカルテリーノ・ジャッロ。

完全にアフタータックル。デルピエロは平然として立ち上がったけれども。

さっきのモリナーロのロングスローをカンビアッソがエリア内で手で処理したのではないかとリプレイ。肩に見えるからリゴーレは吹きにくい。

53分、インテル。アマウリへのファールでサムエルにカルテリーノ・ジャッロ。

もつれて倒れた感じに見えたけれども。あれでカードか。

ポゼッションはユーベに戻ってくる。インテルはロングボールで裏をとる戦術か。

63分、インテル。マイコンからのカウンター。中盤でスタンコビッチがためを作って左サイドのイブラヒモビッチへ。クロスを入れるがアドリアーノのヘッドは枠の上。

ユーベが攻めにかかってモリナーロとデルピエロのウーノ、ドゥーエを奪われてのカウンター。アドリアーノのヘッドは精度を欠いた。

64分、インテル。スタンコビッチからのパスでフォリジョーコのラインを破ったイブラヒモビッチが抜け出すがティーロはゴール左に外れる。

フォリジョーコかと思ったのだけど、旗はあがらず。今日のイブラヒモビッチは決定的なチャンスを二度外した。

69分、ユーベ。マルキオンニに代えてカモラネージを投入。

マルキオンニの出来はよかったのだけど、ゴールには結びつかなかった。カモラネージは怪我から復帰後どこかで回復しているか。

71分、インテル先制。GKジュリオ・セーザルのロングフィードをイブラヒモビッチが競ってアドリアーノが落としてイブラヒモビッチが逆サイドに。飛びこんできたムンタリが左足で押し込んでレッテ。1-0。

GKマニンガーは一歩も動けず。ムンタリはフリーでぽっかりとディフェンスに穴があいてしまった。フォリジョーコをアピールしているがリプレイではフォリジョーコではなく。

76分、ユーベ。アマウリに代えてヤクインタを投入。

ユーベはポゼッションを完全にインテルに奪われている。攻撃がうまく組み立てられず。ことごとくパスがインテルにひっかけられている。

80分、ユーベ。カモラネージのアンゴロ。デルピエロがニアでヘッドを合わせるがGKジュリオ・セーザルがビッグセーブ。

完璧に枠をとらえたヘッドだったが、ジュリオ・セーザルの反応がすごかった。あれが入らないと痛い。

82分、インテル。アドリアーノに代えてフリオ・クルスを投入。

85分、インテル。スタンコビッチに代えてブルディッソを投入。

89分、インテル。ムンタリに代えてビエラを投入。

アディショナルタイムは3分。

インテルはゴール前の接触で何でもないのに倒れてファールをもらうパターンが多い。マテラッツィはデルピエロのボールコントロールだけでバタン。そんな柔なフィジカルじゃないだろう。ビエラもあんな接触で倒れなかったのに倒れてファールをもらいにいっている。

ゲームはこのままタイムアップ。インテルが1-0で勝利。

ボールポゼッションはインテル46.8%、ユーベ53.2%、ショッツオンゴールはインテル9、ユーベ2、ショッツワイドはインテル7、ユーベ3、ブロックされたシュートはインテル4、ユーベ2。

2008年11月22日土曜日

Derby d'Italia前夜

Serie A Matchday 13 Internazionale Milano vs. Juventus @ Stadio Giuseppe Meazza

インテルの予想フォーメーション。システムは4-3-1-2。

Internazionale Milano (Serie A Matchday 13 Preview)
CruzIbrahimovic
 Stankovic 
MuntariVieira
 Cambiasso 
ZanettiMaicon
SamuelMaterazzi
 Julio Cesar 


ユベントスの予想フォーメーション。システムは4-4-2。

Juventus (Serie A Matchday 13 Preview)
Del PieroAmauri
NedvedCamoranesi
TiagoSissoko
MolinaroGrygera
ChielliniLegrottaglie
 Manninger 


Derby d'Italia。ネッラズーロかビアンコネーロか。ユーベはアウェイでも勝利をもぎとろうと牙を磨いている。

ユーベは新スタジアム建設を発表!!

ユベントスは11月20日に2011/2012シーズンから使用予定の新しいスタジアムについて発表した。

Nasce il nuovo stadio della Juventus(Juventus Official Website)



デッレ・アルピの難点であった陸上トラックをなくし、キャパは40.200。商業複合施設として建設される。
現在のオリンピコより駅からは遠くなるが、安全の面でも商業的な部分でも、より快適なサッカー観戦ができるようなに考慮されているらしい。

Ecco il nuovo stadio Juve
Guarda il video del progetto
(La Gazzetta dello Sport)



Ci saranno oltre 4.000 posteggi, 8 aree ristorazione, 24 bar, 84 sky box, 34.000 mq di aree commerciali e 30.000 mq di verde.


La Gazzetta dello Sportはユーベのシンスタジアムについて、4000台以上の駐車場、8つのレストラン、24のバー、84の空いたベビーベッド、34000平方メートルの商況施設、30000平方メートルの緑地帯があると書いている。

ユベントスのカピターノ、デルピエロはこの新しいスタジアムでプレーしたいとコメントしているのだが、彼のモチベーションをかき立てるには十分だったようだ。

2008年11月21日金曜日

Football Manager 2009は届いたものの

Football Manager 2009 made in EUが届いた。早速インストールしてプレイと思ったのだけど。

Football Manager 2009 (PC)
Football Manager 2009 (PC)
Average Review
starsNo problems at all
starsWorst release/game ever!
starsFM2009 crashes and burns!
starsShocking
starsEnjoyable, immersive, frustrating, satisying

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by G-Tools


いきなりSteamのアップデートが出来ないというトラブル。

ERROR:delete of Steam.exe failed, Win32 Error 5 "Access Denied"

""の中は文字化けしているのだけれどもこのエラーメッセージがでてアップデートが途中で止まってしまう。

いろいろ調べて、Steamのサイトでセキュリティソフトとアンチスパイウェアソフトと相性が悪いということで、一時的にファイアウォールを外し、アンチスパイウェアをスリープにしてアップデート。

この作業はSteamを一度削除してあとから何度繰り返しても出来なかったので奇跡的にアップデートできたものかもしれない。

アップデートできたのでFootball Manager 2009をインストールしてゲームを始めようとすると

Cannot run game: failed to setup graphics system

のエラーメッセージ。

これも調べて、どうやらdirectX 9が入っていないためということでダウンロードして、実行するもやはり同じメッセージ。

ビデオカードドライバの更新もかけてみたけれども、いまだに動かず。

新しいビデオカードを買わなければならないかどうかでちょっと悩んでいる。というか新しいカードを買わないと駄目らしい。

このままだとFootball Manager 2009はただのディスクに過ぎないし。

うちのパソコンの性能では出来ないことが判明。このゲームのために新しいパソコンを買うのかという話に。
パソコンショップの店員はオンラインゲームのために20万円のパソコンを作っているということだったが。月収のほとんどが消えてしまうことなど出来るものなのか。死ぬぞ、たぶん。

2008からこんなに変更してプレイできないユーザーが世界中に溢れているゲームをどうして作るかなあ。

2008年11月20日木曜日

日本代表、カタールに快勝!!

2010 FIFA World Cup South Africa Asian Qualification Round 4 Matchday 4 Qatar 0-3 Japan @ Al Sadd Club
Japan:Tatsuya Tanaka 19,Tamada 47,Tulio Tanaka 68

カタール戦後、岡田監督会見
2010FIFAワールドカップ・アジア最終予選
(スポーツナビ)

今日は(カタールが)当面のライバルということで、タフなゲームになると予想していました。まず、選手たちが臆(おく)することなく、戦う姿勢を前面に出して、チーム一丸で戦ってくれた。これが今日の一番良かったところではないかと思います。何度かチャンスを作る中でも、前半に1点しか決められず、後半の立ち上がりの時間帯で2点目が入ったのが大きくて、これでみんなも余裕を持って本来のボール回しがだいぶ出るようになりました。その前に、もう1点くらい決めないといけない場面もあったと思いますが、とにかく選手が最後まで90分間通して、ディフェンスではサンドイッチ(挟み込み)して、相手にいいボールを前線に入れさせない、そして(ボールを)前に出されたら(もう一度)サンドイッチするということを繰り返してくれました。攻撃では、パスして動くという基本的なことをやってくれたので、この勝ち点3は非常に大きかったと思います。ただ、われわれはまだ何も得たわけではない。まだまだチームの精度を上げていかないと、ワールドカップ予選では何が起こるか分からないので、最後まで戦い続けたいと思います。とにかく今日は、一丸となって戦ってくれた選手に感謝したいと思います。


守備に関してはプレッシングではなく、縦に入れさせないイタリア流のやり方にしてカタールのスピードを封じたということ。パスの精度はもちろん短いほど精度は高くなるが、岡田がとった守備の変更でカタールは中盤から自由に前線にパスを出せなくなった。最終ラインからロングフィードでスピード勝負をやられたらちょっとは違う守備を強いられたかもしれないが、カタールにはその選択ができなかった。日本は効果的な守備が構築できたということだろう。守備の点ではアジアのレベルに達しているかもしれない。ただ、プレッシングにこだわることがあるなら選手は動けなくなる可能性がある。

もともと守備的なサッカーではあったが、W杯フランス大会のドン引きサッカーよりはましにはなったということか。

(就任してからのベストゲームでは?)僕はホームのオマーン戦の方が自分の中では良かったかなと思います。今日も悪くはないんですけど。
(相手の中央での縦への変化について)ハルファンはどうしても下がるので。あいつが張ってくれていた方がウチはありがたかったんですけど、どうしても下がるというのはウチのスカウティング部隊が言っていたので、選手の頭に入っていました。
(相手のセンターバックの間をこじ開けるときの2列目の動きは)ワントップ気味にやっているときは、守備のときに相手のボランチを意識しすぎてスタート位置が低くなっていたので、今日はもっとストッパーにプレッシャーをかけるということもあったし、攻撃のときにどうしても一歩遅れるということで今日は2トップでやったんですが、今後はどうするか分からないです。
(3点取って、追いつかれそうになったバーレーン戦のことは考えたか)あまりよぎらなかったですね。ただすきは見せたくなかったので、闘莉王にはずっとそれを言い続けていました。
(俊輔を最後まで使ったのは)問題あったら使わなかった(笑)。


メディアの囲み取材。

よくわからない質問がある。このゲームを見て点をとられそうな場面はなかった。そういう危機感を監督に聞くということは記者がそういう感覚があったということか。そうなるとベストゲームという質問と矛盾する。それにベストゲームというのは監督としての仕事を全うしたときに話すことで、途中経過でいうことではない。まだ本戦切符を勝ち取ったわけでも、本戦のノルマを達したわけでもなく、なにも勝ち取っていないのだから。

カタール戦後 選手コメント (1/2)
2010FIFAワールドカップ・アジア最終予選
(スポーツナビ)

■中村俊輔(セルティック/スコットランド)

アジリティー(敏しょう性)のある選手が増えて、オシムさんがやってきたことが今、いい方向に来ていると思う。チームとして(試合の)流れが読めるようにもなってきた。次(の予選の相手)のオーストラリアは、アジア予選というよりも、ワールドカップで対戦するつもりで戦いたい。自分たちのサッカーが、どこまでできるのか。次はもっと何かが見えてくると思う。


岡田は脱オシムを宣言したが、中村俊輔はオシム流の影響が大きいとコメントしている。今はまだ中村本人に日本が抱えているブラジル流の影響があり、岡田との齟齬はまだ出来ていないが、いずれ監督と選手の意識のずれが問題になる可能性はある。

岡田の指示に対してオシムならこうだったのにと考え出して、結果が出なければバラバラになるだろう。

そこをどう引き締めていくかということは大切なこと。それが岡田にできるかどうか。

試合後、カタール代表メツ監督会見
2010FIFAワールドカップ・アジア最終予選
(スポーツナビ)

日本のように強いチームと戦う際にはミスを最小限にすべきだったが、われわれはたくさんミスをしてしまった。立ち上がりは良かったが、1点目で悪循環に陥ってしまった。モラルも下がり、体も動けなかった。後半、巻き返しを図ったが、3点目を取られてしまった。今回の試合で日本の強さを痛感した。技術もカタールより勝っていたと思う。われわれは初歩的な間違いを繰り返していたのも敗因だった。

――最初のゴールが早く決められたことによって悪循環になったというが、ほかにも敗因があったのでは?(カタール人記者)

最初のゴールが決まった時は、まだ挽回(ばんかい)できる可能性があった。だが47分に2点目を決められたのは、非常に運が悪かった。あのゴールで、身体的にも心理的にもダメージがあったからだ。また、戦略的にもすべての可能性が失われ、すべてが終わったかのように思えた。全体的には3、4回のチャンスがあったが、それを形にできなかったのは、より良い形で詰めようとしたからだと思う。結果的にチャンスをものにできなかったのは残念だ。


メツは素直に完敗を認めたが、続投なら雪辱を考えているだろう。まだ日本ホームのゲームがある。日本のやり方は変わらないが、カタールには改善の余地がたくさんある。その部分を整備してこられたときが怖い。このまま監督が更迭されれば恐怖はないが、負けたことを肥やしにして成長させる彼のような監督と戦う怖さを知っておく必要がある。

――ここまでの予選で7失点となったが、今後の目標は?(※実際には8失点)

7失点してしまったことで、2位になるのは難しくなった。現実的な目標は3位だが、これも難しい。この結果は極めて残念だが、日本が強かったことは認めなくてはならない。カタールは犯していけないミスを多く犯してしまった。この点は大いに反省しなければならない。


3位が目標というのは現時点での本音か。それともそう答えなければならない事情があるということか。

メツが指揮するといっても守備の整備は簡単ではないだろうが、これから3カ月近くある準備期間でどう修正してくるかということはきちんとスカウティングしなければならないだろう。

“ドーハ”の向こう側に (1/2)
日々是最終予選2008-09
(スポーツナビ)

あらためて、今日の快勝を導いた要因について考えてみたい。私は以下の3点に集約できると考える。

1)前線での旺盛なプレッシングと連動性

高いポジションからプレッシャーをかけて、あわよくばボールを奪い、最低でも相手の勢いを削ぐ。このチームコンセプトが、この日の試合ではこれまで以上に徹底されていたように思う。日本の前線はおしなべて小兵選手が多いため、相手に直接的な脅威を与える機会は数としては少なかったかもしれない。それでも、前線からの意欲的なプレスは、中盤以降の選手たちの負担を軽減させ、より高い位置からのビルドアップを可能にする。この押し上げに対しても、前線がスピード感あふれる動きを見せ、相手ディフェンス陣をたびたび混乱に陥れることに成功した。田中達の1点目、そして玉田の2点目は、こうした前線での旺盛なプレッシングと連動性がもたらした会心のゴールであった。

2)迷いのなかった選手交代

スコアが3-0となってからの交代が、いずれも攻撃的な選手だった理由について、岡田監督は「前線の選手のほうが運動量が多かったので、へばってきて遅れがちなタックルを受ける。動きが遅くなると、けがをする可能性があった」と説明していた。確かに、前線であれだけ走り回り、プレッシャーをかけまくっているのであれば、それだけ相手DFのタックルの餌食になりやすい。実際、玉田も田中達も、そして大久保嘉人も、この日は何度となく相手のファウルで倒されていたため、指揮官のカードの切り方に迷いはなかった。また、クローザー役として出場した岡崎慎司や佐藤寿人も、前線からのディフェンスという泥臭い仕事に徹することで、ゲームを“殺す”ことに貢献していた。それだけチームコンセプトが徹底していたということである。

3)相手FWの不調による脅威軽減

今日の試合の最大の懸念事項は、前述のとおり中澤の不在であった。代役として選ばれたのは、キャップ数4でW杯最終予選初出場となる寺田周平。だが、国際経験の少なさを差し引いても、空中戦の強さ以外にアピール要素はあまりにも少なかったと言わざるを得ない。ただ幸いなことに、最大の脅威と思われていたワントップのセバスチャンが不調(どうやらひざを故障していたらしい)。前線のテコ入れのために、後半14分には9番のアリベシルが投入されたが、すでに日本は2点のリードを奪って試合を優位に進めていたため、大勢への影響は極めて限定的であった。かくして、この試合での日本のウイークポイントは、相手のチーム事情によって辛くも覆い隠されたのである。


前線からの激しいプレッシングという意見は納得できない。プレッシングを仕掛けていたときにはカタールのペースで、フォアチェックだけに止め、中盤にボールが入った時点でサンドイッチして奪うというイタリア流の守備を徹底したことで、カタールは前線に効果的なボールを入れられなくなったのではないか。

フォアチェックにカタールが慌てたのは確かだが、あれはプレッシングの守備ではない。最終ラインで自由に持たせる分にはまだましと考えての守備だったはずだ。

その他の点については、点差があいたこともあり、間違いは起こりにくいということで賛成なのだけど。

これでグループ2位としてカタールに差をつけ、今年の予選日程を終えた。これから油断なく、問題点を習性する意識があれば、予選は突破できるのではないかという光明が見えてきた。

2008年11月19日水曜日

2010 FIFA World Cup South Africa Asian Qualification Round 4 Qatar vs. Japan 19th December 2008

2010 FIFA World Cup South Africa Asian Qualification Round 4 Matchday 4 Qatar 0-3 Japan @ Al Sadd Club
Japan:Tatsuya Tanaka 19,Tamada 47,Tulio Tanaka 68

両国国旗、フェアプレー旗に続いて両国選手の入場。日本国歌「君が代」、カタール国歌「As Salam al Amiri」の演奏。

カタールは臙脂一色のファーストジャージ。システムは4-4-2。

Qatar (2010 FIFA World Cup South Africa Asian Qualification Round 4 Matchday 4)
SebastiánKhalfan
MontesinIsmaeil
TalalSiddiq
A. M. BudawoodHamad
MajidRajab
 Saqr 


日本は白、青、白のセカンドジャージ。システムは4-2-3-1。

Japan (2010 FIFA World Cup South Africa Asian Qualification Round 4 Matchday 4)
 Tamada 
 Tatsuya Tanaka 
OkuboShunsuke Nakamura
EndoHasebe
NagatomoUchida
Tulio TanakaTerada
 Kawaguchi 


前半。日本のキックオフ。

カタールはロングボールとプレッシングを上手く使い、サイドからアタックをかけてくる。日本はそのために内田と長友があがれず、攻撃が中央に固まって効果的な攻撃が出来ていない。

3分、カタール。右サイドからのFK。シディクからのボールをマジェドがヘッドで合わせるがGK川口の正面。

完全にフリーでヘッドを撃たれた。マークがずれているのか。セバスチャンを警戒しすぎて、フリーにしたのか。

中村俊輔がボールをキープすると内田、長友の上がりが見られるのだが、中村が奪われたときが怖い。

カタールのセットプレーが2回。2回ともマジェドに合わされている。遠藤がマークについているが自由にやられている。

寺田もJリーグのレベルでやっているようにプレーしていたら、簡単に横パスをカットされている。中村俊輔が戻ったから事なきをえたものの、安易すぎるパスだった。

18分、日本先制。クリアボールを中盤で玉田がキープ。中村俊輔に戻して右サイドの内田に振り、前線へのフィード。縦に抜けだした田中達也が右サイドの角度のないところからGKサクルの股間を右足で抜いてゴール。0-1。

カタールの攻勢から一発のクリアを玉田が収めてからのカウンター。カタールのCBのふたりのギャップをついた攻撃。この部分は修正できなかったようだ。

30分、日本。ゴール正面左からのFK。遠藤が直接右足で狙うがモンテシンがクリア。

壁直撃のコース。越えればチャンスだったがモンテシンの身体能力の高さでクリアされる。

39分、日本。右サイドに開いた長谷部からのクロスを玉田が落とし、田中達也がシュートにいくがブロックされる。こぼれ球も大久保と田中達也が重なってチャンスを逃す。

ビッグチャンスだったが、決めきれず。カタールの体を張った守りに日本は撃ちきれず。

カタールの攻勢もうまくいかず、日本はチャンスを作るがフィニッシュまでいけず。どちらもフラストレーションがたまるゲーム。

アディショナルタイムは2分。

ゲームは膠着状態のまま前半終了。日本が0-1とリードで折り返し。

後半。カタールのキックオフ。

46分、日本追加点。ゴール前でボールを回し、長谷部にくさびを入れて左に流し、玉田がダイレクトでシュート。左足の強烈なシュートはGKサクルを破りゴール。0-2。

カタールのクリアが中途半端になったところをつないで崩してのゴール。玉田が完全にフリーでラジャブはシュートから逃げる体勢にも見えた。

カタールはゴール前のFKえお得ても宇宙開発に熱心で危険度はない。セバスチャンのほうが危険ではないか。モンテシンが蹴る分には大丈夫そう。

日本は長谷部が負傷でピッチの外に。

カタールのCKの前に長谷部は復帰。

56分、日本。カタールDFがボール処理をミスしたところを奪った大久保エリア内まで入ってシュートを撃つが、GKサクルがセーブ。

大久保は決定機を決めきれず。カタールの攻勢が続くなかで決定的な3点目は入らず。

58分、カタール。イスマイルに代えてベシールを投入。

ピッチの外では松井がアップ中。

67分、カタール。モンテシンに代えてアブドゥルラブを投入。

67分、日本追加点。中村俊輔のショートコーナー。遠藤が中村に戻してのクロス。ファーで寺田と闘莉王が跳んで闘莉王がヘッドで押し込んでゴール。0-3。

カタールの選手交代直後の得点。効果的なボールを放り込めなかった日本だが、ショートコーナーで変化をつけてファーにポイントを作った。

70分、日本。田中達也に代えて松井を投入。

玉田はファールを受けて負傷。ピッチの外へ。

79分、カタール。シディクに代えてマジド・モハメドを投入。

玉田は治療を終えて復帰。

ブルーノ・メツの戦術は浸透していないようだ。テクニックに溺れてボールを持ちすぎて日本に奪われるということを繰り返していては結果はでない。リードされてプレーもラフになっているし。メツは解任かもしれない。

85分、日本。大久保に代えて岡崎を投入。

大久保はかなりラフなプレーを受けていたから怪我なく交代というのはいいことかもしれない。

88分、カタール。岡崎にファールをしたラジャブにイエローカード。

89分、カタール。内田へのファールでマジド・モハメドにイエローカード。

カタールのラフなプレーが続くがレフェリーはファールをとらない。中国の人だし、中国では当たり前だからかな。

アディショナルタイムは3分。

91分、日本。玉田に代えて佐藤寿人を投入。

92分、カタール。佐藤寿人へのファールでマジェドにイエローカード。

ゲームはこのままタイムアップ。0-3で日本の勝利。日本はカタールに6戦目で初勝利。最終予選グループ2位をキープした。

カタール戦を前に岡田の後任騒動!!

2010 FIFA World Cup South Africa Asian Qualification Round 4 Matchday 4 Qatar vs. Japan @ Al Sadd Club

日本代表はカタールとAl Sadd Stadiumで現地時間19:30(日本時間1:30)に激突する。毎回のように背水の陣と報道される岡田監督だが、やはり頼みは中村俊輔のようだ。

カタール戦前日 岡田監督会見
2010FIFAワールドカップ・アジア最終予選
(スポーツナビ)

――中村俊輔は、全治2週間と言われるけがをしながら代表に合流しているが、そうした態度がチームに与えるいい影響についてどう考えるか?

俊輔に関しては、間違いなくこのチームのリーダーの1人だと思っています。そのリーダーとして、彼自身も自覚を持っていて、それで無理をしたとは思っていないですけど、彼の代表に対する思いというものは、以前から誰もが認めているところです。彼がそういう形で引っ張っていってくれていることについては、非常にありがたいと思っています。ただ、今ここに集まっているメンバーに関しては、俊輔だけでなく全員が、ただ呼ばれたから来て、試合に出ろと言われたから出るような選手ではありません。みんな自分のチームとして考えて、自分がW杯に出るため、そしてW杯でいい成績を残すため、というつもりでやってくれています。そういう意味で、俊輔もその1人として、リーダー格として、非常にありがたいことだと思っています。

――その中村は試合に出られそうか。また試合のポイントになりそうな点、気をつけたい点は何か?

俊輔はここに来てくれたからにはできると思っています。ただチームにどういう形でフィットできるか、また今のコンディションはどうか、どれくらいの時間できるのか。そういうことはこれから本人と話して、また練習を見て決めたいと思っています。

明日のポイントについては、カタールは非常に個人技が高い中で、プレッシャーをかけてくる。1対1の争いとか、またはプレッシャーに対していかにボールを回していけるかとか、そういうところがポイントではないかと思っています。

――日本の報道陣の話からすると、今までの成果に納得がいっていないように感じられる。また、今回のゲームを失えば監督として最後の試合になると言われているが、どう感じているか?(カタール人記者)

今、初めて聞きました(笑)。初めて聞いたので、これから考えましょう。


中村俊輔は怪我の状態があまりよくない。それでも使わなければ勝てないチームにしてしまったのは指揮官である岡田の責任。彼はどう考えても力不足であったにも関わらず、小野技術委員長の強引な手法で監督になってしまった。岡田以外には考えられないというわけのわからない理屈で。それだけの人脈しかない人間を技術委員長にしたという日本サッカー協会にも責任はあるのだが、実は後任人事も検討されている。

ドル氏に後任打診!岡ちゃん、W杯へ背水! (1/2ページ)(サンケイスポーツ)

元ドイツ代表MFで、有望な若手監督と評価の高いドル氏が、独紙ハンブルガー・アーベントブラットのインタビューに「最近、Sブカレスト(ルーマニア)と日本から(監督就任の)問い合わせがあった。しかし、外国に行きたくないから断った」と明言したというのだ。事実なら、水面下で“後任人事”が動いていることになる。

自らの価値を高め、アドバイザーなどの打診を受けるための言葉の可能性はある。ただ、インタビューした同紙のディーター・マッツ記者は「間違いなく代表監督の打診といっていた」と証言。ハンブルガーSV(ドイツ)監督時代にFW高原を重用するなど、日本にもゆかりあるドル氏だけに、負ければ岡田監督に「解任」「辞任」の声が出るのは必至の情勢の中で、きな臭い発言なのは確かだ。


Thomas Doll(Wikipedia)

Early in his tenure as coach with Hamburg, he enjoyed some success, saving the team from relegation in his first season, winning the Intertoto Cup, and then guiding the club to a much-improved third place result in 2005/06 to earn a Champions League berth. The 2006/07 season, however, was less successful for the coach. The team delivered a disappointing performance in the Champions League that saw only one win in six first-round games, and then plunged to the bottom of the Bundesliga table by mid-season. Doll was sacked by HSV on February 1st, 2007.


トーマス・ドルは高原直泰が在籍した当時のハンブルガーSVの監督。ハンブルガーSVを降格から救い、翌年にはチャンピオンズリーグ出場圏内まで押しあげるなど高い采配をしたが、翌シーズンには解任されている。

ドル氏は「断った」という話をしているが、犬飼会長は最終予選は岡田に任せると言いながら、後任候補も探しているという二重の策をとっていたことになる。トップとして最悪のことを考えることは当然のことで、後任を考えるというのは正しいとは思う。

ただ、その行動力をオシム後に発揮してほしかったというのが本音でもある。
そのときは川淵氏が会長だったのではあるが。

試合前日、カタール代表メツ監督会見
2010FIFAワールドカップ・アジア最終予選
(スポーツナビ)

――岡田監督は「勝つためにドーハに来た」と言っている。また中村俊輔は「引き分けでも良いのではないか」と言ったそうだが、これらのコメントについてどう思うか?(カタール人記者)

岡田監督の発言は当然だと思う。日本代表の監督として、アジアを代表するチームの監督として、当然の発言だ。中村俊輔の発言については、大変好感を持っている。というのも、カタールの実力、アジアにおけるパフォーマンス(の高さ)を認識しての発言であると受け止めるからだ。

――カタールにとって、日本戦での勝利の鍵は何か?

勝つ可能性はある。ただし、勝利の鍵が何かと問われれば、それが1万5000個もあるとは言えない。いくつか日本に勝つためのポイントは理解している。実際に、明日戦ってみないことには何も言えない。


メツ監督の狙いは何だろう。日本代表についてのスカウティングはきっちり行われているはず。内田、長友を上がらせないようにすれば、日本の攻撃力は半減する。その意味では両サイドに広くウイングを張れば、日本を引き気味にすることはできるかもしれない。

あるいは中澤不在、闘莉王怪我という情報からそのギャップをついてくるのか。

中央突破ならそれほど怖くはないが、サイドからアタックを仕掛けられると日本は後手に回る可能性がある。

閉ざされた代表
日々是最終予選2008-09
(スポーツナビ)

練習の公開は冒頭の15分のみ。アップして、ストレッチして、パス回しや2対1をやって、それでおしまい。練習後、岡田監督は記者を煙に巻くようなコメントを発するだけで、そそくさと車に乗り込んでしまう。選手たちも、かん口令が敷かれているため、戦術に関する部分は多くを語れない。ある意味、仕方がない部分もあるのだが、練習も見られない、コメントも限られているとあっては、記者も記事の書きようがない。

そこで頼みの綱となるのが、決まって最後にミックスゾーンに現れる中村俊輔である。現在の中村俊は、ピッチ上の指揮官のみならず、ピッチ外でもスポークスマンとしての重責を担っている。彼の丁寧なメディア対応があるからこそ、取材現場は成り立っているといっても過言ではない。

もちろん、その点については感謝しているのだが、だからといって現状のままでよいわけがない。以前にも書いたことだが、昨今の代表人気の低下傾向には、こうした「記事になりにくい」現状も多分に影響しているように思えてならない。最終予選に勝利するために、クローズしなければならない情報も当然あるだろう。もちろん、そこは尊重する。その上で、今の代表チームの可能性なり、問題点なりを論じるための「場」を、試合以外にも提供していただきたいのである。決して安くないコストを投じてドーハまでやって来たのに、現地で得られる情報が15分のみの練習公開と、断片的なコメントのみ。これでは、現場に不満がうっ積するのも当然であろう。


代表人気の低下はマスコミ排除からだろうか。

その点には疑問がある。マスコミはスター主義に走りすぎて、特定の選手だけに思い入れをもつファンばかり作ったことにも責任はないだろうか。

日本のファンは選手には詳しくても戦術を語ることができないことが多い。

今は戦術本もたくさん出ているが、解説者ですらサイドアタックを両サイドのフルバックの上がりと勘違いしていることがある。解説者以上の知識を得るのは普通のファンでは難しい。世界のサッカーを見ていても、解説や実況のレベルでしか理解できないのだから。

その意味ではマスコミも向上する必要がある。戦術論を戦わせ、そして結果やハイライトだけではなく、議論をもっとするべきなのだ。

なぜ岡田では駄目といわれるのか、それをはっきり語れる解説者はいない。そのことが日本代表の大いなる危機なのかもしれないね。

2008年11月18日火曜日

歴史好きへの一品

歴史の裏側を想像するのはいつでも楽しい。そんな想像力をかき立ててくれるのが高田崇史さんの一連のシリーズ。

QED 六歌仙の暗号 (講談社ノベルス)
QED 六歌仙の暗号 (講談社ノベルス)高田 崇史

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star「六歌仙」と「七福神」
star昔、あんなに嫌いだった古文が・・・

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QEDシリーズは棚旗奈々をヒロインとして日本史の隠された謎を、彼女の大学の先輩である桑原崇が事件とともに解いていくという話。百人一首から始まったシリーズはシャーロック・ホームズを挟んで日本史に視点を移していく。中心は伊勢神宮へのアプローチでありながら、熊野諏訪鬼ノ城といった古代史の謎解きで伊勢に向かう一方、坂本龍馬暗殺の謎にも迫るという寄り道も行っている。

毒草師
毒草師高田 崇史

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おすすめ平均 star
star特異なキャラ・御名形史紋の推理の鮮やかさ
starサイドストーリーではないけれど

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「QED 神器封殺」の登場人物である御名形史紋を名探偵役においたシリーズ。ミステリ要素が強いが、現代の古文教育がいかに的はずれなものかがわかる一冊でもある。貴族が流されたからといってもひとりもお付きがいないというのはおかしな話で、そういうことを指摘することすらタブーになっているからね。

ただ、このシリーズは違う角度から歴史を見ることができるとはいえ、主流にはなりえないのは残念。

カンナ 飛鳥の光臨 (講談社ノベルス タS- 24)
カンナ 飛鳥の光臨 (講談社ノベルス タS- 24)高田 崇史

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このシリーズも「QED 諏訪の神霊」に出てくる鴨志田翔一の弟を中心に据えた物語。まだ読み始めたばかりでどういうかたちになるのかはわからないけれど、殺人事件があり、それに絡めた歴史の謎解きであることは間違いない。今回の冒頭は聖徳太子についてではあるのだけども。

歴史好きならこのサイトがいいかもしれない。

ポリネシア語で解く日本の地名・日本の古典・日本語の語源

このサイトでは現代日本語のオリジナルを古代マウリ語と考え、地名、歴史上の人物などをマウリ語から考えている。この考えで解ける歴史上の矛盾もあるのだけど、このサイトも歴史学者じゃないから主流にはなりえないのだよね。

残念なことだけど。

2008年11月17日月曜日

第87回全国高校サッカー選手権大会ドロー決定

12月30日に開幕する第87回全国高校サッカー選手権大会の組み合わせ抽選会が東京・汐留の日本テレビで行われ、決勝までの山型が確定した。

総体王者の市立船橋は香川西と 星稜と作陽が激突=高校サッカー(スポーツナビ)

1回戦、2回戦の対戦カードは以下の通り。

<Aゾーン>
市立船橋(千葉)vs.香川西(香川)※
前橋育英(群馬)vs.京都橘(京都)
武蔵工大二(長野)vs.高知(高知)
秋田商(秋田)vs.那覇西(沖縄)
東海学園(愛知)vs.佐賀東(佐賀)
國學院久我山(東京B)vs.松山北(愛媛)※

<Bゾーン>
市立浦和(埼玉)vs.滝川第二(兵庫)※
丸岡(福井)vs.長崎日大(長崎)
北海(北海道)vs.近大和歌山(和歌山)
青森山田(青森)vs.鹿児島城西(鹿児島)
不来方(岩手)vs.大阪桐蔭(大阪)
宇都宮白楊(栃木)vs.西京(山口)※

<Cゾーン>
四日市中央工(三重)vs.山形中央(山形)※
富岡(福島)vs.日章学園(宮崎)
富山第一(富山)vs.筑陽学園(福岡)
帝京(東京A)vs.広島皆実(広島)
韮崎(山梨)vs.徳島商(徳島)
星稜(石川)vs.作陽(岡山)※

<Dゾーン>
東北(宮城)vs.情報科学(大分)※
鹿島学園(茨城)vs.一条(奈良)=開幕戦
岐阜工(岐阜)vs.野洲(滋賀)
北越(新潟)vs.大津(熊本)
神奈川県代表(12月7日決定)vs.立正大淞南(島根)
境(鳥取)vs.藤枝東(静岡)※

※シードにより2回戦から登場


インターハイ優勝は雷雨により中止になって、決勝に残った市立船橋流通経済大柏が両校優勝。同県同士の決勝で千葉の県大会は全国優勝するより難しいそうだったのだが、流通経済大柏は決勝トーナメント2回戦でペナルティシュートアウトで敗れ、市立船橋が代表に。恐るべし千葉。



山型はこちら。日本テレビ系列で放送されるのだけど、地元が中心でスカパー!日テレG+でもリアルタイムではないのだよね。今年はどうかわからないけれども。

今年もこの話題がでるほど、月日が経つのは早いということだね。