2008年12月31日水曜日

日本サッカー協会会長はどこまでバカなのだろう

日本サッカー協会の犬飼基昭会長がまたも暴言。この人には想像力とか、怪我に対する配慮とかないのだろう。本当に会長にふさわしいのか。アイディアはあっても人間としては最低だ。こんな人間にトップを任せておくと日本のサッカーは駄目になる。

犬飼会長高校生に苦言「タラタラ歩くな」(日刊スポーツ)

まず、PK戦でほとんどの選手が、PKスポットまで歩いて行く姿に「タラタラ歩いていくな。走って行け」とピシャリ。さらに、試合中の転倒シーンが多いことに「転び過ぎる。この前のクラブW杯では、転ぶのは恥だというものを感じた。これは指導者の問題でもある。転ぶとすぐに笛を吹く審判の問題でもある」と一刀両断だ。


PKスポットまで走っていくシーンを世界のサッカーで見たことがあるだろうか。日本代表の選手だって歩いていくはずだ。彼らにタラタラ歩くなと言うのだろうか。

歩いていくのはその間に心を落ちつけ、蹴るコースを考え、そして決めるという意識を高めるためだ。現役時代にPKを蹴った人間ならそれくらいのことはわかる。慶應義塾三菱重工業でサッカーをやって一度もPK戦を経験しなかったのか。

試合中に転ぶのは怪我をしないため。無理に踏んばると靭帯を痛める可能性がある。ヨーロッパのクラブで転ばない選手を見たことがあるだろうか。

正しいのは転べばファールをとる審判が多いというだけだ。

こんな想像力もなく、サッカーを知らない人間が会長をやっている。日本の不幸はそこにある。

2008年12月30日火曜日

ジェラードが夜のバーで一発退場!!

ジェラードも熱い男だったということなのか。それとも紳士といわれるイングランド人も実は暴力的なのか。あるいはスカウスは特別なのか。リバプールは泥棒の街として有名らしいけれども、ジェラードはマージーサイドのバーで6人の男とともに暴行容疑で逮捕された。

Steven Gerrard faces assault charge over bar fracas(Guardian)

The Liverpool and England midfielder ­Steven Gerrard was last night charged with assault occasioning actual bodily harm and affray following an incident at a Southport bar which left a man needing hospital treatment for facial injuries.

Gerrard, one of six men arrested following the incident, was charged with two other men after being held by police for nearly 24 hours following his arrest at the Lounge Inn, a venue in a quiet part of the Merseyside town.

He was released in the early hours of this morning.


暴行を振るった相手は病院送りになった。Guardianによると被害者は店のDJで、歯が折れているという。

現場はグラスが割れ、血が飛び散っていて、暴れた跡が生々しく残っていたという。

しかも、ジェラードは踊ることを拒否されたために暴行を働いたというのだ。

リバプールのキャプテンでピッチの上で闘志を見せる彼だが、いったいどうしてしまったのか。

腹の立つことがあっても抑えるのが大人で紳士だと思うのだけど。そういう理性がぶっとぶ何かがあったのだろうか。

2008年12月29日月曜日

L'EQUIPEが選ぶ世界のベストイレブン

L'EQUIPE.FR Football - EQUIPE TYPE DE L'ANNEE : MONDE: "EQUIPE TYPE DE L'ANNEE"(L'equipe)

Type 2008 de L'equipe (L'equipe)
F.Torres Z.Ibrahimovic
C.RonaldoL.Messi
S.GerrardXavi
P.EvraD.Alves
R.FerdinandN.Vidic
 I.Casillas 


これがL'equipeが選んだ世界のベストイレブン。マンチェスター・ユナイテッドから4人、バルセロナから3人、リバプールからふたり、レアル・マドリーインテルから各ひとりとわずか5クラブからの選出でバランスは悪い。イブラヒモビッチが今季のベストイレブンに値するかというと、怪我ばかりしていた印象があって、名前だけで選んだ感が強い。インパクトを残した選手はイケル・カシージャスとシャビとクリスティアーノ・ロナウドくらいか。

Type 2008 des internautes (L'equipe)
C.RonaldoL.Messi
 Kaka 
D.AlvesF.Libery
 S.Gerrard 
F.RahmS.Ramos
R.FerdinandJ.Terry
 I.Casillas 


こちらは読者投票で選ばれた11人。こちらはマンチェスター・ユナイテッド、レアル・マドリー、バイエルン・ミュンヘン、バルセロナからふたりずつ選ばれて、全員で7クラブ。世界のというにはヨーロッパに寄りすぎている。まあ、ヨーロッパで選ばれる賞だから仕方がないのかもしれないけれど。

東欧の選手は0だし、南米のリーグも0。今年はワールドカップもなかったし、EURO 2008の印象で選ばれるのは仕方がないかな。

2008年12月28日日曜日

ガッサはもう終わってしまうのか

ポール・ガスコインとは年齢も近く、バッジョと並んでアイドルのひとりだった。彼のニュースはよく耳にしたし、海外の情報があまり入らなくても、イングランドにすごい選手がいるというのは知っていた。W杯イタリア大会で4位に入ったときのメンバーで、将来を嘱望された選手だった。

ガスコインの息子が父親に絶望「もはや彼を助けることはできない」(スポーツナビ)

「おそらく彼は間もなく死ぬだろう。彼を助けようとするのはもはや無駄なことだ。時間の浪費でしかない。もし、ひとつかなえてほしい願いがあるとしたら、それは『僕たちをそっとしておいてほしい』ということだけだ。彼は偉大な選手だったかもしれないが、いい父親だったとは言えない」


ガッサの人生を変えたのは怪我かもしれない。あの大怪我がなければ飲酒に走ることもなかったかもしれない。あるいは代表を外されたことか。

それでも飲酒のトラブルを起こした可能性もあるけれども、サッカー選手にとって怪我で出られないということは大変なプレッシャーであり、ストレスなのだ。その逃避でガッサが飲酒に走ったことは間違いない。

彼にとって不幸だったのは、サッカーセンスが有り余るほどあり、そして自由に世界中に行くことができて、誰も止められなかったことだろう。ジョージ・ベストでさえ飲酒をやめられなかったということも手伝っただろう。

偉大なプレーヤーが偉大な人物ではないけれども、このままお別れが近づいていくのかと思うと悲しいね。

2008年12月27日土曜日

指宿合宿、イエメン戦に向けて阿部翔平を追加招集!!

AFC Asian Cup 2011 Qatar Qualifying Stage Group A Japan vs. Yemen @ Kumamoto Prefectural Athletic Park

日本代表 指宿合宿 (1/10~@鹿児島)
AFCアジアカップ2011カタール予選(1/20vsイエメン代表@熊本)
日本代表に阿部翔平選手(名古屋グランパス)を追加招集
(日本サッカー協会)

【追加招集選手】
阿部 翔平 ABE Shohei
ポジション:DF
生年月日:1983.12.1 (25歳)
所属:
名古屋グランパス
日本代表出場:0 ゴール:0


レフトバックとして攻撃的な選手が必要だったのだろう。安田理大を招集できず、駒野友一はクロスの精度が今ひとつ、阿部勇樹は攻撃に難があるということで、今季名古屋でブレイクした阿部翔平が招集されたということだろう。

岡田は阿部を一度呼んで使えないと判断したようだが、岡田以外のサッカー関係者が絶賛してその声を無視できなくなったということかもしれない。ただ、阿部の動きは名古屋のサッカーだから生きるのかもしれず、岡田のサイドアタックは両サイドのフルバックに任せるというやり方にあうかどうかはわからない。

チャンスをもらったのだから、生かしてはほしいが、岡田に認められようという姿勢は持たない方がいいかもしれないね。

2008年12月26日金曜日

ボクシングデイ

クリスマスのプレゼントの箱を開けることからとも、クリスマスも働かなければならない貴族の使用人たちに翌日休みを与え、箱入りのプレゼントを贈ったからとも言われる日。

イングランドのサッカーリーグは今日試合がある。プレミアリーグは今日かならず試合があり、スコッティッシュプレミアは明日の予定になっている。

こういう日に個人的なことではあるけれども、今年の前半の大部分をかけて書いた小説の企画が通ったという連絡があった。
雑誌での小説掲載はあるが、単行本の話は2回目、確定はこれが初めてとなる。
さぼっていても出るのだけれども、それでは面白くないし、次から仕事がこなくなっても困るから、できるだけよいものを上梓したいと思う。

忙しい1月になりそうなことに感謝。

出版された場合には、きちんと出版社、タイトル、著者名を書きますので、もし読んでみようという奇特な方がいらっしゃいましたらよろしくお願いいたします。

2008年12月25日木曜日

G大阪が前半の2ゴールで天皇杯セミファイナルの切符をもぎとる

Emperor’s Cup Quarter-finals Gamba Osaka vs. Nagoya Grampus @ Kobe Universiade Memorial Stadium
Gamba Osaka:Lucas 13,Nakazawa 22

G大阪は青黒のファーストジャージ。システムは4-2-2-2。

Gamba Osaka (Emperor’s Cup Quarter-finals)
BandoYamazaki
LucasHashimoto
EndoMyojin
YasudaKaji
YamaguchiNakazawa
 Fujigaya 


名古屋は赤、黒、赤のファーストジャージ。システムは4-4-2。

Nagoya Grampus (Emperor’s Cup Quarter-finals)
TamadaJohnsen
MagnumOgawa
YoshimuraNaoshi Nakamura
AbeTakeuchi
MasukawaYoshida
 Nishimura 


前半。名古屋のキックオフ。

序盤はG大阪がポゼッション。左サイドから突破をしてアタックをかけている。名古屋は受けている感じでサイドをワイドに使うという攻撃ができていない。

G大阪は積極的にプレスをかけて先制点を奪い、ポゼッションで時間を潰そうという戦術。

名古屋はそれに対して、G大阪の足が止まるのを待つ作戦か。それとも3週間空いたことで試合勘が鈍っているのか。

10分、名古屋。山崎をファールで止めた中村直志にイエローカード。

山崎を自由に突破させると危険になるという判断からか。


名古屋はミスパスが目立ち、簡単なプレーでボールを失うことが多い。高い位置で奪ってもパスコースを読まれている。

13分、G大阪先制。橋本がポストプレーで落とし、山崎が拾って橋本にスイッチ。横に流したボールをルーカスが右足を振り切ってのミドル。GK西村を破ってゴール。1-0。

ルーカスに対してプレスがかからなかった。受けすぎてプレスがかからないままに自由にシュートを撃たれてしまった。

16分、G大阪。橋本のCKからこぼれたところを拾った山崎が思いきってミドル。サイドネットを叩くが外れる。

体が動く内にリードをしてしまおうというG大阪の積極性が見える。名古屋は感覚がありすぎてサッカーができていない。

22分、G大阪追加点。橋本のショートコーナーから遠藤が戻して橋本のクロス。ファーで中澤がヘッドで叩いてゴール。2-0。

名古屋のチャンスからルーカス、播戸で作ったカウンターのかたち。そこから奪ったCKで名古屋を突き放した。

33分、名古屋。山崎へのファールで増川にイエローカード。

増川は天皇杯で2枚目。セミファイナルがあってもサスペンションで出場できない。

名古屋は少しずつ運動量が増えてパス回しがよくなってきた。

34分、G大阪。播戸のインターセプトから前線の橋本へのパス。ビッグチャンスに橋本がシュートを撃ってGK西村が止めるが、ボールはころころとゴールマウスへ。ギリギリで増川がCKにクリア。

守備ラインを簡単に破られることが多い。プレスに行ってそのギャップを突かれるとか。中盤がプレスに行くべきだが、中村直志はイエローをもらっている。

アディショナルタイムは2分。

46分、名古屋。小川の高い位置でのインターセプトから玉田に流してのシュート。わずかにクロスバーの上を越える。

玉田にしては珍しいシュートミス。枠に飛んでいればゴールという状況だけに試合勘がないというのは痛い。利き足じゃない右足だからだったからか。インサイドで流しこむだけでよさそうだったようにも見える。

ショッツオンゴールはG大阪5、名古屋1、ショッツワイドはG大阪4、名古屋3。

45分、名古屋。竹内に代えて杉本を投入。

小川がライトバックの位置に。杉本が右サイドに。

後半。G大阪のキックオフ。

48分、G大阪。ゴール正面左からのFK。ルーカスが直接狙うが壁。橋本がリフレクトを叩くがこれも壁。

遠藤は狙わなかった。疲れはあるのかもしれない。

50分、名古屋。吉田にイエローカード。

今日の吉田さんは画面上でファールに見えるプレーでもG大阪のプレーは流し、名古屋は確実に取っているように見える。応援しているチームだからそう見えるのかもしれないが、明神が小川を引き倒してもファールにはならなかった。

54分、名古屋。玉田のインターセプトから左サイドの阿部に振ってのアーリークロス。ファーでマギヌンがヘッドをあわせるが枠の上。

ヨンセンがデコイで跳んだ裏でマギヌンのヘッド。しかし、枠をとらえられず。

58分、G大阪。ルーカスのインターセプトから前線の播戸へのパス。オフサイドラインを破って抜けた播戸がシュートを撃つがGK西村がセーブ。

G大阪に決定的な3点目というシーンだったが西村が足でセーブ。

59分、名古屋。吉村に代えて山口を投入。

山口がライトバックに。小川はセントラルMFに。

65分、名古屋。中村直志から右サイドの杉本へ。杉本が切り返しで安田をかわし、クロス。マギヌンがシュートを撃つが中澤がブロック。

クロスがマギヌンに入ってビッグチャンスだったが、中澤がコースに入ってブロック。

68分、名古屋。玉田に代えて巻を投入。

玉田はほとんど仕事ができず。名古屋はツインタワーで2列目が拾うかたちを作るか。

69分、名古屋。山口のカットから左サイドの杉本へのサイドチェンジ。杉本のクロスをヨンセンが落とすが巻は詰めきれず。

G大阪のDFがブロックに入ってシュートを撃たせず。

71分、名古屋追撃。最終ラインの吉田からのロングフィード。スピードで抜けだした杉本が左足でGK藤ヶ谷を抜いてゴール。2-1。

杉本のスピードでG大阪の最終ラインをぬいて左足を振り抜いてゴール。

73分、名古屋。杉本の粘りから中村直志がエリア内へ。ヨンセンがトラップして振り向きざまのシュートを撃つがGK藤ヶ谷がセーブ。

ヨンセンのやわらかいトラップからのシュート。GK藤ヶ谷がビッグセーブで防ぐ。

74分、名古屋。右サイドの山口からのアーリークロス。ヨンセンが落として杉本のシュートだったがGK藤ヶ谷がセーブ。

ヨンセンが落としてダイレクトで杉本が狙うがGK藤ヶ谷がCKに逃れる。

76分、名古屋。中村直志から右サイドのマギヌンへ。マギヌンがエリア内に突っかけて左足でシュートを撃つがGK藤ヶ谷がこれもセーブ。

マギヌンのシュートはゴール左隅を狙った精度の高いものだったが、GK藤ヶ谷のセーブは神がかっている。

79分、名古屋。播戸と小競り合いを起こしたマギヌンにイエローカード。

マギヌンは播戸を倒して、いらいらをぶつけてしまった。もらわなくていいイエローではあったけれども。

G大阪の運動量はかなり落ちてきた。名古屋の猛攻で気持ちが引くなら名古屋はチャンス。

81分、G大阪。小川をファールで止めた播戸にイエローカード。

名古屋はバイタルエリアでもらったファールは久しぶり。

82分、G大阪。播戸に代えて武井を投入。

播戸は最終ラインまで下がっての守備でG大阪のプレスに貢献。

86分、G大阪。橋本のキープから山崎、ルーカスとつないでDFラインを破ったがルーカスのシュートは大きく右に外れる。

ゴール前の細かいパスからルーカスのビッグチャンス。力が入ったか、シュートはゴール右に。

アディショナルタイムは3分。

最後は名古屋の猛攻も実らず。2-1のままタイムアップ。

名古屋は入り方を間違えた印象。前半勝負をかけてきたG大阪に対して、受けてたってしまった。前半を0-0なら後半落ちるというセルフジャッジをしたのかもしれないが、プレスをかけ続ければ前半途中でG大阪は足が止まったかもしれない。

2008年12月24日水曜日

アジアカップ2011アジア予選イエメン戦に向けて23名を招集!!

AFC Asian Cup 2011 Qatar Qualifying Stage Group A Japan vs. Yemen @ Kumamoto Prefectural Athletic Park

日本代表 指宿合宿 (1/10~@鹿児島)
AFCアジアカップ2011カタール予選(1/20vsイエメン代表@熊本)
日本代表メンバー
(日本サッカー協会)

GK
川口 能活 KAWAGUCHI Yoshikatsu
1975.08.15 180cm 77kg
ジュビロ磐田 116 / -104

都築 龍太 TSUZUKI Ryota
1978.04.18 185cm 81kg
浦和レッズ 3 / -2

川島 永嗣 KAWASHIMA Eiji
1983.03.20 185cm 80kg
川崎フロンターレ 1 / -1

DF
寺田 周平 TERADA Shuhei
1975.06.23 189cm 80kg
川崎フロンターレ 4 / 0

高木 和道 TAKAGI Kazumichi
1980.11.21 188cm 75kg
清水エスパルス 3 / 0

駒野 友一 KOMANO Yuichi
1981.07.25 172cm 76kg
ジュビロ磐田 40 / 0

阿部 勇樹 ABE Yuki
1981.09.06 177cm 77kg
浦和レッズ 33 / 2

※石櫃 洋祐 ISHIBITSU Yosuke
1983.07.23 178cm 73kg
ヴィッセル神戸 0 / 0

水本 裕貴 MIZUMOTO Hiroki
1985.09.12 183cm 72kg
京都サンガF.C. 3 / 0

森重 真人 MORISHIGE Masato
1987.05.21 179cm 72kg
大分トリニータ 0 / 0

内田 篤人 UCHIDA Atsuto
1988.03.27 176cm 62kg
鹿島アントラーズ 14 / 1

MF
中村 憲剛 NAKAMURA Kengo
1980.10.31 175cm 67kg
川崎フロンターレ 29 / 3

青木 剛 AOKI Takeshi
1982.09.28 183cm 75kg
鹿島アントラーズ 1 / 0

工藤 浩平 KUDO Kohei
1984.08.28 166cm 63kg
ジェフユナイテッド千葉 0 / 0

※谷口 博之 TANIGUCHI Hiroyuki
1985.06.27 182cm 73kg
川崎フロンターレ 0 / 0

※乾 貴士 INUI Takashi
1988.06.02 169cm 59kg
セレッソ大阪 0 / 0

金崎 夢生 KANAZAKI Mu
1989.02.16 180cm 70kg
大分トリニータ 0 / 0

香川 真司 KAGAWA Shinji
1989.03.17 172cm 63kg
セレッソ大阪 6 / 1

FW
巻 誠一郎 MAKI Seiichiro
1980.08.07 184cm 81kg
ジェフユナイテッド千葉 35 / 8

大久保 嘉人 OKUBO Yoshito
1982.06.09 170cm 73kg
ヴィッセル神戸 33 / 5

田中 達也 TANAKA Tatsuya
1982.11.27 167cm 63kg
浦和レッズ 12 / 2

岡崎 慎司 OKAZAKI Shinji
1986.04.16 173cm 70kg
清水エスパルス 4 / 0

興梠 慎三 KOROKI Shinzo
1986.07.31 175cm 67kg
鹿島アントラーズ 2 / 0

※は初選出

岡田監督コメント
今回のメンバーは、スケジュール的に難しい選考になった。
一年間の長いシーズンをトータルで考えると、休息が必要な選手がいたり様々な条件があった。
初選出となった新しい選手たちにもチャンスを与えることができ、
我々のコンセプトのもと、攻守にわたりアグレッシブにハードワークをする選手を選出した。
アジアカップ予選という公式戦で、対戦相手のイエメンは、決して侮れない相手である。


初招集が3人、代表キャップ0を含めると6人というフレッシュな顔ぶれになった。

1月20日はオフィシャルマッチデイでもフレンドリーマッチデイでもないため、ヨーロッパのクラブから選手を呼ぶことは難しい。

11月に騒いでいた岡ちゃんの勘違いという話だ。

それで、ヨーロッパ組だけではなく、これまでの日本代表の中核となっていた選手の中澤、闘莉王、遠藤、玉田らも外れている。

こういうフレッシュな選手を選ぶ柔軟さはこれまでの岡田にはなかった。この点は評価したい。

オシム流というならそうなのだろう。ジーコが食いつぶしたトルシエの遺産を再生させるという大仕事なのだが、岡田はとりかかったばかり。

まずは結果が出るまで待とう。男の仕事には時間も必要なのだから。

天皇杯セミファイナル最後の1席を賭けて!!

Emperor’s Cup Quarter-finals Gamba Osaka vs. Nagoya Grampus @ Kobe Universiade Memorial Stadium

Gamba Osaka (Emperor’s Cup Quarter-finals preview)
Bando Yamazaki
LucasEndo
MyojinHashimoto
YasudaKaji
YamaguchiNakazawa
 Fujigaya 


Nagoya Grampus (Emperor’s Cup Quarter-finals preview)
Tamada Johnsen
MagnumOgawa
YoshimuraNaoshi Nakamura
AbeTakeuchi
MasukawaYoshida
 Nishimura 


AFC Champions League覇者でFIFA Club World Cup3位のG大阪とJ League Division 1 3位の名古屋の激突。

上記のフォーメーションは予想。

ACL連覇に向けては天皇杯優勝しかないG大阪は世界3位という意地があり、今シーズンもっとも魅力的なサッカーをした名古屋はサッカーの内容にともなう結果が必要だ。プライドを賭けた戦いは明日の7:00p.m.キックオフ。



2008JリーグアウォーズでG大阪はベストイレブンに山口智と遠藤保仁、J1のフェアプレー賞、特別賞、チェアマン特別賞を、名古屋はベストイレブンに楢崎正剛と小川佳純、新人王に小川佳純をと、一足先にクリスマスプレゼントをもらっている。

今度はサンタクロースになってサポーターに勝利とセミファイナルへの切符をプレゼントするファンだけれども、あわてんぼうのサンタクロースのように愛されるのはどちらのクラブだろうね。

2008年12月23日火曜日

岡ちゃん、本気で狙っていたのですか?

日本代表監督の岡田武史氏が『アディダス・パフォーマンスセンター渋谷』の開店記念イベントに映像でコメントを発表。ベスト4宣言がマスコミが作り上げた虚像ではなく、本気の発言であったことが判明した。

本気だったのですか、岡ちゃん。てっきり、モチベーションをあげるための手段だと思っていましたよ。

岡田監督、W杯4強宣言…「本気で目指す」(サンケイスポーツ)

「09年は非常に大事な年。強豪を次々と倒し、W杯でベスト4を本気で目指そうと思っています。笑う方もいるかもしれないが、可能だと思っています」とのメッセージを寄せた。選手とのミーティングで発した「4強宣言」だが、公の場では初。力強い言葉に会場は拍手に包まれた。


ベスト4を狙うのはいい。それは素晴らしいことだ。ただ、そのために何をやっているのだろうか。ヨーロッパのようにフレンドリーマッチで高いレベルの戦いをしているわけではなく、南アフリカにいって気候やピッチを体験するわけでもなく。

列強と力試しをして日本の実力を試したトルシエとは違う。今はアジアレベルで勝っているだけ、あるいは日本に観光気分でやってきた中堅国と試合をやっているだけだ。

ヨーロッパまで出かけていって試合をするというプランすら出てきていない。

トルシエはコパ・アメリカに出場して、日本選手の経験値を上げた。そういうことを岡ちゃんは一切していない。オシムがオーストリアスイスが共催したミニカップに出たことすら、やろうとしていないのだ。

トレーニングだけで勝てるなら、机上の空論を建てることが上手い人間は負けることがない。うまくいかないことがたくさんあるから、実地で経験を積ませることに意味がある。

口で言うだけなら何でもできる。それを実行して始めて、評価の対象になるのだ。それがわかっているのだろうか。

冗談だと思っていましたというのはそういうことだ。

2008年12月22日月曜日

犬飼会長、ワールドカップ招致立候補の愚!!

FIFA World Cupをこれまで2回開催した国は、メキシコ(1986年大会はコロンビアの代替え)、イタリアフランスドイツ(西ドイツ時代も含む)の4カ国だけ。2014年大会のブラジル開催が予定通りとしてブラジルが5カ国目の2回目開催となる。これら5カ国のうち、イタリア、フランス、ドイツ、ブラジルはワールドカップ優勝経験国。メキシコもノックアウトラウンドの常連。という前提の上で。

18、22年W杯に日本立候補(中日スポーツ)

日本サッカー協会の犬飼基昭会長(66)は20日、来年から受け付けが始まるW杯の2018年大会と22年大会のいずれかの開催招致を目指し、両大会に立候補することを表明した。

18年大会はすでに正式立候補しているイングランドが最有力。日本にとっては22年大会の方が現実的とみられるが、犬飼会長は「立候補する。まだはっきりしていないが22年ももちろん、18年大会から(立候補に)いこうと思っている」と話した。FIFAのブラッター会長に対しても「今度は単独開催で」と、すでに“打診”していることも明かした。

18年大会を招致する場合、東京が立候補している16年夏季五輪の開催地(来年10月2日のIOC総会で決定)との兼ね合いもあるが、犬飼会長は「それは全然別のこと。日本に対して『トゥー・マッチ』という意見もあるかもしれないが、いい面は多い。日本は安全だし観客のマナーもいい」とした。「不況の中、今こそスポーツが頑張らないといけない」と持論も展開した。


日本は安全だし観客のマナーもいいという言葉はどの口が言わせるのだろう。2002年日韓大会で何が起こったかもう忘れてしまったのだろうか。

チケットを巡り逮捕者が出て、渋谷や道頓堀で暴れ回る若者が続出、スタジアムには空席が目立つなど運営面の不手際も見られた。

治安の面でも今年だけで数件の無差別通り魔が大惨事を起こしている。運転者のマナーも低下。ひき逃げは続出、警察官の犯罪も相次いだ。

こんな状態で安全で、観客のマナーもいいと言えるだろうか。

たしかに、ヨーロッパからも南米からも遠く、お金がない観客は来られないという利点はあるにせよ、人気ゲームをカツアゲしたような90年代のようなことがチケット発売後に起こりかねない。

2002年ですら、オークションにチケットは流出した。

ああいうことを繰り返したいというのなら、そのことについてきちんとした説明をしてもらいたい。そうではないというのなら、きちんとした対策ができるかどうかを。それができなければ、日本で開催しなくてもかまわない。そのことがなぜわからないのか。

それに、日本は自国開催以外のワールドカップで未勝利のまま。今度はトルシエはいない。迷走する現在の体制のままで戦って、グループリーグ突破ができるのか。きちんと考えてほしい。世界を驚かせるホストカントリーの敗退が狙いというのなら止めないが。

今年、EURO 2008スイスオーストリアの早期敗退がどれだけ失望を与えたか、わかっていての発言なのだろうか。

犬飼会長は目の前の利益ばかりしか見えておらず、想像力がないように思える。

時期尚早という人間は10年経っても同じことをいうという川淵キャプテンの言葉のように、ぼくは消極的な意見を言っているのかもしれない。空元気でもポジティブなほうがいいと。

しかし、犬飼会長の発言はマスコミをコントロールすることに汲々として世論を作り出し、そして、本当の意味で日本サッカーのためにはなっていないような気がする。

トップダウンの決定の前に、オープンな話し合いの場を持ったらどうだろうか。

2008年12月21日日曜日

ラ・シニョーラ、圧されながらも3ゴールでアタランタを振り切る!!

Serie A Matchday 17 Atalanta 1-3 Juventus @ Stadio Atleti Azzurri d'Italia
Atalanta:Vieri 48
Juventus:Del Piero 30,Legrottaglie 37,Amauri 81

アタランタはネラッズーリのファーストジャージ。システムは4-4-1-1。

Atalanta (Serie A Matchday 17)
DoniFloccari
PadoinFerreira Pinto
ValdesGuarente
PellegrinoGarics
ManfrediniTalamonti
 Coppola 


ユベントスはビアンコネーロのファーストジャージ。システムは4-4-2。

Juventus (Serie A Matchday 17)
Del PieroAmauri
De CeglieMarchionni
MarchisioSissoko
MolinaroMellberg
ChielliniLegrottaglie
 Manninger 


プリマ・テンポ。ユベントスのキックオフ。

いきなりアタランタの攻勢。ユーベは防戦一方というところから始まっている。

10分、ユーベ。マルキオンニのアンゴロから再びマルキオンニに戻してのクロス。ファーでキエッリーニがヘッドをあわせてレッテ。ユーベの先制かと思われたが、リゴーレでのファールがあったらしくノーゴール。

ネットTVだと誰のファールかわかりにくい。デルピエロが異議を唱えていたが認められず。

ファールじゃなくて、キエッリーニがフォリジョーコらしい。

アタランタは何度フォリジョーコをとられてもフロッカリをめがけてロングボールを入れてくる。ユーベのDFラインは比較的高いため、狙いといえば狙いなのだけど。

19分、アタランタ。スローインからのボールをフロッカリに預けてDFを背負いながらのティーロ。GKマニンガーががっちりセーブ。

マニンガーはさっきまで被っていなかった帽子を被っている。そうとうに眩しいらしい。

25分、ユーベ。右サイドエリア角付近からのプニツィオーネ。マルキオンニのボールにファーでレグロッターリェがヘッドをあわせるが枠の上。

ジャストミートのポジションがうまくとれていないのかもしれない。最近、ニコラは吹かすことが多い。

29分、ユーベ先制。メルベリのフィードをアマウリが粘って落とし、シソコが右サイドのマルキオンニに出してのクロス。ゴール前を抜けたボールをデルピエロがGKコッポラの手の先からかっさらい、右足で押し込みレッテ。0-1。

アマウリの粘りでシソコがボールを拾い、マルキオンニはフォリジョーコぎりぎりで右サイドを抜けだした。デルピエロはゴールに流しこむだけというボールで、ユーベが先制。コッポラもわずかにボールに届かなかった。

何度もフォリジョーコかどうか、リプレイが流れる。アシスタントレフェリーの目の前だし、旗があがらないというのはオンサイドなのだろう。残っているように見えるし。

37分、ユーベ追加点。デルピエロのアンゴロ。高いボールに後ろから走り込んできたレグロッターリェがヘッドで突き刺してレッテ。0-2。

ニコラの久しぶりのジャストミート。ゴールのあとでユニフォームを捲って何かメッセージを見せていたが、ネットTVでははっきりわからず。素晴らしいレッテなのは間違いないけれども。

39分、アタランタ。マルキジオへのファールでドニにカルテリーノ・ジャッロ。

ニコラのレッテでリプレイが流れている最中に、ドニがマルキジオにファールをしたというジャッロ。

ボールポゼッションはアタランタ52.3%、ユーベ47.7%、ショッツオンゴールはアタランタ2、ユーベ2、ショッツワイドはアタランタ4、ユーベ5、ブロックされたシュートはアタランタ0、ユーベ1。

45分、アタランタ。バルデスに代えてビエリ、タラモンティに代えてデ・アシェンティスを投入。

FWを2枚に増やしてきた。ビエリはポストができるだけにフロッカリが生きる可能性も。

セコンド・テンポ。アタランタのキックオフ。

47分、アタランタ追撃。ペジェグリーノのアンゴロからビエリがニアでヘッドで叩き込みレッテ。1-2。

早くもビエリの高さが生きたかたち。GKマニンガーは一歩も動けなかった。2回続けてのアンゴロでビエリのマークもずれていなかったはずなのに。ギャップをつかれたのだろうか。

ユーベはこの時間帯ミスパスが多くて、ショートカウンターを浴びている。失点のショックを早く払拭しなければ。

50分、ユーベ。デ・チェリエがファールでカルテリーノ・ジャッロ。

相手はちょっとわからず。ひっかけたようなファールだった。

ユーベはペースを取り戻し、アタランタゴールに迫っている。守備も安定してビエリに触らせないように集中している。

62分、アタランタ。グアレンテからの浮き球に抜けだしたフロッカリが角度のないところからティーロ。GKマニンガーが弾き、ユーベDFが抑える。

フォリジョーコのタイミングを図っていたか。抜けだしは完璧だった。恐ろしい決定機。

63分、アタランタ。デルピエロへのファールでデ・アシェンティスにカルテリーノ・ジャッロ。

デルピエロは怪我でピッチの外に。すぐに戻ってくる。

アマウリがポストプレーでひどいバックチャージを受けたのだけど、ノーファール。アマウリはしばらく起きあがれず。

69分、アタランタ。デルピエロへのファールでペジェグリーノにカルテリーノ・ジャッロ。

マルキオンニとのウーノ、ドゥーエで抜けだしたところを止められた。そのあとのプニツィオーネはGKコッポラの正面。

73分、ユーベ。デ・チェリエに代えてサリハミジッチを投入。

今日のデ・チェリエはよくやっていたけれども決定的な仕事はできなかった。レフトバックでは安定していても攻撃力はもう少し。

アタランタはデル・ネーリの代名詞4-2-4でアタックをかけている。フォリジョーコのタイミングが狂うと一転ピンチになる。

79分、アタランタ。デルピエロへのファールでマンフレディーニにカルテリーノ・ジャッロ。

デルピエロへのファールがかなりひどくなってきた。

81分、ユーベ追加点。右サイドからのプニツィオーネ。デルピエロがゴール前に放り込んだボールをアマウリがヘッドで叩いてレッテ。1-3。

ゴール前でアマウリは高く跳んでフリーでヘッド。GKコッポラを破ってのレッテ。素晴らしいゴール。これで落ち着くかな。

83分、ユーベ。フロッカリへのファールでマルキジオにカルテリーノ・ジャッロ。

マルキジオのタックルで危険回避。よく頑張っている。

84分、ユーベ。マルキジオに代えてザネッティを投入。

ジャッロをもらったマルキジオはザネッティと交代。中盤のクリエイティブよりも守備を重視か。ザネッティもクリエイティブ能力は高いけれども。

アディショナルタイムは3分。

90分、ユーベ。グアレンテへのファールでシソコにカルテリーノ・ジャッロ。

シソコもラフなプレーは減っていたがファイターだけにこのジャッロは仕方がないか。エレガントにボールを獲るのは難しい。

ユーベが鳥籠でボールをキープして時間を潰し、このままタイムアップ。1-3でユーベの勝利。

ボールポゼッションはアタランタ53.8%、ユーベ46.2%、ショッツオンゴールはアタランタ3、ユーベ5、ショッツワイドはアタランタ5、ユーベ5、ブロックされたシュートはアタランタ3、ユーベ1。

セコンド・テンポは圧倒的に圧されながらもチャンスを生かして、アタランタを振り切った。ベルガモはさすがに恐ろしいね。

これでユーベは今年最後のカンピオナートを勝利で終えて、冬のチャンピオンのインテルと勝ち点6差でウインターブレイクに入ることとなった。怪我人が無事に戻ってきてほしいね。

GKがふたり以上いるチームが編成できたとしたら

GKに関するルールはちゃんとあって、FIFAのLaws of the Gameによれば、

A match is played by two teams, each consisting of not more than eleven players, one of whom is the goalkeeper. A match may not start if either team consists of fewer than seven players.


とあり、GKはひとりと定められている。

日本サッカー協会のサッカー競技規則 2008/2009でも、

試合は、11人以下の競技者からなる2つのチームによって行われる。チームの競技者のうちの1人はゴールキーパーである。いずれかのチームが7
人未満の場合、試合は開始されない。


FIFAの規約を訳しただけで、まったく同じ。GKはひとり。

日本だけチーム競技者のうちの最低1人はゴールキーパーである。というような、強調で使って失敗しがちな言葉を使っていると面白かったのだけどね。

11人をGKにして、フィールドプレーヤーは4-4-2のシステムを作る。このシステムはほぼ無敵だ。フィールド内ではGKでも手は使えないが、自陣ペナルティエリア内では全員が手を使うことができる。空中戦ではキャッチミスをしない限り点は入らないし、クロスもひとりだけの対応じゃなくなってしまう。ドリブル突破も挟んでひとりがボールへという対応もできる。CKはもちろん意味をなさなくなる。

つまらなくなることは間違いないだろうね。エリア内だけ全員が手を使えたらハンドでPKというのはなくなるわけで。

このシステムを破ってゴールを奪えるチームがでてくるなら、それはすごいと思うけれども。

最近、そんなエディットができるゲームってないかなって考えている。ルールエディットって最強ではないかと思うのだけど。

2008年12月20日土曜日

大久保嘉人を巡る狂想曲!!

今季のJ1のシーズン終了後、ウォルフスブルク大久保嘉人へのオファーを巡って様々な報道が飛び交ってきた。神戸の安達社長は日本代表の岡田監督の名前を使って慰留作戦を立てると、当の岡田監督に反論され、今度は態度を軟化させるという豹変ぶり。しかも、マスコミは片手落ちの取材で誤報を連発などひどい状態の報道が続いた。そして、神戸は移籍を容認する方向に向かったのだが。

大久保よ神戸に残って!岡ちゃんも“切望”(デイリースポーツ)

日本代表の岡田監督が、大久保の神戸残留を希望していた。神戸の安達社長兼GMと岡田監督は、11月のカタール戦前後に電話で会談。大久保の海外移籍についても話題は及んだが、同社長は「岡田監督は移籍に消極的だった」と明かした。

安達社長によると、岡田監督は「(現地で試合に)出られなくなったときは、(代表に)選ぶわけにはいかないでしょうね」と話している。


主語は安達社長。彼が岡田監督の名前を使って、大久保の移籍には消極的だったと伝聞形式で伝えている。本来なら、岡田監督に裏を取らなければならないのだが、デイリースポーツは裏をとることなく、そのまま掲載。

大久保ブンデス移籍に岡田監督“反対”(スポーツニッポン)

数日前に岡田監督と電話会談した安達社長が「岡田さんは(移籍に)消極的だった。もし移籍して出場機会がなくなれば日本代表に呼ぶことはできないと言っていた。それは、嘉人(大久保)本人にも伝えていると思う」と明かした。


こちらも主語は安達社長。デイリースポーツと同じ形式で、安達社長の言葉を鵜呑みにしたスポーツニッポンがそのまま記事に。

岡田監督、神戸社長に反論「一切、言っていない」…大久保移籍問題(スポーツ報知)

日本代表の司令塔・中村俊輔(30)=セルティック=が来年1月に横浜Mに復帰することが消滅したことに触れ「大久保のこともそうだが、選手個人の移籍に僕が口出しすることはない」と強い口調で話し「貝になる」宣言。


一方、スポーツ報知は岡田監督に取材して、移籍について代表監督が口出しすることはないというコメントを引き出す。しかし、このことを安達社長にぶつけて反応をみることはしていない。

帰国の大久保 ボルフスブルク移籍を決断!(スポーツニッポン)

神戸の慰留により一度は残留に傾いたが、現地でボルフスブルクの施設などを直接見たことで移籍への気持ちが固まった。12日に家族とドイツへ渡り、マガト監督と会談し、練習場を見学。13日にブレーメン戦、17日にミラノで行われたUEFA杯ACミラン戦を観戦した。「タイプが全然違う選手が多かったから自分が生きるのでは。過ごしやすそうだし人も良かった」と好印象も抱き、迷いは消えた。

神戸は12億円の移籍金を要求しているが、07年に大久保と神戸が交わした4年契約には「海外からオファーが来た場合は移籍を認める」との条項が盛り込まれており、ボルフスブルク側は移籍金を支払う必要はない。だが、これまでの神戸への貢献度を踏まえ、ボルフスブルク側は約400万ユーロ(約4億8000万円)を支払う誠意を示している。


ここでスポーツニッポンは神戸と大久保との契約事項を調べて掲載。「海外からオファーが来た場合は移籍を認める」という条項があり、移籍金に関係なく、大久保が移籍できることを暴露。神戸は一転してエースを失う被害者の立場から、約束を守れないモラルのないクラブという立場に。しかも、ウォルフスブルクは払わなくていい移籍金を約400万ユーロ(約4億8000万円)も出しているというのに、神戸はもらう資格がない移籍金を12億円も要求するという銭ゲバぶりを報道。

大久保と話し合いへ…神戸幹部、慰留に自信も(サンケイスポーツ)

神戸側はクラブ間で条件が合意すれば移籍を容認する方針だが、和田本部長は「(神戸に)残ってくれるという手応えもある」と慰留に自信も見せた。


神戸はクラブ間の同意という言葉を使ったが、12億円とか20億円とか10億円と飛び交った移籍金を下げる様子はなく、慰留が第一というコメント。

神戸 大久保のウォルフスブルク移籍容認(デイリースポーツ)

ドイツ1部リーグウォルフスブルクから獲得オファーを受けているJ1神戸FW大久保嘉人(26)に関し、和田昌裕チーム統括本部長(43)は17日、クラブ間で条件合意すれば、移籍を容認する意向を明かした。同部長は「本人の意思が固まれば、快く送り出してあげたい。それにはまずクラブ間の話をまとめる必要がある」と説明した。


神戸はついに移籍容認をしたが、それでも移籍金をもらうことはあきらめていない。移籍金0でも移籍できる契約を結んでいるのに、という突っ込みはいっさいなし。

3つの記事は同じ今日の報道。3社とも違った表現だが、大久保の移籍に神戸が容認方向に向かっているという報道で一致している。しかし、それ以上の突っ込んだ取材はしないし、片手落ちという印象は免れない。

契約条項が明らかになったのなら、なぜ多額の移籍金をという取材ができなかったのか。そういう記事を期待しているのだが、日本のマスコミはそういうことができない。

この記者の力不足が日本のサッカーレベルのアップの足を引っ張っていることに気付いてはいないらしい。

2008年12月19日金曜日

UEFA Champions League First knockout round draw

UEFAチャンピオンズリーグのノックアウトラウンド1回戦のドローが、中央欧州標準時の19日正午(日本時間20時)にスイス・ニヨンのUEFA本部で抽選が行われた。

抽選の模様はスカパー!で午後8時から午後9時まで放送された。

UEFA Champions League 08/09決勝ラウンド抽選会

居酒屋かどこかで話しているようなグダグダな内容だったから、ドローだけ見てチャンネルを変えたけど。見どころは抽選会のところで十分。

Holders United to take on Inter(uefa.com)

2008/09 UEFA Champions League
First knockout round – to be played 24/25 February and 10/11 March
Team named first at home in first leg

Chelsea FC (ENG) v Juventus (ITA)

Villarreal CF (ESP) v Panathinaikos FC (GRE)

Sporting Clube de Portugal (POR) v FC Bayern München (GER)

Club Atlético de Madrid (ESP) v FC Porto (POR)

Olympique Lyonnais (FRA) v FC Barcelona (ESP)

Real Madrid CF (ESP) v Liverpool FC (ENG)

Arsenal FC (ENG) v AS Roma (ITA)

FC Internazionale Milano (ITA) v Manchester United FC (ENG)


組み合わせを見ての雑感を。

Chelsea vs. Juventus

ここまで来ると弱いところはないけれども、その中でも外れくじをユーベは引いてしまった。ただし、チェルシーはモウリーニョ時代の強さがあるわけではなく、カウンター主体からポゼッションに変更しつつある過渡期。ドログバに移籍の噂もある。ショートカウンターの威力を磨いてきたユーベは守備のギャップがあるチェルシーの穴をつけるのではないか。ユーベはブッフォンを始めとして多くの怪我人がウインターブレイク明けには戻って来るはずで戦力が整う2月はベストな状態。ペナルティを償い、新生ユーベとして復活を叫びたい。

Villarreal vs. Panathinaikos

ビジャレアルは1位の中でもっとも楽なクラブを引き当てた。パナシナイコスもインテルを抑えて1位抜けしたチームなので弱くはないのだが、スペインとギリシャの噛み合わせではスペインのほうが強い。マルコス・セナのボール狩りをどうクリアしていくかが問題か。

Sporting vs. Bayern München

バイエルンは油断をしなければスポルティングを圧倒するのではないか。スポルティングは個人スキルこそ高いが、このところ主力を引き抜かれてそれほど強いというイメージはない。冬のマーケット次第ではあるし、バイエルンはゼニトとのUEFA CUPでの八百長問題にも絡んでいるから、ピッチの外のほうが騒がしくなるかもしれない。

Atlético vs. Porto

アトレティコはポルトガル・スーペルリーガで八百長問題を抱えているポルトと。ポルトの有罪は確定していて、今は裁判で係争中。こういうチームはペナルティで早く消えてもらいたい。今季出場を認めたのも間違い。存在が許されないクラブと同じ程度の扱い。アトレティコ頑張れ。

Lyon vs. Barcelona

リヨンは絶好調のバルセロナを引き当てた。1位の中で一番の外れくじ。今のバルセロナのまま2月を迎えるとは思えないが、破壊力は抜群。リヨンは守備からのカウンターを狙うか、それとも堂々と撃ち合うか。グループリーグでは派手な撃ち合いをやってきたクラブだけに、バルセロナ相手でも撃ち合いを望むのではないか。バルセロナは受けて立つと危ないかも。バルセロナは2試合のホーム使用禁止をいつになったら実行するのか。それを理由に処分してもいいのでは。

Real Madrid vs. Liverpool

レアル・マドリーはファン・ニステルローイが怪我で離脱し、フンテラールを獲得。彼がどこまでゴールゲッターとしての力を発揮するかにかかっていそう。レアル・マドリーのことをよく知っているスペイン人監督のベニテスがスペイン化させたリバプールにプレミア流のスピードを生かしたカウンターでマドリーを苦しめるか。
ファンデ・ラモスもプレミアでは苦戦しただけに、リバプール有利か。

Arsenal vs. Roma

アーセナルはスタイルが似ているローマとの対戦。セリエAでは不調のローマもチャンピオンズリーグではチェルシーを抑えて1位通過。ユナイテッド相手に2シーズン連続で敗退した屈辱を、同じプレミア勢相手に晴らすチャンス。アーセナルはセスクとアデバヨールに引き抜きの噂があるだけに引き留めたい。ふたりがいなくなると勝つ確率が落ちてしまう。

Internazionale Milano vs. Manchester United

前年度チャンピオンはビッグイヤーを狙っているインテルとの対戦。これも2位の中では外れくじ。ユナイテッドはクラブワールドカップで日本までやってきて、ウインターブレイクもなく、勤続疲労が溜まっているはず。インテルは2月までには余剰人員を整理して怪我人も戻る予定で。となるのだが。インテルもレコバのパスポート偽造で司法取引するなど印象面では真っ黒。消えてほしいチームのひとつ。

2008年12月18日木曜日

G大阪とユナイテッドがぶつかる直前のいろいろなこと

FIFA Club World Cup Japan 2008 Semi-final Gamba Osaka vs. Manchester United @ International Stadium Yokohama

Gamba Osaka (FIFA Club World Cup Japan 2008 Semi-final preveiw)
 Lucas 
 Endo 
FutagawaBando
MyojinHashimoto
YasudaKaji
YamaguchiNakazawa
 Fujigaya 


Manchester United (FIFA Club World Cup Japan 2008 Semi-final preveiw)
RooneyBerbatov
GiggsCristiano Ronaldo
ScholesCarrick
O'SheaGary Neville
FerdinandVidić
 van der Sar 


システムはともに予想。怪我人の復帰とか、それぞれの監督の思惑があるために変更もありうる。

英会話教室があるため、ライブでは観られないけれども。出っ歯の電波芸者を見なくていいからそれでいいかとも思う。もし、マンチェスター・ユナイテッドのユニフォームを着込んで出てきたら、サンチャゴ・ベルナベウのウルトラの中にそのまま奴を放り込むという誘惑を抑え込めるかどうか。二度と出るなと思うけれども、台所にいつの間にか湧きだしてくる小蠅のように出てくる。制作費の高騰でカットできないものかなあ。いても意味がないのだし。サッカーの知識も素人レベルだし。

Gamba Osaka - Manchester United(bwin)

Gamba Osaka 8.00 X 4.45 Manchester United 1.33


ユナイテッド勝利で1.33倍というのはすごい配当なのかもしれないね。1億円かければ3千万円も戻ってくるわけだから。といっても日本からブックメイカーに賭けるのは違法だし、1億円もないのだけどね。

他にもいろいろベットがあるけれどもアジアンハンディキャップのベットで1-0というのは評価されているのかもしれないね。それでもユナイテッド有利なのだけどさ。

2008年12月17日水曜日

インタビュー with オシム

朝日新聞がオシムへのインタビューでいい言葉を引きだしてくれた。この一言だけで十分。あとはマスコミが言わせたかったことだろうから。

オシム氏、日本サッカーを語る(朝日新聞)

――今の気持ちは。

「空っぽになった感じだ。ただ、日本という立派な国で代表監督ができたのは名誉なこと。日本は生まれ故郷のボスニアに匹敵する大事な国。いい形で痕跡が残ればいいな、と思っている」

――十分に痕跡を残した。

「努力はしたが、残っているかどうか。日本代表をコレクティブ(組織的)な集団にまとめようとした。いろんな個性があった上で、同じインスピレーション、同じアンビション(大志)、同じアイデアを持っている集団。でも時間が足りなかった」

――その代表がW杯予選を戦っている。

「普通にやれば予選突破は当然のこと。私が半分ほど手がけたチーム、選手でもあるのだから、突破する実力を持っていると思っている。突破に失敗したら、指導した私にも責任がある。自分の実力を信じなさい、自信を持ちなさい、と私は言ってきている」

――代表への期待は。

「予選を突破するだけでは十分ではない。さらに高い目標をたてるべきだ。(目標達成には)何かをやってやろうというアンビションが重要。W杯に行って負けた、勉強になったでは十分ではない。人生はずっと勉強だが、それだけではだめだ。W杯で日本がまた勉強に来たと見られるのではなく、何かをやりに来た、と世界中に抱かせて欲しい。すでに半分以上、予選突破の可能性があるので本番の準備を始めるべきでしょう」

――代表では、サイドバックの20歳の内田篤人(鹿島)ら若い選手が出てきている。

「サイドバックで言うとまだ若手でいい選手はいる。中村北斗(福岡)や左利きの阿部翔平(名古屋)も入っておかしくない。今、代表にいる選手たちが完成された選手ではないということ。駒野友一(磐田)や加地亮(ガ大阪)もいる。現代サッカーではサイドからの攻撃がカギ。最強の左右は右が駒野、左が村井慎二(磐田)と考えたこともある。ただ守備力を向上しないといけない。攻撃力が大事だが、失点を防ぐために走って往復運動ができることが必要。ケーキで言えば攻撃力がクリームで守備力がイチゴ。イチゴもあるケーキがいい」

――Jリーグも含めた日本の課題は。

「日本のサッカーはスピードを生かすこと、アジリティー(機敏性)を生かすこと、アグレッシブにやること、そういう方向で間違いない。ただ、プレッシャーを受けた状況での技術が十分ではない。フィジカル面、特にスタミナが足りない」

「日本は欧州の一流のサッカーと大きな差はないと思うが、何が一番違うか。それは練習に取り組む姿勢がどれほど真剣かということ。欧州のビッグクラブの練習を見に行くといい。簡単そうに見える練習でも全力でやっている。練習を完璧(かんぺき)にできて初めて試合でいいプレーができる」

「日本人の特性なのかもしれないが、誰かがこうすればいい、と言ってくれるのを待っているように見える。自分自身に責任を持つ、自分で決定を下す能力を身につけるべきだ。サッカーはそういうことを反映する。自分で責任を持ってプレーする、自分を頼る。それが私の日本へのメッセージです」

――北京五輪で惨敗するなど若手の育成が課題だ。

「若い世代のセレクションをもっと工夫した方がいい。世界でどんなやり方をしているか参考にすべきだ。今の代表を見ても、左利きの選手、体の大きなFW、足の速いセンターバック、攻撃の起点になれるようなGKが少ない。それは今から5年前、10年前の年代別代表のセレクションがあまり成果をあげていないということです」

――ほかに助言は。

「日本サッカーに対して、はっきり言える人が誰かいるべきだ。批判があって初めて前進する。例えばお店でおいしくないコーヒーを出されたとする。誰かがおいしいと言うと、次の日もお店の人はそのコーヒーを出す。本当のことを言うことが大切です」

――今後、日本とどんなかかわり方を。

「今後も私はいつでも手伝う準備はできている。日本のクラブの指揮? オファーがあればその時に考える。ただもっと体を良くしなければいけない。こうして生きて話していることが奇跡だと言うお医者さんもいる。前のような仕事に就くことができたら奇跡の2乗ですね」


以上が全文。ワールドカップアジア最終予選は勝ち抜ける力があると楽観的なコメントを残し、もっとアジリティを生かして、プレッシャーに強くなること、フィジカル面、特にスタミナが足りないことを強調している。

「日本サッカーに対して、はっきり言える人が誰かいるべきだ。批判があって初めて前進する。例えばお店でおいしくないコーヒーを出されたとする。誰かがおいしいと言うと、次の日もお店の人はそのコーヒーを出す。本当のことを言うことが大切です」


日本サッカー協会はトップにほとんどものが言えない組織。川淵前会長はアンタッチャブルで会長選挙の不正問題でも恫喝して黙らせたという噂がある。

犬飼会長は秋春制、最強メンバー規定を巡ってコメントが二転三転したが、誰もつっこめず。田嶋専務理事が規則にないものは処分できないといって反対したことが表面化しただけだった。

理事だけではなく、マスコミも何も言えず、フリーランスのライターは協会の趣旨にあわない記事のインタビューには答えない。ファンの質問は電話受付で「上に伝えます」と繰り返すばかり。

こんなことでは駄目ということをオシムは言ってくれた。

川淵前会長と犬飼会長はちゃんと読んでいるだろうか。

2008年12月16日火曜日

今シーズン、イギリスで一番のアスリートは?

Guardian北京五輪のゴールドラッシュなどイギリスのスポーツの年となった今年のスポーツでもっとも輝いたアスリートには誰がふさわしいかという投票を行っている。

Who should be Sports Personality of the Year 2008?(Guardian)

Rebecca Adlington
Joe Calzaghe
Nicole Cooke
Lewis Hamilton
Chris Hoy
Andy Murray
Christine Ohuruogu
Victoria Pendleton
Wayne Rooney
Phil Taylor


候補となったのは上の10人。

Rebecca Adlington



北京五輪の水泳400M&800Mフリースタイルのゴールドメダリスト。

Joe Calzaghe



WBAWBCWBO統一世界スーパーミドル級チャンピオン。

Nicole Cooke



北京五輪の自転車個人ロードレースのゴールドメダリスト、世界選手権自転車個人ロードレースのゴールドメダリスト。

Lewis Hamilton



2008 seasonのF1ワールドチャンピオン。

Chris Hoy



北京五輪の自転車スプリント、ケイリン、チームスプリントのゴールドメダリスト、世界選手権の自転車スプリント、ケイリンのゴールドメダリスト。

Andy Murray



全米オープン男子シングルス準優勝者。

Christine Ohuruogu



北京五輪の陸上400Mのゴールドメダリスト。

Victoria Pendleton



北京五輪の自転車スプリントのゴールドメダリスト、世界自転車選手権スプリントのゴールドメダリスト。

Wayne Rooney



マンチェスター・ユナイテッドのFW。

Phil Taylor



現在最強と言われるダーツプレーヤー。

あなたは誰に投票するでしょうか?

2008年12月15日月曜日

ラ・シニョーラ、アマウリのドッピエッタを含む4ゴールで存在が許されないクラブを撃沈!!

Serie A Matchday 16 Juventus 4-2 Milan @ Olimpico di Torino
Juventus:Del Piero 16(r),Chiellini 34,Amauri 41,69
Milan:Pato 31,Ambrosini 52

ユベントスはビアンコネーロのファーストジャージ。システムは4-4-2。

Juventus (Serie A Matchday 16)
Del PieroAmauri
NedvedMarchionni
MarchisioSissoko
MolinaroGrygera
ChielliniMellberg
 Manninger 


ミランはロッソネーロのファーストジャージ。システムは4-3-2-1。

Milan (Serie A Matchday 16)
 Pato 
RonaldinhoSeedorf
EmersonAmbrosini
Pirlo
JankulovskiZambrotta
KaladzeMaldini
Abbiati


ユベントスはレグロッターリェがサスペンション、アンドラーデ、ゼビナ、トレゼゲブッフォン、サリハミジッチ、クネゼビッチ、ポウルセン、チアゴ、カモラネージが怪我で離脱。

ミランはガットゥーゾがサスペンション、ボネーラ、ボリエッロ、ネスタ、ガットゥーゾ、フラミニが怪我で離脱。

プリマ・テンポ。ミランのキックオフ。

今日も雨。北イタリアの冬の雨は冷たそう。今日も雪に変わるのだろうか。

序盤はミランのペース。こぼれ球はほとんどミラン。前線でスピード勝負ができるパトにボールを集めている。

ユーベはボールが収まらず、ミスパスも多い。ティーロへの思い切りも足りない。

9分、ユーベ。シソコのボール奪取から右サイドのマルキオンニに振ってのクロス。ファーでアマウリがバイシクルであわせるが大きく枠の上。

クロスの精度はよかったが、アマウリも落としてデルピエロというかたちでもよかった。アマウリがゴールにこだわりすぎたか。

徐々にユーベのペースに。シソコのボール狩りから右サイドのマルキオンニ、グリゲラのクロスからチャンスを作れるようになってきた。

14分、ユーベ。左サイドのモリナーロのクロスを受けたデルピエロがエリア内でヤンクロフスキに倒されてリゴーレ。

ミランの猛抗議も実らず。たぶん、フォリジョーコを主張したのだろうけれども認められなかった。ヤンクロフスキのうしろにもミランの選手が残っていたし。

15分、ユーベ先制。リゴーレ。デルピエロがゆったりとした助走から右足でゴール右隅に豪快に決めてレッテ。1-0。

今日初めてのHermes House BandのI will surviveが流れる。

17分、ミラン。ロナウジーニョのアンゴロ崩れ。左サイドからセードルフがクロス、アンブロジーニがフリーでヘッドをあわせるが枠をとらえられず。

ロナウジーニョのアンゴロは跳ね返したものの、こぼれ球を拾われてセードルフにかたちを作られた。アンブロジーニのヘッドの精度が高ければ同点だった。

20分、ミラン。ゴール正面左やや遠目からのプニツィオーネ。ピルロが蹴ったボールは壁に当たってコースが変わったがGKマニンガーがセーブ。リフレクトを叩くがマニンガーがキャッチ。

ピルロのプニツィオーネは危険。コースが変わったこともあり、危なかった。GKマニンガーが鋭い反応でセーブ。

29分、ユベントス。ネドベドに代えてデ・チェリエを投入。

怪我なのか。それとも守備の強化なのか。今日のネドベドはあまり機能していなかったけれども。

30分、ミラン同点。ボールを奪ったカラーゼの持ち上がりから左サイドのロナウジーニョに振ってのクロス。飛びこんだパトが右足で押し込んでレッテ。1-1。

モリナーロはフォリジョーコを主張したが認められず。一瞬の隙を突かれたかたち。簡単にカラーゼにボールを奪われてどうする。

33分、ユーベ勝ち越し。デルピエロのアンゴロ。センターでキエッリーニがヘッドをあわせてゴール右隅に流しこんでレッテ。2-1。

セットプレー2発で2得点。キエッリーニはフリーで叩き、飛んだコースもよかった。GKアッビアーティも届かず。今日2回目のI will survive。

34分、ミラン。メルベリへのファールでエメルソンにカルテリーノ・ジャッロ。

エメルソンは目立たないと思っていたら、名前が出たのがジャッロ。

36分、ミラン。デ・チェリエへのファールでザンブロッタにカルテリーノ・ジャッロ。

ミランは荒っぽくなってきた。ザンブロッタが止めなければ一気にカウンターが決まっていたけれども。ミランは元ユーベのふたりがともにジャッロ。アッビアーティがもらえば元ユーベのスタメンが全員もらうことになる。

37分、ユーベ。メルベリにカルテリーノ・ジャッロ。

リプレイが流れず、ファールがわからない。プレーはかなり速い。

40分、ユーベ追加点。左サイドのデ・チェリエが駆け上がってのクロス。ファーでアマウリがヘッドを叩きつけてレッテ。3-1。

今日3回目のI will survive。アマウリのヘッドは基本通りに叩きつけるかたちでGKアッビアーティはどうしようもなかった。

45分、ユーベ。デ・チェリエ、マルキオンニとサイドを変えてマルキジオへ。マルキジオがドリブルで切り込んでティーロ。ミランDFに当たってアンゴロに。

マルキジオのドリブル突破で中央をこじ開けてのティーロ。ブロックが入ったが素晴らしいアタック。

アディショナルタイムは2分。

ゲームはユーベ優勢のままでプリマ・テンポ終了。3-1とユーベリードで折り返し。

ボールポゼッションはユーベ36.6%、ミラン63.4%、ショッツオンゴールはユーベ4、ミラン2、ショッツワイドはユーベ4、ミラン2、ブロックされたシュートはユーベ2、ミラン1。

45分、ミラン。エメルソンに代えてシェフチェンコを投入。

ミランは4-2-2-2にシステム変更か。

セコンド・テンポ。ユベントスのキックオフ。

ユーベがボールをキープ。2点のリードを生かして、ゆったりと回している。逆にミランは急いでボールをカットされる場面が目立つ。

50分、ユーベ。デルピエロのアンゴロ。こぼれ球をシソコがミドル。GKアッビアーティがかろうじてアンゴロにクリア。

ミランのクリアをシソコが強烈な一撃。GKアッビアーティが横っ飛びでセーブ。

55分、ミラン追撃。ゴール前のボール回しから、セードルフがアンブロジーニに。アンブロジーニのミドルはキエッリーニに当たってコースが変わりレッテ。3-2。

GKマニンガーはきっちり反応していたが、キエッリーニに当たってコースが変わっては致し方なし。逆方向にボールは転がってレッテ。

ミランの猛攻が実を結んだかたち。ユーベはちょっとDFが引きすぎてしまった。

ミランのファール気味のプレーが続けてノーファールとなり、オリンピコはブーイング。

64分、ミラン。デ・チェリエへのファールでザンブロッタにカルテリーノ・ジャッロ。2枚目のジャッロでカルテリーノ・ロッソでエスプルソ。

完璧に抜かれていただけに仕方がないか。これでミランはひとり少ない10人に。

リプレイではデルピエロのプニツィオーネにセードルフがハンドで止めたのではないかということを繰り返している。たしかにハンドに見えるけれど。

68分、ユーベ追加点。左サイドでデルピエロ、マルキジオとパス交換して前線のアマウリへ。アマウリが胸で落としてシソコとのウーノ、ドゥーエで抜け出すと左足で押し込んでレッテ。4-2。

左サイドで時間をかけての崩し。マルキオンニが左サイドに回って掻き回し、中央を手薄にしてアマウリ、シソコでGKアッビアーティを破った。I will surviveは今日4回目。

70分、ユーベ。アマウリが右サイドを駆け上がり、マイナスのクロス。デルピエロが切り返してフリー。左足でティーロを撃つがポストに嫌われる。

右サイドのスペースへのパスをアマウリが追いついてのクロス。デルピエロは完璧なかたちを作ったがポストに阻まれる。

72分、ミラン。デ・チェリエへのファールでアンブロジーニにカルテリーノ・ジャッロ。

デ・チェリエはかなりファールを受けている。体も大きいだけあってファールには強そうだけど。

73分、ミラン。アンブロジーニに代えてアントニーニを投入。

アンチェロッティはようやくザンブロッタの穴を埋めた。

74分、ユーベ。ロナウジーニョへのファールでシソコにカルテリーノ・ジャッロ。

このファールは何でもないところだった。もったいない。

75分、ミラン。パトに代えてインザーギを投入。

ベンチに入っていた元ユーベの選手が全員出場。今日は戦犯になっているだけにインザーギはどうなのか。

81分、ミラン。左サイドでのパス交換から最後はロナウジーニョからのクロスにインザーギがヘッドをあわせるがGKマニンガーの正面。

マニンガーは安定している。今日の2失点はどうしようもないかたち。1点目はブッフォンなら違ったかたちで止めたかもしれないが、それは言っても仕方がないこと。

87分、ユーベ。シソコに代えてザネッティを投入。

シソコはジャッロをもらっているからね。ザネッティが戻ってきたのも大きい。

88分、ユーベ。アマウリに代えてヤクインタを投入。

モドリッチとのトレードの噂があるヤクインタ。ドッピエッタのアマウリを越えるには結果を残すしかない。彼が一所懸命走る姿は大好きなのだが。

ユーベはゲームをクローズさせるためにポゼッションを高めてきた。

アディショナルタイムは3分。

ロナウジーニョはフラストレーションが溜まっているのか競り合ったマルキジオに対して言いがかり。

92分、ユーベ。左サイドのモリナーロ、デ・チェリエとつないでデルピエロが持ちあがりヤクインタに放してヤクインタが左足でティーロ。しかしジャストミートせず。

あそこで枠に飛ばさないとやっぱり信頼は得られないね。

ゲームはこのままタイムアップ。4-2でユーベの勝利。ユーベは勝ち点33まで伸ばして単独2位に上がった。

ボールポゼッションはユーベ43.1%、ミラン56.9%、ショッツオンゴールはユーベ7、ミラン4、ショッツワイドはユーベ9、ミラン2、ブロックされたシュートはユーベ3、ミラン1。

ミランは直前でカカを怪我で欠いたのが痛かったとはいえ、ロナウジーニョも存在感を見せたのは同点ゴールのアシストだけ。あとは動けず、守れずでユーベに好きなようにサイドを使われてしまった。

存在してはならないクラブに勝ったということで、ユーベはウインターブレイク前のもう1試合に勢いをもって望めるね。

2008年12月14日日曜日

Juventus vs. Milan Preview

Serie A Matchday 16 Juventus vs. Milan @ Olimpico di Torino

ユベントスのシステムは4-4-2。

Juventus (Serie A Matchday 16 preview)
Del PieroAmauri
NedvedMarchionni
MarchisioSissoko
MolinaroGrygera
ChielliniMellberg
 Manninger 


ミランのシステムは4-3-2-1のクリスマスツリー。

Milan (Serie A Matchday 16 preview)
 Pato 
RonaldinhoKakà
AmbrosiniFlamini
Pirlo
JankulovskiZambrotta
MaldiniKaladze
Abbiati


Ranieri: "Chi perde
non è tagliato fuori"
(La Gazzetta dello Sport)

ユーベはブッフォン、カモラネージが間に合わなかった。ミランはガットゥーゾが怪我、ボネーラも手術。ともに怪我人を多く抱えての対戦。ラニエリは本当のダービーだというが、インテルへの挑戦権を賭けたた戦いであることは間違いない。

ユーベのヤクインタは出番を減らし、ジョビンコにもポジションを奪われているが、実はこんなニュースが流れている。

Juventus And Tottenham In Modric/Iaquinta Swap?(Goal.com)

Tuttosport claims Juve are keen on Spurs dynamo Modric and a player plus cash exchange deal with Vincenzo Iaquinta seems on the cards.


ヤクインタは否定しているのだが。モドリッチは中盤のダイナモとして攻撃も守備もできる選手としてトッテナムに入ったはずだった。しかし、トッテナムは低空飛行が続き、現在14位。中盤の選手よりもストライカーを求めている。中盤のダイナミズムを求めているユーベと思惑が一致したということか。

とはいえ、トレゼゲが離脱している今、ヤクインタの放出はFWが手薄になることを意味しているのだけれども。Tuttosportというユーベの地元紙が書いていることなのである程度の信頼度はあるのだろう。まあ、彼らはイタリアの東京スポーツと呼ばれているが。

«Iaquinta-Modric, ci state?»(Tuttosport)

La Gazzetta dello Sportにも載っていないし、本当のところはどうなのだろうね。