2008年10月1日水曜日

ラ・シニョーラ、2点ビハインドを追いつき、何とか勝ち点1!!

UEFA Champions League Group stage Matchday 2 BATE Borisov vs. Juventus @ Dinamo
BATE Borisov:Kryvets 17,Stasevich 23
Juventus:Iaquinta 29,45+ 3

ボリソフは黄色に青のラインのファーストジャージ。システムは4-2-3-1。

BATE Borisov (UEFA Champions League Group H Matchday 2)
 Rodionov 
 Kryvets 
StasevichNekhaychik
LikhtarovichVolodko
YurevichKazantsev
SosnovskiRzhevski
 Veremko 


ユベントスはビアンコネーロのファーストジャージ。システムは4-4-2。

Juventus (UEFA Champions League Group H Matchday 2)
Del PieroIaquinta
NedvedGiovinco
CamoranesiSissoko
De CeglieGrygera
ChielliniLegrottaglie
 Manninger 


ファーストハーフ。ボリソフのキックオフ。

ユベントスはいきなり前線でクリベツからロジオノフへのスルーパスを通されるピンチ。カモラネージがクリアしてコーナーにしたけれども、受け身になると危険だ。グループステージまで残っているのだ。油断はできない。こぼれ球もほとんど拾えないし、スロースターターという悪い癖が出ている。ロングボールでラッシュされると弱いという面も見せているし。守備的であってもここは勝ち点3がほしいところなのだし。アタックをかけなければ。

8分、ボリソフ。レグロッターリェへのファールでネハイチクにイエローカード。

もともとポゼッション志向のサッカーではないから、支配率が相手に渡るのは覚悟の上ではあるのだけど。それにしてはボリソフに支配されすぎではないか。もうコーナーだけでもボリソフが5本。ユーベは満足にボールもつなげない。

ユーベはどうしても真ん中から攻める意識が強すぎて、せっかくのサイドアタッカーを上手く活かせていない。ネドベドもジョビンコもサイドに開いてこそ、真ん中からのアタックが生きてくるのに。そのことをきちんと指示しないとボリソフにいいようにやられてしまう。

16分、ボリソフ先制。ロジオノフからのスルーパスにクリベツが抜けだし、GKマニンガーをかわして左足で無人のゴールに流しこむシュート。キエッリーニがついていったがスピードについていけず。1-0。

怖れていたことが起こってしまった。完全にスピードで負けていて、こぼれ球を拾われ、間をきれいに通された。こういう勝負をしていて相手に主導権を渡していいことなどひとつもないのだけど。

18分、ユーベ。レグロッターリェに代えてクネジェビッチを投入。レグロッターリェの負傷による交代。

これだけ支配されるとサッカーそのものができない。アウェイとはいえ。勝ち点を渡していいはずもなく。

22分、ボリソフ追加点。右サイドでジョビンコがボールを奪われ、ネハイチクに右サイドを突破されると早めのクロス。ファーでネドベドがクリアしようとするが頭を越え、スタセビッチがヘッドで流しこみゴール。2-0。

ジョビンコがボールを奪われてから右サイドの守備がまったく機能せず。ジョビンコがボールを奪われた場合にシソコとクネジェビッチがカバーに走るのではないのか。それがなく、簡単にクロスをあげられて逆サイドはネドベドというミスマッチになってしまった。

25分、ユーベ。クリベツにファールをしたグリゲラにイエローカード。この突破はやられまくっている感じからいって止めなければやばい場面。カードは致し方なし。

28分、ユーベ。ゴール正面左からのFK。デルピエロのシュートは枠をとらえていたがGKベレムコがファインセーブ。

28分、ユーベ追撃。デルピエロのコーナーからのこぼれ球を右サイドでジョビンコが拾ってクロス。ファーでヤクインタがヘッドで決めてゴール。2-1。

初めての決定機でヤクインタが完璧に決めてくれた。もちろん勝ち点3のためにボールを持って走って戻る。

ようやくというか、ユーベもチャンスを作れるようになってきた。といっても、ボリソフのロングボール&ラッシュにかなりやられているのだけど。

デルピエロは今日はFKのピントがあっているかと思えば、宇宙開発。ユーベのシュートのほうが多いが、ショッツオンゴールはほとんどない。

ユーベはかなり前がかりで攻めているが効果的なボールは入れられず。ボリソフが攻めているときにはこぼれ球はボリソフがほとんど拾っている。

アディショナルタイムは3分。

45分、ユーベ。カウンター。カモラネージのボール奪取からジョビンコがドリブル。左サイドのネドベドに振ってのシュート。GKベレムコに止められたがデルピエロが拾って狙うがこれも枠の上。

デルピエロは枠の感覚を忘れてしまったのか。

47分、ユーベ同点。スローインからのボールを奪い、ネドベド、ジョビンコとつないで最後は左サイドに抜けたヤクインタに。左足でGKベレムコを抜いてゴール。2-2。

ファーストハーフで同点に追いついたのは大きい。これでセカンドハーフに勝負を仕掛けられる。ボリソフは走力が命だけにこの部分の修正は大切だけれども。

このままファーストハーフは終了。2-2で折り返し。

ボールポゼッションはボリソフ54%、ユーベ46%、ショッツオンゴールはボリソフ2、ユーベ4、ショッツワイドはボリソフ4、ユーベ5。

45分、ユーベ。カモラネージに代えてマルキジオを投入。カモラネージはセンターハーフとしていいパスも出していたのだけど、やっぱり中盤を支配できなかったからね。彼はサイドのほうがあっている。ジョビンコが2アシストだから代えられないのだけど。

セカンドハーフ。ユーベのキックオフ。

セカンドハーフになっても相変わらずボールの支配はボリソフ。ファーストハーフの序盤に比べればましになったとはいえ、やはり厳しい。前線でデルピエロとヤクインタがキープできないと苦しい。

ようやくボールポゼッションはユーベのものに落ち着いてつなげば十分に攻め込める。ボリソフのロングボールにきちんと対応できさえすれば、走力もファーストハーフで見ているわけだし。

それでもミスパスからカウンターでサイドに散らされて決定的な場面を作られている。落ち着くためにも早めに勝ち越し点がほしいところ。ロングボールでのスピード勝負ではまだ負けている。

55分、ボリソフ。左サイドのスタセビッチにコーナーフラッグぎりぎりで粘られ、ユーレビッチのクロスにボロジコがヘッドをあわせる決定的な場面。枠にいっていたら確実に1点もののプレー。

テクニックでは勝っているのだが、コーナーフラッグをめがけて蹴られるとどうしてもスピード勝負で負ける。ミスパスをカットするとすぐにロングボールというボリソフの戦術は比較的高いラインを敷くユーベには厳しい。

コーナーもFKもジョビンコが蹴るようになっている。直接狙える位置はデルピエロなのかもしれないけれど。それだけ調子が悪いということか。

65分、ボリソフ。マルキジオにファールをしたボロジコにイエローカード。

ユーベの猛攻も最後のシュートの精度が今ひとつ。デルピエロは相変わらずゴールがほしいのか強引なシュートが目立つし。もっと利他的なプレーができたはずなのに。空いているジョビンコのほうがチャンスではなかったか。

69分、ボリソフ。リフタロビッチに代えてシバコフを投入。

ボリソフはユーベのミスをついて、コーナーフラッグをめがけて蹴ってくる。ここで確実に負けているだけに相手ボールにはできるだけしたくないところ。

ユーベはチャンスがあるものの、ボリソフの体ごと当ててくるフィジカルに苦しんでいる。

78分、ボリソフ。シソコへのファールでカザンツェフにイエローカード。

デルピエロはFKのチャンスにまたも壁にぶつけてしまう。ずっと不調。

79分、ユーベ。シバコフへのファールでシソコにイエローカード。何度も何度もカウンターでやられているからね。スピードで負けているというのが本当に厳しい。

80分、ユーベ。ヤクインタに代えてアマウリを投入。今日の出来ならヤクインタではなくデルピエロではないかと思うのだけど。

81分、ユーベ。ネハイチクへのファールでマルキジオにイエローカード。

ユーベのプレーも荒っぽくなってきた。あわせなくてもいいのだけれど。カードは本当に怖い。

85分、ボリソフ。ネハイチクに代えてミルチェフを投入。

ユーベは勝ち越しを狙って猛攻を仕掛けている。サイドから崩すがアマウリがクロスをあげていたのではといところか。

アディショナルタイムは4分。

91分、ボリソフ。ロジオノフに代えてペハを投入。

デルピエロは相変わらずポストでボールをキープできない。ファールに見えてもファールはとってもらえないし。

ゲームはこのまま2-2で終了。ボリソフの序盤のアタックに戸惑い、後手を踏んだ結果、追いつくのがやっと。負けなくてよかったというレベルになってしまった。デルピエロの出来がもう少しよければ、勝ち越しもあったのだけど。シュートが枠にいかないのでは。修正にしばらくはかかりそう。

ボールポゼッションはボリソフ51%、ユーベ49%、ショッツオンゴールはボリソフ3、ユーベ6、ショッツワイドはボリソフ8、ユーベ14。

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