2008年10月4日土曜日

カルチョポリの闇はどこまで深いのか

カルチョポリはユベントスのB降格と勝ち点減、フィオレンティーナラツィオミランレッジーナの勝ち点減で幕を引いたはずだった。しかし、その後もナポリ地検のねばり強い捜査で新たな証拠があがり、裁判が始まっている。

Carraro e Ghirelli prosciolti
Moggi e altri 23 a giudizio
(La Gazzetta dello Sport)

È questa la sorpresa all’udienza preliminare del processo a Luciano Moggi e altri per la vicenda Moggiopoli. Questa mattina era in programma l’ultima udienza davanti al Gup Eduardo De Gregorio che doveva decidere sui rinvii a giudizio di 26 imputati, mentre gli altri 11 verranno giudicati con rito abbreviato il 27 ottobre. Dei 26, Moggi, Mazzini, Bergamo, Pairetto, De Santis, Fazi, Mazzei, Ghirelli, Scardina, Fabiani, Racalbuto, Dattilo, Bertini e Ambrosino erano imputati di associazione per delinquere, gli altri (Enrico Ceniccola, Andrea e Diego Della Valle, Pasquale Foti, Silvio Gemignani, Claudio Lotito, Leonardo Meani, Sandro Mencucci, Claudio Puglisi, Pasquale Rodomonti, Stefano Titomanlio) solo di frode sportiva.


La Gazzetta dello SportはMoggiopoliという言葉を使っている。この事件に関して26人が被告人として審理をされている。この中にはフィオレンティーナのアンドレア・デッラ・バッレ会長、ディエゴ・デッラ・バッレ名誉会長、レッジーナのパスクアレ・フォティ会長、ラツィオのクラウディオ・ロティート会長という名前も含まれていて、さらなるペナルティも考えられる。

“カルチョ・スキャンダル”で、新たに25人が裁判に(スポーツナビ)

イタリア・ナポリの地方裁判所は、ユベントスの元ゼネラル・マネージャー(GM)であるルチアーノ・モッジ、フィオレンティーナおよびラツィオの会長などを含む25人を、2年前に明らかとなった“カルチョーポリ”とも“モッジゲート”とも呼ばれる“カルチョ・スキャンダル”の件で、新たな裁判にかけることを決定した。今回裁判の対象となったのは、スコアレスドローに終わったユベントス対ミラン戦を含む、2004-05シーズンのセリエA15試合における不正行為についてで、公判は2009年1月20日から行われるとのことだ。


不正会計問題や偽造パスポート問題で司法取引をしたインテル、不正会計問題を政治力で解決したミラン。カルチョポリの厳罰は当然ながら、このミラノのふたつのクラブにもペナルティが下って然るべきではある。このペナルティの曖昧さがイタリアのカルチョを非常に複雑にしている。サッカーで悪いことをすれば罰せられるのは当然のこと。ミランが政治力でチャンピオンズリーグに出てあまつさえビッグイヤーを強奪したことは絶対に忘れない。ガッリアーニが今でもベルルスコーニのことを会長と呼ぶあのクラブは存在すら許されない。不正をしたクラブがペナルティを受けるのは当然のことだし、それができなければカンピオナートを中止するしかない。

イタリアもヨーロッパからの撤退を考えなければならない。愛するユーベが解体するかもしれないことは悲しいことではあるが、浄化のためには仕方がない。

プレミアの裏金疑惑、リーガの薬物疑惑そしてバルセロナが2試合使用禁止が執行されていない点など、他のリーグにも問題はたくさんある。その中でイタリアだけは違うということを見せなければならない。それが、フットボールとは違うカルチョの意地ではないのか。

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