2009年4月4日土曜日

名古屋、ミスの連発でパニックを起こして自滅

J League Division 1 Matchday 1 Kawasaki 3-1 Nagoya @ Todoroki
Kawasaki:Vitor Júnior 24,Taniguchi 29,Chong Tese 61
Nagoya:Magnum 23

Kawasaki Frontale 2.22 X 3.20 Nagoya Grampus Eight 2.85(bwin)

川崎はアッズーロネロのファーストジャージ。システムは4-2-2-2。

Kawasaki Frontale (J League Division 1 Matchday 4)
JuninhoChong Tese
Vitor JúniorTasaka
TaniguchiKengo Nakamura
MurakamiMori
ItoTerada
 Kawashima 


名古屋は白一色のセカンドジャージ。システムは4-4-2。

Nagoya Grampus (J League Division 1 Matchday 4)
DaviTamada
MagnumOgawa
YoshimuraNaoshi Nakamura
AbeHayuma Tanaka
MasukawaYoshida
 Narazaki 


前半。名古屋のキックオフ。

6分、名古屋。マギヌンの右サイドへのロングフィードに中村直志が追いつきクロス。玉田が詰めてヘッドを合わせるがGK川島がキャッチ。

マギヌンのフィードに反応した中村直志からのクロス。玉田が飛びこむがジャストミートできず。

7分、川崎。左サイドでヴィトール・ジュニオールがボールを奪取。キープしてジュニーニョに戻してのシュート。ゴール左に外れる。

左サイドの狭い地域で少ない手数からのシュート。

7分、名古屋。村上への報復行為でダビにイエローカード。

村上との競り合いでもつれたことに苛立って押してしまった。本当にブラジル人は芝居がうまくない。

13分、名古屋。中村憲剛へのファールで吉村にイエローカード。

阿部が楢崎へ返したバックパスがひどいミスパス。楢崎が戻したボールを阿部はさらに吉村へルーズなパス。カバーした吉村がイエロー。ヨーロッパなら阿部は即交代だね。

17分、川崎。阿部のミスパスを奪った田坂からチョン・テセ。さらに田坂につないでのクロス。ジュニーニョが飛びこむがわずかに合わず。

阿部はひとりでパニックになってミスパスを連発。川崎のショートカウンターの餌食になった。失点しなかったからいいが、こんなにパニックになるのでは使えない。

23分、名古屋先制。左サイドで小川が突破。深くえぐってのクロスにファーからマギヌンが体ごと飛びこんでゴール。0-1。

マギヌンは川崎のサポーターの前でダビと並んでベイビーパフォーマンス。吉村、小川、マギヌンのつなぎに小川のドリブルというアクセントがついた見事なゴール。

24分、川崎同点。右サイドを森が深く突破。クロスに後ろから飛びこんだヴィトール・ジュニオールが左足でGK楢崎を破ってゴール。1-1。

森の右サイドからの突破に川崎はチョン・テセ、ジュニーニョ、ヴィトール・ジュニオールが飛びこむかたち。吉田のクリアも間に合わず。阿部は森についていたものの止められず。

29分、川崎逆転。ヴィトール・ジュニオールのCK。ファーで寺田が折り返し、谷口が飛びこんでヘッド。ふわりとマウスに吸いこまれゴール。2-1。

名古屋のゾーンディフェンスのマークのずれをついた谷口のヘッドで逆転。小川のヘッドも届かず、GK楢崎は見送るしかなかった。

36分、名古屋。左サイドの玉田から右サイドのマギヌンへのサイドチェンジ。マギヌンから吉村に戻して前線のダビへ。ダビのシュートはGK川島がセーブ。リフレクトをダビが叩くが谷口がブロック。

ダビの強烈なシュートを川島、谷口が止める。谷口はお腹に当たってピッチの外に。

37分、名古屋。左サイドでマギヌンから田中隼磨へ。深くえぐってのクロスはGK川島がパンチングするものの増川がミドル。川崎DFがブロック。

増川はハンドを主張するが認められず。右手は体についていたからね。

41分、名古屋。左サイドの阿部から前線のダビへ。ダビがドリブルでDFを振り切ってのクロス。小川が飛びこむが合わず。

ジャストミートしていれば1点ものだった。クロスの精度というかポジショニングの問題か。

アディショナルタイムは1分。

このまま前半終了。2-1と川崎リードで折り返し。

45分、川崎。田坂に代えて横山を投入。

中村憲剛が右サイドハーフ。横山がセンターに。

後半。川崎のキックオフ。

55分、川崎。ジュニーニョの上がりから、中村憲剛、チョン・テセとつないでのシュート。GK楢崎がセーブ。こぼれ球も楢崎が抑えた。

川崎の攻撃は人数をかけないカウンターになりつつある。

58分、川崎。素早いリスタート。中村憲剛からヴィトール・ジュニオールに出してのシュート。GK楢崎が弾いたところにジュニーニョが詰めるがゴール右に外れる。

名古屋が前がかりになっているところへのカウンター。川崎は本格的なカウンター狙いに。

61分、川崎追加点。横山が吉村からボールを奪ってチョン・テセがゴールまで走って左足でGK楢崎を破ってのゴール。3-1。

名古屋はボール回しのミス。マーカーがふたりもついている吉村に回したことで高い位置で奪われるというショートカウンターを許してしまった。

63分、名古屋。吉村に代えて杉本を投入。

吉村の責任ではないのだが、周りの状況判断のミスで失点の戦犯に。

中村直志がアンカーに、杉本は右サイドに、小川がセンターに。玉田が左サイドにダビが1トップ。システムは4-1-2-3。

名古屋はヨーロッパなら即交代というミスが多すぎる。川崎にそんなにプレゼントしてどうする。味方で回していてもパニックになっていては勝負にならない。いくら有利なフォーメーションでも。

72分、名古屋。阿部に代えて巻を投入。

阿部はひどい出来。ミスが多く、及第点は与えられない。小川をレフトバックにして中村直志、マギヌンのセンター。4-4-2に戻す。

75分、川崎。遅延行為で横山にイエローカード。

ダビを苛立たせるように横山が遅延行為。ブラジル人に対してはこういうプレーは効果的。

77分、川崎。中村直志からボールを奪ったチョン・テセがジュニーニョに当てて右サイドからシュート。名古屋のDFがブロックに入ってCKに。

川崎のショートカウンター狙いはわかっていてもボールを奪われる。学習能力は低い。

79分、名古屋。中村直志に代えて山口を投入。

中村直志は疲れからか判断力が遅くなっていた。山口はそのままセンター。

83分、川崎。チョン・テセに代えて黒津を投入。

チョン・テセのボールカット能力は高かった。フォアチェックで名古屋をパニックにさせたことで十分役割を果たした。

88分、名古屋。左サイドから侵入した小川がそのまま切れ込んでシュート。クロスバーに嫌われる。

久しぶりに仕掛けたサイドアタック。決定的なチャンスだったがクロスバーに嫌われる。

89分、川崎。ジュニーニョに代えてレナチーニョを投入。

ジュニーニョは名古屋のパニックに上手くつけ込んでいた。

アディショナルタイムは4分。

名古屋のCKのチャンスに主審が小川と激突して倒れるハプニング。松尾さんは前半にも名古屋の選手と交錯していて邪魔ばかりしている印象がある。

95分、名古屋。右サイドエリア角付近からのFK。玉田が直接狙うがGK川島がパンチングで防ぐ。

主審と交錯してピッチ外に出ていた小川は最後までピッチに戻れず。

主審はひどかったが。この試合は名古屋が勝手にパニックになってミスを連発したのが敗因。ストイコビッチも選手のパニック症候群をなんとかしなければ、安定した試合運びはできないだろう。

2 件のコメント:

どらぐら さんのコメント...

川崎にはなかなか勝てませんね・・・。
ACLの北京戦でも終盤、麻也のプレゼントパスで危うく失点しかけましたが、
(相手のシュートがポストに当たって難を逃れる)、
ビルドアップの時のミスパスが少なくないような気が。
川崎のようなチームを相手にそれを繰り返していては、
こういう結果も仕方ないかなといった印象です。

阿部は精彩を欠いてましたね。
怪我による出遅れの影響がまだ出ているのでしょうか・・・。

kiri220 さんのコメント...

>どらぐらさん

ストイコビッチ監督になって少しは改善されるかと思っていたのですが、相変わらずプレッシングに弱いサッカーですね。

世界でも珍しい、日本代表にも共通する弱点です。

杉山さんはパスに定石がないからと言っていましたが、名古屋も人任せにするところが見られましたね。

あれだけのミスパスとミスジャッジがあれば川崎のプレッシングはかわせないでしょうね。

阿部は本当にひどかったです。
ヨーロッパなら即交代でしたね。