2009年4月27日月曜日

ラニエリの首の行方は

ユベントスのフロントは、無冠の責任をどこかでとらなければならない。スポーツディレクターのセッコはどう考えても力不足、リッピを呼ぶという話もあったが彼はアッズーリの監督で忙しい。3位につけているがタイトルに飢えているユベンティーニを納得させるには誰かの首を切るしかないかもしれない。

ラニエリはユーヴェでの続投を強調(Goal.com)

-ブラン代表取締役とリッピ(イタリア代表)監督の昼食会以降、ユーヴェは勝利していません。これは偶然でしょうか?
「それはわからない。私はドレッシングルームでのバランスが、何かしらの効果を生むと常に言ってきたし、そうであることを知っている。時計みたいなもので、調子を悪くするのには些細なことで十分なんだよ。私は自分自身とチームの全力を引き出さなければいけない」

-デシャン前監督同様、辞任をする可能性は?
「今、私はすべてを上手く進めようと思っている。デシャンが何をしたのかわからない。彼がクラブを去ったことしか知らないよ。若者がこういった愚かな行動をすることはあり得ると思うがね。彼が去るべき理由はなかった。私には関係のないことだがね」

-ご自身でプロジェクトの中心にいると感じますか?
「もちろん、最後の最後までいるよ」

-試合では、エリアのライン際でデル・ピエーロへのファールがあったように見えましたが…
「ベンチからはデル・ピエーロが倒されたように見えた。だが、コメントはしたくない。人間はミスをするものだ。審判は彼なりの仕事をしたまでなんだから、これでいいんだ」


ラニエリは紳士で、中堅クラブの監督なら有能に切り盛りできるはずだ。ユベントスでなければリーグ戦3位、カップ戦セミファイナルという成績は満足すべきものだろう。

しかし、ユベントスは勝利に飢えている。このところ5試合続けて勝ち星なし。負けに慣れているわけではないユベンティーニにとっていらいらも募るばかりというところ。ラニエリ解任となってもおかしくはない。

だからといって、リッピにとか、バイエルンを解雇されたクリンスマンというわけにもいかないし、デシャンもセッコがいるかぎり無理だろう。フェリペ・スコラーリもクラブ監督としては限界が見えた。誰がという意味では後任が難しい。オシムでもいいのだけれど、彼はビッグクラブは向いていない。

監督問題はビッグクラブの宿命みたいなもの。勝てなければ騒がれる。ラニエリは悪くはないけれども、もっと勝利という刺激がほしいのだよね。

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