2008年8月26日火曜日

悲壮感漂う岡田武史、余裕のなさでアジア最終予選を勝ち抜けるのか?

初戦から負けるかもしれないという考えでアジア最終予選に臨むなら、辞任をしてほしい。そう思うのはぼくだけだろうか。岡田のサッカーはアジア3次予選でもぎりぎりだった。アジアでは圧勝という流れももう消えかけている。日本代表日本サッカー協会はこの先、世界とどう戦っていくかではなく、アジアでどう勝つかも必死で考えなければならなくなっている。それが見えていないような報道ばかりなのだが。

現実にバーレーンに負けなければ痛みはわからないのだろうか。

岡田監督悲壮…初戦から進退懸ける(スポーツニッポン)

日本代表の岡田武史監督(52)が進退をかけて大一番に臨む。日本協会は25日、W杯アジア最終予選の初戦となるアウェーのバーレーン戦(9月6日)の日本代表メンバー20人を発表。岡田監督は絶対に負けられない一戦を前に「背水の気持ちと思っている」と悲壮な決意を口にした。海外組は稲本潤一(28)ら4人を招集。27、28日のJ1リーグ戦後に追加メンバーを発表する。


退任という話はなんどもあった。そのたびに切りぬけてきたが、まさか、退任という言葉を口にすると勝つというジンクスを担いでいるのではないのか。

負けるかもしれないと思って選手をピッチに送り出してどうする。サッカーはデリケートなスポーツで監督の心情や弱気は選手にかならず伝わる。悲壮感はマイナスにしか働かず、逆に体がかたくなってミスを連発しそうなのだが。

犬飼会長が岡田監督に3つのお願い(サンケイスポーツ)

川淵会長から犬飼会長になり、早稲田大学古河電工ラインから慶應義塾大学三菱重工ラインと学閥も企業も変わって少しは期待していたのだ。
しかし、川淵院政は相変わらず。アテネ五輪、W杯ドイツ大会北京五輪での惨敗の検証をきちんとしないままに岡田に対してこんな指令をしている。

【(1)対戦4カ国に先勝指令】「ホーム、アウェーは関係ない。1日も早く勝ち抜いてほしい」。W杯最終予選初戦の9月6日の敵地・バーレーン戦は最高のスタートを切るために、特に大事な一戦ととらえる。

【(2)親善試合の非公開練習は廃止】「代表もファンと近くならないといけない」と代表の人気低迷打破のため、可能な限り練習を公開する。

【(3)親善試合のキャッチコピーを打ち出す】「何を見てもらうか打ち出さないと、ファンの方にきてもらえない」。20日のウルグアイ戦(札幌ド)では2年2カ月ぶりに小野伸二(28)を代表に招集。“岡田監督が小野を見る”といった明確なメッセージが、さらに多くのファンを呼び込むと考えている。最終予選を戦う上で、サッカーを愛するサポーターも力に変える意向だ。


【(1)対戦4カ国に先勝指令】これは相手があることでどうしようもない。惨敗の検証をしないで新しく作ろうとしても無理に決まっている。それがわからないわけではないだろうが、惨敗の歴史を新たな勝利であがなおうとしているとしか思えない。

【(2)親善試合の非公開練習は廃止】代表とファンだけではなく、日本サッカー協会とファンとの距離も近くならないとならないと思うのだけど、その努力はしているのだろうか。

【(3)親善試合のキャッチコピーを打ち出す】キャッチコピーでファンがスタジアムに行くと本当に考えているのだろうか。そうだとしたら、とんだ勘違いとしか言えない。ファンは内容のあるゲームが見たいのであって、客寄せパンダがみたいのではないのだ。いい加減にスターシステムとか代表美地熱から離れたらどうか。

そして、このことも負のスパイラルに拍車をかけているような気がしてならない。

岡ちゃん、ちょっと暗過ぎない?戦う前から“悲壮感” (ZAKZAK)

この悲壮感は何なのか? 南アフリカW杯出場を目指す日本代表は、9月6日のバーレーン戦を皮切りに最終予選に突入する。初戦のメンバー発表で岡田監督は、自ら「背水」の言葉を使うほどの重々しさ。岡ちゃん、ちょっと暗過ぎない?!


ここは岡田監督も少し、アホになって、ネガティブなセリフは封印した方がいい。反町ジャパンの惨敗に続き、ウルグアイとの親善試合にも完敗し、暗雲漂う男子サッカー。だからこそ、ポジティブな思考が必要だ。


ZAKZAKのこの軽さは、ちょっとやりすぎだが。それでも余裕は持ったほうがいい。まあ、どうせ解任されるのなら早いほうがいいから、バーレーン戦で負けたほうがいいともいえるのだけど。

おそらく今のままではアジア最終予選を勝ち抜くのは難しい。マチャラだって負けっ放しではいないはず。日本と2回対戦してきちんと日本を抑えるツボを手に入れたはずだ。

実際にサッカー人口の差からいって選手層の厚さでは日本のほうが有利なのだが、岡田はまるで城を枕に討ち死にというような気持ちになっている。これでは勝てる試合も勝てない。

選手のモチベーションをあげ、ゴールを奪う戦術を考えるのが仕事のはずなのだが。

それができないで負けたら辞めますというくらいなら、今から辞表を書いてもらいたいものだけど。後任はやっぱり考えられていないのだろうな。前任者の真似をしてポロリ発言をするかもしれない。そうなったら南アフリカは諦めたほうがいいだろう。

2 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

キャッチコピーというのは、ある親善試合はこういう目的があるから、どうするのかって部分を結果や内容として具体的に何を求めるのかという事を協会が示すという指標かと思っていましたが、良く取りすぎていましたかね(笑)

それにしても、岡田の悲壮感はがっくりですね。反町もいつも悲壮感が漂っていましたが、まぁ日本人監督には強気でいられる人間はいないんですかね。

五輪では選手のメンタル面の指摘がいろいろな所から多かったですが、監督のメンタルもどうなんだと思ったりもしてます。

kiri220 さんのコメント...

>soccerkyoさん

狂さんのいうように親善試合の目的や、日本の戦術のこの部分を見てほしいというのなら納得がいきますが、どう考えても観客動員のためですからね。

悲壮感は本当にひどいです。テレビカメラがとらえるたびにあれだけ崖っぷちの顔をされると選手もやる気を失いそうで。
それがやることをやっての無表情なら違うのですけどね。

言い訳をしまくる星野といい、大事な会議を欠席する反町といい、メンタルは鍛えなければならないでしょうね。
日本人監督はしばらくいいという危機感は忘れてしまったのでしょうね。