2008年7月17日木曜日

川淵会長の最後の仕事は日本代表ビジネスのための岡田への注文!!



日本代表の人気が落ちているのは、UEFA Champions LeagueEURO 2008の放送があり、日本でもヨーロッパのレベルの高いゲームを見るファンが多くなったということも大きな理由のひとつ。今更、岡田武史が明るく振る舞ったり、選手がファンにサービスしたところでどうにもならないと思うのだが。

野茂英雄メジャーリーグに渡り、NHKでレベルの高いゲームが生で放送されるようになり、日本のプロ野球の視聴率はがくんと落ちた。

同じようなことが日本代表のサッカービジネスにも起こっているのではないのか。

川淵氏が岡ちゃんに最後の注文「明るく」(日刊スポーツより)

川淵キャプテン 岡田はユーモアがあって明るいし面白い。仏頂面ではなく明るく話した方がいい。(マスコミの)うしろにファンがいることを忘れちゃいけない。

岡田監督 努力します。


世界の知将と呼ばれる監督は仏頂面で話していても、クラブの人気がかげったという話はない。逆に成績がしそれほど上がらないのに明るく振る舞ったら、「何をごまかしているのだ」とファンの怒りを招くことは必至。川淵前会長はこういう理論もわからないほど、サッカーファンを馬鹿にしていたことになる。あるいは、サッカーに対する情熱よりも、金や権力に対する執着が優ったか。

ファンサービスは大切で、ヨーロッパのサッカークラブもアメリカのメジャーリーグでも子供たちを本当に大切にする。日本のサッカークラブも野球チームも真似をしているがまだまだ足りない。だから、ファンサービスをというのは間違ってはいない。

だが、それよりも日本代表が面白いサッカーをすることのほうが大切ではないのか。

日本代表の人気低下はヨーロッパのサッカーを見たファンが、あまりのレベルの低さに見放しつつあるというのが真相じゃないだろうか。Jリーグもヨーロッパのあとで見ると明らかなスピード不足を感じる。それは日本代表も同じ。

スローなサッカーでもゴールが入れば面白いが、それもできない。内田のぽよよんゴールで大はしゃぎして顰蹙を買ったりもするのだ。

こういう危機感がわからない人間が会長だったのかと思うとゾッとする。そして、これからも日本サッカー協会の体質が変わらないとすると。

第11代日本サッカー協会会長に犬飼基昭が就任(08.07.12)(日本サッカー協会)

【犬飼 基昭会長就任のご挨拶】
「第11代の日本サッカー協会の会長に指名されました犬飼でございます。ものすごい方の後任ということで緊張しておりますが、いままで日本サッカー協会が積み上げてきたことを引き継ぎたいと思っております。社会がどんどん変化していく中で、サッカー界が何をやらなければならないかということを敏感に察知し、いままでやってきたこと、そしてこれからやろうとしていることのプライオリティの見直しなど、できるだけ早く対応していくような協会にしていきたいです。サッカーを取り巻く環境はどんどん変化しており、昨日やってきたことがきょう正しいということにはならないこともありますので、緊張感を持ってこれからさらに日本のサッカーが発展するように、みんなで力を合わせてがんばっていきたいと思います」


川淵会長とは違う流れを犬飼会長には期待したい。視聴率や観客動員数に左右されることなく、本当に強い日本代表というチーム作りができれば、ファンは自ずとついてくる。そのことを肝に銘じて前進してほしい。

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