ヨーロッパは1995年12月のボスマン裁定によって、EU圏内の選手は外国人として扱わないというルールを適用している。外国人枠というのは各国リーグによって様々だが、プレミア以外は、基本的には外国人の制限がある。ドイツのようにドイツ人を5人以上スカッドに入れるという緩いものであったとしても。
UEFAの通達で自国の協会内で育成された選手4人と自クラブで育てた選手4人をヨーロッパの大会では登録しなければならなくなった。
これはサッカー選手のボーダーレス化を危惧するものなのか。それとも、国内リーグを守るものなのか。ということは議論になったが、この通達でユースの選手を急遽登録するなど慌てたクラブもあった。
「アジア枠」創設を検討=Jリーグ(時事通信)
アジア枠はよい考えだと思う。これまでも日本の文部科学省管轄の教育機関で育った外国人は、ひとりまでに限り、外国人枠では扱わないというルールもあったが、これを拡大解釈するということかもしれない。
とはいえ、浦和のように、帰化した選手を含めると最大5人の外国人がピッチに立つという不自然さもあるのだけれども。
浦和の例は過去に話し合われたのだろうか。
11人すべてが外国人ということもルール上はできるわけで、それが面白いかというとそうではないとは思う。
ヨーロッパは国内選手がひとりもいないクラブというのもあった。そういう中から国内選手を大事にしようという流れになっている。
Jリーグもアジア枠も外国人枠もというのはかまわない。
その結果、日本人が淘汰されてしまうのであればそれは仕方がない。という覚悟でやっているのか。日本人のレベルは下げたくはないけれどもアジア枠を作るという建前なのか。
そのあたりははっきりさせてほしいとはおもうけれどね。
2 件のコメント:
俺はアジア枠導入はとてもいいと思います。
J1もやや停滞している状況にあり、レベルは明らかに下降している様に感じますし。
むしろJ2の方がシステムも含めて挑戦的で野心を感じさせます。
その中で、日本人の力が足りなくて淘汰されるのであればそれも止むを得ないことだと思いますね。
まぁ、その辺の問題があるから、1枠にしたんでしょうけど。
ベトナムやインドネシアやシンガポールなど、韓国だけじゃなく発掘、そして育成など幅広くこの枠を有効に活用してもらいたいですね!
>soccerkyoさん
日本人が活躍できなくなるというのは困るのでしょうね。
日本でプレミアがずっと見られたらそれは幸せかもしれませんが、代表にフィードバックされるわけではないですし。
そういうふうに考えて、1枠にしたのかもしれません。
最初は韓国、中国経由でしょうけど、テスト生でベトナム、インドネシア、タイなどのアジアカップで強化してきた選手を入れてみるというのはいいかもしれませんね。
日本がW杯に出られなくなるから駄目という閉鎖的な考えはやめてほしいものですね。
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