El Zenit pide a Messi por Arshavin(MARCAより)
ゼ二トがアルシャービンとメッシの交換を提案(スポーツナビより)
ロシアの通信社『リオ・ノボスティ』によると、ゼニトの会長はバルサに対し、アルシャービン+2000万ユーロ(約33億3500万円)と引き換えに、メッシの譲渡を要求したとのことだ。
すでに公の場で、バルサへの移籍希望を口にしているアルシャービン。選手本人の意思は確認済みであることから、バルサは今週中にも契約を決めたいようだが、現在提示しているオファーの金額は1000万ユーロ(約16億7000万円)程度と推定され、ゼニトが希望する額と大きくかけ離れているという。
RIA Novostiを調べてみたが、英語サイトでは見つからず。ロシア語サイトではそれらしい記事は載っているが、挨拶くらいしかわからないので確かめようはなく。
FM2008のユベントスで、アルシャービンにオファーをかけたときにゼニトが提示した金額は1400万ユーロ。それを900万ユーロまで値切り、ネクストセールで20%支払うという条件を付けて獲得した。箱庭はかなり綿密に作っているので相場としてはこのあたりが妥当だったと思う。
ただし、このゲームはEURO 2008のことまでは計算に入っていない。ゲームの発売は去年、冬の移籍反映のパッチが出たのはバレンタインデイ。入るわけがない。
バルセロナにとって誤算だったのは、アルシャービンがあまりにも活躍したこと、ゼニトがロシアのクラブとはいえ、もはやプロビンチャではないことだろう。
ロシアは太陽があまり出ない国で寒さに耐えられず、選手が来ないと長い間言われていた。ゼニトも昔は労働者たちが作ったクラブでそれほど裕福だったわけではない。
それがロシアマネーのために各クラブが裕福になり、有望な選手を金で集められ、そして実力もつけた。
そうなれば発言権が増すのは当然のこと。
今まではビッグクラブの言いなりだったクラブが、金では動かなくなったということだろう。
商売の方式を変える必要があるかもしれない。今でも有能な才能は少年のうちから囲い込んではいるが、アルシャービンのように急激に化けることもある。そして化けてからではもう遅いのだ。
メッシーとの交換という条件は各クラブを戦慄させるに十分だろう。どれだけの値段をふっかけられるか。そこまでしてほしい選手なのかというところ。
西側のサッカーバブルが弾け、ロシアマネーが西側に流入しつつある。ロシアのリーグだけを見るのはつまらないし、ロシア人が海外で活躍したという例はそれほど多くはないのだが、モストボイやカルピンといった成功例もある。
選手獲得で勝利が得られるなら安いものだが、こればかりは水物。他のリーグでは大活躍してもあわないことはアンリの例を引くまでもなく、よくある話。
この力関係の逆転は今後の移籍が変わってくる可能性はある。
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