2009年10月25日日曜日

大分は奮戦むなしくJ2に降格決定!!

J League Division 1 Matchday 30 Kyoto 1-1 Oita @ Nishikyogoku Athletic Stadium
Kyoto:Hayashi 21
Oita:Takahashi 6



大分トリニータを愛するすべての皆様へ(Oita Trinita Official Website)

本日、大分トリニータはJリーグディビジョン1第30節京都サンガ戦において1対1で引き分け、この結果、J2降格が決定いたしました。

チームは今シーズン全ての試合において全力で取り組み、ファン、サポーターの皆さんと一緒に戦ってまいりました。今日まで様々な形でJ1リーグ残留に向けて監督をはじめ、選手、スタッフ、フロントが一丸となって努力をして参りましたが、残念ながらこのような結果となりました。大分トリニータを愛する多くのファン、サポーターの皆様のご声援、ご期待にこたえることができずに申し訳ない気持ちでいっぱいでございます。

今シーズンの残された全ての試合において引き続き全力で戦い、皆様のご期待に添えられるように頑張ります。またこの瞬間から、来年J1に復帰するという新たな目標を見据えて、これからも大分トリニータを挙げて努力し続けて参ります。

引き続き皆様方のご声援、ご支援の程よろしくお願いいたします。


大分のフロントは最大限の努力をしたはずだ。シャムスカ体制からの移行が遅れたことに対し、後悔は残るかもしれないが、それでもシャムスカの功労を考えればそれも致し方ない。だが、降格という現実は重く、厳しい。勝てなければ降格という厳しいゲームにも大分からは多くのサポーターが参加していた。そのことをよく考え、チームの再建をはかってほしい。

主将の高松号泣「サポーターに申し訳ない」…大分降格(スポーツ報知)

終了の笛が鳴り響くと、大分の選手は次々とピッチに崩れ落ちた。「苦労してJ1に上がったのに…サポーターに申し訳ないです」。主将のFW高松は、目を真っ赤にして言葉を絞り出した。

J1残留には勝利しか許されない一戦。スタートは最高だった。前半6分。MF高橋のシュートで先制。退場者を出して1人少なくなった京都を圧倒するかにみられたが、同21分に守備陣のミスから同点弾を献上すると、ゴール前で守備を固める相手にしのがれた。

クラブはシャムスカ前監督(44)のあとを受け、14連敗からチームを立て直したポポヴィッチ監督(42)を評価。関係者が「続投は既定路線」と話すなど、来季も指揮を執らせる方針を固めている。一方、MF金崎、日本代表GK西川ら若手の主力には複数のクラブが興味を示しており、争奪戦が展開されれば主力の大量流出は避けられない状況。来季も厳しい戦いを強いられそうだ。

高松は「自分が先頭に立ってJ1に上がれるようにやっていきたい」と残留を示したが、西川や金崎は「先の事は考えられない」と、呆然(ぼうぜん)とした様子でバスへと乗り込んだ。


カウンターに構える京都に、前がかりにならなければならない大分。攻め込んではカウンターを食らい、なんども逆転のピンチに立たされた。それでも、ゴールを許さず、大分は最後までチャンスが残っていた。それを活かせなかったのが最大の敗因だろう。この試合だけではなく、今季の大分のゲームは何かちぐはぐだった。勝たなければならないという重しが選手の足を重くしていた気がする。

それでも、彼らは強いチームであることは間違いない。育成も上手くいっている。来年はJ2だけれども、すぐに上がってくることを楽しみにしている。

2 件のコメント:

どらぐら さんのコメント...

あの14連敗が響きましたね。
開幕戦ではグラに善戦した末に敗れたわけですが、
まさかあの時に大分がこのような結末を迎えようとは思ってもみませんでした。
いや、今から思えば、DFがダヴィの強引な突破を止められないシーンが彼らの将来を暗示していたのかもしれません。
堅守が売りの大分だったはずなのに。

選手の怪我やウェズレイの引退、さらにはスポンサー問題と、今年の大分は踏んだり蹴ったりでした。
主力も何人かは移籍するかもしれませんね。
とは言え、昇格して上位進出を果たしている広島のような例もありますし、2011年には再びJ1に昇格してきて欲しいです。
J1のクラブが九州に存在しない時期が長引くのは良くないことですし・・・。

kiri220 さんのコメント...

>どらぐらさん

14連敗のときに手を打っていればという気持ちはあるかもしれませんね。

シャムスカは功労者ですし、切れなかったのもあるのでしょうが、やはり勝てないときには血を流す必要もあるわけで。

指揮官の迷走もあるのですが、攻撃的に行くはずだったのに点がとれない。
堅守は崩れるというのではやはり勝ち抜けないですね。
熟成路線からのカウンターで勝ち点を稼ぐ方法がよかったのか。
これは総括をしなければならないのでしょうけれども。

大分を応援すると行っていたマルハンもおりましたし、結局ポケットバンクはよくてマルハンは駄目という理由もわからずで、大分には厳しい状況でしたね。

金崎や西川を狙うクラブは多く、草刈り場になるかもしれません。
いい選手は揃っていますからね。

来季J2で戦うにしても、きっちり戦力を整え、戦い方を建て直した上で戻ってきてほしいですね。

九州の雄ですし、関東ばかりに大きな顔はさせられないですしね。