2010 FIFA World Cup South Africa Round of 16 Paraguay 0-0 a.e.t. 5:3 PSO Japan @ Loftus Versfeld Stadium - Tshwane/Pretoria
世界を驚かせるなんてとても無理だと思っていた岡田さんのサッカーは突然別人が指揮を執り始めたかのように変化した。絶対的エースだった中村俊輔を外し、プレーエリアをできるだけ守る世界標準に近いレベルでプレー。松井が何度も右サイドを駆け上がり、大久保が逆サイドで張っているのは観ていて気持ちよかった。この試合は前半こそ圧倒的にパラグアイにポゼッションを奪われたものの、後半から徐々に盛り返し、延長に入るとほぼ互角。パラグアイの決定的なシュートはGK川島が守り、日本は南米のチームを最後まで苦しめた。たらればは禁物だが、本田圭佑のミドルが入っていたらと思ってしまう。だが、日本はペナルティ・シュートアウトまで持ちこみ、わずかな運の違いでベスト8への道を閉ざされてしまった。大冒険は終わったけれども、これからの課題もできた。この敗退から学ぶべきことはたくさんある。それを活かせるかどうかということ。ワクワクするような試合を本当にありがとう。
2010 FIFA World Cup South Africa Round of 16 Spain 1-0 Portugal @ Green Point Stadium - Cape Town
Spain:David Villa 63
Portugal:Ricardo Costa 89(Send Off)
ポゼッションを取り戻したスペインと攻撃の切り札クリスティアーノ・ロナウドがいるポルトガル。圧倒的に攻めたのはスペイン。左サイドからフェルナンド・トーレス、ビジャが何度もミドルで脅かした。ポルトガルもクリスティアーノ・ロナウドがチャンスを作り、あと一歩でゴールというところまでスペインゴールに迫っていくが割ることができない。スペインはシャビ・アロンソのパスからイニエスタが壁を使って抜けだしたビジャが確実に決めて先制。その後も攻撃の手を緩めず。ポルトガルはリカルド・コスタが肘打ちで退場になったこともあって、最後までスペインゴールが遠く、ラウンド・オブ・16で姿を消すことになった。
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