2011年6月2日木曜日

イタリアにまたもスキャンダル、元代表ストライカーが八百長に関与!!



Former Italy striker Giuseppe Signori arrested in match-fixing probe(Guardian)

The former Italy striker Giuseppe Signori has been placed under house arrest over suspected match-fixing of Serie B and non-league games.

A number of well-known footballers who are still playing were also under investigation but have not been arrested, a police statement said.

Italian football has been battling corruption for years, with the fallout from a major 2006 match-fixing scandal in the top flight still rumbling on in the criminal and sporting courts.

In the new case, police in towns and cities across Italy including Rome, Turin, Naples, Bologna, Ancona, Cremona and Ferrara issued detention orders for 16 people.

Signori, a member of the Italy squad that reached the final of the 1994 World Cup and a former star player for the Serie A side Lazio, was placed under house arrest as were seven others. Another seven have been detained in custody. One other person being sought by police was outside Italy.

The Italian news agency Ansa said Signori had declined to comment on the case when reached by telephone.

Police said the six-month investigation had produced evidence of an organised system among former and current footballers, sports betting operators and others to manipulate the results of a number of matches.

They said bets worth tens of thousands of euros, and in some cases hundreds of thousands, had been placed on matches. The investigation was triggered by a Serie B match in Cremona last year that aroused suspicions.


イタリアで八百長捜査、元代表のシニョーリ氏らが逮捕(Goal.com)

1日、イタリアで、サッカー賭博や八百長に関する捜査が行われ、元選手や現役選手ら16名が逮捕された。逮捕者の中には、かつてラツィオやボローニャで活躍した元イタリア代表FWジュゼッペ・シニョーリ氏も含まれており、犯罪組織の一員だったとの疑いが持たれている。

当局によると、昨年11月のクレモネーゼ(3部)の試合が捜査のきっかけだった模様。この試合では、クレモネーゼの選手やスタッフが試合中や試合後に体調不良を訴えているが、飲み物に何かが混入されていたと見られ、これを受けて当局が捜査を開始。賭博や八百長の疑いが浮上したようだ。逮捕者の中には、当時クレモネーゼに所属していたマルコ・パオローニが含まれている。

捜査の対象になっているのは18試合で、セリエAのインテル対レッチェ戦も含まれている。この一戦では、パオローニがレッチェの選手に八百長を持ちかけたと疑われているが、当局はこの試みは失敗に終わったとしている。犯罪組織はゴール数を対象とする賭博で不正にもうけるべく、インテルが3-0で勝つように仕向けたと見られているが、実際にはインテルが1-0で勝利した。

セリエBでは、アタランタやシエナの試合が捜査の対象となっており、アタランタの元イタリア代表MFクリスティアーノ・ドーニも捜査の対象となっている。アタランタやシエナは来季のセリエA昇格が決まっているが、当局は両チームの試合で八百長があった可能性を指摘しており、リーグの正当性に対する懸念が高まっている。

当局によれば、シニョーリ氏はインテル対レッチェ戦をはじめ、複数の試合で賭博に参加していたという。かつてセリエAで3度の得点王に輝いた同氏について、当局は「ボローニャのグループのリーダー」だったと見ている。シニョーリ氏はイタリア『ANSA通信』に対し、電話で「こんなときでも君らには同情がないのか。同情してくれ。私には何も話せない。弁護士が話す」とコメント。弁護士は同氏の関与を否定している。

16名の逮捕者の中には、シニョーリ氏のほか、アスコリの現役選手やラヴェンナの幹部が含まれている。また、元選手のステファノ・ベッタリーニ氏らも捜査の対象とされている。


2006年のカルチョポリの捜査もナポリ検察の頑張りによりまだ最終的な結論は出ていない。当時はユベントスミランラツィオフィオレンティーナレッジーナの組織ぐるみ(のちにインテルも加わっていたことが判明※ただし、処罰は未定)の犯罪と見なされて、ミランを除き(ミランも勝ち点減の処罰が科せられたがチャンピオンズリーグ出場が認められ実質ペナルティなし)苦しいシーズンを送っている。ユベントスはB落ちから以前の強さを取り戻せず、ラツィオはメガクラブからスモールクラブへと経営縮小、フィオレンティーナは低迷し、レッジーナは弱体化して降格した。結局得をしたのはミラノのふたつのクラブだけ。現首相がオーナー、そして、石油王がオーナーのクラブがSerie Aで覇権をリードしていることからも公平な裁定ではなかったのがわかる。今は新証言が出て、ナポリで裁判中だが。

それとは別に、イタリアの英雄のひとり、ジュゼッペ・シニョーリが中心となり、八百長問題を引きおこしていたことが判明していた。BWINおよびレーガプロの試合と言われているがSerie Aの試合も含まれているという。逮捕者まで出してこのまま済ませるわけもなく、下手をするとUEFAからペナルティを食らう可能性もある。

昇格が決まっているアタランタシエナも拘わったとされており、ユベントスの新監督に迎えられたアントニオ・コンテが拘わっていたとしたら、ユーベにとっても大問題となる。

イタリアは5年前の裁判で身内への甘さをみせて、評判を落としてしまった。今回はカルチョポリの新事実を含めてしっかりと真実を追究し、厳罰をもって関わったすべてのクラブを罰して欲しい。ユベントスが関わっているならもちろん、今度はレーガプロへの降格でも構わない。それくらいの覚悟を持たなければ、イタリアのカルチョは更正できないだろう。

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