2011年4月11日月曜日

アルゼンチンとFIFAの後押しでコパ・アメリカ参加へ

日本代表、南米選手権出場へ 開催国が欧州組召集役を肩代わり(中日スポーツ)

東日本大震災の影響で参加するかどうか決めかねていた、サッカーの南米選手権(7月1~24日・アルゼンチン)に、日本代表が開催国の特別な計らいで出場することが8日、確実になった。

南米を訪問していた日本協会の小倉純二会長(72)によると、開催国・アルゼンチン協会のグロンドーナ会長から、欧州リーグに所属する日本人選手の大会派遣を南米連盟が責任を持って「保証」するからと大会参加を熱望されたという。「そこまで言われて検討しないとは言えない。ありがたい話」(同会長)と出場を“内諾”。14日の理事会で正式決定する見込み。

国際サッカー連盟(FIFA)の筆頭副会長も務めるグロンドーナ会長の熱意にほだされた。「欧州でプレーする選手が必要なら南米連盟が責任を持って派遣を保証する。どの選手が必要か言ってくれれば、リストをもとに打ち合わせをする」の言葉で、一度は出場辞退に傾いた日本も再考せざるを得なくなった。

他大陸大会に招待で参加する日本は欧州クラブに対して選手招集の強制力がないが、この“超法規的措置”については、FIFAのブラッター会長からも「検討する」との返答があったことも伝えられた。

小倉会長は既に欧州14カ国(原則2部リーグ以上)でプレーする日本人28人のリストを南米連盟に提出。実際に招集可能かどうかは各クラブの協力次第だが、7月にJリーグが組み込まれたことで国内組による代表編成が厳しい現状では、オール欧州組の可能性も十分にありえる。 (上條憲也)


コパ・アメリカは南米ナンバーワンを決める大陸コンペティションだが、日本代表は招待国のため、インターナショナルAマッチに適用される選手招集の強制力がない。だが、開催国アルゼンチンのサッカー協会とFIFAの後押しにより、海外クラブに所属する選手の招集が実現的になり、辞退から一転出場へと傾いている。14日の理事会で、選手の確保ができるなら正式決定となる。

Jリーグ優先は絶対だが、夢を与える意味もあり、コパ・アメリカ出場で日本が明るくなるなら効果は絶大だ。南アフリカで見せてくれた感動をもう一度見せてくれれば、頑張れる。

とはいえ、厳しいのは現実。夏までに問題が解決するわけではないし、復興には時間がかかる。日本サッカー協会は難しい選択を迫られている。

2 件のコメント:

どらぐら さんのコメント...

コパ・アメリカ出場のメリットとデメリットを考慮すると、やはり無理してまで出場する必要はないと思います。

仰るようにJリーグ優先は譲れませんし、欧州組の中には休ませる必要のある選手もいますから。

出場か辞退か、どちらを選んでも日本サッカー協会は批判されるでしょうね・・・。

kiri220 さんのコメント...

>どらぐらさん

コパ・アメリカに出場すれば夢を与えられますが、Jリーグ優先ですし、難しい決定になりますね。

シーズン前のヨーロッパは難しいですし。

出場決定になりましたが、どちらがいいか難しい判断でしょうね。