2010年10月3日日曜日

ザッケローニが招集した日本代表のメッセージ!!

International Friendly Match Kirin Challenge Cup 2010 Japan vs. Argentina @ Saitama Stadium 2002 8th October 2010

International Friendly Match Korea Republic vs. Japan @ Seoul World Cup Stadium 12th October 2010

キリンチャレンジカップ2010(10/8 vsアルゼンチン代表@埼玉ス)
国際親善試合(10/12 vs韓国代表@韓国・ソウル)
SAMURAI BLUE(日本代表)メンバー
(日本サッカー協会)

選手
Pos. 氏名(英字表記)
生年月日 身長 体重 所属 国際Aマッチ出場/得点

GK
川島 永嗣 カワシマ エイジ KAWASHIMA Eiji
1983.03.20 185cm 80kg リールセSK(ベルギー) 15/-12

西川 周作 ニシカワ シュウサク NISHIKAWA Shusaku
1986.06.18 183cm 81kg サンフレッチェ広島 1/0

権田 修一 ゴンダ シュウイチ GONDA Shuichi
1989.03.03 187cm 83kg FC東京 1/-2

DF
田中 マルクス闘莉王 タナカ マルクストゥーリオ TANAKA Marcus Tulio
1981.04.24 185cm 82kg 名古屋グランパス 43/8

駒野 友一 コマノ ユウイチ KOMANO Yuichi
1981.07.25 172cm 76kg ジュビロ磐田 59/0

栗原 勇蔵 クリハラ ユウゾウ KURIHARA Yuzo
1983.09.18 184cm 80kg 横浜F ・マリノス 3/0

伊野波 雅彦 イノハ マサヒコ INOHA Masahiko 
1985.08.28 179cm 73kg 鹿島アントラーズ 0/0

長友 佑都 ナガトモ ユウト NAGATOMO Yuto
1986.09.12 170cm 68kg ACチェゼーナ(イタリア) 32/3

槙野 智章 マキノ トモアキ MAKINO Tomoaki
1987.05.11 182cm 75kg サンフレッチェ広島 4/0

内田 篤人 ウチダ アツト UCHIDA Atsuto
1988.03.27 176cm 67kg FCシャルケ04(ドイツ) 32/1

MF
遠藤 保仁 エンドウ ヤスヒト ENDO Yasuhito
1980.01.28 178cm 75kg ガンバ大阪 98/9

中村 憲剛 ナカムラ ケンゴ NAKAMURA Kengo
1980.10.31 175cm 67kg 川崎フロンターレ 50/5

阿部 勇樹 アベ ユウキ ABE Yuki
1981.09.06 177cm 77kg レスター・シティー(イングランド) 49/3

今野 泰幸 コンノ ヤスユキ KONNO Yasuyuki
1983.01.25 178cm 73kg FC東京 38/0

長谷部 誠 ハセベ マコト HASEBE Makoto
1984.01.18 177cm 65kg VfLヴォルフスブルク(ドイツ) 35/1

*本田 拓也 ホンダ タクヤ HONDA Takuya
1985.04.17 177cm 73kg 清水エスパルス 0/0

細貝 萌 ホソガイ ハジメ HOSOGAI Hajime
1986.06.10 176cm 69kg 浦和レッズ 2/0

FW
松井 大輔 マツイ ダイスケ MATSUI Daisuke 
1981.05.11 175cm 64kg FCトム・トムスク(ロシア) 28/1

前田 遼一 マエダ リョウイチ MAEDA Ryoichi
1981.10.09 183cm 80kg ジュビロ磐田 5/2

*関口 訓充 セキグチ クニミツ SEKIGUCHI Kunimitsu
1985.12.26 170cm 64kg ベガルタ仙台 0/0

岡崎 慎司 オカザキ シンジ OKAZAKI Shinji 
1986.04.16 174cm 76kg 清水エスパルス 34/17

本田 圭佑 ホンダ ケイスケ HONDA Keisuke
1986.06.13 182cm 76kg CSKAモスクワ(ロシア) 21/6

森本 貴幸 モリモト タカユキ MORIMOTO Takayuki
1988.05.07 180cm 75kg カターニャ(イタリア) 8/3

金崎 夢生 カナザキ ムウ KANAZAKI Mu
1989.02.16 180cm 70kg 名古屋グランパス 4/0

香川 真司 カガワ シンジ KAGAWA Shinji
1989.03.17 172cm 63kg ボルシア・ドルトムント(ドイツ) 15/3


アルベルト・ザッケローニは3-4-3の信奉者だと長らく思われてきた。インテルで指揮を執ったときも優秀なフルバックがいるにも関わらずCBを3枚おいた戦術をとったし、昨シーズンにユベントスで指揮を執ったときにも枚数が足りないCBをやりくりして3バックで戦った。ユベントス時代は結局CBの層の薄さもあって4-3-2-1などいろいろな戦術を試すことになるのだが、守備の立て直しはできなかった。混乱していたユベントス守備陣は子供のころから叩き込まれている守備セオリーをもってしても修正ができなかったのだ。ザッケローニは教師としては温厚で辛抱強いが、強烈なカリスマで引っ張っていくタイプではない。3バックの信奉者であっても両サイドにフルバックをおくシステムを絶対におかないということもないことはユベントス時代にはっきりしたこともあり、優秀なフルバックがいる日本代表では無難に4枚のディフェンダーを置くのではないかとみられている。

実際、メンバー選出にもザッケローニの意図がよく現れている。

純粋なCBは闘莉王と栗原だけ。伊野波と槙野は両サイドのフルバックに対応できる。ユーティリティを重要視して、あるいはサイドハーフにも対応できるように選手選考をしたのではないか。

日本の弱点は中盤のパサーは多いがサイドアタックは指導の失敗もあってドリブラーが少なく、両サイドから積極的に上がれる人材が少ない。サイドアタッカーにスタミナに自信のあるフルバックをあてることでさらに攻撃力を増し、守備も安定すると考えたのではないか。

いや、前線にも松井、金崎、香川といった積極的にドリブルをしかける選手を招集している。彼らはクラブでも活躍しており、いい状態で合流できる。金崎はシーズン終盤で疲労がたまっているだろうが、代表というモチベーションは高いだろう。

ザッケローニは選手選考でサイドアタックの重要性をメッセージとしてこめた。

さらに中盤ではレジスタとして遠藤と中村憲剛を、インコントリスタとして阿部と本田拓也を指名。インクルソーレタイプの長谷部と細貝と中盤もバランスよく選出している。

ザッケローニのチーム作りのためのセレクターとしてきちんとメッセージをこめた。あとは選手が応えるだけだが、結果が出るまでには時間がかかるだろう。

イタリア式の守備を土台にしたサッカーからスペースを潰すというやりかたは世界でもっとも難しいのだ。アルゼンチン戦、韓国戦は無惨に負ける可能性がある。それでも、日本は守備のセオリーを身につけるためにザックにセオリーを教わらなければならない。注目はディアゴナーレがきちんとできているかどうか。ザックがこめたサイドアタックの意図が伝わっているかどうか。

ちゃんと見極めたいところだ。

2 件のコメント:

どらぐら さんのコメント...

遂にザッケローニ体制が本格的にスタートしましたね。
残念ながら怪我のため闘莉王は欠場するそうですが(チームには同行)。

2月の東アジア選手権以降、代表から遠ざかっていた金崎にとっては、今回はチャンス。
代表定着に向けて精一杯アピールしてきて欲しいです。

初召集組の本田拓也や関口の活躍にも注目しています。

kiri220 さんのコメント...

>どらぐらさん

闘莉王は膝を痛めているし、無理はしてほしくないので。
CBは中澤、闘莉王だけだったので経験も必要ですからね。

金崎は仙台戦で調子がよくなかったのですが、大丈夫でしょうか。
頑張ってほしいです。

本田拓也は北京でひどい出来で清水で復活しましたし、関口は仙台で大活躍ですからね。
是非とも使ってほしい選手ですね。