2010年2月14日日曜日

日本は韓国に力負け、岡田さんは責任問題を口にせず

East Asian Football Championship Matchday 6 Japan 1-3 Korea Republic @ National Stadium
Japan:Endo 23(r)
Korea Republic:Lee Dong-Gook 33(r),Lee Seung-Ryul 39,Kim Jae-Sung 60

Japan 1.65 draw 3.55 Korea Republic 4.50(bwin)



FIFA Anthemにのって両国国旗、フェアプレー旗に続いて、両国選手の入場。東京韓国学校初等部合唱団による韓国国歌「愛国歌」、暁星小学校聖歌隊による日本国歌「君が代」の合唱。

日本はブルーサムライのファーストジャージ。システムは4-2-2-2。

Japan (East Asian Football Championship Matchday 6)
TamadaOkazaki
OkuboKengo Nakamura
EndōInamoto
NagatomoUchida
Tulio TanakaNakazawa
 Narazaki 


ベンチメンバーはGK川島永嗣、GK西川周作、駒野友一、岩政大樹、今野泰幸、徳永悠平、阿部勇樹、香川真司、小笠原満男、金崎夢生、佐藤寿人、平山相太。

韓国は赤、白、赤のファーストジャージ。システムは4-4-2。

Korea Republic (East Asian Football Championship Matchday 6)
Lee Seung-RyulLee Dong-Gook
Kim Bo-KyungKim Jae-Sung
Kim Jung-WooShin Hyung-Min
Park Joo-HoOh Beom-Seok
Kang Min-SooCho Yong-Hyung
 Lee Woon-Jae 


ベンチメンバーはGKチョン・ソンリョン、GKキム・ヨングァン、カク・テヒ、イ・ギュロ、キム・ヒョンイル、ク・ジャチョル、キム・ドヒョン、イ・スンヒョン、オ・ジャンウン、イ・グノ、ノ・ビョンジュン。

前半。日本のキックオフ。

13分、日本。シン・ヒョンミンに対するファールで稲本にイエローカード。

シン・ヒョンミンに対する激しいタックルで稲本にイエロー。

19分、韓国。大久保をファールで止めたキム・ジョンウにイエローカード。

大久保への後ろからのファールでキム・ジョンウにイエロー。

21分、日本。ゴール正面遠目からのFK。遠藤が放り込んだボールに反応した闘莉王をカン・ミンスが倒してしまいPKに。

カン・ミンスが闘莉王の首に絡んで倒してPKの判定。

22分、韓国。闘莉王へのファールでカン・ミンスにイエローカード。

ファールじゃなくて、PK判定への抗議だったかもしれない。

22分、日本先制。PK。遠藤がGKイ・ウンジェが跳んだあとに右足で真ん中に蹴り込みゴール。1-0。

PK職人の遠藤が落ち着いてPKを決めて先制。

25分、日本。大久保に代えて香川を投入。

大久保の負傷による交代。

27分、韓国。内田へのファールでキム・ボギョンにイエローカード。

内田への激しいファールでキム・ボギョンにイエロー。

31分、韓国。イ・スンヨルからのパスをエリア内で受けたキム・ボギョンを内田が倒してPK。

今度は内田がキム・ボギョンを倒してPKの判定。

32分、韓国同点。PK。イ・ドングクがGK楢崎の逆をついて右足で左隅に蹴り込みゴール。1-1。

イ・ドングクが冷静に楢崎の逆をついてゴール。

37分、日本。スローインのボールを受けた中村憲剛のミドル。GKイ・ウンジェががっちりキャッチ。

遠目からの中村憲剛のシュートだったが、威力はなくイ・ウンジェがキャッチ。

38分、韓国逆転。右サイドのキム・ジョンウからのパスを中央で受けたイ・スンヨルの左足のミドル。中澤に当たったボールはそのままGK楢崎の頭を越えて入りゴール。1-2。

右サイドのキム・ジョンウからのパスを受けたイ・スンヨルが思いきったミドル。中澤に当たってコースが変わり、ゴールに吸いこまれて逆転。

40分、日本。カン・ミンスともつれて倒れたときに相手を蹴ってしまった闘莉王にレッドカードで退場。

遠藤のFKに飛びこんだ闘莉王。カン・ミンスを蹴ってしまいレッド。日本は稲本が最終ラインに。

44分、韓国。ゴール正面左からのFK。キム・ジェソンが直接狙うがわずかにクロスバーの上。

キム・ジェソンのシュートはわずかにクロスバーの上。楢崎もしっかり反応していた。

アディショナルタイムは2分。

前半はこのまま終了。1-2と韓国リードで折り返し。

45分、日本。香川に代えて岩政を投入。

闘莉王の退場の穴埋めは岩政。

後半。韓国のキックオフ。

46分、韓国。中盤のシン・ヒョンミンからのパスを受けたイ・ドングクが飛び出してきたGK楢崎を引きつけてのシュート。クロスバーに弾かれる。

シン・ヒョンミンからのパスに抜けだしたイ・ドングクが楢崎を引きつけてのシュート。クロスバーに救われる。

51分、韓国。岡崎へのファールでキム・ジョンウにイエローカード。2枚目のイエローでレッドカード。

岡崎へのスライディングタックルでキム・ジョンウにイエロー。2枚目で退場に。

54分、日本。右サイドの稲本からのクロス。逆サイドまで抜けて中村憲剛がキープ。遠藤に戻してのシュート。クロスバーのはるか上。

稲本からのクロスが抜けたところを中村憲剛がうまくつないだが遠藤のシュートは宇宙開発。

55分、韓国。イ・スンヨルに代えてク・ジャチョルを投入。

キム・ジョンウの退場の穴を埋めるかたちでク・ジャチョルを投入。

59分、日本。左サイドを岡崎が突破。長友、中村憲剛とつないでのクロス。玉田がニアに飛びこむがクリアされる。

中村憲剛は角度がないながらもシュートが撃てる場面でパスを選択。玉田が飛びこむがシュートは撃てず。

62分、韓国。イ・ドングクに代えてイ・グノを投入。

イ・ドングクはPKを沈めて1ゴール。キム・ジョンウからキャプテンマークを受けとったイ・ドングクはイ・グノに渡す。

69分、韓国追加点。左サイドのパク・チュホのドリブル突破。イ・グノとのワンツーで抜けだし、フリーのキム・ジェソンに。キム・ジェソンがGK楢崎のタイミングを外して右足でシュート。ゴール右隅に決まって3点目。1-3。

パク・チュホとイ・グノのワンツーに日本は3人が釣り出され、キム・ジェソンがフリー。右足でのシュートは楢崎も届かずゴール。

81分、日本。玉田に代えて佐藤寿人を投入。

玉田は走りまわってボールに絡んだが決定機はなし。

86分、韓国。キム・ボギョンに代えてオ・ジャンウンを投入。

キム・ボギョンはプレイスキッカーとして活躍。

88分、韓国。左サイドのパク・チュホからのパスを受けたイ・グノが左サイドで粘ってのクロス。真ん中でオ・ジャンウンがヘッドをあわせるがわずかにゴール右に外れる。

イ・グノがサイドに出てからのアタック。オ・ジャンウンが真ん中に入ってのヘッドはゴール右に外れる。

アディショナルタイムは3分。

92分、日本。中澤からのロングフィード。岡崎に通ってシュートまで持ちこむがブロックが入ってCKに。

岡崎が中澤のフィードに抜けだしたがシュートはブロックされる。

ゲームはこのままタイムアップ。1-3で韓国の勝利。

岡田さんは「責任問題」についてはまったく口にしなかった。W杯本戦出場国同志の戦いで完膚無きまでにやられたのだ。ボールポゼッションは確かに優勢だったが、日本は中村俊輔長谷部を除けばベストメンバー。闘莉王がいなくなるとキャップ数一桁の岩政しかいないという状況。一方の韓国はベストメンバーから8人ほど抜けている。その相手に決定機を作れず、遠藤のPKの1点だけ。

世界の潮流がサイドアタックをどうするかということを考えているときに、風間八宏は真ん中からいかに崩すか、もっと縦へのフィードをというブラジルサッカーで何とかするのはFWの仕事と丸投げする始末。見ていてひどいと感じなかったのなら解説者として能力が足りないということだろう。

あまりにもひどい試合。監督を交代しなければまた3連敗。そんな痛みをファンに強いるのだろうか。

2 件のコメント:

どらぐら さんのコメント...

厳しい試合になるとは思ってましたが、予想より酷い試合になってしまいました・・・。
先制したものの、攻撃の形が全く作れないなと思っていたら、あれよあれよと言う間に逆転され、極めつけは闘莉王が一発退場。
悪いことは重なるものですね。

今日の試合でもボール支配率では上回ったと思うのですが、
W杯の対戦国は日本がボールを持っていても怖くないと感じることでしょう。
既にオランダはわかっているでしょうが・・・。

kiri220 さんのコメント...

>どらぐらさん

攻撃のかたちが中央突破に偏っていては、韓国も守りやすいですね。
セットプレーに気をつければいいだけですし。
サイドアタックが長友と内田のオーバーラップだけと見抜いてそこから潰すというやり方で彼らはまったく機能しませんでした。
本来、前の位置でサイドを攻略するべきサイドハーフもいなかったですしね。

ボールポゼッションは日本が圧倒的でしたが、ショートカウンターに苦しみましたね。
中澤ももう駄目かもしれません。
対戦相手はもう1勝を計算しているかもしれませんね。