South Africa 6/4 draw 21/10 Japan 19/10(William Hill)
岡田監督、南アに“上から目線”「勝って当然」 (1/2ページ)(サンケイスポーツ)
強気に出た。W杯開催に沸き上がるホスト国に乗り込んでも、岡田監督は遠慮を知らない。南ア戦の楽勝を力強くブチ上げた。
「これぐらいの相手には勝って当然の気持ち。望み通りの結果が出ればまた一歩、レベルアップできる。そこそこレベルの高いチームとやるのは楽しみだね」
上から目線だ。確かにFIFAランクを見れば日本40位、南ア85位。だが、6月に当地で行われたW杯のプレ大会、各大陸連盟の王者などが集うコンフェデレーションズ杯で、南アは4強入り。そのうえ今回は、94年米国W杯でブラジルを優勝に導いたパレイラ監督の復帰戦だ。名将は合宿集合に遅れたFWをメンバーから外すなど、本腰を入れてくる。
対する岡田監督は98年W杯で予選リーグ3戦全敗。それでも「パレイラ? 南アで監督をしていた試合は見てない」と眼中にない。12日のミーティングは10月のトーゴ戦(5-0)の編集ビデオを見せた。相手はコンディション不良の2軍メンバーで、日本はやりたい放題。参考外の内容だったが「100%じゃない相手にも、オマエらは100%で戦っていた」と持ち上げ、プラス志向を徹底した。
今回は開催都市が二転三転し、「日本のサポーターはほとんど来ない」(南ア日本大使館)。W杯本大会で使用するネルソン・マンデラベイ・スタジアム(4万8000人収容)は完全アウェーが予想されるが、「南アとか、W杯スタジアムとか関係ない。この1試合に勝つために来たわけじゃない」と岡田監督。視線の先は、あくまでW杯4強だ。南アのダイヤモンドよりも、決意は固い。
William Hillがつけたオッズでは南アフリカ有利。代表を追放されていたベニー・マッカーシーも復帰した。
守備偏重だったサンタナと違い、パレイラは攻撃に重心をおく。プレスをかけられると慌てて横パスをする癖がある日本代表はショートカウンターの格好の餌食になる。そのことがわかっているとも思えない。この自信はどこからくるのか。まあ、試合をやる前から負けると思っている監督もいないだろうし、そんな監督では困る。これくらい言わなければとも思うが、あまりにも自分のことが見えていないのではないかとも思ってしまう。
南アフリカ戦前日 岡田監督、中澤会見
国際親善試合(スポーツナビ)
岡田 南アフリカという非常に力のあるチームと、それも自国開催、また新しい監督になったということで、非常にモチベーションが高いであろうチームと(試合が)できることを本当にありがたく思っています。必ずや、われわれにとって貴重な経験になると思っています。またそれとともに、このワールドカップ(W杯)スタジアムに来て、W杯がより実感として感じられました。そういう意味で選手も明日の試合にW杯へのシミュレーションとしての臨み方をしてほしいと思っていますので、いい試合、もちろんわれわれがやろうとしているいい試合をして、結果を残していきたいと思っています。
中澤 選手としてはW杯までの1日1日が大事ですから、明日のゲームも勝負にこだわって、せっかく南アフリカに来たのだからこれに勝って、次のアジアカップ予選(香港戦)に向けてはずみをつけたいと思います。
――中村俊輔はスタメンか?
岡田 ここにいる選手全員が先発でいけます。コンディションがいいかどうかは別として(スタメンで)いこうと思えばいけます。
――バファナ・バファナ(南アフリカ代表の愛称)は、日本のプレーはスピードがあってプレッシャーをかけてくると分析しているようだが(南アフリカ人記者)
岡田 パレイラ監督もどうも日本の試合を見られているようで、かなりいろんな対策をしているように聞きました。その意味で、われわれも南アフリカの試合は何試合かビデオで見ていますし、いい試合ができればと。われわれは、われわれのスタイルで戦いたいと思っています。
――ここのピッチの状態は問題ないか?(南アフリカ人記者)
岡田 素晴らしいピッチだと思っています。ボールの走りがちょっと遅いですが、これは芝の種類によるものなので、インターナショナルマッチに十分かなうピッチだと思っています。
――日本はここに来てエンジョイしているか? またここに来たことが来年にどのようなアドバンテージになるのか?(南ア記者)
岡田 ポートエリザベスは初めてですが、非常に美しい街で、天候にも恵まれた日々が続いておりまして、キャンプに関しては100パーセント満足しております。ここでの経験は、やはり南アフリカでキャンプをして試合をしたというのは、選手のメンタリティー、そしてスタッフの仕事のやり方の経験とし、非常に大きなものがあると思っています。
サンケイスポーツの報道とはずいぶん違う前日会見の受け答えだ。外面と内面は違うということなのだろう。大言壮語をするなら南アフリカのメディアに向かって言ってほしかったがそこまで強気ではなかったということだ。
サンケイスポーツの報道にはリスペクトの欠片もないが、この前日会見では相手に気を遣いすぎているように見える。シミュレーションになればいいというのはあまりにも弱気すぎないか。
――中村俊は(直前に)スペインで試合をして到着したが、疲れている印象は?
岡田 当然疲れているでしょうけど、中2日あって、10時間程度の移動ですから。彼はプロフェッショナルだから十分できると思っています。今日の練習はそれほど疲れているかどうか分かるほどのものではないのですが、今日見た限り、疲れていてどうしようもないという感じはしなかったです。
――バファナ・バファナを恐れているか? またスタジアムの騒音(おそらくブブゼラのこと)についてはどう思うか?(南アフリカ人記者)
中澤 南アフリカはいいチームだと思っていますが、アフリカのチームとやるのは初めてではない。ほかにもガーナやトーゴとやっているので、決してかなわない相手だとも思わないので、明日はいいゲームになればと思います。騒音に関しては、日本には浦和レッズという素晴らしいチームがあって、サポーターの声がすごいですから(苦笑)。
――中澤選手、(ポートエリザベスはW杯本大会の)準々決勝と3位決定戦の会場だが、ここに入った感想は? また選手として事前にできることの影響は?
中澤 このスタジアムに来て、選手の感想としては、とてもきれいで、これが満員になればすごい迫力のあるスタジアムになるのだろうなと。W杯の前にこうした試合会場に入るのは、グラウンドコンディションを知る意味で大事なポイントなので、スパイク選びなどを含めた問題は、このスタジアムに限っては解決されたと思っていますので、ほかの国に比べればアドバンテージはあると思います。
――「選手も明日の試合にW杯へのシミュレーションとしての臨み方をしてほしい」ということだが、どういう試合の入り方を望んでいるか?
岡田 あまり言うことがなかったので、ちょっと軽い気持ちで言ったんですけど(笑)、シミュレーションというか、要するにW杯スタジアムで戦うということで、本大会に近いモチベーションで戦ってもらいたいと、選手にとっては。まあスタッフには、いろいろな用件、今日だけでもいろいろ問題が出てきているので、それらをどうするかきっちり考えておいてくれと言っているんですけど、選手にはW杯のつもりで、こちらもそういうタイムスケジュール、また例えば今度の大会から多分イヤホンがダメになる、であれば今回からイヤホンを使わないとか、そういうモードでいくので、選手にも本大会に近いモチベーションで臨んでもらいたいということです。
日本の記者は中村俊輔のことばかり気にしている。彼がいなければ試合にならないとでも思っているかのようだ。サッカーは11人でやるものだし、中村の評価は世界的には普通の選手でしかない。今では本田圭佑のほうが世界での評価は高い。
それにしても、南アフリカの記者がブブゼラを騒音と認識しているのは笑ってしまったなあ。コンフェデレーションズカップのときもすごかったしね。
2 件のコメント:
俊輔も絶対的な存在ではなくなってきたのではないか、という見方をいろんなところで目にしますが、
日本国内での知名度は依然として抜群ですし、彼が背負っているものもいろいろとありますから・・・。
>ブブゼラを騒音と認識
ブブゼラに否定的な人も現地にはいるのでしょうね。
試合は先ほど始まったようですが、地上波の放送では24時前からなので、それを見終えるまでは情報を遮断しないといけません(苦笑)。
>どらぐらさん
知名度だけではサッカーはできないのも事実なのですが。
ドイツで醜態をさらした高原は浦和でも復活できませんでしたし。
ブブゼラはコンフェデレーションズカップでもネガティブな印象だったのですよね。
黒人文化なのかもしれませんね。
情報遮断はかなり難しいですね。
なぜ、地上波でライブじゃなかったのかは不思議ですね。
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