ゴン中山に戦力外通知…移籍先探しへ(読売新聞)
サッカーJ1・磐田が元日本代表のFW中山雅史(42)とDF鈴木秀人(35)に戦力外通告をしたことが10日、分かった。
ともに現役続行の意思を見せ、クラブからのスタッフとしての残留要請を断った。今後移籍先を探す。
中山は1990年に前身のヤマハ発動機に入社した生え抜きとして、J1通算353試合に出場し、J1最多の157得点を挙げている。
日本代表でも53試合で21得点し、98年ワールドカップフランス大会、02年日韓大会に出場した。
今季は若手を優先するクラブの方針で出場機会が激減、ここまでナビスコ杯1試合と天皇杯の1試合だけで、リーグ戦の出場はない。
同じく磐田一筋で昨季までJ1通算322試合出場の鈴木も今季はリーグ戦5試合出場にとどまっている。
クラブ関係者は「2人とも長年クラブを支えた功労者で、何らかの形でクラブに残ってほしかった。移籍先が見つかるよう協力したい」としている。
ついに中山雅史も磐田からいなくなってしまうのかと思う。広島で行われたアジアカップで優勝したときの日本代表のスーパーサブ。W杯アメリカ大会アジア最終予選ではオリジナル10から洩れた旧JFL1部のヤマハ発動機から唯一選出され、ドーハの悲劇も経験した。
W杯フランス大会で日本人初ゴール、4試合連続ハットトリックでギネスブック掲載、Jリーグ1シーズン通算得点36(現在でも破られていない)という記録を残す。
ゴンの愛称で親しまれた中山は磐田の象徴だっただけに寂しいという気持ちがある。いつかは選手はクラブを何らかのかたちで去るものだけれども。
現役続行ということで下のカテゴリーで続けるのか、それとも海外に行くのかわからないが頑張ってほしい。
磐田、ゴンに続き鈴木秀とも契約更新せず(日刊スポーツ)
磐田は10日、1996年アトランタ五輪代表のDF鈴木秀人(35)と来季の契約を更新しないと発表した。クラブによると、鈴木秀は現役続行を希望している。
93年に静岡・浜松商高から入団し、主にストッパーとして活躍。アトランタ五輪では、強豪ブラジルを倒して「マイアミの奇跡」と呼ばれた一戦に出場した。
今季はリーグ戦で5試合の出場にとどまっているが、J1通算は327試合出場で9得点を記録。2002年にはJリーグのベストイレブンに輝いた。日本代表では97年に国際Aマッチ1試合に出場した。
中山とともに鈴木秀人とも契約更新しないと0回答を出した磐田。クラブの若返り政策という話だが、中山、鈴木がベンチに座っているだけでも、あるいは練習に出てくるだけでも若手は成長するとは考えなかったのだろうか。
そういう継承性について考えていれば、選手として出場できない可能性を示してでも契約すべきだったと思うのだが。アドバイザー契約というのは精一杯の誠意なのだろう。
現役にこだわるということはまだやり残したことがあるということだろう。それが見つかることを祈りたい。
2 件のコメント:
磐田の黄金時代を知るメンバー2人も遂に戦力外通告を受けましたか・・・。
中山は仰るとおり磐田の象徴で、知名度もありますから(今日の19時のNHKニュースでも報じられてました)、寂しいですね。
他クラブからのオファーがあれば良いのですが、鈴木共々、果たして移籍先は見つかるのでしょうか。
>どらぐらさん
J1のいわゆるビッグクラブは若返り政策をとっているし、地方クラブは財政的には厳しいですからね。
愛媛も福西とは条件面で折り合いがつかなかったようですし。
中山がこのまま引退となると寂しいですね。
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