2009年11月2日月曜日

貧困問題解決には福祉の充実が必要



Fernando Cáceres continúa en estado crítico(Clarin)

Fernando Cáceres, ex futbolista de Argentinos Juniors, River, Boca, Independiente y la Selección Argentina, circulaba por la intersección de la avenida Gaona y la calle Falucho, en Ciudadela, cuando fue interceptado por al menos cuatro hombres armados que bajaron de un Fiat Siena y le exigieron la entrega de su vehículo BMW.

El ex defensor central trató de escapar a bordo de su auto y, en ese momento, uno de los asaltantes comenzó a dispararle a corta distancia, tras lo cual los delincuentes huyeron. Enseguida, el ex futbolista, de 40 años, fue trasladado de urgencia al hospital Ramón Carrillo donde fue intervenido quirúrgicamente ya que uno de los balazos impactó en uno de sus ojos. Además, sufrió la fractura en la base del cráneo.

La bala, que está en la región paratemporal, no pudo ser extraída luego de la operación porque los médicos informaron que podría ser contraproducente. "El paciente llegó en coma", aseguró el médico Rodrigo Bau. Y agregó: "La bala entró en el globo ocular derecho y no tiene orificio de salida" y adelantó que "el pronóstico es reservado, entró con un compromiso importante".

El último parte médico del Ministerio de Salud indica que el estado de salud del ex futbolista continúa siendo crítico, si bien muestra estabilidad en algunos parámetros neurológicos que permiten tener "algún grado de optimismo".

Así lo informó hace instantes el viceministro de Salud de la provincia de Buenos Aires, Alejandro Collia, luego de presentarles a los familiares del paciente el parte médico de la tarde. "La tomografía post quirúrgica evidenció estabilidad en algunos parámetros neurológicos que nos permite tener una cuota pequeña de optimismo", expresó Collia en el hospital provincial Ramón Carrillo, de Tres de Febrero, donde permanece internado el ex jugador.

El viceministro adelantó que en las próximas horas se le realizará al paciente un doppler transcraneano "para conocer la situación hemodinámica cerebral". Personal de Prosamic, la red provincial de salud mental en incidentes críticos, se encuentra en el hospital Carrillo con el objetivo de dar contención psicológica a los familiares.


元アルゼンチン代表のカセレス、車強盗に目を撃たれ重体(スポーツナビ)

かつて、スペインのサラゴサ、バレンシア、セルタなどでもプレーした元アルゼンチン代表のフェルナンド・カセレスが、母国ブエノスアイレスの郊外で車を奪おうとした強盗に襲われ、右目を撃たれて意識不明の重体に陥っている。

同国の『クラリン』紙によると、4人の強盗に襲われ愛車を奪われそうになったカセレスが抵抗したところ、強盗の1人が発砲。目のあたりを撃たれたカセレスはその後、市内の病院に運ばれたが、銃弾が摘出できないまま、こん睡状態が続いているという。

アルゼンチンのアルヘンティノス・ジュニアーズで選手としてのキャリアをスタートしたカセレスは、リバープレートを経てサラゴサへ移籍。1993-96年のサラゴサ在籍中に、スペイン国王杯、カップ・ウイナーズカップ(現在は廃止)のタイトルを獲得した。その後は、ボカ・ジュニアーズ、バレンシアでプレーし、1998年にセルタに移籍。以後6シーズンにわたり、同クラブの中心選手として活躍した。2004年からは母国に戻りプレーしていたカセレスは、2007年に古巣のアルヘンティノス・ジュニアーズで引退。数カ月前までは、インデペンディエンテのセカンドチームで監督を務めていた。


あってはならないことが起こってしまう。これはサッカー界だけの問題ではない。フェルナンド・カセレスに起こったことは他の誰にでも起こったかもしれないのだ。彼がBMWに乗っていたことは事実だが、金を持っていそうだからと強盗に遭うことは間違っている。

人間の欲はどこまでも強く深い。日本では沖縄の諸島部ではゆいまーるという相互扶助システムがあるが、これはそこに住んでいる人間が同じように貧しいから成り立つシステム。鍵をかけなくても泥棒は入らないし、抜け駆けをしようとも思わない。誰かが自分のものを使っても怒ることはない。誰かが引っ越してきて困っていれば助けてくれる。

だが、同じシステムが金持ちの間で出来るかというと無理だと言わざるをえない。同じような金持ちだけが住む地域に同じような金持ちが引っ越してきたとしたら。まず、仲間に入れることにも否定的な意見が出てくる。たとえば、京都は十代100年住んでいても新参者扱いだ。彼らの戦後は応仁の乱後であり、第二次世界大戦後ではない。そういう特権意識を持っている人間の中に入っていくのは難しい。

人間は優しく接せられることに慣れていないと、優しくしてくれた人すら憎んでしまう。金持ちの優しさは本心からのものであっても上から目線になってしまいがちだ。人間には貧しくてもプライドがあり、施しを受けるよりも自力で稼ぐほうに誇りを持つ傾向がある。それが犯罪だったとしても。そして、歴史は金持ちから奪うことを正当化してきているのだ。

アルゼンチンの貧富の差はかなり大きい。サッカーやその他の事業で稼いで大きな家に住んでいる人間もいれば、その日暮らしでかつかつに生きている人間もいる。その日暮らしだからといって生きなければならない。だから、犯罪に走る。それは生きるための手段で法律で禁止されていてもやめるわけにはいかない。

日本も格差社会を作る政府の方針で、貧困層はかなり増えている。働いても働いても暮らしていくのがやっと。ちょっと大きな病気になれば、すぐに生活に困ってしまう。それなのに福祉はおざなりだ。

この事件は対岸の火事ではない。日本も政治の貧困のためにぼろぼろになっている。騙すよりも騙されるほうが悪いという考え方ができつつある。

こういう世界はあってはならない。解決すべき問題だ。だが、個の事件として扱われるというのはあまりにもひどいではないか。

2 件のコメント:

どらぐら さんのコメント...

なんとも痛ましい事件ですね・・・。
これと似たような事件が先日、愛知県でもありました。
車上狙いをしようとしていた犯人に気づいた車の持ち主の方が殺されてしまったのです。
確かまだ犯人は捕まっていません・・・。

アルゼンチンの事件の犯人、愛知の事件の犯人がどういう境遇の人間なのかはわかりませんが、
どちらも貧しさゆえの犯行だった可能性は否定できません。
福祉の充実が急がれますが、少なくとも今の日本でそれを期待するのは難しいのかもしれません。

「騙すよりも騙されるほうが悪い」、悲しいことではありますが、これからはこのことを肝に銘じて生きていかなければならないのかもしれませんね。

kiri220 さんのコメント...

>どらぐらさん

犯人は貧しい境遇だったかもしれず、あるいは犯罪で生計を立てている人間かもしれませんが。

いずれにしても心が貧しいという点は間違いないでしょうね。

どんな境遇でも間違ったことはしないというプライドを持って生きていくことができないということなのでしょう。

周りの環境にもよるのでしょうが、やはり福祉の充実は急がなければならない問題ですね。

騙されるほうが悪いとなったら、反撃も許してほしいものですね。