2010年3月31日水曜日

UEFA Champions League Quarter-finals 1st leg. 30th March 2010

UEFA Champions League Quarter-finals 1st leg. Lyon 3-1 Bordeaux @ Stade de Gerland, Lyon
Lyon:Lisandro 10,77(P),Bastos 32
Bordeaux:Chamakh 14

Lisandro double puts Lyon in charge(uefa.com)

堅守を誇るボルドーがリヨンの攻撃力に屈したかたち。リサンドロに角度のないところから決められた直後こそ、シャマクのゴールで振り出しに戻したが、クリアミスを拾われてバストスに決められると後半にもペナルティをリサンドロに沈められて、アウェイゴールを奪ったものの2点差をつけられての折り返しとなった。

UEFA Champions League Quarter-finals 1st leg. Bayern 2-1 Man. United @ Fußball Arena München, Munich
Bayern:Ribéry 77,Olić 90+2
Man. United:Rooney 1

Last-gasp Olić earns Bayern victory(uefa.com)

マンチェスター・ユナイテッドはセットプレーからルーニーのゴールで幸先よく先制したものの、その後はゴールが割れない。バイエルン・ミュンヘンはリベリが直接FKを沈めると、オリッチがアディショナルタイムにドリブル突破でゴールを割ってリードを持ってセカンドレグに向かうことになった。ユナイテッドはアウェイゴールを奪っており、ホームでの巻き返しを狙っている。

2010年3月30日火曜日

ニコラも人種差別撲滅に協力!!

Legrottaglie: «We must fight racism»(Juventus Official Website)

Racism must be fought with strength, in everyday life as well as in sports. This is the message the project “Un calcio al razzismo” (A kick to racism) is forwarding, promoted in the last November by Juventus at UNESCO Centre in Torino. The initiative foresee the award of two scholarships, for year 2009/2010, to a Second Grade Institute and to a student, aged between 18 and 25, who did significant actions, always in fighting racism and in favor of integration.

And to support this project also Nicola Legrottaglie intervened, who tonight, in classroom 4 at Palazzo Nuovo, took part to a lesson of Diritto Internazionale dello Sport (Sport International Right). The meeting issue, the fight against racism in sport domain: «Racism must be fought in all environments, not only in soccer – Nicola said– It’s a fight to be supported with stubbornness». Yesterday Jonathan Zebina was the victim of racist choirs and a mean aggression: «The best thing to do in these cases is not to speak about it and do not give visibility to who committed this act –Legrottaglie went on – That person today was on all newspaper, while it would be better not to give importance at media level. Anyway, I saw Jonathan calm and serene».

Finally, the defender opened a parenthesis on the victory vs. Atalanta: «Three suffered points, very important considering the final rush that we will go through. For the future we’ll try to plan our work in order to have the necessary fuel to reach our targets»


アタランタ戦を前に、ウルトラから襲撃を受けたユベントス。特にゼビナは首筋を殴られ、人種差別的な言葉を投げつけられていることもたびたびだという。

ユベントスは、昨年11月からトリノにあるユネスコと共同で“Un calcio al razzismo” (A kick to racism)=人種差別をなくす運動を行っている。奨学金を出して教育を行っており、その席にニコラ・レグロッターリェが出席している。

彼はジョナサン・ゼビナがアタックを受けたことを引き合いにして、人種差別には強い気持ちをもって戦わなければならないと強調。生活の中だけではなく、ピッチの中からも撲滅すべきとのコメントを出している。

実際、こういうことをしなくても人種間では身体能力の違いはあっても、人間的な違いはないことくらいは理解してもらいたいと思うのだが。人が誹謗中傷を受けるとするならば、その人間の行動や発言によるべきで、その他の持って生まれた資質を攻撃するものではない。戦争賛美を謳う政治家はいくら叩かれても構わないが、肌の色や障害などで叩くのは叩くほうの心の貧しさを表している。と考えるのだが、どうだろうか。

2010年3月29日月曜日

セルビア戦に向けて、日本代表20名を招集!!

Kirin Challenge Cup 2010 Japan vs. Serbia @ Nagai Stadium 7th April 2010

キリンチャレンジカップ2010 (4/7 vsセルビア代表@長居スタジアム)
SAMURAI BLUE(日本代表)メンバー
(日本サッカー協会)

GK

楢﨑 正剛 NARAZAKI Seigo 
1976.04.15 187cm 80kg 名古屋グランパス 74/70

    
川島 永嗣 KAWASHIMA Eiji 
1983.03.20 185cm 80kg 川崎フロンターレ 8/6

DF

中澤 佑二 NAKAZAWA Yuji 
1978.02.25 187cm 78kg 横浜F・マリノス 101/17

    
駒野 友一 KOMANO Yuichi 
1981.07.25 172cm 76kg ジュビロ磐田 51/0

    
今野 泰幸 KONNO Yasuyuki 
1983.01.25 178cm 73kg FC東京 34/0

    
栗原 勇蔵 KURIHARA Yuzo 
1983.09.18 184cm 80kg 横浜F・マリノス 1/0

    
徳永 悠平 TOKUNAGA Yuhei 
1983.09.25 180cm 76kg FC東京 6/0

    
長友 佑都 NAGATOMO Yuto 
1986.09.12 170cm 65kg FC東京 22/3

    
内田 篤人 UCHIDA Atsuto 
1988.03.27 176cm 62kg 鹿島アントラーズ 31/1    

MF

中村 俊輔 NAKAMURA Shunsuke 
1978.06.24 178cm 70kg 横浜F・マリノス 94/24

    
稲本 潤一 INAMOTO Junichi 
1979.09.18 181cm 75kg 川崎フロンターレ 78/5

    
遠藤 保仁 ENDO Yasuhito 
1980.01.28 178cm 75kg ガンバ大阪 90/8

    
石川 直宏 ISHIKAWA Naohiro 
1981.05.12 175cm 69kg FC東京 4/0

    
阿部 勇樹 ABE Yuki 
1981.09.06 177cm 77kg 浦和レッズ 41/3

    
山瀬 功治 YAMASE Koji 
1981.09.22 173cm 70kg 横浜F・マリノス 12/5    

FW

玉田 圭司 TAMADA Keiji 
1980.04.11 173cm 67kg 名古屋グランパス 67/16

    
矢野 貴章 YANO Kisho 
1984.04.05 185cm 76kg アルビレックス新潟 16/2

    
岡崎 慎司 OKAZAKI Shinji 
1986.04.16 173cm 70kg 清水エスパルス 24/16

    
興梠 慎三 KOROKI Shinzo 
1986.07.31 175cm 67kg 鹿島アントラーズ 10/0

    
永井 謙佑 NAGAI Kensuke 
1989.03.05 177cm 67kg 福岡大学 1/0    

※GKの「得点」は失点数


FIFAの通達により闘莉王は出場停止となったセルビア戦。CBのバックアッパーは誰かということが注目されたが、結局、栗原ということになった。キャップ数は1。岩政や高木といったこれまで呼ばれていたバックアップメンバーとは違った名前だった。

日本代表メンバー発表 岡田監督会見 (1/2)
キリンチャレンジカップ2010 セルビア戦
(スポーツナビ)

岡田 セルビア戦は、ワールドカップ(W杯)までに国内でできる2試合のうちの1試合。最終メンバー発表前の最後の試合ということで、インターナショナルマッチデーではないので、国内組の中で、中心選手プラスいままであまりチャンスを与えられなかった選手、またはW杯本大会のいろいろな状況で、こういう使い方なら必要になるんじゃないかというような選手のテストの意味も兼ねて20名を選びました。特にACL(AFCチャンピオンズリーグ)に出ているチームに関しては非常に過密日程なので、そういう選手のコンディションを調べて、集まった選手に関してはコンディションを聞いて、使う時間も考えていきたいと思います。セルビアも国内組中心だと思いますが、非常に体が強くて、ハードな試合をすると聞いています。そういう相手に対して通用するのかどうか、そういうテストをしていきたいと思います。

――永井選手を選んだ狙いは?

岡田 永井は(1月6日の)イエメン戦の時に呼びましたが、(主力がいる)フル代表としては初めてになると思います。彼に関しては今の時点で例えば90分、代表チームでFWを張れるかというとちょっと難しいと思います。しかし、ラスト10分で彼の抜群のスピードを生かす可能性はないか、そういうことを感じさせてくれるプレーヤーだということで今回選びました。

――永井選手の例が出たが、山瀬選手、栗原選手、矢野選手はどういう使い方ならば使えると考えるか

岡田 具体的にいろいろな状況があると思いますが、今まではチーム力を上げる、ベースアップしていくということで、われわれのやり方、同じことをやってきました。ですが、本大会でわれわれが主導権を取れる相手というのはかなり少ないんじゃないかと。そうした中で、例えばわれわれがリードしていて、相手が猛攻をしてきているときには、例えばロングボールがきたらDFには高さがいるだろう、または前で追い回す選手がいるだろうと。もしリードされているときに、中をしっかり固められて190センチ台の選手が守っているところをどうするか。やはり外に起点がいるだろう。そういういろいろな状況を想定して今回のメンバーを選んでいます。いま言われた3人に関してもその中に当てはまると思います。そういう言い方をするとそれだけかとなってしまって、選手に対して失礼なので、個人個人で言うのは勘弁してください。


イタリア人監督が日本代表は守備の基本が出来ていないと酷評した本が出たわけだが、岡田さんはそのことについては触れていない。まったく読んでいないのか、それとも読んでいなくてもイタリアのメソッドとは違うところを目指していると考えているのか。

だが、この部分を読んだだけは岡田さんのサッカー理論はFW、MF、DFは別々のものでチームとして機能するものとは考えていないように見える。

――栗原選手の選考理由、評価は

岡田 栗原についてはマリノスの監督をやっていたのでよく知っています。身体能力に関しては、ジャンプ力、スピード、すべてにおいて日本人離れしています。これは世界で通用すると思います。キック力もかなりのものを持っています。ただ、ポジショニングの修正、アラートな状態で常にいられるか。そういうとこの問題があったんですが、最近そういうところも改善されてきました。最終的に組織だなんだといっても、ポーンと蹴ってくるボールを跳ね返す、そこで個の力である程度勝たないことには話にならない。そういう意味で彼は個の強さを持っているところを買っています。


UEFA Champions LeagueUEFA Europa Leagueに出場している選手は日程が重なるために招集できないことはもちろんだが、AFC Champions Leagueに出場している選手のことも考慮してとコメントしているが、内田、稲本、遠藤、興梠を呼んでいることから岩政、高木の落選は純粋にACLではないというのが本当のところだろう。

Jリーグの試合をみて、栗原に目移りをしたというだけだ。実際のところ経験を積ませるなら勝敗にこだわらなくてもいいところで中澤か闘莉王と組ませて先発させておけばよかった。それをしなかったツケが回ってきているのだ。闘莉王のサスペンションがなければ中澤、闘莉王のふたりは鉄板だっただろう。

――今回呼ばれなかった選手はチャンスがなくなったと考えていいのか? 23人の構想はどれくらい固まっているのか

岡田 今回呼んでいない選手がノーチャンスだということは全くなくて、例えばACL組をたくさん呼んで半分しか使わないと、みんな半分ではとてもじゃないが(試合が)できない。ともかく、今まで分かっている選手はいいだろうと。ちょっと分からない選手をプラスアルファで呼びたいということです。また、今回はけがで試合をやっていても万全じゃないということで、呼んでいない選手も何人かいます。そういう選手にこの過密日程の中で無理をさせるより、Jリーグで活躍するのを見てから決めようと思っています。最終的な23名は最後の時点で誰にも話さずに決めようと思っていますが、わたしの中では徐々に固まりつつあります。どれくらいかと言われると困るんですが70%くらいは固まっています。


実際のところ、ベストメンバー+12人でポジショニングの勉強をしなおしたほうがいいのではないかと思うのだが。そういうつもりはないらしい。Jリーグの中でポジショニングができているクラブはほとんどないといっていい。守備の基本ができていないクラブばかりだからアジアのクラブ相手に大量失点をする。そういうレベルだということを知らなければ、始まりはないのだが。今回は目を瞑って諦めるしかないのか。

――石川選手が戻ってきていますが、彼に何を期待しているか(元川悦子/フリーランス)

岡田 それだけを期待しているわけじゃないという前提で聞いていただきたいのですが、やはりワイドに張ったところからプレーできる選手。中で生きる選手、外で生きる選手がいると思いますが、日本では中で生きる選手はけっこう多いんですが、ワイドで生きる数少ない選手ということで、特に彼の場合は右サイドで起点を作って、そこからのクロスまたは非常にいいパンチ力を持っているので、シュート、ゴールに絡む仕事を期待しています。この前も見ましたが、コンディション的には問題ないと思います。

――メンバーの7割は固まりつつあるということだが、残りの3割はコンディション面なのか、それともケースバイケースで使える選手ということか

岡田 両方です。悩んでいるわけではなくて、固まりつつあるというだけで、わたしの場合はコロっと変わりますから分からないんですが、ある程度カメルーン、オランダ、デンマークとこういう戦いをしないといけないだろうなと考えたときに必要な選手ということで組み立てていった場合、かつわれわれのベースを崩さないで、といったときに、だいたいこのあたりの選手は必要だなと。あとはいろいろな特徴を持った選手のどこを取ろうか、というような考えをしています。コンディションももちろんあります。万全ではない選手では厳しいでしょうし、それとともにプレースタイルの組み合わせ、そういったことを考えています。

――守備は連係が大事だと言われますが、選考を1試合残した今のタイミングで栗原選手を呼んでDFの連係が取れるのか? いままで何回か呼ぶタイミングはあったと思うが、最後の最後で呼んだ理由は

岡田 サッカーなので、ものすごく難しいことをやるわけじゃないです。勇蔵も1回キャンプに来ていますし、もし選ばれた場合に5月にキャンプをやれば十分に連係は問題ないと思います。それと栗原1人を見るとそう見えますが、ストッパーはいろいろな選手をテストしてきています。栗原のタイミングがここにきた、というだけのことです。


石川を右サイドで使うということは、岡田さんのサッカーではポジションは中村俊輔と重なる。ワイドでドリブルができる選手よりも、中盤センターの散らし役の選手を選ぶわけで、交代の切り札としても持っておくだけで切らない可能性が高い。本大会は中村俊輔と心中というわけだ。守備で疲れきるだろう中村俊輔にどれだけキレが残るかという問題は考えていない。選手は90分フルで走りきるのが理想なのだろうが、そんなことはできるわけがない。

そして、守備の連携だが、岡田さんは難しいことをやるわけじゃないと言っているが、プレッシングサッカーの基本中の基本のポジショニングの問題からしてできていないことが明らかになったのだ。そのことをしっかりついてほしかった。まあ、「その本は読んでいないので」と答えるのだろうが。

このあと、岡田さんはら抜き言葉でコメントして日本語力が足りないところを見せてくれるのだが、その後の言葉が直っているところをみると書いた記者の注意力が足らなかったということだろう。書き言葉と話し言葉の違いがわかっていないということだ。

言葉の問題はともかく、サッカーもわかっていないことが明らかになった岡田さんに任せておくのは本当に駄目だと思うのだが。

ユベントスのウルトラがクラブのバスにアタック!!

Serie A Matchday 31 Juventus 2-1 Atalanta @ Olimpico di Torino
Juventus:Del Piero 30,Felipe Melo 82
Atalanta:Amoruso 45







Angry Juventus fans attack own team with bottles, eggs(Times Live)

The Juventus team were confronted by crowds of fans ahead of their Serie A home clash against Atalanta as they left their team hotel to board a bus to take them to Turin's Stadio Olimpico.

Three players in particular were targeted - Italy captain Fabio Cannavaro, French full-back Jonathan Zebina and Brazil midfielder Felipe Melo.

Zebina was shown on TV to have been punched on the neck by a fan.

He later claimed there were racial overtones to the abuse he suffered.

Zebina has had a running feud with Juventus fans since flashing his middle finger at a group of supporters after being sent-off against Fulham last week in the team's dispiriting Europa League exit.

"Of course," he said when asked if the abuse was racial. "I'm impetuous and I talk back. That ugly gesture of mine against Fulham was at those fans who give me stick for that reason (racism).

"This is terrible for the image of Italian football which doesn't deserve this. The Federation needs to do something. I will probably stay and live in Italy (after retiring) but this (racism) needs to be fought with more force, Italy deserves more than this."

Police later said that they had arrested a fan on suspicion of assaulting Zebina.

Juventus coach Alberto Zaccheroni hit out at the behaviour of those fans.

"I didn't see the strike but you can't raise your hand to someone, that's not part of a civil society," he said.

"However, protesting against the team's results that's something else, we can accept it."

Fans continued their protests inside the ground, meeting the kick-off against Atalanta with a wall of silence while around 300 fans staged a separate protest by staying outside the ground for the start of the game.

Although Juventus went on to win the game 2-1, they still have a record of 11 defeats in 31 league games and have been bundled out of the Champions League, Europa League and Italian Cup.

Meanwhile, in other incidents, two fans were recovering in hospital after violent clashes between rival supporters.

A 21-year-old man suffered head trauma in Milan after he was attacked with a baseball bat following AS Roma's 2-1 win over Inter Milan, the Ansa news agency reported.

The Roma fan had been watching the game, taking place in Rome, in a bar in Milan where he got into an argument with two brothers, both supporters of Inter.

One of the men allegedly went to his car and took out a baseball bat before repeatedly beating the Roma fan.

A 28-year-old man, who was already banned from attending sporting events, has been arrested over the incident.

Meanwhile, a 22-year-old man was arrested for attempted murder in Teramo, in the Abruzzo region, following a Serie D match between Santegidiese and Recanatese.

Cristiano Tanoni, a Recanatese fan, was arrested after a 42-year-old Santegidiese supporter, who had been punched in the face, was taken to hospital with a serious head injury.


ユベントスオリンピコで行われたアタランタとのゲームの前に宿泊先のPrincipi di Piemonteから出発する際に、チームの不振に怒り狂ったファンの襲撃を受けた。ウルトラはビールビンや卵をバスに投げつけている。

気持ちはわかる。フラストレーションが溜まっているのも理解できる。だが、暴力では何も解決できない。頑張れと応援することだけなのだが。ウルトラは完全に切れてしまっていた。

標的となったのはファビオ・カンナヴァーロ、ジョナサン・ゼビナ、フェリペ・メロの3人。

カンナヴァーロとフェリペ・メロはクラブでのパフォーマンスの低さが原因(カンナヴァーロはカルチョポリでの移籍が裏切りと見なされていることも加えて)だが、ゼビナは人種差別に関わる重要な問題も絡んでいる。

ゼビナとユベンティーノとの仲は良好とは言えず、常に移籍候補となるのだが、残留し続けているという状態が続いている。しかし、今信頼できるライトバックはゼビナしかいないという状況で、今回のアタックで怪我をしていたにも関わらず、グリゲラという予想を覆して先発している。

ゼビナは人種差別のチャントに好戦的な姿勢をとっており、ファンとの溝は埋まりそうもない。もちろん、ゼビナの言い分が正しいのだが。

フェリペ・メロは決勝ゴールを決めたあとでファンに向かって謝罪のパフォーマンスをしている。

ゼビナを殴ったひとりのファンが逮捕されているとのことで、背後に何があるのか、ウルトラに対して処分が行われるのかということが注目されている。

また、ローマインテルに勝利した試合のあと、ローマの21歳のサポーターがふたり組のインテルサポーターに野球のバットで殴られ負傷するという事件が起こっており、すでにひとりが逮捕されている。

さらに下のカテゴリーでもサポーターの暴動が起こっており、イタリアの暴力の連鎖は止まりそうもない。

2010年3月28日日曜日

ラ・シニョーラ、アタランタの猛攻をしのぎきりフェリペ・メロの決勝ゴールで勝ち点3をもぎとる!!

Serie A Matchday 31 Juventus 2-1 Atalanta @ Olimpico di Torino
Juventus:Del Piero 30,Felipe Melo 82
Atalanta:Amoruso 45

Juventus 4/7 draw 13/5 Atalanta 11/2(William Hill)



ユベントスはビアンコネーロのファーストジャージ。システムは4-3-1-2。



ベンチメンバーはGKピンソーリョ、グリゲラ、フェリペ・メロ、マッローネ、ジョビンコ、アマウリ、パオルッチ。

アタランタはネラッズッリのファーストジャージ。システムは4-4-2。



ベンチメンバーはGKコッポラ、カペッリ、ラドヴァノヴィッチ、ヴォルピ、カゼルタ、チェラヴォロ、ガッビアディーニ。

プリマ・テンポ。ユベントスのキックオフ。

4分、アタランタ。バルデスのアンゴロ。マンフレディーニがヘッドをあわせるがゴール左に外れる。

バルデスのアンゴロにマンフレディーニがヘッドをあわせるがゴール右に外れる。

7分、ユーベ。ゴール正面遠目からのプニツィオーネ。ヂエゴが放り込んだボールにトレゼゲがヘッドをあわせ、GKコンシッリを破るがフォリジョーコでノーゴール。

ヂエゴのボールに飛びこんだトレゼゲがきっちり叩き込むが、フォリジョーコ。

16分、アタランタ。右サイドでティリボッキがキープ。ガリクスに戻してのクロス。左サイドまで抜けたところをペルーゾがあげてフェレイラ・ピントがヘッドをあわせるが大きく枠の上。

アタランタのワイドアタック。ガリクスのクロスをバルデスがフォローして、ペルーゾがクロス。フェレイラ・ピントのヘッドは外れていく。

17分、ユーベ。ヂエゴからのパスをポストで受けたデル・ピエロからのパスに抜けだしたトレゼゲがティーロ。ゴール右に外れる。

デル・ピエロが倒れながらもボールキープ。トレゼゲにパスを出してのティーロも枠にいかず。

19分、ユーベ。左サイドでグロッソのキープからマルキジオに戻してのミドル。ゴール右に外れる。

グロッソが高い位置でキープ。マルキジオに戻してのミドルも枠をとらえられず。

24分、アタランタ。左サイドのバルデスからのロングフィード。フェレイラ・ピントがポストで落としたとところをティリボッキがティーロ。GKマニンガーがセーブ。

バルデスからのロングフィード。フェレイラ・ピントが落としたボールをティリボッキが思いきって狙うがマニンガーがビッグセーブ。

28分、アタランタ。ヂエゴをファールで止めたデ・アシェンティスにカルテリーノ・ジャッロ。

ヂエゴをラフなファールで止めたデ・アシェンティスにジャッロ。

29分、ユーベ先制。ゴール正面やや右からのプニツィオーネ。デル・ピエロが右足一閃。ティーロはそのままGKコンシッリを破ってゴール右隅に突き刺さってレッテ。1-0。

デル・ピエロのプニツィオーネ。きれいな軌道を描いたティーロはゴール右隅に突き刺さって先制。スタジアムにI Will Surviveが流れる。ユベンティーノは10番の札を振っている。

34分、ユーベ。ヂエゴに代えてジョビンコを投入。

ヂエゴの負傷による交代。幻のゴールをアシストするなど動きはよかったのだが。ベンチで右足を押さえている。たいしたことがなければいいが。

35分、アタランタ。左サイドのフェレイラ・ピントからのクロスをユーベがクリア。ボールを拾ったパドインがミドル。クロスバーの上をかすめるように越えていく。

ユーベのクリアが小さくなったところをパドインが拾ってのミドル。わずかにクロスバーの上。

39分、ユーベ。故意のハンドでボールを止めたゼビナにカルテリーノ・ジャッロ。

ゼビナがパスを手で止めてジャッロ。

40分、アタランタ。ゴール正面左からのプニツィオーネ。バルデスが直接狙うがGKマニンガーが横っ飛びでセーブ。

バルデスのプニツィオーネはマニンガーががっちりセーブ。

41分、アタランタ。右サイドのガリクスからアモルーゾを経由して左サイドのバルデスに渡ったボール。バルデスがそのまま持ちこんでティーロを撃つがGKマニンガーがこぼしながらもボールをキープ。

アモルーゾのポストプレーからバルデスの突破。バルデスのティーロはマニンガーが何とか押さえる。

44分、アタランタ同点。ハーフライン付近からのプニツィオーネ。マンフレディーニが動かしてパドインのフィードに抜けだしたアモルーゾが左足でGKマニンガーを破ってレッテ。1-1。

パドインのフィードに抜けだしたアモルーゾが左足でマニンガーを破って同点。フォリジョーコを主張するが認められず。

アディショナルタイムは2分。

46分、ユーベ。ジョビンコが左サイドからドリブルで中に切れ込み、デル・ピエロとチェンジ。そのままティーロを撃つが枠をとらえられず。

ジョビンコが左サイドからドリブル突破。デル・ピエロに渡してのティーロだったがクロスバーの上。

ここでプリマ・テンポは終了。1-1で折り返し。

ボールポゼッションはユーベ48.6%、アタランタ51.4%、ショッツオンゴールはユーベ1、アタランタ3、ショッツワイドはユーベ2、アタランタ3、ブロックドショッツはユーベ0、アタランタ0。

セコンド・テンポ。アタランタのキックオフ。

46分、アタランタ。左サイドでバルガスがキープ。横に流したボールをティリボッキ、アモルーゾがスルーしてフェレイラ・ピントがフリーでティーロを撃つがGKマニンガーが押さえる。

バルガスのキープから真横へのパス。フェレイラ・ピントがフリーで狙うがマニンガーが止める。

49分、アタランタ。スローインのボールを受けたパドインがそのままミドル。カンナヴァーロに当たってコースが変わり、クロスバーぎりぎりを越えていく。

パドインのミドル。カンナヴァーロがブロックに入り、ティーロはクロスバーの上。アンゴロに。

50分、アタランタ。バルデスのアンゴロ。中央でビアンコがヘッドをあわせるが枠の上。

バルデスのアンゴロにビアンコがヘッドをあわせるがクロスバーを越える。

56分、アタランタ。右サイドでボールを持ったフェレイラ・ピントからのクロス。ティリボッキが触り、右サイドにこぼれたボールにペルーゾが反応してそのままティーロ。わずかにクロスバーの上。

アタランタのアタックが止まらない。簡単にパスをつなぎ、ゴール前で数的有利を作ってティーロまで持ちこむ。フェレイラ・ピントのクロスには3人飛びこんでいた。

57分、ユーベ。カンドレーヴァに代えてフェリペ・メロを投入。

カンドレーヴァはドリブルのキレはあったがミスパスが目立った。

59分、アタランタ。マルキジオのドリブル突破を止めたペルーゾにカルテリーノ・ジャッロ。

マルキジオをファールで止めたペルーゾにジャッロ。

62分、ユーベ。右サイドエリア角付近からのプニツィオーネ。デル・ピエロが放り込んだボールにフェリペ・メロがヘッドをあわせるがゴール左に外れる。

デル・ピエロのプニツィオーネ。フェリペ・メロがヘッドをあわせるが枠をとらえられず。

70分、ユーベ。トレゼゲに代えてアマウリを投入。

トレゼゲはティーロのミスが多かった。幻のゴールはあったが。ママトレゼゲも悲しそう。

73分、ユーベ。シソコからのパスを左サイドで受けたジョビンコが中に切れ込んでのティーロ。ゴール右に外れる。

シソコからのパスを受けたジョビンコが中に切れ込んでそのままティーロ。ゴール右に外れる。

79分、ユーベ。デル・ピエロのアンゴロ。中央でシソコがヘッドを叩きつけるがクロスバーを越えていく。

デル・ピエロのアンゴロにシソコがヘッドを叩きつけるが枠をとらえられず。

81分、アタランタ。マンフレディーニのパスを受けたバルデスがドリブル突破。そのままティーロを撃つがGKマニンガーの正面。

バルデスのドリブル突破からのティーロ。マニンガーの正面。

81分、ユーベ勝ち越し。右サイドのマルキジオのクロスが跳ね返されたところ、デル・ピエロが拾ってのクロス。ファーサイドに飛びこんだフェリペ・メロがヘッドで押し込んでレッテ。2-1。

マルキジオのクロスが弾き返されたところ、右サイドでボールを拾ったデル・ピエロのクロス。フェリペ・メロが後ろから走り込んでのヘッド。ゴール右隅に決まって勝ち越し。スタジアムに今日2回目のI Will Surviveが流れる。

83分、アタランタ。ペルーゾに代えてヴォルピを投入。

ペルーゾは左サイドでバルデスとのコンビで危険なプレーが何度もあった。

86分、アタランタ。フェレイラ・ピントに代えてチェラボロを投入。

フェレイラ・ピントは右サイドのアタッカーとして何度も決定的なティーロを放った。

アディショナルタイムは3分。

91分、ユーベ。デ・アシェンティスをファールで止めたジョビンコにカルテリーノ・ジャッロ。

ボールを奪われたジョビンコがう奪い返しに行き、ファールでジャッロ。

最後はユーベが時間を潰してこのままタイムアップ。ユーベが苦しみながらもアタランタに勝利し、5位タイに並んだ。

ボールポゼッションはユーベ46.1%、アタランタ53.9%、ショッツオンゴールはユーベ3、アタランタ6、ショッツワイドはユーベ4、アタランタ7、ブロックドショッツはユーベ1、アタランタ0。

2010年3月27日土曜日

南アフリカの10スタジアムが完成!!

All systems go(FIFA.com)

It was a grueling ten-day trip, but the 2010 FIFA World Cup™ final stadium inspection tour has proved invaluable in ensuring that the 10 World Cup stadiums are in prime condition when the tournament kicks off on 11 June 2010.

The inspection tour, which began at Soccer City stadium in Johannesburg on 16 March and ended in Green Point stadium in Cape Town on 25 March, saw all departments from both the 2010 FIFA World Cup Organising Committee South Africa (OC) and FIFA scrutinising the stadiums to ensure that they will be ready. And at the end of the tour, all parties are confident that it is all systems go for 11 June 2010.

“We have certainly travelled a long road since the first stadium inspection tour in 2005. In each inspection we saw the stadiums develop from an idea on a piece of paper in an architect’s office to the magnificent football arenas that we see before us today,” said the OC Chief Executive Officer, Dr Danny Jordaan.

“These inspection tours have played a vital role in ensuring that our stadiums are well prepared for the World Cup. The final tour is now complete and we can say with confidence that we have delivered on our promise of ten World class stadiums and we have delivered them months before the tournament even starts,” added Jordaan.

For Jordaan the areas that are now under inspection indicate just how far the World Cup plans have come.

“What we are looking at now is just the final detail. No longer are we inspecting whether a specific wall will be built but where the team buses will park, ensuring that the security arrangements are nailed down and making sure that the fans will be provided with correct signage to take them to their seat,” said Jordaan.

The teams

The movement of the teams from when they arrive in the stadiums until they get on the pitch is an area that required the attention of many departments during the inspection.

The security department needs to ensure that the team entrance to the stadium is secured while the transport department, who are tasked with bringing the teams to the stadium and back, need to finalise the routes the team buses will take before the match.

The team facilities, such as the change rooms, warm up areas, medical centres and pitch side facilities need to be top-class and meet the FIFA and OC’s stringent requirements and as such received much attention during the inspection. The facilities need to be checked and the routes from the change room to the pitch defined.

Ensuring the safety and security of teams and fans

With thousands of football fans expected at each match, it is essential that security is in place to ensure that everything runs smoothly. For the OC, the area of consideration falls within the stadium perimeter, while the country – through the South African Police Service (SAPS) and the South African National Defence Force – secures the area outside the stadium perimeter.

Throughout the inspection the security teams were inspecting the perimeter to determine the access points for fans, teams and officials as well as to ensure that all the necessary security infrastructure, such as fencing, was in place.

The health of the fans and teams is also a major focus for the organisers of the World Cup and the medical department was on hand to inspect the medical facilities of each stadium, which includes the access routes for ambulances as well as ensuring that the numerous medical rooms had sufficient equipment to handle any eventuality.

Bringing the fans to their seats

No doubt one of the most important groups in any World Cup are the hundreds-and-thousands of fans who come to the stadiums to cheer on their teams and players. During the inspection tour much time was given to ensuring that the spectators will have easy access to their seats.

Firstly the drop-off points for the park and rides need to be established as well as the routes the fans will then take. Once they have arrived at the stadium it is important that they can find the way to their seat as easily as possible. This is where signage comes into play and throughout the inspection tour the signage team were hard at work making sure that they had mapped out the routes and developed a plan to direct the crowds.

Taking the message to the world

To ensure that the 18,000 media professionals from all over the world who will be working during the World Cup are provided with world-class services, media operations is a vital consideration that will allow the media to tell the World Cup story and was one of the areas under scrutiny over the last ten days.

Facilities required for the media include a stadium media centre with working areas and internet connectivity, a media tribune inside the stadium, rooms for interviews with players and coaches and a mixed zone for short interviews with players after the match.

Broadcast operations was another important aspect of the inspection. A broadcast compound as well as sufficient camera platforms have to be in place for the broadcasters from around the globe to take the tournament to billions.

For the broadcast and media operations to work effectively, a world-class IT infrastructure is required and this was another important element of the inspection tour.


W杯・南アフリカ大会で使用されるスタジアムがすべて完成(スポーツナビ)

ワールドカップ(W杯)・南アフリカ大会準備委員会は26日、同大会で使用される予定のスタジアムがすべて完成したと発表した。

「われわれは、大会が始まる数カ月前の時点で“W杯クラスのスタジアムを10個用意する”という約束を達成できたことを自信を持って発表できる。思えば長い道のりだった。FIFA(国際サッカー連盟)による最初のスタジアム視察を受けたのは2005年のことだった。視察のたびに、スタジアムが完成に近づくのを目の当たりにしてきた。建築家のオフィスで生まれた素晴らしいアイデアが、こうして一流のスタジアムとして姿を変え、皆様に披露できることになった」

まずはスタジアムが完成したことで、同準備委員会は、世界中から駆けつけるサポーターの安全管理に重点をおいた最終的な準備に入ることになる。


W杯南アフリカ大会の大会組織委員会は本大会で使用される全10スタジアムの検査を終え、すべてのスタジアムが最高の状態であることを確認した。

南アフリカではスタジアムの建設が遅れており、本大会までに完成するかどうかがかなり不安視されていたが、スタジアムに関してはクリアになったということだ。

今後は治安の悪さをどうするか、あまりにも狭い安全エリアとホテルの数の少なさをどうするかというところに問題は移っていくだろう。

ファンが押しかけても安全に観戦できるということは重要なこと。FIFAはコマーシャルリズムに乗ってW杯の拡大路線を進めてきただけに、ここでの安全を確保できるかどうかは今後のアフリカ開催についても大きな注目点となる。

2010年3月26日金曜日

ラ・シニョーラ、キエッリーニの先制も実らずナポリに逆転負けで連敗!!

Serie A Matchday 30 Napoli 3-1 Juventus @ Stadio San Paolo
Napoli:Hamsik 50,Quagliarella 72,Lavezzi 88
Juventus:Chiellini 7



Napoli 27/20 draw 11/5 Juventus 21/10(William Hill)

ナポリはアッズーリのファーストジャージ。システムは3-4-2-1。



ベンチメンバーはGKイェッツォ、ルッロ、リナウド、アロニカ、ボリャチーノ、チガリーニ、デニス。

ユベントスはビアンコネーロのファーストジャージ。システムは4-4-2ボックスワイド。



ベンチメンバーはGKピンソーリョ、グリゲラ、デ・チェリエ、カンドレーヴァ、ジョビンコ、ヂエゴ、トレゼゲ。

プリマ・テンポ。ユベントスのキックオフ。

6分、ユーベ先制。右サイド高い位置からのプニツィオーネ。カモラネージが放り込んだボールをデル・ピエロがニアですらし、ファーでキエッリーニがヘッドで押し込んでレッテ。0-1。

カモラネージのプニツィオーネ。デル・ピエロがニアですらしてキエッリーニがデ・サンチェスを破って先制。

8分、ユーベ。ポウルセンに代えてカンドレーヴァを投入。

はっきりはわからないが負傷か。かなり揉めていたのだが、ネット中継はとぎれとぎれだし。

11分、ナポリ。カンドレーヴァへのファールでグラーヴァにカルテリーノ・ジャッロ。

カンドレーヴァへの激しいファールでグラーヴァにジャッロ。

17分、ナポリ。ユーベのクリアボールを拾ったクアッリャレッラがそのままミドル。GKマニンガーが抑える。

ナポリのアタックからのユーベのクリア。クアッリャレッラが狙うがマニンガーが抑える。

18分、ユーベ。グラーヴァへのファールでデル・ピエロにカルテリーノ・ジャッロ。

グラーヴァに肘打ちをしたとしてデル・ピエロにジャッロ。

23分、ユーベ。カンパニャーロへのファールでカモラネージにカルテリーノ・ジャッロ。

ドリブルで上がったカンパニャーロへのファールでカモラネージにジャッロ。

26分、左サイドからのプニツィオーネ。カンパニャーロが放り込んだボールにハムシクがヘッドをあわせるがゴール右に外れる。

このあたりもとぎれとぎれ。ハムシクのヘッドよりもエリア内でもつれて倒れたことがクローズアップされていたし。

アディショナルタイムは3分。

プリマ・テンポはこのまま終了。0-1とユーベリードで折り返し。

ボールポゼッションはナポリ55.3%、ユーベ44.6%、ショッツオンゴールはナポリ2、ユーベ1、ショッツワイドはナポリ1、ユーベ1、ブロックドショッツはナポリ2、ユーベ0。

セコンド・テンポ。ナポリのキックオフ。

45分、ユーベ。マルキジオからボールを奪ったらラベッシがドリブル突破。中央に詰めたクアッリャレッラをゼビナがエリア内で倒したとしてゼビナにカルテリーノ・ジャッロ。当然、リゴーレ。

ラベッシの突破にあわせて飛びこんだクアッリャレッラを倒してゼビナにジャッロ。

46分、ナポリ。リゴーレ。ハムシクが右足で狙うがクロスバーに嫌われる。

ハムシクのリゴーレは枠をとらえられず。

50分、ナポリ同点。カモラネージからボールを奪ったクアッリャレッラが左サイドを突破してのクロス。ファーサイドでハムシクがヘッドをあわせてレッテ。1-1。

カモラネージが簡単にボールを奪われ、ゼビナもクアッリャレッラにプレスにいかず、フリーであげられたクロスにハムシクが飛びこんで同点。

53分、ナポリ。右サイドに流れたクアッリャレッラからのクロス。マッジョが狙うがGKマニンガーが触ってアンゴロに。

ユーベが押し込まれる場面が目立つ。クアッリャレッラからのクロスにマッジョが狙うがマニンガーがセーブ。

60分、ナポリ。クアッリャレッラの左サイドでのキープから後ろに戻して、ズニガのクロスにマッジョが飛びこむがヘッドは枠の上。

ズニガが左サイドからのクロス。ファーサイドにマッジョが飛びこむが枠をとらえられず。

61分、ユーベ。カモラネージに代えてヂエゴを投入。

カモラネージはファールが多かった。失点のきっかけもカモラネージのボールロストから。

64分、ユーベ。カンドレーヴァからのパスに抜けだしたデル・ピエロがナポリDFに囲まれながらティーロを撃つがGKデ・サンチェスがキャッチ。

デル・ピエロのティーロは力なし。

65分、ユーベ。デル・ピエロに代えてグリゲラを投入。

デル・ピエロはたしかにキレはなかったが。カンドレーヴァとヂエゴを2シャドーにした4-3-2-1にシステム変更か。

71分、ナポリ逆転。右サイドでラベッシとハムシクのパス交換からハムシクのクロス。ファーサイドに飛びこんだクアッリャレッラが右足で押し込んでレッテ。2-1。

ハムシクのクロスにマニンガーも飛び出すが触れず。クアッリャレッラが押し込んで逆転。

81分、ナポリ。ハムシクに代えてチガリーニを投入。

ユベントスキラーのハムシクは今日も同点ゴール。

84分、ユーベ。ヂエゴのアンゴロ。こぼれ球をフェリペ・メロがマルキジオに落としてのミドル。GKデ・サンチェスがセーブ。

ヂエゴのアンゴロからのこぼれ球。フェリペ・メロが落として、マルキジオがミドルを狙うがデ・サンチェスがセーブ。

87分、ナポリ追加点。左サイドを駆け上がったカンパニャーロのクロス。中央でフリーで受けたラベッシが右足で決めてレッテ。3-1。

決定的な3点目。ラベッシには誰もついていなかった。簡単に決めて駄目押し。

88分、ナポリ。ゴール後にユニフォームを脱いだラベッシにカルテリーノ・ジャッロ。

ユニフォームを脱いで裸で振り回したラベッシにジャッロ。

89分、ナポリ。ズニガに代えてリナウドを投入。

ズニガはリゴーレを誘発するプレーもあった。

アディショナルタイムは2分。

91分、ナポリ。ラベッシに代えてデニスを投入。

ラベッシは駄目押しのゴール。

ゲームはこのままタイムアップ。3-1でナポリの勝利。

ボールポゼッションはナポリ55.5%、ユーベ44.5%、ショッツオンゴールはナポリ6、ユーベ3、ショッツワイドはナポリ4、ユーベ3、ブロックドショッツはナポリ3、ユーベ0。

ナポリが簡単にワイドに振ってくるのに対して、ユーベはサイドで起点が作れず。ポゼッションも奪われ、攻撃のかたちも中央ばかりでは攻撃のかたちは作れない。

2010年3月25日木曜日

怪我人続出のユベントス、ザッケローニはチームのバランスを強調!!



Zaccheroni: «We need equilibrium»(Juventus Official Website)

The press conference on the eve opened with an account of the players available. Zaccheroni, made himself available to journalists to clarify the situation of some of the players: «Yesterday some had problems. You know about Sissoko. It is not an injury but something much more serious. If he will be present against Napoli? These are difficult situations during which it is difficult to be serene. I don’t know. He must feel up to it. The conditions of Del Piero, Iaquinta and Buffonmust be verified but our tendency is to wait longer while for Manninger yesterday’s results were positive. Amauri is back with the group and is completely available. Chiellini? He seemed well in training, otherwise I would not use him».

The bianconeri are awaiting a delicate match, not only because of Napoli’s value but also because of the difficult moment the team has gone through, and it is not by chance that they extended the retreat: «It is impossible to see the effect now. We decided to spend more time together and concentrate more. It is not the case that we lacked concentration before but the moment is delicate. Ten days ago we did not expect it even though I had warned about it. There was a fall in performance in the last week and we decided to make an extra effort. There was nothing to clarify. This we do every day. We are doing everything possible to reach our objectives».

Zaccheroni spoke of the good done by the team in Genova, in match during which Juventus held well: «I have nothing to complain about with regards to the commitment, the way we played, the detrmination and the effort shown on Sunday. There are episodes which can determine the result but against Samp it was not a match during which we suffered their initiative. We were caught wide in a couple of occasions but we did not suffer great dangers».

Attention the shifted to the next opponents: «Napoli is a team made up of fast and resistant players, which builds its table standings especially at the San Paolo. There if thing go well it is like they have one more player, just like when things aren’t going well it is like they are playing with one man less. Now, seeing their latest performances, they will have great support».

The match will not be simple and a positive result is obligatory both for the table and so not to risk making the situation worse: «There is always a risk when you play but I take this aspect into consideration. Whoever does our job must live with risk. We must maintain a standing that allows us to compete at par with the others. We need both mental and physical presence. The physical presence cannot be at the top but as from next week we will have a greater break between one match and another and we can improve the physical condition. What we must improve is the psychological aspect: we must manage to overcome the effect of defeat which can slow us down. Therefore I will be using “man to man marking” on my players to make them understand that what is said and written is more the fruit of the result rather than the matches. We did well until the match against Siena, then a bit of everything happened and we were surely not lucky. In football, when you lose you tend to think negatively because it is the national sport and it lives on everyone’s opinion. Therefore it is necessary for those involved and who know the problems to stick to facts and not sensations. It is my duty to help the players to stick to the good we have done while trying to solve what is not working».

Zaccheroni insists on the psychological aspect of his players and the importance of managing to find the right morale: «I am older then the players. They are famous, they are champions but they are young and therefore I have to warn some of them that they might feel low on morale after a defeat and I must help them find their equilibrium again. The team must always be tense but positively tense. Sure, when you lose it is not easy, the table is not gratifying but we must start again from the good we have done up to now».


ユベントスのザッケローニはナポリ戦を前に、幾人かの選手が出られる状態にないことを明らかにしている。シソコは怪我ではないが、家族の問題で出場できず、イアクインタ、ブッフォンはもう少しかかる。デル・ピエロも様子を見る必要がある。マニンガーは間に合うかどうかはまだわからない。アマウリがトレーニングに復帰し、キエッリーニは十分に使える状態だと。

その後、試合についてもう少し集中すべきだし、デリケートな場面でもっと気をつけなければならないという話をしている。シエナ戦、サンプドリア戦を振り返り、チャンスを生かせず、逆に危険な状況になったことを改善しなければならないとしている。

ナポリ戦は重要なゲームで、かなり難しいものになるだろうが、フィジカル面では十分に改善されていることを強調し、チームの気持ちとして平衡性が出てくればというコメントを残している。

なお、ユベントスは今日から日本語サービスも始め、提供される言語はイタリア語、英語、中国語、インドネシア語とあわせて5カ国語となった。

2010年3月24日水曜日

ベッテガはブッフォン放出の噂を否定!! イアクインタは三度目の怪我で離脱、シソコも喪に服してナポリ戦は欠場!!

Juventus Director Roberto Bettega: Gianluigi Buffon Is Untouchable(Goal.com)

Juventus director Roberto Bettega has quashed the persistent rumours surrounding Gianluigi Buffon, saying that the goalkeeper will stay with the Turin outfit.

Buffon has been linked with a move away from the Bianconeri this summer, but Bettega has labelled the Italy shot-stopper as "untouchable", dismissing earlier reports that the 32-year-old was gearing up to leave the Old Lady.

"In regards to what was written about Buffon and his possible sale, I want to reassure the fans that Gigi is untouchable. He will remain at Juventus," the director affirmed.

Bettega is also confident that the Bianconeri can shake off their recent woes and put together a positive performance against Napoli on Thursday night.

"I am confident that the team will quickly return to showing what they can do, and what they did only recently. All the players will be ready and focused on Thursday's match," he said.

Buffon has been linked to Manchester United, Manchester City and Bayern Munich.


ユベントスのロベルト・ベッテガは移籍の噂があるブッフォンについて、彼はアンタッチャブルな存在で売りにだすつもりがないことを改めて強調した。

ブッフォンにはマンチェスター・ユナイテッドマンチェスター・シティバイエルン・ミュンヘンが興味を示しているが、ブッフォン自身も残留を望んでおり、移籍ということはなさそうだ。

Juventus Forward Vincenzo Iaquinta Suffers Injury In Training - Report(Goal.com)

Juventus hitman Vincenzo Iaquinta has suffered another injury this season after straining his quadriceps in his left leg during training at Vinovo.

Iaquinta was training with his Bianconeri team-mates for their upcoming match against Napoli on Thursday night but was forced to leave the session earlier than expected, complaining of muscle pain, according to TuttoJuve.com.

The former Udinese striker will more than likely miss the Turin outfit's match against the Azzurri and further scans are to be done in the coming days to reveal the full extent of the injury.

This is Iaquinta's third injury this season, after having his meniscus in his knee operated upon and suffering a back strain prior to his side's Europa League return leg clash against Fulham last week.


一方、復帰したばかりのイアクインタはトレーニング中に別の個所を痛めて離脱。今季三度めの怪我での離脱で、ここまで怪我人が多いとトレーニングに問題があるのか、フィジオの問題なのか、それとも以前から言われているようにヴィノーヴォの練習場に問題があるのかということも考えなければならない。

Juventus Midfielder Mohamed Sissoko To Miss Napoli Match - Report(Goal.com)

Juventus midfielder Mohamed Sissoko will likely skip the midweek Serie A clash with Napoli after a death in his wife's family, according to Il Corriere dello Sport.

The Mali international has flown to Paris after the unfortunate loss, absent from today's training session at Vinovo, and is not expected to return in time to face Napoli on Thursday.

Without Sissoko, the four-man midfield will likely consist of Mauro Camoranesi, Christian Poulsen, Felipe Melo, and Claudio Marchisio, with Diego supporting David Trezeguet in attack.

The Bianconeri are coming off a string of poor results, the latest being a 1-0 defeat against Sampdoria on Sunday evening, that leaves their Champions League qualification hopes hanging in the balance.

The match at the Stadio San Paolo kicks off at 20:45 CET on Thursday.


シソコもナポリ戦を欠場。彼の妻の家族が亡くなったためで、木曜日のナポリ戦は欠場する。中盤はポウルセン、フェリペ・メロ、マルキオンニ、カモラネージ、カンドレーヴァとコマが揃っているので、それほど痛いセクションではないが、シソコの運動量がなくなるのはやはり厳しい。

いずれにしてもユベントスは主力の高齢化が進んでおり、転換期であることは確か。4位でシーズンを終えることはノルマだが、それ以上にチームの再建は重要なこととなっている。

2010年3月23日火曜日

闘莉王へのペナルティはセルビア戦のサスペンションのみ

East Asian Football Championship Matchday 6 Japan 1-3 Korea Republic @ National Stadium
Japan:Endo 23(r)
Korea Republic:Lee Dong-Gook 33(r),Lee Seung-Ryul 39,Kim Jae-Sung 60

闘莉王、4・7セルビア戦出場停止(日刊スポーツ)

サッカー日本代表のDF闘莉王(28=名古屋)が、4月7日のセルビア戦(長居)は出場停止になったことが22日、分かった。2月14日に行われた東アジア選手権の韓国戦で一発退場となり、そのペナルティーがセルビア戦にかかった。国際サッカー連盟(FIFA)に問い合わせていた日本サッカー協会に、このほど正式な回答が届き、1試合の出場停止になった。

闘莉王の代役は23日、東京・本郷のJFAハウスで行われる代表スタッフミーティングでも話し合われることになりそうだ。W杯まで国際Aマッチはセルビア戦を含めて4試合。そのうちの大事な1試合で守備の要を欠くが、日本協会関係者は「闘莉王が抜けるのは痛いけれど、他の選手を試すチャンスでもある」と話した。セルビア戦は闘莉王の穴を埋める選手の貴重なテスト機会となる。


東アジア選手権韓国戦で一発レッドで退場になった闘莉王に対し、FIFAから日本サッカー協会に正式にペナルティが届いた。

それはインターナショナルAマッチのセルビア戦1試合のサスペンション。この試合は公式戦ではないので、公式戦のレッドをフレンドリーマッチで消化するということになった。

これは東アジア選手権の位置付けがそのレベルということなのか、それとも政治的配慮があったのかはわからない。

いずれにしてもこの決定で、W杯本戦で出場停止になるということは回避された。

ユベントスはキメンティまでも骨折で失うことに!! ナポリ戦にマニンガーが間に合うか



Injury at his hand for Chimenti: «Good news Gigi and Alex come back»(Juventus Official Website)

«In the first half we fought, keeping the ball and creating also some favorable circumstances, then the result was not right, unfortunately». Antonio Chimenti, the day after the challenge vs. Sampdoria, speaks about the episode that decided the match, in particular on that Cassano’s kick that surprised him from a distance: «He was smart in kicking from far, I was caught by surprise and going back I lost my balance, I tried to catch it by the hand, but it was already in the goal. There still the regret and I’m very sorry for what happened».

And Antonio vented his frustration, by an instinctive gesture when he went back to dressing rooms, and it cost him the break of left hand fifth metacarpal: «I was very nervous, I went back first to the dressing room, and I vented the anger by a punch on the table. Unfortunately I broke my hand». For the challenge vs. Napoli, I would be able to recover Buffon and Manninger who already today trained with the group: «They should be back both for Thursday. And I’m very sorry I won’t be there, but I’m happy for them and for the team for their coming back. And then there is Carlo who is a very good goalkeeper and he’s got a great future»


Juventus Goalkeeper Antonio Chimenti Punches Table & Breaks Hand(Goal.com)

A throw of his right fist against a dressing room table has cost Antonio Chimenti a broken hand, and Juventus the loss of their third goalkeeper to injury in a month.

After Gianluigi Buffon and Alex Manninger, Chimenti was also added to the growing injury list after letting his frustration out on a table.

"I was really nervous and when I went into the dressing room I punched a table. Unfortunately I fractured my hand," he told Juventus Channel.

Both Buffon and Manninger have been out with thigh injuries, but there is hope to see them back for the weekend. Manninger is expected to return in place of Chimenti against Napoli on Thursday.

"Both of them should be back for Thursday," said Chimenti.

"I am sorry I will not be there, but I am happy both Buffon and Manninger will return."

Chimenti was in goal during the 1-0 loss to Sampdoria. He made a number of good saves before being beaten by an Antonio Cassano strike from 30 yards.


ユベントスブッフォン、マニンガーに続いて第3GKのキメンティも失うこととなった。サンプドリア戦後のドレッシングルームで怒りにまかせてテーブルを殴り、全治1カ月の骨折とのこと。あきれてものも言えないというのはこのことだ。プレー中の怪我ならともかく、控えGKがプリマヴェーラ育ちのピンソーリョしかいない状態で、怪我をするとどうなるのかということは考えてほしかった。

もちろん、気持ちはわかる。あの1点で負けたわけだし、止められないシュートではなかった。しかし、敗戦の責任はキメンティだけにあるのではない。攻撃陣は零封された。決定機もつくれなかった。そのことはきちんと反省しなければならないだろう。

Buffon and Manninger with the group(Juventus Official Website)

Juventus went back to train this morning in Vinovo, to prepare Championship next challenge, scheduled for Thursday evening in Naples, in the postponed match of the thirteenth match that will be played on a midweek round.

The players engaged vs. Sampdoria had a moisturizing training session in the gym, while the rest of the group had an athletic and technical workout, with ball circulation exercises and a high intensity torello six vs. four, before training in little challenges one vs. one with goal conclusions.

A part, Paolo De Ceglie, while Antonio Chimenti, was forced to stop, after having suffered the breaking of right hand fifth metacarpal. In return, Gigi Buffon and Alexander Manninger regularly trained with the group. Their recover goes on quickly and there are good chances we’ll see the Austrian goalkeeper on the pitch at San Paolo.


だが、朗報もある。ブッフォンとマニンガーがトレーニングを再開し、木曜日のナポリ戦にはマニンガーが間に合いそうということだ。ハムシク、ラベッシらの強力アタッカーを擁するナポリ相手に公式戦の経験がないピンソーリョでは心許ない。キエッリーニの復帰も考えられるし、徐々に怪我人が帰ってきている。残り9試合全部勝つつもりじゃなければならない。

キメンティの怪我に意味があるとするならチームが結束することだけだろう。

2010年3月22日月曜日

ラ・シニョーラ、カッサーノの一撃に沈む

Serie A Matchday 29 Sampdoria 1-0 Juventus @ Stadio Luigi Ferraris
Sampdoria:Cassano 77

Sampdoria 11/8 draw 21/10 Juventus 21/10(William Hill)



サンプドリアはブルチェルキアーティのファーストジャージ。システムは4-4-1-1。



ベンチメンバーはGKマリオ・カッサーノ、アッカルディ、ロッシ、ティッソーネ、マンニーニ、テスタルディ、シュチェポヴィッチ。

ユベントスはグレーにビアンコネーロの襷のセカンドジャージ。システムは4-3-1-2。



ベンチメンバーはGKピンソーリョ、キエッリーニ、サリハミジッチ、フェリペ・メロ、カモラネージ、カンドレーヴァ、トレゼゲ。

プリマ・テンポ。サンプドリアのキックオフ。

6分、ユーベ。デル・ピエロのアンゴロ。ファーでレグロッターリェがヘッドをあわせるがゴール左に外れる。

デル・ピエロのアンゴロにレグロッターリェがヘッドをあわせるが枠をとらえられず。

11分、サンプドリア。右サイドでボールを奪ったセミオリからパッツィーニにつないでのクロス。カッサーノがフリーで抜け出すがトラップが大きく、GKキメンティが抑える。

パッツィーニのクロスにカッサーノが最終ラインを破って飛び出すが、トラップが大きくキメンティがセーブ。

18分、ユーベ。左サイドエリア角付近からのプニツィオーネ。ヂエゴがゴール前に放り込むがGKストラーリがパンチングで逃れる。

ヂエゴが放り込んだボールはストラーリが飛び出して弾き出す。

27分、サンプドリア。マルキジオへのファールでルッキーニにカルテリーノ・ジャッロ。

マルキジオの突破を止めたルッキーニにジャッロ。

35分、サンプドリア。ルッキーニのアンゴロ。ファーサイドでカッサーノがヘッドをあわせるがカバーに入っていたマルキジオが弾き返す。

ルッキーニのアンゴロにファーサイドでカッサーノがヘッドで叩くがマルキジオがカバーでクリア。

37分、ユーベ。デル・ピエロのアンゴロ。中央でカンナヴァーロがヘッドをあわせるがGKストラーリの正面。

デル・ピエロのアンゴロにカンナヴァーロがヘッドをあわせるがストラーリの正面。

41分、サンプドリア。ゴール前でカッサーノのキープから右サイドのパッツィーニに振ってのティーロ。GKキメンティがセーブ。

カッサーノが前線でキープ。パッツィーニが狙うがキメンティがセーブ。

42分、サンプドリア。ポーリからのロングフィードに抜けだしたカッサーノがそのままティーロ。GKキメンティがセーブ。ユベントスがクリア。

ポーリからのフィードにフォリジョーコぎりぎりで抜けだしたカッサーノがティーロ。キメンティがセーブ。

プリマ・テンポはこのまま終了。0-0で折り返し。

ボールポゼッションはサンプドリア43%、ユーベ57%、ショッツオンゴールはサンプドリア1、ユーベ2、ショッツワイドはサンプドリア2、ユーベ4、ブロックドショッツはサンプドリア2、ユーベ4。

セコンド・テンポ。ユベントスのキックオフ。

49分、サンプドリア。パッツィーニにカルテリーノ・ジャッロ。

ネットの映像が切れていたため詳細はわからず。

53分、ユーベ。セミオリへのファールでマルキジオにカルテリーノ・ジャッロ。

セミオリへのタックルでマルキジオにジャッロ。

54分、サンプドリア。グベルティに代えてマンニーニを投入。

グベルティはプリマ・テンポに惜しいティーロがあった。

55分、ユーベ。イアクインタに代えてトレゼゲを投入。

イアクインタはゴールに向かう動きは見せていたが決定機はなし。

64分、ユーベ。ヂエゴのアンゴロ。ファーサイドでレグロッターリェが折り返し、カンナヴァーロがバイシクルで狙うがGKストラーリがセーブ。

ヂエゴのアンゴロからレグロッターリェが折り返し、カンナヴァーロが狙うがストラーリが弾き出す。

71分、サンプドリア。ポーリに代えてティッソーネを投入。

ポーリは精度の高いパスを散らしていた。

72分、サンプドリア。左サイドエリア角付近からのプニツィオーネ。セミオリが放り込んだボールにガスタルデッロがあわせるがGKキメンティがセーブ。

セミオリのボールにガスタルデッロが飛びこんだがキメンティががっちりキャッチ。

73分、ユーベ。カッサーノへのファールでレグロッターリェにカルテリーノ・ジャッロ。

カッサーノの突破を止めたレグロッターリェにジャッロ。

76分、ユーベ。マルキジオに代えてカンドレーヴァを投入。

マルキジオは中盤のダイナモとして効いていた。

76分、サンプドリア先制。GKストラーリからのフィード。マンニーニが頭でつなぎ、ボールを受けたカッサーノの右足のミドル。ループ気味にGKマニンガーの頭上を越えてゴールに突き刺さってレッテ。1-0。

ストラーリからマンニーニ、カッサーノとつないでのミドル。誰もプレスにいけず、キメンティも反応いていたが弾ききれなかった。

77分、ユーベ。右サイドからのプニツィオーネ。ヂエゴが放り込んだボールにファーサイドでシソコがヘッドをあわせるがゴール左に外れる。

ヂエゴのボールにシソコが飛びこむが枠をとらえられず。

81分、サンプドリア。カッサーノに代えてテスタルディを投入。

カッサーノは見事なミドルで先制ゴール。

83分、ユーベ。ヂエゴに代えてカモラネージを投入。

ヂエゴはボールに触っていたものの決定的な仕事はできず。

85分、サンプドリア。右サイドでボールを奪ったセミオリからのクロス。マンニーニが思いきったミドルを撃つがGKキメンティがビッグセーブでアンゴロに。

マンニーニの強烈なミドル。キメンティがビッグセーブで弾き出す。

88分、サンプドリア。右サイドのセミオリからのアーリークロスにテスタルディがミドルをあわせるがGKキメンティがこれもビッグセーブでアンゴロに。

テスタルディのミドルもキメンティが弾き出す。

アディショナルタイムは3分。

このままタイムアップ。1-0でサンプドリアの勝利。終盤見せたキメンティのビッグセーブ連発をカッサーノのティーロにも見せてほしかった。

ボールポゼッションはサンプドリア37.9%、ユーベ62.1%、ショッツオンゴールはサンプドリア6、ユーベ3、ショッツワイドはサンプドリア3、ユーベ5、ブロックドショッツはサンプドリア2、ユーベ7。

2010年3月21日日曜日

名古屋、危険な場面を作られながらも完封で今季ホーム初勝利!!

J League Division 1 Matchday 3 Nagoya 2-0 Iwata @ Nagoya City Mizuho Athletic Stadium
Nagoya:Burzanović 1,Kennedy 88

Nagoya 7/10 draw 5/2 Iwata 3/1(William Hill)

名古屋はグランパスレッドのファーストジャージ。システムは4-1-2-3。



ベンチメンバーはGK西村、千代反田、阿部、マギヌン、吉村杉本

磐田はサックスブルーのファーストジャージ。システムは4-1-3-2。



ベンチメンバーはGK竹重、金沢、山本脩斗、山本康裕、上田、船谷、荒田。

前半。磐田のキックオフ。

24秒、名古屋先制。左サイドで三都主がケネディに当ててこぼれたところ。ブルザノビッチの右足のロングシュート。追い風にのってGK八田の頭上を越えてゴール。1-0。

キックオフ直後のプレー。ケネディが落としたボールをブルザノビッチが右足で思いきったロングを狙い、そのまま入って先制。

1分、磐田。イ・グノのドリブル突破から左サイドの前田にスイッチしてのシュート。GK楢崎が抑える。

名古屋のボールを奪ったイ・グノのドリブル突破からフリーの前田にパスしてのシュート。楢崎が難なくセーブ。

8分、名古屋。ゴール正面やや右遠目からのFK。三都主がゴール前に放り込んだボールにケネディがヘッドをあわせるがわずかにゴール左に外れる。

三都主のFK。ケネディがコースを変えるがゴール左に外れる。

10分、名古屋。玉田から右サイドの金崎にサイドチェンジ。金崎が深くえぐって田中隼磨に戻してのクロス。ゴール前で玉田が受けてシュートを撃つがポストに嫌われる。

玉田がパス&ゴーでゴール前に。金崎が深くえぐり、田中隼磨に戻してのクロスに玉田がきっちりシュートを撃つがポストに阻まれる。

21分、磐田。那須からのボールを左サイドで受けた松浦が深くえぐってのクロス。イ・グノがニアに飛びこむがシュートはサイドネット。

那須から松浦への大きなサイドチェンジ。松浦が個人技で突破してのクロス。イ・グノが飛びこむがシュートは枠をとらえられず。

25分、名古屋。ゴール正面やや左遠目からのFK。玉田がボールをセットしてブルザノビッチが直接狙うがGK八田が横っ飛びでセーブ。

ブルザノビッチがコースを狙って蹴るが八田が横っ飛びでセーブ。こぼれ球は磐田がクリア。

28分、名古屋。ゴール正面やや左遠目からのFK。三都主がボール前に放り込んだボール。ファーで増川があわせ、こぼれ球にケネディが詰めるが押しこめず。

三都主のボールに増川が飛びこむがジャストミートできず。こぼれ球にケネディが詰めるが押しこめず。

29分、磐田。イ・グノのカウンター。左サイドを駆け上がり、前線の西へ。西が右に流してパク・チュホにつなぎ最後は前田がシュートを撃つがGK楢崎がセーブ。

イ・グノが左サイドを駆け上がってのカウンター。西に渡し、マーカーがついたところで右にパク・チュホ、前田とつなぎ、前田がシュートを撃つが楢崎がセーブ。

30分、磐田。右サイドエリア角付近からのFK。駒野がゴール前に放り込んだボール。那須がヘッドであわせるがクロスバーに嫌われる。

駒野がゴール前に放り込んだボール。那須がヘッドで叩くがクロスバー直撃。

36分、名古屋。ゴール正面やや左遠目からのFK。三都主がゴール前にふわっと挙げたボール。ケネディがヘッドで狙うがクロスバーの上。

三都主がふわっと挙げたボール。ケネディがファーであわせるがジャストミートできず。

アディショナルタイムは1分。

このまま前半終了。1-0と名古屋リードで折り返し。

トータルショッツは名古屋5、磐田4。

後半。名古屋のキックオフ。

49分、磐田。玉田からボールを奪った松浦のミドル。GK楢崎の正面だったが追い風で球が揺れたのか、横に弾くが三都主がクリア。

玉田からボールを奪った松浦がそのままミドル。楢崎が正面で受けるが横に弾く。三都主がクリア。

52分、名古屋。右サイドエリア角付近からのFK。玉田が放り込んだボールにニアで闘莉王がヘッドをあわせてゴール。だったが、オフサイド。

玉田のボールに闘莉王が体を伸ばしてヘッドをあわせてゴールネットを揺らすがオフサイドの判定。

53分、名古屋。松浦へのファールでブルザノビッチにイエローカード。

松浦をファールで止めたブルザノビッチにイエロー。

55分、名古屋。玉田のCK。ニアで闘莉王がヘッドをあわせるがクロスバーの上。

玉田のボールにニアで闘莉王がヘッドをあわせるが枠をとらえられず。

59分、名古屋。玉田の前線へのパスに抜けだしたケネディがGK八田の頭上を狙ってループを撃つがクロスバーの上。

ケネディが玉田のパスに抜け出すがループシュートは枠をとらえられず。

61分、磐田。西に代えて荒田を投入。

西はイ・グノのカウンターからビッグチャンスがあったがチャンスを生かせず。

62分、名古屋。三都主のスローインを受けたケネディが戻して玉田のシュート。ポストに当たって跳ね返ったところをケネディが右足で押し込んでゴール。しかし、これもオフサイド。

スローインをエリア内で受けたケネディが戻して玉田のシュート。ポストに嫌われたボールをケネディが押し込むがオフサイドでノーゴール。

64分、磐田。右サイドに開いたイ・グノからのクロス。ファーサイドで荒田がヘッドをあわせるがゴール左に外れる。

イ・グノが右サイドに開き、前線へのクロス。荒田がファーでヘッドをあわせるが枠をとらえられず。

69分、磐田。成岡に代えて山本康裕を投入。

成岡はパスのさばき役として無難な働き。

72分、名古屋。パク・チュホをファールで止めた玉田にイエローカード。

パク・チュホの突破をファールで止めて玉田にイエロー。

74分、名古屋。ブルザノビッチに代えて吉村を投入。

ブルザノビッチは先制点の活躍。吉村がアンカーに。

74分、名古屋。金崎が右サイドのケネディに振って、落としたところ、田中隼磨がミドルを撃つがGK八田がセーブ。

金崎が右サイドに振ってケネディのポストからの田中隼磨のミドル。八田が正面で抑える。

75分、名古屋。右サイドからのFK。闘莉王がエリア内に放り込んだボール。ケネディがおさめて反転してシュートを撃つがクロスバーの上。

闘莉王のボールをエリア内でおさめたケネディがシュートまで持ちこむが枠の上。

77分、磐田。ゴール正面やや右からのFK。駒野が直接狙うがわずかにゴール左に外れる。

駒野が直接狙うがわずかに枠の左に外れる。

79分、名古屋。中村直志に代えてマギヌンを投入。

中村直志は中盤のアンカーとして安定したプレーをしていた。

82分、磐田。スローインから前田が落とし、荒田がつないで山本康裕がミドル。GK楢崎が弾いてCKに。

スローインから前田が粘って荒田に落とし、山本康裕まで戻してのミドル。楢崎がセーブ。

83分、磐田。駒野のCK。ファーサイドで那須がヘッドをあわせるがGK楢崎が弾き出す。

駒野のCKからファーで那須がヘッドをあわせるが楢崎がセーブ。

85分、名古屋。左サイドから三都主がドリブルで持ち上がり、潰されたところをマギヌンが拾ってのクロス。玉田がニアであわせるがゴール右に外れる。

マギヌンのクロスに玉田がヘッドをあわせるが枠をとらえられず。

86分、名古屋。玉田に代えて千代反田を投入。

玉田はポスト直撃のシュート2本。決めきれなかった。

87分、名古屋追加点。三都主のパスに左サイドを抜けた金崎からのクロス。ファーサイドでケネディがヘッドをあわせてゴール。2-0。

左サイドを抜けだした金崎のクロス。ファーサイドでヘッドをあわせたケネディが決めて追加点。

アディショナルタイムは3分。

92分、磐田。イ・グノから右サイドの駒野に振ってドリブル突破を仕掛けてのクロス。ファーサイドにイ・グノが飛びこむが枠をとらえることができず。

駒野のクロスに楢崎は触れず。イ・グノが飛びこむがわずかにゴール左に外れる。

マギヌンが最後はボールキープしてタイムアップ。2-0で名古屋の勝利。

トータルショッツは名古屋12、磐田13

2010年3月20日土曜日

世界が指摘する岡田ジャパンの決定的戦術ミス〜イタリア人監督5人が日本代表の7試合を徹底分析〜が面白い

世界が指摘する岡田ジャパンの決定的戦術ミス〜イタリア人監督5人が日本代表の7試合を徹底分析〜 (COSMO BOOKS)
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世界が指摘する岡田ジャパンの決定的戦術ミス〜イタリア人監督5人が日本代表の7試合を徹底分析〜 (COSMO BOOKS)が面白い。日本代表の弱点をここまで的確に指摘した本は今までなかった。このままの内容でも日本サッカー協会のマッチレポートに使えるのではないかと思えるほどの内容だ。

この本のよさを認識してもらうためにはどうしてもインパクトのあるところを引用する必要がある。数行ならともかく、大きく引用することは著作権に違反するのだが、少しでも多くの人たちに読んでもらうきっかけとして引用したい。もちろん、著者の宮崎隆司さん、コスミック出版には最大の敬意を払ってのことだ。問題があるのなら即座に削除するのは当然のことである。

なお、分析に関わったイタリア人監督たちはワールドカップ本戦に出場するフル代表のチームを分析することに対して深い責任と敬意をもって当たっていることは本書に記されている通りである。

2010 FIFA World Cup South Africa Asian Qualification Round 4 Matchday 3 Japan 1-1 Uzbekistan @ Saitama Stadium 2002
Japan:Tamada 40
Uzbekistan:Shatskikh 27

ホームで行われたウズベキスタン戦。この分析で日本代表はまったく守備の基本ができていないと指摘されている。守備の基本とはディアゴナーレ(斜め後方にポジションをとるというゾーンディフェンスの基本)とスカラトゥーラ(ポジションを移動させること。ボールの位置によってポジションを移動したり、スペースを埋めたりする)の両方ができていないということがはっきりと言われているのだ。なお、図は省略させていただく。その場面はぜひとも本書を読んでもらいたい。

ウズベキスタン戦の失点の場面はこのように指摘されている。分析したのはレンツォ・ウリビエリ氏(イタリアサッカー協会、監督協会会長)。中田英寿が所属していた当時のパルマの監督でもある。

日本の失点場面には合計7つのミスが立て続けに起こっていた……

 次に、いよいよウリビエリが最も長い時間をかけて細かく分析した場面に話を移したい。言うまでもなく、それは日本が失点を喫する場面である。驚くべきことに、この一連のプレーには合計7つものミスが連続して起こっているのだ。そういう意味では、この失点は偶然ではなく、必然だったと言える。また逆に言えば、この場面に見えたミスの数々を修正することが、今、日本がまず取り組むべきポイントだということになる。
 事の始まりは、前半26分。闘莉王が自陣やや左サイドから中央にいた中村(俊)にパスを出し、受けた中村(俊)が右サイドに流れる玉田へ展開しようとしたパスが、相手の左SBデニソフにインターセプトされてからの場面だ。ここからウズベキスタンの先制ゴールが決まるまで、わずか16秒ほどの間に計7つのミスが連続することになる。
 しかしながら、その始まりの部分は決して難しい守備が必要だったわけではないと、ウリビエリは指摘している。
「ここでは中村(俊)のパスをデニソフがカットするわけだが、それはあくまでも敵陣ペナルティーエリア付近のことで、ハーフラインまではおよそ30mもあるゾーンの話だ。しかもデニソフがカットしたボールを受けるハサノフを含めると、ボールより前にいたウズベキスタンの選手はFWの2人だけだ。要するに、まだ何ら慌てる必要のないゾーンにおける守備ということになる。当然、段階的守備を知っていれば冷静に対処出来る局面だが、しかしここから日本はいくつものミスを連続させてしまっている。日本が犯している典型的なミスの大半が凝縮された16秒間と言えるのではないだろうか」
 そう言って、ウリビエリはそのミスの1つ1つを具体的に示していった。

長谷部と遠藤の両守備的MFが犯した自殺行為と呼ぶべきミス

 まずは、ウズベキスタンにボールを奪われた直後の場面。図19がそれだ。
 この場面は、長谷部がボール保持者のハサノフに突っ掛けていくところから始まる。この長谷部の動きを最初に見た瞬間、ウリビエリは「ここで失点してしまう」と天を仰いだほどだ。実際、ここから日本の守備崩壊が始まっている。
「この場面で、ボールを持っているハサノフは、自分に対して簡単に突っ掛けてきた長谷部を前にして、右にいたジェパロフにパスを出すことで簡単にかわしている。フリーで前を向いてボールをキープする相手に対しては簡単にボールを奪いに行ってはいけないという鉄則を、長谷部が破ってしまった場面だ。
 ところが、今度は同じようにフリーで前を向くボール保持者のジェパロフに対して、もう1人の守備的MFの遠藤までもが突っ掛けに行ってしまう。これでミスは拡大した。つまり、相手陣内の深いゾーンへ、日本の守備的MFの2人が揃って突っ込んで行ったというわけだ。これは、2対2における守備のセオリーを熟知していない証だと言える」
 図20で示す通り、長谷部と遠藤が立て続けにボールを奪いに行った後、さらに日本の傷口は広がっている。ここで、前から遠藤が接近し、さらに背後から香川が寄せたことで、ボールを持っていたジェパロフは前方のカパーゼにダイレクトのショートパスを送る。
「カパーゼがボールを持って前を向いた局面に注目して欲しい。この場面を日本から見ると、センターサークル付近に見事なまでの穴が出来てしまっている。説明するまでもないが、これは2人の守備的MFが飛び出したことで生まれたスペースだ。
 しかし、ミスはまだ続いている。次の瞬間、カパーゼに向かって、あろうことか左SBの阿部が飛び出し、足を出して突っ掛けている。これも、自殺行為以外の何者でもない」

派手なクリアミスより、その後の判断の遅れを問題視すべき

 ウリビエリが指摘する通り、何でもなかったはずの場面は、瞬く間にその様相を変化させていった。阿部がカパーゼに対して足を出した段階の状況は、図21に示す通りだが、その後も状況は刻々と変化する。
 カパーゼは、阿部が迫ってきたところですかさず右サイドでフリーになっていたマグデーエフにパスを送るのだが、そのパスは阿部の足に当たり、ボールは後方で構えていた闘莉王に向かって宙に浮いた。
「この宙に浮いたボールを、フリーである闘莉王が無理な体勢でクリアするわけだが、まずこのクリアが軽率だ。しかしそれはともかくとして、ここで指摘しておきたいのは、阿部が空けてしまったスペースにはマグデーエフがフリーで待っていて、守備的MF2人が空けた穴にはカパーゼが完全にフリーの状態でボールを持っていたという事実だ。本来であれば、日本の守備網が張り巡らされているべきゾーンを誰にも邪魔されることなく、である。ここでもし守備的MFの1枚でも残っていれば、カパーゼの行く手は難なく阻止出来ていたはずだ。
 加えて、闘莉王にあの無謀なオーバーヘッドのクリアをさせたのが阿部の軽率な突っ込みだったとしても、自らがクリアミスしたボールが敵に渡ることを確認した直後に、闘莉王は猛然と自陣深くに戻るべきだった。しかし彼は、再び宙に浮いたボールを一瞬とはいえ見入ってしまっている。時間にするとわずか1、2秒のことかもしれないが、この一瞬の空白は、最終的にゴールをアシストしたカパーゼに対して2歩分の遅れをとる原因になっている。さらにこの遅れが、ペナルティーエリア内に戻った中澤の判断を狂わせていることも見逃せない。事実、このとき中澤は、遅れをとった闘莉王に代わってカパーゼのマークに付こうとする動きを、一瞬だけ見せている。つまり、この中澤の判断の迷いも、最終的にゴールを決めたシャツキフとの距離を詰めきれなかった原因になっているのだ」
 カパーゼのパスが阿部の足に当たり、そのボールが闘莉王のクリアミスを経て、最終的にゴールにつながるまでの一連の動きが、図22と図23である。この展開の中には、確かにウリビエリが言う一瞬の判断ミスが重なっていた。

岡田ジャパンは時間を稼ぐという守備の基本が出来ていない

 しかしながら、ウリビエリの指摘はここで終わらない。
「もう1人、見過ごすことが出来ない動きをしている選手がいる。本来ならば、ゴール前に走り込んだ得点者のシャツキフとの間合いを詰めるべきもう1人のDF、右SBの内田である。
 この場面での内田の動きは、さらに厳しく指摘しなければならない。これは、まさにディアゴナーレのセオリーを知らない証だ。長谷部と遠藤が連続してボールを奪いに行ったのを見ていながら、しかも阿部までが前に出てしまったのを見ていながら、なぜサイドバックの内田はシャツキフに向かって絞ろうとしなかったのか。確かに中澤が引き出されたのは闘莉王の遅れに原因があったかもしれないが、あそこまでシャツキフをフリーにしてしまう内田の動きは、見過ごせるレベルのものではない。
 もちろんこれは守備的MFの2人にも言えることだ。自らの持ち場に穴が出来ることを顧みず前に出て行った長谷部と遠藤は、その穴を敵に突かれている以上、猛然と戻るべきだ。ところが、2人ともそんな素振りさえ見せていない。MFは、たとえば敵が最終ラインから蹴ったボールが自らの頭上を越えたとき、味方DFラインとの距離を詰めるべく戻る。彼らはこの常識を知らないのだろうか……」
 ここで、この失点の場面における日本のミスを以下に整理してみた。わずか16秒間に立て続けに起こった、合計7つのミスである。

1 ハサノフに突っ掛けた長谷部
2 ジェパロフに突っ掛けた遠藤
3 カパーゼに突っ掛けた阿部
4 無理なオーバーヘッドのクリアを試みた闘莉王
5 直ぐに次のスペースを埋めに走らなかった闘莉王
6 自らが空けた穴に戻る動きを見せなかった長谷部と遠藤
7 逆サイドの局面を見ていながら中に絞らなかった内田

 これらのミスを列挙した後、ウリビエリは続けた。
「そして、敢えてもう1つ付け加えるとすれば、中村(俊)、香川、玉田、大久保といった日本の攻撃陣の戻りの遅さも挙げられる。
 そもそも、最初にパスをカットされた中村(俊)は、その瞬間、次のプレーに移るのではなく、ボールを奪われたことに対して自ら肩を落として足を止めてしまっている。本来であれば、ここはその直後にボール保持者となったハサノフよりも自陣寄りにポジションを戻す動きをすべきだ。相手にボールを奪われたら、まず各自が然るべきポジションを取り、その上で息を整えれば良い。
 もっとも、彼ら攻撃陣が戻る時間、そしてDF陣が守りの態勢を整える時間を与えるためにも、長谷部と遠藤の両守備的MFは突っ込むのではなく、相手の出方を見ながらゆっくりとポジションを下げなければならないのだが。
 いずれにしても、このチームが時間を稼ぐという守備の基本が出来ていないために喫した失点だと言えるだろう」


引用はここまでとしたい。ほんの一部だが、わすか1点に対して詳細に分析されていることがわかるだろう。この後、ワールドカップ予選やフレンドリーマッチについて日本の問題点が次々と明らかにされていく。

中村俊輔はなぜ内田や長友がいるのに最終ライン近くで守備をしているのはなぜかという疑問もあった。

アジアで通用するのに世界で通用しないのはなぜか。本書を読めば、その疑問の欠片でも解けることは間違いない。それほど重要な警鐘である。

2010年3月19日金曜日

UEFA Champions League & UEFA Europa League Quater-finals and Semi-finals draw 

Arsenal stand in Barcelona's way(uefa.com)

FC Barcelona will continue their defence of the UEFA Champions League title with a quarter-final against the side they beat to win the competition in 2006, Arsenal FC.

For the first time since 1998/99 six nations were represented in the draw, made by UEFA general secretary Gianni Infantino and the ambassador for the Madrid final, Emilio Butragueño. While Barcelona meet Arsenal over two legs on 30/31 March and 6/7 April, Olympique Lyonnais play French rivals FC Girondins de Bordeaux, FC Bayern München take on Manchester United FC in a replay of the 1999 Camp Nou final and FC Internazionale Milano meet PFC CSKA Moskva.

In the semi-finals, Barcelona or Arsenal will take on Inter or CSKA while the remaining French representatives face Bayern or United. The final will be played at Madrid's Santiago Bernabéu stadium, the first in its new Saturday slot of 22 May, part of a week-long festival that will also encompass the UEFA Women's Champions League final in Getafe two days earlier.

2009/10 UEFA Champions League draw
Quarter-finals: 30/31 March & 6/7 April

1: Olympique Lyonnais (FRA) v FC Girondins de Bordeaux (FRA)

2: FC Bayern München (GER) v Manchester United FC (ENG)

3: Arsenal FC (ENG) v FC Barcelona (ESP, holders)

4: FC Internazionale Milano (ITA) v PFC CSKA Moskva (RUS)

Semi-finals: 20/21 & 27/28 April
1: Winner quarter-final 2 v Winner quarter-final 1

2: Winner quarter-final 4 v Winner quarter-final 3

Final: Santiago Bernabéu, Madrid; 20.45CET, Saturday 22 May
Winner semi-final 1 v Winner semi-final 2


チャンピオンズリーグのクォーターファイナルとセミファイナルのドローが本日12時からニヨンで行われ、クォーターファイナルの組み合わせと日程が発表された。

クォーターファイナルはすべて因縁の対決となったといっていい。

リヨンは同国対決でボルドーと。リヨンの連覇を止めたのがボルドーであり、この対決は興味深い。

バイエルン・ミュンヘンマンチェスター・ユナイテッドがカンプ・ノウの奇跡でトレブルを戴冠したときの相手。

アーセナルはレーマンが退場となりながら最後までバルセロナを苦しめたファイナルの再現となる。

インテルCSKA モスクワとの因縁はないが、毎年ロシア勢には苦しめられており、今年もロシアのピッチでの試合が組まれることになった。

Standard await Hamburg, Valencia host Atlético(uefa.com)

R. Standard de Liège are next as Hamburger SV continue their dream of winning the inaugural UEFA Europa League on home territory, though the all-Spanish tie between Valencia CF and Club Atlético de Madrid is perhaps the most eye-catching to come out of today's quarter-final draw.

Hamburg survived a serious scare against RSC Anderlecht last night and their reward is a meeting with another Belgian side, Standard. There were a few groans in the auditorium at the House of European Football when domestic rivals Valencia and Atlético were paired, but there is fair bit of history between SL Benfica and Liverpool FC too.

Liverpool beat Benfica in last eight of both the 1981 and 1984 European Champion Clubs' Cups, though they will need to be at their best to complete the hat-trick. Benfica knocked out Olympique de Marseille to reach this stage, a test the last two sides to win the UEFA Cup also passed.

That game was one of several highlights as the round of 16 concluded in thrilling style, eight matches producing 34 goals. Fulham FC provided four as they mounted a stirring comeback against Turin giants Juventus and their reward is a meeting with the other newcomers to this stage of a major UEFA competition, VfL Wolfsburg.

Draw process and fixtures
Today's draw in Nyon, Switzerland, was without seeding or country protection. As well as the quarter-finals, the draw was also made for the semi-finals, meaning sides know who they will meet over two legs on 30 April and 7 May should they progress. It was conducted by UEFA competitions director Giorgio Marchetti and Hamburg final ambassador Uwe Seeler.

The quarter-finals are played on a home-and-away basis on 1 and 8 April, with the semi-finals on 22 and 29 April. This season's final will be at the Hamburg Arena at 20.45CET on Wednesday 12 May.

UEFA Europa League quarter-finals (1 and 8 April)
1 Fulham FC v VfL Wolfsburg
2 Hamburger SV v R. Standard de Liège
3 Valencia CF v Club Atlético de Madrid
4 SL Benfica v Liverpool FC

UEFA Europa League semi-finals (22 and 29 April)
1 Winner quarter-final 2 v Winner quarter-final 1
2 Winner quarter-final 3 v Winner quarter-final 4

UEFA Europa League final (12 May)
Winner semi-final 2 v Winner semi-final 1



ヨーロッパリーグも今日、クォーターファイナル以降のドローが行われた。

こちらはバレンシアアトレティコ・マドリーのスペイン対決が実現。
フルハムヴォルフスブルクと、ハンブルクスタンダール・リエージュベンフィカリバプールとの対決となった。

ラ・シニョーラ、バイエルン戦の悪夢再び!! 守備崩壊でフルハムに大逆転を許し、ヨーロッパの舞台から敗退!!

UEFA Europa League Round of 16 2nd leg. Fulham 4-1 Juventus @ Craven Cottage, London
Fulham:Zamora 9,Gera 39,49(PK),Dempsey 83
Juventus:Trezeguet 2

Fulham 7/5 draw 23/10 Juventus 19/10(William Hill)

フルハムはザ・ホワイトのファーストジャージ。システムは4-4-1-1。



ベンチメンバーはGKツーベルビューラー、ネヴラン、リーセ、デンプシー、スモーリング、ディクガコイ、マーシュ・ブラウン。

ユベントスは黄金色のセカンドジャージ。システムは4-3-2-1。



ベンチメンバーはGKピンソーリョ、イアクインタ、デル・ピエロ、ポウルセン、グリゲラ、デ・チェリエ、マッローネ。

ファーストハーフ。ユベントスのキックオフ。

1分、ユーベ先制。シソコから右サイドのカモラネージにパス。そのまま外側のサリハミジッチに振ってのクロス。トレゼゲのバイシクルは空振りするがヂエゴがポストでおさめ、シュートのこぼれ球をトレゼゲが左足でGKシュウォーザーを破ってゴール。0-1。

左サイドで細かいパスをつないでから右サイドにつなぎ、サリハミジッチのクロス。ヂエゴがおさめ、シュートして跳ね返ったところをトレゼゲが抑えて蹴り込んで先制。

8分、フルハム同点。左サイドのコンチェスキーからのアーリークロス。カンナヴァーロがクリアしようとするが失敗、ザモラが胸でトラップして落とし、フリーで右足を振り抜き、GKキメンティを破ってゴール。1-1。

9分、ユーベ。中央でボールを持ったヂエゴのミドル。GKシュウォーザーが弾き出す。

ヂエゴが思いきったミドルを狙うがシュウォーザーが落ち着いて処理。

11分、ユーベ。コンチェスキーへのファールでカモラネージにイエローカード。

コンチェスキーの突破をファールで止めたカモラネージにイエロー。

26分、ユーベ。ザモラからのパスを受けたゲラをファールで止めたカンナヴァーロにレッドカード。

ゲラの決定的チャンスを潰したとしてカンナヴァーロに一発レッド。グリゲラが準備中。

28分、ユーベ。カンドレーヴァに代えてグリゲラを投入。

カンナヴァーロ退場による交代。これでCBはゼビナ、グリゲラと本職がいなくなった。

28分、フルハム。ゴール正面右からのFK。ザモラが直接狙うがGKキメンティが左手1本で弾き出す。

ザモラのシュートは枠をとらえていたがキメンティが弾き出してCKに。

37分、フルハム。左サイドエリア角付近からのFK。デイビスが直接狙ったボールはクロスバー直撃。フェリペ・メロがクリアしてCKに。

デイビスのFKはクロスバー直撃。こぼれ球はフェリペ・メロがクリア。

37分、フルハム。ダフのCK。中央でエトゥフがヘッドであわせるがポストに嫌われる。

ダフのCKからエトゥフがヘッドをあわせるがポスト直撃。

38分、フルハム逆転。左サイドのコンチェスキーからのパスをザモラがポストで流し、デイビスが折り返してニアでゲラが右足をあわせてゴール。2-1。

左サイドのコンチェスキーからのパスを受けたザモラがエリア内に流し、デイビスが折り返してゲラが押し込んで逆転。

アディショナルタイムは2分。

ファーストハーフはこのまま終了。2-1とフルハムリードで折り返し。

トータルショッツはフルハム6、ユーベ2。

セカンドハーフ。フルハムのキックオフ。

47分、ユーベ。ダフのクロスをハンドで止めたヂエゴにイエローカード。エリア内なのでPK。

フルハムの右サイドからのアタック。ダフのクロスを手で叩き落としたヂエゴにイエロー。そしてPK。

48分、フルハム追加点。PK。ゲラが右足でGKキメンティと逆。左隅に決めてゴール。3-1。

ゲラが落ち着いてPKを沈めてアグリゲートスコアも同点に。

50分、ユーベ。サリハミジッチからパスを受けたカモラネージからフェリペ・メロ、シソコとつないでのミドル。大きく枠の上。

シソコの強引なミドル。枠をとらえることはできず。

51分、ユーベ。カモラネージに代えてデ・チェリエを投入。

カモラネージは積極的にボールに絡んだのだが、決定機までは作れず。

55分、ユーベ。ヂエゴからのカウンター。右サイドを駆け上がったヂエゴからのクロス。左サイドで受けたトレゼゲがシュートを撃つがGKシュウォーザーの正面。

ヂエゴが仕掛けたカウンター。クロスにトレゼゲがあわせるが左足のシュートは力なし。

59分、ユーベ。ヂエゴのCK。中央でゼビナがヘッドをあわせるが枠の上。

ヂエゴのCKにゼビナがヘッド。枠をとらえられず。

60分、フルハム。デイビスから前線へのフィード。ゲラが潰れてこぼれたところを右サイドのダフが拾ってのシュート。大きく枠の上。

ゲラが倒されたことでPKのアピールをするがノーファール。ダフが拾ってそのままシュートを撃つが枠をとらえられず。

70分、フルハム。デイビスから左サイドのコンチェスキーに振ってのクロス。デイビスが狙うがGKキメンティの正面。

ゲラ、デイビス、コンチェスキーとつないでのクロス。デイビスがシュートを撃つがキメンティがセーブ。

70分、フルハム。ケリーに代えてデンプシーを投入。

ケリーはライトバックとして安定していた。

74分、フルハム。右サイドからのダフのクロス。ユーベのクリアを拾ったエトゥフがゲラにつないでのシュート。大きく枠の上。

クリアボールを拾ったエトゥフのパスを受けたゲラがシュート。枠には飛ばず。

75分、ユーベ。ゴール正面左遠目からのFK。ヂエゴが直接狙うがGKシュウォーザーの正面。

ヂエゴのシュートはシュウォーザーが落ち着いてキャッチ。

77分、フルハム。右サイドのダフがドリブル突破。外側のデイビスに振ってのクロス。中央でザモラがヘッドをあわすがGKキメンティがセーブ。

ダフの突破からデイビスに振ってのクロス。ザモラがヘッドで狙うがキメンティがセーブ。

79分、フルハム。右サイドからのパスを受けたゲラがDFをフェイントでかわしてのシュート。GKキメンティが弾いてCKに。

右サイドの攻防から中央のゲラに。ゲラがフェイントえでマーカーを

81分、フルハム追加点。デイビスからのパスを受けたエトゥフがデンプシーにパス。そのま右足でループで狙い、GKキメンティの頭上を越えてゴール。4-1。

フルハムがついに逆転。エトゥフのパスを受けたデンプシーの右足がキメンティの頭上を越えてゴール。

84分、フルハム。ゲラに代えてリーセを投入。

ゲラは2ゴールの活躍。

84分、ユーベ。グロッソに代えてデル・ピエロを投入。

グロッソはほとんど存在感なし。

85分、フルハム。デイビスのクロスを受けたザモラが思いきったミドル。GKキメンティがセーブ。

デイビスからのパスを受けたザモラのミドル。キメンティががっちりキャッチ。

89分、フルハム。遅延行為でコンチェスキーにイエローカード。

ハンゲランとキッカーを譲り合っていたコンチェスキーにイエロー。

アディショナルタイムは3分。

90分、ユーベ。ダフを蹴ったゼビナにレッドカード。

ダフのボールキープに苛立ったゼビナがダフを蹴ってレッド。

92分、ユーベ。ザモラへのファールでフェリペ・メロにイエローカード。

アフター気味のタックルでフェリペ・メロにイエロー。

ゲームはこのままタイムアップ。4-1でフルハムの勝利。アグリゲートスコアも5-4でフルハムの勝利。

2010年3月18日木曜日

UEFA Champions League Round of 16 2nd leg. 17th March 2010

UEFA Champions League Round of 16 2nd leg. Barcelona 4-0(Aggregate:5-1) Stuttgart @ Camp Nou, Barcelona
Barcelona:Messi 13,60,Pedro Rodríguez 22,Bojan 89

'It's fair to compare him to Maradona'(uefa.com)

アウェイゴールを奪えばスペインの巨人を倒すことも可能のはず。そう考えていたに違いないシュトゥットガルトの希望を打ち砕いたのはメッシのミドルだった。あれだけマーカーがついていても簡単にゴールに突き刺してしまう圧倒的な力。マラドーナの正当な後継者というのもうなずける。先行されたシュトゥットガルトはゴールを奪いにいかざるをえず、さらにカウンターで沈められた。思った以上の大差の試合でバルセロナがクォーターファイナルに歩を進めている。

UEFA Champions League Round of 16 2nd leg. Bordeaux 2-1(Aggregate:3-1) Olympiacos @ Stade Chaban-Delmas, Bordeaux
Bordeaux:Gourcuff 5,Chamakh 88
Olympiacos:Mitroglou 65

Blanc relief at Bordeaux reward(uefa.com)

アウェイゴールを奪っていたボルドーはグルキュフがFKを直接決めて2点差としてリードを広げる。オリンピアコスはダービーシャーが2枚目のイエローで退場になりながらもミトログルのゴールで追いすがり、さらにディアッラの退場で同数となって望みをつなぐが、終了間際にシャマクにゴールを決められ、力尽きた。あと1点必要なときにとりきれないことでオリンピアコスはチャンスを逃してしまった。

2010年3月17日水曜日

UEFA Champions League Round of 16 2nd leg. 16th March 2010

UEFA Champions League Round of 16 2nd leg. Sevilla 1-2(Aggregate:2-3) CSKA Moskva @ Ramón Sánchez-Pizjuán, Seville
Sevilla:Perotti 41
CSKA Moskva:Necid 39,Honda 55

Slutsky stays grounded amid CSKA joy(uefa.com)

CSKA モスクワは前半から本田圭佑が攻撃に絡むことが多かった。英語の放送でもずっと本田の名前がアナウンスされていたくらいだ。その本田圭佑が1ゴール1アシストの活躍でセビージャを振り切ってCSKA モスクワクォーターファイナルに貢献した。セビージャはラモン・サンチェス・ピスファンで敗退が決まるという大失態を演じてしまった。

岡田さんは4月7日のセルビア戦に招集したかったようだが、この日はインターナショナルAマッチデイではなく、チャンピオンズリーグクォーターファイナルのセカンドレグと日程が重なる。強引に招集することはできないだろう。

UEFA Champions League Round of 16 2nd leg. Chelsea 0-1(Aggregate:1-3) Internazionale @ Stamford Bridge, London
Internazionale:Eto'o 78

'I am the happiest person on earth'(uefa.com)

モウリーニョが指揮を執っていたときのチェルシーはスタンフォード・ブリッジで圧倒的な勝率を誇っていた。ほとんど負けなかったと言っていい。そのチェルシーが本拠地にモウリーニョを迎え、そして、エトーにゴールを決められ、ドログバも退場というかたちで終幕。チェルシーはインテルだけではなく、モウリーニョという敵まで相手にしていたように思える。ピッチレベルでは関係ないはずなのだが、選手の中にはかなりのウエイトで占められていたはずだ。イタリアで唯一インテルが勝ち残り、イングランドでノックアウトラウンドに進出した3クラブの中でチェルシーだけが敗退。その差は縮まっているのかもしれない。

2010年3月16日火曜日

ブッフォン復帰までの4試合が今シーズン最大の山場か

Juventus Goalkeeper Gianluigi Buffon Will Return Near The End Of March - Agent(Goal.com)

Juventus goalkeeper Gianluigi Buffon is set to return from a thigh injury in the near future, according to his agent Silvano Martina, but will not be rushed back after a knock to second-choice shot stopper Alex Manninger.

"Gigi will return later this month," he told Calciomercato.it on Monday.

"He certainly will not accelerate his recovery because of the injury to Manninger."

The representative's statement have the Italian press speculating that Buffon will not be available for the midweek clash against rivals Napoli on March 24, but either against Atalanta (March 28) or Udinese (April 3).

Meanwhile, suggestions that the Italy international will join Manchester City in a big money move were once again dismissed by Martina.

"Gigi is very annoyed, because they are groundless," he concluded.

Buffon is Italy's undisputed first-choice goalkeeper for the upcoming World Cup and has made 21 starts in Serie A this season, with five clean sheets.


A stop for Manninger, findings for Caceres(Juventus Official Website)

On the day of training restart for the double engagement of Europa League vs. Fulham and the Championship one vs. Sampdoria, medical staff manager, Bartolomeo Goitre, is making the stock of the situation concerning Manninger and Caceres.

The goalkeeper suffered a first grade distraction at his right thigh rectus femur. The prognosis is of 15/20 days from now for complete recovery.

Martin Caceres suffers of an abdominal stress for which he needs further findings. Accompanied by Doc. Bartolomeo Goitre, tomorrow the player will be in Barcelona to undergo further findings by Barcelona’s medical staff, the club which owns his professional card. The two medical staffs, the bianconero and the blaugrana one, will decide together therapeutic modalities.


シエナ戦でマニンガーが怪我で離脱というニュースを聞いたときに、キメンティで大丈夫かということを考えた。ユベントスがもっとソリッドな守備をしていたときでさえ、キメンティは何でもないシュートをゴールにしてしまったことがある。その不安は最悪のかたちで的中してしまうわけだが。

ユベントスはキエッリーニの負傷離脱、レグロッターリェの怪我と守備に少なくない不安を抱えている。ミッドウィークのフルハム戦、週末のサンプドリア戦、ミッドウィークのナポリ戦はキメンティで戦わなければならないという事実がある。

マニンガーは右太ももの怪我で15日から20日くらいの離脱。この期間は縮まらない。

一方、ブッフォンの復帰は彼のエージェントからナポリ戦には間に合わないが、アタランタ戦かウディネーゼ戦にはという話になっている。彼はシエナ戦でスタンド観戦をしていたが、かなりイライラしていたはずだ。マッカローネのゴールはブッフォンなら防げただろうし、2点目もなかったはず。もちろん、グリゲラの軽率なプレーがなければキメンティでも大丈夫だったのだが、今の状態では鉄壁のGKでもいなければ難しい。

ということでこの4試合が大きな山になる。4連勝で乗り切ればよいが、4連敗もありうるのだ。ヨーロッパリーグのフルハム戦での2点リードを吐きださないためにもきちんとした準備をしなければならない。

そして、サンプドリア戦、ナポリ戦は4位を争う直接のライバル。叩いておけば楽になる。アウェイとはいえ、きっちり勝っておくべきなのだ。ザッケローニもよくわかっているだろう。暫定監督だからといって手を抜かない彼には敬意を示すが、イタリアは結果がすべて。未来を託せるように4位を確保してほしい。