キリンチャレンジカップ2010 (4/7 vsセルビア代表@長居スタジアム)
SAMURAI BLUE(日本代表)メンバー(日本サッカー協会)
GK
楢﨑 正剛 NARAZAKI Seigo
1976.04.15 187cm 80kg 名古屋グランパス 74/70
川島 永嗣 KAWASHIMA Eiji
1983.03.20 185cm 80kg 川崎フロンターレ 8/6
DF
中澤 佑二 NAKAZAWA Yuji
1978.02.25 187cm 78kg 横浜F・マリノス 101/17
駒野 友一 KOMANO Yuichi
1981.07.25 172cm 76kg ジュビロ磐田 51/0
今野 泰幸 KONNO Yasuyuki
1983.01.25 178cm 73kg FC東京 34/0
栗原 勇蔵 KURIHARA Yuzo
1983.09.18 184cm 80kg 横浜F・マリノス 1/0
徳永 悠平 TOKUNAGA Yuhei
1983.09.25 180cm 76kg FC東京 6/0
長友 佑都 NAGATOMO Yuto
1986.09.12 170cm 65kg FC東京 22/3
内田 篤人 UCHIDA Atsuto
1988.03.27 176cm 62kg 鹿島アントラーズ 31/1
MF
中村 俊輔 NAKAMURA Shunsuke
1978.06.24 178cm 70kg 横浜F・マリノス 94/24
稲本 潤一 INAMOTO Junichi
1979.09.18 181cm 75kg 川崎フロンターレ 78/5
遠藤 保仁 ENDO Yasuhito
1980.01.28 178cm 75kg ガンバ大阪 90/8
石川 直宏 ISHIKAWA Naohiro
1981.05.12 175cm 69kg FC東京 4/0
阿部 勇樹 ABE Yuki
1981.09.06 177cm 77kg 浦和レッズ 41/3
山瀬 功治 YAMASE Koji
1981.09.22 173cm 70kg 横浜F・マリノス 12/5
FW
玉田 圭司 TAMADA Keiji
1980.04.11 173cm 67kg 名古屋グランパス 67/16
矢野 貴章 YANO Kisho
1984.04.05 185cm 76kg アルビレックス新潟 16/2
岡崎 慎司 OKAZAKI Shinji
1986.04.16 173cm 70kg 清水エスパルス 24/16
興梠 慎三 KOROKI Shinzo
1986.07.31 175cm 67kg 鹿島アントラーズ 10/0
永井 謙佑 NAGAI Kensuke
1989.03.05 177cm 67kg 福岡大学 1/0
※GKの「得点」は失点数
FIFAの通達により闘莉王は出場停止となったセルビア戦。CBのバックアッパーは誰かということが注目されたが、結局、栗原ということになった。キャップ数は1。岩政や高木といったこれまで呼ばれていたバックアップメンバーとは違った名前だった。
日本代表メンバー発表 岡田監督会見 (1/2)
キリンチャレンジカップ2010 セルビア戦(スポーツナビ)
岡田 セルビア戦は、ワールドカップ(W杯)までに国内でできる2試合のうちの1試合。最終メンバー発表前の最後の試合ということで、インターナショナルマッチデーではないので、国内組の中で、中心選手プラスいままであまりチャンスを与えられなかった選手、またはW杯本大会のいろいろな状況で、こういう使い方なら必要になるんじゃないかというような選手のテストの意味も兼ねて20名を選びました。特にACL(AFCチャンピオンズリーグ)に出ているチームに関しては非常に過密日程なので、そういう選手のコンディションを調べて、集まった選手に関してはコンディションを聞いて、使う時間も考えていきたいと思います。セルビアも国内組中心だと思いますが、非常に体が強くて、ハードな試合をすると聞いています。そういう相手に対して通用するのかどうか、そういうテストをしていきたいと思います。
――永井選手を選んだ狙いは?
岡田 永井は(1月6日の)イエメン戦の時に呼びましたが、(主力がいる)フル代表としては初めてになると思います。彼に関しては今の時点で例えば90分、代表チームでFWを張れるかというとちょっと難しいと思います。しかし、ラスト10分で彼の抜群のスピードを生かす可能性はないか、そういうことを感じさせてくれるプレーヤーだということで今回選びました。
――永井選手の例が出たが、山瀬選手、栗原選手、矢野選手はどういう使い方ならば使えると考えるか
岡田 具体的にいろいろな状況があると思いますが、今まではチーム力を上げる、ベースアップしていくということで、われわれのやり方、同じことをやってきました。ですが、本大会でわれわれが主導権を取れる相手というのはかなり少ないんじゃないかと。そうした中で、例えばわれわれがリードしていて、相手が猛攻をしてきているときには、例えばロングボールがきたらDFには高さがいるだろう、または前で追い回す選手がいるだろうと。もしリードされているときに、中をしっかり固められて190センチ台の選手が守っているところをどうするか。やはり外に起点がいるだろう。そういういろいろな状況を想定して今回のメンバーを選んでいます。いま言われた3人に関してもその中に当てはまると思います。そういう言い方をするとそれだけかとなってしまって、選手に対して失礼なので、個人個人で言うのは勘弁してください。
イタリア人監督が日本代表は守備の基本が出来ていないと酷評した本が出たわけだが、岡田さんはそのことについては触れていない。まったく読んでいないのか、それとも読んでいなくてもイタリアのメソッドとは違うところを目指していると考えているのか。
だが、この部分を読んだだけは岡田さんのサッカー理論はFW、MF、DFは別々のものでチームとして機能するものとは考えていないように見える。
――栗原選手の選考理由、評価は
岡田 栗原についてはマリノスの監督をやっていたのでよく知っています。身体能力に関しては、ジャンプ力、スピード、すべてにおいて日本人離れしています。これは世界で通用すると思います。キック力もかなりのものを持っています。ただ、ポジショニングの修正、アラートな状態で常にいられるか。そういうとこの問題があったんですが、最近そういうところも改善されてきました。最終的に組織だなんだといっても、ポーンと蹴ってくるボールを跳ね返す、そこで個の力である程度勝たないことには話にならない。そういう意味で彼は個の強さを持っているところを買っています。
UEFA Champions LeagueやUEFA Europa Leagueに出場している選手は日程が重なるために招集できないことはもちろんだが、AFC Champions Leagueに出場している選手のことも考慮してとコメントしているが、内田、稲本、遠藤、興梠を呼んでいることから岩政、高木の落選は純粋にACLではないというのが本当のところだろう。
Jリーグの試合をみて、栗原に目移りをしたというだけだ。実際のところ経験を積ませるなら勝敗にこだわらなくてもいいところで中澤か闘莉王と組ませて先発させておけばよかった。それをしなかったツケが回ってきているのだ。闘莉王のサスペンションがなければ中澤、闘莉王のふたりは鉄板だっただろう。
――今回呼ばれなかった選手はチャンスがなくなったと考えていいのか? 23人の構想はどれくらい固まっているのか
岡田 今回呼んでいない選手がノーチャンスだということは全くなくて、例えばACL組をたくさん呼んで半分しか使わないと、みんな半分ではとてもじゃないが(試合が)できない。ともかく、今まで分かっている選手はいいだろうと。ちょっと分からない選手をプラスアルファで呼びたいということです。また、今回はけがで試合をやっていても万全じゃないということで、呼んでいない選手も何人かいます。そういう選手にこの過密日程の中で無理をさせるより、Jリーグで活躍するのを見てから決めようと思っています。最終的な23名は最後の時点で誰にも話さずに決めようと思っていますが、わたしの中では徐々に固まりつつあります。どれくらいかと言われると困るんですが70%くらいは固まっています。
実際のところ、ベストメンバー+12人でポジショニングの勉強をしなおしたほうがいいのではないかと思うのだが。そういうつもりはないらしい。Jリーグの中でポジショニングができているクラブはほとんどないといっていい。守備の基本ができていないクラブばかりだからアジアのクラブ相手に大量失点をする。そういうレベルだということを知らなければ、始まりはないのだが。今回は目を瞑って諦めるしかないのか。
――石川選手が戻ってきていますが、彼に何を期待しているか(元川悦子/フリーランス)
岡田 それだけを期待しているわけじゃないという前提で聞いていただきたいのですが、やはりワイドに張ったところからプレーできる選手。中で生きる選手、外で生きる選手がいると思いますが、日本では中で生きる選手はけっこう多いんですが、ワイドで生きる数少ない選手ということで、特に彼の場合は右サイドで起点を作って、そこからのクロスまたは非常にいいパンチ力を持っているので、シュート、ゴールに絡む仕事を期待しています。この前も見ましたが、コンディション的には問題ないと思います。
――メンバーの7割は固まりつつあるということだが、残りの3割はコンディション面なのか、それともケースバイケースで使える選手ということか
岡田 両方です。悩んでいるわけではなくて、固まりつつあるというだけで、わたしの場合はコロっと変わりますから分からないんですが、ある程度カメルーン、オランダ、デンマークとこういう戦いをしないといけないだろうなと考えたときに必要な選手ということで組み立てていった場合、かつわれわれのベースを崩さないで、といったときに、だいたいこのあたりの選手は必要だなと。あとはいろいろな特徴を持った選手のどこを取ろうか、というような考えをしています。コンディションももちろんあります。万全ではない選手では厳しいでしょうし、それとともにプレースタイルの組み合わせ、そういったことを考えています。
――守備は連係が大事だと言われますが、選考を1試合残した今のタイミングで栗原選手を呼んでDFの連係が取れるのか? いままで何回か呼ぶタイミングはあったと思うが、最後の最後で呼んだ理由は
岡田 サッカーなので、ものすごく難しいことをやるわけじゃないです。勇蔵も1回キャンプに来ていますし、もし選ばれた場合に5月にキャンプをやれば十分に連係は問題ないと思います。それと栗原1人を見るとそう見えますが、ストッパーはいろいろな選手をテストしてきています。栗原のタイミングがここにきた、というだけのことです。
石川を右サイドで使うということは、岡田さんのサッカーではポジションは中村俊輔と重なる。ワイドでドリブルができる選手よりも、中盤センターの散らし役の選手を選ぶわけで、交代の切り札としても持っておくだけで切らない可能性が高い。本大会は中村俊輔と心中というわけだ。守備で疲れきるだろう中村俊輔にどれだけキレが残るかという問題は考えていない。選手は90分フルで走りきるのが理想なのだろうが、そんなことはできるわけがない。
そして、守備の連携だが、岡田さんは難しいことをやるわけじゃないと言っているが、プレッシングサッカーの基本中の基本のポジショニングの問題からしてできていないことが明らかになったのだ。そのことをしっかりついてほしかった。まあ、「その本は読んでいないので」と答えるのだろうが。
このあと、岡田さんはら抜き言葉でコメントして日本語力が足りないところを見せてくれるのだが、その後の言葉が直っているところをみると書いた記者の注意力が足らなかったということだろう。書き言葉と話し言葉の違いがわかっていないということだ。
言葉の問題はともかく、サッカーもわかっていないことが明らかになった岡田さんに任せておくのは本当に駄目だと思うのだが。
2 件のコメント:
注目のCBは、やはり栗原でしたね。
しかし、地味に岩政が外されていました。
セルビア戦での栗原の出来次第ですが、闘莉王と中澤のバックアップは、最終的に栗原か岩政のどちらか一人となりそうですね。
FWに関しては、永井の選出は意外でした。
確かに期待の若手ですし、J2福岡やJ1神戸に特別指定選手として登録されているわけですが、まだJで得点を挙げたことのない選手に何を期待しているのか・・・。
前田や佐藤寿人、田中達也らの心中やいかに・・・。
>どらぐらさん
CBは誰を選ぶかというところで注目していたのですが、岩政ではなかったですね。
なぜ栗原なのかという説明にはきちんと答えていないですし。
永井は得点をとったわけではないし、野人枠とかいわれていますけど、ポテンシャルだけですからね。
田中達也は一時期レギュラー扱いだっただけに心中は穏やかではないでしょうね。
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