政府は5日、2月に東京で開催されるサッカー東アジア選手権に出場する予定の北朝鮮女子チームの入国を許可することを決めた。
平野博文官房長官は同日午前の記者会見で、入国を認めた理由を「前政権の中で(入国を)決定した事柄というのが一つと、スポーツであるというのが一つだ」と説明。
千葉景子法相も「入国を制限されている政府関係者の入国は認められないが、そうでなければきちんと審査を進める」と語った。
北朝鮮女子チームの参加をめぐっては、中井洽国家公安委員長が昨年12月に「(北朝鮮に)制裁がかかっている段階だから当然反対だ」と発言。その後、政府内で協議が続けられていた。
2月に東京で開催されるサッカーの東アジア選手権に北朝鮮女子代表チームが出場する問題で、民主党と政府は北朝鮮への制裁とは別という意識で、入国を許可することを決めた。
北朝鮮なら何でも入国禁止と軽はずみな発言をして、FIFAが定めた政府がサッカーに介入してはならないという規定に触れ、制裁対象になりかねない問題だっただけに、スポーツだから制裁とは別と判断した政府の判断を尊重したい。
一部では日本を除外して、アンリのハンドボールで勝利を奪われたアイルランドを代替えにという噂もあったほどだが。
これでひとまずは安心というところか。
W杯の南アフリカ大会の出場取り消しとなれば、日本のファンががっかりするだけではなく、アジア枠の削減にもつながりかねなかったはず。民主党はサッカー関係者に話を聞いて青くなったことだろう。サッカーファンは多く、民主党の責任で本戦から排除となれば、次の選挙で惨敗もありえた。ちょうど時期的にW杯が近いからだ。
スポーツというより、こういう話が北朝鮮女子代表の入国を許可した真相なのかもしれない。
2 件のコメント:
さすがに入国許可しましたね。
仮に入国拒否して、最悪な結末(W杯出場権剥奪)になったら、民主党に対する風当たりは相当なものになったでしょうから。
あまり考えたくはないですが、チーム関係者に紛れて不審な人物がいるとも限らないので、そのあたりは注意が必要でしょうね。
>どらぐらさん
サッカーのことはわからなくても、選挙に影響するとなったら強硬姿勢をとることはできないでしょうね。
スポーツと政治は別のものであるべきですし。
仮に北朝鮮が工作員を送り込んできて、悪いことをすると北朝鮮が本戦出場権を剥奪される可能性が出てきますね。
あの国は勝たなければ国内で放送しないらしいですから、あまり関係ないかもしれないですが。
コメントを投稿