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2010年2月15日月曜日

ギロチンマッチでも岡田の首は切れないのか

East Asian Football Championship Matchday 6 Japan 1-3 Korea Republic @ National Stadium
Japan:Endo 23(r)
Korea Republic:Lee Dong-Gook 33(r),Lee Seung-Ryul 39,Kim Jae-Sung 60

韓国戦後 岡田監督会見 (1/2)
東アジアサッカー選手権2010 決勝大会
(スポーツナビ)

前半立ち上がりに関しては、今までの中で一番、選手間の距離感も良く、テンポも良く、いい流れになってきたと思ったんですけど、守備に関してロングボールを拾うところまでは良かったんですが、そのあとつなぐ意識が強すぎて、それを取り返されすぎて2失点したと。それほど崩されたわけではないんですけど、やっぱりクリアするときは外に大きくクリアするとか、そういうことは必要だったかなと思っています。結果的にホームで点が取り切れなかった。後半になって人数が減ったこともあったんですが、われわれの距離感がちょっと遠くなって、外に起点が作れなくなった。悪い癖がちょっと出たなと思っています。結果的にホームで勝てなくて、本当に申し訳なく思っています。


闘莉王が退場になっていなくても、日本は逆転することができなかっただろう。つなぐサッカーを目指すならそれを徹底的にやるべきだった。しかし、日本のパスサッカーは勝負をしない叩くプレーばかり。自分がとられないために、味方に預けるという逃げのパスばかり上手くなった。バイタルエリアで勝負する意識は薄く、チャンスメイクをやろうというプレーは少なかった。これでは点はとりようがない。それに対して韓国は、つなに長友と内田の裏を狙い続けた。サイドに起点を作り、オーバーロード状態で逆サイドに振るという効果的な戦術で日本を崩そうとした。それに対応できない岡田さんでは限界がきたという象徴的な試合だった。

――指宿合宿ではチームのベースアップと東アジア選手権の優勝を目標としていたが、それが果たせなかった理由、誤算は何か? またこの結果を招いてしまった自らの責任についてはどう考えるか

指宿で言ったベースアップということに関しては、もうちょっと(昨年の)元の状態に早く戻るかなと思っていたのが、1週間以上遅れたということでベースアップはなかなかできなかったかなと。ノーマルといえばノーマルなんですが、もうちょっと早くチームができるという予測はちょっと外れたと思っています。

それとともに東アジア選手権優勝ということを掲げて優勝できなかった。これに関しては先ほど言いましたように、これほど多くのサポーターに来ていただいてホームで勝てなかったことについて、本当に申し訳なく思っております。

それと責任ですが、これは何を言ってもいい訳になるので、批判は甘んじて受けないといけないと思っています。ただわれわれは、ここで足踏みしているわけにはいかないというふうに思っています。

――前に進むということだが、新しい選手もいないし、あとは欧州組が加わるだけ。これでどうやって前に進むというのか?

今のメンバーに新しい選手を入れ替えるとか、マジックがあるわけではなく、今のメンバーでもいいゲームができたことも十分にありました。その意味でチームというのは常に最高のパフォーマンスができるというわけではない。その中でプラス海外組、1人、2人新しい選手が入れば、前に進めると思っています。


今のメンバーでいいゲームができたのは相手がBチームとか格下だった場合だけ。今回は3試合ともひどい出来だった。そのことはシーズンオフだからという理由だけでは片づけられない。W杯本戦は日本はシーズン中だが、ヨーロッパは連戦が終わったシーズンオフなのだ。列強がシーズンオフを理由にW杯の低パフォーマンスを言い訳したことはない。岡田さんはそのことを言い訳に使った。これだけでも意識の差がある。それに記者はこのメンバーでどういういいサッカーをするのかもっと突っ込んで聞くべきだった。

――この大会で選手の対応力を目標に掲げていたと思うが、闘莉王が退場してからの選手の対応力をどう評価していたのか? また監督の方から何か示唆することはあったか

選手だけでの対応力といってもそれは無理なので、闘莉王が退場してからの戦い方ということで当然われわれもサゼスチョンはしています。ただこういうときに攻守で運動量の多い、両方できる選手という手が今日に関してはなかったので、その中でできる限りのわれわれの打つ手、というのはわたしの中で考えて選手に言いました。選手はその中で、点を取るために、あわててトップに(ボールを)入れても難しということは分かっていたと思います。ただやっぱり、ずっとこの大会というか1月から、ラスト3分の1でのゴールへ向かうところ、ちょっとかわしてシュートを打って、こぼれ球を拾ってというところはサゼスチョンし切れていなかった。というか、練習の中でもし切れていなかったな、とは思っています。

――ワールドカップ・ベスト4という発言がよく報道されているが、これについて反省しているか? また発言に選手がプレッシャーを感じているところはあるか(外国人記者)

その目標について変えるつもりはないですし、そのことによって選手、スタッフにプレッシャーを与えているとは思っていません。選手たちもその目標に向かってチャレンジしてくれていますし、われわれは可能性がある限り、それに向かってチャレンジしていくつもりです。

――後半、4本くらい決定的なコンビネーションがあったが最後のところで韓国人DFの足が出ていてカットされた。あれは韓国の守備が素晴らしかったのか、それとも日本に足りないところがあったのか?

韓国の守備が素晴らしかったのはもちろんですが、われわれは点を取るために人をかけるということをやってきています。そういう意味でもう1人、特に後半立ち上がりは良かったんですが、後半の途中から前に人が足りなくなったという感じを受けています。ボランチとストッパー、サイドバックが、相手がゾーンを作っている外にいる時間がちょっと長かったかなと。もう1枚、ゴール前に入っていかないと日本の場合、なかなか点は取れないと考えております。


結局のところ、岡田さんの考えるゴールのイメージはちょっとかわしてシュートを撃って、そのこぼれ球を押し込むというかたち。世界のトッププレーヤーがスーパーゴールと呼ばれるプレーをするイメージだ。そんな選手はひとりもいないにもかかわらず。それこそ、世界中から選手を招集しなければ岡田さんのサッカーは実現しない。そして、世界中から選手を招集したとしても、そのサッカーはつまらなくなるだろう。

この大会で3位ということで、W杯ベスト4という目標はライトファンにも無理だということがわかってしまった。日本は中村俊輔と長谷部を除けばベストメンバー、韓国は8人ほど抜けている。絶対に勝たなければならない試合だったにもかかわらず、結果も出せず、試合内容もお粗末だった。

パスサッカーを目指すにしても相手に預けるばかり。トライアングルのパスワークはほどんど見られず。そういう練習をしていないのだから仕方がないが、そういう監督に率いられているのだということを再認識する必要がある。

――責任を取るということに関しては、ご自身が辞めるということも含めて責任を取るということもあると思うが、どう考えているか?

以前も言いましたように進退に関しては、契約上、勝とうが負けようが協会が権利を持っています。そのために会長や技術委員長が見ていると思います。わたしは選手がついてきている限り、選手だけを投げ出すことはできないと思っております。


岡田さんの言い訳は何度も聞いたが、結局のところ修正できていない。言うだけならいくらでも言うことができるのだ。一億円を超える年俸をもらっているのだから、イメージするサッカーをできるチームにするのが仕事ではないのか。できないなら潔く辞任すべき。やめないのは金にこだわっているからか。

――(合宿が始まった)1月25日から今日まで、選手たちの取り組む姿勢についてはどう考えているか?

選手たちは非常に高いモチベーションでやっていました。そしてチャレンジしてくれている選手もたくさんいました。そういう意味でも今日も選手が最後まで戦ってくれていたこと、これには本当にうれしく思っています。ただ自信をなくすとか、そういうことではなくて、僕は逆に、ここでこのチームにとって(今日の敗戦は)良かったのではないかと。ちょっと順調すぎるというか、いろんなゆるみが出ていたのは事実です。そういう中で、これでもう一度、選手たちにも危機感が出ますし、チームとしての危機感も出て、W杯に向けていい準備をしていけるんじゃないかと思っています。


結果至上主義ではないことをまず断っておかなければならないが、この韓国戦同じように負けたとしても決定機を何度も作り、惜しいシュートが何本もあって、撃ち負けたのなら岡田さん続投でも構わなかった。事実、オシムのサッカーでは結果につながらなかったとはいえ、チャンスメイクはかなり上手くできていた。最後のフィニッシュの精度は低かったが、選手全員が出し手と受け手の関係を理解しており、そういう動きをしていた。そのワクワク感が岡田さんになった途端に消えてしまった。サッカーとしては後退したと言っていい。後退を日本サッカー協会は許すのか。その部分を訊ねたいわけである。

試合後 韓国代表ホ・ジョンム監督会見
東アジアサッカー選手権2010 決勝大会
(スポーツナビ)

今日は選手たちが非常によく活躍してくれた。日本について多くのことを研究してきたが、それがうまく戦略として機能したと思う。選手たちが研究し、分析した内容通りに動いてくれた。今日は(韓国では)旧正月で、祭日だったので、熱烈に応援してくれた国民の皆さんに感謝したい。

――中国に敗れ、日本に勝ったわけだが、今大会をどう総括するか(韓国人記者)

今大会に参加したチームについてあれこれ言うつもりはない。われわれの目標はワールドカップ(W杯)なので、今大会を通じてW杯で何が通用するのか、競争力があるのか、そしてどの部分をより強化してどの選手を使うべきか、そういったことをテストする場だった。今のチームについて詳しく述べることはない。ただ、今日の日本は攻撃面で非常に強力だった。それに対して韓国の守備ラインが非常に安定した動きをしていた。今回のチームを土台として、W杯に向けて分析、研究をしていかないといけない。中国に敗れるなど不安定な部分もあったが、W杯に向けてテストしたり、挑戦したりすることができた。そういった意味で今大会はいい経験になった。

――日本を研究したという部分がディフェンス面に表れていたと思うが

右の内田、左の長友が非常に間接パスが多く、左の大久保が絡んでいた。その間接パスをいかに遮断するかというところで研究を重ねた。それについては選手たちは指示通りに動いてくれたと思う。

――W杯へのテストの意味合いが強かったということだが、新たに目にとまった選手はいるか(韓国人記者)

W杯の準備のための大会だったが、目標はあくまでも優勝だった。それができなかったのは残念だし、ファンの皆さんには申し訳なく思っている。W杯で活躍できそうな選手は多く発見できた。具体的な名前は挙げられないが、帰国したらKリーグを視察しながら最終的なメンバーを決めたいと思う。


「相手がどうあろうと自分たちのサッカーをするだけ」ということしか言わない岡田さんと、きちんと日本を研究するスカウティング能力とそれを生かす能力を持った韓国との差がでたということだろう。孫子にも「敵を知り、己を知れば、百戦危うからず」とあるが、岡田さんは自分たちしか見ていない。それでは試合に勝ちようがない。相手にとってはこれほど与し易い近視の監督はいないだろう。

「ギロチンマッチ」の行方 (1/2)
東アジア選手権 日本代表 1-3 韓国代表
(スポーツナビ)

「ギロチンマッチ」というのだそうだ、韓国のサポーターによれば。

「ギロチン」とは、言うまでもなくフランス革命の際に発明された、処刑を効率化するための「首切りマシン」のこと。要するに、この東アジア選手権の日韓戦に敗れたチームの監督は、多分に「クビを切られる」可能性がある、という意味らしい。

確かに日韓両国とも、現代表監督の地位が盤石かと問われれば、いささか心もとないと答えるしかないのが実情である。韓国のホ・ジョンム監督は、先の中国戦で歴史的は敗戦を喫し(何しろ1978年の初対戦以来、初めてのことだ)、その上、宿敵である日本に敗れたとなれば、もはや世論は許さないだろう。一方、日本の岡田武史監督は、昨年9月5日のオランダ戦以降、一度も敗れてはいないものの、ファンの不安と不満は募るばかり。その引き金となったのが、これまたスコアレスドローに終わった初戦の中国戦だった(今大会が盛り上がったのは、多分に中国のおかげである)。いずれにせよ、この日韓戦での敗残の将が、解任の危機に追いやられることだけは間違いなさそうだ。


なあなあで済ましてしまいがちな日本人と、何が何でも勝たなければならないという韓国人との性格の違いというべきか。世界でも占領したほうより、占領されたほうがサッカーでも勝負強いし、執念深く戦ってくる。

その意味では、岡田さんにかかるプレッシャーは少なかった。川淵前会長の解任デモを起こしたように、岡田解任デモでも起こすべきだった。そうしなければ、本戦で結果はでない。監督を代えたからと言ってよくなるという保証はまったくないのだが、今は岡田以外なら誰でもいいという状態であるのは事実だ。まあ、岡田より能力が高ければという条件がつくのは確かだが。

かくして日本のスターティングイレブンは、必然的にテスト度外視の「鉄板」な陣容となる。この日、岡田監督が選んだメンバーは以下の通り。

GK楢崎正剛。DFは右から内田篤人、中澤佑二、田中マルクス闘莉王、長友佑都。MFは守備的な位置に遠藤保仁と稲本潤一、右に中村憲剛、左に大久保嘉人。そしてFWは岡崎慎司と玉田圭司。思わず「岡ちゃん定食」と命名したくなるくらい、代わり映えのしないメニュー、もとい顔ぶれである。1月の合宿スタート時で「チームをベースアップさせる」と宣言しながらも、結局のところ少数精鋭でチーム作りをせざるを得ず、小笠原満男や平山相太といった新戦力にも信を置くことができない。それが、この3週間にわたる合宿で、岡田監督が出した結論だったようだ。

それでも聖地・国立という舞台で、久々にスタンドを埋め尽くした観客を前に(公式発表4万2951人)、宿敵韓国を打倒できるのであれば、何も文句は言うまい。監督のクビを懸けたこの「ギロチンマッチ」。見事に返り討ちにして、敵将に引導を渡すことができたなら、ここ3試合でのストレスを一気に払拭(ふっしょく)することさえ十分に可能だったはずだ。しかし何たることか、実はギロチンの刃はこちらの方に向いていたのである。


岡田さんはこの韓国戦でもその小心者ぶりをいかんなく発揮してくれた。小笠原はアピールチャンスを待っていたはずだが、ピッチに送り出されたのはいつものメンバー。例えば、中村憲剛が小笠原に代わったとしてもサッカーの質は変わるわけではない。中盤で小さくまとまってごちゃごちゃするだけ。高い位置でと言いながら、3センターハーフのような状態でプレーする。サイドに張るはずの大久保は真ん中でプレーしていた。それなら小笠原だろうが、中村俊輔だろうがまったく変わらない。だが、小心者ゆえにいつものメンバーしか選べなかった。

周知の通り、日本は1-3という屈辱的なスコアで韓国に敗れた。今さらながらに得点経過を振り返るのではなく、ここでは日本の敗因についてポイントを絞って言及することにしたい。敗因は3つ。すなわち、1)韓国が綿密に日本を研究していたこと、2)プランが狂ったこと、3)コンセプトに拘泥しすぎたこと、である。それぞれ見ていこう。

まず1)について。韓国のホ監督は、試合後に「日本について多くのことを研究してきたが、それがうまく戦略として機能した」と語っている。具体的には「右の内田、左の長友が非常に間接パスが多く、左の大久保が絡んでいた。その間接パスをいかに遮断するかというところで研究を重ねた」。要するに、アウトサイドで起点となるパスの出どころを封じることで、日本攻撃陣の脅威を排除したのである。また、守備面では決定的な場面で必ず足を伸ばし、ルーズボールは持ち前の球際の強さでマイボールにし、そして奪ったら直線的に相手ゴールを目指す。決して、難しいことをしていたのではない。が、戦略と意図は実に明確で、かつ徹底されていた。3点目のショートカウンターからのゴールは、彼らが目指していたサッカーが最高の形で結実したものだったと言えよう。

次に2)について。この試合はまさに誤算の連続だった。まず前半26分に、大久保が退き(キム・ジョンウのファウルを受けて左足を負傷したため)、代わって入ったのは香川真司。岡田監督は前半で、早くも最初のカードを切らざるを得なかった。その後、韓国に逆転されてから2分後の41分、闘莉王が1発レッドで退場。相手プレーヤーともつれて倒れた際に、報復的なキックを見舞ったところをしっかり主審に見られていた。1人少なくなった日本は、とりあえず稲本がディフェンスラインのカバーに回って前半をしのぎ、後半からは香川を下げてセンターバックのバックアッパーである岩政大樹をピッチに送り込む。これまた予定外の交代であり、ベンチの戦術的なオプションを著しく狭めることとなった。この点については、岡田監督に同情の余地はあったと思う。

ただし3)については、大いに不満が残る。指揮官が3枚目のカードを切ったのは、韓国に3点目のゴールを決められてから12分後の後半37分。しかも、玉田に代わって投入されたのは佐藤寿人であった。もちろん、昨シーズンのJ1で15ゴールを挙げている佐藤の得点能力について疑念を挟むつもりはない。ただし、裏のスペースに抜ける動きをことごとく封じられ、しかも残り時間が10分も満たない状況で佐藤に結果を求めるのは、あまりにも酷な話である。むしろ岡田監督は、従来のコンセプトをいったんリセットして、2点差とされた直後に高さのある平山を投入すべきだったと思う。グラウンダーでのパス回しが機能し切れていないのであれば、高さ勝負に活路を見いだすべきだったのではないか。だが岡田監督は、その考えを意固地に退けた。こうなると、敗戦は必然だったと言わざるを得ない。


両サイドのフルバックの上がりをいかにして押さえるかというのが世界のサッカーのスタンダードになっている。韓国はその基本を踏まえて、サイドハーフをワイドに開いて、長友と内田の上がりを押さえた。一方、日本はサイドアタックは長友と内田に丸投げ。サイドハーフもおかない布陣で韓国は両サイドを常に2枚で攻めることができた。この差は決定的なまでに違う。

大久保の怪我、闘莉王のレッドはオプションを狭めることになったのは事実だが、試合である以上いつでも起こりうること。この程度のアクシデントに対応できないのであれば監督など辞めたほうがいいのだ。スターターとして送り出したメンバーが間違っているのだから3枚の交代カードがあっても難しいが、玉田と岡崎が外に開いて、ボールを受けようとしたのを「サイドバックの上がりに蓋をすることになる」と解説した風間八宏の薄ばかぶりはひどいものだった。彼はPSVがアーセナルを撃破したときに使ったFWを両サイドに開かせてアーセナルに対してサイドの有利性を作った戦術をまったく知らないのだろう。

平山の投入だったにせよ、佐藤寿人の投入だったにせよ、遅かったのは事実だ。

岡田さんは交代の時期を決めている節があり、ひとりめは何分、ふたりめは何分という感じでその通りにならないと駄目だと考えているイメージがある。サッカーというスポーツは生き物でプラン通りにはいかないにも関わらず。こうなってくると何かの強迫観念でもあるのかと疑いたくもなってくる。

試合後の国立は、韓国サポーターの『アリラン』と、日本サポーターの怒号やブーイングで溢れていた。かくして、第4回東アジア選手権は無事に閉幕。1位中国、2位韓国、3位日本、そして4位香港という最終順位となった。日本の3位メダル授与のセレモニーでは、再びブーイングの嵐。当然だと思う。この大会での優勝を目標に掲げていたのは、岡田監督自身である。しかも東アジア3位のチームの監督が、この期に及んで「(W杯)ベスト4の目標は変えない」などと大言壮語しているのである。常識的に考えるなら、もはや噴飯物以外の何ものでもないだろう。

かくしてギロチンの刃は、韓国のホ監督ではなく、日本の岡田監督に向かうこととなった。試合後の会見でも、進退に関する質問が出た。しかし当人の答えは「契約上、勝とうが負けようが協会が権利を持っています。そのために会長や技術委員長が見ていると思います」。では、犬飼基昭会長の見解はというと「新しい人はリスクが大きすぎる」。かくして「ギロチンマッチ」の結果は不問とされ、何事もなかったかのように岡田監督の続投が決まった。よほどのことがない限り、3月3日のアジアカップ最終予選、対バーレーン戦でも、意外性もワクワク感もない代表戦が繰り返され、そして試合後には「よくはなってきていると思います」というコメントを耳にすることになるだろう。

試合から一夜明けて、岡田監督の進退に関する議論が、さらなる高まりを見せるのは間違いないだろう。ここで、私自身の立場を明確にしておきたい。私の考えは「条件付きで続投に賛成」である。では、その「条件」とは何か。それは、4カ月後に迫った本大会での「ベスト4」などという無茶な目標設定を撤回し、新たな目標を掲げて日本のファンのコンセンサスを得ることである。その決断を下すのは、日本サッカー協会であり、犬飼会長である。もし「W杯ベスト4」を本当に目指すのであれば、今すぐにでも監督を代えるべきだ。しかし、岡田監督の続投を優先させるのであれば、ファンに納得してサポートしてもらえるような目標設定を新たに掲げ、広く理解を求めるべきである。

例えば「今回のW杯は、日本人の監督、スタッフ、選手を含め、日本サッカー界の叡智(えいち)を結集させてグループリーグ突破を目指したい。そのためのサポートをよろしくお願いします」と、犬飼会長が宣言したなら、サポーターも「よし、応援しよう!」という気持ちになるだろう。だが現状の「ベスト4」という目標は、あまりにも根拠に乏しい、抽象的な絵空事でしかない。

おりしも開幕したばかりのバンクーバー五輪で、女子モーグルのメダルに届かなかった上村愛子の涙を目撃した日本国民は、あらためて「世界4位がどのようなものか」を痛感している(余談ながら、上村の五輪初挑戦は98年の長野大会。くしくも同年、日本代表は初めてW杯に出場している)。上村の12年にわたるチャレンジを知り、その苛酷な結果を目の当たりにした者であれば、いかに岡田監督が語る「ベスト4」が説得力を欠いた目標であるか、競技の枠を超えて容易に理解できよう。


この限定条件でも岡田さんには難しいと考える。岡田さんのサッカーは何一つ変わらないサッカーだからだ。叡智を結集してもどうにもならない。それが見えてしまっているのだ。今目標を下方修正しても、その目標すら達成できない可能性が高い。それならリスクを冒してでも監督交代に踏みきるべきだ。

岡田さんに一億円も払うのなら、もっと可能性がある監督に同じ金額払う方がましだろう。外国人監督はマスコミとの関係を上手く築けないとか、オシムに要求したように中村俊輔と高原の起用は絶対でという阿吽の呼吸が出来なくなるのでという理由では噴飯ものとして言いようがない。

このままじゃW杯戦えない…88・6%が解任要求(スポーツニッポン)

【日本1―3韓国】韓国戦終了直後から「スポニチ・アネックス」で1時間限定の緊急アンケートを行ったところ、岡田ジャパンに対するサポーターの厳しい姿勢が浮き彫りになった。

「このままだと日本代表はW杯でどこまで勝ち進むと思いますか?」の問いに97・6%に相当する1232人が1次リーグ敗退と回答。岡田監督が目標に掲げる4強と答えたのはわずか3人で、優勝と答えた15人を含めても日本が4強以上に勝ち進むと期待しているのは1・4%の18人にすぎなかった。また岡田監督の去就問題に関しては88・6%に相当する1118人が監督交代を求めた。岡田監督続投派は6・9%の87人しかおらず、4・5%の57人が「もう少し様子を見る方が良い」と回答した。


緊急アンケート、86%が岡ちゃん見限った(サンケイスポーツ)

東アジア選手権最終日(14日、日本1-3韓国、国立競技場)日本(FIFAランク40位)は韓国(同49位)に1-3で逆転負け。1勝1分け1敗で大会初制覇を逃すだけでなく、過去最低の3位に終わった。

試合後、サンケイスポーツはスタジアムでサポーターに緊急アンケートを実施。86%の50人中43人が岡田監督のクビを要求するという厳しい結果になった。

東京・練馬区の国武昴之さん(28)=会社員=は「岡田監督では無理。解任でしょう。ショック療法をした方がいい」とバッサリと切り捨てた。選手交代に対しても「残り10分でなんで寿人(FW佐藤)なの? (身長が)小さいのばっかりにして、(1メートル90のFW)平山を呼んだ意味がない」と疑問を呈した。

大田区の田島尚紀さん(16)=学生=は「W杯4強の目標は大きすぎる。まずは1勝にすべき」と現実を突きつけた。

一方で、足立区の中沢吉晃さん(46)=会社員=は「ウチらが応援しないで誰がするんだ」と支持を訴えた。少数派でも信じているサポーターのために、立ち止まることは許されない。


こういうインタビューをするなら、日本サッカー協会主催で監督のプレゼンテーションを公開で行うほうがいい。岡田さんも解任前提ではなく、複数の候補者とともに、どういうサッカーをやり、どういう結果を残すのかをファンの前で喋ってもらう。その上で、もっとも日本のサッカーにあうと考えられる監督を選ぶ。協会が後任候補として招集できた候補の中で岡田さんがもっとも明確なビジョンをもっているならそれで仕方がない。だが、岡田さんはファンの心からも離れているのは事実。何もしないのでは裏切り以外のなにものでもない。

2010年2月14日日曜日

日本は韓国に力負け、岡田さんは責任問題を口にせず

East Asian Football Championship Matchday 6 Japan 1-3 Korea Republic @ National Stadium
Japan:Endo 23(r)
Korea Republic:Lee Dong-Gook 33(r),Lee Seung-Ryul 39,Kim Jae-Sung 60

Japan 1.65 draw 3.55 Korea Republic 4.50(bwin)



FIFA Anthemにのって両国国旗、フェアプレー旗に続いて、両国選手の入場。東京韓国学校初等部合唱団による韓国国歌「愛国歌」、暁星小学校聖歌隊による日本国歌「君が代」の合唱。

日本はブルーサムライのファーストジャージ。システムは4-2-2-2。

Japan (East Asian Football Championship Matchday 6)
TamadaOkazaki
OkuboKengo Nakamura
EndōInamoto
NagatomoUchida
Tulio TanakaNakazawa
 Narazaki 


ベンチメンバーはGK川島永嗣、GK西川周作、駒野友一、岩政大樹、今野泰幸、徳永悠平、阿部勇樹、香川真司、小笠原満男、金崎夢生、佐藤寿人、平山相太。

韓国は赤、白、赤のファーストジャージ。システムは4-4-2。

Korea Republic (East Asian Football Championship Matchday 6)
Lee Seung-RyulLee Dong-Gook
Kim Bo-KyungKim Jae-Sung
Kim Jung-WooShin Hyung-Min
Park Joo-HoOh Beom-Seok
Kang Min-SooCho Yong-Hyung
 Lee Woon-Jae 


ベンチメンバーはGKチョン・ソンリョン、GKキム・ヨングァン、カク・テヒ、イ・ギュロ、キム・ヒョンイル、ク・ジャチョル、キム・ドヒョン、イ・スンヒョン、オ・ジャンウン、イ・グノ、ノ・ビョンジュン。

前半。日本のキックオフ。

13分、日本。シン・ヒョンミンに対するファールで稲本にイエローカード。

シン・ヒョンミンに対する激しいタックルで稲本にイエロー。

19分、韓国。大久保をファールで止めたキム・ジョンウにイエローカード。

大久保への後ろからのファールでキム・ジョンウにイエロー。

21分、日本。ゴール正面遠目からのFK。遠藤が放り込んだボールに反応した闘莉王をカン・ミンスが倒してしまいPKに。

カン・ミンスが闘莉王の首に絡んで倒してPKの判定。

22分、韓国。闘莉王へのファールでカン・ミンスにイエローカード。

ファールじゃなくて、PK判定への抗議だったかもしれない。

22分、日本先制。PK。遠藤がGKイ・ウンジェが跳んだあとに右足で真ん中に蹴り込みゴール。1-0。

PK職人の遠藤が落ち着いてPKを決めて先制。

25分、日本。大久保に代えて香川を投入。

大久保の負傷による交代。

27分、韓国。内田へのファールでキム・ボギョンにイエローカード。

内田への激しいファールでキム・ボギョンにイエロー。

31分、韓国。イ・スンヨルからのパスをエリア内で受けたキム・ボギョンを内田が倒してPK。

今度は内田がキム・ボギョンを倒してPKの判定。

32分、韓国同点。PK。イ・ドングクがGK楢崎の逆をついて右足で左隅に蹴り込みゴール。1-1。

イ・ドングクが冷静に楢崎の逆をついてゴール。

37分、日本。スローインのボールを受けた中村憲剛のミドル。GKイ・ウンジェががっちりキャッチ。

遠目からの中村憲剛のシュートだったが、威力はなくイ・ウンジェがキャッチ。

38分、韓国逆転。右サイドのキム・ジョンウからのパスを中央で受けたイ・スンヨルの左足のミドル。中澤に当たったボールはそのままGK楢崎の頭を越えて入りゴール。1-2。

右サイドのキム・ジョンウからのパスを受けたイ・スンヨルが思いきったミドル。中澤に当たってコースが変わり、ゴールに吸いこまれて逆転。

40分、日本。カン・ミンスともつれて倒れたときに相手を蹴ってしまった闘莉王にレッドカードで退場。

遠藤のFKに飛びこんだ闘莉王。カン・ミンスを蹴ってしまいレッド。日本は稲本が最終ラインに。

44分、韓国。ゴール正面左からのFK。キム・ジェソンが直接狙うがわずかにクロスバーの上。

キム・ジェソンのシュートはわずかにクロスバーの上。楢崎もしっかり反応していた。

アディショナルタイムは2分。

前半はこのまま終了。1-2と韓国リードで折り返し。

45分、日本。香川に代えて岩政を投入。

闘莉王の退場の穴埋めは岩政。

後半。韓国のキックオフ。

46分、韓国。中盤のシン・ヒョンミンからのパスを受けたイ・ドングクが飛び出してきたGK楢崎を引きつけてのシュート。クロスバーに弾かれる。

シン・ヒョンミンからのパスに抜けだしたイ・ドングクが楢崎を引きつけてのシュート。クロスバーに救われる。

51分、韓国。岡崎へのファールでキム・ジョンウにイエローカード。2枚目のイエローでレッドカード。

岡崎へのスライディングタックルでキム・ジョンウにイエロー。2枚目で退場に。

54分、日本。右サイドの稲本からのクロス。逆サイドまで抜けて中村憲剛がキープ。遠藤に戻してのシュート。クロスバーのはるか上。

稲本からのクロスが抜けたところを中村憲剛がうまくつないだが遠藤のシュートは宇宙開発。

55分、韓国。イ・スンヨルに代えてク・ジャチョルを投入。

キム・ジョンウの退場の穴を埋めるかたちでク・ジャチョルを投入。

59分、日本。左サイドを岡崎が突破。長友、中村憲剛とつないでのクロス。玉田がニアに飛びこむがクリアされる。

中村憲剛は角度がないながらもシュートが撃てる場面でパスを選択。玉田が飛びこむがシュートは撃てず。

62分、韓国。イ・ドングクに代えてイ・グノを投入。

イ・ドングクはPKを沈めて1ゴール。キム・ジョンウからキャプテンマークを受けとったイ・ドングクはイ・グノに渡す。

69分、韓国追加点。左サイドのパク・チュホのドリブル突破。イ・グノとのワンツーで抜けだし、フリーのキム・ジェソンに。キム・ジェソンがGK楢崎のタイミングを外して右足でシュート。ゴール右隅に決まって3点目。1-3。

パク・チュホとイ・グノのワンツーに日本は3人が釣り出され、キム・ジェソンがフリー。右足でのシュートは楢崎も届かずゴール。

81分、日本。玉田に代えて佐藤寿人を投入。

玉田は走りまわってボールに絡んだが決定機はなし。

86分、韓国。キム・ボギョンに代えてオ・ジャンウンを投入。

キム・ボギョンはプレイスキッカーとして活躍。

88分、韓国。左サイドのパク・チュホからのパスを受けたイ・グノが左サイドで粘ってのクロス。真ん中でオ・ジャンウンがヘッドをあわせるがわずかにゴール右に外れる。

イ・グノがサイドに出てからのアタック。オ・ジャンウンが真ん中に入ってのヘッドはゴール右に外れる。

アディショナルタイムは3分。

92分、日本。中澤からのロングフィード。岡崎に通ってシュートまで持ちこむがブロックが入ってCKに。

岡崎が中澤のフィードに抜けだしたがシュートはブロックされる。

ゲームはこのままタイムアップ。1-3で韓国の勝利。

岡田さんは「責任問題」についてはまったく口にしなかった。W杯本戦出場国同志の戦いで完膚無きまでにやられたのだ。ボールポゼッションは確かに優勢だったが、日本は中村俊輔と長谷部を除けばベストメンバー。闘莉王がいなくなるとキャップ数一桁の岩政しかいないという状況。一方の韓国はベストメンバーから8人ほど抜けている。その相手に決定機を作れず、遠藤のPKの1点だけ。

世界の潮流がサイドアタックをどうするかということを考えているときに、風間八宏は真ん中からいかに崩すか、もっと縦へのフィードをというブラジルサッカーで何とかするのはFWの仕事と丸投げする始末。見ていてひどいと感じなかったのなら解説者として能力が足りないということだろう。

あまりにもひどい試合。監督を交代しなければまた3連敗。そんな痛みをファンに強いるのだろうか。

2010年2月12日金曜日

香港戦の苦戦の原因はミスなのか、采配なのか

East Asian Football Championship Matchday 4 Japan 3-0 Hong Kong @ National Stadium
Japan:Tamada 41,82,Tulio Tanaka 65

Netherlands 1/6 Cameroon 10/11 Denmark 6/5 Japan 9/4(William Hill)

William Hillによるグループステージ突破のオッズ。日本は最下位と考えられている。日本にベットすれば2倍以上になって返ってくる。

香港戦後 岡田監督会見
東アジアサッカー選手権2010 決勝大会
(スポーツナビ)

今日の試合に関しては自分たちのサッカー、テンポよくパスを回すサッカーをやろう、自分たちのリズムを取り戻そうとしたんですけど、前半はミスも多く、ゴールを取りにいくという肝心なところで意識が薄かった。後半の途中から遠藤を前めに出してから少しリズムが出始めたかなと。結果的にあと2点くらいは取りたかったんですけど。選手たちは最後まで点を取るために頑張っていたと思います。この2試合、ベネズエラ戦を含めて3試合、いろんな選手を試せて、次の韓国戦ではその中でもベストだと思えるメンバーで臨みたいと思っています。

――後半は稲本が入ってからサッカーの質が向上したと思うが

稲本を入れた時点でワンボランチにして遠藤を前に上げました。その意味で(リズムが出てきたのは)、わたしの言っていることと同じタイミングだと思います。

――ハーフタイムでどのような指示をしたのか? 平山を入れたことでどのような戦術変更をしたのか

前半、相手がしっかりと組織を作っている外側に、ストッパー2人、ボランチ2人、両サイドバック、というふうに6枚が相手の組織の外にいて、そこから中に(ボールを)入れてもどうしても前の人数が足りないと。もっと勇気をもって中へ入っていかないといけない。もっと前で人を動かせないといけない。要するに、ゴールを取りたいと思ったら前に行くだろう。パスを回すためにやっているんではない、パスを回すのは手段であると。もっとゴールを取りたいという気持ちをもってプレーしてほしい。一番大きなことは、そういうことだと言いました。

平山に関しては、前の人数を増やしたい、攻撃的な人数を増やしたいところで、今、前線、中盤では一番平山が組み合わせで適任かなということで、平山を入れました。


岡田さんに危機感はないようだ。中盤にはパサーばかりを並べて、点をとるのはFWの仕事というのはあまりにも無責任だろう。大久保も中村憲剛もクラブではあれほどゴールに絡む動きをするのに日本代表だとまったくよさが見えてこない。遠藤中心のチームにしたために、誰もが遠藤に遠慮しているように見える。遠藤だってオシムのときにはゴールに向かって走っていたのだ。その遠藤はほとんど動かず、天皇杯で見せたゴールに絡む動きも見られなかった。岡田さんにそのことを指摘する人も誰もいない。

――ゴールを取りにいく気持ちを闘莉王が前面に出していたが、センターバックがそういうプレーをするというのは得策だと思うか?

前半のような展開のときに、メンバーを変えずに点を取りたいと考えたときに、わたしのシミュレーションにもあったんですが、今野をストッパーにして闘莉王を上げてワンボランチにする方が、得点する可能性は高かったかもしれません。しかし今回は、われわれのサッカーをやるということで、そういう手は打たなかったということがひとつ。闘莉王にそれだけ得点能力があるということは、誰もが認めるところだと思います。彼が攻撃参加することについて、わたしは「ブラジルのルシオのようなプレーをしてほしい」と。攻撃に参加するのは彼の特徴です。しかしそのリスク(を考え)、(ディフェンスラインに)帰るときには全力で帰ってきてほしい。そういうことを理解した上で、少し(前に)行き過ぎていたかもしれませんが、当然彼も、相手のレベルやバランスを考えていたと思っています。

――ゴール前の迫力ということを繰り返して言っていたが、今日の前半はゴールへの意識が薄かった。そのあたりでジレンマを感じているか?

チームを作っていくのはジレンマの連続です。よく言うのが、横への揺れと縦への揺れがあると。横への揺れというのは、パスをつなごうとするとゴールへの迫力がなくなる。ゴールへの迫力を出そうとすると、前へ早くなる。ただ、この揺れというのは必ず必要なことで、その揺れというのが徐々に小さくなるのがチーム作りで、一気に小さくすると両方失う可能性があります。それと縦への揺れということでは、選手もそうですけど、チームというのはずっと右肩上がりにはできません。必ず波があって、それで全体として上がっていく。上に上がっていかない場合は、もう一段上に上がるためのステップだと。そこは指導者の我慢のしどころで、ジレンマというものはチーム作りの中で当然起こることだと思っています。


岡田さんの言っていることは意味不明だ。ゴール前の迫力というのはFWの力強さなのか、人数なのかわからないし、横への揺れと縦への揺れという意味もわからない。抽象的なことを言って煙に巻こうというつもりはないのだろうが、岡田さんの中でどういうサッカーをしたいのかがこなれていないような気がする。

パスをつないでいてもゴールへの迫力があるチームはたくさんある。パスで崩してゴールを奪おうという意識が選手にあるからだ。日本代表がパスをつなぐときに迫力がなくなるのはゴールに向かう意識がないからだろう。パスが崩しのパスになっていないのだ。ただ、ポゼッションのためのパスならいくらでも相手は持たせてくれる。一発のパスで乱すことしか頭の中にないから、こういうわかりにくい表現しかできないのだろう。

試合後 香港代表キム監督会見
東アジアサッカー選手権2010 決勝大会
(スポーツナビ)

ベストを尽くしたが今回も得点できなかった。香港の市民におわびしたい。今回は若い選手に経験を積ませようと思った。組織的には良かったが、セットプレーにはまだまだ弱い。ただ、チームにとっては非常に良い経験になったと思う。

――韓国と日本、両チームと戦ってみて違いをどう考えるか?(韓国人記者)

韓国はボールを奪ったらすぐにシュートに結び付ける動きをする。日本はボールを取ったらビルドアップする傾向がある。ただし、そうした違いがあっても、両チームとも非常に質が高かった。特にセットプレーはどちらも強かった。

――昨年から日本と対戦して、0-6、0-4、そして今回は0-3だった。失点の違い以外にパフォーマンスが向上した部分はあるか?

失点は減ったが、まだまだ日本とは実力的な開きがある。個人的には、前回の香港での試合の方が良かったと思う。あの時はきちんとサッカーができたが、今回は守ってばかりで、ボールを奪ったと思ったらすぐに失うという場面が多かった。

――次の中国戦に向けて、さらなる改善は望めそうか?(香港記者)

守備的な面では、韓国戦よりも今日の試合の方が良かった。中国戦では何とかこちらもゴールを決めたい。

――天候はパフォーマンスに影響を与えたか?

われわれにとって今日のような天候は厳しい。雨が降って、風も強くて、気温も低かった。もう少し天候が良ければ、もっといいパフォーマンスになっていたと思う。


香港は若手を試すだけの余裕があったということだ。チーム作りを常に考えているのだろう。ここにも岡田さんとの差が見える。岡田さんは香港相手でもベストメンバーに近かった。

本戦まで4カ月を切っているからメンバーを固める時期だというエクスキューズは通用しない。岡田さんはずっとベストメンバーで戦ってきたのだ。バックアップメンバーは多くのポジションで不安がある。内田、長友、駒野、徳永と枚数が揃っている両サイドのフルバックはともかく、中澤、闘莉王に続くCBはほとんどテストしていないし、中盤のサイドアタッカーは試してもいない。攻撃のかたちは常に中央突破で、サイドアタックはライトバックとレフトバックに丸投げ状態なのだから。

こんないびつな状態では本戦のグループリーグ突破の確率も最下位扱いされても仕方がない。

「コンセプト度外視」という発見 (1/2)
東アジア選手権 日本代表 3-0 香港代表
(スポーツナビ)

何となく面倒くさいけれど、優勝できないと悔しい。東アジア選手権とは、端的にいえばそういう大会なのだと思う。ワールドカップ(W杯)イヤーの今年、わざわざ本大会に出場しない中国や香港と対戦することに、果たしてどれだけのメリットがあるのか。だったらカメルーンやデンマークにタイプが近い国を招いて親善試合を行う方が、よっぽど代表の強化につながるのではないか。大会前、そう思っていた人は少なくないと思う。私自身、当初はそう考えていた。少なくとも中国戦が終わるまでは。

周知の通り、日本は6日に行われた初戦で中国と0-0で引き分けた。2日のベネズエラ戦に続くスコアレスドロー。オフ明けでコンディションが整っていないとはいえ、4カ月後の本大会に向けて大いに不安を残す結果であった。試合後はささくれ立ったブーイングに包まれ、ネット上では「岡田武史監督の去就」をめぐる議論があちこちで見られるようになった。チームを率いて2年。これまでにも何度か世論の逆風を受けている岡田監督だが、今回ほど激しいものはなかったはずだ。一方でスタンドの空席は、もはや隠しようがないくらいに目立つようになり(2試合続けて3万人を割り込んだ)、この厳しい事態に関係者の誰もが危機感を募らせることとなった。

そんな中、東アジア選手権は思わぬ盛り上がりを見せる。何と中国が、韓国に3-0で勝ってしまったのだ。1978年の初対戦以来、これまで中国は韓国に対して25試合未勝利(FIFA=国際サッカー連盟の公式サイトによると0勝8分け17敗)で「恐韓病」という言葉があったくらいだ。その中国が、韓国に圧勝してしまったのである。確かに初戦の中国は、2年前と比べて新世代が台頭し、非常に高いモチベーションとディシプリンにあふれたチームであった。対する韓国は、決してベストメンバーではなかったとはいえ、どこかに相手に対する侮りがあったのかもしれない。はっきり言えることは、中国の予想外の躍進によって「面倒くさい」大会は、いつしか「優勝しなければならない」大会へと変ぼうしていった、という事実である。

いずれにせよ、これで中国が決して弱い相手ではなかったことは証明された。そして韓国は、日本との最終戦に是が非でも勝利しなければならなくなった。そうして考えると、ランキングに関係なく、常に全力で競い合う隣国同士による公式戦は、これはこれでW杯本大会に向けた立派なシミュレーションであると言えるのかもしれない。


中国が韓国に3-0で勝利したことで、日本にとって韓国戦は「絶対に負けられない戦い」になったことは確かだ。もし負けるようなことがあれば、ファンによる岡田解任要求は大きな声となって日本サッカー協会に押し寄せるだろう。中国に引き分けただけであれだけブーイング。香港戦でもブーイング。韓国戦で負ければ、怒号が飛び交ってもおかしくない。

そんな岡田監督だが、当初はこの大会で「できるだけ多くの選手を試したい」と語っていた。もしかしたらこの香港戦で、センターバックのバックアッパーである岩政大樹を加えた守備陣の連係をチェックすることも考えていたかもしれない(キャップ数ひとケタのセンターバックを、ぶっつけ本番で起用するリスクなど誰も冒したくないはずだ)。だが、先の中国戦が引き分けに終わったことで、こうしたプランは一挙に吹き飛んでしまう。かくして、この日のスターティングメンバーは、このようになった。
 
GK楢崎正剛。DFは右から内田篤人、中澤佑二、田中マルクス闘莉王、駒野友一。MFはボランチに遠藤保仁と今野泰幸、右に中村憲剛、左に小笠原満男、トップ下に大久保嘉人。そしてワントップに玉田圭司。初戦の中国戦からは3人の選手が変わったが、岡崎慎司は右ひざの痛み、長友佑都は体調不良で、いずれもベンチ外。よって、小笠原が稲本潤一に代わって入った以外は、ほぼ「いつものメンバー」となった。
 
おそらくこの「いつものメンバー」は、岡田監督にとって、最も安定感があり、最も計算しやすい11人なのだろう。だが見る者にとっては意外性に乏しく、いささか食傷気味な顔ぶれであることも事実だ。昨年、代表戦に10試合出場して1ゴールを挙げただけの玉田、そして08年11月13日のシリア戦以来、ずっとゴールに恵まれていない大久保。指揮官はなぜ、そんな彼らをこれほどまでに重用するのか。逆に、やや茫洋(ぼうよう)としているものの、それでも何かをやってくれそうな平山相太を、なぜスタートから使おうとしないのだろうか。「W杯ベスト4」という壮大な目標を掲げながら、そのくせ選手起用はいつも常識的で小ぢんまりとしている。こうしたイメージと現実の乖離(かいり)は、このまま本大会まで続いていくような気がしてならない。


そう、いつものメンバーなのだ。このいつものメンバーではいつものサッカーしかできず、そしてファンから面白くないとそっぽを向かれている。それが理解できない岡田さんはどんな相手でもいつものメンバーを並べ、いつものサッカーをしようとする。そして、強い相手には負けて、弱い相手にしか勝てない。

こう考えると岡田さんは小心者で臆病じゃないのかとしか思えなくなる。責任問題を持ち出しながら中国とゴールレスで引き分けるとあっさりその言葉を撤回した。小心者ここに極まれりである。

ボールポゼッションでは、日本65・7%に対して香港34・3%。シュート数では日本22本に対して香港1本。これだけ相手を圧倒しながら、スコアが3-0というのは、いささか寂しい気がしないでもない。とはいえ、まずは久々に勝利したこと、そして形はどうあれスコアレスのトンネルから脱したことは評価してよいだろう。それともうひとつ、あまり新味のない顔ぶれの中で、効果的な攻撃のオプションが見られたことも「発見」のひとつに挙げてよい。それは闘莉王の強引な攻撃参加であり、(得点にこそ結びつかなかったが)平山の飽くなきゴールへのチャレンジである。

このうち闘莉王について岡田監督は、その得点能力は認めながらも「(ディフェンスラインに)帰るときには全力で帰ってきてほしい。そういうことを理解した上で、少し(前に)行き過ぎていたかもしれない」とくぎを刺すことを忘れなかった。実際、ポジショニングについては、ブラジル代表DFの「ルシオを見習うように」とも語っていたようである。しかし当の闘莉王は、指揮官の意思は尊重するものの「僕は自分のやり方を磨くだけ」と、あくまでも自分の考えを曲げるつもりはない様子。実際、この日のプレーからは、ある種の確信犯的な決意が強く感じられた。コーナーキックからの2点目は、まさに不退転の決意から生まれたものである。確かに、戦術面での整合性からは逸脱するプレーだったかもしれない。が、今の代表にはこれくらいの貪欲(どんよく)さがあってよい――そんな感情を抱かせる、まさに魂のこもったゴールであった。

平山については、闘莉王ほど確信的ではなく、むしろ「無我夢中」という言葉の方が適切だったような気がする。それでも彼の投入後は、日本の攻撃がいい意味でシンプルになった。後半、攻撃的なポジションから何度もチャンスを演出した遠藤も「キッカーからすると、大きい選手がいると狙いやすい」と語っている。これまた、岡田監督が目指すサッカーからはかけ離れた、単なるオプションでしかない。それでも、平山投入が攻撃陣の活性化を促したことは衆目の一致するところであろう。

いやむしろ、従来のコンセプトに拘泥していた中国戦や香港戦の前半の戦いぶりに、どれだけ本大会での成果をイメージすることができただろうか。平山がスターティングメンバーに名を連ねないのは、指揮官の「コンセプト」のこだわりに起因するところが大であったと思われる。しかしながら、今回の香港戦に関しては「コンセプト度外視」のプレーや選手起用が、結果として停滞していたチーム状態を活性化させている。その意味で岡田監督には、決して素直に喜べない皮肉な結果であったのではないか。


昨日の香港戦で日本代表の試合で常にゴールに向かう意識を持っていたのが、闘莉王と平山だった。闘莉王の思い切りのよさは香港のゴールを脅かしたし、平山はなまくら刀ではあったけれども必死にボールに向かっていた。だが、遠藤、小笠原、中村憲剛といった中盤の選手たちはシュートを撃つという姿勢はみられなかった。FWは決める人、MFはパスを出す人というコンセプトを忠実に守っていたように見える。

だか、そのために攻撃陣が空回りしていたのは事実だ。玉田の2ゴールは相手ミスとポジショニングの妙だったが、それ以外に玉田に決定機が訪れることはなかった。平山、闘莉王には決定機が多くあったが、そのパスを出したのは中盤ではなく、彼らの動きだったのだ。

最後に、この日の入場者数について言及しておきたい。

日本代表戦では、いつも後半の途中に、その日の入場者数を発表している。ただし発表には2通りあって、満員御礼だと「たくさんのご来場、まことにありがとうございました!」と高らかなアナウンスで数字を読み上げるのだが、そうでない場合は電光掲示板に数字を表示するだけでアナウンスはなし、というのが恒例となっている。実際、ここ2試合は3万人を下回る数字だったこともあり、アナウンスはなかった。とはいえ、さすがに気温3・6度、氷雨が降り続く屋根なしスタジアムに訪れた観客に対して、無言で済ませるわけにはいかなかったのだろう。この日は久々に「ご来場、まことにありがとうございました!」のアナウンスを耳にした(もちろん「たくさんの」という表現はなかったが)。

ちなみにこの日の入場者数は1万6368人。国立競技場での代表戦の入場者数としては、Jリーグ開幕以来の最低の数字である。それでも今は、これほどの劣悪なコンディションの中、1万6368人もの観客がスタンドに集い、代表に声援を送ったことをむしろ重視すべきであろう。その意味で、不本意な数字を発表した上で、きちんと感謝の言葉を伝える判断をしたことは純粋に評価したい。代表人気は、もはや疑いようもなく凋落(ちょうらく)傾向にある。ここから盛り返すためには、この日スタンドに来てくれたコアなファンの思いをくみ取るところから、まずは始めるべきだろう。前回のコラムでは「ライト層を大切に」と書いたが、だからといって、こうしたコア層をないがしろにしてよいわけではもちろんない。今後はライトとコア、それぞれに対するケアが求められよう。

いずれにせよ、ライトであれコアであれ、ファンが最も渇望するのは勝利であり、タイトルである。その意味でも、日曜日の対韓国戦は、とことん結果にこだわってほしい。今回の東アジア選手権は、これまで以上に「結果が求められる」大会である。


それなりにリーズナブルな値段になったとはいえ、相手が香港、中国戦での低パフォーマンスのあとでは見に行く気は失せる。それでも1万人を超える観客がいたことには驚きである。ヨーロッパ列強ではこんなに入らないだろう。

5万人の半分も集まったというのはすごいことでもあり、そして、日本代表を応援するコアなファンはどんな試合を見せられても平気なのかという気持ちがしないでもない。

もしかして、岡田さんにブーイングをするためだけに集まったのかという勘ぐりもできるわけだ。

3発じゃ足りない!お寒い日本にまたブーイング(スポーツニッポン)

岡田ジャパンがまたブーイングを浴びた。東アジア選手権に出場している日本代表はFW玉田圭司(29)の2得点などで香港代表に3―0で勝利。勝ち点4とし、中国代表と並んで首位に立った。しかし、格下相手に不満の残る内容で、試合後には観客席からブーイングが起こった。日本代表は14日に韓国代表と対戦する。

もう当たり前の光景になった。試合後の岡田監督のインタビュー。直後にサポーターからブーイングがわき起こった。勝って当然の格下香港を相手にホームで3―0。相手のミスから奪った1点とセットプレーからの2点。流れの中で相手を崩したゴールはなかった。冷たい雨の中、集まったサポーターが不満を爆発させるのも当然だった。

「日本らしいサッカーを取り戻そうとしたが、前半はイージーなミスが多く、ゴールへの意識が足りなかった。ただ後半途中に遠藤を(攻撃的MFに)上げてからリズムが出てきた。あと2点は取りたかったが…。選手は頑張ってくれた」

岡田監督は淡々と振り返ったが、状況に臨機応変に対応できない選手だけが問題ではない。格下相手なのに先発ボランチは守備が持ち味の今野。攻めあぐんだ原因は選手起用にもあった。

指揮官はハーフタイムに「ゴールを取りにいくなら前に行くだろう。パスを回すのは手段。ゴールをとりたいという意識を持て」とゲキを飛ばした。それでも、チームは機能しなかった。後半17分に稲本を投入して1ボランチに変更。やっと良いテンポでボールが回るようになった。

DF闘莉王やMF今野の決定的ヘディングシュートがクロスバーを越えるなどフィニッシュの精度も低かった。昨年の対戦時には6―0、4―0で大勝したが、当時のようなゴールラッシュにはほど遠い。場内に響くのは歓声より失笑、ため息、怒声ばかりだった。

首位に浮上したものの、14日の韓国戦で大量得点を取って勝たなければ初優勝は厳しい状況。負ければ指揮官の進退問題が浮上しかねない。「チームは右肩上がりに(調子が)上がっていかない。必ず波がある。指導者として我慢のしどころ」と厳しい表情で話した岡田監督が、正念場を迎えた。


もしかして、W杯フランス大会に初出場したときの気持ちを忘れているのかもしれない。あのときは本戦に出場できるだけで嬉しかった。3連敗後には一部のファンが成田空港で城彰二に清涼飲料水をかけるということもあったが、多くのファンは出られただけでも喜んでいた。

それからわずか12年後。日本はベスト4にならなければおかしいという状態になりつつある。マスコミの解説者は誰も否定しない。可能性はあるというだけだ。岡田さんのサッカーを否定せず、選手に問題があるように喋る。

一方、ファンはもっと現実的だ。このままでは3連敗もありうるとして、岡田更迭を求めている。サッカーの質は岡田さんに責任があるというわけだ。

この乖離が大きいということが問題なのではないか。

2010年2月11日木曜日

日本は香港相手にフラストレーションが溜まる試合で3ー0の勝利!!

East Asian Football Championship Matchday 4 Japan 3-0 Hong Kong @ National Stadium
Japan:Tamada 41,82,Tulio Tanaka 65

Japan 1.05 draw 10.00 Hong Kong 21.00(bwin)



FIFA Anthemにのって両国国旗、フェアプレー旗の入場。香港は中華人民共和国国歌「義勇軍進行曲」、日本国歌「君が代」の演奏。

日本は白、青、白のセカンドジャージ。システムは4-2-2-2。

Japan (East Asian Football Championship Matchday 4)

OkuboTamada
OgasawaraKengo Nakamura
EndōKonno
KomanoUchida
Tulio TanakaNakazawa
 Narazaki 



ベンチメンバーはGK川島永嗣、GK西川周作、岩政大樹、徳永悠平、阿部勇樹、稲本潤一、香川真司、金崎夢生、佐藤寿人、平山相太。

香港は赤一色のファーストジャージ。システムは4-2-3-1。

Hongkong (East Asian Football Championship Matchday 4)

 Chao Pengfei 
 Au Yeung Yiu Chung 
Kwok Kin PongXu Deshuai
Leung Chun PongBai He
Wong Chin HungLee Chi Ho
Chan Wai HoNg Wai Chiu
 Yapp Hung Fai 



ベンチメンバーはGKホ・クウォチュエン、GKツァン・チュンフイ、アンバサ・ガイ、リー・ワイルン、プーン・イウチェウ、リー・ハイチャン、レン・ツチュン、マン・ペイタ、リー・ホンリン、チャン・シウキ、リー・ワイリン、チェン・ライヒン。

前半。日本のキックオフ。

3分、香港。左サイド遠目からのFK。ツー・デシュアイが狙っていくがゴール右に外れる。

香港のセットプレー。ツー・デシュアイがゴール前にあわせたボールはそのまま抜けて右に外れていく。

15分、日本。遠藤のCK。ニアに飛びこんだ闘莉王がヘッドをあわせるがわずかにゴール右に外れる。

遠藤のキックにどんぴしゃりだったが闘莉王のヘッドは右に外れる。

15分、日本。大久保が左サイドの玉田に振ってのクロス。大久保がゴール前でヘッドをあわせるが枠をとらえられず。

大久保が玉田に振って、玉田が左サイドを上がってのクロス。大久保がヘッドをあわせるが枠には飛ばず。

19分、日本。右サイド遠目からのFK。小笠原が放り込んだボールが跳ね返されてゴール前にこぼれたところ、中村憲剛のミドル。GKヤ・フンファイが横っ飛びでセーブ。

小笠原のFK。エリア内で跳ね返されるがこぼれ球を拾った中村憲剛のミドル。香港DFに当たってコースが変わるがヤ・フンファイがビッグセーブ。

21分、日本。右サイドでボールを受けた遠藤からのアーリークロス。ファーで闘莉王がヘッドをあわせるがGKヤ・フンファイが横っ飛びでキャッチ。

遠藤のアーリークロスに上がっていた闘莉王があわせるがヤ・フンファイがキャッチ。

27分、日本。遠藤のCK。ファーまで抜けたボールは今野のところにこぼれるが今野のヘッドは枠をとらえられず。

遠藤のCKはファーまで抜け、今野が慎重にヘッドで押し込んだがゴール右に外れる。

31分、日本。今野、大久保とつなぎ、玉田がポストになって小笠原のシュート。GKヤ・フンファイがセーブ。

今野からのパスを起点に中央突破を仕掛け、小笠原のシュートまでつなぐがヤ・フンファイの守備範囲。

31分、香港。玉田へのファールでチャン・ワイホにイエローカード。

玉田を肘打ちで倒したチャン・ワイホにイエロー。

33分、日本。ゴール正面右からのFK。玉田が直接狙うがクロスバーの上。

時間をかけて玉田が狙うが枠には飛ばず。

36分、日本。右サイドエリア角付近からのFK。遠藤のキックをファーで中澤が落とし、小笠原がシュート。ゴール左に外れる。

ファーで競った中澤が落としたボール。小笠原が思いきってシュートを撃つが枠に飛ばせず。

38分、香港。左サイドエリア角付近からのFK。ツー・デシュアイが放り込んでくるがGK楢崎がキャッチ。

ツー・デシュアイのボールは精度がなく楢崎がきっちりキャッチ。

40分、日本先制。香港のクリアを玉田がブロック。エリア内にこぼれたところをチャン・ワイホがクリアしたが、玉田へのプレゼントパス。玉田が角度のないところから左足で無人のゴールに流しこみ先制。1-0。

香港はエリア内でDFふたりとGKヤ・フンファイがお見合い。チャン・ワイホがクリアするが玉田へのプレゼントパスで玉田が無人のゴールに流しこんでゴール。

42分、日本。右サイド高い位置からのFK。玉田のボールにニアで闘莉王がヘッドをあわせるがブロックが入ってゴールキックに。

玉田が高い位置からストレートに中に放り込み、闘莉王が飛びこむが、ヘッドはブロックされる。

43分、日本。クウォ・キンポンへのファールで大久保にイエローカード。

クウォ・キンポンに後ろからのファールで大久保にイエロー。

アディショナルタイムは1分。

前半はこのまま終了。1-0と日本リードで折り返し。

45分、日本。今野に代えて平山を投入。

今野はボールハンターとして安定していた。日本は大久保を左サイドに入れての4-2-2-2。

後半。香港のキックオフ。

49分、香港。左サイドエリア角付近からのFK。ツー・デシュアイが直接狙ってくるがGK楢崎がセーブ。

ツー・デシュアイが直接狙ってきたが楢崎の正面。

50分、日本。遠藤が左サイドを深くえぐって駒野に戻してのクロス。中村憲剛が狙うがGKヤ・フンファイがビッグセーブ。

中村憲剛のシュートは抑えていいコースに行ったがヤ・フンファイがセーブ。

54分、日本。レン・チュンポンへのファールで小笠原にイエローカード。

レン・チュンポンへのファールで小笠原にイエロー。

57分、日本。遠藤から闘莉王、内田と右サイドに振ってのディープクロス。ニアに平山が飛びこむがGKヤ・フンファイがきっちりセーブ。

闘莉王から内田に振ってのクロス。平山がヘッドをあわせるがヤ・フンファイがブロック気味にセーブ。

60分、日本。小笠原がエリア内に放り込んだボール。大久保がポストになり、玉田が左足でゴールに蹴り込むが大久保のハンドがあり、ノーゴール。

大久保のポストから玉田がゴールを決めるが大久保のハンドがあってノーゴール。

このところフジテレビの森昭一郎アナウンサーは香港のことをずっと韓国と呼んでいる。そういう願望なのか。

61分、日本。小笠原に代えて稲本を投入。

小笠原のパスワークは安定していたが真ん中に偏っていた。だが、交代させるなら遠藤ではなかったか。

63分、日本。右サイドの内田からのアーリークロス。エリア内で闘莉王がポストで落とし、平山が無人のゴールに向かってボレー。しかし、枠をとらえられず。

平山は無人のゴールに蹴り込むだけでよかったのだが枠をとらえられず。

64分、日本追加点。遠藤のCK。真ん中で競り勝った闘莉王がヘッドで押し込みゴール。2-0。

遠藤のCKから闘莉王が真ん中でヘッドをあわせてゴールに突き刺した。

67分、香港。クウォ・キンポンに代えてリー・ワイリンを投入。

クウォ・キンポンはほとんど存在感なし。

70分、日本。遠藤のCKショートコーナーから駒野のクロス。ファーで平山がヘッドをあわせるがゴール左に外れる。

駒野のクロスに平山がぶつけるようにヘッドをあわせるが枠をとらえられず。

74分、香港。ン・ワイチウに代えてアンバサ・ガイを投入。

ン・ワイチウの負傷による交代。

75分、日本。大久保に代えて香川を投入。

大久保はチャンスに絡んだもののゴールは決められず。

77分、日本。エリア前で平山と香港DFの競り合いからこぼれたところ。玉田が狙うがGKヤ・フンファイが横っ飛びでセーブ。

玉田にまたもプレゼントボールがこぼれたが決めることができなかった。

82分、日本追加点。遠藤のCK。ファーで闘莉王が落とし、中澤のシュート。ブロックされたところを平山が狙い、こぼれたところを中澤が流して玉田が右足で蹴り込んでゴール。3-0。

遠藤のCKからゴール前の混戦。二度、三度とシュートを撃ち込み、玉田が蹴り込んでゴール。

89分、日本。遠藤から左サイドの駒野へ振ってのクロス。平山がニアで飛びこむがジャストミートできず。

駒野からのクロスに平山がニアに飛びこむがジャストミートできず。

アディショナルタイムは3分。

ゲームはこのままタイムアップ。3-0で日本の勝利。

まあ、勝って当然のゲームだしね。ただ、ワクワクするよりはフラストレーションが溜まる試合だった。サイドアタックは相変わらずフルバックの攻撃参加が中心。玉田のクロスなどがあったが、中村憲剛、小笠原がサイドでアタックを仕掛ける状況はほとんどなかった。中央突破では香港相手なら通じても世界の列強には通じない。今日も結局力で押し込んだだけ。力が通じない相手にどう戦うのかまったく見えてこない。説明責任があるはずの岡田さんも何も言えない。優勝してもしなくても解任しかないのではないか。

岡田は責任問題の前言をひっくり返す

East Asian Football Championship Matchday 4 Japan vs. Hong Kong @ National Stadium 11th February 2010

Japan 1.05 draw 10.00 Hong Kong 21.00(bwin)

岡田監督、結果出せなくても辞めない!?(サンケイスポーツ)

日本代表合宿(10日、千葉県内)岡田監督は負けても辞めない?! ベネズエラ戦の翌3日に「結果に対して責任を取らないといけない」と話し、東アジア選手権の結果に進退をかける意気込みを示したかに思えたが、その真意について公式会見で説明。「メンバーをW杯のために試したから(負けた)とか、そういう言い訳はできないという意味。進退については、そのために技術委員長や会長がいらっしゃる」とあくまで“クビ”は上層部の判断に委ねる考えだ。


岡田監督「結果に言い訳できないだけ」(日刊スポーツ)

日本代表岡田武史監督(53)が10日、前日会見で「責任」について説明した。大会前に「勝たないといけない。結果に対して責任を取らないと」と話していたが、この日は「皆さんは進退のことを聞きたがっているのでしょうけど、私は結果に対してテストだとか言い訳はできないと言っただけ。そういうことは(犬飼)会長や(原)技術委員長に任せてある」と少し不機嫌そうに話した。原技術委員長は「W杯は岡田監督で行くのは、当たり前でしょ。全面バックアップする」とあらためて明言した。


岡田さんの『責任問題』は本人が吐いた唾を飲み込んだことで、早くもなあなあになりかけている。ベネズエラ、中国に対してゴールレスドロー、中国が香港に勝てば日本代表は大量点での勝利が必要となる。韓国が中国に敗れたことで、日本の優勝条件は連勝+大量得点となってしまったわけだが、そのことで怖じ気づいたとしたら一国の代表を預かる監督としてあまりにも情けない。

岡田監督クビ覚悟!東ア厳選23戦士発表 (1/2ページ)(サンケイスポーツ)

日本代表は3日、東アジア選手権(6日開幕、東京)に向けて大分発の航空機で移動。大会登録枠に入った23選手が、千葉県内で合宿をスタートさせた。前日のベネズエラ戦で0-0ドローに終わった岡田武史監督(53)は「結果に責任を取らないといけない」と宣言。東アジア王者のタイトルへ、“クビ覚悟”と受け取れる背水の姿勢を明確にした。

見せ場なく終わったW杯イヤー国内初戦から13時間。岡田監督は、伊予灘を眼下にする大分空港で笑顔なく言い切った。

「当然ホームでやる東アジアは勝たないといけない。結果に対して責任を取らないといけない」

プロ監督の「責任」といえば、連想するのはクビをかけること。6日開幕の東アジア選手権へ、背水の陣とも取れる表現で、日本初の東アジア・タイトル獲りを誓った。

前日のベネズエラ戦は始動間もなかったとはいえ、低調な内容。MF小笠原の復帰で期待された中盤も、中央からの攻めを得意とするタイプが並んだ影響で、相手の堅守に対応できなかった。試合後に「言うことないよ。こんな試合」と怒りをみせた日本サッカー協会・犬飼基昭会長はこの日、はなをすする記者に「試合が寒かったから?」とブラックジョークを披露したほどだ。

そんな中、大会メンバーからの落選者3人も発表。左ふくらはぎ違和感のMF石川を除くMF乾、FW興梠の2人に対して、「まだまだ(南アW杯で戦う)オランダなどの強い相手とやるには少し物足りない。厳しさが足りない」と珍しく公の場で厳しい言葉も口にした。今度はタイトルのかかる公式戦。自らは退路を断ち、選手にも厳しさを求める姿に、熱いメッセージをチームに送る意図が感じられた。

「この時期のキャンプやテストマッチは非常にありがたい。欧州のチームには無理なので、この時間を無駄にしないようにしたい」

試合後にはスタッフと会議も開き、移動直後の3日夕には早速、雪のちらつく千葉県内で練習を再開させた。世界4強を目指す指揮官に、東アジアでつまずくつもりなどない。(志田健)


たしかに、「責任をとらなければならない」と言っただけで、辞任するということは一言もないのだが、ではどう責任をとるというのだろう。W杯南アフリカ大会に対して改善したチームを作るということか、それとも、このまま突き進むということか。

マスコミはこの発言のときに、責任のとりかたをしっかり追及しておくべきだった。だから、岡田がのらりくらりとかわしてなあなあという関係になってしまう。この状態がまずいことくらいは分かっているはずなのだが、日本のマスコミはそれができない。

岡田日本、テストしてる場合じゃない!超格下・香港にベスト布陣!(スポーツ報知)

◆東アジア選手権 日本―香港(11日・国立競技場) 日本代表の岡田武史監督(53)が11日の第2戦・香港戦をベスト布陣で臨む方針であることが10日、分かった。大会前は香港戦をテストの場と位置づけていたが、ベネズエラ戦、中国戦と2試合連続0点という結果に加え、東アジア選手権優勝を大命題としており、予定を変更した。

なりふり構っていられない。岡田監督は香港戦をベスト布陣で臨む決断をした。日本代表関係者によると、非公開で行われた前日のハーフコートでの紅白戦は、ほぼベストな陣容で主力組が構成されたという。平山ら新戦力を試す試合と位置づけていたが、前言も撤回する事態は、内容と結果の両方で圧倒したい願望が込められた。

「チームは去年、あれだけ成熟していたので、オフ明けでも、もう少し早く成熟するかなと思っていたけど、違った。今は我々のリズムを取り戻す事を考えている。何人かの入れ替えはあり得る」。2日のベネズエラ戦、6日の中国戦を国内組の主力メンバーで臨むも、2試合連続無得点。中国戦はゲーム感覚を取り戻した上で、勝利する予定だったはず。だが、急きょ中大との練習試合を9日に行い応急処置を施すほど仕上がりが遅れている。

何人かの入れ替えは、負傷や体調不良者が出たことによるところが大きい。エースの岡崎は右ひざの痛みを訴え、この日は別メニュー調整。左サイドDF長友も風邪のため、隔離されている。そのため、大久保をFWにあげ、小笠原をボランチではなく、攻撃的MFとして出場させる見込みで、駒野が長友の代役を務める。ボランチには2戦連続で出場した稲本にかわり、今野が起用される模様。

香港戦から、優勝がかかる14日の韓国戦まで中2日。FIFAランク137位で、昨年2連勝している香港にベスト布陣で戦うつもりはなかった。「コンディションが悪いとか、メンバーを試すとかという言い訳は許されない。(進退については)代表担当技術委員もいますし、会長もいます。そういう方々に決めていただくしかない。それは一貫した姿勢です」。優勝を絶対条件と自らに課している指揮官は、決意の必勝布陣で香港戦に臨む。


岡田さんの日本代表がいつ成熟していたというのだろう。ワクワクした試合はひとつもなかったはずだ。相手は格下か2軍相手。ガーナ戦は逆転したが相手は疲れきっており、オランダ戦は完敗だった。

ワクワクするサッカーができないのは岡田さんのサッカーが世界基準とは違うことにある。世界基準ばかり追いかけていても追いつけないのは事実だが、世界がストロングポイントにしているところをおざなりにした中央突破では、弱点を攻められて終わってしまう。中国戦でも真ん中を固められるだけでほとんど何もできなかった。

勝ち方を知らない監督を据えていてもドイツの痛みを繰り返すだけ。勝てないと分かっているコンペティションほどつまらないものはない。

せめて、最終戦に勝てばノックアウトラウンド進出が決まるような望みを持てるように、勝てる監督を連れてくるべき判断するべきではないか。

犬飼会長、原技術委員長に強く現状認識を望みたい。

2010年2月9日火曜日

遠藤の叛乱は実を結ぶのだろうか

East Asian Football Championship Matchday 4 Japan vs. Hong Kong @ National Stadium 11th February 2010

Japan 1.05 draw 10.00 Hong Kong 21.00(bwin)

イレブンが岡田指令無視?自主性か造反か…(スポーツニッポン)

日本代表は8日、千葉県内で東アジア選手権第2戦・香港戦(11日、国立)に向けて練習を再開した。2戦連続のスコアレスドローに終わった6日の中国戦を受け、MF遠藤保仁(30=G大阪)はチームコンセプトにとらわれず自由な発想でプレーすることの重要性を強調。得点力不足解消へ、選手が自主性を発揮し始めた。

2戦連続無得点の危機的状況打破に向け、遠藤は「決められたことだけやってもダメ。あまりコンセプトを考えずにやらないと。自由に楽しくやればいい。窮屈にやっても仕方ない」と訴えた。

岡田監督は練習前のミーティングで中国戦と、昨年11月18日の香港戦(4―0)のDVDを選手に見せた。主に良かったシーンを編集した約30分の映像で「素晴らしい試合をしている」と力説した。だが、お粗末な試合が続いていることは明白。練習後は「まだ頭で考えてサッカーをしている。ぎごちなくやっている。もうちょっとしたら(ぎごちなさが)取れてくる」と試合数をこなせば機能することを約束したが、手詰まりの感は否めない。そうした指揮官の対応にしびれを切らし、選手たちが自主的に解決策を模索し始めた形だ。

闘莉王は「ゴールできるように後ろからガンガン上がる。リスクを冒してやる」と状況次第ではバランスを崩して攻撃参加することを宣言。岡崎も「現状維持ではダメ」と語気を強めた。選手が指示に縛られずプレーすることはチームが成長している証だが、指揮官との距離が広がっているともいえる。大会前に岡田監督は「結果に対して責任を取る」と明言した。優勝を逃せば去就問題に発展する可能性もある。結束を保つ上でも香港戦では結果が求められる。


トルシエのときには宮本恒靖が、ジーコのときには中田英寿がリーダーシップを発揮してチームの改革を叫んだわけだが。

宮本の場合は成功し、中田の場合は失敗に終わった。宮本ときにはベースとなるトルシエのサッカーがあり、ジーコのときにはベースとなるものは何もなかったという違いはあるわけだが。

今回は遠藤が音頭をとってチームの改革をしようとしている。これが吉と出るか凶とでるか。

岡田さんのままでは駄目なのは分かっている。下手をすれば3連敗もありうる。W杯ドイツ大会ではオーストラリアには楽勝と言っていた脳天気なファンも今回はいない。誰もが学習しているわけだ。楽観的なのはマスコミくらい。それは視聴率や新聞の販売数の問題で、本音はファンと同じだろう。

といって、遠藤は世界のサッカーを知らない。彼の国際経験は日本代表での試合とACLとクラブワールドカップだけ。ヨーロッパのクラブと本気で戦ったのはマンチェスター・ユナイテッド戦しかない。

中村俊輔がレッジーナで適応できず苦しんだように、日本のプチブラジルサッカーに慣れてしまうと真ん中のポジションだけが重要になってくる。その他の経験をしていない選手が改革を叫ぶことは難しい。

宮本の場合はトルシエの強引とも言える手法で時代遅れながらもヨーロッパスタイルを継承し、コパ・アメリカやフランス戦、スペイン戦を経験、コンフェデレーションズカップでも準優勝という結果を残した。

中田の場合はプレーエリアを理解できず、プランデッリと激突してフィオレンティーナを放逐されたほどの戦術音痴。彼がサイドでプレーすることを見せればともかく、真ん中にこだわるかぎり、選手は変わりようがなかった。

遠藤も同じ。彼もヨーロッパスタイルをしらない。オシムのときにも肝炎で離脱の期間が大きかった。人間は経験していないことを実行するのは難しい。

岡田さんの指示通りに動かないということは成功する可能性もある一方で、失敗することも大きいということになる。

リスクを負わなければ勝利をつかむのは難しいが、そのリスクのとりかたが問題だ。いっそのこと、日本サッカー協会に岡田さんでは戦えないと直訴するほうが現実味がある。選手としてはできないかもしれないが。

怒りも焦りも見られず…W杯4強あきらめた(スポーツニッポン)

わたしだったらサジを投げる。つまり、あきらめる。

W杯4強という目標を。

簡単な目標ではないということぐらい、誰でもわかっているはずだ。日本は、日本以外でのW杯で一度も勝ったことがない。唯一の勝利を経験した日韓大会でも、ベスト16に進むのが精いっぱいだった。そんなチームが、南アフリカでベスト4を目指す。簡単なことではない。いままでと同じことをやっていたのでは到底たどりつける目標ではない。

だから、あきらめる。

いくらシーズン開幕前の時期だからとはいえ、日本の出来はお粗末の極みだった。オランダで痛感したはずだった「暑さ」はすっかり喉元(のどもと)をすぎ、DFたちの感覚は再び国内モードに逆戻りしてしまっていた。暑さを忘れていないというのであれば、前半8分、ベネズエラに許した決定機は、闘莉王か長友、どちらかがきっちり身体を寄せていなければならなかった。

南アフリカでベスト4に入るためには何をなすべきか。目標から逆算していけば、失礼ながらベネズエラごときに苦戦している場合ではない。本来、ベネズエラは必ずしも日本にとって格下とは言い難い相手だが、何しろ、目標はW杯ベスト4なのである。南米予選で本大会出場を決めた5カ国に一度も勝てなかった国に手こずっているようではお話にならない。

だが、日本は手こずった。押し込みはしたものの、ベネズエラにもたっぷりと余力は残されていた。W杯における日本の目標を彼らが聞いたら、鼻で笑われても仕方のない試合だった。

おまけに、怒るファンもほとんどいなかった。岡田監督はどうやら本気らしい。もしかすると選手の何割かも、心底ベスト4を狙っているのかもしれない。だが、少なくともファンの大多数はベスト4進出を信じていない。信じていないから、目標からの逆算をしないから、目の前の凡戦を許すことができたのだろう。

だから、わたしはあきらめた。

ゆえに、驚いた。

試合後、岡田監督の表情に怒りはなかった。焦りもなかった。ベスト4がどれほど遠い目標か知らないはずがないのに、平然としているように見えた。選手もまた同様だった。

外からはわからない、自信と根拠があるのだろうか。

あってほしい。あるのならば、東アジア選手権でその片鱗(へんりん)でいいから見せてほしい。どこかで劇的な変化なり成長なりが見られない限り、日本代表が南アフリカで4強に入る可能性、わたしの見立てはゼロである。(スポーツライター)


ベネズエラ戦での凡戦は中国戦で変わると期待していたファンもいたのだろう。中国戦でのゴールレスドローの後はものすごいブーイングだった。空席が目立っていたにもかかわらず。ファンはブーイングで岡田監督と選手たちにNOを突きつけた。

つまり、ブーイングをしたファンはまだW杯に対して期待していたことになる。ドイツでの痛みを今度は味わわなくても済むと考えていたファンがブーイングしたわけだ。ベスト4とは言わないまでも、ノックアウトラウンドには残って、満足いく負けかたで帰国するというイメージがあったのだろう。

だが、それは無惨に打ち砕かれた。

金子達仁さんのように諦めてしまう手もひとつだ。興味を持たなければ痛みを感じることもない。

だが、サッカー好きはそう簡単に諦めることはできない。ベスト4が無理なのは分かっている。日本は優勝候補ではない。優勝のチャンスは0ではないにしても、限りなく薄いことも分かっている。それでも、1勝、そしてノックアウトラウンドで強豪と戦うゲームを観たい。

それが望みのはずだ。しかし、岡田さんは十年一日のように同じサッカーをしている。戦術理論に詳しくても今のヨーロッパとは乖離している。

彼では無理なのだ。それをきちんと追及していくこと。それがファンにできることではないか。

2010年2月7日日曜日

結局は何も分かっていなかった岡田武史という人物

East Asian Football Championship Matchday 1 Japan 0-0 China PR @ Ajinomoto Stadium

中国戦後 岡田監督会見 (1/2)
東アジアサッカー選手権2010 決勝大会
(スポーツナビ)

まず前半に関してビルドアップはだいぶよくなってきたと思いましたが、最後のゴール前でサイドを何度崩しても、そこで思い切りがなかった。もっとゴールを奪うところで迫力を(出せ)、という指示をハーフタイムに出して、ちょっと強く言い過ぎたのか後半はサイドから背の高い相手に対して、早く放り込み過ぎるところがあったかなと。もうひと工夫ある形があれば良かったと思っています。どちらにしろ、だいぶ動きが出てきて(ゲーム)感覚が戻ってきたと思います。DFとGKについては、オウンゴールになりかけたピンチもありましたけど、戻りも早かったしカバーリングも早く戻れるようになった。何とか次の香港に勝って、韓国と(いい状態で)当たれるようにしたいと思っています。


日本のていたらくはどうなのだろう。

FIFA/Coca-Cola World Ranking47位のベネズエラに比べて中国は87位。実力は中国のほうがはるかに下だ。W杯予選でもベネズエラは8位(プレイオフまで勝ち点2差)だったのに対し、中国は最終予選にも残れなかった。

ベネズエラはブラジルやアルゼンチンといった強豪国と争わなければならないのに対し、中国はオーストラリア、カタール、イラクというグループに組み込まれたとはいえ1勝しかできなかった。

力が落ちる相手にチャンスを多く作れるのは当たり前。本戦ではより強い相手と戦わなければならないのだ。

それなのにこの緊張感のなさはどうだろう。ベスト4とぶちあげたことは他人事なのか。できると信じているなら、その方法論をしめしてほしい。それがわからないからファンは戸惑っている。ノーとしか言えなくなっている。ファンのほとんどは日本の立ち位置はわかっている。中国戦のあとのブーイングはどう受け止めたのだろうか。

――ベネズエラ戦では攻撃陣の組み合わせが悪かったと言っていたが、今日の組み合わせについてはどう考えるか?

今日はある程度(一緒に)やっているメンバーなので、問題ないと思っていました。その意味で、コンビネーションとかそういうことでは、素晴らしいということではないですが、だいぶよくなっていると思います。ただ、今日は強引に短期間で動きを出すために、3トップという形を採りました。2トップでもこういう動きが出るようにしていかなければならないと思っています。

――今日のゲームの構図は、中国が10日間かけて準備をして、完ぺきなゲーム戦術をしていたと思う。それに対して、日本は今まで通りのゲーム戦術だったと思うが

われわれが中国戦に向けて特別なチーム作りをせず、これまで通りのやり方で戦ったことは事実です。中国がどういうふうにしてきたか、ということについてはわたしは分かりません。ただ、楽観的すぎるかもしれませんが、それでわれわれが相手の策にハマってカウンターでピンチを招いた、というふうには思っていません。カウンターを受けるのはある程度覚悟していて(守備陣の)戻りをテーマにしていましたので。非常に早い戻りで、最後にディフェンスラインの裏を破られることはなかったと思っています。

攻撃に関しては、ディフェンスラインのサイドの裏を突いて、何度か前半に決定的に近いチャンスを作れた。後半も大久保のシュート、内田のポストに当たったシュートと、そこそこチャンスらしいものは出だしたかなと。攻撃に関しても、同じような感想を持っています。


3トップでも中に絞った3FWだった。岡崎がチャンスメイクに徹し、大久保は決定機を決めきれなかった。玉田に関しては存在感すらなかった。いや、存在感がないのは構わないのだけど、それは決定的な仕事をしての話だ。岡崎のクロスをあわせ損なったシーンをのぞいてはなにもなかったのでは意味がない。

あれでチャンスをいくつか作ったというのなら、中国のレベルの低さに助けられたということだろう。にも関わらず、点をとれなかった。内田は本来守備に重点をおく選手。攻撃参加もするDFだ。その選手がセットプレーではなく、攻撃参加で惜しいシュートを放ったからといってそれで喜んでいたのでは意味がない。

――ワールドカップ(W杯)本大会の4カ月前に、W杯に出場していない中国に対して0-0、しかも前半終了後も試合終了後もサポーターからブーイングが起こった。それに対して監督は前向きなコメントが多いが、本当に満足しているのか?

もちろん結果に対しても内容に対しても、われわれはまだまだやることがあると思っていますが。完全に満足しているわけでは、もちろんありません。ただし今の時点で、シーズンが始まってこういう試合ができて、W杯に向けてそんなに大きな問題があるとは思ってはいません。

――かつて中田英寿氏が「日本のサッカーはゲーム感覚でプレーしている。今はボトルネックにぶつかっていて、レベルアップをするのが難しい」と発言していた。今日は中国に対して日本は苦戦したと見ているが、こうした発言についてどう思うか?(中国人記者)

ヒデがどういうことを意味して言っているのか、わたしには理解できないんですが、われわれは日本人に合ったというか、今の日本人が勝つためにベストなサッカーをしていると思ってやっています。中国とは力が拮抗(きっこう)した関係で、今までもそんなに完勝した試合というのがなかなかなくて、いつも厳しい試合をしていると思っています。ですので、その言葉に対してわたしが直接コメントのしようがない、というのが正直なところです。


結局はシーズンオフということを言い訳にしている。W杯はヨーロッパのシーズンオフ。だからといって、彼らが敗戦にそのことを理由にしただろうか。岡田さんのいっていることは自己保身の言い訳に過ぎない。

中田英寿が言っていることが理解できないというのは頭が悪いのか、それとも批判だと思っているから考えていないだけだろう。こういう硬直した人間が大学の先輩というだけで情けない。あまりにもひどすぎる。

この人は懇切丁寧にこどもにものを言い含めるように言っても理解できないのではないか。

――後半の終盤で選手が疲れてきて、クロスの精度が下がっていたように感じられた。もう少し早く最後の交代をしても良かったと思うが、引っ張った理由は何だったのか?

疲れてきているのはもちろん分かっていました。ただ、わたしは練習などを見て、ここ2週間くらいですか――その中で交代で出す選手が劇的にゲームを変えられるとは判断しなかった。だから代えませんでした。

――ここ2試合、客席に空席が目立つ。それから、ハーフタイムでブーイングが沸いた。W杯イヤーの序盤でこのような反応があることについて、プロの監督としてどう思うか?

お客さんのことに関しては、そこまで背負い切れないところがわたしにはあります。いろんな事情があるとは思いますが、それに対して、わたしがお客さんを呼ぶために人気のある選手を使うとかそういうことではなくて、強いチームを作っていくことが使命だと思っています。

サポーターのブーイングに関しては、もちろん真摯(しんし)に受け止めないといけないと思っていますが、われわれは今、勝つため、あるいは強いチームを作るためにベストを尽くしています。ある意味、そういうふうに(サポーターから)評価されているのは当然だと、しょうがないと思っています。それを力にして、強いチームを作っていく。わたしの仕事はそういうことだと思っています。


交代要員にチームを変えられる選手がいないというのはそういう選手を招集しなかったからだろう。それは論理のすり替えだ。それに観客席が埋まらないのはスターがいないせいでもなく、試合が面白くないからだ。面白くない試合にどれだけお金を払えるというのだろう。強豪相手に一歩も引かない魅力的なサッカーをすれば結果、惨敗でもお客さんはついてくる。それが分かっていない。結果至上主義の悪癖といっていいだろう。監督がそう考えていたのでは成長は望めない。

試合後 中国代表ガオ・ホンボ監督会見
東アジアサッカー選手権2010 決勝大会
(スポーツナビ)

今日は中国も日本も観客に素晴らしい試合を見せたと思う。双方ともアグレッシブな攻撃を仕掛け、勝利への意欲を見せた。日本はポストに当たるシュートもあったが、中国もPKが決まらなかった。0-0という結果は双方にとって納得できる結果ではなかったか。今回の試合のために10日間の準備で臨んだが、非常に満足している。

――今回、監督になって一番素晴らしい結果だったと思うがどうか? また日本に結果的に勝てなかったことについて、何か宿命的なものを感じているか(中国人記者)

0-0で勝者がいなかったということを理解している。日本のアドバンテージとしては、中盤のスペースでアジア随一の強みを持っていると思う。中盤は全体をコントロールすることに力量を発揮できる。一方、中国はペナルティーエリアでは優れたアドバンテージを発揮した。その意味では日本よりも勝っていたと思う。次のアジアカップでまた日本と対戦した場合、中盤の戦力と得点力を高めることだと思う。もし、今言った面で成果を挙げたならば、確実に日本に勝つことができるだろう。

――PKについて、15番のヤン・ハオが蹴ったが、事前に決まっていたことか? あるいは選手たちが決めたのか? 経験ある11番のクー・ボーに蹴らせることは考えなかったのか(中国人記者)

PKが決まらなかったのは技術的な問題ではない。あのプラティニのような選手だって外すことはある。ヤン・ハオが決められなかったのは運がなかったからだ。なぜなら、PKで最も成功率が高かったのは彼だったからだ。


中国にとっては勝つチャンスがあった試合ということで経験値はアップしたはずだ。中国も結果至上主義だが、まだ伸びしろがあるように見える。

日本は岡田さんでいる限り頭打ちだ。中盤に決定機を作るという意図が薄く、FWが決められないのは得点力不足と嘆いている。たしかにチャンスはあったが、3回のチャンスで決められないなら5回、10回とチャンスを作ればいい。強豪でもスーパーなFWがいるわけではない。チャンスボールがこなければ単独で打開するのは難しい。

強豪国のように怪物が現れるのを待つのではいつまで経っても進歩しない。今、ある武器をどういかすか考えるのが監督だ。その点、中国は日本の中盤とFWを分断し、決定機を詰めさせないことに成功した。しかし、日本は何の策もなく、ゲーム感覚のままで試合をしただけだった。

ブーイングの理由 (1/2)
東アジア選手権 日本代表0-0中国代表
(スポーツナビ)

さて、日本代表である。

やはり大会初戦ということからか、岡田武史監督は国内組での「いつものメンバー」をスタメンにチョイスした。GK楢崎正剛、DFは右から内田篤人、中澤佑二、田中マルクス闘莉王、長友佑都。中盤はディフェンシブに遠藤保仁と稲本潤一、右に玉田圭司、左に大久保嘉人、トップ下に中村憲剛(この3人は流動的にポジションを変えていた)。そしてワントップに岡崎慎司(状況に応じて3トップになった)。期待の小笠原満男は「メンタル、フィジカル両面で疲れが見られる」(岡田監督)という理由で控えに回った。だが、コンディションに不安が残る内田や玉田がスタメンに名を連ねていることを考えると、この理由は素直にうのみにできない。おそらく経験値とコンビネーションを考慮して、この「いつものメンバー」こそが、現状での「ベストメンバー」と判断したのだろう。

この日の岡田監督の指示は「サイドで起点を作ること。中でパスをつなぎながら、サイドチェンジを有効に使っていくこと」(玉田)というものであった。サイド攻撃が機能しなかった、先のベネズエラ戦での反省があったのは間違いない。この要求に対して、選手は懸命に応えようとした。しかしその懸命さは、時に愚直であり過ぎた。左からは長友がドリブルで切り込み、右からは内田がサイドチェンジを試み、そして中央から岡崎が走り込んでゴールラインぎりぎりから折り返す――。そんなシーンが何度も見られたのだが、クロスを供給しても中の人数は足りていないし、たとえ選手がいてもゴールへの迫力もなければキックの精度もない。しかも、何度も何度も同じ過ちを繰り返す。こうなると、本来は手段であるはずのサイド攻撃が、何やら目的化しているようにも見えてしまう。

そのうち日本のスピードに慣れてきた中国は、相手のクロスをしっかりブロック、あるいは空中戦ではじき返し、そのまま一気にカウンターを仕掛けるようになる。前半30分を過ぎてからは、前線でしっかりパスがつながるようになり、日本は次第に防戦一方となっていく。32分には中盤からの縦パスから、ガオ・リンが振り向きざまにきわどいシュート。その1分後には、中澤のクリアボールをロン・ハオが強烈なミドルシュートで放ち返し、弾道はポスト左をかすめた。技術面での劣勢を愛国心でカバーしてラフプレーを繰り返していた、2年前の中国とは明らかに違う。14年W杯出場を目指すこのチームは、これまでになくモダンで、クレバーで、まるで日本へのコンプレックスが感じられない。今後、アジアカップやW杯予選で対戦したときには、実に手ごわい相手になりそうだ。

試合はスコアレスのまま、後半もピリッとしない展開が続く。会場が沸騰したのは3回。後半9分の内田のシュートが逆サイドのポストをたたいたシーン。17分、玉田に代わって平山相太が投入されたシーン。そして37分、中国のPKのチャンスを楢崎が好セーブで防いだシーン。だが、個人的に最も印象的だったのは、後半14分に中澤がインターセプトから単身持ち込んで、そのままクロスを上げようとしたシーンだ。特にゲームの行方を左右するようなプレーではない。それでも、キャプテンとしての責任感、そして攻撃陣のふがいなさへのいら立ちが、22番の背中を押したように思えてならなかった。

その後、後半40分には佐藤寿人と金崎夢生がピッチに送り込まれるも、ゲームの流れを変えるには至らず。日本はベネズエラ戦に続いて、またしてもホームでスコアレスドローを演じてしまう。試合後、会場はブーイングの嵐で騒然とした空気に包まれた。


試合に関してわずかこれだけの文章ですべてが言い尽くされてしまう。これは不幸なことだ。代表偏重主義の日本で、代表戦があればすくなくとも1週間はあの試合はどうだったこうだったと侃々諤々の意見が飛び交うのが健全なサッカー強国の姿だ。たしかに日本は強国ではないのだが、それでもこれだけのことでもう後がでてこない。

両サイドのフルバックにサイドアタックを丸投げしているのはどうかとか、ゴールゲッターの岡崎がチャンスメイクに徹していたのは大久保、玉田のさぼりなのかとか、そういうレベルの話しか残っていない。楢崎のPKストップは素晴らしかったが、サッカーの華はやはりゴールだ。ゴールにいかに迫ることができたか、それがワクワクする話題になる。イタリアのように守備で興奮するようにはできていない。

その攻撃が消化不良だったのだから、ブーイングも当たり前の話だ。

あらためて、この試合で気になった日本の問題点を3つ、指摘しておきたい。

まず、日本の目指していたサッカーが、10日間の合宿を行った中国に封じられてしまった、という事実。「われわれが中国戦に向けて特別なチーム作りをせず、これまで通りのやり方で戦った」と岡田監督は語っているが、それはすなわち「われわれのサッカーを貫いていく」ことへの揺るぎない自信があったからだろう。だが、当然ながらW杯で対戦する3カ国は、中国よりもはるかに強く、そして時間をかけて綿密なスカウティングをしてくる。世界と伍(ご)するべく金科玉条としてきた「コンセプト」だが、実際はアジアレベルでも通用しないのではないか――。そんな不信が、この試合を契機に選手や世論に伝染していったならば、これは実にやっかいなことになる。

次に、言われたことしかできない(やらない?)選手たち。遠藤は語る。
「サイドに行ったらセンタリングをして、ニアに誰かが入ってきて、という型にはまったプレーというのが多かったように思う。言われたことを言われた通りにやるという、日本人の悪いくせが出た」

確かに前半は、きれいにサイドを崩してクロス、という「型」に選手たちは拘泥し過ぎていた。ゴール前での泥臭い飛び込みが持ち味の岡崎も、サイドに流れて折り返すクロッサーに徹してしまい、結果として玉田や中村憲への「幻のアシスト」を量産していた。もっと早いタイミングで、自ら強引に持ち込んでシュートを放つような選択をすべきであった。岡崎に限らず、この日の攻撃陣にはプレーでの意外性や強引さが恐ろしく欠如していた。逆に中国の守備陣にしてみれば、これほど対処しやすい相手もなかっただろう。

そして最後に、本大会に向けてのロードマップが、まったくと言ってよいくらい見えないこと。実のところ、これこそが最も気になる問題点である。

私自身、何も「ベスト4」こそが、日本に与えられたミッションだとは思ってはいない。むしろ「ベスト16」に進出できれば大成功だと考えているし、たとえそれが不履行に終わったとしても、日本人としての誇りを与えてくれるような戦いを披露して「精いっぱいやり切った」という充足感を与えてくれれば、それだけでも十分に称賛に値する(過去3大会、日本は一度としてこの「やり切った感」がないまま終戦を迎えていることを思い出そう)。だが、いくらオフ明けで2試合目(1月6日のイエメン戦を除く)とはいえ、残された時間は4カ月。しかも限られた試合数の中で、どのようなプロセスによって日本が世界と互角以上にわたり合えるのか、まったくイメージできないのである。


実際のところ、サッカーが分かっていないのではないかというくらいのひどい出来だった。過去の日本代表のサッカーはもっと面白かったはずだ。決勝トーナメントを義務づけられていたトルシエの時代から結果至上主義になり、ジーコは自由という名前のもとに選手に丸投げをした。ジョホーバルで勝利したことでW杯に行くのが当たり前になり、みずからを強国と勘違いしているような気がしてならない。

昔の日本代表は目を覆いたくなるような弱いチームだった。メキシコ五輪のことは知らないのだが、そのあとはアジアレベルでもボロボロに負け続けた。それでもDFがファンタジスタだったり、信じられないような簡単なシュートをミスしたり、とここを直せばという課題はいつもわかりやすかった。

今はそれがわかるファンとわからないファンに別れている。

どことあたってもそこそこの試合をする。しかし、そのそこそこの部分がつまらないということだろうか。

試合後の味スタでは、これまでに聞いたことがないくらい、激しいブーイングが沸き起こっていた。それは単に、中国相手にスコアレスドローという結果に終わったからではない。少なくとも何割かは、本大会に向けてのロードマップが見えないことへの不安や疑念から、自分たちの代表に、そして岡田監督にブーイングを浴びせていたことだろう。

この点について問われた岡田監督は「もちろん真摯(しんし)に受け止めないといけないと思っていますが、われわれは今、勝つため、あるいは強いチームを作るためにベストを尽くしています」と答えている。とはいえ、監督が目指すものが「今の日本人が勝つためにベストなサッカー」だとして、それが4カ月後に迫った世界の舞台で、本当に実現できるのかと問われれば、いささかの不安や疑念を抱かずにはいられない。それこそが、試合後の味スタを包み込んだブーイングの理由のひとつだったと、密かに確信している。

それでも私は、ブーイングがあったこと自体は、決して深刻に考えてはいない。なぜなら、ブーイングをする側もされる側も、最終的に目指すベクトルは同じだからだ。それよりも私が危惧(きぐ)しているのは、何も言葉を発することなく、試合終了前に席を立った人々のことである。気温2.5度の寒空の下、ほとんどカタルシスを感じることもなく、無表情のままスタンドをあとにする人々。記者席があるメーンスタンドにいた観客は、その多くがライト層のサッカーファンだったと思われるが、おそらくこの人たちの大半は「もう代表戦はこりごり」と感じたことだろう。ちなみに、この日の入場者数は、2万5964人。ベネズエラ戦(2万7009人)に続いて、またしても代表戦が3万人を切った。W杯イヤーであることを考えれば、これは実にゆゆしき問題だと言わざるを得ない。

岡田監督は、そして日本サッカー協会は、こうしたライト層のファンをもっと大切にすべきである。なぜならW杯は、五輪と並ぶ国民的行事であるからだ。国民的な盛り上がりとサポートがなければ、おそらく本大会では奇跡さえも望めまい。だからこそ「日本代表=国民の夢を託せる存在」という存在意義の原点に、今一度立ち返った上で何をなすべきかを考え、そして行動すべきではないか。代表も、協会も、サポーターも、そしてもちろんメディアも、である。


宇都宮轍壱さんのこの意見は肯定せざるをえない。ブーイングするならまだ救いはある。ただ、この試合が初めての観戦だったとしたら。日本のサッカーはこんなレベルかとしか思えないだろう。次はないかもしれない。ワクワクしなければお金を払ってまで見に来ないのだ。そのことを忘れて日本代表興業をしていたのでは意味がない。

2戦連続無得点!岡田監督で勝てるのか?!犬飼会長「話にならない」…東アジア選手権(スポーツ報知)

ブーイングは鳴りやまなかった。試合終了と同時にピッチへ降り注がれ、約5分続いた。2試合連続、180分間ゴールが奪えない。サポーターのフラストレーションは頂点に達した。ハーフタイムにも珍しくブーイングは起こり、岡田監督の采配に疑問を投げかけるかのように「平山コール」が飛び出した。

岡田監督は何度も悔しがった。後半9分、内田の右足シュートがポストをたたいたときは、腕を組みながら天を仰いだ。同39分、大久保が左足ボレーをDFに当てると、腕をゴールに向かって振り、落胆の表情。同35分にDF長友がペナルティーエリア内でハンドの反則を犯し、PKを与えた。GK楢崎が好守で防いだが、内容は負けに等しいものだった。

「内容、結果に対して、完全に満足していることはない。でも、シーズン初めで、ここまでできたということは、そんなに問題があるとは思わない」。指揮官は2日のベネズエラ戦と比べ、攻撃の形が見えてきたことを強調したが、周囲は納得しなかった。犬飼会長は「あのままでは、W杯に行ったら話にならない」。現段階では岡田ジャパンが南アで勝つ姿を想像できないと切り捨てた。ベネズエラ戦は小笠原らテストをかねての起用が目立ったが、この日は優勝を目指し、これまでも起用してきたメンバーを中心に編成した。勝負にこだわった試合だっただけに失望感は強かった。

ピッチだけでなく、情報戦でもツメの甘さを露呈していた。5日の中国の練習は当初、19時15分からだったが、4日の夜に16時30分に変更されていた。チームスタッフはチェックし忘れ、スカウト部隊を派遣し損ねた。中国代表のビデオは入手し、研究していたが、セットプレーなど直前情報を入手できず、指揮官は激怒したという。7日は韓国・香港戦を自らスタンドでチェックすることを決めた。

岡田監督は常々、「勝負の神様は細部に宿る」と話しており、細かいツメが勝敗を分けると考えている。日本は情報戦を戦える費用も人材もそろっているのに、初歩的ミスで、無駄になった。脇の甘さはW杯本番なら、命取りだ。

ベネズエラ戦に続く、凡戦。観衆も前戦の2万7009人を下回る2万5964人と空席が目立った。点が取れない。勝てない。強くなる兆しが見えない日本代表は輝きを取り戻すことができるのか? 4強を目指すW杯まであと4か月しかない。


「岡田さんしかいない」という理由で岡田武史を監督にした日本サッカー協会。しかし、そのときの会長の川淵さんも技術委員長の小野さんも現職にはない。

勝てないと言っていても犬飼さんや原さんが決断を迫られてなにかができるのか。

今ならあと4カ月ある。サイドアタックの意識も植え付けられるはずだ。

ベスト4を望んでいるわけではない。せめて決勝トーナメントの最後の試合で勝てばノックアウトラウンド進出が無条件で決まるという状況に持っていきたいのだ。ドイツのときのようにブラジルに大量得点という難しいミッションではなく、1-0でもいいという条件ならOKだ。そこで力及ばずというのなら仕方がないし、納得できる。

ベスト4が見たいのではなく、ワクワクするような試合が観たいのだ。そのことを分かっていない岡田さんはもういらない。

2010年2月6日土曜日

日本代表はGK楢崎のスーパーセーブに救われ、中国相手にドロー!!

East Asian Football Championship Matchday 1 Japan 0-0 China PR @ Ajinomoto Stadium

Japan 4/11 draw 3/1 China 6/1(William Hill)



FIFA Anthemにのって両国国旗、フェアプレー旗に続いて、両国選手の入場。中華人民共和国国歌「義勇軍進行曲」、日本国国歌「君が代」の吹奏。

日本はブルーサムライのファーストジャージ。システムは4-2-2-2。

Japan (East Asian Football Championship)
TamadaOkazaki
OkuboKengo Nakamura
EndōInamoto
NagatomoUchida
Tulio TanakaNakazawa
 Narazaki 


ベンチメンバーはGK川島永嗣、GK西川周作、駒野友一、岩政大樹、今野泰幸、徳永悠平、阿部勇樹、香川真司、小笠原満男、金崎夢生、佐藤寿人、平山相太。


中国は白一色のセカンドジャージ。システムは4-2-3-1。

China PR (East Asia Football Championship)
 Gao Lin 
 Deng Zhuoxiang 
Sun XiangJiang Ning
Zhao XuriYang Hao
Rong HaoZhang Linpeng
Du WeiZhao Peng
 Yang Zhi 


ベンチメンバーはGKグアン・チェン、GKツェン・チェン、フェン・シャオティン、リュウ・ジェンイエ、ワン・チャン、ヘ・ヤン、フアン・ボーウェン、ユー・ハイ、ヤン・フェン、ウー・レイ、クー・ボー、ヤン・シュウ。

前半。日本のキックオフ。

3分、日本。左サイドからのFK。遠藤がゴール前に放り込んでくるが中国が跳ね返す。

遠藤のボールは中国がクリア。

6分、中国。右サイドエリア角付近からのFK。デン・チョーシャンが狙うが壁に跳ね返される。

デン・チョーシャンが低いボールで狙うが壁にぶつけてしまう。

18分、日本。右サイドでスローインを受けた中村憲剛が岡崎に出してのクロス。玉田がニアであわせるがシュートはゴール左に外れる。

岡崎のディープクロスに玉田がニアであわせたが、シュートは枠をとらえられず。

28分、日本。遠藤から左サイドの玉田へのパス。玉田が左サイドでキープし、オーバーラップしていた長友にスイッチ。長友がエリア内に切れ込んでのシュート。枠をとらえられず。

玉田が左サイドでドリブル。長友にスイッチしてエリア内に切れ込んで撃つも枠をとらえられず。

30分、中国。左サイドのスン・シャンからの落とし。ロン・ハオがトップのガオ・リンに入れて反転してのシュート。日本がブロックで弾き返す。

ロン・ハオがピンポイントでガオ・リンの足元にパス。ガオ・リンが振り向いてのシュートを撃つがブロック。

32分、中国。チャオ・シュリのパスを受けた右サイドのジャン・ニンからのクロス。中澤が跳ね返すがこぼれ球を左サイドからロン・ハオに拾われミドル。わずかにゴール左に外れる。

右サイドのジャン・ニンからのクロス。中澤が弾き返すが、ロン・ハオがフリーで拾ってのミドル。わずかにゴール左に外れる。

37分、日本。闘莉王のパスに抜けだした中村憲剛がエリア内角度のないところから狙うがサイドネット。

中盤高い位置まで上がってきた闘莉王からのパスに抜けだした中村憲剛が右サイド角度のないところから狙うがサイドネット直撃。

41分、日本。右サイドを岡崎が突破。深くえぐってのクロスにニアで中村憲剛があわせるがゴール右に外れる。

強引なドリブルで岡崎が突破。深くえぐってクロスをあげるが中村憲剛は決められず。

アディショナルタイムは1分。

前半はこのまま終了。0-0で折り返し。

45分、中国。スン・シャンに代えてクー・ボーを投入。

スン・シャンは左サイドのポジションをきちんと守っていた。

後半。中国のキックオフ。

45分、日本。中村憲剛のパスで左サイドを抜けだした長友からのクロス。ファーサイドでフリーの大久保がヘッドをあわせるが、GKヤン・ジーの正面。

長友が深くえぐってのクロスに大久保がフリーであわせるがヘッドはヤン・ジーの正面。

48分、日本。スローインから中村憲剛のクロス。ニアで岡崎がヘッドをあわせるが枠をとらえられず。

中村憲剛のダイレクトでのクロスに岡崎があわせるが、枠をとらえられず。

50分、中国。クー・ボーからのパスを右サイドで受けたチャン・リンペンが内に切り返してのシュート。大きく左に外れていく。

オーバーラップしたチャン・リンペンが内に切り返して思いきったシュート。枠には飛ばず。

52分、中国。大久保へのファールでチャオ・シュリにイエローカード。

大久保へのタックルで絡んでチャオ・シュリにイエロー。

53分、日本。稲本からのパスに右サイドを駆け上がった内田が中に入ってのシュート。ポストに当たって跳ね返ったところをGKヤン・ジーが抑える。

内田が右サイドから中に切れ込んでのシュート。ポストに阻まれる。

54分、中国。左サイドからのロン・ハオのクロス。中澤のクリアがオウンゴールになりかけたところを闘莉王が戻ってクリア。

ロン・ハオのクロスを中澤が触るがそれが自陣ゴールに。闘莉王が何とかクリア。

56分、日本。左サイド高い位置からのFK。遠藤が直接狙うが枠をとらえられず。

遠藤のFKはクロスバーの上。

61分、日本。玉田に代えて平山を投入。

玉田はチャンスがあったが決めきれなかった。

63分、中国。チャオ・シュリに代えてフェン・シャオティンを投入。

チャオ・シュリはイエロー1枚。

64分、日本。遠藤の浮き球に抜けだした平山だったが、ボールをミートできず。

平山が決めればスーパーゴールだったが、決められず。

70分、日本。ジャン・ニンへのバックチャージで中村憲剛にイエローカード。

ジャン・ニンのドリブルを後ろからのファールで止めた中村憲剛にイエロー。

72分、中国。FKが壁に弾かれたボールを再び放り込み、ドウ・ウェイのポストプレーからガオ・リンが狙うがゴール右に外れる。

セカンドボールを前線に放り込み、ドウ・ウェイの落としからガオ・リンが狙うが枠には飛ばず。

80分、日本。ジャン・ニンの左サイドからのクロスをクー・ボーが受けたところで長友がハンド。PKの判定。

ジャン・ニンのクロス。クー・ボーに渡ったところで長友が手を使ってクリアしてしまう。

81分、中国。PK。ヤン・ハオが右足インサイドで狙うがGK楢崎が横っ飛びでセーブ。

ヤン・ハオが落ち着いて左サイドをていねいに狙ったが楢崎が横っ飛びでビッグセーブ。

82分、中国。ガオ・リンに代えてヤン・シュウを投入。

ガオ・リンは前線で起点になっていた。

83分、日本。右サイドの内田からのアーリークロス。平山の落としを大久保がボレーで狙うがブロックが入ってCKに。

平山がていねいに落として大久保が狙うがブロックに阻まれる。

84分、日本。大久保に代えて佐藤寿人を投入。

大久保はまたもチャンスを決めきれず。

84分、日本。中村憲剛に代えて金崎を投入。

中村憲剛はビッグチャンスをふいにしている。

アディショナルタイムは2分。

90分、日本。左サイドでボールを受けた岡崎がドリブルで中に切れ込んでシュートを撃つがGKヤン・ジーが抑える。

岡崎が個人技で割って入るが決められず。

ゲームはこのままタイムアップ。0-0のゴールレスで終了。

チームがよくなってきたという岡田さんの頭の中は現実が見えていないのだろう。負け試合を引き分けにしたという楢崎のコメントがすべてを言い表しているような気がする。

アジア最終予選にも出られなかった中国を相手にゴールレス。3-0で勝たなければならない試合をドローというのは本当にひどい。

いいところは何もなかったとしか言いようがないゲームだった。そうとしか言いようがない。

2010年2月3日水曜日

東アジア選手権に向けて日本代表23名を招集!!

East Asian Football Championship Matchday 1 Japan vs. China PR @ Ajinomoto Stadium 6th February 2010

East Asian Football Championship Matchday 2 Korea Republic vs. Hong Kong @ National Stadium 7th February 2010 10th February 2010

East Asian Football Championship Matchday 3 China PR vs. Korea Republic @ Ajinomoto Stadium 10th February 2010

East Asian Football Championship Matchday 4 Japan vs. Hong Kong @ National Stadium 11th February 2010

East Asian Football Championship Matchday 5 Hong Kong vs. China PR @ National Stadium 14th February 2010

East Asian Football Championship Matchday 5 Japan vs. Korea Republic @ National Stadium 14th February 2010

テレビ放送(予定)
日本 : フジテレビ系列
韓国 : KBS・MBC
中国 : 上海テレビ他

SAMURAI BLUE(日本代表) 東アジアサッカー選手権2010決勝大会
メンバー
(日本サッカー協会)

GK
1 楢崎 正剛 NARAZAKI Seigo 
1976.04.15 187cm 80kg 名古屋グランパス 70 67

18 川島 永嗣 KAWASHIMA Eiji 
1983.03.20 185cm 80kg 川崎フロンターレ 8 6

23 西川 周作 NISHIKAWA Shusaku 
1986.06.18 183cm 79kg サンフレッチェ広島 1 0

DF
22 中澤 佑二 NAKAZAWA Yuji 
1978.02.25 187cm 78kg 横浜F・マリノス 97 17

4 田中 マルクス 闘莉王 TANAKA Marcus Tulio  
1981.04.24 185cm 82kg 名古屋グランパス 33 6

3 駒野 友一 KOMANO Yuichi 
1981.07.25 172cm 76kg ジュビロ磐田 50 0

12 岩政 大樹 IWAMASA Daiki 
1982.01.30 187cm 85kg 鹿島アントラーズ 1 0

15 今野 泰幸 KONNO Yasuyuki 
1983.01.25 178cm 73kg FC東京 33 0

21 徳永 悠平 TOKUNAGA Yuhei 
1983.09.25 180cm 76kg FC東京 6 0

5 長友 佑都 NAGATOMO Yuto 
1986.09.12 170cm 65kg FC東京 19 3

6 内田 篤人 UCHIDA Atsuto 
1988.03.27 176cm 62kg 鹿島アントラーズ 27 1

MF
25 小笠原 満男 OGASAWARA Mitsuo 
1979.04.05 173cm 72kg 鹿島アントラーズ 54 7

8 稲本 潤一 INAMOTO Junichi 
1979.09.18 181 cm 75 kg 川崎フロンターレ 75 5

7 遠藤 保仁 ENDO Yasuhito 
1980.01.28 178cm 75kg ガンバ大阪 86 7

14 中村 憲剛 NAKAMURA Kengo 
1980.10.31 175cm 67kg 川崎フロンターレ 42 5

2 阿部 勇樹 ABE Yuki 
1981.09.06 177cm 77kg 浦和レッズ 41 3

16 大久保 嘉人 OKUBO Yoshito 
1982.06.09 170cm 73kg ヴィッセル神戸 43 5

26 金崎 夢生 KANAZAKI Mu 
1989.02.16 180cm 70kg 名古屋グランパス 3 0

17 香川 真司 KAGAWA Shinji 
1989.03.17 172cm 63kg セレッソ大阪 11 2

FW
11 玉田 圭司 TAMADA Keiji 
1980.04.11 173cm 67kg 名古屋グランパス 63 14

13 佐藤 寿人 SATO Hisato 
1982.03.12 170cm 68kg サンフレッチェ広島 29 4

20 平山 相太 HIRAYAMA Sota 
1985.06.06 190cm 85kg FC東京 2 3

9 岡崎 慎司 OKAZAKI Shinji 
1986.04.16 173cm 70kg 清水エスパルス 21 15


指宿合宿の27名から村松大輔、石川直宏、乾貴士、興梠慎三の4人が振るい落とされ、東アジア選手権に向けて23名が発表された。

ドリブラー、サイドアタッカーもいるがレギュラーとして使われる可能性は非常に低い。岡田さんはサイドに起点をつくってという話をしていたが、中盤は真ん中でプレーしたがる選手ばかりがピッチに送りだされる。

これでは中盤でサイドに起点ができるわけがないのだが、そのあたりはわかっていないのかもしれない。

東アジア選手権は最下位になっても、日本、韓国、中国は自動的にシードされるようなので、負けてもいいコンペティションであることは確か。冒険ができる最後の公式戦ということになる。

ここで圧倒的な力で、面白いサッカーをしなければ本大会では通用しない。

面白いサッカーというのはFWが簡単にゴールを決められるチャンスがたくさん作れるかどうかに懸かっている。真ん中でショートパスをつないで無理筋のスルーパスだけを狙うようなサッカーでは面白くない。

ということを期待しているのだが。岡田さんには無理だろうな。

2010年1月5日火曜日

東アジア選手権は北朝鮮も参加で開催!!

政府、北朝鮮チーム入国許可へ 東京開催のサッカー選手権で(共同通信)

政府は5日、2月に東京で開催されるサッカー東アジア選手権に出場する予定の北朝鮮女子チームの入国を許可することを決めた。

平野博文官房長官は同日午前の記者会見で、入国を認めた理由を「前政権の中で(入国を)決定した事柄というのが一つと、スポーツであるというのが一つだ」と説明。

千葉景子法相も「入国を制限されている政府関係者の入国は認められないが、そうでなければきちんと審査を進める」と語った。

北朝鮮女子チームの参加をめぐっては、中井洽国家公安委員長が昨年12月に「(北朝鮮に)制裁がかかっている段階だから当然反対だ」と発言。その後、政府内で協議が続けられていた。


2月に東京で開催されるサッカーの東アジア選手権に北朝鮮女子代表チームが出場する問題で、民主党と政府は北朝鮮への制裁とは別という意識で、入国を許可することを決めた。

北朝鮮なら何でも入国禁止と軽はずみな発言をして、FIFAが定めた政府がサッカーに介入してはならないという規定に触れ、制裁対象になりかねない問題だっただけに、スポーツだから制裁とは別と判断した政府の判断を尊重したい。

一部では日本を除外して、アンリのハンドボールで勝利を奪われたアイルランドを代替えにという噂もあったほどだが。

これでひとまずは安心というところか。

W杯の南アフリカ大会の出場取り消しとなれば、日本のファンががっかりするだけではなく、アジア枠の削減にもつながりかねなかったはず。民主党はサッカー関係者に話を聞いて青くなったことだろう。サッカーファンは多く、民主党の責任で本戦から排除となれば、次の選挙で惨敗もありえた。ちょうど時期的にW杯が近いからだ。

スポーツというより、こういう話が北朝鮮女子代表の入国を許可した真相なのかもしれない。